JPH0818969B2 - 浴用剤組成物 - Google Patents
浴用剤組成物Info
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- JPH0818969B2 JPH0818969B2 JP4223884A JP22388492A JPH0818969B2 JP H0818969 B2 JPH0818969 B2 JP H0818969B2 JP 4223884 A JP4223884 A JP 4223884A JP 22388492 A JP22388492 A JP 22388492A JP H0818969 B2 JPH0818969 B2 JP H0818969B2
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- acid
- fatty acid
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Description
つき改善効果に優れ、しかも入浴後のべとつきがなく、
しっとりした感触をもたらす浴用剤組成物に関する。
ず身体を芯まで温め、精神的にもリラックスさせる等の
種々の効果があり、日常生活上欠くことのできない行為
である。一方、入浴による肌からの油分の喪失、特に冬
期における入浴後の肌のかさつきを訴える人が多い。そ
して、このような人は、入浴後の肌のかさつきを抑制す
るために、通常、入浴後にローションやクリーム等の各
種のスキンケア商品を使用しているのが現状である。し
かし、スキンケア商品を使用する場合、その塗布等に労
力を要し、特に老人にとっては充分に体の隅々までスキ
ンケア商品を塗ることは困難である。そこで、浴用剤に
油や保湿剤を配合することにより肌からの油分の喪失を
防止しようとする試みがある。
の油性成分を添加した浴用剤を使用した場合、スキンケ
ア効果が不充分であったり、また、油性成分をその添加
効果が発揮されるに充分な量を添加した浴用剤を使用し
た場合には、入浴後に油性成分が必要以上に肌に残るた
めに特有のべとつき感が生じる等の問題があった。従っ
て、肌の保湿効果、かさつき改善効果に優れ、しかも入
浴後の肌のべとつきがない浴用剤が望まれていた。
者らは鋭意研究を行った結果、米胚芽油と、合成ジ脂肪
酸グリセリンエステル及び/又は合成トリ脂肪酸グリセ
リンエステルとを配合した浴用剤が、肌の保護効果及び
かさつき改善効果に優れ、しかも入浴後のべとつきがな
く、しっとりとした感触をもたらすことを見い出し本発
明を完成した。
エステル及び合成トリ脂肪酸グリセリンエステルから選
ばれる一種又は二種以上、並びに米胚芽油を含有する浴
用剤組成物を提供するものである。
ステル又は合成トリ脂肪酸グリセリンエステルは、天然
グリセリドでなく全合成又は半合成のジ−又はトリ−グ
リセリドであれば特に限定されないが、グリセリンの水
酸基に、結合したそれぞれの脂肪酸の炭素数が2〜18
のものが好ましい。これらの合成ジ脂肪酸グリセリンエ
ステル及び合成トリ脂肪酸グリセリンエステルは、例え
ばグリセリンと天然動植物油脂又は硬化天然動植物油脂
とのグリセロリシス、或いは高級脂肪酸低級アルコール
エステルとグリセリンとのグリセロリシス等の一般的な
製造方法で得られる脂肪酸グリセリンエステルを分子蒸
留、溶媒抽出等によって分離精製することにより得られ
る。
ステルとしては、融点が30℃以上のものが好ましく、
具体的には2−エチルヘキサン酸、ミリスチン酸、オレ
イン酸、イソステアリン酸等の脂肪酸の一種又は二種の
ジグリセリンエステルが特に好ましい。
としては、グリセリンの水酸基に結合した1つの脂肪酸
の炭素数が2〜18であり、かつ3つの脂肪酸の炭素数
の合計が18以上のものが好ましく、オクタン酸トリグ
リセリド、カプロン酸トリグリセリド、2−エチルヘキ
サン酸トリグリセリド、カプリン酸トリグリセリド、1
−ステアロイル−2,3−ジリルオイル−グリセロール
等が挙げられる。
び合成トリ脂肪酸グリセリンエステルはそれぞれ単独で
も2種以上を混合しても用いることができ、その配合量
は合計で本発明浴用剤組成物中に0.5〜90重量%
(以下、単に%で示す)、特に3〜80%が好ましい。
はイネの種子から得られる米糠を原料として得られる油
脂である。米胚芽油の配合量は、組成物全体の1〜50
%とすることが好ましい。
他、次の油性成分の一種又は二種以上を含有せしめ、保
湿効果を高めることができる。 (1)天然油脂類 大豆油、ホホバ油、アボガド油、アーモンド油、オリー
ブ油、カカオ脂、ゴマ油、パーシック油、ヒマシ油、ヤ
シ油、ミンク油、牛脂、豚脂等の天然油脂、これらの天
然油脂を水素添加して得られる硬化油等。 (2)ロウ類 カルナウバロウ、鯨ロウ、ミツロウ、ラノリン等。 (3)炭化水素類 流動パラフィン、ワセリン、パラフィンマイクロクリス
