JP2001276358A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2001276358A
JP2001276358A JP2000096124A JP2000096124A JP2001276358A JP 2001276358 A JP2001276358 A JP 2001276358A JP 2000096124 A JP2000096124 A JP 2000096124A JP 2000096124 A JP2000096124 A JP 2000096124A JP 2001276358 A JP2001276358 A JP 2001276358A
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English (en)
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Takeaki Sueoka
丈明 末岡
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Heiwa Corp
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Heiwa Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】変動表示速度を予告する機能を持たせるように
する。 【解決手段】ステップS1500において、図示しない
CPUは、表示エリアに変動表示速度予告をするための
情報を表示する。次いで、ステップS1510におい
て、CPUは、ステップS1500にて表示した変動表
示速度予告情報に応じた速度で図柄変動表示を行なう。
したがって、変動表示速度予告情報を表示するので、遊
技者は、次に変動表示される際の速度を前もって把握し
た状態で図柄変動表示を見ることができ、遊技全般の情
報を余裕をもって把握することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、識別情報を変動表
示可能に構成された遊技機における、変動表示速度の予
告機能に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパチンコ機において遊技の演出効
果を発揮させるために、所定のタイミングで図柄変動表
示を行って最終的な出目を表示するようにしていた。こ
の図柄変動が一旦開始されると、或る表示速度変動パタ
ーンにしたがった一連の変動表示速度の制御が行われ
て、遊技者に対する演出効果が格別のものとなってい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
図柄変動表示制御によれば、一連の変動表示速度制御が
開始されると、遊技者は、図柄表示装置に表示されてい
く図柄に相当の注意を払ってその変動状態の変化を把握
しようとしていたため、大当り等の遊技上、見逃しては
不利となるシーンを見逃してしまうこと等があった。し
たがって、変動表示がどのように行われて行くかを少し
でも把握可能な術の出現が望まれていた。
【0004】本発明は、かかる従来の課題を解決するた
めになされたもので、変動表示速度を予告する機能を持
たせるようにした遊技機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の内の請求項1に係る発明は、識別情報を変
動表示可能に構成された遊技機において、変動表示速度
を予告する情報である変動表示速度予告情報を表示する
表示制御手段を備えるようにした。
【0006】この請求項1に係る発明においては、表示
制御手段が、変動表示速度予告情報を表示するので、遊
技者は次に変動表示される際の速度を前もって把握した
状態で識別情報の変動表示を見ることができ、遊技全般
の情報を余裕をもって把握することができる。
【0007】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
記載の遊技機において、前記表示制御手段は、或る変動
表示速度変化パターンでの一連の変動表示が行われる際
に、変動表示速度の各変化点の前に、次の変動表示速度
の変動表示速度予告情報を表示していく手段であること
を特徴とする。
【0008】この請求項2に係る発明においては、表示
制御手段が、或る変動表示速度変化パターンでの一連の
変動表示が行われる際に、変動表示速度の各変化点の前
に、次の変動表示速度の変動表示速度予告情報を表示し
ていくので、変動表示に戸惑いにくくなる。
【0009】また、請求項3に係る発明は、請求項1お
