JP2020514615A - 供給回路を調整するための改良された方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジンの適切な動作にとって有害である、特定の流れ状態を回避することを可能にしていて且つ上述の既知の方法に固有の欠点が少なくとも部分的に存在しない、供給回路を調整する方法の提供。【解決手段】第1のポンプ(12)と、第1のポンプ(12)に通じる上流ダクト(10a)と、を少なくとも具備する、供給回路(10)を調整する方法であって、この方法は、第1のポンプ(12)に供給される上流ダクト(10a)内の流れのガス含有量を決定する段階と、決定する段階において決定された、上流ダクト(10a)内のガス含有量の値が、予め定められた閾値以上である場合に、第1のポンプ(12)に供給される流れの流速を修正する段階と、を具備する。【選択図】図1A

Description

本発明は、エンジン、特にはタービンエンジン用の燃料供給回路の分野に係わり、そして本発明は、特には、供給回路を調整する方法、及び二相流が流れる、その様な供給回路にもまた関する。
本発明は、特に航空機のターボジェットに使用されてもよい。
航空機エンジンは従来、航空機の翼に一般的に位置する、タンクから燃料を取り出す燃料供給回路を具備する。それらのタンクからエンジンへのその経路上において、燃料は、それらのタンクから出て飛行機の一部を形成する、パイプ(管)内、及びその後エンジンの供給回路の一部を形成する、パイプ内を流れることにより開始する。これら2本の管の間の接合部は従って、飛行機とエンジンとの間の境界面を構成する。更に、その様なエンジンの供給回路は、燃料が燃焼室に供給される前に、燃料を加圧するように作用するポンプ装置を具備する。ポンプ装置は一般的に。2つの段階、即ち低圧(LP)ポンプ及び高圧(HP)ポンプ、を具備する。LPポンプは一般的に、羽根付き羽根車を有する、遠心ポンプであり、LPポンプの適切な動作は、LPポンプが燃料を十分に供給されることに強く依存する。特に、その種類のポンプは、液相の燃料により動作するように設計されるので、燃料の流れの中にガスが存在すると、ポンプの適正な動作を低下させる恐れがある。
しかしながら、エンジンを製造する時に、エンジン製造者は、エンジンが飛行中にさらされることになる動作条件を必ずしも知っているわけではなく、そして特には、彼ら(製造者)は、航空機の燃料タンク及びパイプの詳細設計を必ずしも知らない。逆には、幾つかのエンジンモデルが一般的に、任意の1つの航空機モデルに対応しているので、航空機製造者は、与えられた航空機において使用されることになる、エンジンの型式を必ずしも知っているとは限らない。結果として、航空機とエンジンとの間の境界面に存在する、流れ状態は、ほとんど知られていない。残念なことには、飛行機の構成及びそれの使用条件(ダクト(導管)の配置図、高度、燃料の種類、温度等)に依存して、境界面における流れ特性は妨害され得る。その結果は、特には脱気又は実際にはキャビテーション(空洞化)と、更に流れの圧力が低くなり過ぎる時に出現するようなこれらの2つの現象の間の結合と、を具備してもよい。結果として生じる二相流はその後、微小気泡と、気泡と、完全なガスポケット(凹所)と、を具備しており、それらは、LPポンプの動作を阻害し、更にLPポンプに回復不能な損傷さえも与え、それによりエンジンの機能不全をもたらす恐れがある。これに関して、図1は、テストベンチ(試験台)において観察された流体の流れを示しており、キャビテーションの様々なモード(様式)を示しており、そして特には、低速で且つ比較的高い流れ圧力における流れに対応していて且つポケットを含む、キャビテーションモード(図1A)を示す。このモードは、安定したキャビテーションポケット(ガスポケット)を有していて且つ比較的静的な流れであって、飛行機とエンジンとの間の境界面(羽根の吸入側であるとしても考えられ得る、広がり部分を有するベンチュリー管喉部によりモデル化される)に位置したままであって、ポケットはダクトに沿って移動せず、そしてポケットがポンプに到達しない、流れにより特徴付けられる。一般的には、この種類のキャビテーションはまた、ポンプ羽根の吸い込み側においても形成され得る。更に図1は、ポケットキャビテーションモードにおいてに比べて、より高い流速及びより低い圧力に対応する、乱流キャビテーションモード(図1B)を示す。このモードは、高度の渦度、即ち、キャビテーションポケットが、流れに沿うダクトの部分において下流方向に移動する明確な周波数において同期した状態で分離する状態の非常に動的な流れ、により特徴付けられる。
