JP2001274071A - 荷電ビーム露光装置、アパーチャ、荷電ビーム露光方法、半導体装置の製造方法、フォトマスクの製造方法、露光パターンデータ生成方法、露光パターンデータ生成装置、及び、露光パターンを生成するためのデータを記録した記録媒体 - Google Patents

荷電ビーム露光装置、アパーチャ、荷電ビーム露光方法、半導体装置の製造方法、フォトマスクの製造方法、露光パターンデータ生成方法、露光パターンデータ生成装置、及び、露光パターンを生成するためのデータを記録した記録媒体

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JP2001274071A JP2000087930A JP2000087930A JP2001274071A JP 2001274071 A JP2001274071 A JP 2001274071A JP 2000087930 A JP2000087930 A JP 2000087930A JP 2000087930 A JP2000087930 A JP 2000087930A JP 2001274071 A JP2001274071 A JP 2001274071A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロジック製品のような繰り返しパターンの少
ない集積回路でもキャラクタ・プロジェクション(C
P)露光が行なえ、CP露光を行なうことによるスルー
プット向上の効果が得られ、荷電ビーム露光データが容
易に生成できる荷電ビーム露光方法を提供する。 【解決手段】 CP方式の荷電ビーム露光方法におい
て、荷電ビームをアパーチャによりデバイス設計の際に
用いられるスタンダードセルの形状に成形し、試料に縮
小照射・露光を行なう。このスタンダードセルには、使
用頻度のより高い、あるいは、CP露光を行なうことに
より可変成形ビーム露光を行なった場合よりショット数
の削減効果のより高いセルを選択する。そして、このス
タンダードセルを用いて電子回路の論理合成とこのスタ
ンダードセルの配置配線を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子やイオンの荷
電ビームを用いる半導体装置やフォトマスクの微細なパ
ターンの生成方法に関し、特に、キャラクタプロジェク
ション(CP)方式の荷電ビーム露光に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】電子ビーム露光技術は、光リソグラフィ
では作製できないようなサブマイクロメートル以下の微
細パターンの加工を行なうことができるため、ますます
微細化、高集積化、複雑化が求められる半導体の加工技
術には欠かせないものとなりつつある。しかし、代表的
な電子ビーム露光方法である可変成形ビーム(VSB)
露光においては、露光を行なうパターン形状によらずマ
スクを必要としないが、パターンを多数の微細な矩形シ
ョットに分割して露光を繰り返すため、露光にかかる時
間が長くなり、スループットが得られないという欠点が
ある。
【0003】スループットを高めるために、ある程度の
大きさのパターンを一括してショットできるキャラクタ
・プロジェクション(CP)露光技術が開発されてい
る。これは図14に示すように、電子ビーム41を矩形
に成形し、CPアパーチャ50上に形成した複数のキャ
ラクタ形状のビーム透過孔49から所望のキャラクタを
選択して、電子ビーム41を所望のキャラクタ形状に成
形し、基板37の所望の部分に縮小して照射する方式で
ある。
【0004】図14では、CPアパーチャ50上に4種
類のキャラクタを配置し、そのうちの一つを選択してい
るところを示している。このキャラクタの場合、VSB
露光を行なうと、キャラクタを5個の微小長方形に分割
し、5回の露光を順次繰り返すことになるが、CP露光
では、一度の露光で行なえるため、電子ビームのショッ
ト回数は1/5に減少させることができる。また、CP
露光を行なえないパターン(CPアパーチャ上に配置さ
れていないキャラクタ)については、従来どおりVSB
露光を行なうため、CPアパーチャ50上にVSB用の
透過窓も設けている。
【0005】露光時に選択できるキャラクタの数は、キ
ャラクタ選択用の偏向器43の偏向領域内に配置できる
数が上限となる。キャラクタの大きさは試料上に露光す
る大きさの数倍〜数十倍にアパーチャ上に加工されるた
め、現在の露光装置では数個〜百個程度のキャラクタし
かCP露光で使用することができない。したがって、こ
れまでは、メモリセルのような繰り返し露光を行なう回
数が多いものについてはCP露光を行うが、その他のパ
ターンはCP露光が行えず、時間はかかるがVSB露光
で行なうしかなかった。
【0006】また、特定用途向きIC(ASIC)やシ
ステムLSIなどのロジック製品においては、メモリよ
りもはるかに多くの種類のパターンが使われている。そ
れらに対してCP露光を行なおうとして、CP露光を行
なえるキャラクタの上限数までCPアパーチャ上にパタ
ーンを並べても、どのパターンをキャラクタ化するのか
によって、ロジック製品毎の電子ビームのショット回数
が変わってしまう。そして、ロジック製品によっては、
CP露光を行なうことによるスループット向上の効果が
得られなくなる場合があった。
【0007】ASICなどのロジック製品のレイアウト
(パターンの生成)は、図15のようなフローで作成さ
れる。
【0008】まず、ステップS31で製品のシステム仕
様を決定する。次に、ステップS32で論理式での設計
記述をする。ステップS33では論理合成システムを使
いゲートレベルの設計記述を生成する。
【0009】ステップS33の論理合成では、論理式で
記述されたシステムを、従来のスタンダードセルライブ
ラリ51に含まれるセルパターンの接続(ネットリス
ト)に変換する。この時のセルパターンの選択は、セル
の機能、及び抵抗や容量などから計算した信号伝達のタ
イミングなどから、適当なものが選択される。図16に
ネットリストを示す。スタンダードセル53乃至58
は、セル名であるAN2、EO、FA1によって区別さ
れる。スタンダードセル53乃至58が配線で接続さ
れ、全体としていわゆる集積回路として機能する。次に
図15のステップS34の論理最適化で論理シミュレー
ション・タイミング解析を行ない、違反があった所など
の回路の修正を行なう。その後、ステップS35で自動
配置配線ツールを用いて、実レイアウトパターンを生成
する。このとき、自動配置配線(P&R)ステップS3
5では、従来のスタンダードセルライブラリ52を参照
し、ネットリストのセル名に対応した各スタンダードセ
ルを配置する。図17はスタンダードセルのゲートレベ
ルのレイアウトである。なお、以後の説明ではゲート・
レイヤーを電子ビームで露光することとする。これは説
明の重複を避け明確にするためである。図17(a)が
AND(AN2)回路、(b)がDフリップフロップ
(F/F)回路、(c)がインバータ(IV)のレイア
ウトであり、ライブラリ52に記憶されている。自動配
置配線のステップS35では、論理回路が実現できるよ
うに図17のようなスタンダードセルのレイアウトを図
18(a)のように基板又はフォトマスクを想定した領
域65に列べる。最後にそれぞれのスタンダードセル間
の配線を自動で行い、従来のレイアウトが完成する。
【0010】このレイアウトを基に露光を行うには、図
19の様にレイアウトである従来のパターンデータ70
を電子ビーム露光データ75に変換する必要がある。そ
のためにまず、CP露光を行うキャラクタの抽出を行
う。従来は、図18(a)のレイアウトを眺めて同一の
キャラクタ61乃至64を発見し、この図18(b)の
キャラクタをCP露光を行うキャラクタとして選んでい
た。この選ばれたキャラクタはCP露光データ74に変
換され、選ばれなかったパターンデータはVSB露光デ
ータ73に変換された。
【0011】半導体集積回路毎にパターンデータが生成
されると、集積回路毎にCP露光キャラクタの抽出の工
程とVSB露光データとCP露光データへのパターンデ
ータの分割の工程が必要で、多大な時間と労力を要して
いた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みてなされたものであり、その目的とするところは、ロ
ジック製品のような繰り返しパターンの少ない集積回路
でもCP露光が行なえ、CP露光を行なうことによるス
ループット向上の効果が得られ、荷電ビーム露光データ