よび2の内のいずれか一項に記載の遊技機において、前
記表示制御手段は、予告すべき変動表示速度に対応した
画像データを、前記変動表示速度予告情報として用いて
表示する手段であることを特徴とする。
【0010】この請求項3に係る発明においては、表示
制御手段が、予告すべき変動表示速度に対応した画像デ
ータを、変動表示速度予告情報として用いて表示するの
で、画像データによって予告情報が把握しやすくなる。
【0011】また、請求項4に係る発明は、請求項1、
2および3の内のいずれか一項に記載の遊技機におい
て、前記表示制御手段は、前記変動表示速度予告情報を
表示した後に、この情報に対応する変動表示速度で識別
情報を変動表示させると共に、この情報に対応する速度
でキャラクタ画像を移動させるように表示する手段であ
ることを特徴とする。
【0012】この請求項4に係る発明においては、表示
制御手段は、変動表示速度予告情報を表示した後に、こ
の情報に対応する変動表示速度で識別情報を変動表示さ
せると共に、この情報に対応する速度でキャラクタ画像
を移動させるように表示するので、キャラクタ画像の移
動速度を見ることによって変動表示速度が把握しやすく
なる。
【0013】なお、このような表示制御は、コンピュー
タ読み取り可能な記録媒体に表示制御手順を記録してお
き、コンピュータがこの記録媒体に記録した表示制御手
順を読み取って実行することによって実現できる。この
ような記録媒体としては、ROM、半導体IC等の半導
体記録媒体、DVDROM、CDROM等の光記録媒
体、フレキシブルディスク等の磁気記録媒体、MO等の
光磁気記録媒体が挙げられる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1は遊技盤10の模式的な説
明図である。遊技盤10の略中央部には、3つ図柄
(左、中、右)を表示可能な表示エリアを有していて、
表示エリアにおいて、独立して数字やキャラクタによる
図柄で構成される識別情報が変動表示可能である特別図
柄表示装置100が配設されており、その真下には特別
図柄始動口104が配設されていて、この特別図柄始動
口104の両側には普通図柄作動ゲート102、102
が配設されている。また、一対の開閉部材120、12
0が特別図柄始動口104を形成するように離間して開
閉可能に設けられている。
【0015】さらに、特別図柄始動口104の下方に
は、大入賞口106、普通図柄表示装置108、アウト
口114がこの順で配設されており、さらに、特別図柄
始動口104の両斜め上方にはランプ表示装置110、
110が配設されていると共に、遊技盤10の両側端部
近傍にもランプ表示装置(より具体的にはLED装置)
112、112が配設されている。
【0016】そして、特別図柄始動口104に遊技玉が
入賞されて乱数抽選が行われ、この抽選された乱数が大
当り値である時には、各表示エリアにおいて少なくとも
1つの識別情報の変動表示が開始されその後、所定パタ
ーン(例えば「7、7、7」)の表示が特別図柄表示装
置100によって行われ、大入賞口106が所定パター
ンで開閉制御されて遊技者にとって有利な大当り遊技状
態となる。さらに、大当たり出目のうちでも特定の出目
になると、大当たり確率が小から大となる確率変動機能
を有すると共に、変動表示回数が所定数回、例えば50
回の間は図柄変動時間が短縮されて遊技者にとって有利
となる時間短縮機能を有している。
【0017】また、普通図柄作動ゲート102が遊技玉
の通過を検出すると、乱数抽選が行われこの抽選された
乱数が小当り値である時には、普通図柄表示装置108
の表示部を所定パターン(例えば「7」や「3」)に表
示させ、その後に、開閉部材120が開状態となって遊
技玉が特別図柄始動口104に入賞した場合にも、同様
に乱数抽選が行われこの抽選された乱数が大当り値であ
る時には、表示エリアにおける変動表示が開始されその
後、所定表示パターン(例えば「7、7、7」)の表示
が特別図柄表示装置100によって行われ、大入賞口1
06が所定パターンで開閉制御されて遊技者にとって有
利な大当り状態となる。一方、入賞されない打玉はアウ
ト口114を介して排出される。
【0018】図2は、このような遊技の進行状況に応じ
た遊技機制御が行われる遊技機の主要部のみを示した制
御ブロック図である。主制御部200は、CPUを内蔵
したマイクロプロセッサを搭載していて、後に説明す
る、特別図柄表示装置100を制御するための各種のコ
マンドを、少なくとも含む多種多様な制御コマンドを格
納するコマンドデータテーブル領域202および一連の