これらのキャビテーションの流れ状態は、ポンプ、ひいてはエンジンの適切な動作にとって有害であり得る。具体的には、これらの種類の状態において、LPポンプは、本質的に気相中にある流体を時々供給されてもよい。図1Bの垂直線Tは、流れが殆ど完全に気体である、部分を示す。この形態は、特にポンプが呼び水されなくなる状態をもたらすことが可能であるか、又は実際には振動を招くことが可能であり、従ってポンプを損傷する可能性がある、サージング(脈動)現象の出現を招くことが可能である。
これらの種類の流れ状態を回避するためには、飛行中において航空機とエンジンとの間の境界面において燃料が供給される状態を模擬すること、従って正確に特定することが必要であろう。しかしながら、上述のように、エンジン製造者は、その様な模擬を可能にするための、特に航空機の正確な構成に関する十分な情報を殆ど有さない。従って、これらの流れ状態を回避することを目的とする今日の解決策の内容は、飛行機とエンジンとの間の境界面において圧力が低過ぎる(キャビテーション現象を促進する)任意の危険性を回避するように飛行包囲線を制限するものであるか、又は実際には、航空機の重量を無意味に増加させる結果を有する、LPポンプの寸法の過剰増大によるものである。
従って、エンジンの適切な動作にとって有害である、特定の流れ状態を回避することを可能にしていて且つ上述の既知の方法に固有の欠点が少なくとも部分的に存在しない、供給回路を調整する方法に対する、及びまた供給回路に対する必要性が存在する。
本開示は、第1のポンプと、第1のポンプに通じる上流ダクトと、を少なくとも具備する供給回路を調整する方法を提供しており、この方法が、第1のポンプに供給される上流ダクト内の流れのガス含有量を決定する段階と、決定する段階において決定された、上流ダクト内のガス含有量の値が、予め定められた閾値以上である場合に、第1のポンプに供給される流れの流速を修正する段階と、を具備する。
本開示において、流れは、液体の流れ、又は二相流、即ち液相と、液体の蒸気及び液体に当初溶解した任意の空気を具備する気相と、の両方を具備する流体の流れであってもよく、そして用語「上流」及び「下流」は、流体の流れ方向に対して理解されるべきである。
用語「ガス(気体)含有量」は、上流ダクトの一部にわたり、全体としての流体中の気相の総体積分率を意味するように使用される。従って、予め定められた値は、予め定められた気相分率に対応する。閾値は、特定の流れ状態の出現に対応するように、例えば、特定のキャビテーションモード、及び特に乱流キャビテーションモードに対応するように、決定されてもよい。従って、決定する段階は、第1のポンプから上流におけるその様な流れ状態の出現を検出するように作用する。
更に、用語「流速を修正する」は、第1のポンプに供給される流体の質量流速を増大又は減少することとして理解されるべきである。従って、一旦決定する段階において乱流キャビテーション状態が検出されると、第1のポンプに供給される流体の質量流速は修正される。この流速修正は、第1のポンプから上流の圧力の修正、ひいては流れ状態の変更をもたらす。従って、この方法により、その様な状態の出現を検出し且つ次に航空エンジンにとって飛行包囲線を制限する必要なしで流速を単に修正することにより、エンジンの動作を害することが可能な乱流キャビテーションモードに対応する、流速状態を回避することが可能になる。更に、その様な方法は、ポンプの寸法が大きくなり過ぎることを回避することを可能にし、それによりその重量及び寸法を増大させることを回避するように作用する。
