JPH1174931A - 電子メールアドレスの変更登録告知システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子メールアドレスの変更を登録することに
より、変更前の電子メールアドレスから変更後の電子メ
ールアドレスを検索できるようにする。 【解決手段】 登録ユーザは、ＷＷＷクライアント１に
インストールされているＷＷＷブラウザ１ａを用いてＷ
ＷＷサーバ２にアクセスし、変更前及び変更後の電子メ
ールアドレスを入力する。アドレス検索プログラムソフ
トウェア２ａは入力された変更前後のアドレスを関連付
けてＳＱＬサーバ２ｂを介してデータベース３に格納す
る。検索ユーザは、同様にＷＷＷブラウザ１ａを用いて
ＷＷＷサーバ２にアクセスし、変更を知りたい電子メー
ルアドレスを入力する。ＷＷＷサーバ２のアドレス検索
プログラムソフトウェア２ａは、入力されたアドレスに
基づいてＳＱＬサーバ２ｂを介してデータベース３を検
索し、該当する変更後の電子メールアドレスを抽出して
ＷＷＷブラウザ１ａに結果を返す。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、電子メールアドレ
スの変更登録告知システムに係わり、特に変更されて無
効となった電子メールアドレスに基づいて変更後の電子
メールアドレスを知るのに好適な電子メールアドレスの
変更登録告知システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】全世界規模のコンピュータネットワーク
であるインターネットは、遠隔地にあるコンピュータネ
ットワーク間のデータ伝送経路を構成し、今日では公共
機関、企業を始め、家庭内のパソコンでも広く利用され
るようになってきている。そして、インターネット上で
電子メールを用いることにより、企業間、個人間など
で、いわば物理的な距離を超越した迅速なコミュニケー
ションを図ることが可能となっている。

【０００３】インターネット上の住所とも言える電子メ
ールアドレスは、一般にメールサーバの名称と、そのメ
ールサーバに対するＩＤとの組合せで表現される。例え
ば、ｘｙｚ．ｃｏ．ｊｐというサーバ上にいるａｂｃと
いうＩＤを所有するユーザの電子メールアドレスは、イ
ンターネット上において、ａｂｃ＠ｘｙｚ．ｃｏ．ｊｐ
と表される。インターネットに接続されたいずれかのコ
ンピュータから前記ａｂｃ＠ｘｙｚ．ｃｏ．ｊｐなるア
ドレスにメールを送信すれば、インターネット上のいず
れかの経路を通って前記ユーザ、正確にはそのユーザが
インターネットへの接続に使用しているコンピュータに
そのメールは配信されることになる。

【０００４】しかしながら、いったん前記ユーザの電子
メールアドレスが変更されてしまうと、変更前に使用さ
れていた電子メールアドレスはもはや無効なものとな
り、そのアドレス宛に出されたメールはすべて送達不能
なものとして送り返されてしまう。この場合、電子メー
ルアドレスを変更したユーザが関係者に宛てて変更後の
アドレスを自発的に通知しない限り、他のユーザは電子
メールアドレスが変更されたことを知ることができな
い。

【０００５】このような不都合は、転居したときに郵便
物が届かなくなったり、電話番号が変わって電話が通じ
なくなったりするのと同様であり、現実世界でのそのよ
うな不都合に対しては、転居先の住所を郵便局へ届けて
おくことにより一定期間郵便物が転居先へ転送されるサ
ービス、あるいは旧電話番号をダイヤルすると移転先の
電話番号を自動的に案内するシステムなどによってカバ
ーされている。しかし、インターネット上で電子メール
アドレスが変更された場合には、このようなバックアッ
プは期待できない。したがって、電子メールアドレスの
変更をインターネット上で広く告知できるようなシステ
ムがあれば、はなはだ便利である。

【０００６】このような観点から、電話における番号案
内サービス（日本電信電話会社（ＮＴＴ）によって提供
されている、１０４サービスとして知られている。）と
同様に、ＷＷＷサイトからユーザの氏名を入力すること
によって、そのユーザの電子メールアドレスを検索する
ことができるサービスが、インターネット上でも提供さ
れている。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】しかし、そのような既
存の電子メールアドレス検索サービスには、次の問題点
がある。それは、電子メールアドレスを知ろうとするユ
ーザの氏名を知らなければ、検索のためのキーがないこ
ととなり、検索そのものが不可能である、ということで
ある。

