JP2001280286A - ターボ型ポンプ - Google Patents

ターボ型ポンプ

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JP2001280286A JP2000093179A JP2000093179A JP2001280286A JP 2001280286 A JP2001280286 A JP 2001280286A JP 2000093179 A JP2000093179 A JP 2000093179A JP 2000093179 A JP2000093179 A JP 2000093179A JP 2001280286 A JP2001280286 A JP 2001280286A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、吐出配管の配置方向によらず、小
型であっても運転中に滞留した気泡を速やかに排出でき
るターボ型ポンプを提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明のターボ型ポンプは、流体に運動
エネルギーを与える羽根車と、前記羽根車とともに回転
するロータと、電磁力によって前記ロータに回転力を発
生させるステータと、前記ステータを構成する巻線への
通電制御を行う駆動制御部と、前記駆動制御部の運転状
態を検出する運転監視手段と、前記運転監視手段の検出
信号に基づいて気泡の吸込みを検知する気泡検知手段
と、気泡検知手段からの信号を受けて気泡排出を促すた
めの運転動作を行う気泡排出運転手段を有することを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、羽根車を備え、羽
根作用で運動量の授受を行って昇圧するターボ型ポン
プ、とくに気泡が吸い込まれても速やかに排出できる比
較的小型のターボ型ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】ターボ型ポンプは羽根車を備えて運動量
の授受を行うものであるが、この羽根車から吐出された
流体が大体どの方向に向けられているかで、軸流型、斜
流型、遠心型と呼ばれる3タイプの形式が存在する。た
だ、例えば斜流型と遠心型の区別に代表されるように、
これらは厳密な区別ではない。しかし、この3タイプの
いずれになるかによって遠心力をどの程度利用したポン
プなのかが分かり、性能がおおよそ予測できるものであ
る。ところで、ターボ型ポンプはどのタイプであって
も、羽根によって運動量の授受を行うため、羽根の周り
を流れる流体が羽根の表面から剥がれた場合はポンプ性
能が大きく損なわれる。すなわち、空気が液中に存在す
ることでポンプ性能が低下する。なお、ここでいう流体
は気体以外であればよく、水や油、化学薬品その他の液
体、及びこれらの液体に気泡が混入したものである。
【0003】中でも運転開始の時点においては、羽根車
が空気に曝されていて、吐出すべき流体が羽根の周囲に
存在しないため、このままでは始動できない。そこで、
ターボ型ポンプを起動するためには、通常呼び水が必要
である。しかし、ポンプを始動するたびに外部から毎回
呼び水する操作は煩わしく、遠心力を利用できる遠心型
のターボ型ポンプに対して自吸式ポンプという新しいタ
イプのポンプが考案された。
【0004】この自吸式ポンプは、呼び水タンクと気液
分離室等の構造を備えたもので、始動時に呼び水タンク
内に溜まった流体を羽根車で空気とともに攪拌、かき出
し、気液分離室で空気を気液分離した後、流体だけ吸込
み側に戻すものである。この結果、運転後しばらくする
と空気だけが吐出され、吸込み側が徐々に負圧になって
いく。そして、最終的に自吸式ポンプ内に流体だけが充
満するようになり、それ以降は通常運転に移行するもの
である。その上、自吸式ポンプは気泡が滞留し、エアロ
ックしたときにも、いったん運転を停止して運転を再開
すれば簡単にエアロックを解消できるものである。
【0005】このように、一般的にターボ型ポンプは空
気に弱い性質を有しているが、この弱点を比較的解消し
たのが自吸式ポンプであるといえる。しかし、自吸式ポ
ンプは呼び水タンク等を備えなければならず大型化して
しまうし、気液分離室から吸込み側への循環流が通常運
転時にも存在し、これはエネルギ損失となるため、ポン
プ性能という点からはあまり芳しいポンプとはいえな
い。
【0006】そこで、ポンプを採用する際の1つの目安
として、ポンプ効率の高いポンプを考える場合には非自
吸式ポンプを採用し、自吸や混入気泡、自動化等を重視
する場合には自吸式ポンプを採用することが目安になる
が、これは絶対的なものではなく、非自吸式ポンプの中
でも気泡混入に強いものと弱いものがある。比較的大型
のターボ型ポンプは、混入してくる気泡が相対的に微小
であるから、吐き出す流れにのせてほとんどすべての気
泡をポンプ外へ排出できるが、比較的小型のターボ型ポ
ンプでは、遠心力のため流体と気泡の比重差で羽根車中
心付近に気泡が集まり、滞留したままとなり、気泡を流
れにのせることができない。
【0007】従って、小型のターボ型ポンプにおいて
は、始動時の呼び水のほかに、運転中に羽根車に滞留す
る気泡の問題を解決しなければ、エアロックを起こす可
能性があり、実質的に運転ができなくなるおそれがでて
くる。しかも最近では、小型のターボ型ポンプに対して
可搬性が求められることがあり、このような用途の場合
には、高さや傾きが変化して、空気や気泡がさらに問題
になる。このとき気泡はターボ型ポンプ内に滞留し、ポ
ンプ内部における気泡の占める割合が増加して、羽根車
による運動量の授受が低下し、ポンプ性能が低下する。
このような状況ではそのまま運転を継続しても、ポンプ
能力は低下し、流量は減少しているので、滞留した気泡
を排出することはますます困難となる。
【0008】このように、ターボ型ポンプ、とくに小型
のターボ型ポンプは、流体に混入した気泡に弱く、非自
吸式の場合には自動化が難しいものであった。さらに、
小型のターボ型ポンプは気泡に弱く、もともと効率が良
くないため、開発は比較的遅れ、今でも一般化するまで
には至っていない。従って、従来のターボ型ポンプは気