特定の実施の形態において、決定する段階において決定されたガス含有量値が予め定められた閾値以上である場合に、第1のポンプに供給される流速は増加される。
特定の実施の形態において、決定する段階において決定されたガス含有量値が予め定められた閾値以上である場合に、第1のポンプに供給される流速は、上流ダクト内において「スーパーキャビテーション(超空洞化)」状態を得るように増加される。
決定する段階において予め定められた閾値以上のガス含有量値を検出することは、ポンプに危険をもたらすキャビテーションモード、例えば乱流キャビテーションモード、の存在の特徴である。乱流キャビテーションモードは一般的に、このモードの不安定な性質を考慮すると、ポンプの、ひいてはエンジンの、適切な動作のために、ポンプにとって最も有害な流れ状態を構成する。具体的には、この種類の状態下において、LPポンプは、時々、本質的に気相中にある流体を供給されてもよい。この構成は、特にポンプに呼び水がされなくなり、更にポンプが損傷することに導き得る。
具体的には、流速を増加させることは、該流れの圧力の減少をもたらしており、この圧力減少は、上流ダクト内に既に存在するキャビテーション現象を強調し、それにより、乱流キャビテーションモードにおいてに比べてより高い流速とより低い流れ圧力とに対応する、キャビテーションの所謂「スーパーキャビテーション」モードに達するという効果を有する。この流速増加は、上流ダクト内において「スーパーキャビテーション」状態を意図的に得るように達成される。具体的には、図1Cに示されるように、これらの状態は、より局所的であって且つ動的に「安定した」流れ内のキャビテーション現象により特徴付けられる。より正確には、液相は、ダクトに沿って実質的に一定のままである、実質的に円形の断面及び直径のジェット(噴流)の形態で流れる。従って、発生したガスは、該液体流れとダクトの壁との間の環状の流れにおいて、ダクトの特定の区域に留まる。その結果、ガスの流れは、より安定し、従って第1のポンプの適切な動作に対する有害性が少なくなる。
特定の実施の形態において、第1のポンプに供給される流速の増加は2%より大きい。
初期流速と比較して少なくとも2%の流れの質量流速のこの増加は、ほとんどの用途において、乱流状態からスーパーキャビテーション状態へ移行することを可能にする。
特定の実施の形態において、第1のポンプに供給される流速の増加は、15%未満、好適には10%未満、より好適には5%未満である。
従って、第1のポンプに供給される流速の小さな増加幅は、殆どの用途において、乱流状態から「スーパーキャビテーション」状態に移行するのに十分であり得る。これにより、エンジンの動作に過度の影響を与えることが回避される。
特定の実施の形態において、回路は、第1のポンプから下流の下流ダクトと、下流ダクトから分岐していて且つ下流ダクトから特定量の流体を抽出することを可能にする、少なくとも1つの第1の分岐流路と、を具備しており、第1ポンプに供給される流速の修正は、下流ダクトから第1の分岐流路を介して抽出される流体の量を修正することにより実施される。
下流ダクトは、第1のポンプから来る流体が流れる、ダクト(導管)である。分岐流路は、ダクトに対して横方向に接続する流路であってもよい。手段は、下流ダクト内を流れる特定量の流体が分岐流路を介して抽出されることを可能にする。従って、第1のポンプに供給される流速に対する修正は単に、少なくとも第1の分岐流路を介して下流ダクトから抽出される、流体の量を修正することにより実行可能である。
特定の実施の形態において、第1のポンプに供給される流体の流れは、少なくとも第1の分岐流路を介して下流ダクトから抽出される流体の量を減らすことにより増加される。
特定の実施の形態において、流れのガス含有量は、二相流のガス含有量を決定するのに適していて且つ上流ダクト内に配置された、相測定ツールにより決定される。
特定の実施の形態において、相測定ツールは、複数の同軸電極を具備しており、相測定ツールは、同軸電極間の電気容量を測定することによりダクト内のガス含有量を決定するように構成される。
