JP2656225B2 - 水中油型のクレンジング用エマルジョン - Google Patents

水中油型のクレンジング用エマルジョン

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JP2656225B2 JP7126334A JP12633495A JP2656225B2 JP 2656225 B2 JP2656225 B2 JP 2656225B2 JP 7126334 A JP7126334 A JP 7126334A JP 12633495 A JP12633495 A JP 12633495A JP 2656225 B2 JP2656225 B2 JP 2656225B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、乳液の外観(aspect)をもつ水中
油(O/W) 型のクレンジング用エマルジョン(emulsion ne
ttoyante hule-dans eau) であって、場合によっては化
粧処理及び/又は皮膚科処置(un'traitement dermatolo
gique)の前に顔及び/又は全身の皮膚を清浄化するため
に使用し得るクレンジング用エマルジョンに関する。特
に、このエマルジョンは、クレンジング乳液(lait dema
quillante)を構成し得る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】化粧料
及び皮膚科分野で使用される水中油型のエマルジョン及
び油中水型のエマルジョンは、一般的にその乳化を促進
させることを目的として、乳化剤、特に非イオン性乳化
剤(該乳化剤の機能は油性相と水性相とを相溶性にする
ことにある)を含有してなるものであることが知られて
いる。
【0003】これらのエマルジョンは、その稠度(consi
stance)に応じて、最も流動性である調剤については
“乳液”として知られており、またそれよりも堅い(fer
me)エマルジョンについては“クリーム”として知られ
ている。クレンジング製品は、一般的に多かれ少なかれ
流動性の乳液の形状である。乳液の利点はその流動性に
より該乳液がより容易に伸び拡がり、より容易に汚れ(d
irt)を覆い、従ってクリームよりも皮膚のより奥深くま
で清浄化することを可能にする。乳液は瓶から流し出す
ことができ且つ皮膚に十分に伸び拡がることができるの
に十分に流動性である肌理すなわち感触(texture)を有
するべきである。通常は、乳液は1Pa.s以下の粘度を有
する。
【0004】エマルジョンの製造に一般的に使用される
乳化剤は、エチレンオキシド分子を含有している。これ
らの乳化剤は多かれ少なかれ刺激性であるという欠点を
有する。
【0005】これらの刺激性の乳化剤の使用を避けるこ
とを目的として、フランス国特許出願公開第2,668,080A
号明細書により、脂肪アルコールを基剤とした自己乳化
性組成物の使用が提案されている。
【0006】しかしながら、かかる自己乳化性組成物を
使用することによって得られるエマルジョンは、乳液
得るのに十分に流動性であり且つ安定である組成を得る
ことを不可能にする。乳化剤の含有量を低減することに
よってより一層流動性である組成を得ることが可能であ
るが、前記の脂肪アルコールを基剤とした自己乳化性組
成物の場合には、乳化剤の含有量を低減することによっ
て不安定な組成物がもたらされる。
【0007】また、クレンジング乳液を得ることが所望
される場合には、エマルジョンにクレンジング用の油(h
uile demaquillante)を導入するとエマルジョンを不安
定にし得る。これは特にフランス国特許出願公開第2,66
8,080A号明細書に記載の脂肪アルコールを基剤とした自
己乳化性組成物の場合であり、これは安定性が不十分で
ある配合物をもたらす。
【0008】従って、刺激性のない乳化剤を含有し且つ
乳液の組成をもつ安定なエマルジョンに対する要求があ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段、並びに発明の作用及び効
果】本発明のエマルジョンは特に前記の問題を克服する
ことを可能にする。実際、本出願者らは意外にも、乳化
剤として脂肪アルコールを基剤とした自己乳化性組成物
を使用し且つゲル化剤としてアクリル共重合体を使用す
ることによって安定な乳液を得ることが可能であること
を認めた。
【0010】従って、本発明の要旨によれば、乳液の外
観をもつ水中油型のクレンジング用エマルジョンであっ
て、1Pa.s以下の粘度を有すること、脂肪アルコールを
基剤とする自己乳化性組成物を乳化剤として含有し且つ
ゲル化剤としてアクリル共重合体を含有してなるもので
