JP2001272621A - 光走査装置 - Google Patents

光走査装置

Info

Publication number
JP2001272621A
JP2001272621A JP2000085523A JP2000085523A JP2001272621A JP 2001272621 A JP2001272621 A JP 2001272621A JP 2000085523 A JP2000085523 A JP 2000085523A JP 2000085523 A JP2000085523 A JP 2000085523A JP 2001272621 A JP2001272621 A JP 2001272621A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scanning direction
main scanning
section
cross
lens
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000085523A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromitsu Yamakawa
博充 山川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Optical Co Ltd
Priority to JP2000085523A priority Critical patent/JP2001272621A/ja
Publication of JP2001272621A publication Critical patent/JP2001272621A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lenses (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光偏向反射面と被走査面の間に第2の結像光
学系を配した光走査装置において、2,3枚構成からな
る第2の結像光学系の最も光偏向反射面側のレンズ面形
状を規定することにより、主走査方向の等速性を確保し
つつ、被走査面においてビームスポットサイズの均一化
を図る。 【構成】 第2の結像光学系6の最も被走査面7側に配
設されたレンズLは、一方の面が、主走査方向断面に
おいて非円弧状をなし、副走査方向断面において光軸付
近より主走査方向に離れた周辺部の曲率半径の絶対値が
大きい凹面となるように、光軸に直交しかつ主走査方向
に平行な回転軸を有する面からなり、他方の面が、副走
査方向断面において凸となるような、光軸および主走査
方向に直交する回転軸を有するトーリック面またはシリ
ンドリカル面からなり、レンズ全体として光軸近傍にお
ける副走査方向断面が正の屈折力を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光走査装置に関
し、特に光源から発せられた光束を光偏向手段により反
射偏向した後、fθ特性を有する走査光学手段を介して
被走査面上を光走査することにより画像情報を記録する
ようにした電子写真プロセスを有するレーザビームプリ
ンタ、デジタル複写機およびレーザ製版装置等に好適に
用いられる光走査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、レーザビーム等の光ビームを
感光材料等の被走査面上において走査し、この被走査面
上に画像を形成するレーザビームプリンタ、デジタル複
写機およびレーザ製版装置等の光走査装置が知られてい
る。このような光走査装置は、光源から発せられた光束
を反射偏向して被走査面上を走査せしめる回転多面鏡等
の光偏向手段と、光束を被走査面上に結像させる結像光
学系とを備えている。
【0003】このような光走査装置として、本出願人は
特願平11−33821号明細書において、トーリック
および非球面レンズを光偏向反射面側に配設し、副走査
方向断面にのみ正のパワーをもつシリンドリカルレンズ
を配設し、主に副走査方向の成分光の像面湾曲を補正し
得る光走査装置を提案している。
【0004】また、特開昭61−120112号公報等
に記載されたように、副走査方向断面において曲率半径
の絶対値が光軸近傍から主走査方向に離れるにしたがっ
て大きくなる凸面、あるいは、特開平3−33712号
公報等に記載されたように、副走査方向断面において曲
率半径の絶対値が光軸近傍から主走査方向に離れるにし
たがって小さくなる凹面を用いたレンズを被走査面近く
に配して、光軸から主走査方向に離れるにしたがって副
走査方向断面の正のパワーを小さくしていくか、または
負のパワーを大きくしていくことにより、主に副走査方
向成分の像面湾曲を補正した光学系が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した特願平11−
33821号明細書において開示した光走査装置では、
像面湾曲および被走査面上のビームスポットの等速性に
関する歪曲収差を良好に補正しているが、さらに、有効
走査領域内のあらゆる走査角に対応する被走査面におい
て、ビームスポットサイズの均一化を図ることが望まれ
ている。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みなされたも
ので、主走査方向の等速性を確保しつつ、被走査面にお
いてビームスポットサイズの均一化を図ることができる
