JP2001277765A - ボックスファイル - Google Patents

ボックスファイル

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JP2001277765A
JP2001277765A JP2000097842A JP2000097842A JP2001277765A JP 2001277765 A JP2001277765 A JP 2001277765A JP 2000097842 A JP2000097842 A JP 2000097842A JP 2000097842 A JP2000097842 A JP 2000097842A JP 2001277765 A JP2001277765 A JP 2001277765A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 見出し部材の紛失の虞を軽減することがで
き、且つ、再生材料を用いても成形上の問題を生ずるこ
となく成形可能にする。 【解決手段】 底壁11と、この底壁11の後端から起
立する後壁12と、これら底壁11及び後壁12の左右
方向両端側にそれぞれ連なる一対の側壁13,13とを
備えてボックスファイル10が構成されている。底壁1
1は、収納対象物の受け面15と、この受け面15の前
端側から落ち込む座部16とからなっている。この座部
16は、独立した別体の見出し部材17を装着可能な見
出し装着部19として作用する。一方、底壁11の後端
側には、ボックスファイル10のコーナー領域40に沿
って見出し部材17を収納可能な見出し収納部20が設
けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はボックスファイルに
係り、更に詳しくは、収納対象物の種類等を表示するた
めの別体の見出し部材を必要に応じて装着できる一方、
不要時に別異の場所に収納可能なボックスファイルに関
する。
【0002】
【従来の技術】近時において、オフィス等における書類
収納に際し、内部に一定の収納空間を備えたボックスフ
ァイルが多く利用されている。このボックスファイル
は、底壁と、当該底壁の左右両端から起立する一対の側
壁と、これら底壁及び側壁の各後端に連なって設けられ
た後壁とを備え、上部側から正面側が開放形状に設けら
れて内部に一定の収納空間が形成されている。
【0003】ところで、前記ボックスファイルの中に
は、例えば、その中の収納対象物の種類を区別するため
に、前記側壁の前端側間に別体の見出し部材が着脱自在
に装着可能なものや、前記側壁の前端側間に見出し部材
が適宜なヒンジを介して一体的に設けられたものが知ら
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなボックスファイルのうち見出し部材が着脱可能なも
のにあっては、見出し部材の不要時に側壁の前端間を開
放し、収納対象物の出し入れをスムースに行うというと
ころに意義があるが、見出し部材が独立した別部材によ
って構成されているため、前記見出し装着部に見出し部
材を装着しない場合に、当該見出し部材を机の引出し等
の別の場所に収納しておかなければならない。これがた
めに、見出し部材の紛失が多々発生し、再度、見出し部
材を装着できなくなる虞がある。この場合に、見出し部
材の紛失防止のため、見出し装着部に見出し部材を装着
したままにしておくことも考えられるが、不要な見出し
部材が側壁の前端側間に位置することとなって、見出し
部材を別体にした前述の意義が失われてしまう。
【0005】一方、見出し部材が一体的に設けられたボ
ックスファイルにあっては、外観形状が複雑となるた
め、樹脂等によって一体成形する際にその加工性が悪
く、これが、生産効率の低下をもたらし、製品コストに
直接反映されてしまうという不都合がある。また、環境
対応のリサイクル時においても、ヒンジ部など薄肉とな
る部位の成形性の悪さに起因して再生材料を使用するこ
とができないという不都合もある。
【0006】
【発明の目的】本発明は、かかる不都合に着目して案出
されたものであり、その目的は、見出し部材の紛失の虞
を軽減することができ、且つ、再生材料を用いても成形
