JP2001276597A - 造粒粉体及びその製造方法及び圧縮成形固形物 - Google Patents

造粒粉体及びその製造方法及び圧縮成形固形物

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、コーティング剤を被覆した粉体の
安定的で効率のよい被膜形成方法、及びそれによって得
られる表面被覆粉体を使用した優れた特性を有する圧縮
成形成形固形物を提供する。 【解決手段】 粉体と、該粉体よりも低い融点を有する
固形コーティング剤とを、コーティング剤の融点未満の
温度で加熱混合し、粉体の粒子表面にコーティング剤に
よる被膜を形成したことを特徴とする造粒粉体であっ
て、望ましくは粉体として有機酸又はその塩を使用し、
コーティング剤として非イオン系界面活性剤を使用す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉体の粒子表面に
コーティング剤による被膜を形成した造粒粉体及びその
製造方法に関するものであり、また、造粒粉体を原料と
して使用した圧縮成形固形物に関するものである。特
に、ポリエチレングリコ−ル(以下、PEGという。)
などの非イオン系界面活性剤をコーティングした有機酸
粒子の製造において、生成収率及び再現性よく目的物が
得られる造粒粉体の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、有機酸の粒子表面にPEGを
被覆し、このPEGを有機酸と炭酸ナトリウムや重炭酸
ナトリウムとの結合剤として圧縮成形した洗浄剤や入浴
剤等が知られている。これら洗浄剤や入浴剤等は、有機
酸と重炭酸ナトリウム等との接触を防ぎそれらの共存下
における保存を可能にする一方、使用に際して水に投入
すると、その成分が反応して炭酸ガスを発生しつつ速や
かに溶解するので、洗浄効果を向上させ、消費者に快適
な使用感を与えることができるという効果を有してい
る。
【0003】上記発泡性の洗浄剤等を製造する方法とし
ては、有機酸からなる粉体とPEGとを60℃〜100
℃で加熱溶融混合後、冷却、粉末化してPEG被覆有機
酸粒子を得て、これに重炭酸ナトリウムと炭酸ナトリウ
ム等を添加し、圧縮成形して製造する方法(特公平2−
10126号公報)が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記製造方法
においては、有機酸とPEGとを、PEGの融点以上の
温度(60〜100℃)に加熱して混合容器内で混合す
るために、PEGは完全に溶融して容器内壁に有機酸等
を含む粘性の高い状態(ベットリした状態)で多量付着
する。
【0005】その結果、有機酸の粒子表面へのPEG被
膜形成効率が悪く、生成収率の再現性にも乏しく、さら
に、混合温度が高いため消費熱量が大きく、冷却のため
に時間やエネルギ−を要する等の難点があった。
【0006】また、処理後の有機酸粒子は、溶融したP
EGによって互いに結合して塊状の凝集体を形成するた
め、圧縮成形固形物の原料として使用する際には、凝集
体を粉末化する工程が必要となる上に、凝集体を粉末化
する工程において有機酸粒子の表面が一部露出してしま
い、結果的に圧縮成形固形物としての長期安定性に影響
を及ぼすという難点が生じていた。
【0007】そこで、本発明においては、クエン酸等か
らなる粉体の粒子表面にPEG等のコーティング剤膜が
形成され、長期安定性に優れた造粒粉体及びその製造方
法を提供するとともに、その造粒粉体を使用した優れた
特性を有する圧縮成形固形物を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め鋭意研究した結果、従来、PEGは融点以上に加熱し
て溶融させなければコーティングされないと考えられて
いたにもかかわらず、PEGと、有機酸又はその塩(以
下、「有機酸等」という。)からなる粒体とを十分に混
合すれば、加熱温度がPEGの融点未満であっても、有
機酸等の粒子表面にPEG被膜が形成されることを見出
し、本発明を完成させるに至った。
【0009】すなわち、本発明にかかる造粒粉体は、粉
