JP2002033773A - Webオンデマンドシステム - Google Patents

Webオンデマンドシステム

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JP2002033773A
JP2002033773A JP2000215491A JP2000215491A JP2002033773A JP 2002033773 A JP2002033773 A JP 2002033773A JP 2000215491 A JP2000215491 A JP 2000215491A JP 2000215491 A JP2000215491 A JP 2000215491A JP 2002033773 A JP2002033773 A JP 2002033773A
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JP
Japan
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client terminal
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internet
host name
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Kenji Kahata
健志 加畑
Shosuke Ishiuchi
祥介 石内
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ACCESS MEDIA INTERNATIONAL Inc
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ACCESS MEDIA INTERNAT Inc
ACCESS MEDIA INTERNATIONAL Inc
WEB ON DEMAND KK
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q50/00Systems or methods specially adapted for specific business sectors, e.g. utilities or tourism
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L61/00Network arrangements, protocols or services for addressing or naming
    • H04L61/45Network directories; Name-to-address mapping
    • H04L61/4505Network directories; Name-to-address mapping using standardised directories; using standardised directory access protocols
    • H04L61/4511Network directories; Name-to-address mapping using standardised directories; using standardised directory access protocols using domain name system [DNS]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L61/00Network arrangements, protocols or services for addressing or naming
    • H04L61/50Address allocation
    • H04L61/5076Update or notification mechanisms, e.g. DynDNS

Abstract

(57)【要約】 【課題】 IPアドレスが変化するクライアント端末で
あっても、ユーザ端末からのホスト名による問い合わせ
によりWebを提供することができる。 【解決手段】 WODサーバ10は、ISP60により
クライアント端末40に割り当てられたIPアドレス及
び任意のホスト名を含むクライアント情報をクライアン
ト端末40から受信し、DNSサーバ20に送信して登
録させる。ISP60の割り当てる完全修飾ドメイン名
を管理するDNSサーバ20は、ユーザ端末50からの
ホスト名の問い合わせに対して対応するIPアドレスを