【０００８】これは、現実の世界では奇妙なことのよう
に感じられるが、いわゆるネット上においては珍しいこ
とではない。すなわち、現実世界とは異なり、ネット上
では個人の匿名性が広く（なかば暗黙的に）認められて
いるからである。特に、趣味の範囲でメールを利用して
いる場合には、実際の氏名ではなく、ハンドルなどと呼
ばれる一種のニックネームで互いに呼び合うことが広く
行われている。このような場合、相手の電子メールアド
レスとハンドルは知っているが、氏名は分からないとい
うことが起こり得る。

【０００９】また、各種の電子メールソフトウェアを用
いて電子メールを利用していると、受け取ったメールへ
の返信にはその電子メールソフトウェアが持っている返
信文面作成機能を使うことが圧倒的に多いと思われ、そ
のときには、返信先の電子メールアドレスが自動的に付
与されるので、相手の名前に対して格段の注意を払わな
くなる傾向もある。

【００１０】本発明は以上の問題点を解消するためにな
されたものであり、その目的は、送付先の電子メールア
ドレスだけを入力することにより、その電子メールアド
レスに変更があれば、変更後の電子メールアドレスを検
索して出力することができる電子メールアドレスの変更
登録告知システムを提供することである。

【００１１】

【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係わる電子メールアドレスの変更登録告知
システムは、次の（１）〜（５）の要件を備えてなる。

【００１２】（１）自己の電子メールアドレスの変更を
登録しようとする登録ユーザの要求に応答して、登録フ
ォームを送信する。

【００１３】（２）前記登録ユーザにより変更前及び変
更後の電子メールアドレスがそれぞれ記入された前記登
録フォームを受信し、前記変更前及び変更後それぞれの
電子メールアドレスを、互いに関連付けてデータベース
に格納する。

【００１４】（３）前記登録ユーザの変更後の電子メー
ルアドレスを検索しようとする検索ユーザの要求に応答
して、検索条件入力フォームを送信する。

【００１５】（４）前記検索ユーザにより検索対象とな
る電子メールアドレスが記入された前記検索条件入力フ
ォームを受信して、その検索対象となる電子メールアド
レスを取得し、前記データベースに問合せて、その検索
対象となる電子メールアドレスに対応する変更後電子メ
ールアドレスを取得する。

【００１６】（５）前記データベースから取得した変更
後電子メールアドレスを含む検索結果出力フォームを、
前記検索ユーザに送信する。

【００１７】なお、前記登録ユーザの登録操作時に認証
を要求するようにしてもよく、さらに前記検索ユーザの
検索操作時にも認証を要求するように構成してもよい。

【００１８】

【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電子メールア
ドレスの変更登録告知システムの一実施形態につき、添
付図面を参照して説明する。図１は、インターネット上
に構築された本発明の一実施形態に係るシステムの概略
構成図である。ＷＷＷクライアント１は、モデム、ター
ミナルアダプタ（ＴＡ）などの通信アダプタを介してイ
ンターネットＮに接続可能なコンピュータである。ＷＷ
Ｗクライアント１には、一般的に使用されているオペレ
ーティングシステム、例えばＭＳ−ＤＯＳ，ＭＳ−Ｗｉ
ｎｄｏｗｓ（マイクロソフト社）、ＭａｃＯＳ（アップ
ルコンピュータ社）、ＯＳ／２（ＩＢＭ社）、ＵＮＩＸ
（ＡＴ＆Ｔ社）などが採用される。このＷＷＷクライア
ント１には、ＷＷＷを通じて他のコンピュータとの間で
ＨＴＭＬファイルを送受信し、それを表示することがで
きるＷＷＷブラウザ１ａがインストールされている。Ｗ
ＷＷブラウザ１ａは、一般的にＷＷＷ閲覧ソフトウェア
と呼ばれており、ＮｅｔＳｃａｐｅ Ｎａｖｉｇａｔｏ
ｒ（ネットスケープコミュニケーションズ社）、Ｉｎｔ
ｅｒｎｅｔ Ｅｘｐｌｏｒｅｒ（マイクロソフト社）な
どが用いられる。