が容易に生成できる荷電ビーム露光装置を提供すること
にある。
【0013】本発明の目的は、ロジック製品のような繰
り返しパターンの少ない集積回路でもCP露光が行な
え、CP露光を行なうことによるスループット向上の効
果が得られ、荷電ビーム露光データが容易に生成できる
アパーチャを提供することである。
【0014】本発明の目的は、ロジック製品のような繰
り返しパターンの少ない集積回路でもCP露光が行な
え、CP露光を行なうことによるスループット向上の効
果が得られ、荷電ビーム露光データが容易に生成できる
荷電ビーム露光方法を提供することである。
【0015】本発明の目的は、ロジック製品のような繰
り返しパターンの少ない集積回路でもCP露光が行な
え、CP露光を行なうことによるスループット向上の効
果が得られ、荷電ビーム露光データが容易に生成できる
半導体装置の製造方法を提供することである。
【0016】本発明の目的は、ロジック製品のような繰
り返しパターンの少ない集積回路でもCP露光が行な
え、CP露光を行なうことによるスループット向上の効
果が得られ、荷電ビーム露光データが容易に生成できる
フォトマスクの製造方法を提供することである。
【0017】本発明の目的は、ロジック製品のような繰
り返しパターンの少ない集積回路でもCP露光が行な
え、CP露光を行なうことによるスループット向上の効
果が得られ、荷電ビーム露光データが容易に生成できる
露光パターンデータ生成方法を提供することである。
【0018】本発明の目的は、ロジック製品のような繰
り返しパターンの少ない集積回路でもCP露光が行な
え、CP露光を行なうことによるスループット向上の効
果が得られ、荷電ビーム露光データが容易に生成できる
露光パターンデータ生成装置を提供することである。
【0019】本発明の目的は、ロジック製品のような繰
り返しパターンの少ない集積回路でもCP露光が行な
え、CP露光を行なうことによるスループット向上の効
果が得られ、荷電ビーム露光データが容易に生成できる
露光パターンを生成するためのデータを記録した記録媒
体を提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の特徴は、デバイス設計の際に用いら
れるスタンダードセルの形状の荷電ビーム成形用の透過
孔を有するアパーチャであることである。ここで、「ス
タンダードセル」とは、セルライブラリ内で定義されて
いるパターンのことである。「荷電ビーム」とは、電子
ビームとイオンビームのことである。「アパーチャ」と
は、荷電ビームの絞りのことである。このことにより、
特に特定用途向きIC(ASIC)やシステムLSIな
どのロジックデバイスを作製する場合においては、設計
の際に用いられるセルライブラリ内で定義されているパ
ターン(スタンダードセル)の形状を電子ビーム透過窓
としてアパーチャ上に作製しておき、CP露光を行なう
キャラクタとすることにより、従来よりも高スループッ
トの電子ビーム露光を実現する。さらに、スタンダード
セルをCP露光を行なうキャラクタとすることにより、
充分に電子ビームのショット数を削減することができる
ため、スループットの向上を行なうことができる。
【0021】本発明の第1の特徴は、透過孔が、使用頻
度のより高いスタンダードセル、あるいは、CP露光を
行なうことによりVSB露光を行なった場合よりショッ
ト数の削減効果のより高いスタンダードセルの形状であ
ることにより一層効果的である。このことにより、セル
ライブラリ内のスタンダードセルは、製品ごとに変わる
ものではなく、複数の製品について共通に使われるた
め、製品が変わる度に、リソグラフィを行なうためのマ
スクを作製する必要がなく、低コストであり、かつ、設
計パターンデータの入手後すぐに露光にとりかかること
ができる。また、CPアパーチャ上に配置することがで
きるキャラクタ数が限られていて、全てのスタンダード
セルをCP露光を行なうキャラクタ化することが出来な
いような場合でも、複数の製品でのスタンダードセルの
CP化効率を調べることにより、スタンダードセルライ
ブラリ内のどのスタンダードセルをCP露光で露光する
のが、複数の製品で同じCPアパーチャを使用して露光
を行ったときに、効果的にショット数を削減できるのか
を調べることができ、複数のロジック製品間で使用する
ことができるCPアパーチャを作製することができる。
【0022】本発明の第1の特徴は、アパーチャがVS
B用開口部を有することにより一層効果的である。この
ことにより、1つの半導体装置に対してCP露光とVS
B露光を併用できる。特に、使用回数の少ないスタンダ
ードセルや、ショット数削減の効果の小さいスタンダー
ドセルをVSB露光で処理することにより、スループッ
トを著しく落とすことなくCPアパーチャ上に配置する
キャラクタ数を抑えることができる。
【0023】本発明の第2の特徴は、荷電ビームをアパ
ーチャにより所望の形状に成形し、試料に縮小照射・露
光を行なうCP方式の荷電ビーム露光装置において、ア
パーチャが、デバイス設計の際に用いられるスタンダー
ドセルの形状の荷電ビーム成形用の透過孔を有する荷電
ビーム露光装置であることである。このことにより、C
P露光を行なうキャラクタに割り当てるスタンダードセ
ルは、ロジック製品の世代が変わるまでは大幅な変更は
なく、これらをCPアパーチャ上に並べて作製したCP
アパーチャは、複数のロジック製品間で共通して使うこ
とかできる。そのため、同じスタンダードセルライブラ
リを用いて設計したロジック製品であれば、常に同じC
Pアパーチャを使用することができるため、設計パター
ンのレイアウトデータを作成できたら、すぐに電子ビー
ム露光に取りかかることができる。複数のロジック製品
間で、使われているスタンダードセルの傾向が大幅に異
なる場合に対応するために、複数のCPアパーチャを作
製しておき、各ロジック製品の電子ビーム露光を行なう
ときに、CPアパーチャを入れ換える、または、別の偏
向領域にあるCPアパーチャを選択する、などの方法を
取ることもでき、より多くのロジック製品に対応するこ
とが可能となる。
【0024】本発明の第3の特徴は、荷電ビームをアパ
ーチャにより所望の形状に成形し、試料に縮小照射・露
光を行なうCP方式の荷電ビーム露光方法において、所
望の形状が、デバイス設計の際に用いられるスタンダー
ドセルの形状の荷電ビーム成形用の透過孔である荷電ビ
ーム露光方法であることである。このことにより、本提
案によるロジック製品のレイアウトパターンデータは、
始めからCP露光を行なうスタンダードセルが決められ
ているため、パターンデータからCP露光を行なうキャ
ラクタの抽出を行なう必要もなく、また、既にある汎用
CPアパーチャの使用を前提としているので、製品ごと
にCPアパーチャを作製する必要もないため、マスク製
作のコストを削減することができ、そして、パターンデ
ータの生成後、すぐ電子ビーム露光を行なうことができ
るため、製品を発注してから出来上がるまでの時間を短
縮することが可能である。
【0025】本発明の第4の特徴は、アパーチャが有す
る透過孔の形状に一致するスタンダードセルに係わる情
報を用いて電子回路の論理合成を行なう工程と、その情
報を用いてスタンダードセルの配置配線を行なう工程と
を含む露光パターンデータ生成方法であることである。
このことにより、CP露光を行なうキャラクタをスタン
ダードセルとしてライブラリ化し、設計時にはこれらの
キャラクタからパターン選択することにより、設計を容
易にすると共に、電子ビーム露光を行なうためのデータ
変換にかかる時間も短縮することができる。また、AS
ICなどのロジック製品の設計段階で電子ビーム露光を
考慮したパターンデータを生成することができ、適切な
CPアパーチャを使用することにより、最高のスループ
ットが得られることが、設計段階で確認できる。また、
新しいCPアパーチャを作製する必要があるとわかった
場合は、使用するスタンダードセルが確定した時点でC
Pアパーチャの作製に取りかかることができるため、C
Pアパーチャを作製する場合でも開発期間を短縮する事
ができる。
【0026】本発明の第4の特徴は、そのスタンダード
セルに係わる情報が、スタンダードセルのセル名と、ス
タンダードセルのアパーチャ上での配置位置と、スタン
ダードセルの信号入出力位置と、スタンダードセルの電
子回路の論理シミュレーションで用いるパラメータとを
含むことにより一層効果的である。このことにより、こ
の情報、および、汎用CPアパーチャを使用することよ
り、データサイズの巨大化を防ぐために、CP露光を行
