JPH0959140A - ウォッシュオフ・オイルゲル化粧料 - Google Patents
ウォッシュオフ・オイルゲル化粧料Info
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- JPH0959140A JPH0959140A JP22705595A JP22705595A JPH0959140A JP H0959140 A JPH0959140 A JP H0959140A JP 22705595 A JP22705595 A JP 22705595A JP 22705595 A JP22705595 A JP 22705595A JP H0959140 A JPH0959140 A JP H0959140A
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Abstract
性非イオン界面活性剤を含有するウォッシュオフ・オイ
ルゲル化粧料。 【効果】 本発明のオイルゲル化粧料は、水洗などによ
り容易に除去できるので、マッサージ料やクレンジング
料に好適である。
Description
得るオイルゲル化粧料に関する。
て昔より化粧料の剤形として広く使われてきている。オ
イルゲルは固体脂の作る構造の間に液体脂が入り込んだ
構造をしているため、皮脂などの油性成分となじみがよ
い特質がある反面、固体脂の密着性が高いため、水など
で洗い流しにくいと言う欠点があった。この為、オイル
ゲル剤形は、水で化粧崩れがしては困る口紅やサンケア
製品などの特殊用途化粧料の面にしか応用されてこなか
った。
続が、心地よさを生み出すので、要求されておりオイル
ゲル化粧料の応用分野としては最適の分野と考えられた
が、マッサージした後の除去が面倒なため、オイルゲル
マッサージ料は剰り開発されなかった。又、クレンジン
グ料についても、油性成分となじみがよい為油性の汚れ
が落とし易い長所がある反面、塗布したクレンジング料
の除去が面倒と言う理由のため、その応用には至らなか
った。
を踏まえてなされたものであり、除去のしやすいオイル
ゲル化粧料を提供することを課題とする。
鑑みて、容易に除去できるオイルゲル化粧料を求めて鋭
意努力を重ねた結果、除去困難の最大原因である固体脂
を、ヒドロキシ脂肪酸の添加により、ヒドロキシ脂肪酸
の作るゲル構造により、減量できることを見いだした。
これにより、除去し易いオイルゲルの提供が可能になっ
た。更に検討を重ねた結果、この様なオイルゲルに親水
性非イオン界面活性剤を添加することにより、洗い流せ
るウォシュオフタイプのオイルゲル化粧料が提供できる
ことを見いだし発明を完成させた。以下、本発明につい
て詳細に説明する。
ロキシ脂肪酸と親水性非イオン界面活性剤を含有するこ
とを特徴とする。炭素数12〜22のヒドロキシ脂肪酸
は強固な固体のゲル構造を作り易く、この構造にゲル構
造を依存すれば除去しにくい固体脂の量を減量できる。
ものは、12−ヒドロキシステアリン酸である。これ
は、12−ヒドロキシステアリン酸が安価であり、強固
なゲルを作るからである。又、除去性も良い。ヒドロキ
シ脂肪酸の好ましい含有量は0.1〜5重量%であり、
更に好ましくは、0.5〜3重量%である。
合する親水性非イオン界面活性剤は、HLBが10〜2
0であれば特段の限定をされずに用いることが出来る。
このような非イオン界面活性剤としては、ポリオキシエ
チレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキル
エステル、ポリオキシエチレングリセロール脂肪酸エス
テル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、
ポリオキシエチレン脂肪酸エステル等が例示できる。こ
れらの内、最も好ましいものは、ポリオキシエチレンア
ルキルエーテルである。これは界面活性作用に優れるか
らである。又、親水性非イオン界面活性剤の好ましい含
有量は、3〜15重量%である。更に好ましくは、5〜
10重量%である。
ましい条件として固形脂の総量が10〜25重量%に抑
えることが挙げられる。これは、上述したように、固形
脂が除去性を損なう要因であるためである。更に好まし
くは、10〜20重量%である。ここで、固体脂とは、
常温で固体の親油性成分をいい、例えば、固体パラフィ
ンやセレシン等の炭化水素類、カルナウバワックスやゲ
イロウ等のエステル類、グリセリルトリステアレート、
水添ひまし油等のトリグリセライド類、ステアリン酸、
ラウリン酸等の脂肪酸、セタノール、ステアリルアルコ
ール等の高級アルコール類、バチルアルコールやバチル
