JP2001278771A - 化粧料 - Google Patents

化粧料

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JP2001278771A
JP2001278771A JP2000093802A JP2000093802A JP2001278771A JP 2001278771 A JP2001278771 A JP 2001278771A JP 2000093802 A JP2000093802 A JP 2000093802A JP 2000093802 A JP2000093802 A JP 2000093802A JP 2001278771 A JP2001278771 A JP 2001278771A
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JP
Japan
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oil
cosmetic
ethanol
present
skin
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JP2000093802A
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English (en)
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Junichiro Endo
順一郎 遠藤
Toshiaki Sugizaki
敏明 杉崎
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Kose Corp
Original Assignee
Kose Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】しっとり感とさっぱり感を兼ね備え、肌のくす
みにも改善効果があり、安定性にも優れた化粧料を提供
する。 【解決手段】(A)植物性液状油、(B)エタノール可
溶性液状油、(C)油溶性ビタミン、(D)エタノー
ル、(E)非イオン性界面活性剤及び/又はアニオン性
界面活性剤、(F)水を含有することを特徴とする化粧
料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定の油剤を組み
合わせて配合した化粧料に関し、さらに詳細には、使用
感が顕著に良好で、安定性に優れた化粧料に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、化粧料においては、官能特性の差
別化に応じて種々の製品が市販されている。一般的に、
主たる使用者である女性の肌特性に起因して、若年層や
オイリースキンの人にはさっぱり感や清涼感があり、さ
わやかな使用感を有する化粧料が好まれ、また、熟年層
やドライスキンの人には肌に潤いを与え、しっとり感を
付与する化粧料が好まれている。これらの趣向に対し
て、それぞれをターゲットにしたさっぱりタイプとしっ
とりタイプの化粧料をラインナップしたり、さらにはそ
の程度をランク分けして使用者の要求に応じるべく化粧
料が開発されてきた。一例を挙げると、さっぱりタイプ
の化粧料においては、油剤量を低減したり、低級アルコ
ールを多めに配合する等の手法がとられ、また、しっと
りタイプの化粧料においては、逆に油剤量を多めに配合
したり、低級アルコール量を低減する等して製品の差別
化を図ってきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の技術では、各々の肌特性を有する対象者には有
効であるものの、肌特性を問わずにしっとり感とさっぱ
り感を充分に満足させる化粧料は得られなかった。さら
には、紫外線によるシミやそばかす、肌のくすみを防ぐ
ために、消炎効果や肌荒れ改善効果をも有し、肌に透明
感を与える化粧料の開発が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記実情に鑑み、本発明
者らは鋭意研究を行った結果、特定の三種の油剤と、エ
タノールと界面活性剤と水とを含有することにより、良
好なしっとり感とさっぱり感を兼ね備え、且つ、肌のく
すみの改善効果を有する優れた化粧料が得られることを
見出し、本発明を完成するに至った。
【0005】すなわち、本発明は、次の成分(A)及び
(F); (A)植物性液状油 (B)エタノール可溶性液状油 (C)油溶性ビタミン (D)エタノール (E)非イオン性界面活性剤及び/又はアニオン性界面
活性剤 (F)水 を含有することを特徴とする化粧料である。さらに、上
記成分(A)〜(C)の合計量が、0.01〜5質量%
であることを特徴とする化粧料である。さらには、上記
成分を含有し、外観が半透明〜白濁であることを特徴と
する化粧料である。以下、詳述する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる成分(A)の
植物性液状油としては、室温で液状を呈するものであれ
ば特に限定はされないが、例えば、オリーブ油、小麦胚
芽油、グレープシード油、マカデミアナッツ油、ホホバ
油、アボガド油、杏仁油、サザンカ油、サフラワー油、
スイートアルモンド油、トウモロコシ胚芽油、ヒマワリ