なうスタンダードセルのポリゴンデータを省略すること
ができる。したがって、この方法でファイルサイズを小
さくしたパターンデータに対しては、インターネットな
どのネットワークを使用した設計データのダウンロード
や、アップロードなどが短時間で行なうことができ、社
外からの発注や、社外でのプロセスなど、これまで困難
であったことも、比較的容易に行なうことができるよう
になる。
【0027】本発明の第4の特徴は、論理合成を行なう
工程が、CP露光に使用するアパーチャを決定する工程
と、CP露光を行なうスタンダードセルを決定する工程
とを含むことにより効果的である。このことにより、論
理合成を行なう工程でCP露光を行なうスタンダードセ
ルが決められているため、パターンデータからCP露光
を行なうキャラクタの抽出を行なう必要もなく、また、
論理合成を行なう工程で決定したCPアパーチャの使用
を前提としているので、パターンデータの生成後、すぐ
電子ビーム露光を行なうことができるため、製品を発注
してから出来上がるまでの時間を短縮することが可能で
ある。
【0028】本発明の第5の特徴は、アパーチャが有す
る透過孔の形状に一致するスタンダードセルに係わる情
報を用いてCP露光に使用する前記アパーチャとCP露
光を行なうスタンダードセルを決定し電子回路の論理合
成を行なう論理合成手段と、その情報を用いてスタンダ
ードセルの配置配線を行なう配置配線手段とを有する露
光パターンデータ生成装置であることである。このこと
により、特に特定用途向きIC(ASIC)やシステム
LSIなどのロジックデバイスを作製する場合において
は、設計の際に用いられるセルライブラリ内で定義され
ているパターン(スタンダードセル)の形状を電子ビー
ム透過窓としてアパーチャ上に作製しておき、CP露光
を行なうキャラクタとすることにより、従来よりも高ス
ループットの電子ビーム露光を実現する。さらに、スタ
ンダードセルをCP露光を行なうキャラクタとすること
により、充分に電子ビームのショット数を削減すること
ができるため、スループットの向上を行なうことができ
る。
【0029】本発明の第5の特徴は、CP露光を行なう
スタンダードセル以外の部分をVSB露光用のデータに
変換する変換手段を有することにより効果的である。こ
のことにより、CP露光とVSB露光との併用が可能に
なる。
【0030】本発明の第6の特徴は、アパーチャが有す
る透過孔の形状に一致するスタンダードセルに係わり、
スタンダードセルのセル名と、スタンダードセルのアパ
ーチャ上での配置位置と、スタンダードセルの信号入出
力位置と、スタンダードセルの電子回路の論理シミュレ
ーションで用いるパラメータとを含む電子ビーム露光用
のスタンダードセルライブラリを用いて露光パターンを
生成させるためのデータを記録したコンピュ−タ読取り
可能な記録媒体であることである。ここで、「記録媒
体」としては、例えば半導体メモリ、磁気ディスク、光
ディスク、磁気テ−プなどのプログラムを記録できるよ
うな媒体が含まれる。このことにより、データサイズの
巨大化を防ぐために、CP露光を行なうスタンダードセ
ルのポリゴンデータを省略することができる。したがっ
て、この方法でファイルサイズを小さくしたパターンデ
ータに対しては、インターネットなどのネットワークを
使用した設計データのダウンロードや、アップロードな
どが短時間で行なうことができ、社外からの発注や、社
外でのプロセスなど、これまで困難であったことも、比
較的容易に行なうことができるようになる。
【0031】本発明の第7の特徴は、半導体装置のスタ
ンダードセルに係わる情報を用いて半導体装置の論理合
成を行なう工程と、スタンダードセルに係わる情報を用
いてスタンダードセルの配置配線を行なう工程と、荷電
ビームをスタンダードセルの形状に成形し半導体基板上
に縮小照射・露光を行ない配置配線を行なう工程とを有
する半導体装置の製造方法であることである。このこと
により、半導体装置の製造の際の露光の工程でCP露光
が可能になる。
【0032】本発明の第8の特徴は、半導体装置のスタ
ンダードセルに係わる情報を用いて半導体装置の論理合
成を行なう工程と、その情報を用いてスタンダードセル
の配置配線を行なう工程と、荷電ビームをスタンダード
セルの形状に成形しフォトマスク基板上に照射・露光を
行ない配置配線を行なう工程とを有するフォトマスクの
製造方法であることである。このことにより、半導体装
置の製造の際の露光の工程で使用するフォトマスクが迅
速に製造できる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して、本発明の実
施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一
又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
ただし、図面は模式的なものであり、現実のものとは異
なることに留意すべきである。また図面相互間において
も互いの寸法の関係や比率の異なる部分が含まれるのは
もちろんである。
【0034】図1は本発明に係る荷電ビーム露光装置の
概念的な構成図である。本発明に係る荷電ビーム露光装
置は、電子ビーム41を発生させる電子銃40と、電子
ビーム41を矩形に成形する第1成形アパーチャ42
と、矩形の電子ビーム41を偏向して望みのスタンダー
ドセル形状の電子ビーム成形孔4に照射するキャラクタ
選択偏向器43と、成形孔4とVSB用の開口7を有す
るCPアパーチャ44又はCPアパーチャブロックと、
成形孔4で成形された電子ビーム40を縮小する縮小レ
ンズ45と、電子ビーム41を偏向して基板47上の望
みの位置にスタンダードセル形状の電子ビーム41を照
射する対物偏向器46とで構成される。CPアパーチャ
44上には4種類のスタンダードセル形状の電子ビーム
成形孔4を配置し、そのうちの一つを選択しているとこ
ろを示している。この成形孔4のキャラクタの場合、V
SB露光を行なうと、キャラクタを数十個の微小長方形
に分割し露光を順次繰り返すことになるが、CP露光で
は、スタンダードセル毎に一度の露光で行なえる。ま
た、CP露光を行なえないパターン(CPアパーチャ上
に配置されていないキャラクタ)については、従来どお
りVSB露光を行なうため、CPアパーチャ44上にV
SB用の透過窓7も設けている。
【0035】ASICに代表されるロジック製品の設計
パターンは、図2のようなフローで作成される。今回
は、各工程でのシミュレーションやタイミング解析など
は特に関係ないため省略した。ステップS1で製品のシ
ステム使用を決定したら、それに対してステップS2の
システム論理設計で論理式での設計記述をする。そし
て、ステップS3の論理合成とCPアパーチャの選択に
おいて、論理合成システムを使いゲートレベルの設計記
述を生成する。ステップS3では、論理式で記述された
システムを、CP情報を有するスタンダードセルライブ
ラリ1に含まれるセルパターンの接続(ネットリスト)
に変換する。この時のセルパターンの選択は、セルの機
能、及び抵抗や容量などから計算した信号伝達のタイミ
ングなどを参考にして、適当なものが選択される。
【0036】次に、ステップS4の論理最適化で論理シ
ミュレーション及びタイミング解析を行ない、違反があ
った所などの回路の修正を行なう。その後、ステップS
5の自動配置配線で、自動配置配線ツールを用いて、実
レイアウトパターンを生成する。自動配置配線(P&
R)では、CP情報を有するスタンダードセルライブラ
リ2を参照し、ネットリストに対応した各スタンダード
セルを配置し、(ゲートレベルの設計記述に対応した各
スタンダードセルを配置し、)それぞれのスタンダード
セル間の配線を自動で行なう。そして、ロジック製品の
レイアウトである設計パターンが完成する。
【0037】スタンダードセルは、論理合成のための情
報、回路配置のための情報とCP情報を有している。論
理合成のための情報は図2のライブラリ1で引き出され
るデータであり、例えばセルの大きさ、機能、性能など
である。回路配置のための情報は図2のライブラリ2で
引き出されるデータであり、例えば回路のゲートレイヤ
ーの具体的な形、配線が接続される入出力の位置などで
ある。CP情報には、このセルがどのCPアパーチャの
どこに配置されているかが記載されている。したがっ
て、セルによっては複数のアパーチャに配置されている
場合もあるし、アパーチャに配置されておらずCP情報
が無い場合もある。
【0038】すなわち、作成された設計レイアウトパタ