【００１９】ＷＷＷサーバ２は、インターネットＮのＷ
ＷＷに接続可能に構成されたサーバ機能を有するコンピ
ュータで、コンピュータとしての基本的な構成は、前記
ＷＷＷクライアント１と同様である。ＷＷＷサーバ２に
は、アドレス検索プログラムソフトウェア２ａが組み込
まれており、このプログラムソフトウェアが本実施形態
に係るシステムの中枢として機能する。アドレス検索プ
ログラムソフトウェア２ａは、コモンゲートウェイイン
ターフェイス（以下ＣＧＩと略記する。）と呼ばれる、
リモートサーバ上で実行されるプログラムソフトウェア
である。このプログラムは種々の言語で作成することが
できるが、例えばｐｅｒｌと呼ばれるプログラミング言
語が好適に適用できる。

【００２０】ＳＱＬサーバ２ｂは、アドレス検索プログ
ラムソフトウェア２ａがＷＷＷクライアント１から取得
したデータを後出のデータベース３に書き込んだり、デ
ータベース３に格納されているレコードを検索するため
に、アドレス検索プログラムソフトウェア２ａの命令を
ＳＱＬ（Ｓｔｒｕｃｔｕｒｅｄ Ｑｕｅｒｙ Ｌａｎｇ
ｕａｇｅ（構造化問合せ言語））としてデータベース３
に与える。

【００２１】データベース３は、登録された変更前の電
子メールアドレスと変更後の電子メールアドレスとを関
係づけて１レコードとして格納しているリレーショナル
データベースである。なお、電子メールアドレスの登録
や検索に際してユーザの認証を行う場合には、認証に用
いられるパスワードも、登録された変更前後の電子メー
ルアドレスと関連付けて１レコードとして格納される。
なお、図１の実施形態にあっては、データベース３がＷ
ＷＷサーバ２の外部に設けられているように図示してい
るが、データベース３を物理的にどこに配置するかは適
宜選択し得るものであり、もちろんＷＷＷサーバ２内に
組み込んでもよい。

【００２２】次に、本実施形態に係わる電子メールアド
レスの変更登録告知システムの機能について、図２〜図
９を参照して説明する。これらの図は、アドレス検索プ
ログラムソフトウェア２ａによって生成されたＨＴＭＬ
ファイル（以下、「ページ」と呼ぶ。）をＷＷＷクライ
アント１のＷＷＷブラウザ１ａで表示させたときの画面
を示している。ただし、それらのページに含まれるテキ
スト、ボタン、入力フィールド及びそれらの配置、ある
いは画面のデザインなどはあくまでも例示に過ぎず、他
の構成も採用できることはもちろんである。

【００２３】図２は、ユーザが本実施形態のシステムに
アクセスしたときに最初にＷＷＷブラウザ１ａに表示さ
れる、いわゆるホームページである。ユーザが、使用し
ているＷＷＷブラウザ１ａにこのページのＵＲＬを入力
することにより、ホームページがＷＷＷサーバ２からダ
ウンロードされる。ユーザに前記ＵＲＬを周知させるに
は、各種のＷＷＷサーチエンジン、例えばＹａｈｏｏ！
ＪＡＰＡＮ、ＮＴＴＤｉｒｅｃｔｏｒｙなどに、情報を
登録しておくとよい。

【００２４】ホームページには、登録用ボタンと検索用
ボタンとが設けられている。登録用ボタンをクリックす
ると、ＷＷＷサーバ２のアドレス検索プログラムソフト
ウェア２ａは登録用入力ページをＷＷＷブラウザ１ａに
転送する。

【００２５】図３は、前記登録用入力ページの一例を示
す。登録用入力ページには、電子メールアドレスの変更
を登録しようとする登録ユーザが変更内容を入力できる
ように、「変更前の電子メールアドレス」及び「変更後
の電子メールアドレス」という名称が付けられた二つの
テキスト入力フィールドが設けられている。登録ユーザ
は、自分が変更前に使用していた電子メールアドレス
と、変更後の電子メールアドレスを、それぞれのフィー
ルドに書き込む。記入内容に誤りがないことを確認した
ら、登録ボタンをクリックすることによって、変更前後
の電子メールアドレスが記入された登録用入力ページは
ＷＷＷサーバ２のアドレス検索プログラムソフトウェア
２ａに返される。記入した電子メールアドレスに誤りが
あれば、登録ユーザがクリアボタンをクリックすること
により、前記テキスト入力フィールドに記入した内容は
削除される。

