JPH11116460A - 浴用剤組成物 - Google Patents
浴用剤組成物Info
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- JPH11116460A JPH11116460A JP27897597A JP27897597A JPH11116460A JP H11116460 A JPH11116460 A JP H11116460A JP 27897597 A JP27897597 A JP 27897597A JP 27897597 A JP27897597 A JP 27897597A JP H11116460 A JPH11116460 A JP H11116460A
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Abstract
テルを含有することを特徴とする浴用剤組成物。 【効果】 本発明浴用剤組成物を用いると入浴後におけ
る肌の痒みやかさつきを改善することができ、また良好
なあたたまり感を付与することができる。
Description
つきに対する改善効果に優れ、しかも入浴後のあたたま
り感の良好な浴用剤組成物に関する。
身体を芯まで温め、精神的にもリラックスさせる等の種
々の効果があり、日常的に欠かすことのできない習慣で
ある。一方、入浴による肌からの油分の喪失により、特
に冬場における浴後の肌のかさつきや痒みを訴える人が
多く、これらの人は入浴後の肌のかさつきを抑制するた
めに浴後、通常、ローションやクリーム等の各種スキン
ケア商品を使用しているのが現状である。
おいて、その塗布作業は、多大な労力を要するものであ
り、特に高齢者にとっては身体の隅々まで十分にスキン
ケア商品を塗りこむことは極めて困難である。そこで浴
用剤に油分や保湿剤を配合し、入浴による肌からの油分
の喪失を防いで、痒みやかさつきを防止しようとする試
みがなされている。
合した浴用剤の痒みやかさつきに対する改善効果につい
ては未だ充分満足し得るものではなかった。
は、入浴後における肌の痒みやかさつきを改善し、かつ
あたたまり感の良好な浴用剤組成物を提供することにあ
る。
を重ねた結果、下記の一般式(1)で表わされるワニリ
ルアルコールアルキルエーテルを含有する浴用剤組成物
が上記目的を達成するものであることを見出し、本発明
を完成するに至った。
を示す〕で表わされるワニリルアルコールアルキルエー
テルを含有することを特徴とする浴用剤組成物を提供す
るものである。
るワニリルアルコールアルキルエーテル(1)は、辛味
を付与するための調味料、温感プラスター等の温感外用
剤の配合成分、歯磨剤の配合成分等として知られてい
る。しかしながら、浴用剤に配合し得ること、また入浴
後の肌の痒みやかさつきを改善する効果のあることは全
く知られていない。
数1〜6のアルキル基としては、直鎖又は分岐鎖いずれ
のアルキル基も挙げられ、例えばメチル基、エチル基、
n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソ
ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、n
−アミル基、イソアミル基、n−ヘキシル基等が挙げら
れる。このうち、エチル基、n−プロピル基、n−ブチ
ル基、n−アミル基、イソアミル基又はn−ヘキシル基
が特に好ましい。
(1)は浴用剤組成物中に1種又は2種以上を組合わせ
て配合することができ、その配合量は、特に制限されな
いが、合計で全組成の0.1〜10重量%(以下単に%
で示す)、特に0.5〜2%が好ましい。なお、本発明
の浴用剤組成物は、入浴時、浴湯に投入して使用され、
その場合通常ワニリルアルコールアルキルエーテル
(1)が浴湯中で、0.1〜500ppm、特に0.2〜
400ppmになるように1回使用量を決めるのが好まし
い。
ニリルアルコールアルキルエーテル(1)に加えて、必
要に応じて無機塩、有機酸、油性成分等を配合すること
ができる。
化ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、
ホウ砂、硫酸ナトリウム、硫化ナトリウム、セスキ炭酸
ナトリウム、硝酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、ポ
リリン酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、酸化カルシウ
ム、酸化マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシ
ウム、塩化カリウム、硫化カリウム等が例示される。本
発明においては、このうち塩化ナトリウム、炭酸水素ナ
トリウム、炭酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、セスキ炭
酸ナトリウム、酸化マグネシウム、炭酸カルシウム、炭
酸マグネシウム等が挙げられ、これらは単独又は二種以
上を組合わせて使用することができる。また、これら無
機塩の浴用剤組成物中における配合量は、組成物全量中
5%以上、特に10%以上とすることが好ましい。
は、例えばコハク酸、フマル酸、リンゴ酸、酒石酸、ク
エン酸、安息香酸等の有機酸が挙げられる。これらは単
独または二種以上を組合わせて使用することができ、こ
れら有機酸の浴用剤組成物中における配合量は、組成物
全量中0.1〜95%が好ましい。
脂類、ロウ類、炭化水素類、高級脂肪酸類、高級アルコ
ール類、エステル類、精油類、シリコーン油類などを挙
げることができる。
(米胚芽油)、ホホバ油、アボガド油、アーモンド油、
オリーブ油、カカオ油、ゴマ油、パーシック油、ヒマシ
油、ヤシ油、ミンク油、牛脂、豚脂等の天然油脂、これ
らの天然油脂を水素添加して得られる硬化油及びミリス