ーン・データは、パターンが大規模になるにしたがっ
て、セルの階層構造ができていく。CP露光を行なう部
分は、ゲート・レイヤーなどでは、すべてそれぞれのス
タンダード・セル単位となるため、例えば、一般的に使
われるGDSII STREAM形式のパターンデータ
であっても、CP露光を行なうスタンダードセルを配置
している位置だけがわかればよいため、そのまま使用す
ることができる。
【0039】図3はCP情報を有するスタンダードセル
ライブラリ1と2を用いたASIC製品の設計パターン
のデータ構造を示している。図2のライブラリ1とライ
ブラリ2はそれぞれから取り出されるデータが異なるの
で分けて表記したが、記録される領域は同じで2つのラ
イブラリを総称してスタンダードセルライブラリと呼ん
でもかまわない。これによると、このASIC製品を構
成する複数の機能ブロックが、それぞれ、数多くのスタ
ンダードセルにより構成されていることが分かる。それ
らスタンダードセルについても、論理合成をしたときに
参照したスタンダードセルライブラリは同じでも、露光
の際に使用すると仮定したCPアパーチャによっては、
図3のように、CP情報を有するものと、CP情報をも
たないものが存在することになる。
【0040】そして、さらに設計の簡便さと、作成した
レイアウトパターン・データからの各電子ビーム露光装
置内の露光データへの変換を簡略にして、変換にかかる
時間を短縮するためにも、電子ビーム露光用のスタンダ
ードセルライブラリを新たに作成し、これを用いた自動
P&R、そしてレイアウト・データの生成を行なうこと
が望ましい。この電子ビーム露光用スタンダードセルラ
イブラリとは、ライブラリ内のどのスタンダードセルが
CP露光を行なうキャラクタとなっているのか、そのC
Pアパーチャ上での位置がわかるようになっていればよ
い。すなわち、前記CP情報を付加すればよい。
【0041】図4は、電子ビーム露光用スタンダードセ
ルライブラリのデータ構造を示している。このデータ構
造には、スタンダードセル毎に、セルがアパーチャ上の
セルか否かの情報が納められる。さらに、アパーチャ上
のセルであれば、そのアパーチャ上の位置情報、信号入
出力位置の情報と集積回路のシミュレーションに使用す
るセルの機能と性能を示すパラメータの情報と、アパー
チャに無いセルであれば、セルの詳細なレイアウトと上
記パラメータの情報とが納められる。
【0042】スタンダードセルライブラリは、一般に数
百のスタンダードセルで構成される。通常のASIC製
品の設計は、これらスタンダードセルの自動P&Rによ
り行なわれ、大規模のものも、各機能ブロックごとに自
動P&Rを行ない統合する階層設計が適用される。
【0043】したがって、このような手法で設計したA
SIC製品のパターンは、大部分がスタンダードセルで
構成され、セル内のレイヤーについては、各スタンダー
ドセル内でのみ定義されている。これに対して、これら
各スタンダードセルをつなぐ自動P&Rで配線されるパ
ターンは、スタンダードセル内では定義されておらず、
セルの入出力の位置の情報を用いて生成される。
【0044】すなわち、ゲートレイヤーなどのスタンダ
ードセル内にしかないパターンの露光をCP方式の電子
ビーム露光により行なう場合は、スタンダードセルライ
ブラリ内で定義されているスタンダードセルのひとつひ
とつをそれぞれCP露光を行なうキャラクタとしてやれ
ば、すべてのパターンをCP露光により作製することが
できることになることがわかる。
【0045】次に、CPアパーチャを参照したスタンダ
ードセルライブラリを用いたロジック製品の回路パター
ンの設計とレイアウトパターンデータの作成方法につい
て説明する。電子ビーム露光用のスタンダードセルライ
ブラリは、図3のように階層構造になっている。すなわ
ち、パターンが大規模になるにしたがって、使用するス
タンダードセルの種類および使用回数は多くなり、セル
の階層構造が作られて行く。CP露光を行なう部分は、
すべてそれぞれのスタンダードセル単位となる。CP露
光を行なうスタンダードセルを配置している位置だけが
わかればよいため、ライブラリをそのまま使用すること
ができる。
【0046】そして、異なる製品に対して異なるCPア
パーチャを選択してCP露光を行なう場合には、どのC
Pアパーチャ上に、各スタンダードセルが形成されてい
るものかも情報として持っているため、以下のようなパ
ターン設計を行なうことができる。
【0047】図5のような、複数のキャラクタ選択偏向
領域に対応したアパーチャブロック3をもち、異なった
スタンダードセルの使用傾向のロジック製品の電子ビー
ム露光の際に、異なるアパーチャブロック3内のスタン
ダードセル4を選択することができるように、CPアパ
ーチャ5を機械的に移動させる機構を露光装置に持たせ
ておくことも可能である。このように、CPアパーチャ
5上に複数のアパーチャブロック4を有する場合、ある
いは、複数の製品に対応したCPアパーチャが複数ある
場合は、 (1)電子ビーム露光用スタンダードセルライブラリを
用いた自動P&Rを行なう。
【0048】(2)選択したスタンダードセルがどのC
Pアパーチャ及びアパーチャブロック上にCP露光を行
なうキャラクタとした形成されているかを調べ、電子ビ
ームのショット回数が最も少なくなるようなCPアパー
チャ及びアパーチャブロックを選択する。
【0049】(3)選択したCPアパーチャ上に形成さ
れているスタンダードセルに対しては、パターンデータ
としてCPアパーチャ上のそのスタンダードセルの位置
を、また、それ以外のスタンダードセルに対しては、V
SB露光を行なうため、従来どおり、パターンのポリゴ
ンデータを出力する。
【0050】また、汎用CPアパーチャを一種類しか持
っていない場合、あるいは、何らかの理由により予め使
用するCPアパーチャを複数の中から、あるCPアパー
チャ及びアパーチャブロックを選択してCP露光を行な
う場合は、 (1)そのアパーチャ内に構成されているスタンダード
セルを優先的に自動配置する。
【0051】(2)(1)のスタンダードセルについて
はCPアパーチャ及びアパーチャブロック上の配置位置
を、それ以外のパターンは、VSB露光用にポリゴンデ
ータを出力する。
【0052】ライブラリ内では、すべてそれぞれのスタ
ンダードセル内でパターンの形状6が定義されている。
CP露光を行なうキャラクタを各スタンダードセル単位
とする。各CP露光を行なうスタンダードセルは、その
パターンの形状6を図6のように、CPアパーチャブロ
ック3上で定義されており、パターンデータ内では、各
セルのチップ上への配置位置がわかればよい。
【0053】スタンダードセル形状のCPアパーチャを
用いてCP方式の電子ビーム露光を行なう場合に、CP
情報を有する電子ビーム露光用スタンダードセルライブ
ラリを用いた、電子ビーム露光に適したパターンデータ
の生成方法について説明する。この生成方法は図2のス
テップS3乃至S5に該当するもので、特に、ステップ
S3の論理合成の方法に関するものである。
【0054】図7に、電子ビーム露光用パターンデータ
生成のフローチャートを示す。また、各ステップの説明
でアパーチャとあるのは、偏向領域ひとつ分に対応した
アパーチャブロックと同等であり、CPアパーチャ上に
複数のアパーチャブロックがある場合は、ひとつひとつ
のアパーチャブロックのことを指す。
【0055】まずステップS11において、図2で示し
た論理設計において記述された論理式の論理合成を、あ
るCPアパーチャを用いて露光することを仮定し、CP
露光を行なうセル、すなわちCPアパーチャ上にあるス
タンダードセルのみを用いて行なう。このとき、合成し
た電子回路の面積や、動作周波数などを設計制約条件と
して指定する。
【0056】ステップS12では、すべてのCPアパー
チャに対してステップS11の論理合成を行うまでステ
ップS11に繰り返し戻る。
【0057】ステップS13において、ステップS11
およびS12で合成したネットリストのうち、指定した
制約条件を満足するものを抽出する。すなわち、使用す
ることができるCPアパーチャの候補を抽出する。
【0058】ステップS14では、CPアパーチャ上の
セルだけで論理合成した場合に、条件を満足するような
CPアパーチャがあるか否か判断する。満足するCPア
パーチャがあればステップS15へ進み、なければステ
ップS17へ進む。
【0059】ステップS15において、使用することが
できるCPアパーチャのうち、電子ビームショット数が
最も少なくなるCPアパーチャを選択する。