【００２６】アドレス検索プログラムソフトウェア２ａ
が前記記入済みの登録用入力ページを受け取ると、アド
レス検索プログラムソフトウェア２ａはそのページの中
から変更前及び変更後、それぞれの電子メールアドレス
を取得し、ＳＱＬサーバ２ｂを介してデータベース３に
格納する。なお、本実施形態のシステムでは省略してい
るが、取得した電子メールアドレスの内容を解析して、
ＳＭＴＰプロトコルなどに違反する記入エラーがないか
どうかを判定し、エラーがある場合にはその旨を通知す
るページをＷＷＷブラウザ１ａに転送する機能をアドレ
ス検索プログラムソフトウェア２ａに設けてもよい。あ
るいは、誤った電子メールアドレスの登録防止をより徹
底させるために、前記アドレス検索プログラムソフトウ
ェア２ａが取得した変更前後の電子メールアドレスをそ
のまま含んだ確認用ページを生成してＷＷＷブラウザ１
ａに転送し、登録ユーザの確認を促すような構成として
もよい。

【００２７】データベース３への登録が完了すると、ア
ドレス検索プログラムソフトウェア２ａは、登録された
変更前及び変更後の電子メールアドレス（この例では、
それぞれａｂｃ＠ｘｙｚ．ｏｒ．ｊｐ及びｅｆｇ＠ｘｙ
ｚ．ｏｒ．ｊｐ）が書き込まれた確認ページ（図４）を
ＷＷＷブラウザ１ａに転送する。登録ユーザが確認ボタ
ンをクリックすると、アドレス検索プログラムソフトウ
ェア２ａは再び図２のホームページをＷＷＷブラウザ１
ａに転送して登録処理を終了する。「戻る」ボタンをク
リックすると、図３の登録用入力ページをＷＷＷブラウ
ザ１ａに転送し、登録ユーザが再登録操作できるように
している。

【００２８】次に、登録されている電子メールアドレス
の変更情報を検索する場合について説明する。前記図２
のホームページで検索ボタンをクリックすると、ＷＷＷ
サーバ２のアドレス検索プログラムソフトウェア２ａ
は、図５の検索用入力ページをＷＷＷブラウザ１ａに転
送する。検索用入力ページには、電子メールアドレスの
変更情報を検索しようとする検索ユーザが、検索対象の
電子メールアドレス（電子メールの送付先として無効と
なってしまったアドレス。前記登録処理の項で述べた変
更前の電子メールアドレスに相当する。）を入力するた
めのテキスト入力フィールドが設けられている。

【００２９】検索ユーザが無効となった電子メールアド
レスを前記テキスト入力フィールドに入力して実行ボタ
ンをクリックすると、検索対象となる電子メールアドレ
スを含む検索用入力ページがＷＷＷサーバ２へ転送され
る。アドレス検索プログラムソフトウェア２ａはそのペ
ージの中から、前記テキスト入力フィールドに含まれる
検索すべき電子メールアドレスを取得して、ＳＱＬサー
バ２ｂを介してデータベース３に問合せる。その検索対
象の電子メールアドレスが「変更前の電子メールアドレ
ス」としてデータベース３に登録されていれば、データ
ベース３はそのアドレスに対応する「変更後の電子メー
ルアドレス」を、ＳＱＬサーバ２ｂを通じてアドレス検
索プログラムソフトウェア２ａに返す。アドレス検索プ
ログラムソフトウェア２ａは、データベース３から受け
取った「変更後の電子メールアドレス」を含む検索結果
出力ページ（図６）を生成し、ＷＷＷブラウザ１ａに転
送する。検索ユーザは、このページを見ることによっ
て、無効となってしまった電子メールアドレスに基づい
て、変更後の有効な電子メールアドレスを知ることがで
きる。