体と、該粉体よりも低い融点を有する固形コーティング
剤とを、コーティング剤の融点未満の温度で加熱混合
し、粉体の粒子表面にコーティング剤膜を形成したこと
を特徴とするものである。
【0010】以上のように構成すると、加熱温度がコー
ティング剤の融点未満の温度であるにもかかわらず、粉
体の粒子表面にコーティング剤被膜が形成された造粒粉
体が得られる。実際に粉体としてクエン酸などの有機酸
等を使用し、PEGをコーティング剤として使用した場
合、皮膜形成時の様子を観察すると、加熱温度がPEG
の融点未満の条件下では、クエン酸の粒子と接触した部
分のみ選択的にPEGが溶融して粒子表面にPEG被膜
が形成されるが、粒子と接触していない部分ではPEG
の溶融は生じない。
【0011】また、いったんPEG被膜が形成された粒
子同士は、互いに接触しても、融点未満の温度であるた
めにPEGの粘性が低く容易に凝集体を形成することが
ないということが明らかとなった。
【0012】上記メカニズムは不明であるが、融点以上
に加熱してPEGが全体的に溶融した状態とはまったく
異なるものであり、この状態と区別するために、粉体の
粒子と接触した部分のコーティング剤のみが溶融する状
態を本明細書では「選択的に溶融」した状態と称する。
【0013】上記「選択的に溶融した」状態は、粉体と
して安定性(熱的安定性及び結晶構造的な安定性等)に
優れたものを使用したときに発現すると考えられ、例え
ば、熱安定性に劣る重炭酸ナトリウムや、乾燥条件下で
は構造的に脆い硫酸ナトリウムなどを粉体として使用し
た場合には、PEGの溶融は生じない。
【0014】また、粉体として有機酸等を使用し、そこ
へ重炭酸ナトリウムあるいは硫酸ナトリウムを混合した
場合には、有機酸等の粒子表面ではPEGの選択的な溶
融が生じるが、重炭酸ナトリウムあるいは硫酸ナトリウ
ムの粒子表面ではPEGの溶融は生じない。そのまま混
合を続けると、最終的に有機酸等の粒子表面にPEGの
被膜が形成され、さらにその被膜上に重炭酸ナトリウム
あるいは硫酸ナトリウムが付着した構造の粒子となる。
すなわち、有機酸等と、重炭酸ナトリウムあるいは硫酸
ナトリウムとは直接的に接触せず、長期保存性に優れた
造粒粉体を得ることが可能となる。
【0015】以上説明したように、本発明によれば、従
来のように融点以上の高温でコーティングする場合に比
べてコーティング剤の粘性が小さく、内容物(粉体及び
コーティング剤)が混合容器内壁に付着する量は激減
し、ほとんど付着しないか付着物のない状態となる。
【0016】そのため、コーティング剤の被覆効率及び
製造物の収率が高くなり、再現性もよく、容器内壁に付
着物がほとんどないことから、温度コントロ−ルも容易
となって連続生産が可能となる。さらに、混合温度が低
いため消費熱量が小さく、被膜を安定化させるための冷
却に要する時間やエネルギ−が少ないか若しくは必要で
なくなり、安価に被膜形成することができる。
【0017】ここで、「加熱温度がコーティング剤の融
点未満」における温度とは、混合装置内に投入した内容
物に温度センサ−を直接接触させて測定した温度をい
う。すなわち、混合装置の温度がコーティング剤の融点
以下の温度というだけでなく、混合によって発生する摩
擦熱を加味しても内容物の温度がコーティング剤の融点
未満であることが必要とされる。内容物を加熱する温度
は、コーティング剤の融点よりも5%〜50%低い温度
であるのが好ましい。
【0018】粉体とは、粉状乃至粒状の粒子の集合物を
意味し、前述のごとく、安定性に優れたクエン酸、リン
ゴ酸、コハク酸、フマル酸、酒石酸等の有機酸又はその
塩を好適に使用することができる。粉体粒子の形状は、
特に限定されず、不定形粒子は勿論のこと、球状やフレ
ーク状であってもよい。
【0019】また、本明細書において「造粒粉体」と
は、粉体を構成する各粒子表面にコーティング剤による
被膜が形成され、かつ、圧縮成形時に問題となるような
凝集体を実質的に含まない粉体を意味するものであり、
有機酸とPEGとを、PEGの融点以上に加熱して混合
するために塊状の凝集体が必然的に生じる従来法による
表面被覆粉体とは異なるものである。