光走査装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光走査装置
は、上述した目的を達成するため、光源からの光束を略
平行な光束として射出するコリメータレンズと、該光束
を所定位置において副走査方向に結像させる第1の結像
光学系と、前記所定位置またはその近傍に配設された光
偏向反射面を有する光偏向手段と、前記光偏向手段によ
り反射偏向された光束を被走査面上に結像させる第2の
結像光学系とを有する光走査装置において、前記第2の
結像光学系は、2または3枚のレンズからなり、該レン
ズのうちの最も被走査面側に配設されたレンズは、その
一方の面が、主走査方向断面において非円弧状をなし、
副走査方向断面において光軸付近から主走査方向に離れ
た周辺部の曲率半径の絶対値が大きい凹面となるよう
に、光軸に対して直交しかつ主走査方向に対して平行な
回転軸を有する面からなり、他方の面が、副走査方向断
面において凸となるような、光軸および主走査方向に対
して直交する回転軸を有するトーリック面またはシリン
ドリカル面からなり、該レンズ全体として光軸近傍にお
ける副走査方向断面が正の屈折力を有することを特徴と
するものである。
【0008】また、前記第2の結像光学系のうちの最も
被走査面側に配設されたレンズは、光偏向反射面側の面
が、主走査方向断面において非円弧状をなし、副走査方
向断面において光軸付近から主走査方向に離れた周辺部
の曲率半径の絶対値が大きい凹面となるように、光軸に
対して直交し主走査方向に対して平行な回転軸を有する
面からなり、被走査面側の面が、主走査方向断面におい
て凹、副走査方向断面において凸となるような、光軸お
よび主走査方向に対して直交する回転軸を有するトーリ
ック面からなり、該レンズ全体として光軸近傍における
主走査方向断面が負、副走査方向断面が正の屈折力を有
するように構成することが可能である。
【0009】また、前記第2の結像光学系のうちの最も
被走査面側に配設されたレンズは、光偏向反射面側の面
が、主走査方向断面において直線状をなし、副走査方向
断面において凸のシリンドリカル面からなり、被走査面
側の面が、主走査方向断面において非円弧状をなし、副
走査方向断面において、光軸付近より主走査方向に離れ
た周辺部の曲率半径の絶対値が大きい凹面となるよう
な、光軸に対して直交しかつ主走査方向に対して平行な
回転軸を有する面からなり、該レンズ全体として主走査
方向断面の光軸近傍においてほとんど屈折力を有せず、
副走査方向断面が正の屈折力を有するように構成するこ
とが可能である。
【0010】また、前記第2の結像光学系のうちの最も
光偏向手段側に配設されたレンズは、光偏向反射面側の
面が、主走査方向断面において円弧状または非円弧状を
なし、光軸に対して直交し主走査方向に対して平行な回
転軸を有する面からなり、被走査面側の面が、光軸およ
び主走査方向に対して直交する回転軸を有するトーリッ
ク面からなり、全体として、主走査方向断面および副走
査方向断面が正の屈折力を有し、光軸近傍において被走
査面側が凸のメニスカス形状をなすことが好ましい。さ
らに、前記第2の結像光学系を構成する各レンズは、プ
ラスチック材料からなることが好ましい。
【0011】ここで、「主走査方向」とは、偏向された
光束の被走査面上における軌跡に平行な方向を意味し、
「副走査方向」とは、被走査面上で主走査方向と略直交
する方向を意味する。また、「主走査方向断面」とは、
光軸を含む主走査方向の断面を意味し、「副走査方向断
面」とは、主走査方向断面に垂直で光軸を含む断面を意
味する。
【0012】また、「非円弧」とは、所定の断面におい
て円弧でない線の形状を意味する。さらに、後述する
「非球面」とは、光軸を回転軸として非円弧を回転させ
た回転対称である面の形状を意味する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明の実施形態に係る光走査装
置の構成を示す概略図である。本発明に係る光走査装置
は、図1に示すように、光源1からの光束を略平行な光
束として射出するコリメータレンズ2と、この略平行光
束を所定位置またはその近傍において副走査方向に結像
させる第1の結像光学系であるシリンドリカルレンズ3
と、当該所定位置の近傍に複数の光偏向反射面4を有
し、コリメータレンズ2からの光束を反射偏向して被走
査面7上に走査する光偏向手段であるポリゴンミラー5
と、ポリゴンミラー5により反射偏向された光束を被走
査面7上に結像させ、この光束を略等速に被走査面7上
に走査させるように作用する第2の結像光学系6とを備
えている。
【0015】この第2の結像光学系6は、光偏向反射面
4側の第1レンズLと、被走査面7側の第2レンズL
の2枚のレンズからなる。なお、第2の結像光学系6
は2枚のレンズに限らず、3枚のレンズにより構成して
もよい。
【0016】次に、図2、3を用いて、第2の結像光学
系6について説明する。図2、3は、本発明の実施形態
に係る光走査装置の第2の結像光学系6の構成を示すも
ので、図2は第2の結像光学系6を2枚のレンズにより
構成した場合の構成図(平面図(a)および縦断面図
(b))、図3は第2の結像光学系6を3枚のレンズに
より構成した場合の構成図(平面図(a)および縦断面
図(b))である。
【0017】まず、第2の結像光学系6を2枚のレンズ
により構成した場合について説明する。2枚構成からな
る第2の結像光学系6は、図2に示すように、光偏向反
