JP2001278060A - ステアリングホイールのホーン装置 - Google Patents

ステアリングホイールのホーン装置

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JP2001278060A
JP2001278060A JP2000094881A JP2000094881A JP2001278060A JP 2001278060 A JP2001278060 A JP 2001278060A JP 2000094881 A JP2000094881 A JP 2000094881A JP 2000094881 A JP2000094881 A JP 2000094881A JP 2001278060 A JP2001278060 A JP 2001278060A
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steering wheel
insulator
horn device
base plate
horn
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JP2000094881A
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Kenji Fujimori
健志 藤森
Takashi Tokita
孝志 時田
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Nihon Plast Co Ltd
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Nihon Plast Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のステアリングホイールのホーン装置は
部品点数が多いため、組立てに多くの工数を必要とし
て、製造コストが高い。 【解決手段】 ステアリングホイール本体1内にエアバ
ッグモジュ−ル5を上下動自在に支承し、かつステアリ
ングホイール本体1の芯金2と、エアバッグモジュール
5のベースプレート5aの間に、ホーンスイッチ8を設
けたステアリングホイールのホーン装置であって、芯金
2にインシュレータ4を位置決め手段により支持し、か
つインシュレータ4にベースプレート5aを上下摺動自
在に支承すると共に、芯金2とベースプレート5aの間
に、エアバッグモジュール5を上方へ付勢する付勢手段
7を設けたもので、少ない部品点数でホーン装置を構成
することができるため、組立て工数の削減と製造コスト
の低減が図れるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はステアリングホイー
ル本体内にエアバッグモジュールが組込まれたステアリ
ングホイールのホーン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来ステアリングホイール本体内にエア
バッグモジュールが組込まれたステアリングホイールに
おいては、エアバッグモジュールの上面を覆うカバーを
押圧すると、ホーンスイッチが動作されて、ホーンが鳴
るように構成されているものがある。
【0003】またこの種のステアリングホイール本体内
にエアバッグモジュールの組込まれたステアリングホイ
ールのホーン装置としては、例えば特開平11−321661
号公報に記載されたものが公知である。
【0004】前記公報のホーン装置は、ステアリングホ
イールのスポークに設置スタッドが植設されていて、こ
のスタッドに、エアバッグモジュールのベースプレート
を上方へ付勢する付勢手段が嵌装されていると共に、前
記設置スタンドの上端に、前記エアバッグモジュールを
覆うように設けられたカバーのガイドリセスが上下摺動
自在に嵌合されており、前記カバーを押圧すると、カバ
ーのガイドリセスが、設置スタッドの上端にガイドされ
ながら、付勢手段に抗してカバー及びエアバッグモジュ
ールが下降され、これによってホーンスイッチの接点が
互に接触して、ホーンが鳴るように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし前記公報のホー
