JP2009248666A - ステアリングホイールの振動低減構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ホーンスイッチの操作性に影響を与えずに、かつ部品点数を増加させずに、ステアリングホイールの振動を効果的に低減する。
【解決手段】 ステアリングホイール11の内部に、エアバッグモジュール20を軸方向および軸直角方向に移動可能にガイドするガイド手段21と、エアバッグモジュール20に対するステアリングホイール11の軸直角方向の移動可能範囲を規制するストッパ手段38とを設けたので、コイルスプリング24を変形させながらエアバッグモジュール20を軸方向に押圧してホーンスイッチ37を作動させることができるのは勿論のこと、ステアリングホイール11の軸直角方向の振動の振幅が所定値以上になったとき、ストッパ手段38がステアリングホイール11のエアバッグモジュール20に対する軸直角方向の相対移動を規制することで、慣性で停止し続けようとするエアバッグモジュール20の質量でステアリングホイール11の振動を低減することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ステアリングホイールの内部に支持したエアバッグモジュールをマスとして利用することで、ステアリングホイールの軸直角方向の振動を低減するステアリングホイールの振動低減構造に関する。
ステアリングホイールの内部にエアバッグモジュールをコイルスプリングを介して弾性支持し、運転者がステアリングホイールのパッドを押圧することで前記コイルスプリングを軸方向に圧縮してホーンスイッチを作動させるとともに、エアバッグモジュールのインフレータを前記コイルスプリングとは別の弾性体で支持してダイナミックダンパーとして機能させるものが、下記特許文献1により公知である。
特開2006−96127号公報
ところで、共通のコイルスプリングをホーンスイッチ用およびダイナミックダンパー用として兼用すると、そのコイルスプリングのばね定数のチューニングが難しくなり、ホーンスイッチが誤作動したりダイナミックダンパーの防振性能が充分に発揮されなかったりする問題がある。また上記特許文献1に記載された発明のように、ホーンスイッチおよびダイナミックダンパーにそれぞれ別個のばね部材を用いると、部品点数が増加する問題がある。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、ホーンスイッチの操作性に影響を与えずに、かつ部品点数を増加させずに、ステアリングホイールの振動を効果的に低減することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、ステアリングホイールの内部に、エアバッグモジュールを軸方向および軸直角方向に移動可能にガイドするガイド手段と、前記エアバッグモジュールに対する前記ステアリングホイールの軸直角方向の移動可能範囲を規制するストッパ手段とを設け、弾性体を変形させながら前記エアバッグモジュールを軸方向に押圧してホーンスイッチを作動させるとともに、前記エアバッグモジュールに対する前記ステアリングホイールの軸直角方向の振動の振幅が所定値以上になったとき、前記ストッパ手段が前記ステアリングホイールの前記エアバッグモジュールに対する軸直角方向の相対移動を規制することを特徴とするステアリングホイールの振動低減構造が提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、ステアリングホイールの軸直角方向の移動限界は、前記ガイド手段により規制される前に前記ストッパ手段により規制されることを特徴とするステアリングホイールの振動低減構造が提案される。
また請求項3に記載された発明によれば、請求項1または請求項2の構成に加えて、前記ストッパ手段の少なくとも一つは、前記エアバッグモジュールの重心位置を通る鉛直面内に配置されることを特徴とするステアリングホイールの振動低減構造が提案される。
尚、実施の形態のコイルスプリング24は本発明の弾性体に対応する。
請求項1の構成によれば、ステアリングホイールの内部に、エアバッグモジュールを軸方向および軸直角方向に移動可能にガイドするガイド手段と、エアバッグモジュールに対するステアリングホイールの軸直角方向の移動可能範囲を規制するストッパ手段とを設けたので、弾性体を変形させながらエアバッグモジュールを軸方向に押圧してホーンスイッチを作動させることができるのは勿論のこと、エアバッグモジュールに対するステアリングホイールの軸直角方向の振動の振幅が所定値以上になったとき、ストッパ手段がステアリングホイールのエアバッグモジュールに対する軸直角方向の相対移動を規制することで、慣性で停止し続けようとするエアバッグモジュールの質量でステアリングホイールの振動を低減することができる。特に、エアバッグモジュールを弾性体を介して支持する必要がないので、その弾性体の分だけ部品点数を削減することができ、また前記弾性体をホーンスイッチの弾性体と共用する必要もないので、ホーンスイッチの作動特性のセッティングが容易になって誤作動の発生を防止することができる。