泡が問題とならない比較的中、大型のものだけが利用さ
れ、小型ポンプはダイヤフラムポンプ等の容積型ポンプ
等が多用されてきた。
【0009】このように、気泡の滞留が問題となり易い
小型のターボ型ポンプは一般化していない状況にあり、
大型のものはほとんどエアロックしないため、従来、気
泡の滞留を検知してエアロックを防止する技術はあまり
提案されていない。
【0010】しかし、このようなエアロック防止方法の
なかに特開昭60−1399号がある。以下、図16を
用いて、この従来の技術を説明する。図16は従来のエ
アロック防止をしたターボ型ポンプを示す図である。
【0011】101は配管中の空気溜り、102はター
ボ型ポンプ、103はインペラである。図16(イ)で
示すターボ型ポンプ運転開始時に、空気溜り101がタ
ーボ型ポンプ102の回転部に入って(ロ)に示すよう
にエアロックを発生する。そこで、このときいったんタ
ーボ型ポンプを停止させると、空気は水圧の作用により
同図(ハ)のように浮力で吐出管の方へ行ってしまう。
この後再びターボ型ポンプを作動するという断続運転を
図16の(ハ)(ニ)(ホ)のように行うと、エアロッ
クは防止される。この始動時の断続運転の期間は、水流
検知装置などを設けて水流の有無を検知して行うもので
ある。
【0012】このように、従来の技術では、配管中の空
気溜りをターボ型ポンプ102の始動時の断続運転によ
り吐出側へ排出するもので、吐出配管を上方に設ける必
要があり、その気泡の排出には空気溜りの浮力を用いて
いる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術は浮力を用いているから、吐出配管を上方へ向けて
設けることができるような場合、すなわち、空気溜り1
01が浮力の作用で上昇し、分離、排出される場合に限
定される。そして、吐出配管を上方に配置または固定で
きない場合には、気泡の排出は期待できないものであっ
た。
【0014】また、断続運転期間を設定するために水流
検知手段というターボ型ポンプ102とは別の検出装置
が必要なものであった。しかも、この従来の技術は、循
環風呂等でバーナ加熱開始動作前にターボ型ポンプを断
続運転することで初期のエアーロックを防止するもので
あり、定常運転動作中に発生する空気溜りの排出に対し
て開示するものではない。
【0015】本発明はこのような従来の問題を解決する
もので、吐出配管の配置方向によらず、小型であっても
運転中に滞留した気泡を速やかに排出できるターボ型ポ
ンプを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のターボ型ポンプは、流体に運動エネルギーを
与える羽根車と、前記羽根車とともに回転するロータ
と、電磁力によって前記ロータに回転力を発生させるス
テータと、前記ステータを構成する巻線への通電制御を
行う駆動制御部と、前記駆動制御部の運転状態を検出す
る運転監視手段と、前記運転監視手段の検出信号に基づ
いて気泡の吸込みを検知する気泡検知手段と、気泡検知
手段からの信号を受けて気泡排出を促すための運転動作
を行う気泡排出運転手段を有することを特徴とする。
【0017】これにより、吐出配管の配置方向によら
ず、小型であっても運転中に滞留した気泡を速やかに排
出できる。
【0018】
【発明の実施の形態】請求項1に記載された発明は、流
体に運動エネルギーを与える羽根車と、前記羽根車とと
もに回転するロータと、電磁力によって前記ロータに回
転力を発生させるステータと、前記ステータを構成する
巻線への通電制御を行う駆動制御部と、前記駆動制御部
の運転状態を検出する運転監視手段と、前記運転監視手
段の検出信号に基づいて気泡の吸込みを検知する気泡検
知手段と、気泡検知手段からの信号を受けて気泡排出を
促すための運転動作を行う気泡排出運転手段を有するこ
とを特徴とするターボ型ポンプであるから、ポンプ性能
の低下の原因となる気泡の吸込みを確実に検知すること
ができ、さらにこれを速やかに排出できて、ポンプ性能
を回復し、ターボ型ポンプの信頼性を向上させることが
できる。
【0019】請求項2に記載された発明は、前記気泡検
知手段が、前記運転監視手段の検出した回転数信号の変
化量から気泡の吸込みを検知することを特徴とする請求
項1に記載のターボ型ポンプであるから、負荷が軽くな
って回転数が上がるのを特別の検出装置を用いることな
く簡単に且つ正確に検出し、これによって気泡の吸込み
を検出するから、速やかに気泡を排出することができ
る。
【0020】請求項3に記載された発明は、前記気泡検
知手段が、前記運転監視手段の検出した電流信号の変化
量から気泡の吸込みを検知することを特徴とする請求項
1に記載のターボ型ポンプであるから、気泡が溜まって
羽根車が仕事せず負荷が軽くなるため、電流が下がるの
を特別の検出装置を用いることなく簡単に且つ正確に検
出し、これによって気泡の吸込みを検出するから、速や
かに気泡を排出うることができる。
【0021】請求項4に記載の発明は、流体に運動エネ
ルギーを与える羽根車と、前記羽根車とともに回転する
ロータと、電磁力によって前記ロータに回転力を発生さ
せるステータと、前記ステータを構成する巻線への通電
制御を行う駆動制御部と、前記羽根車に流体を導くため
の流体吸込み口に設けられ前記流体中の気泡の存在を検
出する気泡検知手段と、前記気泡検知手段からの信号を
受けて気泡排出を促すための運転動作を行う気泡排出運
転手段を有することを特徴とするターボ型ポンプである
から、流体吸込み口に設けられた気泡検知手段で気泡の
存在を直接検出するため、気泡の存在を誤って検出する
ことがない。
【0022】請求項5に記載された発明は、前記気泡検
知手段が流体電気伝導率測定電極を備え、電気伝導度変
化を検出して気泡を検知することを特徴とする請求項4
に記載のターボ型ポンプであるから、流体吸込み口に設
けられた測定電極で電気伝導度変化により直接気泡の存
在を検出するため、気泡を確実且つ簡単に検出できる。
【0023】請求項6に記載された発明は、気泡検知手
段が光透過度センサーを備え、光透過度変化を検出して
気泡を検知することを特徴とする請求項4に記載のター
ボ型ポンプであるから、流体吸込み口に設けられた光透