あること及び該自己乳化性組成物が炭素原子12〜22個を
有する脂肪アルコールの少なくとも1種を60〜90重量%
と、炭素原子12〜22個のアルキル鎖を有するアルキル多
糖(alkylpolyoside)10〜40重量%と、多糖0〜5重量%
とからなるものであることを特徴とするクレンジング用
エマルジョンが提供される。
【0011】本発明の別の要旨によれば、顔及び/又は
体の皮膚のクレンジングに使用される前記のエマルジョ
ンが提供される。本発明のさらに別の要旨によれば、前
記のエマルジョンを皮膚に施用することからなる皮膚の
クレンジング方法が提供される。本発明のさらに別の要
旨によれば、前記エマルジョンとクレンジング用の油と
を含有することを特徴とするクレンジング乳液が提供さ
れる。
【0012】ゲル化剤として特定のアクリル共重合体を
選択すると、乳液を構成するのに十分に流動性であり且
つまた良好な安定をもつエマルジョンを得ることが可能
になる。これに対して、別のゲル化剤、例えばポリアク
リルアミド、例えばSeppic社からSepigel 305という名
称で販売されている製品は、この結果を達成することが
不可能である。ところで、当業者をして別のゲル化剤よ
りもむしろ特にこの型のゲル化剤を選択することに至ら
しめるものは何もない。
【0013】本発明に従って得られるエマルジョンは、
刺激性がなく且つ極めて安定であるという性質ばかりで
はなく使用するのに極めて心地好く、特に施用に際して
極めて温和である(douceur)という性質をもつ。さらに
また、上記エマルジョンがクレンジング用の油を含有す
る場合には、特に効果的でありしかも慣用される乳液よ
りも優れているクレンジング乳液を構成する。このクレ
ンジング乳液は顔のクレンジングと全身のクレンジング
の両方に使用し得る。
【0014】本発明において使用し得るアクリル共重合
体は、特に架橋共重合体であって(C3〜C6)モノエチ
レン酸又はその無水物と、長鎖アクリル酸エステルとの
架橋共重合体である。架橋剤はグルシド(glucide)すな
わち糖質のアリルエーテルであるか又はポリオール例え
ばペンタエリトリトールのアリルエーテルであるか、あ
るいはグリコール誘導体例えばジビニルグリコールとの
アリルエーテルであるのが好ましい。
【0015】前記共重合体中に存在するモノエチレン酸
の割合は50〜99重量%であり、さらに好ましくは90〜98
重量%の範囲であり得、またアクリル酸エステルの割合
は50〜1重量%、好ましくは10〜2重量%であり得る。
【0016】前記モノエチレン酸は、特に次の式: (式中、R1 は水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシル
基、ラクトン基、ラクタム基、シアノ基、アルキル基、
アリール基、アラルキル基、アルキルアリール基及び脂
環式基の中から選択される原子又は基を表わす)で示さ
れるアクリル酸であり得る。
【0017】前記共重合体の製造に使用するのが好まし
いモノエチレン酸は、アクリル酸及びマレイン酸並びに
これらの誘導体である。
【0018】前記共重合体の製造に使用し得るアクリル
酸エステルは、次の式: 〔式中、R2 は水素原子、メチル基及びエチル基の中か
ら選択される原子又は基を表わし、R3 は(C8〜C30)
アルキル基、(C8〜C30)オキシアルキレン基及び(C8
〜C30)カルボニルオキシアルキレン基の中から選択さ
れる基を表わす〕をもつものであるのが好ましい。(C
10〜C22)アルキル基が好ましい。
【0019】好ましい前記アクリル酸エステルの中か
ら、アクリル酸及びメタクリル酸のデシルエステル、ラ
ウリルエステル、ステアリルエステル、ベヘニルエステ
ル及びメリシルエステルを挙げ得る。
【0020】本発明で使用する前記共重合体は、アクリ
ル酸(C10〜C30)アルキルエステルとアクリル酸又はメ
タクリル酸との共重合体であって、蔗糖のアリルエーテ
ル又はペンタエリトリットのアリルエーテルで架橋され
た共重合体であるのが好ましく、特にGoodrich社からPe
mulen TR1 、Pemulen TR2 及びCarbopol 1342という名
称で販売されている共重合体の中から選択される。
【0021】前記共重合体はエマルジョンの全重量に対
して0.02〜0.5重量%、特に0.05〜0.3重量%の範囲にあ
る含有量で存在させ得る。
【0022】本発明で乳化剤として使用する前記自己乳
化性組成物は、炭素原子12〜22個を有する脂肪アルコー
ルの少なくとも1種60〜90重量%と、炭素原子12〜22個
のアルキル鎖を有するアルキル多糖10〜40重量%と、
0〜5重量%、例えば0.5〜5重量%とからなるもの