【００３０】検索ユーザが検索対象として入力した電子
メールアドレスがデータベース３の中に存在しなかった
場合には、図７に示す検索不能を通知するページを検索
ユーザのＷＷＷブラウザ１ａに転送して検索処理を終わ
る。

【００３１】次に、登録ユーザあるいは検索ユーザに本
実施形態のシステム利用の認証を要求する場合について
説明する。図８は前記図３の登録用入力ページに認証用
パスワードを入力するためのテキスト入力フィールドを
設けたものである。登録ユーザが変更登録を行おうとす
るときに、変更前後の電子メールアドレスとともに、自
ら決定したパスワードを前記フィールドに入力し、登録
ボタンをクリックしてそのページをＷＷＷサーバ２のア
ドレス検索プログラムソフトウェア２ａに送信する。ア
ドレス検索プログラムソフトウェア２ａは受け取ったペ
ージの中から変更前及び変更後の電子メールアドレスと
それに対応するパスワードを取得して、ＳＱＬサーバ２
ｂを介してデータベース３に格納する。すなわち、デー
タベース３には、変更前の電子メールアドレス、変更後
の電子メールアドレス、パスワードの三つのデータが一
つのレコードとして格納されることになる。

【００３２】このように、電子メールアドレスに加えて
登録ユーザ固有のパスワードをレコードに含めておくこ
とにより、登録ユーザ以外の他者がむやみに登録データ
を改変することはできなくなる。例えば、ある登録ユー
ザの登録済みデータを他者が改変しようと企図した場合
でも、他者が前記登録ユーザによって設定されているパ
スワードを知らなければ、データベース３上の該当レコ
ードにアクセスできないようにすることができる。具体
的には、前記アドレス検索プログラムソフトウェア２ａ
が受け取った登録用入力ページの該当するフィールド
に、何も入力されていない場合、及び入力されているパ
スワードとそれに対応して取得された「変更前の電子メ
ールアドレス」とをデータベース３に格納されているレ
コードの内容と比較し、該当する「変更前の電子メール
アドレス」が記録されているにもかかわらず、組となる
パスワードが異なる場合に、異常な登録操作と判定して
登録処理を中止することが考えられる。正規の登録ユー
ザが、すでに「変更前の電子メールアドレス」として登
録されているデータを再度変更しようとすることは、通
常不自然だと考えられるからである。

【００３３】図９は、前記図５の検索用入力ページに認
証用パスワードを入力するためのテキスト入力フィール
ドを設けたものである。検索ユーザがパスワードを入力
した検索用入力ページは、ＷＷＷサーバ２のアドレス検
索プログラムソフトウェア２ａに転送される。アドレス
検索プログラムソフトウェア２ａは、そのページの該当
フィールドから「検索対象の電子メールアドレス」とパ
スワードを取得する。次いで、アドレス検索プログラム
ソフトウェア２ａは、前記検索処理と同様にデータベー
ス３にＳＱＬサーバ２ｂを介して問合せを行うが、この
ときデータベース３のいずれのレコードにも該当するパ
スワードが存在しない場合、アドレス検索プログラムソ
フトウェア２ａは異常な検索要求として処理を中止す
る。これにより、登録ユーザからパスワードを教えられ
ていない者はそのユーザの電子メールアドレスの変更を
検索することができない。これは本発明のシステムを利
用する上で煩雑さを増す構成のようにも思われるが、い
ったん設定したパスワードを関係者に知らせておけばそ
の後はその同一パスワードを使用して継続的に電子メー
ルアドレスの検索ができるようになるから、登録ユーザ
が、ある限定された範囲の人にだけ電子メールアドレス
の変更を知らせたいと意図する場合には非常に有効であ
る。

【００３４】なお、このようなパスワードによるユーザ
認証処理は、登録処理のみについて設定することができ
る。また、電子メールアドレスの変更登録時に、登録ユ
ーザがパスワードを設定するかしないかを選択できるよ
うに構成してもよい。そのような構成にあっては、検索
ユーザが入力した検索対象の電子メールアドレスを含む
レコードがパスワードを含まないものであるときに、ア
ドレス検索プログラムソフトウェア２ａにおいて、検索
ユーザのパスワード入力内容の判定をスキップする処理
フローとすればよい。