過度センサーにより受光強度変化により直接気泡の存在
を検出するため、気泡を確実且つ簡単に検出できる。
【0024】請求項7に記載された発明は、前記気泡排
出運転手段が、前記気泡検知手段からの信号を受けて一
定時間停止して気泡を排出することを特徴とする請求項
1〜6のいずれかに記載のターボ型ポンプであるから、
気泡が滞留しても直ちに排出できる。
【0025】請求項8に記載された発明は、前記気泡排
出運転手段が、前記気泡検知手段からの信号を受けて一
定時間逆転して気泡を排出することを特徴とする請求項
1〜6のいずれかに記載のターボ型ポンプであるから、
逆転により気泡を微細化し、位置を変化させて排出する
ので排出がきわめて容易となる。
【0026】請求項9に記載された発明は、前記気泡排
出運転手段が、前記気泡検知手段からの信号を受けて一
定時間の停止と逆転と正転の組み合わせ動作を行って気
泡の排出を行うことを特徴とする請求項1〜6のいずれ
かに記載のターボ型ポンプであるから、もっとも効果的
に排出できる気泡排出運転を採用できる。
【0027】請求項10に記載された発明は、前記羽根
車の回転速度を変化させることができる能力調整手段を
備えた請求項1〜6のいずれかに記載のターボ型ポンプ
であって、前記気泡検知手段からの信号を受けると前記
気泡排出運転手段が前記能力排出運転手段を一定時間の
高速回転させて気泡の排出を行うことを特徴とするター
ボ型ポンプであるから、気泡の存在が検出されると能力
調整手段が羽根車を高速回転させ、気泡をきわめて速や
かに排出することができる。
【0028】(実施の形態1)以下、本発明の実施の形
態1について、図1から図6を用いて説明する。
【0029】図1は本発明の実施の形態1におけるター
ボ型ポンプの概略構造図である。
【0030】1は、ターボ型ポンプ本体、2は上側ケー
ス、3は電気部品が取り付けられる防水隔壁、4は下側
ケースである。防水隔壁3と下側ケース4で形成される
空間は防水状態となり、内部に電気部品が収容される。
【0031】5は巻線を有しターボ型ポンプの駆動源と
なるモータのステータ、6はステータ5を構成する巻線
への電流の供給を制御する基板、19は基板6に必要な
電力を供給する電源線、20は電源である。
【0032】7はターボ型ポンプの回転駆動源となるモ
ータのロータ、8はロータ7に取り付けられ、ステータ
5に発生する回転磁界によって回転力を生じさせるため
のマグネット、9はロータ7の回転運動を低抵抗で支持
する軸受、9−1は摩擦発生を少なくする軸受板であっ
て軸受9の下面は軸受板9−1に接している。10は軸
受9を貫通してロータ7の回転運動を支持する固定軸、
11はターボ型ポンプ本体1内に流体を導入する吸込み
口、12は昇圧された流体が流出する吐出口である。
【0033】13は流体に運動エネルギーを与えるため
に所定ピッチで羽根が形成された羽根車で、ロータ7と
一体に取り付けられている。14は羽根車13の回転に
よって流体に加えられた速度変化を圧力に変換するボリ
ュートで、ボリュート14の一部から吐出口12に流体
は取り出される。15はシールリングである。
【0034】次に、このターボ型ポンプの動作について
簡単に説明する。図2は本発明の実施の形態1における
概略制御ブロック図である。図2において、5a,5
b,5cはそれぞれステータ5を構成する第1相,第2
相,第3相巻線である。21a,21b,21cはロー
タ7のマグネット8の磁極位置を検知する磁気センサ、
22は磁気センサ21a,21b,21cの信号を受け
てロータ7のマグネット8に回転力を発生させるような
タイミングで電流の流れを制御する駆動信号を発生させ
る駆動制御部であり、22aは第1相巻線5aへの電流
供給をON−OFFするスイッチング素子、22bは第
2相巻線5bへの電流供給をON−OFFするスイッチ
ング素子、22cは第3相巻線5cへの電流供給をON
−OFFするスイッチング素子である。スイッチング素
子22a,22b,22cは駆動制御部22からの駆動
信号で動作する。なお、本実施の形態1においては、図
2に示すように、ステータ5が第1相巻線5a,第2相
巻線5b,第3相巻線5cの3相巻線を有すものを採用
しているが、とくに相の数が3相に限られるものでな
く、単相巻線でも、多相巻線でもかまわない。同様に、
駆動制御部22は磁気センサ21a,21b,21cに
よって駆動信号を検出し、スイッチング素子22a,2
2b,22cをON−OFF制御するが、他の検出装置
であってもよい。23は駆動制御部22からの回転パル
スの信号を受け取り、ターボ型ポンプの運転状況を監視
する運転監視手段、24は運転監視手段23からの運転
監視情報を分析して気泡の吸い込みを検知する気泡検知
手段、25は気泡検知手段24において気泡検知が行わ
れたときの信号を受けて運転監視手段23に対し気泡排
出運転の命令を出力し、気泡排出を促す気泡排出運転手
段である。
【0035】まず、電源20から電源線19に電力を供
給すると、基板6から構成される制御部は、ロータ7の
マグネット8に回転力を与える電磁力を発生するように
ステータ5の巻線に電流を流すとともに、運転中その回
転が維持されるように制御する。これによりロータ7は
回転を続け、それとともに複数の羽根を有する羽根車1
3も回転を続ける。このとき、羽根車13が流体の充満
した中にあると、流体は羽根車13が回転することによ
り運動量を得て外部へ送り出される。実施の形態1のタ
ーボ型ポンプは遠心型ポンプであるから、遠心作用が強
く働き、流体は羽根車13の吐出方向(半径方向)へ移
動していく。その結果、羽根車13の固定軸10近傍の
中心部分は圧力が低下し、これとは逆に羽根車13の外
周側では流速が増大する。相対速度、絶対速度も増加す
るが、支配的なのは回転数に比例した周速度であり、こ
の運動エネルギーがボリュート14で圧力エネルギーに
変換される。羽根車13の固定軸10近傍では圧力が低
下するから、継続的に吸込み口11から流体が吸引され
る。この吸引された流体が羽根車13内で運動量を得
て、ボリュート14で圧力回復されて、吐出口12から
吐出される。
【0036】本実施の形態1では、駆動力を発生するモ
ータとして、DCブラシレスモータを使用している。し
