JP2001279817A - 木造建築物 - Google Patents

木造建築物

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JP2001279817A
JP2001279817A JP2000394195A JP2000394195A JP2001279817A JP 2001279817 A JP2001279817 A JP 2001279817A JP 2000394195 A JP2000394195 A JP 2000394195A JP 2000394195 A JP2000394195 A JP 2000394195A JP 2001279817 A JP2001279817 A JP 2001279817A
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Kiyoshi Hara
清 原
Masashi Hoshino
昌史 星野
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KAKO KENSETSU KK
MAKIGANO TOSHIAKI
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KAKO KENSETSU KK
MAKIGANO TOSHIAKI
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 木造建築物の床組、軸組または小屋組の地
震、強風などによる変形を最小限にとどめるようにす
る。 【解決手段】 床組を構成する構造部材である胴差し7
と大梁8の間に、帯状の化学繊維シートを筋かい方向に
張り、両端部を胴差し7と大梁8それぞれに貼着した木
造建築物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床組、軸組、小屋
組又は継手・仕口などの接合部を、帯状の化学繊維シー
トにより補強した木造建築物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】木造建築物は、従来構法では、多くの柱
を使えるから、家具や人間などの積載荷重や積雪荷重で
壊れるよりも、地震や暴風で壊れることの方が多い。特
に、風圧力や地震力のように横方向から加わる力に対し
て弱い。
【0003】このため、従来の木造建築物では、床組、
軸組、小屋組に筋かいを入れてトラスを形成したり、壁
の構造を変えたり(真壁を大壁に)、壁の配置をつり合
いよく配置したりしている。そして、このトラスや壁構
造で地震や風等の水平力に対して抵抗力を持たせること
により、木造建築物の変形をできるだけ抑え、横倒れ、
ねじれ、不同沈下及びこれらが組み合わさって生じる倒
壊を防止するようにしている。
【0004】また、木造建築物の継手や仕口は、木造建
築物の最も大きな弱点となっている。このため、骨組に
力が加わったとき、継手、仕口などがずれて建築物が大
きく変形する。さらに、継手と仕口の強度が一般に低い
ので、骨組全体の耐力が継手と仕口で決まってしまう。
【0005】このため、骨組の主要部には、ボルト接
合、釘接合、ジベル接合などを採用して接合部の強度を
少しでも上げるようにしている。
【0006】しかし、このような努力にも拘わらず、木
造建築物の耐力は、なお不充分である。
【0007】このほか、枠組壁構法では、骨組に合板な
どを釘打ちして壁体とし、これを組み立てて各壁体の接
合を釘打ちで行っている。この壁構造の建築物では、上
記釘打ちを自動釘打ち機で行っているため、そのときの
圧力過多が起因して、また腐食による釘の強度低下によ
り、釘止めによる壁構造の耐力が低下し、建築物が変形
するおそれがあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来の木造建築物が有する問題点に着目してなされたも
ので、外力による変形を小さくすることができる木造建
築物を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明が提供する木造建
築物は、次の(1)〜(8)に記載のものである。
【0010】(1)床組を構成する構造部材の間に、帯
状の化学繊維シートを、引き伸ばして内部に引張応力が
生じる状態で貼着してなる木造建築物。
【0011】(2)小屋組を構成する構造部材の間に、
帯状の化学繊維シートを、引き伸ばして内部に引張応力
が生じる状態で貼着してなる木造建築物。
【0012】(3)軸組を構成する構造部材の間に、帯
状の化学繊維シートを、引き伸ばして内部に引張応力が
生じる状態で貼着してなる木造建築物。