が都合がよい。本発明の具体的な態様によれば、アルキ
多糖のアルキル基は自己乳化性組成物の脂肪アルコー
ルのアルキル基と同一のものである。
【0023】本発明において使用し得る自己乳化性組成
物の中から、フランス国特許出願公開第2,668,080A号明
細書に記載の自己乳化性組成物、特にSeppic社からMont
anov68という名称で販売されている製品を挙げ得る。
【0024】この自己乳化性組成物は、エマルジョンの
全重量に対して0.5〜5重量%の範囲の含有量、好まし
くはエマルジョンの全重量に対して1〜3.5重量%の範
囲の含有量で存在させ得る。
【0025】本発明のエマルジョンは具体的には全身、
首及び顔の皮膚のクレンジング例えば子供のクレンジン
グに及び化粧落しに用途がある。
【0026】本発明のエマルジョンの油性相は、動物
油、植物油、鉱油、含シリコーン油、含弗素油及び/又
は合成油のうちの少なくとも1種を含有する。また、本
発明のエマルジョンの油性相は、脂肪アルコール又は脂
肪酸を含有し得るし、また洗浄剤例えばポロキサマー(p
oloxamer)として知られているオキシエチレン化オキシ
プロピレン化ブロック重合体を含有し得る。
【0027】本発明のエマルジョンがクレンジング乳液
を構成する場合には、油性相はまたクレンジング用の油
をも含有する。クレンジング用の油としては、具体的に
は脂肪酸エステル、特に炭素数12〜20の中から選択され
る全炭素数を持つエステル、特に炭素原子1〜17個を有
する直鎖又は分岐鎖アルコールと、炭素原子3〜18個を
有する直鎖又は分岐鎖脂肪酸とから得られるエステルを
挙げ得る。
【0028】クレンジング用の油として使用する前記エ
ステルは、具体的にはアジピン酸ジオクチル、パルミチ
ン酸2-エチルヘキシル、アジピン酸ジイソピル、ヘキサ
ン酸2-エチルヘキシル、ラウリン酸エチル、ミリスチン
酸メチル、オクタン酸オクチルドデシル、ネオペンタン
酸イソデシル、ミリスチン酸エチル、プロピオン酸ミリ
スチル、2-エチルヘキサン酸2-エチルヘキシル、オクタ
ン酸2-エチルヘキシル、カプリン酸2-エチルヘキシル、
カプリル酸2-エチルヘキシル、パルミチン酸メチル、ミ
リスチン酸ブチル、ミリスチン酸イソブチル、パルミチ
ン酸エチル、ラウリン酸イソヘキシル、ラウリン酸ヘキ
シル及びイソステアリン酸イソプロピルからなる群から
選択し得る。
【0029】本発明のエマルジョンは、エマルジョンの
全重量に対して油を2〜30重量%、好ましくは5〜25重
量%含有し得る。
【0030】公知のようにして、本発明のエマルジョン
は、追加成分として化粧料及び/又は皮膚科分野で常用
される補助剤、例えば防腐剤、酸化防止剤、香料、充填
剤、濾光剤、金属イオン封鎖剤、精油、染料、親水性活
性剤、親油性活性剤及び脂質小胞(vesicule)を含有し得
る。これらの補助剤は、その性質に応じて化粧料及び/
又は皮膚科組成物について常用の割合で、例えばエマル
ジョンの全重量に対して0.01〜10重量%、好ましくは0.
1〜6重量%で使用される。
【0031】前記の活性剤は、例えば水和剤(hydrant)
例えば具体的にはポリオール類例えばグリセロール及び
タンパク質加水分解物;抗炎症剤;フリーラジカル防止
剤例えばトコフェロール(ビタミンE)又はその誘導
体;脱色剤;生物学的活性剤、例えば尿素、アミノ酸、
ビタミン及びその誘導体、α-ヒドロキシ酸、ピロリド
ンカルボン酸及びその塩、セラミド及び植物抽出物(タ
チアオイの根の抽出物)の中から選択される。
【0032】本発明の水中油型エマルジョンは、標準的
な方法に従って、乳化剤と親油性補助剤とを含有する油
性相と、ゲル化剤と親水性補助剤とを含有する水性相と
を約70℃の温度で激しく撹拌しながら加熱混合し、次い
で室温まで冷却することによって得られる。
【0033】添付の図1〜3に関して説明する。図1〜
3は、本発明のエマルジョンと比較用のエマルジョンの
倍率250倍の写真である。
【0034】
【実施例】本発明を実施例により例証する。実施例にお
いて、割合は重量%で示した。実施例1 クレンジング乳液 パルミチン酸2-エチルヘキシル 20.0 水酸化ナトリウム(中和剤) 0.03 アクリル酸/アクリル酸(C10〜C30)アルキルエステル・共重合体 0.1 (Goodrich社から販売されているPemulen TR1) セテアリールグルコシド(Cetearyl glucoside) 2.45 (Seppic社から販売されているMontanov 68) グリセロール 5.0 防腐剤 0.35 水 全体を100%にする量 得られたエマルジョンは0.8 Pa.sの粘度をもつ乳液であ
った。この乳液は施用時に非常に温和であり、しかも顔
の化粧落しに極めて効果があった。図1は、得られた本