かし、ターボ型ポンプ1の羽根車13に回転力を与えら
れるものであれば、ACモータやDCブラシモータ、ス
テッピングモータ、超音波モータ、静電モータ、その他
のモータ、もしくは内燃エンジン、蒸気機関、その他動
力源になるものであればどのようなものでも構わない。
【0037】続いて、本実施の形態1のターボ型ポンプ
において気泡排出がどのようにして行われるのか、羽根
車内13の中の現象と関連させて説明する。本実施の形
態1においては、気泡が滞留したことを次のようにして
判断する。すなわち、ターボ型ポンプ本体1内に気泡の
滞留が起こると、羽根車13内部に存在する流体の量が
減少し、これによってロータ7の回転駆動に要するトル
クが減少し、結果として回転数が急上昇する。従って、
回転数変化をチェックし、回転数が増大した場合に羽根
車13の中の気泡の割合が高まったと判断するものであ
る。
【0038】羽根車13が回転して固定軸10近傍が負
圧になると、吸い込み口11からターボ型ポンプ本体1
内へ流体が吸引されるが、このとき気泡も同時に吸い込
まれ、流れにのって羽根車13の中心部分から羽根側へ
導かれる。気泡が微小な場合には、気泡は吸い込まれた
流体の遠心作用によって、そのまま流体とともに羽根車
13の外側の方へ押し出される。しかし、気泡の大きさ
が羽根車13を流れる流体に影響を及ぼすほど成長した
場合には、滞留する気泡によって羽根車13内部は閉塞
されてしまう。すなわち、気泡は相対的に流体より比重
が小さいため遠心作用を受けにくく、いったん閉塞状態
になると、ターボ型ポンプ本体1の外へ排出されるのが
きわめて困難になる。気泡の一部が羽根車13の羽根に
よって攪拌、粉砕され、微細化されて外部へ排出される
こともないではないが、稀であり、仮に排出されても閉
塞状態解消には長時間を要する。
【0039】そこで、このような状況でターボ型ポンプ
の運転を停止させると、羽根車13内部の気泡は表面張
力の作用で集まろうとし、同時に、重力の作用を受けて
浮力で上方へ浮き上がろうとする。これにより、外部の
配管を含む圧力分布に従って、成長した気泡は吐出口1
2側へ移動する。この結果、羽根車13の中心部側には
再び流体が充満するようになり、エアロック状態が解消
される。この時点に再度ターボ型ポンプ本体1の運転を
開始すると、充満した流体が遠心作用を受けて羽根車1
3の外側へ移動していき、気泡もそれにのって吐出口1
2から排出される。なお、圧力分布によっては一部の気
泡が吸い込み口11側に移動したり、停止時間が短いた
め外部でなく、羽根部分にまでしか到達しない場合もあ
るが、このような場合も羽根車13を再度回転させる
と、羽根によって気泡を砕いて微細化し、流れにのせて
排出することができる。
【0040】続いて、本実施の形態1のターボ型ポンプ
における気泡の吸い込みの検知と気泡の排出運転動作を
図3〜図6のフローチャートを用いて説明する。図3は
本発明の実施の形態1における全体フローチャート、図
4は本発明の実施の形態1における回転数データ演算処
理ステップフローチャート、図5は本発明の実施の形態
1における平均回転数データ演算処理ステップフローチ
ャート、図6は本発明の実施の形態1における気泡排出
処理ステップフローチャートである。
【0041】図3の全体フローチャートにおいて、ステ
ップ1は運転監視手段23からの回転パルスを計数して
回転数データを演算する回転数データ演算処理ステップ
で、その詳細な処理内容は図4に示すフローチャートの
通りである。すなわち、回転数データ演算処理ステップ
1ではタイマ動作を用いて回転数を演算する。図4にお
いて、ステップ11はタイマがタイムアップしているか
どうかを判断するステップであり、タイムアップしてい
ない場合、ステップ12に進む。ステップ12では回転
パルスが入力されたかどうかをチェックする。ステップ
12で回転パルスの入力があると、ステップ13で回転
パルス数計数用メモリーNrの計数を1つ増やす。ステ
ップ11においてタイマ1がタイムアップしたと判断さ
れた場合は、ステップ14に進んで、回転数データNv
が計算される。これが排出運転のための回転数信号とし
て出力される。そしてその後、ステップ15でタイマ1
はリセット・リスタートされ、ステップ16で回転パル
ス数計数用メモリーNrは0にリセットされる。以上の
動作によって、タイマ1の周期毎に、回転数データNv
が生成される。
【0042】ステップ1で回転数データを演算した後、
図3の全体フローチャートの中でステップ2に進み、気
泡吸い込みフラグをチェックする。通常は、気泡が滞留
していることは無いのでそのままステップ3に進む。ス
テップ3では回転数変動ΔNv(回転数信号の変化量)
を演算する。図5にステップ3で行われる具体的な内容
のフローチャートを示す。まずステップ31では、過去
の回転数データから求められ記憶されている平均回転数
Navのデータを読み出し、ステップ32ではステップ
1で演算された回転数データNrと平均回転数データN
avの差ΔNvを計算する。ΔNvは絶対値である。次
いでステップ33において、ΔNvの大きさを回転数変
動許容値Nokと比較演算する。そして、ΔNvの大き
さが回転数変動許容値Nokよりも小さい場合、回転数
は安定していると判断して、ステップ34において平均
回転数Navを更新する。すなわち、通常の運転で回転
数が安定している場合には、平均回転数Navは1/2
定率無限級数平均値(Nav+Nv)/2として更新さ
れる。また万一回転数に乱れが生じた場合は、ステップ
33の比較演算において、ΔNvの大きさが回転数変動
許容値Nokよりも大きいと判断され、ステップ34の
処理はスキップされるので、平均回転数データNavは
新しい平均値に更新されることはなく、そのままの平均
値が維持される。
【0043】ステップ3で回転数変動データΔNvを演
算した後、図3に示す全体のフローチャートの中でステ
ップ5に進み、その回転数変動のレベルをチェックす
る。すなわち、ステップ5では、回転数変動データΔN
vと、気泡吸い込みが発生したと判断する回転数変動の
許容値Nairとを比較演算する。ステップ5におい
て、回転数変動データΔNvが、気泡の吸い込み発生と
判断する回転数変動の許容値Nairを上回ったとき、