遊技機制御手順を記述した制御プログラムや制御データ
等を格納するROM201とワークエリアが形成される
RAM203とが設けられていて、一体型のワンチップ
マイコンとなっている。
【0019】主制御部200には、入力ポート210を
介して、特別図柄始動口104内部に設けられ遊技玉の
特別図柄始動口104への入賞を検出する特別図柄始動
スイッチ304、普通図柄作動ゲート102の内部に設
けられ遊技玉のゲート通過を検出する普通図柄作動スイ
ッチ306、および、大入賞口106の内部に設けられ
遊技玉の大入賞口106への入賞を検出する大入賞口ス
イッチ308が接続さされ、主制御部200は各検出信
号を受信可能となっている。
【0020】また、主制御部200には、出力ポート2
15を介して、特別図柄やキャラクタを表示する表示エ
リアを有して左、中、右の夫々の図柄を独立して可変表
示可能でLCD等で実現される特別図柄表示装置10
0、ランプを点灯制御するランプ表示装置110、11
2、効果音を発生する効果音発生装置116、例えば7
セグメント表示デバイスで実現される普通図柄表示装置
108、始動口の開閉部材120を開閉制御するための
始動口作動ソレノイド300、および、大入賞口106
の幅広な開閉部材を開閉制御するための大入賞口作動ソ
レノイド302が接続され、主制御部200は各装置を
制御するための制御信号を送信可能となっている。そし
て、主制御部200は、特に特別図柄表示装置100に
対しては所定数個の表示制御用のコマンドを所定のタイ
ミングで送信可能となっていて、特別図柄表示装置10
0は受け取ったコマンドに基いて、主制御部200に頼
らずに自身内のCPUが細かな表示制御を行うようにな
っている。
【0021】また、主制御部200には、電源供給を行
うための電源回路212と所定時間毎にリセット信号を
出力するリセット回路213とが接続されていて、さら
に、リセット回路213には、主制御部200から周期
的タイマカウンタによって生成されたパルス信号が入力
されると共に、電源回路212からの電流供給状況を監
視するためのモニタ信号が入力される。
【0022】さて、図12に示すように、主制御部20
0から特別図柄表示装置100に送られる表示制御用の
コマンドは、コマンドの分類を識別するための識別子で
1バイト長のデジタル情報であるモード(MODE)
と、実行されるコマンドの内容(機能)を示す1バイト
長のデジタル情報であるイベント(EVENT)とでな
っており、図6乃至図9は、ROM201に格納された
コマンドデータテーブル領域202上の表示制御用コマ
ンドデータの一部を示している。
【0023】図6乃至図9に示すように、表示制御用の
コマンドには、「特別図柄を変動させ、変動開始後、ど
れだけ時間経過してから特別図柄(識別情報)を停止さ
せるかを指示するためのコマンド」、「特別図柄左の停
止図柄を指定するコマンド」、「特別図柄中の停止図柄
を指定するコマンド」、「特別図柄右の停止図柄を指定
するコマンド」、「特別図柄を停止させるためのコマン
ド」がある。これらのコマンドは、遊技状況に応じて変
動表示の変動態様がどのように変化しても必ず必要なも
のであり、主制御部200は、図柄変動表示を開始させ
るような遊技状況となったときこれらの5つのコマンド
を1回の変動表示制御において所定のタイミングで特別
図柄表示装置100に送信する。
【0024】図3は、特別図柄表示装置100のブロッ
ク構成図である。特別図柄表示装置100は、主制御部
200からのストローブ信号やコマンドを受信するため
のデータ受信回路1140(データレベルを変換する電
圧変換回路を含む)と、この電圧変換回路等に電源供給
を行う電源回路1160と、受信したコマンドに基づい
て表示制御を行うために必要な制御データを生成して画
像処理用LSI(VDP)1060に出力するCPU1
020(表示制御手段)と、CPU1020の動作手順
を記述したプログラムを内蔵するプログラムROM10
40と、ワークエリアやバッファメモリとして機能する
RAM1090と、画像展開処理を行う画像処理用LS
I(VDP)1060と、画像処理用LSI(VDP)
1060が展開した画像データを一時的に記憶するビデ
オRAM1080と、画像処理用LSI(VDP)10
60が画像展開するために必要なデータを格納したキャ
ラクタROM1180と、ビデオRAM1080に一時
的に記憶された画像データを受け取って送出するLCD
パネル用インターフェイス回路1100と、このLCD
パネル用インターフェイス回路1100から送出された
画像データを用いて表示画像を出力するLCDパネル1
120とを有している。