タリンワックス、セレシン、スクワラン、プリスタン
等。 (4)高級脂肪酸類 ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン
酸、ベヘニン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン
酸、ラノリン酸、イソステアリン酸等。
ルコール、オレイルアルコール、ラノリンアルコール、
コレステロール、2−ヘキシルデカノール等。 (6)エステル類 オクタン酸セチル、乳酸ミリスチル、乳酸セチル、ミリ
スチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ミリスチル、パル
ミチン酸イソプロピル、アジピン酸イソプロピル、ステ
アリン酸ブチル、オレイン酸デシル、イソステアリン酸
コレステロール等。 (7)精油類 ハッカ油、ジャスミン油、ショウ脳油、ヒノキ油、トウ
ヒ油、リュウ油、テレピン油、ケイ皮油、ベルガモット
油、ミカン油、ショウブ油、パイン油、ラベンダー油、
ベイ油、クローブ油、ヒバ油、バラ油、ユーカリ油、レ
モン油、タイム油、ペパーミント油、ローズ油、セージ
油、メントール、シネオール、オイゲノール、シトラー
ル、シトロネラール、ボルネオール、リナロール、ゲラ
ニオール、カンファー、チモール、スピラントール、ピ
ネン、リモネン、テルペン系化合物等。 (8)シリコーン油類 ジメチルポリシロキサン等。
で配合することが好ましい。また、本発明の浴用剤組成
物には、前記成分に加え、必要に応じて、更に水溶性高
分子、界面活性剤等の、油性成分の分散剤又は乳化剤を
含有させ、浴用剤組成物を浴湯に溶解した時、油性成分
が水面に浮かないようにし、且つ浴湯を白濁させ、0.
01%の水溶液の透明度が40センチメートル以下、好
ましくは20センチメートル以下とし、牛乳風呂の高級
なイメージを醸し出すこともできる。
トリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル、
アラビアガム、キサンタンガム、ペクチン、トラガン
ト、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセ
ルロース、カルボキシビニルポリマー、ポリエチレング
リコール、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリド
ン、乳タンパク質、大豆タンパク質、ゼラチン、卵タン
パク質、カゼインナトリウム、ホエータンパク等が挙げ
られるが、アラビアガム、キサンタンガム等のガム剤及
びカゼインナトリウム、ホエータンパク等の水溶性タン
パク質が好ましい。
性・カチオン性・非イオン性、天然・合成のいずれの界
面活性剤も使用できるが、皮膚刺激を考慮すると非イオ
ン性のものが好ましい。非イオン性界面活性剤として
は、例えば、グリセリン脂肪酸エステル、プロピレング
リコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、テトラ
オレイン酸ポリオキシエチレンソルビット、ポリオキシ
エチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオ
キシプロピレングリコール、ポリオキシエチレンポリオ
キシプロピレンアルキルエーテル、ポリエチレングリコ
ール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポ
リオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリグリセリン脂肪酸
エステル等が挙げられ、これらの非イオン性界面活性剤
は前記油性成分すなわち、合成ジ又はトリ脂肪酸グリセ
リンエステル、米胚芽油及び(1)〜(8)の油性成分
の乳化剤として作用する。
1種又は2種以上を組み合わせて用いられ、その配合量
は、前記油性成分に対して、好ましくは5〜100%、
特に好ましくは、7〜60%である。
剤に用いられている公知の下記の成分を配合することが
できるが、配合できる成分は、例示されたものに限定さ
れるものではない。
ム、ホウ砂、硫酸ナトリウム、硫化ナトリウム、セスキ
炭酸ナトリウム、硝酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウ
ム、ポリリン酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、酸化カ
ルシウム、酸化マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マ