気泡検知手段24はステップ6において気泡吸い込みフ
ラグをONにする。そして、本フローチャートがサイク
リックに処理されているので、ステップ6から再びステ
ップ1に戻る。なお、気泡吸い込みフラグがOFFのま
まの場合はONになるまでこれを繰り返す。そしてステ
ップ2において気泡吸い込みフラグがONになった場合
には、気泡排出運転手段25が気泡排出処理ステップ4
を実行する。
【0044】気泡排出処理ステップ4の具体的内容を示
すフローチャートを図6に示す。気泡排出処理ステップ
4では気泡排出運転手段25が停止タイマを用いて一定
時間停止動作を行う。図6において、ステップ41で停
止タイマの動作をチェックし、停止タイマが動作してい
ない場合、ステップ42において停止タイマをスタート
させる。本フローチャートもサイクリックに実行される
ので、再びステップ4が実行されたときには、ステップ
41で停止タイマがスタートしていると判断されてステ
ップ43において運転停止命令が運転監視手段23に出
力される。
【0045】そして、ステップ44で停止タイマのタイ
ムアップをチェックし、停止時間を完了して停止タイマ
がタイムアップしたと判断されると、気泡排出運転手段
25はステップ45で運転停止命令を解除するととも
に、ステップ46で気泡吸い込みフラグをOFFにす
る。
【0046】本実施の形態1においては、気泡吸い込み
検知時に1度の停止を行うように説明しているが、停止
動作後に再び回転数が上昇しているようであれば再度気
泡検知することなるから、気泡が排出されるまで停止と
運転を繰り返し行うのも適当である。
【0047】(実施の形態2)本発明の実施の形態2に
おけるターボ型ポンプを、図7のフローチャートを用い
て説明する。図7は本発明の実施の形態2におけるター
ボ型ポンプの気泡排出処理ステップフローチャートであ
る。
【0048】実施の形態2のターボ型ポンプは、気泡吸
込み発生時に、ロータ7を一時的に逆転させて、ターボ
型ポンプ本体1の内部、羽根車13の内部もしくは羽根
等に付着もしくは滞留している気泡を砕いたり、位置を
変化させて、その後運転を再開して気泡の排出を促すも
のである。気泡排出処理ステップ4以外の全体フローチ
ャートは実施の形態1と同様であるから、詳細な説明は
省略する。
【0049】図7において、ステップ401で気泡排出
運転手段25が停止完了フラグをチェックし、一時停止
動作が完了したことを示す停止完了フラグがONの場合
は、逆転運転動作へ進む。停止完了フラグがONでない
場合は、ステップ402に進み停止タイマの動作をチェ
ックし、停止タイマが動作中であればステップ404に
進み、運転監視手段23に運転停止命令を出力する。停
止タイマが動作中でなかったら、ステップ403に進ん
で停止タイマをスタートさせる。さらに、ステップ40
5において停止タイマのタイムアップをチェックする。
ここで停止タイマがタイムアップしていると判断される
と、気泡排出運転手段25はステップ406で停止完了
フラグをONするとともにステップ407で運転停止命
令を解除する。
【0050】ステップ405において、停止タイマタイ
ムアップのチェックを行って未だタイムアップしていな
いと判断された場合は、逆転運転のステップをスキップ
して本ルーチンをぬける。なお、このルーチンはサイク
リックに実行されるので、そのたび毎に停止タイマのタ
イムアップチェックが行われることになる。
【0051】次に、ステップ408で逆転タイマの動作
をチェックし、逆転タイマが動作中はステップ410で
逆転命令を出力する。ステップ408で逆転タイマが動
作していないと判断された場合はステップ409に進ん
で逆転タイマをスタートさせる。ステップ411では逆
転タイマのタイムアップをチェックする。逆転タイマが
タイムアップしていない場合は本ルーチンをぬける。そ
してこのルーチンはサイクリックに実行されるので、そ
のたび毎に逆転タイマのタイムアップチェックが行われ
ることになる。逆転タイマがタイムアップしていると判
断されるとステップ412で停止完了フラグをOFFす
るとともにステップ413で気泡吸込みフラグをOFF
して、かつ、ステップ414で逆転停止命令を解除す
る。
【0052】本実施の形態2では、気泡吸い込み検知時
に1度の停止と1度の逆転を行うように運転するものと
して説明しているが、気泡排出動作後に通常運転動作に
戻った場合であっても、再び回転数が上昇しているよう
であれば再度気泡検知することなるから、気泡が排出さ
れるまで停止と逆転と通常運転が繰り返し行うのも適当
である。
【0053】(実施の形態3)本発明の実施の形態3に
おけるターボ型ポンプについて、図8,図9,図10を
用いて説明する。図8は本発明の実施の形態3における
ターボ型ポンプの概略制御ブロック図、図9は本発明の
実施の形態3におけるターボ型ポンプの能力調整制御ブ
ロック図、図10は本発明の実施の形態3における気泡
排出処理ステップフローチャートである。
【0054】図8において、26はターボ型ポンプの能
力を変更調整する能力調整手段である。なお、実施の形
態1で使用した符号と同符号のものは同様の作用を奏す
るものであるから、詳細な説明は実施の形態1の説明に
譲る。
【0055】図9は能力調整制御ブロックを示すが、2
2dは駆動制御部22の一部を構成する駆動パターン発
生回路であって、ホールセンサー21a,21b,21
cの信号からロータ7が回転動作するタイミングでスイ
ッチング素子22a,22b,22cを動作させる駆動
信号を生成するものである。
【0056】能力調整手段26において、26dはPW
M信号用三角波発生回路、26eはPWM信号用三角波
信号と能力指令信号のレベルを比較し、能力指令信号の
レベルの方がPWM信号用三角波信号を上回った場合に
出力が高いレベルになるように動作する比較器、26a
は駆動パターン発生回路22dからスイッチング素子2
2aに出される信号と比較器26eの出力する信号の論
理積を演算するAND回路、26bは駆動パターン発生
回路22dからスイッチング素子22bに出される信号
と比較器26eの出力する信号の論理積を演算するAN
D回路、26cは駆動パターン発生回路22dからスイ
ッチング素子22cに出される信号と比較器26eの出