【0020】粉体粒子の大きさとしては、粉状物から粒
状物まで含むものであるが、通常、1〜1000μmの
ものが使用される。そのうち100〜700μmのもの
を使用するのが好ましく、さらに、300〜500μm
のものを使用するのがより好ましい。粒径が1μm未満
では、PEG被覆粒子が凝集する傾向にあり、1000
μmを超えると混合による剪断力によって粒子が粉砕さ
れて目的とする粒径の収率が低下したり、剪断により1
μm未満の微粉が生じやすくなり、それにより一部凝集
するからである。なお、粉体は、1種類を単独で使用し
てもよいし、2種類以上を併用することも可能である。
【0021】コーティング剤としては、常温固形であっ
て、加熱することにより溶融するものであれば、その種
類について特に制限されるものではなく、例えば、固形
ワックス等を使用することも可能である。
【0022】前述のように、洗浄剤や入浴剤等のように
水に溶解させる薬剤の原料として使用する場合には、例
えば、PEG、ポリオキシエチレンアルキルエーテル及
びポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポ
リマーに代表される非イオン系界面活性剤のような水溶
性のものをコーティング剤として使用すればよい。
【0023】中でも、PEGは、グレードが豊富で、水
に対する溶解性に優れている点で好ましく、特に平均分
子量2000〜20000のものは、35℃〜55℃の
好ましい温度範囲で被膜形成できるので、高い被膜形成
効率、収率の再現性、連続生産が可能、コスト安等の前
記効果を、より確実に、より効果的に達成できる。な
お、コーティング剤は、1種類を単独で使用してもよい
し、2種類以上併用することも可能である。
【0024】コーティング剤の形状については、特に限
定されるものではなく、粒状、ブロック状、フレーク状
等の種々の形状のものを使用することができる。また、
コーティング剤の使用量は、粉体の比表面積等によって
変化するため、実際に使用する粉体に合わせて適宜調整
すればよいが、通常、粉体100重量部に対し、コーテ
ィング剤を1〜100重量部、好ましくは3〜50重量
部、より好ましくは5〜20重量部を配合すれば、粉体
の粒子表面にほぼ均一なコーティング剤の被膜を形成す
ることができる。
【0025】粉体とコーティング剤とを混合する場合、
あらかじめ粉体を混合装置内に入れておき、粉体を混合
しつつ、または混合を中断してPEGを配合してもよい
し、混合装置内に粉体とPEGとを同時に投入して混合
することも可能であるが、後者の方が最初から所定量の
PEGがクエン酸粒子と共に存在するため、混合速度を
調整することにより被膜の厚みがより均一になる傾向に
ある。
【0026】粉体と、コーティング剤とを混合するため
の手段については、特に限定なく使用することが可能で
あり、例えば、バーチカルグラニュレーターやヘンシェ
ルミキサー等の撹拌混合機又はニーダー等の混練機など
を使用することができる。
【0027】以上のようにして被膜形成された造粒粉体
は、混合装置内あるいは流動層乾燥機等で混合しながら
冷却され、その後取り出される。得られた造粒粉体は、
粒子同士の凝集がほとんど見られず、その表面全体がコ
ーティング剤により均一に被覆された状態となっている
ことから、成形薬剤などの圧縮成形固形物用原料として
好適に使用することができる。
【0028】すなわち、圧縮成形固形物として十分な強
度および機能を発揮するためには固形物中の成分が均一
化されていることが必要とされるが、従来の製造方法に
よって得られた粉体は、塊状の凝集体を形成するため、
凝集体を粉末化する工程が必要となる上に、粉末化工程
によって粉体が一部露出して圧縮成形固形物としての保
存性が問題となっていた。これに対して、本発明に係る
表面被覆粉体は、圧縮成形用原料として問題となる凝集
体が実質的に発生せず、粒子表面全体がコーティング剤
により均一に被覆されているため、圧縮成形用の原料と
して好適に使用することが可能となる。
【0029】造粒粉体は、単独、或いは、必要に応じて
他の配合剤と混合して圧縮成形される。例えば、前述の