【0013】(4)継手、仕口などの接合部によって接
合される構造部材の前記接合部またはそのまわりに、帯
状の化学繊維シートを、引き伸ばして内部に引張応力が
生じる状態で巻き付けて貼着してなる木造建築物。
【0014】(5)小屋組を構成する構造部材に張り付
けた下地材に、帯状の化学繊維シートを、引き伸ばして
内部に引張応力が生じる状態で貼着してなる木造建築
物。
【0015】(6)小屋組を構成する構造部材に張り付
けた下地材に、帯状の化学繊維シートを、引き伸ばして
内部に引張応力が生じる状態で貼着し、その両端部を小
屋組を構成する構造部材に貼着してなる木造建築物。
【0016】(7)軸組を構成する構造部材に張り付け
た下地材に、帯状の化学繊維シートを、引き伸ばして内
部に引張応力が生じる状態で貼着してなる木造建築物。
【0017】(8)軸組を構成する構造部材に張り付け
た下地材に、帯状の化学繊維シートを、引き伸ばして内
部に引張応力が生じる状態で貼着し、その両端部を小屋
組を構成する構造部材に貼着してなる木造建築物。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例によって説明する。最初に、以下の説明において用い
る用語の意義について説明する。
【0019】(1)化学繊維シート1とは、アラミド繊
維、ガラス繊維、又はカーボン繊維のシートで、長手方
向に高引張り強度を有するよう帯状に形成されていて、
耐久性、耐蝕性に優れたものをいう(以下、シート1と
いう)。
【0020】(2)構造部材貼着シートAとは、引き伸
ばして内部に引張応力が生じる状態で両端部または中間
部を胴差し、大梁、柱などの構造部材に直接貼着または
金物を介して取り付けて構造部材間に張設したシート1
をいう。
【0021】(3)接合部貼着シートBとは、引き伸ば
して内部に引張応力が生じる状態で、継手、仕口、ボル
ト接合、釘接合などの構造部材の接合部又はそのまわり
に巻き付けて貼着したシート1をいう。
【0022】(4)下地材貼着シートCとは、引き伸ば
して内部に引張応力が生じる状態で、下張材や野地板な
どの下地材に縦、横、斜めに貼着したシート1をいう。
【0023】(5)構造・下地材貼着シートDとは、引
き伸ばして内部に引張応力が生じる状態で下張材や野地
板などの下地材に縦、横、斜めに貼着し、かつ両端部を
柱、垂木、母屋などの構造部材に貼着して構造部材間に
張設したシート1をいう。
【0024】(6)貼着とは、接着剤による貼着をい
う。
【0025】(7)接着剤とは、化学繊維シートを木材
に接着することができる接着剤で、例えば、エポキシ系
の接着剤である。
【0026】(実施例1)図1は、2階の床組を示す斜
視図でAが構造部材貼着シートである。シート1は筋か
い方向に張られ、その端部は、図27に示すように、胴
差し7と大梁8と小梁9とで構成される骨組の入隅部に
設けた金物3の止め口3aに通して折り返し、シート1
に貼着されている。4は通し柱、5は管柱、6は間柱で
ある。
【0027】図2は、図1と同じ床組の胴差し7と大梁
8とで形成される骨組に金物3を介してシート1を筋か
い方向に張設した例を示す。Aが構造部材貼着シートで
ある。この場合、小梁9の設置高は、シート1との干渉
を避けるために、低くしてある。
【0028】図3は、図1および図2と同じ床組の胴差
し7と大梁8の間にシート1を筋かい方向に張り、両端
部は、胴差し7と大梁8それぞれに貼着されている。A
は、このようにして床組に設けられた構造部材貼着シー
トである。
【0029】図4は、図3と同じ床組の小梁9下面側に
シート1を貼着し、端部を胴差し7と大梁8にそれぞれ
貼着して構造部材貼着シートAとした例を示す。このと
き、胴差し7の両端部は、2股に分割されていて、間柱
6を挟むようにして胴差し7と大梁8に貼着されてい
る。
【0030】図5は、図4と同じ床組の胴差し7と小梁
9と大梁8にシート1を巻き付けて貼着し、各部材の下
面側に張設した例を示す。Aはこのようにして形成され
た構造部材貼着シートである。
【0031】図6は、床組の入隅部に金物3を用いてシ
ート1を、火打梁形に張設して、構造部材貼着シートA
とした例を示す。
【0032】図7は、枠組壁構法における床組の斜視図
である。Aが構造部材貼着シートである。シート1は、
床根太13の下面側に筋かい方向に二条張り、その一端
部は、側根太16と隅柱24に、他端部は図外の管柱に
貼着されている。図中、14はころび止め、15は合板
受け、17は側大引きである。
【0033】図8は、図7と同じ床組の床根太13の上
面側に、シート1を火打梁形に張り、その端部は、側根
太16に貼着して、構造部材貼着シートAとした例を示
す。19は添え側根太、20は添え木、21は間仕切り