力する信号の論理積を演算するAND回路である。この
ような能力調整手段26の構成において、能力指令の信
号レベルを変化させると、スイッチング素子22a,2
2b,22cをPWM制御することができるようにな
る。これにより、ターボ型ポンプの回転速度を変化させ
ることができる。
【0057】このように本実施の形態3では、PWM制
御を用いて能力調整しているが、能力調整手段26とし
て、供給する電源の電圧を変更するようにするもの、あ
るいは、抵抗値を変化させるものなど、ターボ型ポンプ
の能力を変化させることができるいかなる方法でも構わ
ない。
【0058】次に、実施の形態3の気泡排出動作に関し
て、図10のフローチャートを用いて説明する。気泡排
出運転手段25の気泡排出処理ステップ4では、高速運
転タイマを用いて一定時間高速運転動作を行う。高速運
転動作を行うと、ターボ型ポンプの能力が増大し、流体
の流量が増加して気泡排出性がよくなる。しかも、羽根
車13が高速回転することによって、滞留している気泡
を羽根が砕いて微細化して、流れにのり易くすることが
できるため、気泡の排出が大きく促される。
【0059】図10に示すように、気泡排出運転手段2
5はステップ421において高速運転タイマの動作をチ
ェックする。高速運転タイマが動作していない場合に
は、ステップ422において高速運転タイマをスタート
させる。本フローチャートもサイクリックに実行される
ので、再びステップ4が実行された場合は、ステップ4
21において停止タイマがスタートしていると判断し
て、ステップ423で高速運転命令が運転監視手段23
に出力される。
【0060】次に、気泡排出運転手段25はステップ4
24で高速運転タイマのタイムアップをチェックし、高
速運転時間が完了して高速運転タイマがタイムアップし
たと判断されると、ステップ425において気泡吸い込
みフラグをOFFにするとともに、ステップ426で高
速運転命令を解除する。
【0061】本実施の形態3では、気泡吸い込み検知時
に1度の高速運転を行うように説明しているが、高速運
転動作後に再び回転数が上昇するのであれば再度気泡を
検知することになるから、気泡が排出されるまで高速運
転と通常運転が繰り返し行われる運転も適当である。
【0062】(実施の形態4)本発明の実施の形態4の
ターボ型ポンプについて、図11を用いて説明する。図
11は本発明の実施の形態4におけるターボ型ポンプの
概略制御ブロック図、図12は本発明の実施の形態4に
おける全体フローチャート、図13は本発明の実施の形
態4における平均電流データ演算処理ステップフローチ
ャートである。
【0063】図11において、27はステータ5の巻線
5a,5b,5cに流れる電流を電圧に変換する抵抗R
aである。本実施の形態4では、実施の形態1の回転パ
ルス信号に代えて、この抵抗Ra27に流れる電流値を
用いて気泡の吸込みを検知するものである。なお、実施
の形態4において、実施の形態1と同符号のものは同様
のものであるから、詳細な説明は実施の形態1に譲って
ここでは省略する。
【0064】ターボ型ポンプが気泡を吸い込むと、羽根
車13内の流体量は減少し、遠心効果は減少するので、
結果として、ロータ7を回転駆動するために必要なトル
クが減少する。これにより、モータの負荷が軽減される
から、ステータ5の巻線5a,5b,5cに流れる電流
値は減少することになる。従って、抵抗Ra27を流れ
る電流値を監視すれば、気泡の吸込みを検知することが
できる。
【0065】電流値を用いて気泡検知する処理方法を図
12、図13のフローチャートで説明する。気泡排出運
転手段25がステップ52で電流値を読み込み、ステッ
プ53に進んで、気泡吸い込みフラグをチェックする。
通常、気泡が滞留していることは無いためステップ54
に進む。ステップ54では電流値変動ΔIを演算する。
【0066】図13がその詳細な内容のフローチャート
を示している。ステップ57では、過去の電流値データ
から求められ記憶されている平均電流値データIavを
気泡検知手段24が読み出し、ステップ58で先ほど読
み込まれた電流値データIと平均電流値データIavの
差ΔIの絶対値を計算する。
【0067】次いで、気泡検知手段24は、ステップ5
9において、ΔIの大きさを電流値変動許容値Iokと
比較演算するが、ΔIの大きさが電流値変動許容値Io
kよりも小さい場合は電流値は安定していると判断し
て、ステップ60において平均電流値Iokを更新し、
記憶する。ここで、通常の運転で電流値が安定している
場合、平均電流値Iokは1/2定率無限級数平均値
(Iav+I)/2として更新される。万一、気泡が滞
留したため電流値に乱れが生じた場合は、ステップ59
の比較演算において気泡検知手段24によって電流値が
減少したと判断され、ステップ60の処理はスキップさ
れる。
【0068】ステップ54で電流値変動データΔIを演
算した後、図12に示すようにステップ55に進み、そ
の電流値変動のレベルをチェックする。ステップ55で
は、電流値変動データΔIと、気泡吸い込み発生と判断
する電流値変動の許容値Iairと比較演算する。ステ
ップ55で電流値変動データΔIrが、気泡吸い込みを
発生したと判断する電流値変動の許容値Iairを上回
ったとき、ステップ56において気泡吸い込みフラグを
ONにする。本フローチャートはサイクリックに処理さ
れるので、ステップ56から再びステップ52に戻り、
ステップ53において気泡吸い込みフラグがONと判断
されるから、気泡排出運転手段25において気泡排出処
理ステップ4が実行される。
【0069】(実施の形態5)本発明の実施の形態5に
おけるターボ型ポンプを図14を用いて説明する。図1
4は本発明の実施の形態5におけるターボ型ポンプの概
略制御ブロック図である。
【0070】実施の形態5のターボ型ポンプは、気泡の
吸込みを吸込み口11に設けられた電極によって検知す
るものである。実施の形態1と同符号のものは同様の作
用を奏するものであるから、詳細な説明は省略する。
【0071】図14において、31は吸込み口11に配
置された第1流体電気伝導率測定電極である。32は第
1流体電気伝導率測定電極31と対向して吸込み口11
に設けられた第2流体電気伝導率測定電極であり、電源