【0025】図4(a)に示すように、キャラクタRO
M1180は、ROMタイトル領域、ROM管理情報領
域、実際のキャラクタデータを格納したキャラクタイメ
ージデータ領域、キャラクタの色彩データを格納したパ
レットデータ領域、および、キャラクタの動きを定義し
た情報を格納したシナリオデータ領域を有していて、キ
ャラクタデータは、特定の圧縮方法で圧縮された状態で
キャラクタイメージデータ領域に格納されており、さら
に、図4(b)に示すように、パレットデータ領域は、
色番号とカラーコードとが対となったものが複数種類格
納されている。
【0026】そして、特別図柄表示装置100のCPU
1020は、データ受信回路1140が受信したコマン
ドに応じて生成した制御データを画像処理用LSI(V
DP)1060に与えると、画像処理用LSI(VD
P)1060は、キャラクタイメージデータ領域から獲
得したキャラクタデータを解凍してパレットデータ領域
から獲得した色彩データで色付けして、シナリオデータ
領域から獲得した情報で指定されたビデオRAM108
0上の位置に画像展開したデータを一時的に格納し、一
時的に格納したデータをLCDパネル用インターフェイ
ス回路1100に送ることによって、LCDパネル11
20によって、変動表示速度変化等を含む様々な画像表
示が細かに行われる。
【0027】また、図5は、コマンド送受信タイミング
を示したタイミングチャートである。前述したように、
コマンドは1バイト長のモード(MODE)と、同じく
1バイト長のイベント(EVENT)からなっていて、
この例では、主制御部200は、コマンド変化時に自身
が生成するストローブ信号(DUSTB)の1つ目の立
ち上がりを契機として、モード(MODE)情報を送信
し、次いでストローブ信号(DUSTB)の2つ目の立
ち上がりを契機として、イベント(EVENT)情報を
送信する。すると、これに対応して、特別図柄表示装置
のCPU1020は、ストローブ信号(DUSTB)が
送信されてくると割り込みを発生させ、この割り込み処
理によってコマンドを受信してRAM1090に格納す
る。
【0028】次に、まず、主制御部200や特別図柄表
示装置100のCPU1020が行う通常の制御動作を
図10(遊技制御のゼネラルフローチャート)や図11
を参照して説明し、その後、図15以降を参照して本発
明の特徴的な表示制御について説明して本発明の理解の
容易化に努める。なお、図10に示す一連の処理は主制
御部200が実行するが、リセット回路213から所定
時間(例えば4msec)毎に供給されるリセット信号
をトリガとして先頭のステップから実行する。
【0029】まず、図示しない電源スイッチによって電
源回路212を起動状態とすると主制御部200が起動
状態となるが、この電源投入が行われてから初めての処
理が実行されたか否かを判定する(ステップS11
0)。電源投入後、初めての処理の場合には(Yes)
ステップS200に移行する一方、これ以外の場合には
(No)ステップS120に移行する。
【0030】ステップS200では、RAM203の初
期化処理として記憶エリアのクリア処理を実行し、次い
で、ステップS210では、初期制御処理を行うための
データをRAM203の所定の領域にセットする。一
方、ステップS120では、RAM203内に形成され
る図示しない、大当り判定用、小当り判定用等の各種の
乱数生成用ループカウンタのカウント値をインクリメン
トし、ステップS130では、遊技機制御に用いる各種
のタイマのタイマ値を更新する。
【0031】次に、ステップS140において、特別図
柄始動スイッチ304、普通図柄作動スイッチ306、
大入賞口スイッチ308が出力した検出信号を入力ポー
ト203を介して図示しない自身内のレジスタに読み込
み格納する入力ポート処理を実行し、次いで、ステップ
S150に移行してポート入力処理で読み込み格納した
データを把握するためのスイッチチェック処理を実行す
る。
【0032】次に、ステップS160にて各スイッチ3
04、306、308等の断線や短絡の有無のチェック
を行い、これらの障害が発生している場合には(Ye
s)ステップS220に移行する一方、これ以外の場合
には(No)ステップS180に移行する(ステップS
170)。
【0033】そして、ステップS180において、普通
図柄表示装置107の表示制御に必要なデータをRAM
203の所定領域に格納すると共に、特別図柄表示装置
100の表示制御に必要なコマンド(先に図6乃至図9
にて説明したコマンドを含む)をRAM203の所定領
域に格納して、前記各種のタイマのタイマ値を減じる
(ステップS190)。なお、ステップS180におい
