JPH07285849A - 浴用剤組成物 - Google Patents

浴用剤組成物

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JPH07285849A
JPH07285849A JP7685494A JP7685494A JPH07285849A JP H07285849 A JPH07285849 A JP H07285849A JP 7685494 A JP7685494 A JP 7685494A JP 7685494 A JP7685494 A JP 7685494A JP H07285849 A JPH07285849 A JP H07285849A
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JP
Japan
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oil
agent composition
acid
skin
bath agent
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JP7685494A
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English (en)
Inventor
Norihiro Tanaka
規弘 田中
Hidenori Yorozu
秀憲 萬
Shinobu Mori
忍 森
Yuji Ichii
雄二 一井
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ビピリジン誘導体を含有する浴用剤組成物。 【効果】 本発明の浴用剤組成物は、十分な肌のしっと
り感及び身体の温まり感を与えるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、肌のしっとり感及び身
体の温まり感に優れた浴用剤剤物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】入浴は
身体を清潔にし、手足のみならず身体を芯まで温め、精
神的にもリラックスさせる等の種々の効果があり、日常
生活上欠くことのできない行為である。一方、入浴によ
る肌からの油分の喪失、特に冬期における入浴後の肌の
かさつきを訴える人が多い。そして、このような人は入
浴後の肌のかさつきを抑制するために、通常、入浴後に
ローションやクリーム等の各種のスキンケア商品を使用
しているのが現状である。しかし、スキンケア商品を使
用する場合、その塗布等に労力を要し、特に高齢者にと
っては身体の隅々まで十分にスキンケア商品を塗り込む
ことは困難である。そこで、浴用剤に油分を配合するこ
とにより、浴後の肌のかさつきを防止しようとする試み
がなされ、また、温泉成分である種々の無機塩等を主成
分とした浴用剤が、疲労回復や温まり感の向上等の温浴
効果の向上を目的として開発されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記油
分や温泉成分を配合した入浴剤による肌のしっとり感及
び身体の温まり感は必ずしも十分とはいえず、更に肌の
しっとり感及び身体の温まり感に優れた浴用剤が望まれ
ていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような実情におい
て、本発明者らは鋭意検討を行った結果、ビピリジン誘
導体を配合した浴用剤組成物が、肌のしっとり感及び身
体の温まり感に優れていることを見出し、本発明を完成
した。
【0005】すなわち、本発明は、ビピリジン誘導体を
含有する浴用剤組成物を提供するものである。
【0006】本発明に用いるビピリジン誘導体として
は、特に限定されるものではないが、例えば次の一般式
(1)で表される化合物、及びこれらの薬理的に許容さ
れる塩等が挙げられる。
【0007】
【化1】
【0008】(式中、Rは水素原子又はメチル基、エチ
ル基等のアルキル基を示し、Qは−NH2 、−CN、−
CONH2 等を示す。) このようなビピリジン誘導体としては、アムリノン、ミ
ルリノン、5−シアノ−[3,4’−ビピリジン]−6
(1H)−オン、5−カルバミル−[3,4’−ビピリ
ジン]−6(1H)−オン、及びこれらの薬理的に許容
される塩等が挙げられる。薬理的に許容される塩として
は、薬理的に許容される酸付加塩、金属塩、アンモニウ
ム塩、有機アミン付加塩、アミン酸付加塩等が挙げられ
る。本発明においては、アムリノン及び/又はミルリノ
ンを用いることが好ましい。ビピリジン誘導体の配合量
は、組成物全量中0.005重量%(以下、単に「%」
で示す)以上であることが好ましく、特に0.01〜2
0%とすることが望ましい。
【0009】本発明の浴用剤組成物においては、上記ビ
ピリジン誘導体に無機塩類を併用することにより、肌の
しっとり感及び身体の温まり感を与える効果がより高ま
る。本発明に用いる無機塩類としては、塩化ナトリウ
ム、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、ホウ砂、硫
酸ナトリウム、硫化ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウ
ム、硝酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、ポリリン酸
ナトリウム、リン酸ナトリウム、酸化カルシウム、酸化
マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、塩
化カリウム、硫化カリウム等が例示される。本発明にお
いては、このうち塩化ナトリウム、炭酸水素ナトリウ
ム、炭酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、セスキ炭酸ナト
リウム、酸化マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグ
ネシウムを使用することが好ましい。無機塩の配合量
は、組成物全量中5%以上、特に10%以上とすること
が好ましく、かつ上記ビピリジン誘導体に対する量が重
量比で0.25〜20,000倍、特に0.5〜10,
000倍となる量とすることが好ましい。
【0010】また、本発明の浴用剤組成物においては、
上記ビピリジン誘導体に有機酸と炭酸塩とを併用するこ
とにより、肌のしっとり感及び身体の温まり感を与える
効果がより高まる。本発明に用いる有機酸としては、例
えばコハク酸、フマル酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン
酸、安息香酸等が挙げられる。これらは単独又は2種以
上を組み合わせて使用することができる。本発明に用い
る炭酸塩としては、例えば炭酸水素ナトリウム、炭酸ナ
トリウム、炭酸水素カリウム、炭酸カルシウム、炭酸マ
グネシウム、セスキ酸炭酸ナトリウム等が挙げられる。
これらは単独又は2種以上を組み合わせて使用すること
ができる。本発明においては、炭酸塩として、炭酸水素
ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸マグネシウム、セス
キ酸炭酸ナトリウム、有機酸としてコハク酸、フマル酸
を使用することが好ましい。炭酸塩の含有量は、組成物
全量中5〜80%、特に10〜50%とすることが好ま
しい。有機酸の含有量は、当該炭酸塩の10〜300
%、特に30〜150%とすることが好ましい。また、
炭酸塩とビピリジン誘導体の配合比は、ビピリジン誘導
体に対する炭酸塩の重量比が0.25〜16,000
倍、特に0.5〜5,000倍とすることが好ましい。
なお、本発明浴用剤組成物中に有機酸と炭酸塩を併用し
た場合には、浴湯中で発生する二酸化炭素を浴湯中に溶
解せしめ、当該溶存二酸化炭素による血行促進効果を得
るために、必要に応じて浴用剤組成物中に浴湯を弱酸性
(好ましくはpH5〜7)にするための酸成分を配合す
るのが好ましい。このような酸成分としては、特に制限
されないが、前記有機酸を過剰に配合するのが好まし
い。
【0011】更に、本発明の浴用剤組成物においては、
上記ビピリジン誘導体に油性成分を併用することによ
り、肌のしっとり感及び身体の温まり感を与える効果が
より高まる。
【0012】本発明で用いる油性成分としては、油脂
類、ロウ類、炭化水素類、高級脂肪酸類、高級アルコー
ル類、エステル類、精油類、シリコーン油類などを挙げ
ることができる。油脂類としては、例えば大豆油、ヌカ
油、ホホバ油、アボガド油、アーモンド油、オリーブ
油、カカオ油、ゴマ油、パーシック油、ヒマシ油、ヤシ
油、ミンク油、牛脂、豚脂等の天然油脂、これらの天然
油脂を水素添加して得られる硬化油及びミリスチン酸グ
リセリド、2−エチルヘキサン酸トリグリセリド等の合
成トリグリセリド等が挙げられる。ロウ類としてはカル
ナバロウ、鯨ロウ、ミツロウ、ラノリン等が挙げられ
る。炭化水素類としては流動パラフィン、ワセリン、パ
ラフィンマイクロクリスタリンワックス、セレシン、ス
クワラン、ブリスタン等が挙げられる。高級脂肪酸類と
してはラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステ
アリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、リノール酸、リノ
レン酸、ラノリン酸、イソステアリン酸等が挙げられ
る。高級アルコール類としてはラウリルアルコール、セ
チルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアル
コール、ラノリンアルコール、コレステロール、2−ヘ
キシルデカノール等が挙げられる。エステル類としては
オクタン酸セチル、オクタン酸トリグリセライド、乳酸
ミリスチル、乳酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、
ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸オクチルドデシ
ル、パルミチン酸イソプロピル、アジピン酸イソプロピ
ル、ステアリン酸ブチル、オレイン酸デシル、イソステ
アリン酸コレステロール、POEソルビット脂肪酸エス
テル等が挙げられる。精油類としてはハッカ油、ジャス
ミン油、ショウ脳油、ヒノキ油、トウヒ油、リュウ油、
テレピン油、ケイ皮油、ベルガモット油、ミカン油、シ
ョウブ油、パイン油、ラベンダー油、ベイ油、クローブ
油、ヒバ油、バラ油、ユーカリ油、レモン油、タイム
油、ペパーミント油、ローズ油、セージ油、メントー
ル、シネオール、オイゲノール、シトラール、シトロネ
ラール、ボルネオール、リナロール、ゲラニオール、カ
ンファー、チモール、スピラントール、ピネン、リモネ
ン、テルペン系化合物等が挙げられる。シリコーン油類
としてはジメチルポリシロキサン等が挙げられる。これ
ら上述の油性成分は1種又は2種以上を組み合わせて使
用することができる。本発明においては、このうち特に