相測定ツールは、お互いに且つ外側シリンダ(円筒)に同軸に配置された複数の円筒形電極をそこ(外側シリンダ)に配置する、外側シリンダを具備してもよい。ダクト内を流れる流体は、電極に沿って外側シリンダ内を流れる。電極は、電気容量を測定するように作用し、そしてその値は、測定ツールを通り流れる流体のガス含有量を表す。この種類の相測定ツールは、仏国特許第2978828号により詳細に記載される。このパラメータを実時間で知ることは、ガス含有量値が閾値に達すると直ちに流れ状態を修正できるという利点をもたらしており、その際これは、流速を修正することにより行われる。
特定の実施の形態において、第1のポンプから下流で抽出される流体の量は、第1の分岐流路に設けられた、供給弁の開度を調節することにより修正される。
分岐流路を介して下流ダクト内を流れる特定量の流体を抽出するための手段は、単純な抽出弁を具備してもよい。該弁の開度は、分岐流路内を流れる流体の量、従って下流ダクトから抽出される流体の量を調整するように作用する。
特定の実施の形態において、制御ユニットは、相測定ツールにより決定されたガス含有量の値を、予め定められた臨界値と比較して、そしてその比較の結果の関数として、抽出弁の開度を制御する。
制御ユニットは、電子制御ユニット(ECU)であってもよい。制御ユニットは、相測定ツールにより送信された、ガス含有量の値の関数として、抽出弁の開度を制御することにより流れ状態を修正するように自律的に作動する。
特定の実施の形態において、相測定ツールは、上流ダクトの外径と等しい外径を提示する。
換言すれば、外側シリンダは、上流ダクトの外径に等しい直径を有する。これにより、上流ダクトの形状において任意の不連続性を生じることを回避することが可能になる。
特定の実施の形態において、相測定ツールの同軸電極の前縁部及び後縁部は、流れにおける水頭損失を制限するように最適化される。
一例として、前縁部は、流れにおける水頭損失を制限するように面取りされてもよい。
特定の実施の形態において、流れは、タービンエンジンのための燃料の流れであり、そして流れは液相と気相とを具備する。
このようにして、調整方法は、タービンエンジンへの燃料の速度を調整するように作用する。
特定の実施の形態において、供給回路は、第1のポンプと、第1のポンプから下流の第2のポンプと、を具備しており、第1と第2のポンプは、下流ダクトにより共に接続する。
供給回路は、タービンエンジンの一部を形成する。第1のポンプは、低圧(LP)ポンプであってもよく、そして第2のポンプは、高圧(HP)ポンプであってもよい。
特定の実施の形態において、供給回路は、第1ポンプと第2ポンプとの間に配置された、少なくとも1つの熱交換器と、第1ポンプと熱交換器との間から分岐する第1分岐流路と、熱交換器と第2のポンプとの間において下流ダクトから分岐する第2の分岐流路と、を具備する。
熱交換器は、油/燃料熱交換器又は空気/燃料熱交換器であってもよい。熱交換器は、燃料がエンジン内に噴射される前に、燃料流の温度を調整するように作用する。第2の分岐流路は、第1の分岐流路と類似してもよい。抽出弁は、第1の分岐流路及び/又は第2の分岐流路に設けられてもよい。従って、第1の分岐流路及び第2の分岐流路は、熱交換器に対して上流側及び下流側のそれぞれで燃料混合物を抽出するように作用しており、それにより混合後に、抽出される燃料の温度を調整することを可能にする。これらの要素は通常、タービンエンジンの供給制御において存在する。従って、本開示の文脈において、第1及び/又は第2の分岐流路は、下流ダクトから抽出される流体の量を修正することにより上流ダクト内の流速を修正するように作用する。従って、この様にして抽出することは、その様な供給回路に既に従来から存在する、要素を使用することにより、上流ダクト内の流れ状態を修正するように作用する。その結果、第1のポンプに供給される流速を修正するための追加の装置を使用する必要がなく、そのことは、エンジンの重量の増加を回避するように作用する。
特定の実施の形態において、タービンエンジンに供給された燃料は、車両、好適には航空機の一部を形成する、タンクから取り出される。