上の問題を生ずることなく成形可能なボックスファイル
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、少なくとも一つのベース部を有するボッ
クスファイルにおいて、前記ベース部の前端側には、別
体の見出し部材を装着可能な見出し装着部が設けられる
一方、前記ベース部の後端側には、前記見出し部材を収
納可能な見出し収納部が設けられる、という構成を採っ
ている。このような構成によれば、見出し部材を別体に
することができるため、ボックスファイルを一体的に成
型する際の加工性が良好である他、見出し収納部によっ
て、見出し部材を使用しないときには、ボックスファイ
ルに付随して見出し部材を収納でき、その紛失の虞を軽
減することができる。しかも、見出し収納部は、ベース
部の後端側に設けられているため、見出し部材を使用し
ない場合には、ベース部の下部前端側を開放状態に保つ
ことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明における見出し部材は、見
出し装着部に装着されたときに見出し面が正面側に表出
可能に設けられる一方、見出し収納部に収納されたとき
に見出し面が背面側に表出可能に設けられる、という構
成を採ることが好ましい。このように構成することで、
ボックスファイルの背面側にも見出し効果を付与させる
ことができ、ボックスファイルの背面側を手前にして設
置する使用態様にも十分対応することができる。
【0009】また、前記ベース部は、収納対象物の受け
面と、この受け面の前端側に設けられ、当該受け面より
も落ち込んだ座部とによって構成され、前記見出し部材
は、前記見出し装着部に設置される設置片と、この設置
片の一端縁側から起立する方向に延びるとともに、見出
し面が形成された起立片とからなり、前記見出し装着部
は、前記座部に設けられ、当該座部に前記設置片が設置
されると、前記ベース部上に所定の間隔をもって相対す
る側壁の前端間に前記起立片が配置される、という構成
も併せて採用することができる。このような構成によっ
て、見出し部材が見出し装着部に装着された状態では、
起立片が側壁から突出することなく配置されるととも
に、設置片の上面を、受け面に連なる収納対象物の載置
面として利用することができ、これらによって、見出し
部材の不用意な脱落が防止され、安定した見出し効果を
維持することができる。ここで、前記見出し装着部に
は、前記座部との間に前記設置片を挟み込み可能な浮上
防止手段が設けられ、この浮上防止手段と座部との間に
前記設置片が差し込まれたときに、当該設置片の浮上が
規制される、という構成を採用するとよい。これによ
り、見出し装着部に装着されたときの見出し部材の不用
意な脱落を一層防止することができる。
【0010】また、この場合において、前記見出し収納
部は、前記ベース部の後端側に形成されたコーナー領域
に沿って設けられ、当該コーナー領域に沿って前記見出
し部材が収納される、という構成が好ましくは採用され
る。このような構成によれば、側面視略L字状となる見
出し部材を収納する際であっても、比較的単純な構成
で、見出し部材をボックスファイルにすっきりと収納す
ることができる。ここで、前記見出し収納部は、前記ベ
ース部の後端よりも外側に突出するコーナー枠部材によ
って区画され、このコーナー枠部材で囲まれる領域に前
記見出し部材が収納される、という構成を採用するとよ
い。これにより、見出し収納部に収納された見出し部材
に直接外部から不用意な力が掛かりにくくなり、見出し
部材の不用意な脱落を一層防止することができる。ま
た、前記コーナー枠部材は、前記見出し部材が収納され
たときに、当該見出し部材との間に指掛け用の隙間が形
成可能に設けられる、という構成も併せて採用すること
ができる。このような構成によれば、見出し収納部に見
出し部材が収納されているときに、当該見出し部材とコ
ーナー枠部材との間に形成される隙間に指を掛けなが
ら、見出し部材を取り出すことができ、その取り出しを
容易に行うことができる。
【0011】更に、前記見出し収納部には、前記見出し
部材の挿入方向に延びるガイドレールが設けられ、この
ガイドレールに沿って前記見出し部材が見出し収納部に