ように発泡性の洗浄剤、入浴剤、風呂水清浄剤またはプ
−ル用殺菌剤等として用いる場合は、配合剤として、炭
酸ナトリウム等の炭酸塩、重炭酸ナトリウム等の重炭酸
塩やそのほかにも、香料、色素、界面活性剤、芒硝、セ
スキ炭酸ナトリウム、各種の結合リン酸塩、食塩等の無
機塩等、過硼酸塩、過炭酸塩、過硫酸塩の如き過酸化水
素付加体、殺菌剤、消炎剤、製薬エキス、セルロ−ス誘
導体や澱粉等の糖質等を使用することができる。
【0030】なお、これらの配合剤は、粉体とともに被
膜形成工程にかけてもよいし、被膜形成工程後に配合す
ることも可能である。いずれの場合においても、前述の
ごとく、コーティング剤は粉体の粒子表面上で選択的に
溶融して被膜を形成するために、最終的に、粒子表面に
形成された被膜上にさらに配合剤が付着した粒子構造を
有する粉体が得られる。
【0031】さらに、コーティング剤量や、加熱混合条
件(混合時間、加熱温度等)を適宜調整すれば、配合剤
までもがコーティング剤により被覆された粒子構造の粉
体を得ることが可能となる。したがって、配合剤とし
て、香料、殺菌剤、消臭剤、防腐剤、防虫剤、忌避剤な
どの揮発性が高いものや、空気中での安定性に乏しいも
の、具体的にはメントール、メントール誘導体又は乳酸
メンチル等の長期保存が可能となる。
【0032】また、配合剤の少なくとも一部を冷却用物
質として被膜形成工程終了後に配合すれば、粉体の品温
を低下させることにより、形成された被膜を安定化させ
ることができ、被膜形成後の粒子の凝集を効果的に防止
することが可能となる。
【0033】冷却用物質としては、添加することにより
粉体の粒子表面に形成された被膜の温度を低下させるも
のであれば特に限定されないが、冷却効果を高める意味
で比熱の大きな物質を使用するのが好ましく、さらに、
全体的に均等な冷却効果を得るために、粉状乃至粒状の
ものを用いるのが好ましい。このような冷却用物質とし
ては上記配合剤の中でも特に炭酸塩、芒硝等の無機塩が
好適に使用される。
【0034】さらに、粉状あるいは粒状の冷却用物質
は、製麺時の打粉と同じように作用するため、被膜形成
後に混合装置から取出した段階で、表面被覆された粒子
同士が自重により再付着するのを防止することが可能と
なり、混合装置内での冷却時間を短縮することが可能と
なる。
【0035】本発明においては、他の配合剤を配合する
場合にも多くのメリットがある。例えば、香料を配合す
る場合、混合温度が低いので、揮発による損失を抑制す
ることができる。従来の混合温度と、本発明における混
合温度との差は大きいので、この様な揮発性配合剤の損
失抑制効果は高い。
【0036】以上説明したように、本発明により得られ
た造粒粉体は、圧縮成形用の原料として問題となる凝集
体が実質的に発生せず、粒子表面全体がコーティング剤
により均一に被覆されているため、これを原料として圧
縮成形して得られた圧縮成形固形物は、強度が高く、か
つ長期保存性に優れるという効果を奏する。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
するが、本発明はこの実施の形態に示す被膜形成方法及
びこの方法により製造された粒子を用いた圧縮成形固形
物の製造方法に限定されるものではない。
【0038】本実施形態においては、粉体として、粒径
が100〜700μmのクエン酸を使用し、クエン酸1
00重量部に対してコーティング剤として平均分子量4
000〜10000のPEG(融点;55〜60℃)3
〜50重量部を撹拌混合装置の混合容器に入れ、PEG
の融点未満の温度(35〜55℃)で混合することによ
って、クエン酸粉体の粒子表面にPEGによる被膜が形
成された造粒粉体が得られる。
【0039】この場合、混合は、クエン酸粒子とPEG
の全量を混合容器に投入後行ってもよいし、まずクエン
酸粒子を投入後混合し、その後に混合しつつ又は混合を
中断してPEGを投入し、更に混合を続けてもよい。次
に、目的に応じ、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム等
を添加すると、これらがPEG被膜を介してクエン酸粒
