JP2001279906A - 出隅構造 - Google Patents

出隅構造

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JP2001279906A
JP2001279906A JP2000101384A JP2000101384A JP2001279906A JP 2001279906 A JP2001279906 A JP 2001279906A JP 2000101384 A JP2000101384 A JP 2000101384A JP 2000101384 A JP2000101384 A JP 2000101384A JP 2001279906 A JP2001279906 A JP 2001279906A
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corner
angle
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cover
protruding corner
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JP2000101384A
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English (en)
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Yuugo Oota
祐吾 太田
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Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 出隅ベース20に出隅カバー30を嵌め合わ
せる簡単な作業により、高さ方向の一直線上に角部35
が揃った出隅を得る。 【構成】 角柱10に取り付けられた外装パネル13,
14の突合せ角部に出隅ベース20を固着し、出隅ベー
ス20の両側縁にある係止鉤部23,24に係止部3
3,34を噛み合わせることにより出隅ベース20に出
隅カバー30を装着する。出隅カバー30の角部35に
は、出隅ベース20の鋭角状受け部25が内側から押し
当てられる。 【効果】 鋭角状受け部25により角部35が正確に位
置決めされるため、複数の出隅ベース20を取り付けた
場合でも、角部35が高さ方向の一直線上に揃った出隅
となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、雨水等の侵入がなく、
綺麗な外観で外側角部を仕上げる出隅構造に関する。
【0002】
【従来の技術】建築物の角部には、角部を挟む両面に張
られた外装パネルの側端部が重ね合わされた継目が位置
する。継目に生じる隙間を塞ぎ、綺麗な仕上りにするた
め、重ね合わせたパネル側端部に出隅カバーが装着され
る。出隅カバーの装着を容易にするため、たとえば図1
に示すように、角柱1に固定した外装パネル2に係止具
3を取り付け、係止具3に出隅カバー4を弾性力で嵌め
合わせる構造が知られている(特開平3−10786号
公報)。係止具3は、角部に逆三角形状の受け部3aが
形成され、外装パネル2にあてがわれる平面の側部に係
止部3bが形成されている。他方、出隅カバー4は、受
け部3aに支持される角部4aからほぼ直角横方向に延
びた平面の側部に係止具3に噛み合う係合部4bが形成
されている。左右の係合部4bを係止部3bに噛み合わ
せて係止具3に出隅カバー4を重ね合わせると、受け部
3aで角部4aが内側から支持された状態で出隅カバー
4が装着される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】係止具3に装着された
出隅カバー4は、逆三角形状の受け部3aで角部4aが
内側から支持されるため、角柱1の高さ方向に配列され
た複数の出隅カバー4を観察したとき角部4aが不揃い
になりがちである。建築物の角部は特に目につきやすい
個所であり、この部分で角部4aが不揃いになっている
と、見栄えが著しく悪くなる。そのため、角部4aを高
さ方向に揃えて出隅カバー4を装着するために熟練を要
することは勿論、作業性を低下させることにもなる。ま
た、図1の出隅構造では、出隅カバー4平面部の中間に
凹部4cを設け、凹部4cと下地の係止具3との間にコ
ーキング材を介在させているため、係止具3及び出隅カ
バー4を複雑加工することが必要になり、その分だけ部
品コストが高くなる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような問
題を解消すべく案出されたものであり、両側縁の噛合い
部及び鋭角的な角部で出隅カバーを出隅ベースに三点支
持することにより、適正な位置関係で出隅カバーを容易