回答する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、Web等のネット
ワークサービス(以下Webと略す)を提供するための
システムに関し、特にIPアドレスが変化する端末から
でも容易に随時Webを提供することを可能にするWe
bオンデマンドシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットにおいて、インターネッ
トに接続されたコンピュータを一意に識別するために、
IPアドレスが使用されている。しかしIPアドレスは
最大12桁の単なる数列で何らの意味もなさず覚えにく
いため、完全修飾ドメイン名と呼ばれる文字列が利用さ
れている。完全修飾ドメイン名はドメイン名(例えばam
i.co.jp)とホスト名(例えばabc)とを組み合わせた文
字列(例えばabc.ami.co.jp)であり、DNSサーバに
ホスト名とIPアドレスとを対応させて登録することに
より、完全修飾ドメイン名によるコンピュータの特定を
可能にしている。ドメイン名はNICに登録される。一
般的には完全修飾ドメイン名をサイト名と呼ぶことが多
い。
【0003】サイト名を利用するためには、ドメイン名
を取得してDNSへ登録することが必要となる。ドメイ
ン名を取得した場合、その機器等はネット上で一意のI
Pアドレスと対応させることができるようになる。これ
に対してダイアルアップ接続の場合には、接続している
間のみ、商用プロバイダにより商用プロバイダが有して
いるIPアドレスの一つを割り当てられる。商用プロバ
イダの有するIPアドレスは、1つの機器の接続が終了
すると他の機器が割り当てられるため、ホスト名を利用
することはできなかった。DHCPサーバを利用した場
合もIPアドレスの使用期限が過ぎるとIPアドレスが
変化するためホスト名を使うことができなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】よって本発明の目的
は、IPアドレスが変化する端末からでも容易に随時W
ebを提供することを可能にするWebオンデマンドシ
ステムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、クライアント端末からインターネットを介
して該クライアント端末に割り当てられたIPアドレス
及び任意のホスト名を含むクライアント情報を受信し、
前記クライアント端末がインターネットに接続している
間、インターネットに接続されたあるユーザ端末からの
前記ホスト名の問い合わせに対して前記IPアドレスを
回答するようにWebオンデマンドシステムを構成し
た。
【0006】本発明に係るWebオンデマンドシステム
においては、ユーザ端末がWebオンデマンドシステム
に対してクライアント端末のホスト名の問い合わせを行
うと、Webオンデマンドシステムはクライアント端末
から送信されたクライアント情報に含まれるホスト名に
対応するIPアドレスを回答する。これにより、ユーザ
端末はクライアント端末のIPアドレスを知って、クラ
イアント端末に接続することができる。
【0007】よって本発明に係るWebオンデマンドシ
ステムによると、たとえIPアドレスが変化するクライ
アント端末であっても、ユーザ端末のホスト名による問
い合わせによりWebを提供することができる。
【0008】このようなWebオンデマンドシステム
は、クライアント情報を受信するとともに、クライアン
ト端末のインターネットへの接続状況を監視するWeb
オンデマンド管理サーバ手段と、Webオンデマンド管
理サーバ手段から入力された1つのクライアント端末に
ついてのIPアドレスとホスト名とを対応させて新規登
録することによりインターネットに接続されたあるユー
ザ端末からのホスト名の問い合わせに対してIPアドレ
スを回答可能であり、Webオンデマンド管理サーバ手
段からクライアント端末のインターネットへの接続が切
断された旨の接続状況が入力されると該クライアント端
末についての登録を消去するDNSサーバ手段とを含ん
で構成することができる。IPアドレスは、クライアン
ト端末がダイアルアップ接続によりインターネットに接
続するときにインターネットサービスプロバイダにより
付与されたものでも、またはクライアント端末固有のも
のであってもよいが、特に、IPアドレスが接続の都度
変化するクライアント端末に、本発明は有用である。ホ
スト名は、クライアント端末がWebオンデマンドシス
テムを利用する毎にIPアドレスとともに送信されても
よいが、予めクライアント端末から送信され、クライア