子に付着した構造の造粒粉体が得られる。
【0040】また、加熱温度がPEGの融点未満であっ
て、しかも35℃〜55℃の低温で撹拌混合するので、
被膜形成後のPEGのベトツキが小さく、炭酸ナトリウ
ム等添加前でも容器内壁に内容物がほとんど付着しな
い。従って、内容物のほとんど全てが凝集することなく
粒子化し、効率よく造粒粉体が製造できるとともに、製
造した造粒粉体を容器から排出し、続けて原料を投入す
れば、連続生産が可能となる。
【0041】また、最後に添加する冷却用物質として
は、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム等が挙げられ
る。これらは、造粒粉体を冷却する作用を持つので、こ
れらを添加することにより、容器から排出後も再付着の
ない形状の安定した造粒粉体が製造できる。なお、この
造粒粉体は、水中に投入すると、クエン酸と重炭酸ナト
リウム等が反応して炭酸ガスを発生しつつ速やかに溶解
するので発泡性の洗浄剤、入浴剤等に用いることができ
る。
【0042】上記造粒粉体(PEG膜のみが被覆された
クエン酸粒子又はこれに炭酸ナトリウム等が付着したも
の)を、打錠機を用いて打錠成形すれば、所定形状の圧
縮成形固形物が簡単に製造できる。
【0043】
【実施例】以下、実施例を用いて本発明を更に具体的に
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。
【0044】[実施例1]図2は、本実施例で使用した
撹拌混合装置(株式会社パウレック社製FM−VG−2
5型)の内部構造を示す図である。この撹拌混合装置
は、筒状の混合容器1の底部に水平回転するメインブレ
ード2と、容器側壁の上部に垂直方向に高速回転するク
ロススクリュー3とを備えており、容器1内に投入され
た粉体は、メインブレード2により遠心力と回転力が与
えられ、容器1の壁面に沿って上昇し、中心部に向かっ
て落下することにより、転動・圧密運動を繰り返しなが
ら容器1内を旋回し、この転動途中でクロススクリュー
3によって縦に剪断するように局所的に剪断力が加えら
れる構造となっている。
【0045】この混合容器1(内容積;25リットル)
に、第1段階としてクエン酸(平均粒子径;500μ
m)4kgを投入し、メインブレード2、クロススクリ
ュー3にて混合すると、表1に示すように内容物は次第
に昇温し、投入後5.5分後には内容物の温度がジャケ
ット温度に接近するので、この時点で混合を止める。
【0046】ここで、第2段階として、PEG(平均分
子量;6000、融点;58〜60℃)0.6kgを投
入して混合を再開するとPEGが選択的に溶融し始め、
PEGの全てが選択的に溶融した後(混合を再開後1
分)、温度が上昇してほぼジャケット温度と等しくなっ
た時点(混合を再開後4.5分)で混合を止め、製品の
一部を取り出す。ここで第3段階として前記重炭酸ナト
リウム4kgを投入して混合を再開し降下温度がほぼ一
定となった時点(混合を再開後1.5分)で、排出孔5
を開け、得られた造粒粉体を取り出す。
【0047】なお、装置の運転条件は、次の通りであ
る。 ジャケット設定温度 ; 50℃、 メインブレード2の回転速度 ; 180rpm、 クロススクリュー3の回転速度; 1800rpm、 内容物の温度測定;温度センサ−を内容物に接触させて
測定。
【0048】本実施例の場合、融点が58〜60℃のP
EGを用いているにも拘らず、約45℃の温度でPEG
はすべて選択的に溶融してクエン酸粒子を被覆する。図
1は走査型電子顕微鏡写真の模写図であり、(A)はク
エン酸粒子の、(B)は第2段階終了後のPEG膜被覆
クエン酸粒子を、(C)は第3段階終了後の重炭酸ナト
リウム付着PEG膜被覆クエン酸粒子を示す。(A)の
段階ではクエン酸粒子表面に多くの凹凸が観察される
が、(B)の段階では表面が滑らかになり、クエン酸粒
子がPEG膜で被覆されていることがわかる。更に
(C)の段階では多くの付着物の粒子が観察されるが、
これは、PEG膜を介して重炭酸ナトリウムの細かい粒
子がクエン酸粒子に付着していることを示している。な
お、本実施例において、混合容器内壁への内容物の付着