【0060】ステップS16において、ステップS15
で選択したCPアパーチャに対して論理合成をしたネッ
トリストを用いてP&Rを行ない、パターンデータを生
成して、このフローを終了する。ここで生成したパター
ンデータに対して、選択したCPアパーチャを用いて電
子ビーム露光を行なうと、すべてのパターンをCP露光
により形成することができる。
【0061】一方、ステップS17に進むと、ステップ
S14で既存のCPアパーチャを用いてCP露光のみで
パターンを形成することができないと判断されたわけな
ので、CPアパーチャ上のセルのみを用いるという制限
をなくして、再度論理合成を行なう。
【0062】ステップS18において、ステップS17
で合成したパターンについて、各CPアパーチャを用い
て露光する場合の電子ビームショット数を計算する。こ
のとき、用いるCPアパーチャ上にあるセルについては
CP露光、その他のセルはVSB露光を行なうとして計
算する。
【0063】ステップS19によって、ステップS18
のショット数の計算を、すべてのCPアパーチャに対し
て行なう。
【0064】ステップS20において、ステップS18
で計算したショット数が最も少なくなるCPアパーチャ
を選択する。
【0065】ステップS21において、ステップS20
で選択したショット数をスループットに換算する。スル
ープットは式1により簡易的に計算することができる。
【0066】 スループット(枚/h) =3600/(ショットサイクル×ショット数×チップ数+待ち時間)…(1) ここで、ショットサイクルは露光を繰り返す周期で、実
際に電子ビームを照射する時間とビームの偏向待ち時間
の和になる。また、ショット数は、通常のパターン設計
はチップ単位で行なわれるため、チップ単位のショット
数であり、したがってチップ数はウェーハあたりのチッ
プ数である。そして、待ち時間は、その他のウェーハあ
たりの待ち時間の合計であり、フレームの折り返し時
間、主偏向待ち時間、マーク検出やビームアライメント
にかかる時間の、ウェーハあたりの合計時間である。こ
れらのショットサイクルや待ち時間は、プロセス条件
や、用いる電子ビーム露光装置により決まる値である。
したがって、パターンの設計時またはパターンデータ生
成時において、その後のプロセスや露光装置を意識する
ことが必要となる。あるいは、一般的なプロセスおよび
装置の条件で計算を行ない、実際の露光での値に換算し
て、スループットの見当をつけるのでもよい。
【0067】ステップS22において、ステップ21で
計算したスループットが、希望スループット以上かどう
かを調べる。
【0068】ステップS23において、希望するスルー
プットを下回る結果が出た場合は、ステップS17で合
成したネットリストに含まれるスタンダードセルのCP
化効率の大きい順にセルを抽出し、新たにCPアパーチ
ャを製作する。
【0069】ステップS24において、ステップS22
で希望するスループットが得られる場合はステップS2
0で選択したCPアパーチャ、ステップS23で新しい
CPアパーチャを作製する場合はそのCPアパーチャを
用いる場合のパターンデータを、P&Rにより生成し、
フローは終了する。
【0070】なお、このフローは露光パターンデータ生
成装置で行われる。この生成装置は、ステップS11乃
至S15とステップS17乃至S23を行う、すなわ
ち、アパーチャが有する透過孔の形状に一致するスタン
ダードセルに係わる情報を用いてCP露光に使用する前
記アパーチャとCP露光を行なう前記スタンダードセル
を決定し電子回路の論理合成を行なう論理合成手段と、
ステップS15とS24を行う、スタンダードセルに係
わる情報を用いてスタンダードセルの配置配線を行なう
配置配線手段と、CP露光を行なうスタンダードセル以
外の部分をVSB露光用のデータに変換する変換手段を
含んでいる。
【0071】露光を行なうパターンデータを生成する過
程で、露光時に使用するCPアパーチャについて、どの
CPアパーチャを使用するのか、あるいは新しく作製す
るのかを決定することができる。
【0072】すなわち、ASICなどのロジック製品の
設計段階で電子ビーム露光を考慮したパターンデータを
生成することができる。さらに、適切なCPアパーチャ
を使用することにより、最高のスループットが得られる
ことが、設計段階で確認できる。また、新しいCPアパ
ーチャを作製する必要があるとわかった場合は、使用す
るスタンダードセルが確定した時点でCPアパーチャの
製作にとりかかることができる。この方法では、光露光
用のマスクでは、最終的なパターン・レイアウトが決ま
らないと作製できないのに較べて、開発期間の短縮の面
で大いにメリットがある。
【0073】
【実施例】以下図面を参照して、本発明の実施例を説明
する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分
には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は
模式的なものであり、現実のものとは異なることに留意
すべきである。また図面相互間においても互いの寸法の
関係や比率の異なる部分が含まれるのはもちろんであ
る。
【0074】今回の実施例で用いたスタンダードセルラ
イブラリには、約400個のスタンダードセルが含まれ
ている。すべて配置することができれば、同じスタンダ
ードセルライブラリを用いて自動P&Rされて設計され
た製品については、すべてCP露光を行なうことができ
ることになる。
【0075】その中のあるロジック製品のある機能ブロ
ックで、自動P&Rにより設計された部分について、実
際の設計データを検証してみた。この機能ブロックで使
われているスタンダードセルのリストを、図8に示す。
実際には、No.1からNo.101の101種類があ
るのだが、図8には83種類まで示した。ここで、N
o.1のFD1Qという名前のセルのゲート・レイヤー
のパターンは、図17(b)のD・F/Fそのものであ
る。同様に、No.7のAN2およびNo.28のIV
は、図17(a)のANDおよび(c)のインバータで
ある。
【0076】スタンダードセルの大きさは、高さはすべ
て10μm以下にそろえられており、幅がそれぞれ異な
っている。
【0077】図8には、そのセルの配置数(使用回数)
と、試料上に照射するときの最大の電子ビームの大きさ
は10μm□として計算した、VSB露光でのショット
数とCP露光でのショット数を示している。
【0078】各セルの高さは10μm以下であるので、
CP露光一回分であるが、幅が10μmを超えるセルに
ついては、CPアパーチャ上に二つ以上のキャラクタに
分割して配置し、そのセルパターンのCP露光は、複数
の電子ビームのショットで行なう必要がある。例えば、
No.1のFD1Qの幅は13.2μmであるため、C
P露光を行なうためには二つのキャラクタとして、CP
アパーチャ上に配置する必要があることになる。
【0079】なお、効果の欄には、スタンダードセルを
CP露光により露光することにより、VSBで露光した
場合と比べてどれくらいのショット数の削減効果がある
のかを示すCP化効率を数値で示した。CP化効率は式
2で計算する。
【0080】 (CP化効率)=(VSBショット数−CPショット数) ×(配置回数)/(CPショット数) …(2) 図8のリストは、このCP化効率の大きいスタンダード
セルから順番に番号を付けて並べている。配置回数の一
番多いのはNo.28のインバータであるが、VSB露
光で必要なショット数が少ないため28番目となってい
る。
【0081】この機能ブロックで使われているスタンダ
ードセルは101種類であるが、それぞれの大きさを考
えると、全部で136個分のキャラクタが必要となるこ
とがわかった。図8には、ちょうど100個分のキャラ
クタが必要となる、83個のスタンダードセルまで、リ
ストした。
【0082】この機能ブロック全体をVSB露光のみで
露光すると、11.3M(メガ)ショットかかるのに対
して、すべてをCP露光できる136個のキャラクタを
CPアパーチャ上に配置すれば、39.3K(キロ)シ
ョットで済むことになる。すなわち、ショット数はすべ
てCP露光を行なうことにより、約1/28に削減さ
れ、大幅に電子ビーム露光のスループットを向上させる
ことができる。また、すべてのスタンダードセルをCP
露光で露光しなくても、例えば100個分のキャラクタ
が必要となる、83個のスタンダード・セルをCP露光
で露光するとした場合、その他のスタンダード・セルは
VSB露光を行なったとして、総ショット回数は47.