また請求項2の構成によれば、ステアリングホイールの軸直角方向の移動限界が、ガイド手段により規制される前にストッパ手段により規制されるので、ガイド手段に邪魔されずにストッパ手段を確実に作動させて防振性能を確保することができる。
また請求項3の構成によれば、ストッパ手段の少なくとも一つをエアバッグモジュールの重心位置を通る鉛直面内に配置したので、最も頻度の高いステアリングホイールの上下方向の振動が発生した場合に、ステアリングホイールの振動を前記ストッパを介してエアバッグモジュールに伝達したときに、ステアリングホイールを回転させる方向のモーメントが発生するのを防止して防振性能を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態を添付の図面に基づいて説明する。
図1〜図7は本発明の第1の実施の形態を示すもので、図1は自動車のステアリングホイールの斜視図、図2は図1の2−2線拡大断面図(図4の2−2線断面図)、図3は図1の3−3線拡大断面図(図4の3−3線断面図)、図4は図2の4−4線断面図、図5は図2の5部拡大図、図6はホーン作動時の作用説明図、図7はステアリングホイールの左右振動時の作用説明図である。
図1〜図3に示すように、自動車のステアリングホイール11は、車室から車体前下方に延びるステアリングシャフト12の後端にスプライン嵌合してナット13で締結される円盤状の金属板よりなるボス部材14を備えており、このボス部材14の前面を覆うように、後面が開放した容器状のカバー部材15が固定される。カバー部材15の外周部から径方向外側に4本のスポーク部15a…が一体に延びており、それらの先端に環状のリム部15bが一体に形成される。リム部15bの内部には、補強のための金属環16が埋設される。4本のスポーク部15a…の後面はそれぞれスポーク部カバー17…で覆われており、スポーク部カバー17…の径方向内側にステアリングパッド18が配置される。前記ボス部材14の後面に金属板よりなるホルダ19の中心が共締めされており、このホルダ19にエアバッグモジュール20が左、右および下の3個のガイド手段21…を介して支持される。
尚、本明細書において、軸方向(前後方向)とはステアリングシャフト12の長手方向として定義され、軸直角方向(上下方向あるいは左右方向)とはステアリングシャフト12の長手方向に直交する方向として定義される。
エアバッグモジュール20をホルダ19に支持する3個のガイド手段21…の構造は全て同一である。図2にはステアリングシャフト12の左右両側の2カ所のガイド手段21,21が示されており、図3にはステアリングシャフト12の下側の1カ所のガイド手段21が示されており、図4には3個のガイド手段21…が全て示されている。
図5から明らかなように、各ガイド手段21は、ホルダ19に設けたガイド板22を後 方から前方に摺動自在に貫通してストッパ突起23aにより抜け止めされたガイド軸23を備える。ガイド軸23の後部には円板状の第1、第2フランジ23b,23cが平行に設けられており、前側の第1フランジ23bとホルダ19の後面との間に、ガイド軸23の外周に嵌合するコイルスプリング24が縮設される。
第1、第2フランジ23b,23c間のガイド軸23の外周に円環状のガイドリング25の中心孔25aが軸直角方向に移動可能に嵌合しており、このガイドリング25の外周に形成した溝25bに金属板よりなるブラケット27の取付孔27aが嵌合する。尚、ブラケット27の個数は1個であり、そのブラケット27は3個のガイド手段21…によってホルダ19に支持される。
エアバッグモジュール20は、高圧ガスを発生するインフレータ28と、インフレータ28の後方に折り畳まれた状態で配置されるエアバッグ29とを備えており、インフレータ28の外周に設けたフランジ28aと、第1リテーナ30と、エアバッグ29の開放端と、第2リテーナ31とが、ブラケット27の中央に形成された開口部27bに重ね合わされてボルト32…およびナット33…で共締めされる。
ステアリングパッド18の外周部から前方に延びる連結部18aが、ブラケット27の外周部にボルト34…およびナット35…で固定されており、この状態でステアリングパッド18は折り畳まれたエアバッグ29の後方を覆っている。ブラケット27の外周部に前向きに設けられた3個の可動接点36a…が、ホルダ19の外周面に後向きに設けられた3個の固定接点36b…にそれぞれ当接可能に対向する。これらの可動接点36a…および固定接点36b…はホーンスイッチ37…を構成する。