に装着し、高さ方向に沿った一直線上に角部を揃えた出
隅を得ることを目的とする。
【0005】本発明の出隅構造は、角柱の一側面に取り
付けられた外装パネルと隣り合う他側面に取り付けられ
た外装パネルの突合せ側縁で形成される出隅に固着され
る出隅ベースに出隅カバーが嵌め合わされる。出隅ベー
スは、隣り合う外装パネルに沿った平面部の側縁に係止
鉤部が形成され、両平面部の間で鋭角状受け部が外向き
に突出している。出隅カバーは、出隅ベースの平面部に
沿った平面部をもち、出隅ベースの係止鉤部と外装パネ
ルとの間の隙間に差し込まれる係止舌片を先端にもつ係
止部が両平面部の側縁に形成されている。
【0006】出隅カバーは、出隅ベースの係止鉤部に係
止部が嵌り合い、隣り合う両平面部の間の角部に内側か
ら出隅ベースの鋭角状受け部が押し当てられることによ
り三点支持される。係止鉤部の近傍の位置で、出隅ベー
スの内側にコーキング材を貼り付けることが好ましい。
コーキング材は、外装パネルに出隅ベースを取り付けた
とき外装パネルと出隅ベースの平面部との間で圧縮さ
れ、外装パネルの突合せ部をシールする。
【0007】
【実施の形態】本発明に従った出隅構造は、たとえば図
2に示すように角柱10の一側面に胴縁11を取り付
け、角柱10の隣り合う他側面に取り付けた胴縁12の
端面を角柱10から突出した胴縁11の平面部に突き合
わせ、胴縁11,12にそれぞれ貼り付けられた外装パ
ネル13,14で構成される出隅に適用される。なお、
胴縁11,12は釘15で角柱10に固着され、外装パ
ネル13,14との間にシーリング材16が介装され
る。
【0008】外装パネル13の端面を外装パネル14に
突き合わせた出隅では、外装パネル13の端面と外装パ
ネル14の端面との間に継目17が形成される。継目1
7を覆うように出隅ベース20を外装パネル13,14
の角部に取り付け、出隅カバー30を出隅ベース20に
嵌め込む。出隅ベース20は、外装パネル13,14の
端部平面に当接する平面部21,22をもち、平面部2
1及び平面部22の側縁に係止鉤部23,24が形成さ
れている(図3a)。平面部21と平面部22との間の
角度αはほぼ直角になっており、角部から外側に向かっ
て鋭角状受け部25が突出している。平面部21,22
の内面には、係止鉤部23,24の近傍にコーキング材
26,27が貼り付けられている。
【0009】係止鉤部23,24の先端は、平面部2
1,22の延長平面よりも若干外側に位置し、出隅ベー
ス20を釘18(図2)で外装パネル13,14に取り
付けたとき、係止鉤部23,24と外装パネル13,1
4との間に僅かな隙間Gが形成される。出隅ベース2
0,コーキング材26,27及び外装パネル13,14
を貫通して胴縁11,12まで釘18を打ち込むことに
より、出隅ベース20が強固に取り付けられる。このと
き、コーキング材26,27が圧縮状態で平面部21,
22と外装パネル13,14との間に挟みこまれるた
め、外装パネル13,14の突合せ角部が確実にシール
される。
【0010】出隅ベース20に嵌め合わされる出隅カバ
ー30は、平面部21,22それぞれに沿った平面部3
1,32をもち、係止鉤部23,24それぞれに噛み合
う係止部33,34が平面部31,32の側縁に形成さ
れている。平面部31,32に装飾模様31a,32a
を施し、出隅カバー30の意匠性を高めることもでき
る。係止部33,34の先端は、係止鉤部23,24と
外装パネル13,14との間に挿し込まれる係止舌片3
3a,34aとなっている。平面部31と平面部32と
の間の角度βは、90度より若干小さな鋭角になってい
る。
【0011】外装パネル13,14に取り付けられた出
隅ベース20の一側にある係止鉤部23と外装パネル1
3との間の隙間Gに出隅カバー30の係止舌片33aを
嵌めこみ、出隅カバー30を弾性変形させて平面部31
と平面部32との間の角度βを若干拡げた後、他側の係
止鉤部24と外装パネル14との間の隙間Gに他方の係
止部34を挿し込む。出隅カバー30を弾性変形させる
力を除くと、出隅カバー30は、弾性復元力によって係
止鉤部23,24を挟持し、工具なしでは取り外せない
程度に出隅ベース20と一体化する。このとき、平面部
31と32との間の角部35に鋭角状受け部25が内側
から当接するため、鋭角状受け部25によって角部35
が位置決めされる。また、出隅カバー30は、係止鉤部
23,24と係止部33,34との噛合い及び角部35
への鋭角状受け部25の当接によって三点支持されるた
め、取付け状態が安定化する。
【0012】出隅ベース20に嵌め合わされた出隅カバ
ー30は、逆三角形状の受け部3a(図1)で出隅カバ
ー4を内側から支持する場合と異なり、角部35が鋭角
状受け部25で正確に位置決めされるため、高さ方向に
複数の出隅カバー30を取り付けた場合でも角部35が