ント端末ごとに関連づけてWebオンデマンド管理サー
バ内に登録されているようにしてもよい。ホスト名は、
DNSサーバ手段により管理されるドメイン名と組み合
わされた完全修飾ドメイン名の形式でDNSサーバ手段
に新規登録され、ユーザ端末からは完全修飾ドメイン名
またはURLの形式で問い合わせがなされる。
【0009】さらにWebオンデマンドシステムは、ク
ライアント端末がインターネットに接続している間、イ
ンターネットに接続されたあるユーザ端末からの要求に
対してホスト名を含むディレクトリを提供するようにす
ることができる。これによりユーザ端末は、ディレクト
リを参照することにより、ホスト名を予め知っておかな
くともクライアント端末に接続することができ、またク
ライアント端末がWebを提供中であることを知ること
ができる。
【0010】このような構成は、クライアント情報を受
信するとともに、クライアント端末のインターネットへ
の接続状況を監視するWebオンデマンド管理サーバ手
段と、Webオンデマンド管理サーバ手段から入力され
たホスト名を含むURLを新規登録することによりイン
ターネットに接続されたあるユーザ端末からの要求に対
してURLを含む前記ディレクトリを回答可能であり、
Webオンデマンド管理サーバ手段からクライアント端
末のインターネットへの接続が切断された旨の接続状況
が入力されると該クライアント端末についての登録を消
去するディレクトリサーバ手段とを含むことにより実現
できる。またクライアント情報は、クライアント端末が
ユーザ端末に提供するWebのタイトル及びジャンル情
報を含み、ディレクトリはタイトル及びジャンル情報を
利用して構成されるようにすることができる。これによ
り、ユーザ端末からのURLの検索がより容易になる。
URLはプロトコルとホスト名とアドレス名との組み合
わせよりなる。
【0011】さらに、予めユーザ端末の識別記号と特定
のホスト名を含むURLとを関連づけてリスト化したU
RLリストを作成しておき、クライアント端末からクラ
イアント情報が発信されると、ホスト名に関連づけられ
たユーザ端末に、クライアント端末から前記クライアン
ト情報が発信されたことを知らせるように構成すること
ができる。これにより、ユーザ端末においてクライアン
ト端末によるWebが利用可能な状態になったことを知
ることができる。
【0012】さらに、クライアント端末がインターネッ
トに接続しているかどうかを、クライアント端末から定
期的に送信されるアライブ信号及び/またはクライアン
ト端末からオフライン時に送信されるオフライン信号に
より判定するようにして、オフラインになったクライア
ント端末を直ちに知ることができるようにし、Webオ
ンデマンドシステムの資源の有効利用を図ることができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るWebオンデ
マンドシステムの一つの実施の形態について説明する。
【0014】図1は、本発明に係るWebオンデマンド
システムの一つの実施の形態の主要な構成を示すブロッ
ク図である。
【0015】図1において、Webオンデマンド(以下
WODと略す)システムは、各端末や各サーバの動作を
監視・制御する管理を行うWODサーバ10と、WOD
サーバ10からの情報を受信してIPアドレスとホスト
名とを対応させて登録を行うDNSサーバ20と、WO
Dサーバ10からの情報を受信してディレクトリを作成
するディレクトリサーバ30とからなる。これらのサー
バは、物理的に一つの装置内の各モジュールとしても、
LANやインターネットを介して接続された物理的に複
数のコンピュータとしても構成することが可能である。
【0016】このようなWODシステムによりWebサ
ーバとして作用するクライアント端末40は、ダイアル
アップ回線によりISP(インターネットサービスプロ
バイダ)60に接続され、WODサーバ10とインター
ネット70を介して接続される。クライアント端末40
をWebサーバとして利用可能なユーザ端末50は、イ
ンターネット70を介してISP60、DNSサーバ2
0、ディレクトリサーバ30及びクライアント端末40
に接続される。各端末はパソコン、携帯電話その他のイ
ンターネットに接続可能な機器である。これら端末はダ
イアルアップ回線によりインターネットに接続可能であ
り、よってインターネットに接続しようとするときはま
ずISP60に接続され、ISP60が有するIPアド
レスの一つがそれぞれ付与され、接続が切断されるまで
各端末は付与されたIPアドレスを利用することができ