ン装置では、スポークに植設された設置スタッドは、ス
ポークの下方より挿入した固着具によりスポークに固定
されていると共に、付勢手段により上方へ付勢されたベ
ースプレートは、設置スタッドの上端側に螺挿されたナ
ットによって設置スタッドより抜け出さないよう係止さ
れているため、構造が複雑で、かつ部品点数も多いた
め、組立てるのに多くの工数を必要としたり、各部品の
寸法誤差によりバラツキが発生しやすい上、製造コスト
も高いなどの欠点がある。
【0006】本発明はかかる従来の欠点を改善するため
になされたもので、構造が簡単で、かつ部品点数も少な
いため組立て性がよく、しかも製造コストの低減が可能
なステアリングホイールのホーン装置を提供することを
目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明のステアリングホイールのホーン装置は、ステア
リングホイール本体内にエアバッグモジュ−ルを上下動
自在に支承し、かつステアリングホイール本体の芯金
と、エアバッグモジュールのベースプレートの間に、ホ
ーンスイッチを設けたステアリングホイールのホーン装
置であって、芯金にインシュレータを位置決め手段によ
り支持し、かつインシュレータにベースプレートを上下
摺動自在に支承すると共に、芯金とベースプレートの間
に、エアバッグモジュールを上方へ付勢する付勢手段を
設けたものである。
【0008】前記構成により、位置決め手段によりイン
シュレータが位置決め支持されるので、組立てる際イン
シュレータが転倒することがなく、これによってホーン
装置が短時間で容易に組立てることができるため、組立
て工数の削減が図れると共に、従来のホーン装置に比べ
て部品点数が少ないため、製造コストの低減が図れるよ
うになる。
【0009】前記目的を達成するため本発明のステアリ
ングホイールのホーン装置は、インシュレータを、筒状
部と、筒状部の上端に突設され、かつ径方向に縮小自在
な係止部及び筒状部の下端に突設されたフランジ部とよ
り形成すると共に、付勢手段の下端をフランジ部を介し
て芯金に支持させたものである。
【0010】前記構成により、ベースプレートはインシ
ュレータの筒状部にガイドされて上下摺動するため、エ
アバッグモジュールの上下動が円滑となり、これによっ
てホーンスイッチを確実に動作させることができると共
に、ベースプレートにインシュレータの係止部を圧入す
るだけでインシュレータの組立てが行えるため、組立て
時の作業性も大変よい。
【0011】また付勢手段によりインシュレータのフラ
ンジ部が芯金に圧着されるので、インシュレータが浮き
上る心配もない。
【0012】前記目的を達成するため本発明のステアリ
ングホイールのホーン装置は、位置決め手段をステアリ
ングホイール本体の芯金より突設した支持ピンより構成
し、かつ支持ピンにインシュレータを嵌挿することによ
り、芯金に対してインシュレータを支持したものであ
る。
【0013】前記構成により、芯金より突設された支持
ピンにインシュレータを嵌挿するだけで、エアバッグモ
ジュールの組立てが完了するため、組立て性が向上す
る。
【0014】前記目的を達成するため本発明のステアリ
ングホイールのホーン装置は、芯金を鋳造する際、前記
芯金と一体に支持ピンを成形したものである。
【0015】前記構成により、位置決め手段が芯金と一
体に形成できるため、部品点数を少なくできると共に、
芯金を成形する際支持ピンを一体に成形できるため、支
持ピンの製作が容易な上、細い支持ピンでも高い剛性が
得られるため、信頼性も高い。
【0016】前記目的を達成するため本発明のステアリ
ングホイールのホーン装置は、支持ピンを軟質樹脂より
なる被覆層で被覆したものである。
【0017】前記構成により、走行時の振動を被覆層が
吸収するため、異音を発生することがないと共に、ステ
アリングホイール本体よりエアバッグモジュールに伝達
される振動が低減されるため、エアバッグモジュールの
性能が早期に劣化されることもない。
【0018】前記目的を達成するため本発明のステアリ
ングホイールのホーン装置は、支持ピンを、ステアリン
グホイール本体のスポークやリムを被覆する被覆体で被