20に接続されている。33は増幅器、34は第1流体
電気伝導率測定電極31と第2流体電気伝導率測定電極
32の間に流れる電流値を電圧値に変換する検出抵抗R
sである。
【0072】いま、吸込み口11に気泡が存在せず、水
など導電性を少しでも有す流体が管路内を満たしている
と、電源20に接続されている電極32から検出抵抗R
s34を介して接地されている電極31に電流が流れ
る。一般的には非常に小さい電流値であるが、増幅器3
3により気泡検知手段がチェックできる信号レベルにま
で増幅される。
【0073】ここで、もし気泡が吸込まれると、吸込み
口11の第1流体電気伝導率測定電極31と第2流体電
気伝導率測定電極32との間に空隙(非流体部分)が存
在するようになるので、第1流体電気伝導率測定電極3
1と第2流体電気伝導率測定電極32との間に流れる電
流は減少し、増幅器33の出力信号のレベルも低下す
る。
【0074】このように、増幅された流体の電気伝導度
を含む信号をチェックすることによって、気泡の吸込み
を検知することができる。なお、気泡吸込みを検知する
手段として、実施の形態1の回転数データ、また実施の
形態4の電流値データの代わりに、本実施の形態5の電
気伝導度を含む信号を用いることがそれぞれで可能であ
る。
【0075】(実施の形態6)本発明の実施の形態6の
ターボ型ポンプとして図15を用いて説明する。図15
は本発明の実施の形態6におけるターボ型ポンプの概略
制御ブロック図である。
【0076】本実施の形態6は、気泡の吸込みを吸込み
口11に設けられた光透過度センサーによって検知する
ものである。実施の形態1と同符号のものは同様の作用
を奏すものであるから、詳細な説明は実施の形態に譲っ
て省略する。
【0077】図15において、41は吸込み口11に設
けられた発光素子、42は発光素子41と対向して吸込
み口11に設けられた受光素子で、それぞれ電源20に
接続されていて、この発光素子41と受光素子42の一
対の素子で光透過度センサーを構成している。
【0078】流体が光透過性を有している場合、発光素
子41の発光強度と受光素子42の受光感度は、滞留す
る気泡のため流体の屈折率が変化し、これにより光透過
量が減少し、検出信号が変化するように設定される。ま
た、逆に流体が光透過性を有していない場合であって
も、滞留する気泡のため吸込み口11内部の流体の量が
減少して、光透過量が増加するから、このような場合は
光透過量が増加したときに検出信号が変化するように設
定すればよい。このように設定することで、受光素子4
2が出力する検出信号の変化は、気泡を吸い込んだ場合
に発生する。従って、受光素子42の検出信号を気泡検
知手段24でチェックすることにより、気泡吸込みを検
知することができる。なお、気泡吸込みを検知する手段
として、実施の形態1の回転数データ、また実施の形態
4の電流値データの代わりに、本実施の形態6の受光素
子の検出信号を用いることがそれぞれで可能である。
【0079】
【発明の効果】請求項1に記載された発明は、駆動制御
部の運転状態を検出する運転監視手段と、運転監視手段
の検出信号に基づいて気泡の吸込みを検知する気泡検知
手段と、気泡検知手段からの信号を受けて気泡排出を促
すための運転動作を行う気泡排出運転手段を有するか
ら、ポンプ性能の低下の原因となる気泡の吸込みを確実
に検知することができ、さらにこれを速やかに排出でき
て、ポンプ性能を回復し、ターボ型ポンプの信頼性を向
上させることができる。
【0080】請求項2に記載された発明は、気泡検知手
段が運転監視手段の検出した回転数信号の変化量から気
泡の吸込みを検知するから、負荷が軽くなって回転数が
上がるのを特別の検出装置を用いることなく簡単に且つ
正確に検出し、これによって気泡の吸込みを検出するか
ら、速やかに気泡を排出することができる。
【0081】請求項3に記載された発明は、気泡検知手
段が運転監視手段の検出した電流信号の変化量から気泡
の吸込みを検知するから、気泡が溜まって羽根車が仕事
せず負荷が軽くなるため、電流が下がるのを特別の検出
装置を用いることなく簡単に且つ正確に検出し、これに
よって気泡の吸込みを検出するから、速やかに気泡を排
出うることができる。
【0082】請求項4に記載の発明は、流体吸込み口に
設けられた流体中の気泡の存在を検出する気泡検知手段
と、気泡排出を促すための運転動作を行う気泡排出運転
手段を有するから、流体吸込み口に設けられた気泡検知
手段で気泡の存在を直接検出でき、気泡の存在を誤って
検出することがない。
【0083】請求項5に記載された発明は、気泡検知手
段が流体電気伝導率測定電極を備えて、電気伝導度変化
を検出して気泡を検知するから、流体吸込み口に設けら
れた測定電極で電気伝導度変化により直接気泡の存在を
検出するため、気泡を確実且つ簡単に検出できる。
【0084】請求項6に記載された発明は、気泡検知手
段が光透過度センサーを備えて、光透過度変化を検出し
て気泡を検知するから、流体吸込み口に設けられた光透
過度センサーにより受光強度変化により直接気泡の存在
を検出するため、気泡を確実且つ簡単に検出できる。
【0085】請求項7に記載された発明は、気泡排出運
転手段が気泡検知手段からの信号を受けて一定時間停止
して気泡を排出するから、気泡が滞留しても直ちに排出
できる。
【0086】請求項8に記載された発明は、気泡排出運
転手段が気泡検知手段からの信号を受けて一定時間逆転
して気泡を排出するから、逆転により気泡を微細化し、
位置を変化させて排出するので排出がきわめて容易とな
る。
【0087】請求項9に記載された発明は、気泡排出運
転手段が気泡検知手段からの信号を受けて一定時間の停
止と逆転と正転の組み合わせ動作を行って気泡の排出を
行うから、もっとも効果的に排出できる気泡排出運転を
採用できる。
【0088】請求項10に記載された発明は、羽根車の
回転速度を変化させることができる能力調整手段を備え
たターボ型ポンプであって、気泡排出運転手段が能力排
出運転手段を一定時間の高速回転させて気泡の排出を行
うから、気泡の存在が検出されると能力調整手段が羽根
車を高速回転させ、気泡をきわめて速やかに排出するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるターボ型ポンプ