る。なおこの実施の形態においてはISP60は各サー
バと物理的に一体であるが、別体でもよいことはいうま
でもない。ISP60のドメイン名はDNSサーバ20
により管理される。例えば他の商用ISPによりクライ
アント端末40にIPアドレスが付与される場合には、
その商用ISPのドメイン名を管理するDNSサーバが
WODサーバ10に接続されて情報が送信される。IS
P60はWebサーバ62とWOD LIVE64とを
有する。Webサーバ62はクライアント端末40及び
ユーザ端末50からのhttpのアクセスに対してIP
アドレスを各端末に付与する。WOD LIVE64は
ディレクトリサーバ30のディレクトリ検索を行うAS
Pスクリプトであり、検索にはADSIライブラリを使
用する。WOD LIVE64は端末からのhttpア
クセス時にWebサーバ62の表示するトップページか
らホスト名を検索する場合に利用される。
【0017】WODサーバ10は、クライアント端末4
0から、クライアント端末40に付与されたIPアドレ
スと任意のホスト名を含むクライアント情報を受信す
る。クライアント情報にはパスワード、メールアドレ
ス、クライアント端末40が提供しようとするWebの
タイトル及びジャンル情報等を含む。またWodサーバ
10はクライアント端末40のインターネットへの接続
状況を監視する。すなわちクライアント端末40がイン
ターネットに接続しているかどうかを、クライアント端
末40から定期的に送信されるアライブ信号及びクライ
アント端末からオフライン時に送信されるオフライン信
号により判定して接続情報を得る。これによりオフライ
ンになったクライアント端末を直ちに知ってWODシス
テムの負荷が接続されていないクライアント端末40に
より増大するのを防止する。
【0018】クライアント端末40に付与されたIPア
ドレスは、本実施の形態のようにクライアント端末40
がダイアルアップ接続によりインターネットに接続する
ときにISP60により付与されたものでも、またはク
ライアント端末40固有のものであってもよい。ホスト
名は、クライアント端末40がWebオンデマンドシス
テムを利用する毎にIPアドレスとともに送信されても
よいが、予めクライアント端末40から送信され、クラ
イアント端末40ごとに関連づけてWODサーバ10内
に登録されているようにしてもよい。予めホスト名を登
録しておく場合、WODサーバ10はDNSサーバ20
に登録されている他のホスト名と重複していないかを検
索する。重複があればクライアント端末40に他のホス
ト名を選択させる。この登録は、例えばクライアント端
末40によるWODシステムのサインアップ時やWOD
システムを利用するためのソフトのインストール時にイ
ンターネットを介して行われる。このときクライアント
端末40に端末識別のための識別文字列を内蔵させ、パ
スワードやユーザIDを登録させる。また利用する毎に
IPアドレスとともにホスト名が送信される場合にも、
WODサーバ10はDNSサーバ20の検索を行い、重
複しないか確認する。
【0019】さらにWODサーバ10は、予めユーザ端
末40の識別記号と特定のホスト名を含むURLとを関
連づけてリスト化したURLリストを作成しておき、ク
ライアント端末40からIPアドレスを含むクライアン
ト情報が発信されてWeb提供が開始されると、そのホ
スト名に関連づけられたユーザ端末に、クライアント端
末40からクライアント情報が発信されたことを知らせ
るように構成することができる。これにより、ユーザ端
末50においてクライアント端末40の提供するWeb
が利用可能な状態になったことを知ることができる。U
RLは後述するディレクトリサーバ30により作成され
る。またWODサーバ10は、クライアント情報のうち
IPアドレス及びホスト名をDNSサーバ20に送信
し、IPアドレス、ホスト名、クライアント端末40が
提供しようとするWebのタイトル及びジャンル情報等
をディレクトリサーバ30に送信する。
【0020】DNSサーバ20は、WODサーバ10か
ら入力された1つのクライアント端末40についてのI
Pアドレスとホスト名とを対応させてDNS22に新規
登録する。DNS22の更新はddns daemon
24により行われる。ddns daemon24はU
DPによりWODサーバ10からIPアドレスとホスト
名とを受け取り、サーバ上のnsupdateコマンド
を使ってDNS更新を行う。ホスト名は、具体的にはD
NSサーバ20により管理されるWODサーバ10のド
メイン名と組み合わされた完全修飾ドメイン名の形式で