差し込み可能に設けられる、という構成が好ましくは採
用される。このような構成によって、見出し収納部への
見出し部材の挿入をスムースに行うことができる。
【0012】また、前記見出し部材は、見出し面に所定
の見出しカードを着脱自在に保持するカード挿入部が形
成され、このカード挿入部には、前記見出し面の反対側
に通じる指掛け穴が設けられ、前記見出しカードがカー
ド挿入部に挿入されると、前記指掛け穴が前記見出し面
側から隠蔽される、という構成が好ましくは採用され
る。このような構成によれば、指掛け穴によって、カー
ド挿入部に挿入された見出しカードの取り外しを容易に
行うことができる他、見出しカードの装着時に、指掛け
穴が見出し面側から隠蔽されるため、見出し部材の外観
上の体裁を良好に保持することができる。
【0013】なお、本明細書において、「前」、
「後」、「左」、「右」、「正面」、「背面」等の位置
的或いは方向的記載は、特に明記しない限り、図1に示
されるボックスファイルの使用状態において、その開放
部分を手前から見た位置を基準として用いることとす
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0015】図1には、本実施例に係るボックスファイ
ルの概略斜視図が示され、図2には、その要部拡大分解
斜視図が示されている。これらの図において、ボックス
ファイル10は、ベース部としての底壁11と、この底
壁11の後端位置で起立方向に連なるベース部としての
後壁12と、これら底壁11及び後壁12の左右方向両
端側にそれぞれ連なるとともに、側面視三角形に近似し
た一対の側壁13,13とを備えて構成されている。こ
のボックスファイル10は全体として上方から正面側の
領域が開放する形状に設けられ、正面側より、図示省略
した収納対象物となる書類等の出し入れが行えるように
なっている。なお、本実施例では、前記底壁11側が机
上等への設置部分となる態様でボックスファイル10を
用いる場合を示しているが、前記後壁12側が机上等へ
の設置部分となる態様で利用することもできる。従っ
て、後壁12側が設置部分として作用するときは、底壁
11が実質的に後壁として作用することとなる。
【0016】前記底壁11は、収納対象物の受け面15
と、この受け面15の前端側に連なって設けられるとと
もに、当該受け面15よりも落ち込んだ座部16とから
なっている。この座部16は、後述するように、独立し
た別体の見出し部材17を装着可能な見出し装着部19
として作用するようになっている。また、底壁11の後
端側には、前記見出し部材17を収納可能な見出し収納
部20が設けられている。
【0017】見出し部材17は、図2〜図6に示される
ように、側面視略L字状に設けられている。具体的に
は、平面視略長方形状の設置片22と、この設置片22
の一端縁側から起立する方向に連なって延びる平面視略
長方形状の起立片23とによって構成されている。設置
片22は、その長寸幅方向の略中央に、その厚み方向に
貫通する貫通穴25が形成されている。また、貫通穴2
5の前記長寸幅方向両側位置には、当該貫通穴25より
も小径となる凹状の穴26が形成されている。
【0018】前記起立片23は、設置片22と反対側に
位置する見出し面27に、正面視略長方形の凹状となる
カード挿入部30が形成される一方、その反対側の面す
なわち設置片22側の面における長寸幅方向両端側に、
スリット穴31,31が形成されている。ここで、カー
ド挿入部30は、見出しカードCを嵌め込むことができ
るようになっており、カード挿入部30の図5中左右両
端側は、その裏側の面に形成されたスリット穴31,3
1に貫通し、これによって、カード挿入部30に見出し
カードCが挿入されると、その端部が各スリット穴3
1,31に差し込まれ、見出しカードCはカード挿入部
30にしっかりと保持される。また、カード挿入部30
の略中央には、その反対側の面に貫通する指掛け穴33
が形成されており、見出しカードCが装着された状態
で、見出し面27の反対側から指を差し入れると、見出
しカードCが部分的に浮き上がり、これによって、見出
しカードCの取り外しを容易に行うことができる。しか
も、見出しカードCがカード挿入部30に挿入された状