特定の実施の形態において、第1及び/又は第2の分岐流路により抽出された燃料は、該タンクに戻される。
従って、燃料は、循環ループを形成するようにタンクとタービンエンジンとの間において流れる。
特定の実施の形態において、相測定ツールは、車両とタービンエンジンとの間の境界面から下流に配置される。
言い換えれば、相測定ツールは、車両とタービンエンジンとの間の境界面と第1のポンプとの間の上流ダクト内に、即ち上流ダクトへの入口に配置される。相測定ツールのこの位置は、相測定ツールが境界面から直ぐ下流のガス含有量を測定することを可能にしており、従って境界面において引き起こされる流れの乱れ、及び乱流キャビテーションの潜在的な存在を検出することを可能にする。
特定の実施の形態において、ガス含有量閾値は50%から80%の範囲内にある。
この範囲の値にあるガス含有量値は、流れの中の乱流キャビテーション状態の存在の特徴であり得る。
特定の実施の形態において、相測定ツールが1秒未満において、ガス含有量の少なくとも5%、好適には10%、より好適には15%の変動を測定する時に、第1のポンプに供給される流速は修正される。
ポケット内のキャビテーション又は「スーパーキャビテーション」等の安定したキャビテーションモードは、所与の部分にわたって実質的に一定である、ガス含有量を提示する。その結果、相測定ツールが検出するガス含有量の過度の変動は、不安定な流れ状態の存在の特徴となり得る。
特定の実施の形態において、低圧ポンプは、予め定められた流れモードの関数として構成される。例えば、低圧ポンプは、45%までのガス含有量を有する流れのために構成されてもよい。その様な状況下において、乱流キャビテーションの存在を検出することができ、従って流れ状態を修正することができることにより、流れの中のガス含有量を45%未満の値において維持することを可能にする。従って、全ての種類の流れに対して構成されるように過大寸法で形成された、低圧ポンプを使用する必要はない。従って、供給回路の総重量は、減少可能である。
本開示はまた少なくとも、ポンプと、ポンプに通じる上流ダクトと、上流ダクト内に配設された相測定ツールと、流速調整装置と、計算ユニットと、を具備する供給回路を提供しており、該計算ユニットは、上流ダクト内のガス含有量値が予め定められた閾値以上である場合に、ポンプに供給される流速を修正するように流速調整装置を制御するように構成される。その様な供給回路を使用することに関連する技術的利点は、上述の供給回路を調整する方法に関連するものと類似する。更に、その方法に関して説明された特徴は、単独で又は組み合わせて、供給回路に対して置き換え可能である。
本発明及びその利点は、非限定的に与えられた本発明の実施の形態の以下の詳細な説明を読むことで、より良好に理解可能である。説明は、添付の図面を参照する。
図1Aは、流体がポケットキャビテーションモードにおいて流れている、パイプをモデル化された方法で示す。 図1Bは、流体が乱流キャビテーションモードにおいて流れている、パイプをモデル化された方法で示す。 図1Cは、流体がスーパーキャビテーションモードにおいて流れている、パイプをモデル化された方法で示す。 図2は、本開示の供給回路を具備する、航空機を示す。 図3は、その様な供給回路の図である。 図4は、相測定ツールを示す。
図2は、エンジン1と航空機9の翼内に設置されたタンク2とを有する、航空機9を示す。エンジン1は、タンク2から取り出された燃料が供給される、供給回路10を有する。タンク2からエンジン1へのその経路において、燃料は、タンク2から来ていて且つ航空機9の一部を形成する、第1のタンクパイプ(管)2a内を最初に流れており、そしてその後、エンジン1の供給回路10の一部を形成するパイプ10a内を流れる。これら2本のパイプ2aと10aとの間の接合部は、航空機9とエンジン1との間の境界面Iを構成する。