図2〜図5から明らかなように、ステアリングパッド18の連結部18aから軸直角方向に延びる腕部18bの先端とカバー部材15の開口部内面との間に、3個のストッパ手段38…が設けられる。図4から明らかなように、3個のストッパ手段38…はステアリングシャフト12を中心として3個のガイド手段21…の径方向外側に配置されており、その構造は全て同一である。
即ち、ストッパ手段38はステアリングパッド18の腕部18bの先端から前方に突出する、例えば硬質ゴム製で円筒状に形成されたストッパピン39と、カバー部材15の開口部内面に形成された円筒状の凹部15cとで構成されており、ストッパピン39の直径は凹部15cの直径よりも小さく設定される。
図4から明らかなように、3個のガイド手段21…でホルダ19にフローティング支持されたエアバッグモジュール20は重力で下方に移動しており、ストッパ手段38…のストッパピン39…が凹部15c…の下端に当接する位置に停止している。このとき、ガイド手段21…のガイド軸23…とガイドリング25…の中心孔25a…の下端との間には隙間αが存在している。従って、エアバッグモジュール20に対してカバー部材15およびホルダ19が軸直角方向に相対移動すると、その移動可能範囲はストッパ手段38…のストッパピン39…が凹部15c…の内部で移動する範囲に限定される。そしてストッパ手段38…のストッパピン39…が凹部15c…の内部で移動するとき、ガイド軸23はガイド手段21のガイドリング25の中心孔25aの内周面に接触することはなく、常に前記αよりも大きい隙間が確保される。
次に、上記構成を備えた本発明の実施の形態の作用を説明する。
図6に示すように、図示せぬホーンを作動させるべく、ステアリングホイール11のステアリングパッド18の右部、左部あるいは下部を押すと、ステアリングパッド18をエアバッグモジュール20に接続するブラケット27に支持した3本のガイド軸23…の何れかが、ホルダ19に設けたガイド板22に案内されてコイルスプリング24を圧縮しながら前進し、ブラケット27に設けた可動接点36aが、ホルダ19に設けた固定接点36bに接触することで、ホーンをバッテリに導通させて鳴動させることができる。
ところで、エンジンの振動や路面からの振動がステアリングシャフト12を介してステアリングホイール11に伝達されると、ステアリングホイール11を握る運転者の手が振動して不快感を与えるため、エアバッグモジュール20を質量を利用してステアリングホイール11の軸直角方向の振動を抑制する。
即ち、ステアリングホイール11が軸直角方向に振動すると、ステアリングホイール11と一体のカバー部材15も軸直角方向に振動するが.カバー部材15の凹部15c…とストッパ手段38…のストッパピン39…との間には充分な隙間が存在するため、ステアリングホイール11の軸直角方向の振動がエアバッグモジュール20に伝達されることはない。またステアリングホイール11と一体のホルダ19に設けられた3個のガイド手段21のガイド軸23…も軸直角方向に振動するが、ガイド軸23…とガイドリング25…の中心孔25a…との間には充分な隙間があるため、ステアリングホイール11の軸直角方向の振動がエアバッグモジュール20に伝達されることがない。
前記振動の振幅が更に増加すると3個のストッパ手段38…が作動し、ステアリングホイール11の振動がエアバッグモジュール20に伝達される。即ち、ステアリングホイール11と一体のカバー部材15に設けた凹部15c…の内周面に、エアバッグモジュール20と一体のステアリングパッド18に設けたストッパピン39…が当接し、エアバッグモジュール20に対してステアリングホイール11をそれ以上相対移動しないように一体化する。このように、ステアリングホイール11が大きく振動したとき、比較的に大きい質量を有して慣性で停止状態を保とうとしているエアバッグモジュール20にストッパ手段38…を介して当接することで、ステアリングホイール11の軸直角方向の振動をエアバッグモジュール20の質量で抑制することができる。
図3はステアリングホイール11が上向きに振動してストッパ手段38の凹部15cの下端がストッパピン39に当接した状態に対応する。また図7はステアリングホイール11が右向きに振動してストッパ手段38の凹部15cの左端がストッパピン39に当接した状態に対応する。
このように、ステアリングホイール11が軸直角方向に振動しても、その振動はガイド手段21のガイド軸23の第1、第2フランジ23b,23cに対するガイドリング25の軸直角方向の摺動により吸収されるため、ガイド軸23がコイルスプリング24を圧縮しながら軸方向に摺動してホーンスイッチ37を誤作動させる虞はない。