6Kである。この場合でも、VSB露光のみのときと比
べて、約1/23に削減でき、充分スループットを向上
させることができる。この関係を、横軸にCP露光を行
なうキャラクタ数、縦軸にこの機能ブロック全体を露光
するのに必要な電子ビームショット回数として示したの
が図9である。
【0083】以上のように、ASICやシステムLSI
などのロジック製品の設計で使われるスタンダードセル
ライブラリに含まれるスタンダードセルひとつひとつ
を、CP露光を行なうキャラクタとすることにより、図
5あるいは図6のようにCP露光を行うスタンダードセ
ルに対応したCPアパーチャを作製する事ができる。
【0084】あるロジック製品の機能ブロックについて
は、101種類のスタンダードセルを10μm□の電子
ビームに対して必要なキャラクタ数である136個のキ
ャラクタをCPアパーチャ上に用意できれば、VSB露
光のみの場合と比べて、約1/28に、また。100個
分のキャラクタとなる83種類のスタンダードセルをC
P露光を行なうキャラクタとした場合では、約1/23
にまで、電子ビームのショット回数を削減させられるこ
とがわかった。
【0085】CP露光を行なうキャラクタに割り当てる
スタンダードセルは、ロジック製品の世代が変わるまで
は大幅な変更はなく、複数のロジック製品で共通に用い
られる、半導体デバイスを構成する基本的な回路素子で
ある。このことから、プリミティブ・セルとも呼ばれて
いるが、これらをCPアパーチャ上に並べて作製したC
Pアパーチャは、複数のロジック製品間で共通して使う
ことができる。そのため、同じスタンダードセルライブ
ラリを用いて設計したロジック製品であれば、常に同じ
CPアパーチャを使用することができるため、図2で設
計パターンのレイアウトデータを作成できたら、すぐに
電子ビーム露光にとりかかることができる。
【0086】一方、現在の光での露光では、レイアウト
データを作成した後、光近接効果補正をしてから、露光
用マスクを作製するため、実際に露光を行なうまでに非
常に時間がかかる。ここで、このようにスタンダードセ
ルをCP露光を行なうキャラクタとすることにより、充
分に電子ビームのショット数を削減することができるた
め、光露光に匹敵するスループットも期待できる。
【0087】また、CPアパーチャ上に配置することが
できるキャラクタ数が限られていて、すべてのスタンダ
ードセルをCP露光を行なうキャラクタ化することがで
きないような場合でも、複数の製品でのスタンダードセ
ルのCP化効率を調べることにより、スタンダードセル
ライブラリ内のどのスタンダードセルをCP露光で露光
するのが、複数の製品で同じCPアパーチャを使用して
露光を行なったときに、効果的にショット数を削減でき
るかを調べることができ、複数のロジック製品間で使用
することができるCPアパーチャを作製することができ
る。
【0088】また、このとき、CP化効率の大きいもの
ほどアパーチャの中央に配置するなどして、CP化効率
の大きなスタンダードセル間のCPアパーチャ上での距
離を小さくして配置することにより、CPアパーチャ上
に照射する電子ビームの移動距離が短く抑制されるた
め、露光時間の短縮を期待することができる。
【0089】さらに、複数のロジック製品間で、使われ
ているスタンダードセルの傾向が大幅に異なる場合に対
応するために、複数のCPアパーチャ5を作製してお
き、各ロジック製品の電子ビーム露光を行なうときに、
CPアパーチャ5を入れ換えることにより、より多くの
ロジック製品に対応することが可能となる。また、図5
に示すようにCPアパーチャ5上に、複数のキャラクタ
選択偏向領域に対応できるように、複数のアパーチャブ
ロック3が用意してあれば、各ロジック製品の露光毎
に、使用するアパーチャブロック3を選択すればよい。
【0090】ライブラリ内では、すべてそれぞれのスタ
ンダードセル内でパターンの形状が定義されている。C
P露光を行なうキャラクタを各スタンダード・セル単位
とする。各CP露光を行なうスタンダードセルは、その
パターンの形状6を図6のように、CPアパーチャブロ
ック3上で定義されており、パターンデータ内では、各
セルのチップ上への配置位置がわかればよい。例えば、
一般的に使われるGDSII STREAM形式のよう
なパターンデータであっても、CP露光を行なうスタン
ダードセルについては、配置している位置だけが記述さ
れておればよく、それに対してVSB露光を行なうパタ
ーンについては、従来通り、パターンの形状を頂点座標
列などの形式でもっていなければならない。
【0091】さらに、設計の簡便さと、作成したレイア
ウトパターン・データからの各電子ビーム露光装置内の
露光データへの変換を簡略にして、変換にかかる時間を
短縮するためにも、電子ビーム露光用のスタンダードセ
ルライブラリを用意し、これを用いた論理合成および自
動P&R、そしてレイアウト・データの生成を行なうこ
とが望ましい。
【0092】この電子ビーム露光用スタンダードセルラ
イブラリは、ライブラリ内のどのスタンダードセルがC
P露光を行なうキャラクタとなっているのか、そのCP
アパーチャ上での位置がわかるようになっていればよ
い。すなわち、図4のように、CP露光を行なうセル
は、アパーチャ上に形状が定義されているためパターン
形状は必要なく以下の3つの情報を持っている。
【0093】1.セルのCPアパーチャ上の配置位置の
指定 2.電子回路のタイミング解析や論理シミュレーション
を行なうのに必要な、遅延、抵抗や容量その他のパラメ
ータ 3.自動P&Rを行なうときに参照される、特に配線を
接続するための信号の入出力位置 CPアパーチャが複数ある場合、または、CPアパーチ
ャ上に複数のアパーチャブロックがある場合は、そのセ
ルの形状があるCPアパーチャ又はアパーチャブロック
の指定も1の配置位置の指定に含まれる。したがって、
通常のスタンダードセルライブラリに対して、パターン
形状のかわりに、1.のセルのCPアパーチャ上の配置
位置を持っていることになる。ただし、複数のCPアパ
ーチャを持つ場合は、使用するCPアパーチャによっ
て、CP露光を行なったりVSB露光を行なうことにな
るため、通常通り、パターンの形状も所有しておく必要
がある。CPアパーチャ上にないパターンについては、
通常のスタンダードセルライブラリと同じである。すな
わち、電子ビーム露光用のスタンダードセルライブラリ
とは、通常のスタンダードセルに対して、CP露光を行
なうセルのCPアパーチャ上の配置位置を加えたものと
考えてよい。
【0094】このような、電子ビーム露光用スタンダー
ドセルライブラリを用いると、図2のステップS3の論
理合成で生成されるネットリストは、図10のようなイ
メージになる。図16の従来のネットリストと同様、各
セルの入出力端子の他のセルとの接続の様子が示されて
いる。図16の従来のネットリストでは、各セルはそれ
らの名前で記述されるが、図10の本実施例によるネッ
トリストでは、CP露光を行うセル8乃至13について
は、そのアパーチャ(あるいは、アパーチャブロック)
上の位置、あるいは、CP露光を行うキャラクタの番号
(図8のNO.)で示される。
【0095】さらに、P&Rにより生成される図2のス
テップS6のレイアウトデータは、図11のように、C
P露光を行うセルについては、それらのアパーチャ(ま
たは、アパーチャブロック)上の位置、あるいは、キャ
ラクタの番号により、パターンを代用することが可能と
なる。図18(a)の従来のレイアウトデータと比較
し、CP露光を行うセルは、セル内の図形の情報が省略
できることがわかる。
【0096】したがって、従来は図19のような流れ
で、レイアウトパターン・データから電子ビーム露光装
置用の露光データに変換していたのだが、予め、どのパ
ターンをCP露光により露光を行なうかがわかってお
り、さらに、実際のパターンデータも各パターンを形成
する頂点列などのポリゴンデータはすべてVSB露光用
のパターンについてのみであるため、図12のように、
CP露光キャラクタの抽出、および、VSB露光データ
とCP露光データへのパターンデータの分割の工程が不
要となり、データ変換を行なうコンピュータにかかる負
荷も小さくなり、データ変換にかかる時間も短くなる。
なお、このデータ変換は露光パターンデータ生成装置を
構成する、CP露光を行なうスタンダードセル以外の部
分をVSB露光用のデータに変換する変換手段で実行さ
れる。
【0097】これより、電子ビーム露光用スタンダード
セルライブラリは、最低限、以下の情報を持っていれば
よい。
【0098】1.スタンダードセル名。
【0099】2.どのCPアパーチャのどの位置にその
スタンダードセルの形状に電子ビームを形成する透過孔
が形成されているかの位置情報。これらは、複数のCP
アパーチャに対してそれぞれのアパーチャ上の位置とい
う形で、複数の組合せをもつことができる。また、スタ
ンダードセルでも、CP露光を行なうことによるショッ
ト数の削減効果が低いものは、始めからVSB露光を行
なうよう、CPアパーチャ上の配置位置を持たないもの