覆したものである。
【0019】前記構成により、スポークやリムを被覆体
で被覆する際、支持ピンも同時に被覆することができる
ため、製造コストの低減が図れる。
【0020】前記目的を達成するため本発明のステアリ
ングホイールのホーン装置は、ベースプレートを絶縁材
料により形成したものである。
【0021】前記構成により、絶縁部品を使用せずに芯
金や付勢手段とベースプレートを絶縁できるため、部品
点数の削減が図れるようになる。
【0022】前記目的を達成するため本発明のステアリ
ングホイールのホーン装置は、インシュレータの係止部
内まで支持ピンの先端を嵌挿することにより、係止部が
径方向へ縮小するのを防止したものである。
【0023】前記構成により、付勢手段によりベースプ
レートが強く押し上げられても、係止部の径が縮小され
ることがないので、インシュレータよりベースプレート
が抜け外れることがない。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して詳述する。図1はステアリングホイールの正面図、
図2は図1のA−A線に沿う断面図、図3は図2のB−
B線に沿う断面図、図4は図2のC円内の拡大図、図5
はインシュレーションの斜視図である。
【0025】ステアリング本体1は、図示しないステア
リング軸に取付けるためのハブ2aと、このハブ2aよ
り突設された複数のスポーク2b及び各スポーク2bの
先端に連設された環状のリム2cとよりなるマグネシュ
ーム合金や、アルミニウム合金などの金属製芯金2と、
この芯金2のスポーク2b及びリム2cを被覆するよう
に設けられた発泡ポリウレタンや、軟質塩化ビニールな
どの樹脂よりなる被覆体3よりなり、前記各スポーク2
bの付け根付近には、スポーク2bと一体に支持ピン2
dが上方へ突設されている。
【0026】前記支持ピン2dは図4に示すように、先
端側が順次小径となるテ−パ状に形成されていて、これ
ら支持ピン2dにホーン装置を構成するインシュレータ
4が嵌装されて、位置決め手段を構成している。
【0027】前記インシュレータ4は、例えばTPEや
ABS、ポリカーボネート、ナイロンなどの樹脂により
一体成形されていて、前記2aが支持ピン2dにガタな
く嵌装できる筒状部4aと、この筒状部4aの上端に突
設された前記筒状部4aより大径な係止部4b及び下端
に突設されたフランジ部4cよりなり、フランジ部4c
の下面はスポーク2bの上面に密着されている。
【0028】係止部4bは図5に示すように、先端部に
筒状部4aに達するスリット4dが軸方向に形成されて
いて、エアバツグモジュール5のベースプレート5aに
インシュレータ4を嵌挿する際、径方向に縮小できるよ
うになっている。
【0029】エアバッグモジュール5はステアリングホ
イール本体1のほぼ中央部に設置されていて、底部に設
けられたベー−スプレーと5aの中心部にインフレ−タ
10が取付けられており、車両の衝突時インフレ−タ1
0より発生される高圧ガスにより図示しないエアバッグ
が膨張展開されるようになっていると共に、エアバッグ
モジュール5の上面は、樹脂により成形されたカバー6
により覆われている。
【0030】エアバッグモジュール5のベースプレート
5aは、ポリカーボネートやナイロンなどの樹脂により
成形されていて、芯金2のスポーク2bより突設された
支持ピン2dと合致する位置に、ガイド孔5bが開口さ
れている。
【0031】ガイド孔5bの内周縁には、上方へ筒状に
突設されたガイド部5cが形成されていて、このガイド
部5cがインシュレータ4の筒状部4aの外周部に嵌挿
されており、ベースプレート5aの下面とインシュレー
タ4のフランジ部4cとの間には、エアバッグモジュー
ル5を上方へ付勢するコイルばねよりなる付勢手段7が
介在されている。
【0032】一方ベースプレート5aからは、図3に示
すように接点取付け片5dが突設されていて、この接点
取付け片5dの先端と芯金2に、ホーンスイッチ8の接
点8a及び接点8bがそれぞれ固着されており、カバー
6を押圧すると、エアバッグモジュールとともにベース
プレート5aが下降して、ホーンスイッチ8の各接点8
a,8bが電気的に接触し、これによって図示しないホ