チン酸グリセリド、2−エチルヘキサン酸トリグリセリ
ド等の合成トリグリセリド、細胞間脂質(特開平2−1
15117号)、アミド誘導体(特開平8−34723
号、同8−34724号、同8−34726号、同8−
319263号)等が挙げられる。ロウ類としてはカル
ナバロウ、鯨ロウ、ミツロウ、ラノリン等が挙げられ
る。炭化水素類としては流動パラフィン、ワセリン、パ
ラフィンマイクロクリスタリンワックス、セレシン、ス
クワラン、ブリスタン等が挙げられる。高級脂肪酸類と
してはラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステ
アリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、リノール酸、リノ
レン酸、ラノリン酸、イソステアリン酸等の炭素数12
〜24の高級脂肪酸が挙げられる。高級アルコール類と
してはラウリルアルコール、セチルアルコール、ステア
リルアルコール、オレイルアルコール、ラノリンアルコ
ール、コレステロール、2−ヘキシルデカノール等が挙
げられる。
クタン酸トリグリセライド、乳酸ミリスチル、乳酸セチ
ル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ミリスチ
ル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソ
プロピル、アジピン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチ
ル、オレイン酸デシル、イソステアリン酸コレステロー
ル、POEソルビット脂肪酸エステル等が挙げられる。
精油類としてはハッカ油、ジャスミン油、ショウ脳油、
ヒノキ油、トウヒ油、リュウ油、テレピン油、ケイ皮
油、ベルガモット油、ミカン油、ショウブ油、パイン
油、ラベンダー油、ベイ油、クローブ油、ヒバ油、バラ
油、ユーカリ油、レモン油、タイム油、ペパーミント
油、ローズ油、セージ油、メントール、シネオール、オ
イゲノール、シトラール、シトロネラール、ボルネオー
ル、リナロール、ゲラニオール、カンファー、チモー
ル、スピラントール、ピネン、リモネン、テルペン系化
合物等が挙げられる。シリコーン油類としてはジメチル
ポリシロキサン等が挙げられる。これら上述の油性成分
は一種または二種以上を組合わせて使用することができ
る。本発明においては、このうち特にミリスチン酸グリ
セリド、2−エチルヘキサン酸トリグリセリド、ラノリ
ン、流動パラフィン、ワセリン、パラフィンマイクロク
リスタリンワックス、スクワラン、ラウリン酸、ミリス
チン酸、パルミチン酸、リノール酸、リノレン酸、イソ
ステアリン酸、セチルアルコール、ステアリルアルコー
ル、オレイルアルコール、コレステロール、オクタン酸
セチル、オクタン酸トリグリセライド、ミリスチン酸オ
クチルドデシル、ミリスチン酸イソプロピル、イソステ
アリン酸コレステロール、POEソルビット脂肪酸エス
テル、ハッカ油、トウヒ油、ケイ皮油、ローズ油、メン
トール、シネオール、オイゲノール、シトラール、シト
ロネラール、ゲラニオール、ピネン、リモネン、ジメチ
ルポリシロキサンを使用することが好ましい。これら油
性成分の浴用剤組成物中における配合量は浴用剤の剤型
(形態)に応じて適宜選定することができ、通常、組成
物全量中0.1〜95%とすることができ、0.5〜9
0%とするのがより好ましい。
応じて油性成分の分散・乳化剤を加えることができる。
分散・乳化剤は浴用剤を浴湯に溶解した時、浴用剤中の
油性成分が水面に浮かないようにする働きをし、かつ浴
湯を白濁させ、0.01%の水溶液の透明度が40cm以
下、好ましくは20cm以下とし、牛乳風呂のごとく高級
なイメージを醸し出すこともできる。このような分散・
乳化剤としては水溶性高分子化合物、界面活性剤などが
挙げられる。このうち水溶性高分子としてはアルギン酸
ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステ
ル、アラビアガム、キサンタンガム、ペクチン、トラガ
ント、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチル
セルロース、カルボキシビニルポリマー、ポリエチレン
グリコール、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリ
ドン、乳タンパク質、大豆タンパク質、ゼラチン、卵タ
ンパク質、カゼインナトリウム、ホエータンパク質等が
挙げられるが、このうちアラビアガム、キサンタンガム
等のガム及びカゼインナトリウム、ホエータンパク質等
の水溶性タンパク質が好ましい。
性、カチオン性、非イオン性、天然、合成のいずれの界
面活性剤も使用できるが、皮膚に対する刺激性を考慮す
ると非イオン性のものを使用することが好ましい。非イ
オン性界面活性剤としては、例えばグリセリン脂肪酸エ
ステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ソルビ
タン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂
肪酸エステル、テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソ
ルビット、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリ
オキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、ポリ
オキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテ
ル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキ
シエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ
油、ポリグリセリン脂肪酸エステル等が挙げられる。こ
れらの分散・乳化剤は一種または二種以上を組合わせて
用いることができ、その配合量は前記油性成分に対して
5〜100%とすることが好ましい。
剤に用いられている公知の下記浴用剤原料を配合するこ
とができるが、配合できる浴用剤原料は例示されたもの
に限定されることはない。
水ケイ酸等。 (b)生薬類;ウイキョウ、カミツレ、イチョウ、オウ
バク、桂皮、紅花、芍薬、ショウキョウ、菖蒲、センキ
ュウ、トウキ、チンピ、ソウジュツ、カノコソウ、ビャ
クシ、トウヒ、ハッカ、ブクリョウ、人参、カラス麦等
及びこれらのエキス類。 (c)色素類;黄色4号、青色1号、黄色202号の
(1)等の厚生省令に定められたタール色素別表I及び
IIの色素、クロロフィル、リボフラビン、クロシン、紅
花、アントラキノン等の食品添加物として認められてい
る天然色素等。 (d)ビタミン類;ビタミンA、ビタミンC、ビタミン
D、ビタミンE等。 (e)香料類。 (f)その他;硫黄、湯の花、鉱砂、雲母末、中性白
土、いり糠、殺菌剤、防腐剤、その他製剤上必要な成分
等。
ルコールアルキルエーテル(1)に必要に応じて前記任
意成分を加えて製造することができる。これらの任意成
分の配合量は製剤中に0〜99%の範囲で配合される。
また、上記のようにして調製された本発明の浴用剤組成
物に0.01〜90%の範囲で適当量の水を加えて製剤
の安定性を増したり、製剤を乳化させた形態とすること
もできる。なお、本発明の浴用剤組成物は、公知の浴用
剤と同様に粉末、顆粒、錠剤、液体等様々な剤型にでき
ることはいうまでもない。
リーム、ローション、シート状等の身体に塗布または貼
付して入浴するための形態とすることもできる。このよ
うな形態とする場合には、前記成分の外に水溶性高分子
増粘剤、ポリオール、冷感剤等の成分を配合することも
できる。
おける肌の痒みやかさつきを改善することができ、かつ
あたたまり感も良好である。
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。な
お、実施例中、POEはポリオキシエチレンを、E.
O.はエチレンオキシド付加モル数を示す。
し、入浴後の肌の痒み、及びかさつきの改善効果を評価
した。結果を表1に示す。
℃、150Lの湯で満たされた浴槽に投入する。投入1
0分後、湯を十分攪拌した後、各被験者(普段入浴後痒
みを生じる者:n=5)を5分間入浴させ、入浴後の肌
の痒みを以下の基準により判定し、その平均点で示し
た。 5点:肌の痒みを感じない。 4点:肌の痒みをほとんど感じない。 3点:肌の痒みをやや感じる。 2点:肌の痒みをかなり感じる。 1点:肌の痒みを非常に感じる(さら湯と同等)。
℃、150Lの湯で満たされた浴槽に投入する。投入1
0分後、湯を十分攪拌した後、各被験者(n=5)を5
分間入浴させ、肌のかさつき感を以下の基準により判定
し、その平均点で示した。 5点:浴後の肌のかさつきを感じない。 4点:浴後の肌のかさつきをほとんど感じない。 3点:浴後の肌のかさつきをやや感じる。 2点:浴後の肌のかさつきをかなり感じる。 1点:浴後の肌のかさつきを非常に感じる。
従い製造し、実施例1〜6と同様にして入浴後の痒み及
びかさつきの改善効果を評価した。結果を表2及び表3
に示す。
し、入浴後の肌の痒み及びかさつき改善効果を実施例1
〜7と同様にして評価した。結果を表4に示す。
し、入浴後の肌の痒み及びかさつき改善効果を実施例1
と同様にして評価した。結果を表5に示す。
し、入浴後の肌の痒み及びかさつき改善効果を実施例1
と同様にして評価した。結果を表6に示す。
おいても本発明品は、入浴後の肌の痒み及びかさつきに
対する改善効果が高いことがわかった。また、前記浴用
剤は、いずれもあたたまり感が極めて良好であった。
Claims (3)
- 【請求項1】 次の一般式(1): 【化1】 〔式中、R1 は炭素数1〜6のアルキル基を示す〕で表
わされるワニリルアルコールアルキルエーテルを含有す
ることを特徴とする浴用剤組成物。 - 【請求項2】 更に無機塩を含有するものである請求項
1記載の浴用剤組成物。 - 【請求項3】 更に油性成分を含有するものである請求
項1又は2記載の浴用剤組成物。
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2003000218A3 (en) * | 2001-06-22 | 2003-09-25 | Unilever Plc | Cosmetic compositions |
JP2005325046A (ja) * | 2004-05-13 | 2005-11-24 | Kao Corp | 人工炭酸泉製造システム |
JP2012046477A (ja) * | 2010-07-30 | 2012-03-08 | Takasago Internatl Corp | 精神高揚剤および精神高揚用組成物 |
JP2017165687A (ja) * | 2016-03-16 | 2017-09-21 | 日本ゼトック株式会社 | 皮膚外用剤組成物 |
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---|---|---|---|---|
CN100578346C (zh) * | 2007-03-22 | 2010-01-06 | 中华映管股份有限公司 | 投影显示装置 |
-
1997
- 1997-10-13 JP JP27897597A patent/JP4051111B2/ja not_active Expired - Lifetime
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