はほとんど観察されず、高収率(99%以上)で造粒粉
体が得られた。
【0049】第2段階終了後のPEG膜被覆クエン酸粒
子を加熱状態で取出して、放置すると粒子同士が付着し
て一部凝集する場合もあるので、例えば、図3に示すよ
うな流動層乾燥機を用い、粒子12を空気流11で吹き
上げてそれぞれを分離しながら冷却すると粒子表面のP
EG膜が固化し、実質的に問題となるような凝集のな
い、形状の安定した造粒粉体が得られる。
【0050】[実施例2]図2に示す装置(株式会社パ
ウレック社製FM−VG−25型)の混合容器1(内容
積;40リットル)に、第1段階としてクエン酸(平均
粒子径;500μm)5kgと重炭酸ナトリウム(平均
粒子径;100μm)4kgとを投入し、メインブレー
ド2、クロススクリュー3にて混合すると、表2に示す
ように、内容物はしだいに昇温し、投入後7分後には内
容物の温度とジャケット温度がほぼ等しくなる。
【0051】この時点で混合を止めるとともに、第2段
階として、PEG(平均分子量;6000、融点;58
〜60℃)0.75kgを投入して混合を再開するとP
EGが選択的に溶融し始め、PEGの全てが溶融した時
点(混合を再開後1.25分)で降下温度がほぼ一定に
なるので、この時点で混合を止め、ここで第3段階とし
て前記重炭酸ナトリウム1.5kgを投入して混合を再
開し、降下温度がほぼ一定となった時点(混合を再開後
1.25分)で、排出孔5を開け、得られた造粒粉体を
取り出した。
【0052】なお、装置の運転条件は、次の通りであ
る。 ジャケット設定温度 ; 48℃、 メインブレード2の回転速度 ; 180rpm、 クロススクリュー3の回転速度; 1800rpm、 内容物の温度測定;温度センサ−を内容物に接触させて
測定。
【0053】本実施例で得られた第3段階終了後の粒子
は、図1(C)に示す表面状態になっており、PEG膜
を介して重炭酸ナトリウムの細かい粒子がクエン酸粒子
に付着している。本実施例においても、混合容器内壁へ
の内容物の付着はほとんど観察されず、高収率(99%
以上)で造粒粉体が得られた。
【0054】[実施例3]実施例1、2とは容量の異な
る装置(株式会社パウレック社製FM−VG−100P
型)の混合容器(内容積;100リットル)に、第1段
階としてクエン酸(平均粒子径;500μm)25kg
と重炭酸ナトリウム(平均粒子径;100μm)20k
gとを投入し、メインブレード2、クロススクリュー3
にて混合すると、表3に示すように、内容物は次第に昇
温し、内容物の温度がジャケット温度を超えた時点(投
入後5.66分)で混合を止める。
【0055】第2段階として、PEG(平均分子量;6
000、融点;58〜60℃)3.75kgを投入して
混合を再開すると、PEGが選択的に溶融し始めて内容
物の温度は降下し、PEGの全てが選択的に溶融した時
点(混合を再開後1分)で降下温度がほぼ一定になるの
で、この時点で混合を止め、ここで第3段階として前記
重炭酸ナトリウム7.5kgを投入して混合を再開始し
降下温度がほぼ一定となった時点(混合を再開後0.7
5分)で、排出孔5を開け、得られた造粒粉体を取り出
した。
【0056】なお、装置の運転条件は、次の通りであ
る。 ジャケット設定温度 ; 43℃、 メインブレード2の回転速度 ; 140rpm、 クロススクリュー3の回転速度; 1800rpm、 内容物の温度測定;温度センサ−を内容物に接触させて
測定。
【0057】本実施例は実施例2の4倍のスケ−ルにす
ると共に、ジャケットの設定温度を下げ、またメインブ
レード2の回転速度を下げてブレ−ドの混合羽根の周先
端速度を実施例2のものと同じにしたものである。
【0058】この場合、ジャケットの設定温度を実施例
2より5℃下げた状態において、混合開始から約5分経
過後には、内容物の温度がジャケットの温度を上回る結
果となり、次にPEGを投入すると、実施例2より内容
物の温度が低い状態でPEGが選択的に溶融し、第3段
階終了後に得られた粒子は、図1(C)に示す表面状態
になっていた。
【0059】このことは、本発明によれば、スケ−ルを
