JP2001279842A - 断熱吸音板及びその製造方法 - Google Patents

断熱吸音板及びその製造方法

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JP2001279842A
JP2001279842A JP2000099559A JP2000099559A JP2001279842A JP 2001279842 A JP2001279842 A JP 2001279842A JP 2000099559 A JP2000099559 A JP 2000099559A JP 2000099559 A JP2000099559 A JP 2000099559A JP 2001279842 A JP2001279842 A JP 2001279842A
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heat
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Yutaka Tanaka
豊 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、強靭な薄板と、硬質ウレタンを
使用して断熱吸音板を得ることを目的としたものであ
る。 【解決手段】 この発明は、強靭な矩形薄板と、該矩形
薄板と同形で所定厚さの硬質ウレタン板とを交互に、複
数枚重ねて接着し、一枚板として一体化したことを特徴
とする断熱吸音板によりその目的を達成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、強固な支持力を
有すると共に、断熱吸音性に優れた板を得ることを目的
とした断熱吸音板及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来木造住宅の床は土台、大引き、根太
及び床板で構成されており、その上に畳を敷いたり、化
粧板で仕上げているが、最近は省エネルギーのために断
熱材を取り付けたり、床材の下に断熱材(例えば発泡ウ
レタン)を敷いている。またマンションやアパート等の
集合住宅は勿論、戸建住宅においても、上階の騒音が問
題化されている。
【0003】
【発明により解決しようとする課題】前記従来の断熱材
として用いられる発泡ウレタンなどは、断熱性、吸音性
については優れているけれども、強靭性に欠けるので、
床下は勿論、天井に用いられる場合においても、耐力に
ついては別材に負担させなければならない問題点があっ
た。具体的には、床下地を別製し、その他に断熱材を介
装しなければならなかった。従って床下地、天井下地又
は屋根下地が厚くなったり、断熱材を薄くしたり、或い
は床下地等の間に断熱材を配置する為に、比較的小さい
ブロックとして嵌込む必要があるなど、余分の労力を必
要とする問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、硬質ウレタ
ン(断熱材)中に強靭な板を介装固定することにより、
前記従来の問題点を解決したのである。
【0005】即ち物の発明は、強靭な矩形薄板と、該矩
形薄板と同形で所定厚さの硬質発泡合成樹脂板とを交互
に、複数枚重ねて接着し、一枚板として一体化したこと
を特徴とする断熱吸音板であり、矩形薄板は、再生ボー
ドとしたものであり、硬質発泡合成樹脂板は、例えば硬
質ウレタン板である。前記断熱吸音板の少なくとも長縁
には、角木材(例えば集成材)を当接固定して使用す
る。
【0006】次に製造方法の発明は、数枚の幅広い矩形
の薄板と、数枚の幅広い矩形の硬質発泡合成樹脂板とを
交互に重ね一体的に接着固定して、ブロック状とした
後、前記ブロックの高さ方向を均等に切断して幅広い板
とすることを特徴とした断熱吸音板の製造方法である。
この場合にも、通常前記対向する長縁の夫々の外側へ、
該側面と同一形状の角材を接着剤で固定してある。
【0007】前記における再成ボードは、古紙の抄紙を
多数重ねて圧搾形成したもので、繊維が縦横に重ねられ
て強靭である。
【0008】また角材は、比較的小さい木材を集め、接
着して集成材とし、これを直方体状に切り出したもの
で、縦横に対し強靭である。
【0009】然して硬質ウレタンに上下方向の荷重が掛
った場合においても、再生ボードにより変形が防止され
るので、荷重に対し強い支持力を示し、撓みその他の変
形を生じるおそれは少ない。
【0010】前記における再生ボード(例えば厚さ3.
5mm)は古紙を加圧成形したもので、硬質ウレタン板
と同一幅(例えば418mm)であって、硬質ウレタン
板とは合成樹脂系接着剤で接着している。使用時の厚さ
(幅のこと)は、使用場所によって異なるが、例えば木
造住宅で1階の根太と根太の間に挿入して使用する場合
には、45mmを使用し、2階の床の場合には、105
mmを使用する。前記において再生ボードを厚くするか
再生ボードの間隔を狭めても、耐力を十分保有させるこ
とができる。
【0011】前記のような構造によって、根太と根太の
間の空間を埋めることにより、床音が再生ボードを通し
て硬質ウレタンに吸収され放散され、床音の反響が著し
く軽減され、断熱性と吸音性を保有させると共に、施工
性も良好(例えば任意寸法に切断できる)である。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明は、強靭な矩形薄板と、
同形の硬質ウレタン板とを交互に複数板重ねて相互に接
着し、一枚板とした断熱吸音板であって、前記強靭な矩
形薄板としては再生ボート゛を使用する。
【0013】また他の発明は、数枚の幅広い矩形薄板
と、数枚の幅広い矩形硬質ウレタン板とを交互に重ねて
一体的に接着固定してブロック状とした後、該ブロック
の高さ方向を均等に切断して幅広い断熱吸音板を製造す
る方法である。この場合には、複数枚の断熱吸音板を同
時に製造することができるので、能率よく多量生産でき
る。前記接着には合成樹脂系接着剤を用いる。
【0014】
【実施例1】この発明の実施例を図1について説明す
る。再生ボード1(1820mm×910mm×3.5
mm)の上に、硬質ウレタン板2(1820mm×91
0mm×50mm)を重ねて、硬質ウレタン板2の上
に、再生ボード1aを重ねるようにして、高さ420m
mまで順次積み上げる。前記積み上げに際し、再生ボー
ド1と、硬質ウレタン板2との間に、合成樹脂系接着剤
3を介装し、全体を上下方向から加圧して一体的ブロッ
ク4を構成する。次に前記ブロック4を図1中鎖線5、
5の位置より切断すれば、厚さ100mmの断熱吸音板
本体6が出来る(図2)。図中7は断熱吸音板本体6の
左右両側へ固定した角材であり、8は床下地用の断熱吸
音板である。
【0015】
【実施例2】図3の実施例は、強靱な紙13の上に発泡
剤入りのウレタン液を供給して、所定の厚さの板状に発
泡させると共に、前記紙13の反対側のウレタン板面に
再生ボード9を当接すると、ウレタン板10と再生ボー
ド9とが接着固定し、積層物となる。そこで、前記積層
物の数枚を積み上げ、前記紙13の外面に合成樹脂系接
着剤11を塗布して、紙13と再生ボード9とを当接固
定すれば、ブロック4ができ上がる。
【0016】前記ブロック4を所定厚さに切断すれば、
この発明の断熱吸音板本体6(製品)ができる。
【0017】
【実施例3】厚さ3.5mm、高さ105mm、長さ1
820mmの矩形状の再生ボード9の8枚と、厚さ50
mm、高さ105mm、長さ1820mmの矩形状の硬
質ウレタン板10の7枚とを、交互に重ね、各当接部に
合成樹脂系接着剤11を介装させて、全体を一体化すれ
ば、この発明の断熱吸音板本体12ができる。
【0018】
【発明の効果】この発明によれば、再生ボードのような
強靭なボードと、断熱吸音性の優れた硬質ウレタン板と
を交互に並列固着し、前記再生ボードを縦にして使用で
きるようにしたので、床下地などに使用しても十分の耐
力(支持力)を有すると共に、断熱吸音性にも優れ、そ
の要請に対応し得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例のブロックの正面図。
【図2】同じくブロックを切断した断熱吸音板本体の一
部を省略した拡大斜視図。
【図3】同じく製造法の実施例のプロック図。
【図4】(a)同じく他の実施例の一部を省略した斜視
図。 (b)同じく一部拡大正面図。
【符号の説明】
1、1a、9 再生ボード 2、10 硬質ウレタン板 3、11 合成樹脂系接着剤 4 ブロック 5 鎖線 6、12 断熱吸音板本体 7、13 角材 8、14 断熱吸音板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E001 DD01 DF04 FA11 FA14 FA16 GA12 GA42 GA63 GA82 HC01 HC07 HD03 LA04 2E162 BA05 BB08 CC06 CD02 4F100 AK01B AK51B AR00A BA02 BA08 CB00 DJ01B EH012 EJ322 GB08 JH01 JJ02 JK01A JK12B JL16A