ミリスチン酸グリセリド、2−エチルヘキサン酸トリグ
リセリド、ラノリン、流動パラフィン、ワセリン、パラ
フィンマイクロクリスタリンワックス、スクワラン、ラ
ウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、リノール酸、
リノレン酸、イソステアリン酸、セチルアルコール、ス
テアリルアルコール、オレイルアルコール、コレステロ
ール、オクタン酸セチル、オクタン酸トリグリセライ
ド、ミリスチン酸オクチルドデシル、ミリスチン酸イソ
プロピル、イソステアリン酸コレステロール、POEソ
ルビット脂肪酸エステル、ハッカ油、トウヒ油、ケイ皮
油、ローズ油、メントール、シネオール、オイゲノー
ル、シトラール、シトロネラール、ゲラニオール、ピネ
ン、リモネン、ジメチルポリシロキサンを使用すること
が好ましい。油性成分の浴用剤組成物中における含有量
は浴用剤の剤型(形態)に応じて適宜選定することがで
き、通常、組成物全量中0.1〜95%とすることがで
きる。また、油性成分とビピリジン誘導体の配合比は、
ビピリジン誘導体に対する油性成分の配合量が重量比で
0.005〜19,000倍、特に0.005〜9,5
00倍となる量とすることが好ましい。
【0013】また、本発明の浴用剤組成物には、必要に
応じて油性成分の分散・乳化剤を加えることができる。
分散・乳化剤は浴用剤を浴湯に溶解した時、浴用剤中の
油性成分が水面に浮かないようにする働きをし、かつ浴
湯を白濁させ、0.01%の水溶液の透明度が40cm
以下、好ましくは20cm以下とし、牛乳風呂のごとく
高級なイメージを醸し出すこともできる。このような分
散・乳化剤としては水溶性高分子化合物、界面活性剤な
どが挙げられる。このうち水溶性高分子としてはアルギ
ン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエス
テル、アラビアガム、キサンタンガム、ペクチン、トラ
ガント、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチ
ルセルロース、カルボキシビニルポリマー、ポリエチレ
ングリコール、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロ
リドン、乳タンパク質、大豆タンパク質、ゼラチン、卵
タンパク質、カゼインナトリウム、ホエータンパク質等
が挙げられるが、このうちアラビアガム、キサンタンガ
ム等のガム及びカゼインナトリウム、ホエータンパク質
等の水溶性タンパク質が好ましい。
【0014】また、上記界面活性剤としては、アニオン
性、カチオン性、非イオン性、天然、合成のいずれの界
面活性剤も使用できるが、皮膚に対する刺激性を考慮す
ると非イオン性のものを使用することが好ましい。非イ
オン性界面活性剤としては、例えばグリセリン脂肪酸エ
ステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ソルビ
タン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂
肪酸エステル、テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソ
ルビット、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリ
オキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、ポリ
オキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテ
ル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキ
シエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ
油、ポリグリセリン脂肪酸エステル等が挙げられる。こ
れらの分散・乳化剤は1種又は2種以上を組み合わせて
用いることができ、その配合量は前記油性成分に対して
5〜100%とすることが好ましい。
【0015】本発明の浴用剤組成物には、更に通常浴用
剤に用いられている公知の下記浴用剤原料を配合するこ
とができるが、配合できる浴用剤原料は例示されたもの
に限定されることはない。 (a)無機酸類;ホウ酸、メタケイ酸、無水ケイ酸等。 (b)生薬類;ウイキョウ、カミツレ、イチョウ、オウ
バク、桂皮、紅花、芍薬、ショウキョウ、菖蒲、センキ
ュウ、トウキ、チンピ、ソウジュツ、カノコソウ、ビャ
クシ、トウヒ、ハッカ、ブクリョウ、人参等。 (c)色素類;黄色4号、青色1号、黄色202号の
(1)等の厚生省令に定められたタール色素別表I及び
IIの色素、クロロフィル、リボフラビン、クロシン、
紅花、アントラキノン等の食品添加物として認められて
いる天然色素等。 (d)ビタミン類;ビタミンA、ビタミンC、ビタミン
D、ビタミンE等。 (e)香料類。 (f)その他;硫黄、湯の花、鉱砂、雲母末、中性白
土、いり糠、殺菌剤、防腐剤、その他製剤上必要な成分
等。
【0016】本発明の浴用剤組成物は、前記必須成分に
必要に応じて前記任意成分を加えて製造することができ
る。これらの任意成分の配合量は製剤中に0〜99%の
範囲で配合される。また、上記のようにして調製された
本発明の浴用剤組成物に0.01〜90%の範囲で適当
量の水を加えて製剤の安定性を増したり、製剤を乳化さ
せた形態とすることもできる。なお、本発明の浴用剤組