相当大きくしても、また混合温度を融点より相当低く設
定しても、クエン酸粒子表面に形成されたPEG被膜上
に重炭酸ナトリウムが付着した構造の造粒粉体が再現性
よく得られることを示している。なお、実施例3におい
ても混合容器内壁への内容物の付着はほとんど観察され
ず、高収率(99%以上)で造粒粉体が得られた。
【0060】[実施例4]本実施例においては、粉体と
して、各種有機酸又はその塩、芒硝、重曹の夫々を使用
し、粒子表面へのPEGの被覆状態を調べた。具体的に
は、先ず、実施例1とは容量の異なる装置(株式会社パ
ウレック社製FM−VG−05型)の混合容器(内容
積;5リットル)をあらかじめ各設定温度に加熱してお
き、そこへ、粉体1.0kgを投入して内容物の温度が
設定温度と等しい温度になるまで混合を続ける。
【0061】なお、装置に運転条件は以下の通りであ
る。 設定温度 ;30〜55℃まで5℃間隔で試験実施 メインブレード2の回転速度 ;500rpm クロススクリュー3の回転速度;1800rpm
【0062】次に、第2段階として、一旦混合を停止
し、PEG(平均分子量;6000、融点;58〜60
℃)を、表4に記載した量を投入して混合を再開し、P
EGが粉体の粒子表面で選択的に溶融するか否かを観察
し、以下に示す判定基準で評価した。 (判定基準) ○…すぐに溶融する(1分以内に溶融するもの) △…溶融に時間がかかる(溶融に1分以上かかるもの) ×…溶融しない(3分間混合して溶融しないもの)
【0063】表4に示すように、粉体として有機酸及び
有機酸塩を使用した場合は、全て40℃の加熱条件でP
EGは速やかに選択的に溶融し、粒子表面への被覆が可
能であったのに対し、粉体として芒硝及び重曹を使用し
た場合は、55℃の加熱条件においてもPEGは溶融せ
ず、被覆されないことが確認された。
【0064】[実施例5]本実施例においては、コーテ
ィング剤としてプルロニック型非イオン系界面活性剤
(融点60〜65℃)を使用した場合の粉体の粒子表面
への被覆状態を調べた。具体的には、粉体としてクエン
酸1.0kgを使用し、コーティング剤として上記プル
ロニック型非イオン系界面活性剤を使用した以外は、実
施例4と同様の試験条件で試験を実施した。
【0065】その結果、表5に示すように、プルロニッ
ク型非イオン系界面活性剤は、45℃の加熱条件でクエ
ン酸粒子表面で選択的に溶融し、粒子表面への被覆が可
能であることが確認された。
【0066】[比較例]ジャケットの設定温度を70℃
とした以外は実施例1と同じ運転条件で試験を実施し
た。具体的には、第1段階として、混合容器にクエン酸
4kgを投入し、内容物の温度が70℃に近接した時点
で一旦混合を停止する。
【0067】第2段階として、0.6kgのPEGを投
入して混合を再開し、再開から4.5分で混合を停止
し、第3段階として重炭酸ナトリウム4kgを投入して
1.5分間混合した後、排出孔5を開け、内容物を取出
した。
【0068】本比較例においては、混合容器内壁には、
多量の内容物が付着しており、収率は70%と低いもの
であった。また、取出した内容物は粉体同士が凝集して
塊状となっていたため、回転式整粒機によって粉末化し
た。得られた粉体を電子顕微鏡によって観察したとこ
ろ、クエン酸が露出した部分が散在しているのが確認さ
れた。
【0069】
【表1】
【0070】
【表2】
【0071】
【表3】
【0072】
【表4】
【0073】
【表5】
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
粉体と、コーティング剤とをコーティング剤の融点未満
の温度で加熱混合することにより、実質的に問題となる
ような凝集体を形成することなく、粉体の各粒子表面が
コーティング剤による被膜で被覆された造粒粉体を得る
ことができる。その結果、被膜形成効率及び収率が高く
なり、再現性もよく、また、温度コントロ−ルも容易と
なって、連続生産が可能となる。
【0075】さらに、混合温度が低いため、消費熱量が
小さく、また粒子固化のための冷却に要する時間やエネ
ルギ−が少ないか若しくは必要でなくなり、安価に被膜
形成できる。