発明のエマルジョンの倍率250倍の顕微鏡写真である。
この写真から、油の微小球が均質であり水性相に良好に
分布していることが認められる。この乳液の化粧落し力
すなわちクレンジング力を女性49人のパネラーに試験し
た。これらの女性のうちの98%は、この乳液のメーキャ
ップ落とし力が優れていると判定した。さらにこれら使
用者の90%が、この乳液の使用後には皮膚がきれいにな
り、清潔で、脂ぎっていないことを認めた。さらに、こ
れらの女性のうちの80%が乳液を非常に柔和であるすな
わち手触りがよいと認めた。
【0035】比較実施例1 (フランス国特許出願公開第2,668,080A号明細書の実施例3) セテアリールグルコシド(前記のMontanov 68) 5.0 スィートアーモンド油 5.0 ポリアクリルアミド(商品名Sepigel 305)(ゲル化剤) 0.3 グリセロール 5.0 防腐剤 0.2 水 全体を100%にする量 得られたエマルジョンは粘稠なクリームを構成し、乳液
を構成しなかった。該エマルジョンは1.36 Pa.sの粘度
をもち、その容器から流れ出なかった。さらに、このエ
マルジョンは化粧を落とすことが全くできなかった。該
エマルジョンはあまり流動せず、皮膚をあまり湿らせ
ず、従って効果的なクレンジングを提供しなかった。図
2は、得られたエマルジョンの倍率250倍の顕微鏡写真
である。このエマルジョンの油は、本発明の実施例1の
エマルジョンよりも分散が悪かった。
【0036】比較実施例2 この実施例では、前記実施例のスィートアーモンド油を
クレンジング用の油:パルミチン酸2-エチルヘキシルに
置き換えた。従って、その組成は下記の通りである。 セテアリールグルコシド(前記のMontanov 68) 5.0 パルミチン酸2-エチルヘキシル 20.0 ポリアクリルアミド(商品名Sepigel 305)(ゲル化剤) 0.3 グリセロール 5.0 防腐剤 0.2 水 全体を100%にする量 得られたエマルジョンは粘稠なクリームを構成し、乳液
を構成しなかった。該エマルジョンは、1.86 Pa.sの粘
度をもち、その容器から流れ出なかった。従って、比較
例1と比較すると、クレンジング用の油を入れた場合に
は粘度の上昇が生じることが認められた。さらに、クレ
ンジング用の油が存在するのにもかかわらず、得られた
組成物の化粧落し力すなわちクレンジング力は、極めて
劣っていた。さらにまた、このエマルジョンは、非常に
粗い(grossir)外観をもち、不安定であり、しかもこれ
は図3、すなわち前記の写真と同じ倍率の該エマルジョ
ンの写真において明確に認められた。この場合、油の微
小球は2mmではなく13mmであった。
【0037】実施例2 :ベビー用クレンジング乳液 スィートアーモンド油 7.00 液状パラフィン 13.00 アクリル酸/アクリル酸(C10〜C30)アルキルエステル・共重合体 0.10 (Goodrich社から販売されているPemulen TR1) 水酸化ナトリウム(中和剤) 0.03 セテアリールグルコシド(Seppic社から販売されているMontanov 68) 2.45 グリセロール 3.00 バラ香水 3.00 防腐剤 0.35 水 全体を100%にする量 得られたエマルジョンは使用するのに特に温和であるク
レンジング乳液を構成した。
【0038】実施例3 :全身用の軟化用乳液 ヤマイバラ(musk rose)油 5.00 ベニバナ油 3.00 液状パラフィン 14.00 アクリル酸/アクリル酸(C10〜C30)アルキルエステル・共重合体 0.10 (Goodrich社から販売されているPemulen TR1) 水酸化ナトリウム(中和剤) 0.03 セテアリールグルコシド(Seppic社から販売されているMontanov 68) 2.45 グリセロール 5.00 タチアオイの根の抽出物 3.00 水 全体を100%にする量 得られたエマルジョンは、皮膚に非常に滑らかな感触を
残す乳液を構成した。実施例4 :顔面及び目用のクレンジング乳液 アクリル酸/アクリル酸(C10〜C30)アルキルエステル・共重合体 0.10 (Goodrich社から販売されているPemulen TR1) 水酸化ナトリウム(中和剤) 0.03 セテアリールグルコシド(Seppic社から販売されているMontanov 68) 2.00 アジピン酸ジオクチル 15.00 ポロキサマー(poloxamer) 184 0.5 防腐剤 0.1 水 全体を100%にする量 得られたエマルジョンは、顔面及び目の極めて効果的な
クレンジングを可能にし且つ非常に温和である乳液を構
成した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のエマルジョンの倍率250倍