供給回路10は、図3に図式的に示される。供給回路10は、燃料が燃焼室20に供給される前に、燃料を加圧するためのポンプ装置を具備する。このポンプ装置は、第1のポンプ12(低圧ポンプ)と、第2のポンプ14(高圧ポンプ)と、を具備する。図3中の矢印は、燃料の流れ方向を示す。パイプ10aは、タンク2から来る燃料が流れる、上流ダクト(導管)であり、更にパイプ10aは、第1のポンプ12に通じる。第1のポンプ12は、下流ダクト13が接続される、第2のポンプ14に燃料が達するまで燃料が流れる、下流ダクト13に送る。第2ポンプ14を出た燃料はその後、メータ(計器)ユニット19に送られ、更にその後エンジン1の燃焼室20に送られる。熱交換器16は、第1ポンプ12と第2ポンプ14との間の下流ダクト13に配置される。熱交換器16は、下流ダクト13内を流れる流体と、第2ポンプ14の下流側でメータユニット19により取り込まれていて且つ計量パイプ(管)19aにより熱交換器16に取り込まれる流体との間で熱を交換することにより、流れの温度を調節するように作用する。
供給回路10はまた、第1の分岐流路13aと、第2の分岐流路13bと、を有する。第1と第2の分岐流路13a及び13bは、下流ダクト13から特定量の燃料を取り出すように作用する。第1の分岐流路13aは、第1ポンプ12と熱交換器16との間において下流ダクト13から分岐する。第2の分岐流路13bは、熱交換器16と第2ポンプ14との間において下流ダクト13から分岐する。
抽出装置18は、第1と第2の分岐流路13a及び13bに設けられる。抽出装置18は、第1の分岐流路13aに設けられた第1の抽出弁18aと、第2の分岐流路13bに設けられた第2の抽出弁18bと、を有する。抽出弁18a及び18bの開度は、第1と第2の分岐流路13a及び13b内を流れる燃料の量、従って下流ダクト13から抽出される燃料の量、を調整するように作用する。抽出装置18はまた、下流ダクト13から抽出された燃料がタンク2に向かって還流する、戻りダクト10bに接続する。戻りダクト10b自体は、境界面Iにおいて第2のタンクパイプ2bに接続する。供給回路10から来る燃料は、この第2のタンクパイプ2bを介してタンク2に流れる。
相測定ツール(装置)30は、境界面Iの下流において上流ダクト10a内に配置される。図4に示されるように、相測定ツール30は、そこ(円筒形シェル(殻)30a)に配置された複数の円筒形電極30b、30c、30d及び30eを有する、円筒形シェル30aを具備しており、それらの電極は、お互いに且つ円筒形シェル30aと同軸である。上流ダクト10a内を流れる流体は、これらの電極に沿って相測定ツール30に流れ込む。電極は、相測定ツール30を通り流れる流体のガス含有量を表す、値を提示する、電気容量を測定するように作用する。
計算ユニット(装置)40は、相測定ツール30と抽出装置18とに接続する。一例として、制御ユニット40は、全デジタル電子式エンジン制御(FADEC)型であってもよい。相測定ツール30により測定された、上流ダクト10a内を流れる流体のガス含有量は、計算ユニット40に送信される。このガス含有量の値の関数として、計算ユニット40は、以下に説明する方法を用いて、第1と第2の供給弁18a及び18bの開度を制御する。
乱流キャビテーション状態の出現の特徴であるガス含有量閾値は、予め定められる。この例において、予め定められた閾値は、10%のガス含有量に対応する。相測定ツール30により測定された上流ダクト10a内のガス含有量値が予め定められた閾値より大きいと計算ユニット40が判断した場合に、計算ユニット40は、乱流キャビテーション状態が下流ダクト13内に存在すると推定して、そしてその結果、計算ユニット40は、第1と第2の供給弁18a及び18bの開度を制御する。
上記の例において、予め定められた閾値が存在することにより、乱流キャビテーション状態が存在すると推定することが可能になる。それにもかかわらず、別の手段が使用され得るであろう。例えば、下流ダクト13内の乱流キャビテーション状態は、相測定ツール30が1秒未満においてガス含有量の少なくとも5%の変動を測定する場合に検出可能である。
第1と第2の供給弁18a及び18bを部分的に閉じることは、第1と第2の分岐流路13a及び13bにより下流ダクト13から抽出される、燃料の量を減少するように作用する。下流ダクト13から抽出される燃料の量のこの減少は、上流ダクト10a内の燃料の流速の増加をもたらす。