て、主制御部200は、遊技制御に応じて必要なモー
ド、イベントのコマンドをコマンドデータテーブル領域
202を参照して決定し、決定したモード、イベントを
示すデジタル情報をRAM203の所定エリアに格納す
る。
【0034】次に、ステップS195において、大入賞
口106と特別図柄始動口104の開閉部材120とを
所定パターンで開閉制御するために、始動口作動ソレノ
イド300と大入賞口作動ソレノイド302とを駆動制
御し、次いで、ステップS220において、図示しない
賞球払出装置に払出し動作を行わせるための制御情報を
出力するための賞球セット処理を実行し、さらにステッ
プS230、240、250において、図示しない遊技
機管理装置に各種の遊技データを出力する外部情報処
理、ランプ表示装置110、112を遊技状態に対応さ
せて点灯制御するためのコマンドをRAM203の所定
エリアに格納する表示灯制御処理、効果音発生装置11
6を遊技状態に対応させて効果音発生制御するためのコ
マンドをRAM203の所定エリアに格納する効果音処
理を実行する。
【0035】次に、ステップS260では、各処理でR
AM203に格納したデータを出力ポート215を介し
て対応する装置に出力し(ポート出力処理)、これを受
け取った装置側はこれに基づいた制御動作を行う。そし
て、特別図柄表示装置100に対して、まず、ストロー
ブ信号を出力し、ステップS180にてRAM203に
格納されたモード、イベントのデータを先に図5に示し
たようにして送信する。これによって、特別図柄表示装
置100には、例えば図6乃至図9にて示したコマンド
が主制御部200から送信され、受信することになる。
【0036】ステップS270では、リセット回路21
3からリセット信号が入力されるまでリセット待機処理
を実行すると共に、リセット信号が入力された場合には
ステップS110に移行して遊技機制御を継続する。な
お、このリセット待機処理としては、先に述べた各種の
乱数生成用のカウンタの更新等が挙げられる。
【0037】次に、コマンドを受け取った特別図柄表示
装置100のCPU1020の動作について、図11を
参照しつつ説明する。まず、ステップS1100におい
て、CPU1020は自身のスタックポインタの設定、
RAM1090の初期化、レジスタクリア等の自身の初
期化等を行いステップS1102において、新しいコマ
ンドが入力されたか否かを判断する。新たな表示制御の
ためのコマンドが入力されたと判断された場合には(Y
es)ステップS1104に移行する一方、これ以外の
場合には(No)ステップS1110に移行する。
【0038】ステップS1104では、図5において説
明した割り込み処理において、データ受信回路1140
が受信したコマンドをRAM1090にコピーし、コマ
ンドが正常か否かのチェック等を行う。次に、CPU1
020は、主制御部200とは独立して細かな表示制御
を行うための必要なコマンドを得るべく、処理テーブル
(図示せず)の先頭アドレスを決定し、次いでステップ
S1108において、画像処理用LSI1060へ出力
するためにRAM1090の必要なエリアのデータを更
新する。
【0039】次に、ステップS1110において、RA
M1090にセットされている図柄制御用データに基づ
いて、画像処理用LSI1060へ出力するためのスク
ロールデータを求めてRAM1090にセットし、図柄
表示位置を設定し、次いで、ステップS1112におい
て、図柄速度制御に必要なデータをプログラムROM1
040に内蔵されている速度テーブル(図示せず)から
取得してRAM1090にセットし、次にステップS1
114において、速度データに基づいて図柄オフセット
値を更新し、設定された速度で図柄変動を行うための準
備を行う。
【0040】次に、ステップS1116において、RA
M1090にセットされているアニメーション処理用デ
ータが格納されているアニメーション処理用テーブル
(図示せず)からアニメーションデータを取得し背景画
像の表示のための準備を行い、RAM1090内のVD
P出力用バッファにセットし、出力許可フラグが「1」
か否かを判断する(ステップS1118)。
【0041】そして、出力許可フラグが「1」でない場
合(No)にはステップS1102に戻って一連の処理
を繰り返す一方、出力許可フラグが「1」の場合(Ye
s)にはステップS1120にて、VDP出力用バッフ
ァにセットされているデータを画像処理用LSI106
0に出力する。画像処理用LSI1060はこれに応じ
てキャラクタROM1180のデータを獲得して画像展
開し、画像展開されたデータはビデオRAM1080に