の顕微鏡写真である。
【図2】比較実施例1のエマルジョンの倍率250倍の顕
微鏡写真である。
【図3】比較実施例2のエマルジョンの倍率250倍の顕
微鏡写真である
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−39312(JP,A) 特開 昭62−54741(JP,A)

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乳液の外観をもつ水中油型のクレンジン
    グ用エマルジョンであって、1Pa.s以下の粘度を有する
    こと、脂肪アルコールを基剤とする自己乳化性組成物を
    乳化剤として含有し且つゲル化剤としてアクリル共重合
    体を含有してなるものであること及び該自己乳化性組成
    物が炭素原子12〜22個を有する脂肪アルコールの少なく
    とも1種を60〜90重量%と、炭素原子12〜22個のアルキ
    ル鎖を有するアルキル多糖10〜40重量%と、多糖0〜5
    重量%とからなるものであることを特徴とするクレンジ
    ング用エマルジョン。
  2. 【請求項2】 前記アクリル共重合体が架橋共重合体で
    あって(C3〜C6)モノエチレン酸又はその無水物と、
    アクリル酸エステルとの架橋共重合体である請求項1記
    載のクレンジング用エマルジョン。
  3. 【請求項3】 前記モノエチレン酸が次の式: (式中、R1 は水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシル
    基、ラクトン基、ラクタム基、シアノ基、アルキル基、
    アリール基、アラルキル基、アルキルアリール基及び脂
    環式基の中から選択される原子又は基を表わす)をもつ
    ものである請求項2記載のクレンジング用エマルジョ
    ン。
  4. 【請求項4】 前記アクリル酸エステルが次の式: 〔式中、R2 は水素原子、メチル基及びエチル基の中か
    ら選択される原子又は基を表わし、R3 は(C8〜C30)
    アルキル基、(C8〜C30)オキシアルキレン基及び(C8
    〜C30)カルボニルオキシアルキレン基の中から選択さ
    れる基を表わす〕をもつものである、請求項2及び3の
    いずれかに記載のクレンジング用エマルジョン。
  5. 【請求項5】 前記共重合体において、前記モノエチレ
    ン酸の割合が50〜99重量%であり、前記アクリル酸エス
    テルの割合が50〜1重量%である請求項2〜4のいずれ
    か1項に記載のクレンジング用エマルジョン。
  6. 【請求項6】 前記共重合体がアクリル酸(C10〜C30)
    アルキルエステルと、アクリル酸又はメタクリル酸との
    共重合体であって蔗糖のアリルエーテル又はペンタエリ
    トリトールのアリルエーテルで架橋された共重合体であ
    る、請求項2〜5のいずれか1項に記載のクレンジング
    用エマルジョン。
  7. 【請求項7】 エマルジョンの全重量に対して自己乳化
    性組成物を0.5〜5重量%含有してなる請求項1〜
    いずれか1項に記載のクレンジング用エマルジョン。
  8. 【請求項8】 エマルジョンの全重量に対して前記共重
    合体を0.02〜0.5重量%含有してなる請求項1〜のい
    ずれか1項に記載のクレンジング用エマルジョン。
  9. 【請求項9】 油を2〜30重量%含有してなる請求項1
    のいずれか1項に記載のクレンジング用エマルジョ
    ン。
  10. 【請求項10】 追加成分として防腐剤、酸化防止剤、
    香料、充填剤、濾光剤、金属イオン封鎖剤、精油、染
    料、親水性活性剤、親油性活性剤及び脂質小胞の中から
    選択される少なくとも1種の補助剤を含有する請求項1
    のいずれか1項に記載のクレンジング用エマルジョ
    ン。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれか1項に記載の
    クレンジング用エマルジョンと、クレンジング用の油と
    を含有することを特徴とするクレンジング用乳液。
  12. 【請求項12】 皮膚のクレンジングに使用するもので
    ある請求項1〜10のいずれか1項に記載のクレンジング
    用エマルジョン。
  13. 【請求項13】 請求項1〜10のいずれか1項に記載の
    クレンジング用エマルジョンを皮膚に施用することから
    なることを特徴とする、皮膚のクレンジング方法。
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