グネシウム、塩化カリウム、硫化カリウム等。
息香酸等。
ショウキョウ、菖蒲、センキュウ、トウキ、チンピ、ソ
ウジュツ、カノコソウ、ビャクシ、トウヒ、薄荷、ブク
リョウ、人参等。
令により定められたタール色素別表I及びIIの色素、ク
ロロフィル、リボフラビン、クロシン、紅花、アントラ
キノン等の食品添加物として認められている天然色素
等。
剤、防腐剤、その他製剤上必要な成分等。 本発明の浴用剤組成物は、前記必須成分に必要に応じて
前記(ア)〜(ク)等の任意成分を加えて混合すること
により調製される。この際の、前記任意成分の配合量
は、通常、本発明の入浴剤の前記必須成分に対し、0〜
2000%とすることが好ましい。
浴用剤組成物に適当量の水、好ましくは油性成分の約5
0〜500%、より好ましくは100〜400%の水を
加えて乳化させた乳液の形態とすることもできる。この
他、本発明の浴用剤組成物は、公知の浴用剤と同様に、
粉末、顆粒、錠剤、液体等種々の剤型(形態)にするこ
とができる。なお、本発明の浴用剤組成物は、入浴時浴
湯に投入して使用され、その場合、通常油性成分濃度が
浴湯中で10〜500ppm になるように1回使用量を決
めるのが好ましい。
及びかさつき改善効果に優れ、しかも入浴後、べとつき
がなく、しっとりした感触を与えることができる。
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。 実施例1 表1に示す組成の浴用剤組成物を常法により調製し、下
記試験方法により、かさつき改善効果及びべとつき感の
有無について調べた。結果を表1に示す。 A.かさつき改善効果 ラウリルベンゼンスルホン酸ナトリウム1%水溶液を調
製し、液温を30℃に保ち20分間手を浸漬した後、よ
く水洗する。その後、表1に示す浴用剤組成物を0.0
25%含有する水溶液を調製し、液温を40℃に保ち、
30分間手を浸漬する。この操作を4日間くり返し、5
日後に被験者5人の手の状態を、次の基準により目視判
定して、平均点で示した。 5:肌荒れが認められない。 4:肌荒れがほんのわずかに認められる。 3:肌荒れが若干認められる。 2:肌荒れがかなり認められる。 1:肌荒れが著しく認められる。
150lの湯で満たされた浴槽に投入する。投入10分
後、湯を充分攪拌した後、各被験者(n=5)を10分
間入浴させ、入浴後の肌べとつき感を感じた者の人数で
示した。
Claims (1)
- 【請求項1】 合成ジ脂肪酸グリセリンエステル及び合
成トリ脂肪酸グリセリンエステルから選ばれる一種又は
二種以上、並びに米胚芽油を含有する浴用剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4223884A JPH0818969B2 (ja) | 1992-08-24 | 1992-08-24 | 浴用剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4223884A JPH0818969B2 (ja) | 1992-08-24 | 1992-08-24 | 浴用剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06287129A JPH06287129A (ja) | 1994-10-11 |
JPH0818969B2 true JPH0818969B2 (ja) | 1996-02-28 |
Family
ID=16805222
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4223884A Expired - Lifetime JPH0818969B2 (ja) | 1992-08-24 | 1992-08-24 | 浴用剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0818969B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01238518A (ja) * | 1988-03-17 | 1989-09-22 | Shiseido Co Ltd | オイル含有組成物 |
JP2827029B2 (ja) * | 1990-02-26 | 1998-11-18 | 川研ファインケミカル株式会社 | 入浴剤組成物 |
-
1992
- 1992-08-24 JP JP4223884A patent/JPH0818969B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06287129A (ja) | 1994-10-11 |
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