ーンが鳴るようになっている。
【0033】ベースプレート5aの下面には、図2に示
すように複数個所にエアバッグモジュール取付け片5e
が下方向へ突設されていて、これらエアバッグモジュー
ル取付け片5eの先端には、上下方向に細長い長孔5f
が開口されている。
【0034】長孔5fには、ステアリングホイール本体
1側に設けられたブラケット1aに螺挿されたエアバッグ
モジュール取付けボルト9が嵌挿されていて、エアバッ
グモジュール取付けボルト9によりエアバッグモジュー
ル5がステアリングホイール本体1より脱落しないよう
になっている。
【0035】またエアバッグモジュール5の上面を覆う
カバー6の裏面には、ベースプレート5aのガイド部5
cよりやや大径な筒体6aが下方に突設されていて、筒
体6aの下端は、ガイド部5cの周囲を囲むようにして
ベースプレート5aの上面に当接されている。
【0036】次に前記構成されたステアリングホイール
のホーン装置の作用を説明する。
【0037】ステアリングホイール本体1にホーン装置
を組込むに当っては、まず、ベースプレート5aの内部
にインフレータ10、折り畳んだエアバッグ11を組込
み、上面を覆うようにカバー6を取付ける。次に、まず
インシュレータ4の筒状部4aに付勢手段7を嵌挿し、
更にインシュレータ4の係止部4bをベースプレート5
aのガイド孔5bに下方より圧入する。
【0038】このときインシュレータ4の係止部4bの
外径は、ベースプレート5aのガイド孔5bの内径より
大きくても、インシュレータ4の先端部に形成されたス
リット4dにより係止部4bが径方向に縮小できるた
め、係止部4bを容易にガイド孔5bへ圧入することが
できると共に、圧入後は弾性によって係止部4が元の径
に戻るのでガイド孔5bより係止部4bが抜け外れるこ
とがない。
【0039】ベースプレート5aの各ガイド孔5bにイ
ンシュレータ4の係止部4bを圧入したら、エアバッグ
モジュール5をステアリングホイール本体1のほぼ中央
に位置させた状態で、ベースプレート5aに予め取付け
たインシュレータ4の下端を、芯金2より突設された支
持ピン2dの先端に位置決めして、インシュレータ4を
下端側より支持ピン2dに挿入する。
【0040】次にベースプレート5aの底面に突設され
たエアバッグモジュール取付け片5eの長孔5fに横方
向より挿入したエアバッグ取付けボルト9をステアリン
グホイール本体1側のブラケット1aに螺挿して、ステ
アリングホイール本体1に対してエアバッグモジュール
5を取付けると同時にホーン装置を組立てるもので、支
持ピン2dに嵌挿されたインシュレータ4は、係止部4
b付近まで支持ピン2dの先端が達していて、係止部4
bが径方向へ縮小するのを阻止しているため、付勢手段
7によりベースプレート5aに大きな押し上げ力が作用
しても係止部4bが縮小することがなく、これによって
ベースプレート5aのガイド孔5bがインシュレータ4
の筒状部4aより抜け外れることがない。
【0041】以上のようにしてホーン装置を組立てた
ら、エアバッグモジュール5の上面を覆うようにカバー
6を取付けると、カバー6の裏面に突設された筒体6a
が、ガイド部5の周囲を囲むようにしてベースプレート
5aの上面に当接されるため、ホーンを鳴らすべくカバ
ー6を押圧した際、ホーン装置の設けられた付近のべ−
スプレート5a上面がカバー6の筒体6aで下方へ押圧
されるため、ホーン装置を確実に動作させることができ
る。
【0042】またカバー6によってエアバッグモジュー
ル5がベースプレート5aとともに下降されると、べー
スプレート5aより突設された接点取付け片5d及び芯
金2に設けられたホーンスイッチ8の接点8a,8bが
互に接触するため、ホーンスイッチ8がオンされて、図
示しないホーンを鳴らすことができると共に、ベースプ
レート5aは樹脂などの絶縁体により形成されているた
め、ベースプレート5aより突設された接点取付け片5
dに設けられた接点8aは、絶縁部品を設けることなく
金属よりなる芯金2や付勢手段7より絶縁することがで
きる。
【0043】なお図6及び図7はインシュレータ4を嵌
挿する支持ピン2d及びスポーク2bの表面を軟質樹脂
などの被覆層3aで覆った変形例を示すもので、支持ピ