壁である。
【0034】図9は、枠組壁構法における床組の中央部
を斜視図で示したものである。この部分の床根太13
は、厚さ方向に変位しやすい形状なので、シート1によ
る補強は各床根太13それぞれにシート1を巻き付けて
連ね、両端部を図外の側根太16に貼着することによっ
てなされている。Aは、このようにして設けられた構造
部材貼着シートである。なお、21は間仕切り壁、22
は内部耐力壁、23は支持壁である。
【0035】図10は、枠組壁構法における床組の三枚
合せ梁10のテープ1による補強構造を示したものであ
る。テープ1は、三枚合せ梁10の下面に貼着され、端
部は側根太16に貼着されている。この場合の端部は、
梁10の下部にたて枠30があるので、図示のように、
2分割巻きされて側根太16に巻き付けて貼着されてい
る。Aは、このようにして設けられた構造部材貼着シー
トである。
【0036】なお、三枚合せ梁10の両端寄りのシート
1の分岐位置に、図示の梁巻シート25のように、シー
ト1を巻き付けてシート1の梁10への貼着を補強する
とよい。
【0037】図11は、枠組壁構法における床組の張出
し長Lを有する床根太13とその補強のために設けた補
強根太18の斜視図である。Aは構造部材貼着シートで
ある。シート1は、補強根太18部分のころび止め14
に両端部を貼着して床根太13の上に張設されている。
【0038】次に、作用を述べる。
【0039】従来の床組は、火打梁を有する程度であ
る。したがって、木造建築物が水平力を受けると、各構
造部材の接合部が緩み、床組が変形してねじれを生じ、
破壊するに至る。
【0040】しかるに、実施例1では、床組に構造部材
貼着シートAを設けるので、シート1がその引張応力に
よって、引張材として機能し、床組の変形を最小限にと
どめるように作用する。
【0041】(実施例2)図12は、小屋組の斜視図を
示す。Aが構造部材貼着シートである。シート1は、軸
組の最上部に位置する軒桁29、妻梁35、小屋梁31
で形成される骨組の中に、2本交差させて筋かい方向に
張り、その端部は入隅部に設けた金物3に取り付けられ
ている。すなわち、金物3の止め口3aに通して折り返
し、シート1に貼着されている。金物3の構造は図27
に示すものと同じである。なお、26は土台、27はま
ぐさである。
【0042】図13は、図12の構造部材貼着シートA
のように、シート1の端部を金物3に取り付けないで、
軒桁29、妻梁35、小屋梁31に貼着した例を示す。
【0043】図14は、平屋建の小屋組の一部を斜視図
で示したものである。Aが構造部材貼着シートである。
シート1は、小屋梁36の間および小屋梁36と妻梁3
5の間に筋かい方向に張設され、その端部は、張設の過
程で小屋梁36および妻梁35に巻き付けて貼着されて
いる。34は基礎、32は火打梁である。
【0044】図15は、枠組壁構法における小屋組の一
例を斜視図で示したものである。Aが構造部材貼着シー
トである。天井根太38は、左右の頭つなぎ41の間に
架構されている。シート1は、左右の頭つなぎ41の間
に張設されている。張設間隔は天井根太38数本おきで
ある。シート1の端部は、上枠41、頭つなぎ40に巻
き付けて貼着されている。なお、37は屋根梁、39は
垂木、42は鼻かくしである。
【0045】図16は、従来の小屋組を斜視図で示した
ものである。Aが構造部材貼着シートである。シート1
は、軒桁29、母屋25、および棟木44に巻き付けて
貼着しながら、交差させて張設されている。図中、46
は垂木、47は野地板、48は柱、49は小屋束、32
は火打梁、53は小屋筋かい、50は間仕切桁である。
【0046】図17は、図15と同じ小屋組の斜視図で
ある。Aが構造部材貼着シートである。シート1は、垂
木39の上に筋かい方向に交差させて張り、その端部
は、屋根梁37やころび止め14に近い垂木39に巻き
付けて貼着してある。この場合、垂木39は、耐力が不
充分であることから、増桟木52や垂木添51を設けて
耐力を持たせてある。
【0047】図18は、在来の小屋組を斜視図で示した
ものである。Aが構造部材貼着シートである。棟木44
と間仕切桁50と小屋束49とで形成される骨組に上記
シートAを設けられている。すなわち、シート1は、棟
木44と間仕切桁50の間に斜めに張設し、両端部は、
それぞれ棟木44と間仕切桁50に巻き付けて貼着され
ている。
【0048】図19は、束建て方式による小屋組を斜視
図で示したものである。Aが構造部材貼着シートであ
る。この方式の小屋組は、通常、振れ止めを有している
が、これが不充分な場合に、このシートAを設ける。シ
ート1は、棟木44と小屋梁36の間に張り、両端部は