一時的に記憶された後、LCDパネル用インターフェイ
ス回路1100に送られLCDパネル1120による画
像表示が行われる。このようにして、特別図柄表示装置
100における設定された表示位置において、設定され
た速度での図柄変動表示や背景画像の表示等が行われ
る。
【0042】図13、図14は主制御部200から特別
図柄表示装置100へ送信するコマンドの送信タイミン
グの一例、送信コマンドの説明図であり、これらの図を
参照すれば分かるように、主制御部200は、特別図柄
始動口104に遊技球が入賞した等の所定の条件が満足
されると、まず、図柄変動を開始し図柄変動開始から停
止するまでの時間を指定するためのコマンドを送信し
()、これからT1時間経過後に左停止図柄を指定す
るためのコマンドを送信し()、これからT2時間経
過後に中停止図柄を指定するためのコマンドを送信し
()、これからT3時間経過後に右停止図柄を指定す
るためのコマンドを送信し()、そして、変動開始か
らT時間経過後に全図柄を停止させるためのコマンド
()を送信し、さらに、これらのコマンドを受信した
特別図柄表示装置100のCPU1020は、にて指
定された時間が経過する前に、変動速度変化等の細かな
表示制御を行って一連の変動表示制御を行い、変動開始
からT時間経過後に変動表示制御を終了する。
【0043】次に、本発明の実施の形態である表示制御
を説明するためのフローチャートである図15、変動表
示速度予告情報用テーブル1600を示した図16、表
示の変化の様子を示した説明図である図17、図18、
図19、制御タイミングの一例を示した図20を参照し
て、本発明の特徴である表示制御について説明する。こ
れらの処理は、図11のステップS1110〜1116
におけるデータを適宜設定変更することによって実現で
きる。
【0044】まず、ステップS1500において、特別
図柄表示装置100のCPU1020は、表示エリアに
変動表示速度予告をするための情報を表示する。図16
は、ROM201に格納されている変動表示速度予告情
報用テーブル1600であり、文字による予告情報と、
画像表示による予告情報が記憶されている。文字による
予告情報としては、「低速」、「中速」、「高速」、
「停止」などを文字表示するものがある。また、画像表
示による予告情報としては交通標識によって30(km
/h)、50(km/h)、80(km/h)なる速度
を画像データ(1601〜1603)としたものや「止
まれ」なる標識1604がある。交通標識の画像データ
1601〜1604のような、予告すべき変動表示速度
に対応した画像データを変動表示速度予告情報として用
いて表示すれば、画像データによって予告情報が把握し
やすくなる。
【0045】CPU1020は、次に採用される変動表
示速度に応じた情報を変動表示速度予告情報用テーブル
1600から取り出して、表示エリア内の所定の位置に
表示する。次いで、ステップS1510において、CP
U1020は、ステップS1500にて表示した変動表
示速度予告情報に応じた速度で図柄変動表示を行なう。
したがって、CPU1020が、変動表示速度予告情報
を表示するので、遊技者は、次に変動表示される際の速
度を前もって把握した状態で図柄変動表示を見ることが
でき、遊技全般の情報を余裕をもって把握することがで
きる。
【0046】図20には、表示制御タイミングチャート
の一例を示している。或る図柄変動速度変化パターンで
の表示変動速度の制御が行われる場合を想定している。
この場合には、停止状態の図柄が低速度、中速度、高速
度で変動表示され最後に停止表示される。この時、CP
U1020は、低速度での変動表示の開始点よりも前の
時点(符号A)、中速度での変動表示の開始点よりも前
の時点(符号B)、および、高速度での変動表示の開始
点よりも前の時点(符号C)等の、各変動表示速度変化
点の手前において、次に採用される変動表示速度の予告
情報を表示エリアの所定位置に表示する。
【0047】このように、CPU1020が、或る変動
表示速度変化パターンでの一連の変動表示が行われる際
に、変動表示速度の各変化点の前に、次の変動表示速度
の変動表示速度予告情報を表示していくので、遊技者は
変動表示に戸惑いにくくなる。次に、具体的な表示例を
用いて本発明の実施形態の動作をより詳細に説明する。
【0048】(動作例1)図17を参照して動作例1を
説明する。図17(a)に示す状態では、表示エリアの
上段部には左図柄、中図柄、右図柄「7、8、9」が表
示されると共に、下段部に変動表示速度予告情報170
1である「停止」なる文字表示が行われている。したが
って、次の図17(b)では、CPU1020は、各図