もあり得る。
【0100】3.タイミング解析、論理シミュレーショ
ンで必要なパラメータ 4.自動配線を行なうときに使用する入力・出力の位置
の4つである。これらは、2.のアパーチャの情報を加
えるだけで、現在のライブラリから容易に生成すること
ができる。
【0101】電子ビーム露光用スタンダードセルライブ
ラリを用いて、論理合成および自動P&Rを行なって生
成したロジック製品のレイアウトパターン・データは、
始めからCP露光を行なうスタンダードセルが決められ
ているため、パターンデータからCP露光を行なうキャ
ラクタの抽出を行う必要もなく、従来のデータ変換の工
程数を削減することができ、また、すでにある汎用CP
アパーチャの使用を前提としているので、製品ごとにC
Pアパーチャを作製する必要もないため、マスク作製の
コストを削減することができるだけでなく、パターンデ
ータの生成後、すぐに電子ビーム露光を行なうことがで
き、製品を発注してからできあがるまでの時間を短縮す
ることが可能である。
【0102】さらに、この電子ビーム露光用スタンダー
ドセルライブラリ、および、汎用CPアパーチャを使用
することより、データサイズの巨大化を防ぐために、C
P露光を行なうスタンダードセルのポリゴンデータを省
略することができる。現在のGDSII STREAM
形式のパターンデータでは、すべてのレイヤーを含むも
のでは、数百Mバイトからギガバイトのオーダーに達す
るものも多い。それに対して、この方法で、ファイルサ
イズを小さくしたパターンデータに対しては、インター
ネットなどのネットワークを使用した設計データのダウ
ンロードや、アップロードなどが短時間で行なうことが
でき、社外からの発注や、社外でのプロセスなど、これ
まで困難であったことも、比較的容易に行なうことがで
きるようになる。
【0103】CP方式の電子ビーム露光に適したパター
ンデータの生成方法について説明する。生成方法は図7
のフローチャートに従う。ここで、CPアパーチャが一
組ある場合に、ある製品のパターンデータを生成すると
きの例を示す。
【0104】図13に示すように、製品A用に作製した
CPアパーチャがあるとき、別の製品Bのパターンデー
タを生成する。また、製品Bの許容される露光スループ
ットは最小で10枚/hである。プロセスおよび使用す
る電子ビーム露光装置を仮定して製品Aについて、ショ
ット数を計算し、スループットに換算すると、12枚/
hであった。
【0105】まず図7のステップS11において、図2
で示した論理設計において記述された論理式の論理合成
を、製品A用に作製したCPアパーチャを用いて行な
う。このとき、合成した電子回路の面積や、動作周波数
などを設計制約条件として指定する。
【0106】ステップS12では、製品A用に作製した
CPアパーチャが1つしかないのでステップS13に進
む。
【0107】ステップS13において、合成したネット
リストが、指定した制約条件を満足するものを抽出す
る。
【0108】ステップS14では、CPアパーチャ上の
セルだけで論理合成した場合に、条件を満足するような
CPアパーチャがあるか否か判断する。すなわち、製品
Bの設計時に、使用するCPアパーチャを上記の製品A
のものとして、論理合成をした。しかし、製品A用に作
製したCPアパーチャのみでネットリストを生成するこ
とができなかった。製品A用に作製したCPアパーチャ
は満足しないのでステップS17へ進む。
【0109】ステップS17に進むと、製品A用に作製
したCPアパーチャ上のセルのみを用いるという制限を
なくして、再度論理合成を行なう。
【0110】ステップS18において、ステップS17
で合成したパターンについて、既存の製品A用に作製し
たCPアパーチャを用いて露光する場合の電子ビームシ
ョット数を計算する。このとき、用いるCPアパーチャ
上にあるセルについてはCP露光、その他のセルはVS
B露光を行なうとして計算する。すなわち、回路で使わ
れているスタンダード・セルのうち、製品A用のCPア
パーチャ上にあるセルはCP露光、その他のセルはVS
B露光するとしてショット数を計算したところ、4.9
0Mショット/チップであった。
【0111】ステップS19によって、ステップS18
のショット数の計算を、既存の製品A用に作製したCP
アパーチャに対して行なう。
【0112】ステップS20において、CPアパーチャ
は1つしかないので、製品A用に作製したCPアパーチ
ャを選択する。
【0113】ステップS21において、ステップS20
で選択したショット数を式1によりスループットに換算
すると、3.13枚/hとなった。
【0114】ステップS22において、ステップ21で
計算したスループットが、希望するスループットを下回
った。ステップS23に進む。
【0115】ステップS23において、製品B用のCP
アパーチャを作製する。図8のようにステップS17で
合成したネットリストに含まれるスタンダード・セルの
CP化効率の大きい順にセルを抽出し、新たにCPアパ
ーチャを製作する。
【0116】ステップS24において、新しいCPアパ
ーチャを用いてパターンデータを、P&Rにより生成す
る。この場合のショット数を同様にして計算したら1.
35Mショット/チップとなり、スループットは11.
55枚/hとなった。以上で図7のフローは終了する。
【0117】このフローにより、製品Bの設計時に、ど
のCPアパーチャを使った電子ビーム露光を行なうの
か、あるいは新しくCPアパーチャを作るべきないのを
容易に判断でき、特にこの場合は、新しいCPアパーチ
ャを作製する必要があるとわかる。
【0118】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ロ
ジック製品のような繰り返しパターンの少ない集積回路
でもCP露光が行なえ、CP露光を行なうことによるス
ループット向上の効果が得られ、荷電ビーム露光データ
が容易に生成できる荷電ビーム露光装置を提供できる。
【0119】本発明によれば、ロジック製品のような繰
り返しパターンの少ない集積回路でもCP露光が行な
え、CP露光を行なうことによるスループット向上の効
果が得られ、荷電ビーム露光データが容易に生成できる
アパーチャを提供できる。
【0120】本発明によれば、ロジック製品のような繰
り返しパターンの少ない集積回路でもCP露光が行な
え、CP露光を行なうことによるスループット向上の効
果が得られ、荷電ビーム露光データが容易に生成できる
荷電ビーム露光方法を提供できる。
【0121】本発明によれば、ロジック製品のような繰
り返しパターンの少ない集積回路でもCP露光が行な
え、CP露光を行なうことによるスループット向上の効
果が得られ、荷電ビーム露光データが容易に生成できる
半導体装置の製造方法を提供できる。
【0122】本発明によれば、ロジック製品のような繰
り返しパターンの少ない集積回路でもCP露光が行な
え、CP露光を行なうことによるスループット向上の効
果が得られ、荷電ビーム露光データが容易に生成できる
フォトマスクの製造方法を提供できる。
【0123】本発明によれば、ロジック製品のような繰
り返しパターンの少ない集積回路でもCP露光が行な
え、CP露光を行なうことによるスループット向上の効
果が得られ、荷電ビーム露光データが容易に生成できる
露光パターンデータ生成方法を提供できる。
【0124】本発明によれば、ロジック製品のような繰
り返しパターンの少ない集積回路でもCP露光が行な
え、CP露光を行なうことによるスループット向上の効
果が得られ、荷電ビーム露光データが容易に生成できる
露光パターンデータ生成装置を提供できる。
【0125】本発明によれば、ロジック製品のような繰
り返しパターンの少ない集積回路でもCP露光が行な
え、CP露光を行なうことによるスループット向上の効
果が得られ、荷電ビーム露光データが容易に生成できる
露光パターンを生成するためのデータを記録した記録媒
体を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るCP方式電子ビーム
露光装置の概念図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るレイアウト方法を示
すフローチャート(その1)である。
【図3】CP情報を有するスタンダードセルライブラリ
を用いて生成したASIC製品のデータ構造の階層構造
図である。
【図4】CP方式電子ビーム露光方法で用いるスタンダ
ードセルライブラリのデータ構造図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るCPアパーチャの構
成図である。
【図6】本発明の実施の形態に係るCPアパーチャブロ
ックの構成図である。
【図7】本発明の実施の形態に係るレイアウト方法を示
すフローチャート(その2)である。
【図8】本発明の実施例に係る半導体装置でのスタンダ
ードセルの使用リストである。
【図9】CP露光を行なうキャラクタ数と電子ビームシ
ョットの総数との関係を示すグラフである。