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 強靭な矩形薄板と、該矩形薄板と同形で
    所定厚さの硬質発泡合成樹脂板とを交互に、複数枚重ね
    て接着し、一枚板として一体化したことを特徴とする断
    熱吸音板。
  2. 【請求項2】 矩形薄板は、再生ボードとしたことを特
    徴とする請求項1記載の断熱吸音板。
  3. 【請求項3】 数枚の強靱で幅広い矩形の薄板と、数枚
    の幅広い矩形の硬質発泡合成樹脂板とを交互に重ね一体
    的に接着固定して、ブロック状とした後、前記ブロック
    の高さ方向を均等に切断して幅広い板とすることを特徴
    とした断熱吸音板の製造方法。
JP2000099559A 2000-03-31 2000-03-31 断熱吸音板及びその製造方法 Pending JP2001279842A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101936041A (zh) * 2009-06-30 2011-01-05 冯刚克 新型复合保温板及饰面板的安装方法和专用液压冲床
CN102912874A (zh) * 2012-10-19 2013-02-06 史丹龙涂料(常州)有限公司 建筑物外墙用复合保温板

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101936041A (zh) * 2009-06-30 2011-01-05 冯刚克 新型复合保温板及饰面板的安装方法和专用液压冲床
CN101936041B (zh) * 2009-06-30 2012-07-04 冯刚克 新型复合保温板及饰面板的安装方法和专用液压冲床
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