柄を停止表示させる。しかし、CPU1020は、表示
エリア1700の下段部には、変動表示速度予告情報1
701として「低速」なる文字表示を行う。
【0049】これに応答して、CPU1020は、各図
柄を低速度で変動表示させると共に、変動表示速度予告
情報1701として「高速」なる文字表示を行なう(図
17(c))。これに応答して、CPU1020は、各
図柄を高速度で変動表示させると共に、変動表示速度予
告情報1701として「停止」なる文字表示を行なう
(図17(d))。これに応答して、CPU1020
は、各図柄を停止表示させて出目表示を行なう(図17
(e))。
【0050】この動作例によれば、変動表示速度予告情
報を表示するので、急激に図柄変動速度が変化しても遊
技者に戸惑いを与えることがなくなり、しかも、予告通
りに図柄変動が行われるので、遊技者にとって図柄表示
装置で確認可能な事項が増え、その結果、遊技者の注意
を遊技動作に引きつけ興趣性を高めることができる。
【0051】(動作例2)この動作例は、キャラクタ画
像も予告情報に応じた速度で移動させる点に特徴があ
る。まず、CPU11020は、図18(a)に示すよ
うに、表示エリア1800内において、キャラクタ画像
(車)1801、道路1802や木1803等の背景画
像を停止させると共に図柄も停止表示させる。次に、各
図柄を変動表示させると共に、道路1802や木180
3を画面下方に移動させ車1801の移動表示を行なう
(図18(b))。次に、画像データである交通標識1
805を出現させてから交通標識1806に切り替え
て、より高速に変動表示が行われる旨の変動表示速度予
告情報を表示する(図18(c))。次に、CPU10
20は、変動表示速度予告情報に応じて各図柄をより高
速度で変動表示させると共に、車1801の移動速度も
高速にする(図18(d))。この例では、この時点で
左図柄と右図柄が揃ってリーチ状態を演出している。
【0052】次いで、CPU1020は、変動表示速度
予告情報として交通標識「止まれ」1807を表示させ
る(図19(a))。そして、はずれの場合は、図19
(b)に示すように、中図柄の変動表示速度を徐々に低
速にしながら、車1801の速度も低速にしてカーブに
突入させて、次いで図19(c)に示すように、各図柄
を出目で停止表示させて、車1801を横転させた状態
で停止表示させる。
【0053】一方、大当りの場合には、図19(b)に
示すように、中図柄の変動表示速度を徐々に低速にしな
がら、車1801の速度も低速にしてカーブに突入させ
て、次いで図19(d)に示すように、各図柄を大当り
出目で停止表示させて、車1801を停止表示させる。
そして、運転者キャラクタ1808が、誇らしげに花束
を振り上げて大当り状態であることが一見して分かるよ
うな演出表示を行なう。
【0054】この動作例によれば、変動表示速度予告情
報を表示した後に、この情報に対応する変動表示速度で
図柄を変動表示させると共に、この情報に対応する速度
で車1801(キャラクタ画像)を移動させるように表
示するので、キャラクタ画像の移動速度を見ることによ
って変動表示速度が把握しやすくなる。
【0055】以上、本発明の実施形態について説明して
きたが、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で上記各実施
形態に対して種々の変形や変更を施すことが可能であ
り、例えば、車1801をジェット機等の他の移動体と
すること、変動表示速度予告情報表示と共に効果音でも
変動表示速度の予告ができるようにすること(例えばメ
ッセージ通知や周波数・音量の切替等)等が考えられ
る。
【0056】なお、以上の説明では、遊技機としてパチ
ンコ機を例にとり説明してきたが、パチスロ機、テレビ
ゲーム機はもちろんのこと、識別情報を変動表示可能な
他の遊技機に対しても適用可能であることはいうまでも
ない。
【0057】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、変動表示速度予告情報を表示するので、遊技者は次
に変動表示される際の速度を前もって把握した状態で識
別情報の変動表示を見ることができるという効果が得ら
れる。その結果、遊技全般の情報を余裕をもって把握す
ることができることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技盤10の模式的な説明図である。
【図2】遊技機の制御ブロック図である。
【図3】特別図柄表示装置100のブロック構成図であ
る。
【図4】キャラクタROMメモリマップ、パレットデー