態では、指掛け穴33が見出し面27側から隠蔽される
ようになっている。
【0019】前記見出し装着部19は、その正面図、平
面図、断面側面図である図7〜図9にも示されるよう
に、前記座部16と、この座部16の略中央位置に設け
られた突起34と、前記側壁13,13側で受け面15
の前端に連なる浮上防止手段としての浮上防止片36と
を備えて構成されている。
【0020】前記座部16は、前記見出し部材17の設
置片22(図3参照)が着座可能となる平面寸法になっ
ており、具体的には、座部16の左右方向幅が設置片2
2の長寸方向幅と略同一或いは若干幅広に設定されてい
るとともに、その前後方向幅が設置片22の短寸幅と略
同一或いは若干幅広に設定されている。すなわち、設置
片22を座部16に設置すると、そこに設置片22が略
ぴったり収まるようになっている。
【0021】前記突起34は、座部16に設置片22を
設置したときに、当該設置片22の貫通穴25に嵌まり
合う位置及び大きさに設けられている。また、突起34
の形状は、特に限定されるものではないが、本実施例で
は、上端に平坦な領域を有する山型に設けられており、
その外周部分は、図9に示されるように、同図左側すな
わち座部16の後ろ側の領域が同右側の領域よりも緩や
かな傾斜とされ、これにより、見出し部材17の着脱作
業が容易に行えるようになっている。
【0022】前記浮上防止片36は、座部16の上面に
対し、前記設置片22の厚みと略同一若しくは若干広い
間隔をもって配置されており、浮上防止片36と座部1
6との間に設置片22が差し込まれると、当該設置片2
2の浮上が規制されるようになっている。また、浮上防
止片36は、受け面15から座部16の前端縁16A側
の若干後方位置までの間に設けられ、当該前端縁16A
付近には設けられていないため、設置片22を浮上防止
片36と座部16との間にスムースに挿入することがで
きる。
【0023】以上のような見出し装着部19に見出し部
材17を装着するには、図2に示されるように、先ず、
見出し面27を正面側に向けて設置片22を座部16の
前端縁16A側から浮上防止片36に沿って差し入れ
る。すると、設置片22の先端が突起34に干渉する。
ここで、更に力を入れると、設置片22及び突起34が
弾性変形して、設置片22の先端が突起34を乗り越
え、「パチン」という音を立てて、図10及び図11に
示されるように、設置片22の貫通穴25と突起34が
嵌り合うこととなる。この際、設置片22は、浮上防止
片36と座部16との間に挟まれることにより浮上が規
制される。これによって、見出し部材17は、安定した
状態で見出し装着部19に装着されることになる。ま
た、見出し部材17が見出し装着部19に装着された状
態では、見出し面27が正面側に表出し、見出しカード
Cの識別が正面側から可能になるとともに、見出し面2
7が、各側壁13,13の前端縁13A間に配置される
こととなって、外観上の体裁が良好に保持される。一
方、見出し装着部19に装着された見出し部材17を取
り外すときには、起立片23を上方から摘んで手前側に
引っ張り出せば、設置片22及び突起34が弾性変形し
て、貫通穴25から突起34が外れ、前述と逆の動作で
見出し部材17を取り外すことができる。なお、取り外
された見出し部材17は、後述するように、背面側の見
出し収納部20に収納しておけばよい。
【0024】前記見出し収納部20は、図12ないし図
14に示されるように、底壁11の後端側に形成された
コーナー領域40に沿ってその外側に設けられたコーナ
ー枠部材41によって区画されている。すなわち、見出
し収納部20は、コーナー枠部材41とその内側に位置
する底壁11及び後壁12部分とによって囲まれる領域
に形成され、コーナー領域40の外側に沿って前記見出
し部材17を収納すると、それが内部に略ぴったり収ま
るようになっている。
【0025】前記コーナー枠部材41は、後壁12の背
面側に連なって各側壁13,13間に略直線状に延びる
直線部材44と、この直線部材44の左右両端側から各
側壁13,13の下部コーナーに沿って底壁11の裏面
側に延びる左右一対のL字部材45と、これらL字部材
45,45間に延びる部分湾曲部材46(図14参照)