【図10】本発明の実施の形態に係るレイアウト方法の
論理合成によって生成される論理回路図である。
【図11】本発明の実施の形態に係るレイアウト方法の
自動配置配線によって生成されるレイアウト図である。
【図12】本発明の実施の形態に係るレイアウト方法を
行なう場合に、レイアウトのデータから電子ビーム露光
用のデータへのデータの取り扱いを示す図である。
【図13】本発明の実施の形態に係るレイアウト方法を
行なう事による、電子ビームショット数減少の効果と、
露光装置のスループット向上の効果を示す表である。
【図14】従来のCP方式電子ビーム露光装置の概念図
である。
【図15】従来の半導体装置のレイアウト方法を示すフ
ローチャートである。
【図16】従来の半導体装置のレイアウト方法の論理合
成によって生成される論理回路図である。
【図17】スタンダードセルのレイアウトである。
【図18】従来のレイアウト方法の自動配置配線によっ
て生成されるレイアウト図である。
【図19】従来のレイアウト方法を行なう場合に、レイ
アウトのデータから電子ビーム露光用のデータへのデー
タの取り扱いを示す図である。
【符号の説明】
1、2 CP情報を有するスタンダードセルライブラリ 3 アパーチャブロック 4 スタンダードセル形状の電子ビーム成形孔 5 CPアパーチャ 6 スタンダードセル形状 7 VSB用の開口 8乃至13 スタンダードセル 14乃至18、20、22乃至27 CP露光されるス
タンダードセル 19、21 VSB露光されるスタンダードセル 28、47、65 基板又はフォトマスク 30 パターンデータ 31 VSB露光データ 32 CP露光データ 33 電子ビーム露光データ 37 基板 40 電子銃 41 電子ビーム 42 第1成形アパーチャ 43 キャラクタ選択偏向器 44 CPアパーチャ及びCPアパーチャブロック 45 縮小レンズ 46 対物偏向器 48、61乃至64 キャラクタ 49 キャラクタ形状の電子ビーム成形孔 50 従来のCPアパーチャ及びCPアパーチャブロッ
ク 51、52 従来のスタンダードセルライブラリ 53乃至58 スタンダードセル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/82 C Fターム(参考) 2H095 BB01 BB02 BB10 2H097 CA16 GB00 5F056 AA04 AA06 CA04 5F064 AA04 DD02 DD10 EE02 EE42 EE43 HH09 HH12 (54)【発明の名称】 荷電ビーム露光装置、アパーチャ、荷電ビーム露光方法、半導体装置の製造方法、フォトマスク の製造方法、露光パターンデータ生成方法、露光パターンデータ生成装置、及び、露光パターン を生成するためのデータを記録した記録媒体

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デバイス設計の際に用いられるスタンダ
    ードセルの形状の荷電ビーム成形用の透過孔を有するこ
    とを特徴とするアパーチャ。
  2. 【請求項2】 前記透過孔は、使用頻度のより高い前記
    スタンダードセル、あるいは、キャラクタ・プロジェク
    ション(CP)露光を行なうことにより可変成形ビーム
    (VSB)露光を行なった場合よりショット数の削減効
    果のより高いスタンダードセルの形状であることを特徴
    とする請求項1に記載のアパーチャ。
  3. 【請求項3】 前記アパーチャがVSB用開口部を有す
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のアパ
    ーチャ。
  4. 【請求項4】 荷電ビームをアパーチャにより所望の形
    状に成形し、試料に縮小照射・露光を行なうCP方式の
    荷電ビーム露光装置において、 前記アパーチャが、デバイス設計の際に用いられるスタ
    ンダードセルの形状の荷電ビーム成形用の透過孔を有す
    ることを特徴とする荷電ビーム露光装置。
  5. 【請求項5】 前記透過孔は、使用頻度のより高い前記
    スタンダードセル、あるいは、CP露光を行なうことに
    よりVSB露光を行なった場合よりショット数の削減効
    果のより高いスタンダードセルの形状であることを特徴
    とする請求項4に記載の荷電ビーム露光装置。
  6. 【請求項6】 前記アパーチャがVSB用開口部を有す
    ることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の荷電
    ビーム露光装置。
  7. 【請求項7】 荷電ビームをアパーチャにより所望の形
    状に成形し、試料に縮小照射・露光を行なうCP方式の
    荷電ビーム露光方法において、 前記形状が、デバイス設計の際に用いられるスタンダー
    ドセルの形状の荷電ビーム成形用の透過孔であることを
    特徴とする荷電ビーム露光方法。
  8. 【請求項8】 前記スタンダードセルが、使用頻度のよ
    り高い、あるいは、CP露光を行なうことによりVSB
    露光を行なった場合よりショット数の削減効果のより高
    いことを特徴とする請求項7に記載の荷電ビーム露光方
    法。
  9. 【請求項9】 アパーチャが有する透過孔の形状に一致
    するスタンダードセルに係わる情報を用いて電子回路の
    論理合成を行なう工程と、 前記情報を用いて前記スタンダードセルの配置配線を行
    なう工程とを含むことを特徴とする露光パターンデータ
    生成方法。
  10. 【請求項10】 前記情報は、 前記スタンダードセルのセル名と、 前記スタンダードセルの前記アパーチャ上での配置位置
    と、 前記スタンダードセルの信号入出力位置と、 前記スタンダードセルの電子回路の論理シミュレーショ
    ンで用いるパラメータとを含むことを特徴とする請求項
    9に記載の露光パターンデータ生成方法。
  11. 【請求項11】 前記論理合成を行なう工程が、 CP露光に使用する前記アパーチャを決定する工程と、 CP露光を行なう前記スタンダードセルを決定する工程
    とを含むことを特徴とする請求項9又は請求項10に記
    載のパターンデータ生成方法。
  12. 【請求項12】 アパーチャが有する透過孔の形状に一
    致するスタンダードセルに係わる情報を用いて、CP露
    光に使用する前記アパーチャとCP露光を行なう前記ス
    タンダードセルを決定し、電子回路の論理合成を行なう
    論理合成手段と、 前記情報を用いて前記スタンダードセルの配置配線を行
    なう配置配線手段とを有することを特徴とする露光パタ
    ーンデータ生成装置。
  13. 【請求項13】 前記情報は、 前記スタンダードセルのセル名と、 前記スタンダードセルの前記アパーチャ上での配置位置
    と、 前記スタンダードセルの信号入出力位置と、 前記スタンダードセルの電子回路の論理シミュレーショ
    ンで用いるパラメータとを含むことを特徴とする請求項
    12に記載の露光パターンデータ生成装置。
  14. 【請求項14】 前記CP露光を行なう前記スタンダー
    ドセル以外の部分をVSB露光用のデータに変換する変
    換手段とを有することを特徴とする請求項12又は請求
    項13に記載の露光パターンデータ生成装置。
  15. 【請求項15】 アパーチャが有する透過孔の形状に一
    致するスタンダードセルに係わり、 前記スタンダードセルのセル名と、 前記スタンダードセルの前記アパーチャ上での配置位置
    と、 前記スタンダードセルの信号入出力位置と、 前記スタンダードセルの電子回路の論理シミュレーショ
    ンで用いるパラメータとを含むことを特徴とするコンピ
    ュ−タに露光パターンデータを生成させるためのデータ
    を記録したコンピュ−タ読取り可能な記録媒体。
  16. 【請求項16】 半導体装置のスタンダードセルに係わ
    る情報を用いて前記半導体装置の論理合成を行なう工程
    と、 前記情報を用いて前記スタンダードセルの配置配線を行
    なう工程と、 荷電ビームを前記スタンダードセルの形状に成形し、半
    導体基板上に縮小照射・露光を行ない前記配置配線を行
    なう工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造
    方法。
  17. 【請求項17】 半導体装置のスタンダードセルに係わ
    る情報を用いて前記半導体装置の論理合成を行なう工程
    と、 前記情報を用いて前記スタンダードセルの配置配線を行
    なう工程と、 荷電ビームを前記スタンダードセルの形状に成形し、フ
    ォトマスク基板上に照射・露光を行ない前記配置配線を
    行なう工程とを有することを特徴とするフォトマスクの
    製造方法。
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