モノステアレート、ソルビタンモノステアレートやステ
アリルモノグリセライド等の親油性非イオン界面活性剤
(HLB1〜6)等が例示できる。
以外に通常化粧料で用いる任意成分を含有することが出
来る。この様な成分としては、例えば、ワセリンやスク
ワラン等の炭化水素類、ホホバ油やIPM等のエステル
類、小麦胚芽油、オリーブ油等のトリグリセライド類、
リノール酸、オレイン酸等の脂肪酸、ラノリンアルコー
ル、オレイルアルコール等の高級アルコール類、多価ア
ルコール類、エタノール、防腐剤、紫外線吸収剤、抗酸
化剤、各種ビタミン、薬効成分、香料類、着色剤、粉体
類等が挙げられる。
の作用 本発明のオイルゲル化粧料は、オイルゲルでありながら
軽い伸びと除去し易さを有することを特徴とする。この
様な性質を生かして応用し易い化粧料としては、マッサ
ージ化粧料、クレンジング化粧料、パック化粧料、ヘア
ケア化粧料などが挙げられる。このうち最も好ましいの
は、オイルゲルの特異の感触を生かせる、マッサージ化
粧料である。これは、オイルゲル故に、使用途中で転相
等により伸びなどの感触の変化がないためである。
ついて詳細に説明するが、本発明がこれらの例にのみ限
定されないことは言うまでもない。尚、数値は重量部を
表す。
した。即ち、処方成分を秤込み90℃で加熱溶解し、攪
拌冷却し化粧料を得た。 キャンデリラワックス 5 モクロウ 5 カルナウバワックス 2 12−ヒドロキシステアリン酸 1 ベヘニルアルコール 4 POE(20)ベヘニルエーテル 8 スクワラン 75
した。即ち、処方成分を秤込み90℃で加熱溶解し、攪
拌冷却し化粧料を得た。 キャンデリラワックス 9 モクロウ 5 カルナウバワックス 2 12−ヒドロキシステアリン酸 0.5 セチルアルコール 4 バチルアルコール 1 POE(20)ステアリルエーテル 8 スクワラン 70.5
した。即ち、処方成分を秤込み90℃で加熱溶解し、攪
拌冷却し化粧料を得た。 キャンデリラワックス 2 モクロウ 5 カルナウバワックス 2 12−ヒドロキシステアリン酸 1.5 セチルアルコール 4 バチルアルコール 1 POE(20)ステアリルエーテル 8 煙霧状シリカゲル 1 スクワラン 75.5
した。即ち、処方成分を秤込み90℃で加熱溶解し、攪
拌冷却し化粧料を得た。 キャンデリラワックス 3 モクロウ 5 カルナウバワックス 2 セレシン 6 12−ヒドロキシステアリン酸 1.5 セチルアルコール 4 POE(20)ステアリルエーテル 5 POE(12)グリセリルモノイソステアレート 2.5 煙霧状シリカゲル 1 スクワラン 70
した。即ち、処方成分を秤込み90℃で加熱溶解し、攪
拌冷却し化粧料を得た。 キャンデリラワックス 3 モクロウ 5 カルナウバワックス 2 セレシン 6 12−ヒドロキシステアリン酸 1.5 セチルアルコール 4 POE(20)ステアリルエーテル 5 POE(12)グリセリルモノイソステアレート 2.5 煙霧状シリカゲル 1 スクワラン 30 ひまし油 30 グリセリン 10
ドロキシステアリン酸を併せて85重量%加えて、加熱
溶解攪拌冷却しオイルゲルを作成し、40℃1ヶ月に於
ける安定性を検討した。結果を表1に示す。これより、
12−ヒドロキシステアリン酸必要量は0.1重量%以
上であることが判る。又、その性状からその上限値は5
重量%であることが判る。安定性の基準は×:分離、
△:やや離しょう、○:安定であった。
ワックス15重量%に固定して、POE(20)ベヘニ
ルエーテルとスクワランを併せて84重量%しての親水
性非イオン界面活性剤のウォッシュオフに必要な適正量
を検討した。結果を表2に示す。これよりウォッシュオ
フには親水性非イオン界面活性剤が3重量%必要なこと
が判る。判定基準は、×:ウォッシュオフ出来ない、
△:問題はあるがウォッシュオフできる、○:問題なく
ウォッシュオフできる、であった。
(20)ベヘニルエーテル量を6重量%に固定し、カル
ナウバワックスとスクワランを併せて93重量%にして
カルナウバワックスの適正量を検討した。評価基準は実
施例1、2と同じものを用いた。結果を表3に示す。こ
れより固体脂の総量は10重量%〜25重量%が好まし
いことが判る。
験を行った。項目は安定性、洗浄性及びマッサージの心
地よさであった。安定性と洗浄性の評価は上記と同様に
行った。マッサージの心地の良さは、×:心地悪い、
△:大凡心地よい、○:心地よいの3段階評価であっ
た。結果を表4に示す。これより本発明の化粧料は何れ
もウォッシュオフ・マッサージ料として好ましいことが
判る。