油、ヘーゼルナッツ油、メドウホーム油、ローズヒップ
油等が挙げられ、これらの一種又は二種以上を適宜選択
して用いることができる。これらの中でも、小麦胚芽
油、マカデミアナッツ油、ホホバ油が好ましい。
【0007】本発明に用いられる成分(B)のエタノー
ル可溶性液状油は、室温で液状を呈し、且つ、エタノー
ルに可溶性の油剤であれば特に限定されないが、例え
ば、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、ミリスチン
酸イソプロピル、メチルフェニルポリシロキサン、パラ
メトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、パラジメチルア
ミノ安息香酸2−エチルヘキシル等が挙げられ、これら
の一種又は二種以上を適宜選択して用いることができ
る。これらの中でも、トリ2−エチルヘキサン酸グリセ
リル、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシルが好ま
しい。尚、前述した植物性液状油の中で、エタノールに
溶解するものは、本発明の成分(B)には含まない。
【0008】本発明に用いられる成分(C)の油溶性ビ
タミンとしては、油溶性のビタミン及びそのエステル、
並びに水溶性ビタミンのエステルであれば特に限定され
ず、例えば、ビタミンA(レチノール)、パルミチン酸
レチノール、酢酸レチノール等のビタミンA類、ジパル
ミチン酸アスコルビル等のビタミンC類、ビタミンE
(α−トコフェロール)、酢酸トコフェロール、ニコチ
ン酸トコフェロール等のビタミンE類等が挙げられ、こ
れらの一種又は二種以上を適宜選択して用いることがで
きる。これらの中でも、ビタミンA類、ビタミンE類が
好ましい。
【0009】上述した成分(A)〜(C)の含有量は特
に限定されないが、好ましくは成分(A)〜(C)の合
計量が0.01〜5質量%(以下、単に「%」と記す)
であり、より好ましくは、0.01〜2%である。
【0010】本発明に用いられる成分(D)のエタノー
ルの含有量は特に限定されないが、好ましくは3〜20
%、より好ましくは5〜15%である。
【0011】本発明に用いられる成分(E)のアニオン
性界面活性剤並びに非イオン性界面活性剤としては、通
常化粧品に用いられるものであれば特に限定されない
が、例えば、アニオン性界面活性剤としては、脂肪酸石
鹸、エーテルカルボン酸並びにその塩、アミノ酸と脂肪
酸の縮合等のカルボン酸塩、アルキルスルホン酸、アル
ケンスルホン酸塩、脂肪酸エステルの硫酸エステル塩、
脂肪酸アルキロールアミドの硫酸エステル塩、アルキル
リン酸塩、エーテルリン酸塩、ポリオキシエチレンアル
キルエーテルリン酸並びにその塩、アルキルアリルエー
テルリン酸塩等が挙げられ、非イオン性界面活性剤とし
ては、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン
グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エス
テル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン
ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビ
ット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポ
リオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリエチレングリコー
ル脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ルポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエ
ーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル
等が挙げられ、これらの一種又は二種以上を適宜選択し
て用いることができる。これらの中でも、ポリオキシエ
チレンアルキルエーテルリン酸並びにその塩、ソルビタ
ン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪
酸エステルが好ましい。
【0012】成分(E)の含有量は、成分(A)〜
(C)の含有量により異なり特に限定されないが、好ま
しくは0.01〜5%であり、より好ましくは、0.0
1〜2%である。就中、成分(A)〜(C)の合計量に
対する配合重量比が、{(A)+(B)+(C)}:
(E)=1:1〜1:0.1が好ましい。
【0013】成分(F)の含有量は、好ましくは50〜
95%であり、より好ましくは60〜85%である。
【0014】さらに、本発明の化粧料においては、上記
成分を必須とし、且つ半透明から白濁の外観を呈するも
のであると、審美感に優れより好ましい。本発明におい
ては、上記必須成分を含有することにより、安定性にも
優れた化粧料を得ることができる。
【0015】本発明の化粧料には、本発明の効果を妨げ
ない範囲で、上述した以外の通常の化粧料に使用される
成分、油剤、保湿剤、界面活性剤、水溶性高分子、粉
体、色素、紫外線吸収剤、防腐剤、抗菌剤、香料、酸化
防止剤、pH調整剤、キレート剤、清涼剤、美肌用成分