の概略構造図
【図2】本発明の実施の形態1における概略制御ブロッ
ク図
【図3】本発明の実施の形態1における全体フローチャ
ート
【図4】本発明の実施の形態1における回転数データ演
算処理ステップフローチャート
【図5】本発明の実施の形態1における平均回転数デー
タ演算処理ステップフローチャート
【図6】本発明の実施の形態1における気泡排出処理ス
テップフローチャート
【図7】本発明の実施の形態2におけるターボ型ポンプ
の気泡排出処理ステップフローチャート
【図8】本発明の実施の形態3におけるターボ型ポンプ
の概略制御ブロック図
【図9】本発明の実施の形態3におけるターボ型ポンプ
の能力調整制御ブロック図
【図10】本発明の実施の形態3における気泡排出処理
ステップフローチャート
【図11】本発明の実施の形態4におけるターボ型ポン
プの概略制御ブロック図
【図12】本発明の実施の形態4における全体フローチ
ャート
【図13】本発明の実施の形態4における平均電流デー
タ演算処理ステップフローチャート
【図14】本発明の実施の形態5におけるターボ型ポン
プの概略制御ブロック図
【図15】本発明の実施の形態6におけるターボ型ポン
プの概略制御ブロック図
【図16】従来のエアロック防止をしたターボ型ポンプ
を示す図
【符号の説明】
1 ターボ型ポンプ本体 2 上側ケース 3 防水隔壁 4 下側ケース 5 ステータ 5a 第1相巻線 5b 第2相巻線 5c 第3相巻線 6 基板 6−1 電源線 7 ロータ 8 マグネット 9 軸受け 9−1 軸受板 10 固定軸 11 吸込み口 12 吐出口 13 羽根車 14 ボリュート 15 シールリング 19 電源線 20 電源 21a,21b,21c ホールセンサー 22 駆動制御部 22a,22b,22c スイッチング素子 22d 駆動パターン発生回路 23 運転監視手段 24 気泡検知手段 25 気泡排出運転手段 26 能力調整手段 26a,26b,26c AND回路 26d PWM信号用三角波発生回路 26e 比較器 27 抵抗Ra 31 第1流体電気伝導率測定電極 32 第2流体電気伝導率測定電極 33 増幅器 34 検出抵抗Rs 41 発光素子 42 受光素子 101 空気溜り 102 ターボ型ポンプ 103 インペ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松尾 直樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3H020 AA01 BA03 BA11 BA18 BA21 BA26 CA00 CA05 CA08 DA04 EA01 EA07 EA08 EA09

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体に運動エネルギーを与える羽根車と、
    前記羽根車とともに回転するロータと、電磁力によって
    前記ロータに回転力を発生させるステータと、前記ステ
    ータを構成する巻線への通電制御を行う駆動制御部と、
    前記駆動制御部の運転状態を検出する運転監視手段と、
    前記運転監視手段の検出信号に基づいて気泡の吸込みを
    検知する気泡検知手段と、気泡検知手段からの信号を受
    けて気泡排出を促すための運転動作を行う気泡排出運転
    手段を有することを特徴とするターボ型ポンプ。
  2. 【請求項2】前記気泡検知手段が、前記運転監視手段の
    検出した回転数信号の変化量から気泡の吸込みを検知す
    ることを特徴とする請求項1に記載のターボ型ポンプ。
  3. 【請求項3】前記気泡検知手段が、前記運転監視手段の
    検出した電流信号の変化量から気泡の吸込みを検知する
    ことを特徴とする請求項1に記載のターボ型ポンプ。
  4. 【請求項4】流体に運動エネルギーを与える羽根車と、
    前記羽根車とともに回転するロータと、電磁力によって
    前記ロータに回転力を発生させるステータと、前記ステ
    ータを構成する巻線への通電制御を行う駆動制御部と、
    前記羽根車に流体を導くための流体吸込み口に設けられ
    前記流体中の気泡の存在を検出する気泡検知手段と、前
    記気泡検知手段からの信号を受けて気泡排出を促すため
    の運転動作を行う気泡排出運転手段を有することを特徴
    とするターボ型ポンプ。
  5. 【請求項5】前記気泡検知手段が流体電気伝導率測定電
    極を備え、電気伝導度変化を検出して気泡を検知するこ
    とを特徴とする請求項4に記載のターボ型ポンプ。
  6. 【請求項6】気泡検知手段が光透過度センサーを備え、
    光透過度変化を検出して気泡を検知することを特徴とす
    る請求項4に記載のターボ型ポンプ。
  7. 【請求項7】前記気泡排出運転手段が、前記気泡検知手
    段からの信号を受けて一定時間停止して気泡を排出する
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のター
    ボ型ポンプ。
  8. 【請求項8】前記気泡排出運転手段が、前記気泡検知手
    段からの信号を受けて一定時間逆転して気泡を排出する
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のター
    ボ型ポンプ。
  9. 【請求項9】前記気泡排出運転手段が、前記気泡検知手
    段からの信号を受けて一定時間の停止と逆転と正転の組
    み合わせ動作を行って気泡の排出を行うことを特徴とす
    る請求項1〜6のいずれかに記載のターボ型ポンプ。
  10. 【請求項10】前記羽根車の回転速度を変化させること
    ができる能力調整手段を備えた請求項1〜6のいずれか
    に記載のターボ型ポンプであって、前記気泡検知手段か
    らの信号を受けると前記気泡排出運転手段が前記能力排
    出運転手段を一定時間の高速回転させて気泡の排出を行
    うことを特徴とするターボ型ポンプ。
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