ン2dの表面を被覆する被覆層3aは、ステアリングホ
イール本体1のスポーク2bやリム2cを被覆体3で被
覆する際に、同じ材料で同時に被覆してもよい。
【0044】この変形例のように支持ピン2dの表面に
被覆層3aを設けて、被覆層3aの上からインシュレー
タ4を支持ピン2dに嵌挿することにより、ステアリン
グ軸などからステアリングホイール本体1に伝達された
振動を被覆層3aが吸収して、エアバッグモジュール5
側へ振動が伝達されるのを遮断するため、走行中に異音
が発生したり、エアバッグモジュール5の性能が振動に
より早期に劣化されるのを未然に防止できる効果が得ら
れる。
【0045】また前記実施の形態では、芯金2にインシ
ュレータ4を位置決め支持する位置決め手段を支持ピン
2dにより形成したが、図8に示す変形例のように芯金
2のスポーク2b上面に凹入部2eを凹設して、この凹
入部2eにインシュレータ4下端のフランジ部4cを嵌
合することにより、インシュレータ4の位置決めと支持
を行うようにしてもよく、また図9に示す変形例のよう
にスポーク2bの上面に高さの低い突起2fを突設し
て、この突起2fにインシュレータ4の下端を嵌合する
ことにより、インシュレータ4の位置決めと支持を行う
ようにしてもよい。
【0046】何れの変形例の場合も、支持ピン2dを省
略できると共に、図8に示す変形例のように、スポーク
2bの上面に凹入部2eを形成して、この凹入部2eに
インシュレータ4の下端を嵌合するようにしたもので
は、インシュレータ4に図10に示すように、フランジ
部4c上に一対の支柱4eがスリット4dを介して立設
され、かつ各支柱4eの上端に係止部4bが突設された
構造のインシュレータ4が採用できる。
【0047】
【発明の効果】本発明は以上詳述したように、ステアリ
ングホイール本体の芯金に、インシュレータを位置決め
手段により支持し、かつインシュレータにエアバッグモ
ジュールのベースプレートを上下摺動自在に支承すると
共に、芯金とベースプレートの間に、エアバッグモジュ
ールを上方へ付勢する付勢手段を設けたことから、位置
決め手段によりインシュレータが位置決め支持されるの
で、組立てる際インシュレータが転倒することがなく、
これによってホーン装置が短時間で容易に組立てること
ができるため、組立て工数の削減が図れると共に、従来
のホーン装置に比べて部品点数が少ないため、製造コス
トの低減が図れるようになる。
【0048】またインシュレータを、筒状部と、筒状部
の上端に突設され、かつ径方向に縮小自在な係止部及び
筒状部の下端に突設されたフランジ部とより形成すると
共に、付勢手段の下端をフランジ部を介して芯金に支持
させたことから、ベースプレートはインシュレータの筒
状部にガイドされて上下摺動するため、エアバッグモジ
ュールの上下動が円滑となり、これによってホーンスイ
ッチを確実に動作させることができると共に、ベースプ
レートにインシュレータの係止部を圧入するだけでイン
シュレータの組立てが行えるため、組立て時の作業性も
大変よい上、付勢手段によりインシュレータのフランジ
部が芯金に圧着されるので、インシュレータが浮き上る
心配もない。
【0049】さらに位置決め手段をステアリングホイー
ル本体の芯金より突設した支持ピンより構成し、かつ支
持ピンにインシュレータを嵌挿することにより、芯金に
対してインシュレータを支持するようにしたことから、
芯金より突設された支持ピンにインシュレータを嵌挿す
るだけで、エアバッグモジュールの組立てが完了するた
め、組立て性が向上する上、芯金を鋳造する際、前記芯
金と一体に支持ピンを成形することにより、位置決め手
段が芯金と一体に形成できるため、部品点数を少なくで
きると共に、芯金を成形する際支持ピンを一体に成形で
きるため、支持ピンの製作が容易な上、細い支持ピンで
も高い剛性が得られるため、信頼性も高い。
【0050】支持ピンを軟質樹脂よりなる被覆層で被覆
したことから、走行時の振動を被覆層が吸収するため、
異音を発生することがないと共に、ステアリングホイー
ル本体よりエアバッグモジュールに伝達される振動が低
減されるため、エアバッグモジュールの性能が早期に劣
化されることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態になるホーン装置を採用し