登録される。DNSサーバ20はインターネットに接続
されたユーザ端末50からの完全修飾ドメイン名の問い
合わせに対して対応するIPアドレスを回答する。また
WODサーバ10からクライアント端末40のインター
ネットへの接続が切断された旨の接続状況が入力される
と該クライアント端末40についての登録を消去する。
【0021】ディレクトリサーバ30は、クライアント
端末40がWodサーバ10にクライアント情報を送信
してインターネット70に接続している間、インターネ
ット70に接続されたユーザ端末50からの要求に対し
て、クライアント端末40の送信したホスト名を含むデ
ィレクトリを提供する。ディレクトリサーバ30に含ま
れるLDAPサーバ32はWODサーバ10からLDA
Pにより送られてきたクライアント情報をディレクトリ
に追加・更新・削除する。ホスト名は、ホスト名が含ま
れるURLの形で、ディレクトリサーバ30に登録され
る。これによりユーザ端末50は、ディレクトリを参照
することにより、ホスト名を予め知らなくてもクライア
ント端末40に接続でき、クライアント端末がWebを
提供中であることを知ることができる。またディレクト
リサーバ30は、Wodサーバ10からクライアント端
末40のインターネットへ70の接続が切断された旨の
接続状況が入力されると該クライアント端末についての
登録を削除する。
【0022】クライアント端末40はWODクライアン
ト42及びサーバ44を有する。Webサーバ44はク
ライアント端末40からWODシステムを通じて提供し
ようとするWebを発信する。但しクライアント端末4
0が発信するのはWebに限定されるものではなく、例
えばftp等でもよく、その場合Webサーバ44はf
tpサーバ等に置換される。WODクライアント42は
WODシステムを簡易に利用するのに適合したモジュー
ルであり、ブラウザ、ユーザ登録、クライアント情報の
送信などの各機能を遂行する。ユーザ端末50は、We
bブラウザ52を含む。
【0023】次に図1に示したWODシステムによるW
eb提供の手順について図2及び図3を参照しつつ説明
する。
【0024】図2はクライアント端末40によるWOD
システムへの接続手順を表す。まずオペレータはクライ
アント端末40を操作してインターネット接続要求を行
う。WODクライアント42はISP60にhttpに
よりアクセスし、ISP60はアカウントを行い、IP
アドレスを付与する。WODクライアント42はIPア
ドレスの更新を行う。以上は通常のブラウザによって行
われるダイアルアップ接続の手順と同様である。
【0025】次にオペレータはWODシステムを利用す
るためにWODサーバ10のURLをクライアント端末
40に入力する。WODクライアント42は入力された
URLからホスト名を取り出して、IPアドレスへの変
換を要求する。DNSサーバ20はホスト名に対応する
IPアドレスを返答し、WODクライアント42は返答
されたIPアドレスを利用してWODサーバ10に接続
を行う。WODサーバ10は登録画面をクライアント端
末40に送信する。この登録画面はクライアント端末4
0からクライアント情報を入力するための画面である。
オペレータは、クライアント端末40に表示された登録
画面の指示に従い、文字入力やチェックボックスのチェ
ックやプルダウンメニューの選択を行うことにより、必
要なクライアント情報を入力する。同時に、WODサー
バ10はクライアント端末40に内蔵された識別文字列
を送信させて端末の識別を行うようにしてもよい。クラ
イアント情報にはパスワード、メールアドレス、Web
のタイトル及びジャンル情報、追加ジャンル情報、その
他の追加情報その他が含まれる。ホスト名は、予めWO
Dクライアント42に登録されていない場合に入力され
る。IPアドレスもクライアント情報に含まれるが、オ
ペレータによる入力を要することなく自動的に送信され
る。
【0026】WODクライアント42は、オペレータに
より入力されたクライアント情報をチェックし、問題が
なければWODサーバ10に送信する。クライアント情
報を受信したWODサーバ10は、DNSサーバ20に
クライアント情報のうちのホスト名とIPアドレスを送
信し、ディレクトリサーバ30にホスト名、Webのタ
イトル及びジャンル情報等を送信する。
【0027】ホスト名とIPアドレスとを受信したDN
Sサーバ20は、ホスト名とIPアドレスとを対応させ
てDNS22に登録する。ホスト名はDNSサーバ20
が管理するドメイン名と組み合わされた完全修飾ドメイ
ン名の形式で登録される。
【0028】ディレクトリサーバ30は、ジャンル情報