な除去のしやすいオイルゲル化粧料が提供できる。
Claims (5)
- 【請求項1】 炭素数12〜22のヒドロキシ脂肪酸と
親水性非イオン界面活性剤を含有することを特徴とす
る、ウォッシュオフ・オイルゲル化粧料。 - 【請求項2】 炭素数12〜22のヒドロキシ脂肪酸
0.1〜5重量%、親水性非イオン界面活性剤3〜15
重量%を含有し、固形脂の総量が10〜25重量%であ
る、請求項1記載のウォシュオフ・オイルゲル化粧料。 - 【請求項3】 炭素数12〜22のヒドロキシ脂肪酸が
12−ヒドロキシステアリン酸である、請求項1又は2
記載のウォッシュオフ・オイルゲル化粧料。 - 【請求項4】 親水性非イオン界面活性剤のHLBが、
10〜20である請求項1〜3の何れか一項に記載のウ
ォッシュオフ・オイルゲル化粧料。 - 【請求項5】 用途がマッサージ用である、請求項1〜
4の何れか一項に記載のウォッシュオフ・オイルゲル化
粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22705595A JP3609165B2 (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | ウォッシュオフ・オイルゲル化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22705595A JP3609165B2 (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | ウォッシュオフ・オイルゲル化粧料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0959140A true JPH0959140A (ja) | 1997-03-04 |
JP3609165B2 JP3609165B2 (ja) | 2005-01-12 |
Family
ID=16854828
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22705595A Expired - Fee Related JP3609165B2 (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | ウォッシュオフ・オイルゲル化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3609165B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000044455A (ja) * | 1998-08-03 | 2000-02-15 | Kanebo Ltd | 皮膚外用剤 |
JP2006342089A (ja) * | 2005-06-08 | 2006-12-21 | Pola Chem Ind Inc | しわ予防のためのマッサージ料 |
JP2009286739A (ja) * | 2008-05-30 | 2009-12-10 | Mandom Corp | 非水系温感皮膚洗浄用組成物 |
JP2015089869A (ja) * | 2013-11-05 | 2015-05-11 | 株式会社シーボン | 頭皮用クレンジングオイル化粧料及びその使用方法 |
-
1995
- 1995-08-11 JP JP22705595A patent/JP3609165B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000044455A (ja) * | 1998-08-03 | 2000-02-15 | Kanebo Ltd | 皮膚外用剤 |
JP2006342089A (ja) * | 2005-06-08 | 2006-12-21 | Pola Chem Ind Inc | しわ予防のためのマッサージ料 |
JP2009286739A (ja) * | 2008-05-30 | 2009-12-10 | Mandom Corp | 非水系温感皮膚洗浄用組成物 |
JP2015089869A (ja) * | 2013-11-05 | 2015-05-11 | 株式会社シーボン | 頭皮用クレンジングオイル化粧料及びその使用方法 |
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---|---|
JP3609165B2 (ja) | 2005-01-12 |
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