一直線上に並ぶ。しかも、出隅カバー30の表面に釘1
8等のヘッドが露出しないため、仕上りの良い出隅とな
る。また、外装パネル13,14に取り付けた出隅ベー
ス20に出隅カバー30を嵌め合わせる簡単な作業で済
み、外装パネル13,14と出隅ベース20との間もコ
ーキング材26,27で確実にシールされるため施工性
も改善される。更に、ほぼ直角に曲げた金属板の両端に
係止鉤部23,24又は係止部33,34を形成するだ
けで出隅ベース20,出隅カバー30が作成されるた
め、出隅ベース20,出隅カバー30のコストも低減さ
れる。
【0013】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の出隅構
造においては、隣り合う外装パネルの角部に取り付けた
出隅ベースの両側縁に形成した係止鉤部に出隅カバーの
係止部を噛み合わせ、角部から突出した鋭角状受け部を
内側から出隅カバーの角部に押し当てることにより、出
隅カバーを三点支持しているため、出隅カバーの取付け
状態が安定化すると共に、鋭角状受け部によって角部が
正確に位置決めされる。したがって、出隅ベースの係止
鉤部に係止部を噛み合わせる簡単な作業で、高さ方向に
複数配列した出隅カバーの角部を一直線上に揃えること
ができ、仕上りの良い出隅が容易に形成される。しか
も、出隅ベース及び出隅カバー共に簡単な成形加工によ
って作成できるため、コスト低減も可能となる。更に、
出隅ベースの内側にコーキング材を貼り付けておくと
き、出隅ベースを装着する作業によって外装パネルの突
合せ角部もシールされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の出隅構造(a)及びコーナーパネル
(b)の斜視図
【図2】 本発明に従った出隅構造の水平断面図
【図3】 本発明で使用する出隅ベースの斜視図(a)
及び断面図(b)
【図4】 本発明で使用する出隅カバーの斜視図(a)
及び断面図(b)
【符号の説明】
10:角柱 13.14:外装パネル 20:出隅ベース 21.22:平面部 23,2
4:係止鉤部 25:鋭角状受け部 26,27:
コーキング材 30:出隅カバー 31,32:平面部 33,3
4:係止部 33a,34a:係止舌片 35:角
部 α:平面部21と平面部22との間の角度 β:平面部31と平面部32との間の角度 G:係止舌片33a,34aが挿し込まれる係止鉤部2
3,24と外装パネル13,14との間の隙間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 角柱(10)の一側面に取り付けられた
    外装パネル(13)と隣り合う他側面に取り付けられた
    外装パネル(14)の突合せ側縁で形成される出隅に固
    着される出隅ベース(20)と、該出隅ベース(20)
    に嵌め合わされる出隅カバー(30)とを備え、 前記出隅ベース(20)は、隣り合う外装パネル(1
    3,14)に沿った平面部(21,22)の側縁に係止
    鉤部(23,24)が形成され、両平面部(21,2
    2)の間で鋭角状受け部(25)が外向きに突出してお
    り、 前記出隅カバー(30)は、前記出隅ベース(20)の
    両平面部(21,22)それぞれに沿った平面部(3
    1,32)をもち、前記出隅ベース(20)の係止鉤部
    (23,24)と前記外装パネル(13,14)との間
    の隙間(G)に差し込まれる係止舌片(33a,34
    a)を先端にもつ係止部(33,34)が前記平面部
    (31,32)の側縁に形成されており、隣り合う前記
    両平面部(31,32)の間の角部(35)に内側から
    前記出隅ベース(20)の鋭角状受け部(25)が押し
    当てられることを特徴とする出隅構造。
  2. 【請求項2】 係止鉤部(23,24)の近傍位置で出
    隅ベース(20)の内側にコーキング材(26,27)
    が貼り付けられている請求項1記載の出隅構造。
JP2000101384A 2000-04-03 2000-04-03 出隅構造 Withdrawn JP2001279906A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110725492A (zh) * 2019-09-30 2020-01-24 中建七局建筑装饰工程有限公司 一种方柱包圆柱免生根施工工艺

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110725492A (zh) * 2019-09-30 2020-01-24 中建七局建筑装饰工程有限公司 一种方柱包圆柱免生根施工工艺
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