に基づいてクライアント情報を分類し、ホスト名、We
bのタイトル及びジャンル情報を分類されたファイルに
エントリする。なおクライアント端末40からディレク
トリサーバ30に登録するか否かを選択することができ
る。これは、クライアント情報の一部として、またはク
ライアント情報とは別に、公開・非公開の切り替えをW
ODクライアント42からWODサーバ10に通知する
ことにより実行される。
【0029】以上のような状態は、クライアント端末4
0がインターネットの接続を切断しない限り維持され、
WODサーバ10はクライアント端末40の接続状態を
監視する。すなわち上述のようにWebの提供が可能に
なってからWODクライアント42は5分間隔でWOD
サーバ10にアライブリクエストを送信する。WODサ
ーバ10はもしも10分間以上クライアント端末40か
らアライブリクエストが受信されない場合には、クライ
アント端末40が何らかの原因でWebの提供ができな
くなったものと判断し、そのクライアント端末40の削
除を行う。アライブリクエストの送信間隔および削除を
行うための待機時間は変更可能である。またオペレータ
がWebの提供を停止するときには、オペレータの操作
によりWODクライアント42からオフラインリクエス
トがWODサーバ10に通知され、これによりクライア
ント端末40の削除が行われる。クライアント端末40
の削除は、WODサーバ10がDNSサーバ20及びデ
ィレクトリサーバ30からそのクライアント端末40の
ホスト名、IPアドレス及びその他のクライアント情報
を削除させることによりなされる。
【0030】次に第3図を参照しつつ、ユーザ端末50
によるクライアント端末40に接続するまでの手順につ
いて説明する。ユーザ端末50からみると、クライアン
ト端末40への接続は通常のWebサーバへの接続とほ
ぼ同様の手順であり、特殊な操作やソフトウエアが必要
なわけではない。
【0031】まずオペレータがインターネット接続要求
を入力すると、Webブラウザ52はISP60への接
続を行い、ISP60はアカウントのチェックを行って
IPアドレスを交付し、IPアドレスが更新される。I
Pアドレスは他の商用ISPにより取得されてもよく、
またユーザ端末50がグローバルIPアドレスを有して
いてもよいことは先述の通りである。
【0032】次にオペレータはディレクトリサーバ30
のURLを入力して、ディレクトリサーバ30への接続
を行う。URLからはホスト名が取り出されてDNSサ
ーバ20に対しホスト名を引数にIPアドレスの問い合
わせが行われる。DNSサーバ20はホスト名に対応す
るディレクトリサーバ30のIPアドレスを検索してW
ebブラウザ52に回答する。Webブラウザ52はこ
のIPアドレスによりディレクトリサーバ30に接続を
行う。
【0033】ディレクトリサーバ30はWebブラウザ
52に対しディレクトリの内容を送信し、ホスト名を含
むリストの形でユーザ端末50に表示される。リストに
はジャンル情報や追加ジャンル情報に基づいて分類さ
れ、併せて、Webのタイトルやその他の情報が表示さ
れている。オペレータがリストからクライアント端末4
0のURLをクリックすると、URLからホスト名が取
り出され、IPアドレスへの変換が要求される。Web
ブラウザ52はホスト名を引数にIPアドレスを問い合
わせ、DNSサーバ20はクライアント端末40のIP
アドレスを返答する。Webブラウザ52は返答された
IPアドレスによりクライアント端末40への接続を行
い、Webサーバ44からの情報を利用することができ
る。
【0034】またディレクトリサーバ30を使用しなく
てもクライアント端末40に接続可能であることはいう
までもない。すなわち予めユーザ端末50に記憶された
URLをクリックすることにより、またオペレータが自
らURLを文字列として入力することにより、ユーザ端
末50によるクライアント端末40への接続を行うこと
が可能である。クライアント端末40のURLを非公開
に切り替えてディレクトリサーバ30を利用できないよ
うにして、限定されたユーザのみに情報を与えようとす
る場合には、このような手順が利用されることになる。
【0035】さらに、WODサーバ10及びWODクラ
イアント42には予めユーザ端末50の識別記号と特定
のホスト名を含むURLとを関連づけてリスト化したU
RLリストを作成して記憶させておくことができる。ユ
ーザ端末50は、これからも利用したいWebサーバ4
4について、ユーザ端末50をURLリストに載せるよ
うにWODサーバ10に通知する。WODサーバ10は
