JPH0744468U - 軽量積層板 - Google Patents

軽量積層板

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JPH0744468U
JPH0744468U JP6937893U JP6937893U JPH0744468U JP H0744468 U JPH0744468 U JP H0744468U JP 6937893 U JP6937893 U JP 6937893U JP 6937893 U JP6937893 U JP 6937893U JP H0744468 U JPH0744468 U JP H0744468U
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JP
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plywood
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大之 豊原
利幸 吉岡
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Sekisui Kasei Co Ltd
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Sekisui Kasei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】軽量積層板であって、合板1,2,3による3
層の各層板間にポリスチレン発泡体4,5,6,7をそ
の押出延伸によりできた方向性を縦横のクロスするよう
複数介在させて積層一体化させてある。 【効果】反り発生の防止と矯正、軽量化と緩衝性の保
有、防音、防湿および断熱効果、天然木材の省資源化を
はかれる。用途の大きさに応じて切削容易である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、建築用材等に用いられる軽量積層板に関する。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
従来より、ベニヤ合板その他の合板類は床材、天井材等の建築用材として多く 用いられてきたが、合板としてより弾力性を保有すべく化粧ベニヤ板どうしの間 にスポンジ層や発泡スチロール層を形成する考案も提案されたが(実開昭58− 191216号公報)、軽量で弾力性を保てても合板特有の反り発生を防止でき るものでなく、強度上安定的なものではなかった。
【0003】 そこで本考案においては、軽量化や弾力緩衝性の保有は勿論のこと、合板特有 の反り発生を防止するのに有効な軽量積層板を得ることを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成することのできる本考案による軽量積層板の構成としては 、合板による3層の各層板間にポリスチレン発泡体をその押出延伸によりできた 方向性を縦横交互に複数層介在させて積層一体化させてあることを特徴としてい る。
【0005】
【作用】
上記本考案の構成による軽量積層板は、合板による3層の各層間に介在させた ポリスチレン発泡体が、その押出延伸によりできた方向性を縦横交互になるよう 設けられているので、方向性を相互に補完相殺し合い、反り発生するのを防止し 且つ反り矯正できる。またそのほか、ポリスチレン発泡体にて軽量化と緩衝性や 防音、防湿および断熱の作用をも併せ発揮することができる。
【0006】
【実施例】 次いで、本考案の実施例について図を参照しながら以下に例示する。 1,2,3はベニヤ合板又は他の単板の組合せによる合板を示しており、4, 5,6,7は上記合板1,2,3による3層の各層板間に介在させたポリスチレ ン発泡体を示している。ポリスチレン発泡体4と5とはその押出延伸によりでき た方向性を縦横交互に例えば第2図のように一方が縦Aであれば他方は横Bにな るよう交互に組合せているもので、次の層間のポリスチレン発泡体6と7も同様 に組合せてあるが、合板の層間と層間のポリスチレン発泡体の組合せどうしが図 示のものと逆になっていても支障はない。例えば、ポリスチレン発泡体4,5が 縦横でポリスチレン発泡体6,7が横縦になっていてもよい。
【0007】 用途が例えばコンクリート施工パネルの場合、約1000×2000mmの大き さであり、他の用途で小さい場合には切削加工して使用する。 なお、図では合板の層間にポリスチレン発泡体を2層ずつ介在させたが3層以 上にして実施してもよく、その場合も押出延伸によりできた方向性は縦横交互に して介在させることが必要である。
【0008】 なお、ポリスチレン発泡体は、生産後長期間経過して良好な二次発泡性を示さ なかったものも好適に使用できる。 本考案の具体例を以下に挙げる。 約2.7mm厚のベニヤ合板を合板の中心層とし、次に約1.4mm、密度81kg /m3(重量110g/m2)のポリスチレン発泡体(商標:エスレンシート−積水 化成品工業株式会社製)を2枚用いてその方向性をクロスして接着により貼り合 わせた発泡層を上記合板の中心層の両側へ接着し、さらにその外側に約2.7mm 厚のベニヤ合板を接着し、プレスさせて全体を積層一体化させる。なお、接着に は接着剤として商標:エスダイン235L(積水化学工業株式会社製)を使用し た。 この具体例の場合、サンプルサイズ293×293mmで、重量は530g であった。
【0009】 従来の上記ベニヤ合板は約2.7mm厚×m2で、重量約1900g、密度が約7 04kg/m3であるのに対して、ポリスチレン発泡体層(PSP層という)を合板 の層間に2枚ずつの場合、4枚ずつの場合、6枚ずつの場合とのトータル密度を 比較した。 PSP層を2枚ずつにした場合 合板(2.7mm厚、密度704kg/m3)×3→8.1mm厚 PSP(1.4mm厚、密度7.9kg/m3)×4→5.6mm厚 TOTAL密度=438kg/m3 PSP層を4枚ずつにした場合 合板(2.7mm厚、密度660kg/m3)×3→8.1mm厚 PSP(1.4mm厚、密度79kg/m3)×8→11.2mm厚 TOTAL密度=341kg/m3 PSP層を6枚ずつにした場合 合板(2.7mm厚、密度660kg/m3)×3→8.1mm厚 PSP(1.4mm厚、密度79kg/m3)×12→16.8mm厚 TOTAL密度=282kg/m3
【0010】
【考案の効果】
以上のような本考案の構成によると、床材、壁材、天井材等の建築用材、特に コンクリート建築物の内装パネルやコンクリート施工パネルとして適し、押出延 伸によりできる方向性を縦横交互にしてポリスチレン発泡体を合板間に介在させ ているので、以下の効果を有する。 ベニヤ合板と比較して、同強度のもので軽量化でき、緩衝性を保有できる。 合板に発生し易い反りの発生を防止し、且つ矯正できる。 防音、防湿および断熱効果を向上できる。 天然木材の省資源化が実現できる(40%以上)。 切削加工が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】断面図である。
【図2】積層前の分解斜視図である。
【符号の説明】
1,2,3 合板 4,5,6,7 ポリスチレン発泡体 A,B 押出延伸による方向性

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】合板による3層の各層板間にポリスチレン
    発泡体をその押出延伸によりできた方向性を縦横交互に
    複数層介在させて積層一体化させてあることを特徴とす
    る軽量積層板。
JP1993069378U 1993-12-24 1993-12-24 軽量積層板 Expired - Lifetime JP2596542Y2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014054729A (ja) * 2012-09-11 2014-03-27 Koyo Sangyo Co Ltd 木質化成品複合ボード
JP2015071867A (ja) * 2013-10-02 2015-04-16 鹿島建設株式会社 仮張
KR20210049442A (ko) * 2019-10-25 2021-05-06 (주)엘지하우시스 마루 바닥재 및 이의 제조방법

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