またステアリングホイール11の軸直角方向の振動のうち、上下方向の振動が最も強くなる傾向があるが、3個のストッパ手段38…のうち.少なくとも下側に位置する1個のストッパ手段38がエアバッグモジュール20の重心位置を通る鉛直面内に配置されており、かつ左右の2個のストッパ手段38,38も前記鉛直面内に対して左右対称に配置されているため、ステアリングホイール11がエアバッグモジュール20から受ける反力荷重で軸まわりのモーメントが発生するのを防止し、ステアリングホイール11の振動を一層効果的に抑制することができる。
またストッパピン39…は硬質ゴムのような弾性体で構成されているため、それがカバー部材15の凹部15c…の内周面に当接したときの騒音を低減することができる。
更に、ステアリングホイール11に軸直角方向の振動が入力したとき、軸方向に伸縮するコイルスプリング24は影響を受けないため、コイルスプリング24のばね定数は、可動接点36a…および固定接点36b…よりなるホーンスイッチ37…の振動による誤作動防止や、操作フィーリングを満たすように設定すれば良く、その設計自由度が大幅に向上する。
特に、エアバッグモジュール20を弾性体を介して支持する必要がないので、その弾性体の分だけ部品点数を削減することができ、また前記弾性体をホーンスイッチ37のコイルスプリング24と共用する必要もないので、ホーンスイッチ37の作動特性のセッティングが容易になって誤作動の発生を防止することができる。
またエアバッグモジュール20の軸直角方向の移動限界が、ガイド手段21…により規制される前にストッパ手段38…により規制されるので、ガイド手段21…に邪魔されずにストッパ手段38…を確実に作動させて防振性能を確保することができる。
図8および図9は本発明の第2の実施の形態を示すもので、図8は前記図5に対応する図、図9は図8の9−9線拡大断面図である。
第2の実施の形態はガイド手段21の構造が第1の実施の形態と異なっており、その他の構造は第1の実施の形態と同じである。
第2の実施の形態のガイド手段21は、ブラケット27の後面に平行に設けられて左右方向に延びる一対の平行なガイド板40,40を備えており、それらのガイド板40,40に左右方向に形成された長孔40a,40aに、ガイド軸23の後部を上下方向に貫通するように固定したガイドピン41が摺動自在に貫通する。コイルスプリング24はホルダ19の後面とブラケット27の前面との間に縮設されており、ガイド軸23はブラケット27に形成した開口部27cを緩く貫通する。
この第2の実施の形態によっても、3個のガイド手段21…でエアバッグモジュール20を上下方向や左右方向を含む軸直角方向に移動可能に支持するとともに、ホーンスイッチ37を作動させるべくコイルスプリング24を圧縮しながらエアバッグモジュール20を軸方向に移動させることができる。
この第2の実施の形態によっても、上述した第1の実施の形態と同様の作用効果を達成することができる。
次に、図10に基づいて本発明の第3の実施の形態を説明する。
上述した第1、第2の実施の形態では、ガイド手段21とコイルスプリング24とが纏めて設けられているが、第3の実施の形態では、ガイド手段21とコイルスプリング24とが分離して設けられている。
即ち、連結板42に一端を固定されたスプリングガイド43がブラケット27を摺動自在に貫通して他端に設けたフランジ43aにより抜け止めされており、スプリングガイド43の外周に配置したコイルスプリング24が連結板42とブラケット27との間に縮設される。連結板42にはガイド軸44の一端が固定されており、その先端近傍に一体に形成された円板状のフランジ44aと、その先端に螺合する円板状のフランジ44bとに挟まれた部分が、カバー部材15に形成した開口15dに摺動自在に嵌合する。
従って、ステアリングホイール11のステアリングパッド18を押すと、ステアリングパッド18をエアバッグモジュール20に接続するブラケット27がコイルスプリング24を圧縮しながらスプリングガイド43に沿って前方に移動し、ホーンスイッチ37を作動させてホーンを鳴動させることができる。
エンジンの振動や路面からの振動によってステアリングホイール11が軸直角方向に振動すると、ステアリングホイール11と一体のカバー部材15も軸直角方向に振動するが、カバー部材15の凹部15cとストッパ手段38のストッパピン39との間には充分な隙間が存在するため、ステアリングホイール11の軸直角方向の振動がエアバッグモジュール20に伝達されることはない。またステアリングホイール11と一体のカバー部材15が軸直角方向に振動しても、一対のフランジ44a,44bに挟まれたガイド軸44とカバー部材15の開口15dの縁との間には充分な隙間があるため、ステアリングホイール11の軸直角方向の振動がエアバッグモジュール20に伝達されることがない。