とから構成されている。この部分湾曲部材46は、左右
方向(図14中上下方向)の略中央部に、外側つまり前
部側に向かって略半円弧状に膨出する湾曲部46Aと、
この湾曲部46AとL字部材45とを略直線状に結ぶ直
線部46Bとからなっている。従って、見出し収納部2
0に見出し部材17を収納すると、図15に示されるよ
うに、その設置片22と湾曲部46Aとの間に指掛け用
の隙間Sが形成され、この隙間Sが、後述するように、
見出し部材17を見出し収納部20から取り外すときの
指掛け部位となる。
【0026】また、見出し収納部20には、図12等に
示されるように、底壁11の裏面側に、ガイドレール4
9及び突起50が設けられている。このガイドレール4
9は、見出し収納部20の左右両側二箇所にL字部材4
5に沿って延び、見出し部材17の設置片22をガイド
しながら底壁11の裏面側に差し入れることができるよ
うになっている。すなわち、ガイドレール49は、見出
し部材17の挿入方向に向かって延びており、その下面
49Aが各L字部材45,45の下面と略同一平面上に
配置される一方、その上面49Bと底壁11との離間距
離は、前記見出し部材17の設置片22の厚みと略同一
若しくはやや幅広となるように設定されている。また、
ガイドレール49の後端49Cは、面取りが施されると
ともに、各L字部材45,45の後端よりも若干前方に
配置されている。これによって、見出し収納部20にお
ける底壁11の裏面側に設置片22を挿入する際に、当
該設置片22をガイドレール49の上面49Bにスムー
スに載せることが可能となる。
【0027】前記突起50は、底壁11の裏面における
左右両側二箇所に形成され、見出し収納部20に見出し
部材17を収納したときに、その設置片22の穴26,
26にそれぞれ嵌まり合う位置及び大きさに設けられて
いる。
【0028】以上のような構成の見出し収納部20に見
出し部材17を収納するには、図12に示されるよう
に、見出し部材17を、その見出し面27が背面側に表
出する向きでコーナー枠部材41の内側に向かって移動
させ、設置片22をガイドレール49の上面49Bに載
せながら底壁11の裏面側に差し込む。すると、設置片
22の先端が突起50に干渉することとなるが、更に力
を入れると、設置片22及び突起50の弾性変形によ
り、設置片22の先端が突起50を乗り越え、「パチ
ン」という音を立てて、図15ないし図17に示される
ように、設置片22の穴26と突起50が嵌まり合う。
このようにして、見出し部材17は、前記コーナー領域
40に略ぴったり沿って見出し装着部20に収納され、
外観上の体裁が良好に保持される。この際、見出し面2
7が背面側に表出し、見出しカードCを背面側からも識
別可能となる。一方、見出し収納部20に収納された見
出し部材17を取り外すときには、図15に示されるよ
うに、ボックスファイル10の裏面側に形成された隙間
Sに、指を掛けながら、見出し部材17を同図中矢印方
向に強制的に引き抜けば、設置片22の穴26が底壁1
1の突起50から抜け、見出し部材17を見出し収納部
20から取り出すことができる。
【0029】なお、前記後壁12は、前記底壁11と略
同一の構成となっており、底壁11と同様の作用を奏す
るため、ここでは、同一若しくは同等の構成部分につい
て同一符号を用いるものとし、説明を省略することを了
解されたい。また、前記側壁13は、ボックスファイル
10の開放側縁に沿う領域が肉厚外縁部52として形成
されている。そして、この肉厚外縁部52の両側端縁は
底壁11及び後壁12の各座部16に連なるようになっ
ている。ここで、ボックスファイル10を底壁11或い
は後壁12側が机上等への設置部分となるように縦置き
した場合には、底壁11或いは後壁12の座部16と見
出し収納部20のコーナー枠部材41とが机上等への実
質的な接触部分となる。
【0030】従って、このような実施例によれば、ボッ
クスファイル10は、その開放側端部に、別体の見出し
部材17を装着可能な見出し装着部19が設けられると
ともに、背面側に見出し部材17を収納可能な見出し収
納部20が設けられているため、見出し部材17をボッ
クスファイル10と一体的に成形する必要がなくなり、
生産効率の飛躍的向上を図ることができるとともに、見