成物は、公知の浴用剤と同様に粉末、顆粒、錠剤、液体
等様々な剤型にできることはいうまでもない。
【0017】本発明の浴用剤組成物は、入浴の際に浴湯
に投入して使用されるものであるが、1回の使用量はビ
ピリジン誘導体の濃度が0.01〜200ppmとなる
量とすることが好ましい。この濃度が0.01ppm未
満では、肌のしっとり感及び身体の温まり感を与えるこ
とができず、また200ppmを越えても肌のしっとり
感及び身体の温まり感を与える効果がより向上するもの
でもない。
【0018】
【発明の効果】本発明の浴用剤組成物は、十分な肌のし
っとり感及び身体の温まり感を与えるものである。
【0019】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。 実施例1〜3及び比較例1 表1に示す組成の液状の浴用剤組成物を常法により調製
し、下記試験法により、肌のしっとり感及び身体の温ま
り感を調べた。結果を表1に示す。
【0020】・肌のしっとり感:表1に示す1回当たり
の使用量の浴用剤組成物を40℃、150lの湯で満た
された浴槽に投入する。投入10分後、湯を十分攪拌し
た後、各被験者(n=5)を5分間入浴させ、肌のしっ
とり感を以下の基準により判定し、その平均点で示し
た。 5点:非常にしっとりする。 4点:よくしっとりする。 3点:しっとりする。 2点:ややしっとりする。 1点:さら湯と同等である。 ・身体の温まり感:上記の各被験者の身体の温まり感を
以下の基準により判定し、その平均点で示した。 5点:非常に温まる。 4点:よく温まる。 3点:温まる。 2点:やや温まる。 1点:さら湯と同等である。
【0021】
【表1】
【0022】表1から、ビピリジン誘導体を配合した実
施例1〜3の浴用剤組成物は、ビピリジン誘導体を配合
しない比較例1の浴用剤組成物と比べて、肌のしっとり
感及び身体の温まり感が優れていることがわかる。
【0023】実施例4〜7及び比較例2〜3 表2に示す組成の粉末状の浴用剤組成物を常法により調
製し、実施例1と同様の試験方法により、肌のしっとり
感及び身体の温まり感を調べた。結果を表2に示す。
【0024】
【表2】
【0025】表2から、無機塩類を配合した浴用剤組成
物において、ビピリジン誘導体を配合した実施例4〜7
の浴用剤組成物は、ビピリジン誘導体を配合しない比較
例2、3の浴用剤組成物よりも肌のしっとり感及び身体
の温まり感が優れていることがわかる。
【0026】実施例8〜10及び比較例4 表3に示す組成の錠剤状の浴用剤組成物を常法により調
製し、実施例1と同様の試験方法により、肌のしっとり
感及び身体の温まり感を調べた。結果を表3に示す。
【0027】
【表3】
【0028】表3から、有機酸と炭酸塩とを配合した浴
用剤組成物において、ビピリジン誘導体を配合した実施
例8〜10の浴用剤組成物は、ビピリジン誘導体を配合
しない比較例4の浴用剤組成物よりも肌のしっとり感及
び身体の温まり感が優れていることがわかる。
【0029】実施例11〜13及び比較例5 表4に示す組成の液状の浴用剤組成物を常法により調製
し、実施例1と同様の試験方法により、肌のしっとり感
及び身体の温まり感を調べた。結果を表4に示す。
【0030】
【表4】
【0031】表4から、油性成分を配合した浴用剤組成
物において、ビピリジン誘導体を配合した実施例11〜
13の浴用剤組成物は、ビピリジン誘導体を配合しない
比較例5の浴用剤組成物よりも肌のしっとり感及び身体
の温まり感が優れていることがわかる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年6月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】入浴は身体を清潔にし、手足のみならず
身体を芯まで温め、精神的にもリラックスさせる等の種
々の効果があり、日常生活上欠くことのできない行為で
ある。一方、入浴による肌からの油分の喪失、特に冬期
における入浴後の肌のかさつきを訴える人が多い。そし
て、このような人は入浴後の肌のかさつきを抑制するた
めに、通常、入浴後にローションやクリーム等の各種の
スキンケア商品を使用しているのが現状である。しか
し、スキンケア商品を使用する場合、その塗布等に労力
を要し、特に高齢者にとっては身体の隅々まで十分にス
キンケア商品を塗り込むことは困難である。そこで、浴
用剤に油分を配合することにより、浴後の肌のかさつき
を防止しようとする試みがなされ、また、温泉成分であ
る種々の無機塩等を主成分とした浴用剤が、疲労回復や
温まり感の向上等の温浴効果の向上を目的として開発さ
れてきた。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビピリジン誘導体を含有する浴用剤組成
    物。
  2. 【請求項2】 上記ビピリジン誘導体がアムリノン及び
    /又はミルリノンである請求項1記載の浴用剤組成物。
  3. 【請求項3】 更に無機塩類を含有する請求項1又は2
    記載の浴用剤組成物。
  4. 【請求項4】 更に有機酸と炭酸塩とを含有する請求項
    1又は2記載の浴用剤組成物。
  5. 【請求項5】 更に油性成分を含有する請求項1又は2
    記載の浴用剤組成物。
JP7685494A 1994-04-15 1994-04-15 浴用剤組成物 Pending JPH07285849A (ja)

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