通知に基づいてURLリストを作成するとともに、UR
Lリストに載せたユーザ端末50の識別記号をクライア
ント端末40に送信する。識別記号はユーザ端末50の
IPアドレスであり、IPアドレスを有さない場合には
ユーザID等である。Webサーバ44が作動するとW
ODクライアント42は、URLリストに載せられたユ
ーザ端末50がインターネットに接続されてWODサー
バ10にログインしているか、もしくは直接アクセスで
きるかどうかをWODサーバ10に問い合わせる。WO
Dサーバ10は直接アクセスできるユーザ端末50のI
PアドレスをWODクライアント42に返信する。この
IPアドレスはユーザ端末50の有するIPアドレスま
たはISP60により割り当てられたIPアドレスであ
る。WODクライアント42が直接アクセスできないユ
ーザ端末50に対しては、WODサーバ10はURLリ
ストにクライアント端末40がオンラインであるという
旨を書き込んでおき、ユーザ端末50がWODサーバ1
0にログインすると、クライアント端末40がオンライ
ンであるということをユーザ端末50に通知する。これ
によりユーザ端末50においてクライアント端末40に
よるWebが利用可能な状態になったことを、確実にユ
ーザ端末50に知らせることができる。また、ユーザ端
末50がファイアウオール内にあるなど、直接WODク
ライアント42からアクセスできない場合には、ユーザ
端末50に一定時間間隔でWODサーバ10に情報を取
りに行く機能を付与しておいてもよい。
【0036】以上のように本実施の形態に係る発明に係
るWODシステムによると、たとえIPアドレスが変化
するクライアント端末40であっても、ユーザ端末50
からのホスト名による問い合わせによりWebを提供す
ることができる。
【0037】このようなWODシステムによると、任意
の端末を用いて任意の期間に限ってWebサービスを行
うことができるので、特に有利なサービスとして例えば
以下のようなサービスが挙げられる。
【0038】・ライブ中継 デジタルカメラとダイアルアップ環境があれば、スポー
ツやコンサートなどの模様をインターネットを通じて複
数のユーザ端末に対しライブ中継することができる。例
えばデジタルカメラ付きパソコンに携帯電話またはPH
Sを接続する。より簡単には、デジタルカメラ付き携帯
電話をクライアント端末とする。
【0039】・非常設Web 臨時あるいは緊急に、短期間だけWebサイトを開設す
る。例えば売ります買いますなどの探し物、オークショ
ン、売り出し(売り切れ)情報、テレビショッピング連
動Web、プレゼンテーションサイトなどである。ま
た、Windows2000やWindows98(マイクロソフト社)に付
属しているパーソナルWebサーバやWindows Media Se
rvice(マイクロソフト社)のようなストリーミングサ
ーバを利用することにより、既にグローバルIPアドレ
スを有しているマシンでも複数Webを公開することが
できる。これにより、複数のマシンを用意し、それぞれ
グローバルIPアドレスを取得するコストと手間とを節
約できる。
【0040】以上本発明の実施の形態について説明した
が、本発明は上記実施の形態に限定されるものではな
く、本発明の要旨の範囲内において適宜変形可能である
ことはいうまでもない。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明に係るWebオンデ
マンドシステムによると、IPアドレスが変化するクラ
イアント端末であっても、ユーザ端末からのホスト名に
よる問い合わせによりWebを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るWebオンデマンドシス
テムの一つの実施の形態の主要な構成を示すブロック図
である。
【図2】図2は、図1のWebオンデマンドシステムに
おいて、ユーザ端末からホスト名によりクライアント端
末と接続可能な状態になるまでの手順を示す図である。
【図3】図3は、図1のWebオンデマンドシステムに
おいて、ユーザ端末がホスト名を利用してクライアント
端末と接続するまでの手順を示す図である。
【符号の説明】
10 WODサーバ 20 DNSサーバ 30 ディレクトリサーバ 40 クライアント端末 50 ユーザ端末 60 ISP 70 インターネット
フロントページの続き Fターム(参考) 5K030 GA19 HA08 HC01 HD03 HD05 HD09 KA04 KA13 LD12 MC07 5K034 AA14 BB06 DD03 EE11 FF08 HH63 KK27 SS02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クライアント端末からインターネットを