それぞれ棟木44と小屋梁36に巻き付けて貼着されて
いる。
【0049】次に、作用を述べる。
【0050】小屋組は、地震や台風などの水平力に抗す
る。この抵抗力は、下層の耐震壁に、そして基礎へと力
を伝えられる。このとき、小屋組には、圧縮力はむろん
のこと、引張り力も働く。また、天井根太38や小屋梁
36は、合掌材が上方に開こうとするので、部材接合部
に剪断力が働き、部材に軸方向の引張り力が働く。これ
ら弱点を補い、強い小屋組を構成するには、各構造部材
からなるトラスに引張り材を組み込むことが、有効であ
り、そうすることが小屋組の変形を最小限にとどめおく
上で有効な手段となる。
【0051】この点、実施例2では、小屋組に構造部材
貼着シートAを設けるので、シート1がその引張応力に
よって引張り材として機能し、小屋組の変形をおさえ込
むように作用する。すなわち、引張り材となるシートA
を筋かい方向に、あるいは縦横の方向に、あるいは部材
に添って設けるので、これが小屋組の変形を最小限にと
どめるように作用する。
【0052】(実施例3)図20は、軸組の一部を示し
た斜視図である。Aが構造部材貼着シートである。この
軸組の場合は、外側に木製の筋かい54を設けることが
多い。シート1は、この筋かい54と交差させて張り、
その両端部は、それぞれ通し柱4と管柱5に巻き付けて
貼着されている。68は貫である。
【0053】図21は、洋式の軸組の一部を示した正面
図である。Aが構造部材貼着シートである。この軸組で
は、図示するように筋かい54が用いられている。そこ
で、シート1は、この筋かい54と交差させて張り、そ
の両端部は、通し柱4と管柱5、敷桁61に巻き付けて
貼着されている。なお、57は窓台受け、58は鼻も
や、59は二階梁、60は添え木である。
【0054】図22は、枠組壁構法の軸組を、斜視図で
示したものである。Aが構造部材貼着シートである。こ
の軸組には、筋かい54と交差させて張り、その両端部
はそれぞれ下枠64と上枠41および頭つなぎ40に巻
き付けて貼着されている。この場合、枠材に合板張りが
施されるので、シート1部分は、その厚み相当だけ切り
欠かれている。
【0055】図23は、在来の枠組の一部を示した斜視
図である。Aが構造部材貼着シートである。シート1
は、筋かい方向に張り、その両端部は金物3を介して、
通し柱4と管柱5と土台26と胴差し7と軒桁29とで
形成される骨組の入隅部に取り付けられている。金物3
へのシート1の取付けは、図28に示すように、シート
1の端部を止め口3aに通して折り返し、シート1に貼
着することによってなされている。
【0056】図24は、在来の軸組の一部分を示した斜
視図である。Aが構造部材貼着シートである。この軸組
には、筋かい54が設けてある。シート1は、軸かい5
4と交差させて張り、その両端部は、金物3を介して、
通し柱4と管柱5と土台26と胴差し7と軒桁29とで
形成される骨組の入隅部に取り付けられている。シート
1の金物3への取付要領は、図23において説明した要
領と同じである。
【0057】図25は、洋式の軸組の一部を示す正面図
である。シート1は窓台受け57とまぐさ27の上に貼
着し、その両端部は左右の通し柱4に巻き付けて貼着さ
れている。Aはこのようにして設けられた構造部材貼着
シートである。
【0058】この場合、両通し柱4にはシート1による
曲げモーメントが生じるので、これを防ぐために、増桟
木52を設けるとより良い。なお、55は中差しであ
る。
【0059】図26は、大壁用の軸組の一部を室内側か
らみた斜視図である。Aが構造部材貼着シートである。
シート1は、貫68に貼着し、その両端部は、それぞれ
通し柱4と管柱5に貼着されている。この場合、シート
1の両端部は、貫68があるので、2分割して貼着され
る。
【0060】次に、作用を述べる。
【0061】従来から軸組に設けられている筋かい54
は、圧縮には対処できるが、引張りを受けた場合には、
端部が抜けやすいので、斜材としての利き目がなくな
る。これに対し、筋かいは、地震のように大きい揺れの
繰り返しがあると、仕口部が破損して、引張りに抵抗で
きない。
【0062】この点、実施例3では、軸組に構造部材貼
着シートAを設けるので、これが引張り材として機能
し、軸組変形をおさえる。すなわち、引張り材となるシ
ートAを筋かい方向に、あるいは縦横の方向に、あるい
は貫68に添わせて張設するので、これが軸組の変形を
最小限にとどめるように作用する。
【0063】(実施例4)図29(a)は、接合部貼着
シートBを設けた和風継手のかま継ぎ部の側面図であ
る。シート1は、男木69と女木70のかま継ぎ部に螺
旋巻きして両木69,70に貼着されている。
【0064】図29(b)は、接合部貼着シートBを設