前記振動の振幅が更に増加すると3個のストッパ手段38が作動し、カバー部材15に設けた凹部15cの内周面に、エアバッグモジュール20と一体のステアリングパッド18に設けたストッパピン39が当接し、エアバッグモジュール20に対してステアリングホイール11をそれ以上相対移動しないように一体化することで、ステアリングホイール11の軸直角方向の振動をエアバッグモジュール20の質量で抑制することができる。
この第3の実施の形態によれば、前記第1、第2実施の形態の作用効果に加えて、ガイド手段21とコイルスプリング24とを分離して設けたことで設計自由度が向上し、しかもガイド軸44にフランジ44bをねじで着脱できるようにしたので、カバー部材15の開口15dに対するガイド軸44の組付が容易になるという更なる作用効果を達成することができる。
次に、図11および図12に基づいて本発明の第4の実施の形態を説明する。
第4の実施の形態は、第3の実施の形態の変形であって、ガイド手段21の構造だけが第3の実施の形態と異なっている。
即ち、連結板42に固定したガイド板45に上下方向に延びる長孔45aが形成されており、基端に頭部46aを有して前記長孔45aを貫通するガイドピン46の先端が、ボス部材14に固定したブラケット47にねじ結合される。従って、ガイド板45の長孔45aに対してガイドピン46が長手方向に摺動することで、エアバッグモジュール20に対するステアリングホイール11の左右方向の相対移動が可能になり、ガイド板45の長孔45aの長手方向に沿ってガイドピン46が摺動することで、エアバッグモジュール20に対するステアリングホイール11の上下方向の相対移動が可能になる。
この第4の実施の形態によれば、ガイド手段21とコイルスプリング24とを分離して設けたことで設計自由度が向上するとともに、ブラケット47に対してガイドピン46を着脱するだけでガイド手段21の組付・分解が可能になるため、第3の実施の形態と同様の作用効果を達成することができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施の形態ではガイド手段21…を3個、ストッパ手段38…を3個、ホーンスイッチ37…を3個設けているが、それらの数は実施の形態に限定されるものではない。
また第2、第4の実施の形態において、ガイド板40,45の長孔40a,45aの方向およびガイドピン41,46の方向は、それらが直交していさえすれば、実施の形態に限定されるものではない。
第1の実施の形態に係る自動車のステアリングホイールの斜視図 図1の2−2線拡大断面図(図4の2−2線断面図) 図1の3−3線拡大断面図(図4の3−3線断面図) 図2の4−4線断面図 図2の5部拡大図 ホーン作動時の作用説明図 ステアリングホイールの左右振動時の作用説明図 第2の実施の形態に係る前記図5に対応する図 図8の9−9線拡大断面図 第3の実施の形態に係る前記図2に対応する図 第4の実施の形態に係る前記図2に対応する図 図11の12−12線拡大断面図
符号の説明
11 ステアリングホイール
20 エアバッグモジュール
21 ガイド手段
24 コイルスプリング(弾性体) 37 ホーンスイッチ
38 ストッパ手段

Claims (3)

  1. ステアリングホイール(11)の内部に、エアバッグモジュール(20)を軸方向および軸直角方向に移動可能にガイドするガイド手段(21)と、前記エアバッグモジュール(20)に対する前記ステアリングホイール(11)の軸直角方向の移動可能範囲を規制するストッパ手段(38)とを設け、
    弾性体(24)を変形させながら前記エアバッグモジュール(20)を軸方向に押圧してホーンスイッチ(37)を作動させるとともに、前記エアバッグモジュール(20)に対する前記ステアリングホイール(11)の軸直角方向の振動の振幅が所定値以上になったとき、前記ストッパ手段(38)が前記ステアリングホイール(11)の前記エアバッグモジュール(20)に対する軸直角方向の相対移動を規制することを特徴とするステアリングホイールの振動低減構造。
  2. 前記ステアリングホイール(11)の軸直角方向の移動限界は、前記ガイド手段(21)により規制される前に前記ストッパ手段(38)により規制されることを特徴とする、請求項1に記載のステアリングホイールの振動低減構造。
  3. 前記ストッパ手段(38)の少なくとも一つは、前記エアバッグモジュール(20)の重心位置を通る鉛直面内に配置されることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のステアリングホイールの振動低減構造。
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