出し装着部19に見出し部材17を装着しないときに、
その紛失の虞を確実に低減することができるという効果
を得る。
【0031】なお、本発明においては、一対の側壁1
3,13を備えたボックスファイル10を図示、説明し
たが、底壁11及び後壁12の横幅を図示構成例よりも
広く形成しておき、これを左右方向において複数の収納
区分に仕切ることのできる三以上の側壁を設けたボック
スファイルとしてもよい。そして、これらの各収納空間
に対応して底壁11及び後壁12部分に見出し装着部1
9を形成することができる。
【0032】また、前記底壁11に相対する頂壁を設
け、一端開放型の直方体形状を有するボックスファイル
も採用することができる。この場合、頂壁も反転した状
態では底壁として作用し得るため、開放側となる頂壁の
正面側部分にも見出し装着部19を設けることができ
る。この際、頂壁の背面側部分に見出し収納部20を設
けるとよい。
【0033】更に、見出し部材17を見出し装着部19
或いは見出し収納部20に保持させるための穴25,2
6と突起34,50は、前述と逆に、突起34,50を
見出し部材17側に設ける一方、穴25,26を見出し
装着部19、見出し収納部20側に設けてもよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ベース部の前端側に、別体の見出し部材を装着可能な見
出し装着部が設ける一方、ベース部の後端側に、前記見
出し部材を収納可能な見出し収納部を設けたから、ボッ
クスファイルを一体的に成型し易くなる他、不要となっ
ている見出し部材を見出し収納部に収納することがで
き、見出し部材の紛失を防止することができる。
【0035】また、見出し部材を、見出し装着部に装着
されたときに見出し面が正面側に表出可能に設ける一
方、見出し収納部に収納されたときに見出し面が背面側
に表出可能に設けたから、ボックスファイルの背面側に
も見出し効果を付与させることができる。
【0036】更に、見出し部材を、見出し装着部に設置
される設置片と、この設置片の一端縁側から起立する方
向に延びるとともに、見出し面が形成された起立片とに
よって構成し、ベース部の前端側に落ち込んだ座部を見
出し装着部とし、座部に前記設置片が設置されると、前
記ベース部上に所定の間隔をもって相対する側壁の前端
間に前記起立片が配置される構成としたから、見出し部
材が装着された状態では、起立片を側壁から突出するこ
となく装着できるとともに、設置片の上面を、収納対象
物の載置面として利用することができ、見出し部材の不
用意な脱落を防止することができる。
【0037】また、前記見出し収納部に、前記見出し部
材の挿入方向に延びるガイドレールを設け、このガイド
レールに沿って前記見出し部材が見出し収納部に差し込
み可能に設けたから、見出し部材を見出し収納部にスム
ースに挿入することができる。
【0038】更に、前記見出し部材に、見出し面に所定
の見出しカードを着脱自在に保持するカード挿入部を形
成し、このカード挿入部に、前記見出し面の反対側に通
じる指掛け穴を設け、前記見出しカードがカード挿入部
に挿入されると、前記見出し面側から指掛け穴が隠蔽さ
れる構成としたから、カード挿入部に挿入された見出し
カードの取り外しを指掛け穴で容易に行うことができる
とともに、見出しカードの装着時における見出し部材の
外観上の体裁を良好に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例におけるボックスファイルの概略斜視
図。
【図2】見出し装着部を見出し部材とともに示す概略拡
大斜視図。
【図3】見出し部材の概略拡大斜視図。
【図4】(A)は貫通穴を含む図3の断面側面図であ
り、(B)は穴を含む図3の断面側面図である。
【図5】見出し部材の拡大正面図。
【図6】見出し部材の拡大背面図。
【図7】見出し装着部の拡大正面図。
【図8】見出し装着部の拡大平面図。
【図9】見出し装着部の拡大断面側面図。
【図10】見出し部材が装着された状態を示す見出し装
着部の部分断面正面図。
【図11】見出し部材が装着された状態を示す見出し装
着部の拡大断面側面図。
【図12】見出し収納部を見出し部材とともに示す概略
拡大斜視図。