けたしりばさみの継ぎ部の側面図である。シート1は、
男木69と女木70のしりばさみの継ぎ部に螺旋巻きし
て両木69,70に貼着されている。71は込みせんで
ある。
【0065】図30(a)は、接合部貼着シートBを設
けたびんた付あり落しの継ぎ部の斜視図である。シート
1は、大梁8と小梁9の継ぎ部まわりに巻き付けて両梁
に貼着されている。
【0066】図30(b)は、接合部貼着シートBを設
けたあり掛けの継ぎ部の斜視図である。シート1は、土
台26の継ぎ部まわりに巻き付けて土台に貼着されてい
る。
【0067】図31は、接合部貼着シートBを設けた床
組の台輪33と胴差し7と管柱5の接合部の斜視図であ
る。シート1は、同接合部まわりに巻き付けて各部材に
貼着されている。
【0068】図32は、接合部貼着シートBを設けた軸
組の土台26と管柱5と足固め72と方杖71の接合部
の側面図である。シート1は、まず、土台26と管柱5
の接合部に巻き付けて貼着され、ついで、土台26から
足固め72にかけて方杖71の上に巻き付けて貼着し、
さらに方杖71と足固め72の接合部に巻き付けて貼着
されている。
【0069】図33は、接合部貼着シートBを設けた管
柱5と胴差し7と筋かい54の接合部の側面図である。
シート1は、管柱5から筋かい54にかけて巻き付けて
貼着され、管柱5から胴差し7にかけて巻き付けて貼着
されている。
【0070】図34(a)は、枠組壁構法における軸組
と小屋組の接合部に接合部貼着シートBを設けた状態を
示す断面図である。
【0071】シート1は、始めに垂木39に貼着され、
ついで半ひねりしつつ上枠41を抱え込むようにその上
に貼着され、ついで、ひねりを戻しつつ天上根太38と
垂木39に2回巻き付けられて、その上に貼着されてい
る。
【0072】図34(b)は、在来小屋組の小屋台持ち
継ぎ部に接合部貼着シートBを設けた状態を示す側面図
である。シート1は、始めに投げ掛けばり76に巻きつ
けて貼着され、ついで、半ひねりしつつ敷梁75を抱え
込むようにしてその上に貼着され、ついで、投げ掛けば
り76にひねりを戻しながら巻き付けられて、その上に
貼着されている。
【0073】次に、作用を述べる。
【0074】木造建築物の耐震性を高めるためには、床
組、軸組、小屋組の強度を上げて、その変形を小さくす
る必要がある。しかし、そのためには、継手や仕口の強
度を上げなければならない。阪神・淡路大震災におい
も、継手や仕口が接合部としての機能を有していない木
造建築物は倒壊している。これを防ぐためには、接合部
の移動や変形を小さくしなければならない。
【0075】この点、実施例4では、接合部に接合貼着
シートBを設けるので、これが接合部の移動や変形を最
小限にとどめるように作用する。
【0076】(実施例5)図35は、垂木83に下地材
として張設した合板82に、下地材貼着シートCを設け
た状態を示す様式小屋組の斜視図である。シート1は、
合板82の上に、交差させて斜めに貼着されている。な
お、81は柱、84は天井支持材、85は屋根梁、86
はころび止め、87は鼻かくしである。
【0077】図36は、図35の合板82の上に、シー
ト1を横方向に並行に縞状に貼着して、下地材貼着シー
トCとした例を示す。
【0078】図37は、図35の合板82の上に、シー
ト1を縦横斜めの方向に貼着して、下地材貼着シートC
とした例を示す。
【0079】図38は、垂木93に下地材として張設し
た野地板94に、下地材貼着シートCを設けた状態を示
す和式小屋組の斜視図である。シート1は、野地板94
の上に、交差させて斜めに貼着されている。なお、90
は軒桁、91は柱、92は小屋梁、95は棟木、96は
母屋である。
【0080】図39は、図38の野地板94の上に、シ
ート1を縦方向に平行に縞状に貼着して、下地材貼着シ
ートCとした例を示す。
【0081】次に、作用を述べる。
【0082】合板82は釘によって垂木83に接合さ
れ、野地板94は垂木93に接合されているので、水平
力を受けると、釘がせん断抵抗することによる。しか
し、合板82と野地板94に設けた下地材貼着シートC
は、引張材として機能するので、釘のせん断抵抗を補っ
てそれらの下地材82,94の面方向の変形を小さく
し、それらの破損を防止することができる。
【0083】特に、図36のX−X線上の釘は、その下
の軸組に水平力を伝える位置にあるので、せん断抵抗釘
となる。しかし、図36の下地材貼着シートCは、この
釘の頭を被覆するから、これによって、釘のせん断抵抗
を補うことができる。
【0084】また、下地材貼着シートCは、引張材とし
て機能するため、隣接する合板82や野地板94を面方
向に締め付けて一体とするので、たとえその一部に損傷