【0076】また、得られた造粒粉体は、粒子同士の凝
集がほとんど見られず、粒子表面全体がコーティング剤
により均一に被覆された状態となっていることから、圧
縮成形用として好適な原料となる。
【0077】また、上記造粒粉体を原料として圧縮成形
して得られた圧縮成形固形物は、強度が高く、かつ長期
保存性に優れるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、走査型電子顕微鏡写真の模写図であ
り、(A)はクエン酸粒子を、(B)はPEG膜被覆ク
エン酸粒子を、(C)は重炭酸ナトリウムが付着したP
EG膜被覆クエン酸粒子をそれぞれ示す。
【図2】 図2は、本発明の被膜形成方法の実施に用い
る混合装置の内部構造を示す。
【図3】 図3は、PEG膜被覆粒子を固化するための
流動層乾燥装置の概略を示す。
【符号の説明】
1・・・ 混合容器、2・・・ メインブレ−ド、3・・
・ クロススクリュ−、4・・・ 混合容器蓋部、5・・
・ 排出孔、6・・・ 点検窓、7・・・ 排気部、11
・・・ 空気流、12・・・ 粒子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11D 3/10 C11D 3/10 3/20 3/20 3/37 3/37 17/06 17/06

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉体と、該粉体よりも低い融点を有する
    固形コーティング剤とを、該コーティング剤の融点未満
    の温度で加熱混合し、前記粉体の粒子表面に前記コーテ
    ィング剤による被膜を形成したことを特徴とする造粒粉
    体。
  2. 【請求項2】 有機酸又はその塩からなる粉体と、該粉
    体よりも低い融点を有する固形コーティング剤とを、該
    コーティング剤の融点未満の温度で加熱混合し、前記粉
    体の粒子表面に前記コーティング剤による被膜を形成し
    たことを特徴とする造粒粉体。
  3. 【請求項3】 コーティング剤が、非イオン系界面活性
    剤である請求項1又は2記載の造粒粉体。
  4. 【請求項4】 コーティング剤が、ポリエチレングリコ
    ールである請求項3記載の造粒粉体。
  5. 【請求項5】 前記ポリエチレングリコールは、平均分
    子量2000〜20000であることを特徴とする請求
    項4記載の造粒粉体。
  6. 【請求項6】 粉体100重量部に対し、ポリエチレン
    グリコ−ルを1〜100重量部を配合することを特徴と
    する請求項4又は5記載の造粒粉体。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の造粒粉
    体と、必要に応じて他の配合剤とを混合して圧縮成形し
    たことを特徴とする圧縮成形固形物。
  8. 【請求項8】 粉体と、該粉体よりも低い融点を有する
    固形コーティング剤とを、該コーティング剤の融点未満
    の温度で加熱混合し、前記粉体の粒子表面にコーティン
    グ剤による被膜を形成することを特徴とする造粒粉体の
    製造方法。
  9. 【請求項9】 粉体と、該粉体よりも低い融点を有する
    固形コーティング剤と、他の配合剤とを、前記コーティ
    ング剤の融点未満の温度で加熱混合し、前記粉体の粒子
    表面にコーティング剤による被膜を形成することを特徴
    とする造粒粉体の製造方法。
  10. 【請求項10】 配合剤として、メントール、メントー
    ル誘導体及び乳酸メンチルのうち少なくとも1種類を使
    用したことを特徴とする請求項9記載の造粒粉体の製造
    方法。
  11. 【請求項11】 粉体の粒子表面にコーティング剤によ
    る被膜を形成後、配合剤として前記コーティング剤膜の
    温度を低下させるための冷却用物質を添加混合すること
    を特徴とする請求項8、9又は10記載の造粒粉体の製
    造方法。
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