この話題に関して、航空ポンプの主な製造者は、ガスの全量がインデューサ(入口導翼)及び羽根車の羽根(この例において第1のポンプ12)を介して通過する際に圧縮されると仮定する。残念ながら、キャビテーションの痕跡が主ポンプ(この例において第2のポンプ14)のHP段階において見られ得るので、これは真実である必要はない。このことは、特定量のガスが第1のポンプ12からの出口において圧縮されず、そしてその結果、下流ダクト13に見られるはずであることを示す。「スーパーキャビテーション」はガス含有量に対して飽和状態にあると考えられるので、これはより真実でさえあり、そして上述のように、ダクトの一部にわたり、全体としての流体中の気相の総体積分率は、更により大きく増加する。結果として、ダクト内の流体の総質量は、それぞれ、液相及び気相質量により重み付けされる。ダクトの容積は、エンジン構成において一定のままであるので、流体の総質量は、各相の比重により重み付けされる。大気温度における灯油の比重は、1立方メートル当たり約780キログラム(kg/m3)であり、そして灯油蒸気の密度は、約4.5kg/m3であり、それによりこれら2つの値の間において約170の比を与えており、ARP492C規格による低圧ポンプ(この例において第1のポンプ12)における許容可能なガス含有量が45%であることが理解される。更に、回転速度、高度及び温度の特定の条件下における第1のポンプの質量流速要件は、一定のままである。更に、下流ダクト13から抽出された液体を濾過することは不可能であり、そのことは、二相流をタンク2に向かって戻すこと、及びその結果、第2のポンプ14から上流の流体の総質量を減少させることを意味するであろう。タンク2内において見られるべき二相混合物は、従って、第1のポンプ12によりもう一度吸い込まれる。このために、抽出装置18は、抽出二相流を制限するために、それの新しい位置にある必要がある。燃料システムに存在する別の効果は、第1のポンプ12を通過する液体におけるその圧縮性の結果としての灯油の温度の上昇である。より正確には、タンク2に戻される流れの温度は、 「低温」燃料と「高温」燃料との混合により重み付けられる。第1のポンプ12からの出口におけるガスの存在は、存在する液体の量を減少させており、それにより、抽出された燃料の平均温度を上昇させる。その結果、タンク2へ燃料が戻ると、平均燃料温度の上昇を結果的に生じる。キャビテーションが吸熱現象(液体を蒸気に変換することは、エネルギーを消費し、そしてそのエネルギーが液体から奪われており、それにより液体及び蒸気により形成されるポケットにおける局所的な冷却を生じる)であることを想定すると、キャビテーションは流体の潜熱の結果として遅れるので、この上昇は有益な効果を有する。灯油に関して、飽和蒸気圧は、より高い温度において上昇し、それによりキャビテーションの出現を遅らせる。その結果、第1のポンプ12は、二相混合物よりも多い液体を吸入する。
本例において、制御ユニット40は、上流ダクト10a内において流速を5%増加させることができるように、第1と第2の供給弁18a及び18bの開度を制御する。この流速の増加は、上流ダクト10a内の乱流キャビテーションモード(図1Bに示される)から「スーパーキャビテーション」モード(図1Cに示される)に移行するように作用する。用語「スーパーキャビテーション」は、乱流キャビテーションモードに比べて、より安定で且つより規則的であって従って第1のポンプ12の適切な動作にとってより好適であり、従って第1のポンプを損傷する危険性を減少させるように作用する、流れモード(様式)を指定するように使用される。
本発明は、特定の実施の形態を参照して説明されたが、特許請求の範囲により定義される本発明の一般的な範囲を逸脱することなく、それらの実施の形態に、修正及び変更を加えることができることは明らかである。特には、図示及び/又は言及された様々な実施の形態の個別の特徴は、追加的な実施の形態において組み合わされてもよい。従って、説明及び図面は、限定的ではなく例示的であるという意味において考慮されるべきである。