が生じても、全体の損傷を防ぐように作用する。
【0085】(実施例6)図40は、図36の合板82
の上に、同図と同じ模様で、構造・下地材貼着シートD
を設けたときのシート1の端部の貼着構造を示す断面図
である。この貼着構造は、図36のW部分におけるシー
ト1の端部の垂木83へのそれで、代表例である。
【0086】シート1は、合板82の上に横方向に並行
に縞状に貼着され、その端部は、図示のように、垂木8
3に巻き付けて貼着されている。
【0087】図41は、図37の合板82の上に、同図
と同じ模様で、構造、下地材貼着シートDを設けたとき
のシート1の端部の貼着構造を示す断面図である。この
貼着構造は、図37のX部分におけるシート1の端部の
垂木83に巻き付けて貼着されている。端部引き止め力
を高める必要がある場合には、図示のように、ボールナ
ット97締めにする。
【0088】図42は、図38の野地板94の上に、同
図と同じ模様で、構造・下地材貼着シートDを設けたと
きのシート1の端部の貼着構造を示す断面図である。こ
の貼着構造は、図38のY部分におけるシート1の端部
の垂木93へのそれで、代表例である。
【0089】シート1は、野地板94の上に、交差させ
て斜めに貼着され、その端部は、図42のように、垂木
93に巻き付けて貼着されている。
【0090】和小屋組みの場合、野地板94を支える垂
木93の剛性が低いので、本構造を適用するには、垂木
93を強化する必要がある。例えば、図示するように、
補強木98を垂木93に添えて固定するとよい。
【0091】図43は、図39の野地板94の上に、同
図と同じ模様で、構造・下地材貼着シートDを設けたと
きのシート1の端部の貼着構造を示す断面図である。こ
の貼着構造は、図39のZ部分におけるシート1の端部
の垂木93へのそれで、代表例である。
【0092】シート1は、野地板94の上に、縦方向に
平行に縞状に貼着され、その端部は、図43のように、
母屋96に巻き付けて貼着されている。なお、99は支
台である。
【0093】次に、作用を述べる。
【0094】構造・下地材貼着シートDは、引張材とし
て機能するので、実施例5で説明した作用を有すると同
時に、シート1の端部と端部の間に位置する合板82や
野地板94を容易に移動しないように固定する。
【0095】このため、上記シートDは、暴風時や地震
時の外力に対して小屋組のねじれを防止するように作用
する。
【0096】(実施例7)図44は、枠組壁構造法の軸
組に張設した下張り材105の上に、下地材貼着シート
Cを設けた例を示す斜視図である。
【0097】シート1は、窓枠周囲のまぐさ102、ま
ぐさ受け103および窓台104に釘止めされた下張り
材105の上に、交差させて斜めに、あるいは、縦横に
貼着されている。なお、106は窓台受、107はまぐ
さ受け、108はたて枠、109は下枠、110は上枠
である。
【0098】壁が水平力を受けると、下張り材105は
せん断抵抗を担うが、部分的に壁がないとせん断抵抗が
低くなる。しかし、窓周囲を上記のようにシートDで補
強すると、これが隣接する下張り材105の相互の繋が
り強化し、たとえ下張り材105の一部が損傷しても、
全体の損傷を防ぐように作用する。
【0099】また、開口部周囲の窓台104などにもち
いられた釘は、せん断抵抗することになるが、シート1
により被覆されているので、この抵抗を補うことかでき
る。
【0100】(実施例8)図45は、図44の下張り材
105の上に、同図に同じ模様で、構造・下地材貼着シ
ートDを設けた状態を示す斜視図である。図45が図4
4と異なる部分は、シートDの端部(R部、S部、U
部、V部)が構造部材に貼着されているところである。
【0101】例えば、R部、S部は、図46の断面図に
示すように、貼着部を形成し、シート1の両端部は、下
張り材105の穴111に通して窓台受106、まぐさ
受け107、たて枠109に巻き付けて貼着されてい
る。
【0102】次に、作用を述べる。
【0103】構造・下地材貼着シートDは、引張材とし
て機能するので、シートDの端部と端部の間に位置する
下張り材105を移動しないように拘束する。
【0104】枠組壁溝法の壁部は、水平力を受けると、
体力壁の役割をはたす壁となる。この壁は、頂部に、曲
げによる変形と、せん断による変形、回転による変形お
よび水平移動の動きを伴う。
【0105】このうち、せん断による変形は、枠組みが
ひし形に変形するものであるから、下張り材105に、
シートDを筋かいの方向に設けると、下張り材105の
面方向の変形を最小限に抑えることができる。
【0106】また、開口部を有するものは、開口部面に
作用する暴風などの短期外力を、窓枠周囲のまぐさ10
2、たて枠108および窓台104が負担することにな