たステアリングホイールの正面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】図2のB−B線に沿う断面図である。
【図4】図2のC円内の拡大図である
【図5】本発明の実施の形態になるステアリングホイー
ルのホーン装置に使用するインシュレータの斜視図であ
る。
【図6】本発明の実施の形態になるステアリングホイー
ルのホーン装置の変形例を示す断面図である。
【図7】図6のD円内の拡大図である。
【図8】本発明の実施の形態になるステアリングホイー
ルのホーン装置の変形例を示す断面図である。
【図9】本発明の実施の形態になるステアリングホイー
ルのホーン装置の変形例を示す断面図である。
【図10】本発明の実施の形態になるステアリングホイ
ールのホーン装置に使用するインシュレータの変形例を
示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ステアリングホイール本体 2 芯金 2d 支持ピン(位置決め手段) 4 インシュレータ 4a 筒状部 4b 係止部 4c フランジ部 5 エアバッグモジュール 5a ベースプレート 7 付勢手段 8 ホーンスイッチ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングホイール本体内にエアバッ
    グモジュ−ルを上下動自在に支承し、かつ前記ステアリ
    ングホイール本体の芯金と、前記エアバッグモジュール
    のベースプレートの間に、ホーンスイッチを設けたステ
    アリングホイールのホーン装置であって、前記芯金にイ
    ンシュレータを位置決め手段により支持し、かつ前記イ
    ンシュレータに前記ベースプレートを上下摺動自在に支
    承すると共に、前記芯金と前記ベースプレートの間に、
    前記エアバッグモジュールを上方へ付勢する付勢手段を
    設けたことを特徴とするステアリングホイールのホーン
    装置。
  2. 【請求項2】前記インシュレータを、筒状部と、前記筒
    状部の上端に突設され、かつ径方向に縮小自在な係止部
    及び前記筒状部の下端に突設されたフランジ部とより形
    成すると共に、前記付勢手段の下端を前記フランジ部を
    介して芯金に支持してなる請求項1記載のステアリング
    ホイールのホーン装置。
  3. 【請求項3】 前記位置決め手段をステアリングホイー
    ル本体の芯金より突設した支持ピンより構成し、かつ前
    記支持ピンに前記インシュレータを嵌挿することによ
    り、前記芯金に対して前記インシュレータを支持してな
    る請求項1または2記載のステアリングホイールのホー
    ン装置。
  4. 【請求項4】 前記芯金を鋳造する際、前記芯金と一体
    に前記支持ピンを成形してなる請求項3記載のステアリ
    ングホイールのホーン装置。
  5. 【請求項5】 前記支持ピンを、軟質樹脂よりなる被覆
    層で被覆してなる請求項1ないし4の何れか1項記載のス
    テアリングホイールのホーン装置。
  6. 【請求項6】 前記支持ピンを、ステアリングホイール
    本体のスポークやリムを被覆する被覆体で被覆してなる
    請求項1ないし4の何れか1項記載のステアリングホイー
    ルのホーン装置。
  7. 【請求項7】 前記ベースプレートを絶縁材料により形
    成してなる請求項1ないし6の何れか1項記載のステアリ
    ングホイールのホーン装置。
  8. 【請求項8】 前記インシュレータの係止部内まで前記
    支持ピンの先端を嵌挿することにより、前記係止部が径
    方向へ縮小するのを防止してなる請求項3記載のステア
    リングホイールのホーン装置。
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Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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