【図13】見出し収納部の拡大背面図。
【図14】見出し収納部の拡大底面図。
【図15】見出し部材が収納された状態を示す見出し収
納部の拡大底面図。
【図16】見出し部材が収納された状態を示す見出し収
納部の部分断面背面図。
【図17】見出し部材が収納された状態を示す見出し収
納部の拡大断面側面図。
【符号の説明】
10 ボックスファイル 11 底壁(ベース部) 12 後壁(ベース部) 13 側壁 15 受け面 16 座部 17 見出し部材 19 見出し装着部 20 見出し収納部 22 設置片 23 起立片 27 見出し面 30 カード挿入部 33 指掛け穴 36 浮上防止片(浮上防止手段) 40 コーナー領域 41 コーナー枠部材 49 ガイドレール

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一つのベース部を有するボッ
    クスファイルにおいて、 前記ベース部の前端側には、別体の見出し部材を装着可
    能な見出し装着部が設けられる一方、前記ベース部の後
    端側には、前記見出し部材を収納可能な見出し収納部が
    設けられていることを特徴とするボックスファイル。
  2. 【請求項2】 前記見出し部材は、見出し装着部に装着
    されたときに見出し面が正面側に表出可能に設けられる
    一方、見出し収納部に収納されたときに見出し面が背面
    側に表出可能に設けられていることを特徴とする請求項
    1記載のボックスファイル。
  3. 【請求項3】 前記ベース部は、収納対象物の受け面
    と、この受け面の前端側に設けられ、当該受け面よりも
    落ち込んだ座部とによって構成され、 前記見出し部材は、前記見出し装着部に設置される設置
    片と、この設置片の一端縁側から起立する方向に延びる
    とともに、見出し面が形成された起立片とからなり、 前記見出し装着部は、前記座部に設けられ、当該座部に
    前記設置片が設置されると、前記ベース部上に所定の間
    隔をもって相対する側壁の前端間に前記起立片が配置さ
    れることを特徴とする請求項1又は2記載のボックスフ
    ァイル。
  4. 【請求項4】 前記見出し装着部には、前記座部との間
    に前記設置片を挟み込み可能な浮上防止手段が設けら
    れ、この浮上防止手段と座部との間に前記設置片が差し
    込まれたときに、当該設置片の浮上が規制されることを
    特徴とする請求項3記載のボックスファイル。
  5. 【請求項5】 前記見出し収納部は、前記ベース部の後
    端側に形成されたコーナー領域に沿って設けられ、当該
    コーナー領域に沿って前記見出し部材が収納されること
    を特徴とする請求項3又は4記載のボックスファイル。
  6. 【請求項6】 前記見出し収納部は、前記ベース部の後
    端よりも外側に突出するコーナー枠部材によって区画さ
    れ、このコーナー枠部材で囲まれる領域に前記見出し部
    材が収納されることを特徴とする請求項5記載のボック
    スファイル。
  7. 【請求項7】 前記コーナー枠部材は、前記見出し部材
    が収納されたときに、当該見出し部材との間に指掛け用
    の隙間が形成可能に設けられていることを特徴とする請
    求項6記載のボックスファイル。
  8. 【請求項8】 前記見出し収納部には、前記見出し部材
    の挿入方向に延びるガイドレールが設けられ、このガイ
    ドレールに沿って前記見出し部材が見出し収納部に差し
    込み可能に設けられていることを特徴とする請求項1〜
    7の何れかに記載のボックスファイル。
  9. 【請求項9】 前記見出し部材は、見出し面に所定の見
    出しカードを着脱自在に保持するカード挿入部が形成さ
    れ、このカード挿入部には、前記見出し面の反対側に通
    じる指掛け穴が設けられ、前記見出しカードがカード挿
    入部に挿入されると、前記指掛け穴が前記見出し面側か
    ら隠蔽されることを特徴とする請求項1〜8の何れかに
    記載のボックスファイル。
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