る。本実施例では、背面にまぐさ102などの枠材を有
するうえにシート1が張ってあるので、枠材、下張り材
105およびシート1の合成桁を構成し、枠材部分が強
化されるように作用する。特に合成桁としたとき、シー
ト1が曲げ引張りを受ける形態では、その強化が増大す
る。
【0107】また、耐力壁の下張り材105は、せん断
変形に対応する役割を担う。開口部を有すると抵抗力が
減少するが、シート1設置によって、それを高めること
ができる。
【0108】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
上述のような構成としたので、次の効果を奏する。
【0109】請求項1の発明によれば、床組の水平面方
向の変形を微少にとどめることができる。また、簡単な
構成であるため、新築はむろんのこと、既存の床組の補
強に有効である。
【0110】請求項2の発明によれば、小屋組の変形を
微小にとどめることができる。また、簡単な構成である
ので、新築はむろんのこと、既存の小屋組の補強に有効
である。
【0111】請求項3の発明によれば、軸組の変形を微
小にとどめることができる。また、簡単な構成であるの
で、新築・既存の軸組の補強に有効である。
【0112】請求項4の発明によれば、継手・仕口など
の構造部材の接合部の移動や変形を微小とどめることが
できる。また、簡単な構造であるので、新築・既存の継
手・仕口などの接合部の補強に有効である。
【0113】請求項5の発明によれば、下地材貼着シー
トで下地材が補給されるので、小屋組、軸組の変形を微
小にとどめることができる。下地材を固定する釘の頭部
を下地材貼着シートで被覆することになるので、これに
よって釘のせん断抵抗を補うことができる。
【0114】また、下地貼着シートは、下地材に貼着さ
れるので、隣接する下地材の繋がりを強固にし、たとえ
その下地材が部分的に損傷しても、小屋組や軸組全体の
損傷を防ぐことができる。
【0115】請求項6の発明によれば、構造・下地材貼
着シートが下地材に貼着され、その端部が構造部材に貼
着されているので、小屋組や軸組の変形を微小にとどめ
ることができる。
【0116】請求項7の発明によれば、下地材の釘部を
下地材貼着シートで被覆する形態となるので、これによ
って、釘のせん断抵抗を補うことができる。
【0117】また、同シートは、下地材に貼着されるの
で、隣接する下地材の繋がりを強固にし、小屋組や軸組
の変形を微小にとどめる。
【0118】請求項8の発明によれば、構造・下地材貼
着シートが下地材に貼着され、その端部が構造部材に貼
着されているので、小屋組や軸組の変形を微小にとどめ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の木造建築物における床組の斜視図
【図2】 実施例1の木造建築物における床組の斜視図
【図3】 実施例1の木造建築物における床組の斜視図
【図4】 実施例1の木造建築物における床組の斜視図
【図5】 実施例1の木造建築物における床組の斜視図
【図6】 実施例1の木造建築物における床組の斜視図
【図7】 実施例1の木造建築物における床組の斜視図
【図8】 実施例1の木造建築物における床組の斜視図
【図9】 実施例1の木造建築物における床組の斜視図
【図10】 実施例1の木造建築物における床組の斜視
【図11】 実施例1の木造建築物における床組の斜視
【図12】 実施例2の木造建築物における小屋組の斜
視図
【図13】 実施例2の木造建築物における小屋組の斜
視図
【図14】 実施例2の木造建築物における小屋組の斜
視図
【図15】 実施例2の木造建築物における小屋組の斜
視図
【図16】 実施例2の木造建築物における小屋組の斜
視図
【図17】 実施例2の木造建築物における小屋組の斜
視図
【図18】 実施例2の木造建築物における小屋組の斜
視図
【図19】 実施例2の木造建築物における小屋組の斜
視図
【図20】 実施例3の木造建築物における軸組の斜視
【図21】 実施例3の木造建築物における軸組の側面
【図22】 実施例3の木造建築物における軸組の斜視
【図23】 実施例3の木造建築物における軸組の斜視
【図24】 実施例3の木造建築物における軸組の斜視
【図25】 実施例3の木造建築物における軸組の側面
【図26】 実施例3の木造建築物における軸組の斜視
【図27】 図2の床組の要部斜視図
【図28】 図23の軸組の要部斜視図
【図29】 実施例4の木造建築物における構造部材の
接合部の側面図
【図30】 実施例4の木造建築物における構造部材の
接合部の斜視図
【図31】 実施例4の木造建築物における構造部材の
接合部の斜視図
【図32】 実施例4の木造建築物における構造部材の