    介して該クライアント端末に割り当てられたIPアドレ
    ス及び任意のホスト名を含むクライアント情報を受信
    し、 前記クライアント端末がインターネットに接続している
    間、インターネットに接続されたあるユーザ端末からの
    前記ホスト名の問い合わせに対して前記IPアドレスを
    回答することを特徴とするWebオンデマンドシステ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記クライアント情報を受信するととも
    に、前記クライアント端末のインターネットへの接続状
    況を監視するWebオンデマンド管理サーバ手段と、 前記Webオンデマンド管理サーバ手段から入力された
    1つの前記クライアント端末についての前記IPアドレ
    スと前記ホスト名とを対応させて新規登録することによ
    りインターネットに接続されたあるユーザ端末からの前
    記ホスト名の問い合わせに対して前記IPアドレスを回
    答可能であり、前記Webオンデマンド管理サーバ手段
    から前記クライアント端末のインターネットへの接続が
    切断された旨の前記接続状況が入力されると該クライア
    ント端末についての登録を消去するDNSサーバ手段と
    を含む請求項1に記載のWebオンデマンドシステム。
  3. 【請求項3】 前記クライアント情報のうち前記ホスト
    名は、予め前記クライアント端末ごとに関連づけて前記
    Webオンデマンド管理サーバ内に登録されている請求
    項2に記載のWebオンデマンドシステム。
  4. 【請求項4】 前記ホスト名は、前記DNSサーバ手段
    により管理されるドメイン名と組み合わされた完全修飾
    ドメイン名の形式で前記DNSサーバ手段に新規登録さ
    れる請求項2または3に記載のWebオンデマンドシス
    テム。
  5. 【請求項5】 さらに、前記クライアント端末がインタ
    ーネットに接続している間、インターネットに接続され
    たあるユーザ端末からの要求に対して前記ホスト名を含
    むディレクトリを提供する請求項1ないし4のいずれか
    に記載のWebオンデマンドシステム。
  6. 【請求項6】 前記クライアント情報を受信するととも
    に、前記クライアント端末のインターネットへの接続状
    況を監視するWebオンデマンド管理サーバ手段と、 前記Webオンデマンド管理サーバ手段から入力された
    前記ホスト名を含むURLを新規登録することによりイ
    ンターネットに接続されたあるユーザ端末からの要求に
    対して前記URLを含む前記ディレクトリを回答可能で
    あり、前記Webオンデマンド管理サーバ手段から前記
    クライアント端末のインターネットへの接続が切断され
    た旨の前記接続状況が入力されると該クライアント端末
    についての登録を消去するディレクトリサーバ手段とを
    含む請求項5に記載のWebオンデマンドシステム。
  7. 【請求項7】 前記クライアント情報は、前記クライア
    ント端末が前記ユーザ端末に提供するWebのタイトル
    及びジャンル情報を含み、前記ディレクトリは前記タイ
    トル及び前記ジャンル情報を利用して構成される請求項
    5または6に記載のWebオンデマンドシステム。
  8. 【請求項8】 予め前記ユーザ端末の識別記号と特定の
    前記ホスト名を含むURLとを関連づけてリスト化した
    URLリストを作成しておき、前記クライアント端末か
    ら前記クライアント情報が発信されると、前記ホスト名
    に関連づけられた前記ユーザ端末に、前記クライアント
    端末から前記クライアント情報が発信されたことを知ら
    せる請求項1ないし7のいずれかに記載のWebオンデ
    マンドシステム。
  9. 【請求項9】 前記クライアント端末がインターネット
    に接続しているかどうかを、前記クライアント端末から
    定期的に送信されるアライブ信号及び/または前記クラ
    イアント端末からオフライン時に送信されるオフライン
    信号により判定する請求項1ないし8のいずれかに記載
    のWebオンデマンドシステム。
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