(美白剤、細胞賦活剤、抗炎症剤、血行促進剤、皮膚収
斂剤、抗脂漏剤等)、ビタミン類、核酸、ホルモン、包
接化合物等を添加することができる。
【0016】本発明の化粧料としては、化粧水、美容液
などのスキンケア化粧料が好ましく、液状、乳液状、固
形状、ペースト状、ゲル状等の形態を適宜選択すること
ができる。これらの中でも、就中、液状の化粧水並びに
やや粘性を有する美容液が好ましい。
【0017】
【実施例】以下に、本発明の詳細を実施例を挙げて、具
体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるもので
はない。
【0018】実施例1〜3及び比較例1〜5 化粧水 表1に示す組成で化粧水を調製し、その使用感及び使用
性について下記の方法に従い、評価を行った。
【0019】
【表1】
【0020】(製造方法) A:成分1〜10を混合する。 B:成分11〜15を混合する。 C:BにAを添加して均一に混合し、化粧水を得た。
【0021】(評価方法) 1.使用感 女性評価パネル20名により使用テストを行い、しっと
り感、さっぱり感、くすみ改善効果について下記の基準
にて評価し、その平均点で判定した。 [評価基準] 5点:非常に良好 4点:良好 3点:普通 2点:やや不良 1点:不良 [判定] ◎:平均点4.5以上 ○:平均点3.5以上4.5未満 △:平均点2.5以上3.5未満 ×:平均点2.5未満
【0022】2.安定性 得られた化粧水を40℃の恒温相にセットして、1ヶ月
後の状態を肉眼にて観察し、下記基準より評価した。 [判定][内容] ◎:変化なし。 △:分離の兆候あり。 ×:明らかに分離。 得られた結果を表1に併せて示す。
【0023】表1の結果から明らかなように、本発明に
係る実施例の化粧水は、しっとり感、清涼感並びにさっ
ぱり感を兼ね備え、且つ、肌のくすみに対する改善効果
を有する化粧水であり、半透明〜白濁の外観に変化な
く、安定性にも優れていた。それに対し、比較例におい
ては、すべての項目を満足し得るものは得られなかっ
た。
【0024】 実施例4 美容液 (成分) (%) 1.トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 0.2 2.メチルフェニルポリシロキサン 0.1 3.パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 0.2 4.酢酸トコフェロール 0.1 5.小麦胚芽油 0.1 6.セスキオレイン酸ソルビタン 0.3 7.ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート 0.1 (20E.O.) 8.ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸(8E.O.) 0.2 9.香料 適量 10.防腐剤 適量 11.エタノール 5.0 12.プロピレングルコール 5.0 13.キサンタンガム(2%水溶液) 5.0 14.精製水 残量
【0025】(製造方法) A:成分1〜11を均一に混合する。 B:成分12〜14を均一に混合する。 C:BにAを添加して均一に混合し、美容液を得た。
【0026】以上のようにして得られた本発明に係る美
容液は、使用感が良好で、安定性にも優れた美容液であ
った。
【0027】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の化粧料
は、しっとり感とさっぱり感を兼ね備え、肌のくすみに
も改善効果があり、安定性にも優れたものであった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AA121 AA122 AB051 AC101 AC102 AC122 AC302 AC352 AC422 AC442 AC902 AD152 AD352 AD662 BB04 BB05 CC01 CC04 DD02 EE01 EE07 EE16

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次の成分(A)〜(F); (A)植物性液状油 (B)エタノール可溶性液状油 (C)油溶性ビタミン (D)エタノール (E)非イオン性界面活性剤及び/又はアニオン性界面
    活性剤 (F)水 を含有することを特徴とする化粧料。
  2. 【請求項2】請求項1記載の成分(A)〜(C)の合計
    量が、0.01〜5質量%であることを特徴とする化粧
    料。
  3. 【請求項3】外観が半透明〜白濁であることを特徴とす
    る請求項1又は2のいずれかに記載の化粧料。
JP2000093802A 2000-03-30 2000-03-30 化粧料 Pending JP2001278771A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012158555A (ja) * 2011-02-01 2012-08-23 Mikimoto Pharmaceut Co Ltd 白濁ローション

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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