方法に関して説明された全ての特徴は、単独で又は装置と組み合わせて置き換え可能であり、そして逆に、装置に関して説明された全ての特徴は、単独で又は方法に組み合わせて置き換え可能であることも明らかである。

Claims (9)

  1. 第1のポンプ(12)と、前記第1のポンプ(12)に通じる上流ダクト(10a)と、を少なくとも具備する、供給回路(10)を調整する方法であって、この方法が、
    前記第1のポンプ(12)に供給される前記上流ダクト(10a)内の流れのガス含有量を決定する段階と、
    前記決定する段階において決定された、前記上流ダクト(10a)内の前記ガス含有量の値が、予め定められた閾値以上である場合に、前記第1のポンプ(12)に供給される流れの流速を修正する段階とを具備する、ことを特徴とする方法。
  2. 前記決定する段階において決定された前記ガス含有量の値が、前記予め定められた閾値以上である場合に、前記第1のポンプ(12)に供給される前記流速は、前記上流ダクト(10a)内において、スーパーキャビテーション状態を得るように増加させられる、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1のポンプ(12)に供給される流速の増加が、2%より大きく且つ15%未満であり、好適には2%より大きく且つ10%未満であり、より好適には2%より大きく且つ5%未満である、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記供給回路(10)が、前記第1のポンプ(12)から下流において下流ダクト(13)と、前記下流ダクトから分岐していて且つ特定量の流体が前記下流ダクト(13)から抽出されることを可能にする少なくとも1つの第1の分岐流路(13a)と、を具備しており、
    前記第1のポンプ(12)に供給される流れの前記流速の前記修正は、少なくとも前記第1の分岐流路(13a)を介して前記下流ダクト(13)から抽出される流体の量を修正することにより実施される、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記第1のポンプ(12)に供給される流体の前記流速は、少なくとも前記第1の分岐流路(13a)を介して前記下流ダクト(13)から抽出される流体の量を減少することにより増加される、ことを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 前記流れのガス含有量は、二相流の前記ガス含有量を決定するのに適していて且つ前記上流ダクト(10a)内に配置される、相測定ツール(30)により決定される、ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記ガス含有量についての前記予め定められた閾値は、50%〜80%の範囲内にある、ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記第1のポンプ(12)に供給される流体の前記流速の前記修正は、前記相測定ツール(30)が1秒未満において前記ガス含有量の、少なくとも5%、好適には10%、より好適には15%の変動を測定する場合に実施される、ことを特徴とする請求項6に記載の方法。
  9. ポンプ(12)と、前記ポンプ(12)に通じる上流ダクト(10a)と、前記上流ダクト(10a)内に配設された相測定ツール(30)と、流速調整装置(18)と、計算ユニット(40)と、を少なくとも具備する、供給回路(10)において、
    前記計算ユニット(40)は、前記上流ダクト(10a)内の前記相測定ツール(30)により測定されたガス含有量値が予め定められた閾値以上である場合に、前記ポンプ(12)に供給される流速を修正するように前記流速調整装置(18)を制御するように構成される、ことを特徴とする供給回路(10)。
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