接合部の斜視図
【図33】 実施例4の木造建築物における構造部材の
接合部の側面図
【図34】 実施例4の木造建築物における構造部材の
接合部の側面図
【図35】 実施例5の木造建築物における、下地材を
張設した小屋組の斜視図
【図36】 実施例5の木造建築物における、下地材を
張設した小屋組の斜視図
【図37】 実施例5の木造建築物における、下地材を
張設した小屋組の斜視図
【図38】 実施例5の木造建築物における、下地材を
張設した小屋組の斜視図
【図39】 実施例5の木造建築物における、下地材を
張設した小屋組の斜視図
【図40】 実施例6の木造建築物における、下地材を
張設した小屋組の要部断面図
【図41】 実施例6の木造建築物における、下地材を
張設した小屋組の要部断面図
【図42】 実施例6の木造建築物における、下地材を
張設した小屋組の要部断面図
【図43】 実施例6の木造建築物における、下地材を
張設した小屋組の要部断面図
【図44】 実施例7の木造建築物における、下地材を
張設した軸組の斜視図
【図45】 実施例8の木造建築物における、下地材を
張設した軸組の斜視図
【図46】 図45のA−A断面拡大図
【符号の説明】
A 構造部材貼着シート B 接合部貼着シート C 下地材貼着シート D 構造・下地材貼着シート 1 化学繊維シート 3 金物 4 通し柱 5 管柱 6 間柱 7 胴差し 8 大梁 9 小梁 10 三枚合せ梁 12 間柱 13 床根太 16 側根太 17 側大引 18 補強根太 24 隅柱 27 まぐさ 26 土台 29 軒桁 30 たて枠 31 小屋梁 32 火打梁 33 大輪 34 基礎 35 妻梁 36 小屋梁 37 屋根梁 38 天井根太 39 垂木 40 頭つなぎ 41 上枠 42 鼻かくし 44 棟木 45 母屋 46 垂木 49 小屋束 50 間仕切桁 51 垂木添 52 増浅木 53 小屋筋かい 54 筋かい 57 窓台受け 59 二階梁 61 敷桁 63 かすがい 64 下枠 68 貫 69 男木 70 女木 71 方杖 75 敷梁 76 投げ掛けばり 81 柱 82 合板 83 垂木 84 天井支持材 85 屋根梁 86 ころび止め 87 鼻かくし 90 軒桁 91 柱 92 小屋梁 93 垂木 94 野地板 95 棟木 96 母屋 98 補強木 99 次台 102 まぐさ 103 まぐさ受け 104 窓台 105 下張り材 106 窓台受 108 たて枠 109 下枠 110 上枠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E001 DC01 EA09 FA24 GA24 HA31 HA33 HD00 KA01 KA08 LA04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床組を構成する構造部材の間に、帯状の
    化学繊維シートを、引き伸ばして内部に引張応力が生じ
    る状態で貼着してなる木造建築物。
  2. 【請求項2】 小屋組を構成する構造部材の間に、帯状
    の化学繊維シートを、引き伸ばして内部に引張応力が生
    じる状態で貼着してなる木造建築物。
  3. 【請求項3】 軸組を構成する構造部材の間に、帯状の
    化学繊維シートを、引き伸ばして内部に引張応力が生じ
    る状態で貼着してなる木造建築物。
  4. 【請求項4】 継手、仕口などの接合部によって接合さ
    れる構造部材の前記接合部またはそのまわりに、帯状の
    化学繊維シートを、引き伸ばして内部に引張応力が生じ
    る状態で巻き付けて貼着してなる木造建築物。
  5. 【請求項5】 小屋組を構成する構造部材に張り付けた
    下地材に、帯状の化学繊維シートを、引き伸ばして内部
    に引張応力が生じる状態で貼着してなる木造建築物。
  6. 【請求項6】 小屋組を構成する構造部材に張り付けた
    下地材に、帯状の化学繊維シートを、引き伸ばして内部
    に引張応力が生じる状態で貼着し、その両端部を小屋組
    を構成する構造部材に貼着してなる木造建築物。
  7. 【請求項7】 軸組を構成する構造部材に張り付けた下
    地材に、帯状の化学繊維シートを、引き伸ばして内部に
    引張応力が生じる状態で貼着してなる木造建築物。
  8. 【請求項8】 軸組を構成する構造部材に張り付けた下
    地材に、帯状の化学繊維シートを、引き伸ばして内部に
    引張応力が生じる状態で貼着し、その両端部を小屋組を
    構成する構造部材に貼着してなる木造建築物。
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