タの説明図である。
【図5】コマンド送受信のタイミングを示すタイミング
チャートである。
【図6】コマンドデータテーブル領域202に格納され
るコマンドの説明図である。
【図7】コマンドデータテーブル領域202に格納され
るコマンドの説明図である。
【図8】コマンドデータテーブル領域202に格納され
るコマンドの説明図である。
【図9】コマンドデータテーブル領域202に格納され
るコマンドの説明図である。
【図10】遊技機の遊技制御動作を説明するためのゼネ
ラルフローチャートである。
【図11】特別図柄表示装置100のCPU1020の
制御動作を説明するためのフローチャートである。
【図12】コマンドのデータ構造の説明図である。
【図13】図柄表示のためのコマンド送信タイミングを
示すタイミングチャートである。
【図14】コマンド送信を説明するための説明図であ
る。
【図15】本発明の実施の形態の表示制御を説明するた
めのフローチャートである。
【図16】変動速度予告情報用テーブル1600の説明
図である。
【図17】本発明の第1の実施の形態の表示の様子を示
す説明図である。
【図18】本発明の第2の実施の形態の表示の様子を示
す説明図である。
【図19】本発明の第2の実施の形態の表示の様子を示
す説明図である。
【図20】表示制御タイミング例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 遊技盤 100 特別図柄表示装置 102 普通図柄作動ゲート 104 特別図柄始動口 106 大入賞口 108 普通図柄表示装置 110 ランプ表示装置 112 ランプ表示装置 114 アウト口 116 効果音発生装置 120 開閉部材 200 主制御部 201 ROM 202 コマンドデータテーブル領域 203 RAM 210 入力ポート 213 リセット回路 212 電源回路 215 出力ポート 300 始動口作動ソレノイド 302 大入賞口作動ソレノイド 304 特別図柄始動スイッチ 306 普通図柄作動スイッチ 308 大入賞口スイッチ 1020 CPU 1040 プログラムROM 1060 画像処理用LSI 1080 ビデオRAM 1090 RAM 1100 LCDパネル用インターフェイス回路 1120 LCDパネル 1140 データ受信回路 1160 電源回路 1180 キャラクタROM 1600 変動表示速度予告情報用テーブル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 識別情報を変動表示可能に構成された遊
    技機において、 変動表示速度を予告する情報である変動表示速度予告情
    報を表示する表示制御手段を備えたことを特徴とする遊
    技機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の遊技機において、 前記表示制御手段は、 或る変動表示速度変化パターンでの一連の変動表示が行
    われる際に、変動表示速度の各変化点の前に、次の変動
    表示速度の変動表示速度予告情報を表示していく手段で
    あることを特徴とする遊技機。
  3. 【請求項3】 請求項1および2の内のいずれか一項に
    記載の遊技機において、 前記表示制御手段は、 予告すべき変動表示速度に対応した画像データを、前記
    変動表示速度予告情報として用いて表示する手段である
    ことを特徴とする遊技機。
  4. 【請求項4】 請求項1、2および3の内のいずれか一
    項に記載の遊技機において、 前記表示制御手段は、 前記変動表示速度予告情報を表示した後に、この情報に
    対応する変動表示速度で識別情報を変動表示させると共
    に、この情報に対応する速度でキャラクタ画像を移動さ
    せるように表示する手段であることを特徴とする遊技
    機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010220920A (ja) * 2009-03-25 2010-10-07 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2012176274A (ja) * 2012-05-17 2012-09-13 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2016146941A (ja) * 2015-02-12 2016-08-18 株式会社三共 遊技機

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