【００３５】

【発明の効果】以上、本発明の一実施形態によって詳細
に説明したように、本発明に係わる電子メールアドレス
の変更登録告知システムによれば、次の効果を奏するも
のである。

【００３６】（１）登録ユーザが変更前の電子メールア
ドレスと変更後の電子メールアドレスとを登録しておく
ことにより、検索ユーザが変更前のアドレスを入力する
だけで、当該登録ユーザの変更後の電子メールアドレス
を容易に知ることができるので、いちいち電子メールア
ドレス変更を通知するためのメールを作成して大量に配
信したりすることなくアドレス変更を告知することがで
きる。検索ユーザの立場からは、従来突然メールが送達
不能となって当該アドレスの所有者から通知がない限り
対処のしようがなかったのに対し、電子メールアドレス
の変更有無を調査する手段が得られ、利便性が増す。

【００３７】（２）登録操作の際に登録ユーザの認証を
要求するようにしておけば、当該登録ユーザ以外の他者
が勝手に登録内容を書き換えてしまうのを防ぐことがで
きる。また、検索操作の際にも検索ユーザの認証を要求
するようにしておけば、本システムを利用して電子メー
ルアドレス変更の検索を実行できる者の範囲を限定する
ことができ、登録ユーザの個人情報保護を図ることがで
きる。

【図面の簡単な説明】

【図１】インターネット上に構築された本発明の一実施
形態に係るシステムの概略構成図である。

【図２】本発明の一実施形態に係わるシステムのホーム
ページを示す図である。

【図３】本発明の一実施形態に係わるシステムの電子メ
ールアドレス変更登録用入力ページを示す図である。

【図４】本発明の一実施形態に係わるシステムの電子メ
ールアドレス変更登録内容を表示するページを示す図で
ある。

【図５】本発明の一実施形態に係わるシステムの電子メ
ールアドレス変更検索条件入力ページを示す図である。

【図６】本発明の一実施形態に係わるシステムの電子メ
ールアドレス変更検索結果を表示するページを示す図そ
の１である。

【図７】本発明の一実施形態に係わるシステムの電子メ
ールアドレス変更検索結果を表示するページを示す図そ
の２である。

【図８】認証機能を設けた電子メールアドレス変更登録
用入力ページを示す図である。

【図９】認証機能を設けた電子メールアドレス変更検索
条件入力ページを示す図である。

【符号の説明】

１ ＷＷＷクライアント １ａ ＷＷＷブラウザ ２ ＷＷＷサーバ ２ａ アドレス検索プログラムソフトウェア ２ｂ ＳＱＬサーバ ３ データベース Ｎ インターネット

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 次の（１）〜（５）の要件を備えてなる
   電子メールアドレスの変更登録告知システム。 （１）自己の電子メールアドレスの変更を登録しようと
   する登録ユーザの要求に応答して、登録フォームを送信
   する。 （２）前記登録ユーザにより変更前及び変更後の電子メ
   ールアドレスがそれぞれ記入された前記登録フォームを
   受信し、前記変更前及び変更後それぞれの電子メールア
   ドレスを、互いに関連付けてデータベースに格納する。 （３）前記登録ユーザの変更後の電子メールアドレスを
   検索しようとする検索ユーザの要求に応答して、検索条
   件入力フォームを送信する。 （４）前記検索ユーザにより検索対象となる電子メール
   アドレスが記入された前記検索条件入力フォームを受信
   して、その検索対象となる電子メールアドレスを取得
   し、前記データベースに問合せて、その検索対象となる
   電子メールアドレスに対応する変更後電子メールアドレ
   スを取得する。 （５）前記データベースから取得した変更後電子メール
   アドレスを含む検索結果出力フォームを、前記検索ユー
   ザに送信する。
2. 【請求項２】 前記登録ユーザについて登録操作時に認
   証を要求することを特徴とする請求項１に記載の電子メ
   ールアドレスの変更登録告知システム。
3. 【請求項３】 前記検索ユーザについて検索操作時に認
   証を要求することを特徴とする請求項２に記載の電子メ
   ールアドレスの変更登録告知システム。