射面4側に配設された第1レンズLと被走査面7側に
配設された第2レンズLからなる。
【0018】上記第1レンズLは、光偏向反射面4側
の面が、主走査方向断面において非円弧状をなし、光軸
に対して直交しかつ主走査方向に対して平行な回転軸を
有する面からなり、被走査面7側の面が、光軸および主
走査方向に対して直交する回転軸を有するトーリック面
からなる。また、第1レンズL全体として、主走査方
向断面および副走査方向断面が正のパワーを有し、光軸
近傍において被走査面7側が凸のメニスカス形状をなし
ている。なお、光偏向反射面4側の面は、主走査方向断
面において円弧状をなすように構成してもよい。
【0019】上記第2レンズLは、光偏向反射面4側
の面が、主走査方向断面において非円弧状をなし、副走
査方向断面において光軸に対して直交しかつ主走査方向
に対して平行な回転軸を有する面からなり、被走査面7
側の面が、主走査方向断面において凹、副走査方向断面
において凸となるような、光軸および主走査方向に対し
て直交する回転軸を有するトーリック面からなる。ま
た、第2レンズL全体として、光軸近傍における主走
査方向断面が負、副走査方向断面が正のパワーを有する
ようになっている。なお、被走査面7側の面は、シリン
ドリカル面となるように構成してもよい。さらに、光偏
向反射面4側の面形状と被走査面7側の面形状とを入れ
替えて構成してもよい。
【0020】また、第2の結像光学系6を構成する第1
レンズL、第2レンズLは、プラスチック材料によ
り構成することが好ましい。このように第2の結像光学
系6をプラスチック材料からなるレンズにより構成する
ことにより、各レンズの加工性が向上して製造が容易に
なるとともに、コストを低減することができる。
【0021】次に、第2の結像光学系6を3枚のレンズ
により構成した場合について説明する。3枚構成からな
る第2の結像光学系6は、図3に示すように、光偏向反
射面4側から順に、第1レンズL、第2レンズL
第3レンズLを配設してなる。
【0022】上記第1レンズLは、光偏向反射面4側
の面が、主走査方向断面において非円弧状をなし、光軸
に対して直交しかつ主走査方向に対して平行な回転軸を
有する面からなり、被走査面7側の面が、光軸および主
走査方向に対して直交する回転軸を有するトーリック面
からなる。また、第1レンズL全体として、主走査方
向断面および副走査方向断面が正のパワーを有し、光軸
近傍において被走査面7側が凸のメニスカス形状をなし
ている。なお、光偏向反射面4側の面は、主走査方向断
面において円弧状をなすように構成してもよい。
【0023】上記第3レンズLは、光偏向反射面4側
の面が、主走査方向断面において直線状をなし、副走査
方向断面において凸のシリンドリカル面からなり、被走
査面側7の面が、主走査方向断面において非円弧状をな
し、副走査方向断面において凹となり、光軸付近より主
走査方向に離れた周辺部の曲率半径の絶対値が大きい凹
面となるような、光軸に対して直交しかつ主走査方向に
対して平行な回転軸を有する面からなる。また、第3レ
ンズL全体として主走査方向断面の光軸近傍において
ほとんどパワーを有せず、副走査方向断面が正のパワー
を有するようになっている。なお、被走査面7側の面
は、シリンドリカル面となるように構成してもよい。さ
らに、光偏向反射面4側の面形状と被走査面7側の面形
状とを入れ替えて構成してもよい。
【0024】また、第2の結像光学系6を構成する第1
レンズL、第2レンズL、第3レンズLは、プラ
スチック材料により構成することが好ましい。このよう
に第2の結像光学系6をプラスチック材料からなるレン
ズにより構成することにより、各レンズの加工性が向上
して製造が容易になるとともに、コストを低減すること
ができる。
【0025】以下、本発明に係る光走査装置の光学系に
おいて、特にその特徴となる第2の結像光学系6につい
て、その実施例を具体的数値を用いて説明する。なお、
以下の各実施例における数値データは、主走査方向の焦
点距離で規格化されている。
【0026】<実施例1>実施例1における第2の結像
光学系6は、2枚のレンズL、Lからなり、上述し
た図2に示す構成となっている。この実施例1における
第2の結像光学系6の各レンズ面の曲率半径R、R
(Rは主走査方向断面における曲率半径、Rは副走
査方向断面における曲率半径であり、以下の実施例2〜
4においても同様である。)、各レンズのレンズ間隔
(もしくはレンズ厚)D、および各レンズの波長780
nmにおける屈折率Nを表1の上段に示す。ただし、こ
の表1および後述する表2〜4において、各記号R、
D、Nに対応させた数字は光偏向反射面4側から順に増
加するようになっている。また、曲率半径R、R
は、後述するように、レンズ面が主走査方向断面形状
において非円弧となる面または非球面の場合は、光軸付
近の曲率半径の数値を示している。
【0027】
【表1】
【0028】ここで、各レンズ面について説明する。各
レンズ面において、所定断面における形状が非円弧とな
る面の非円弧形状は、下記の、非円弧/非球面式により
表される。なお、この非円弧/非球面式は、以下の実施
例2〜4における非円弧形状および非球面形状において
も同様である。
【0029】
【数1】
【0030】上記表1の中段に、この実施例1における
上記非円弧/非球面式に示される各非円弧の各係数1/
R、K、A、A、A、A10の値を示す。
【0031】第1面、すなわち、光偏向反射面4側に配
設された第1レンズLの光偏向反射面4側の面は、上
記非円弧/非球面式および各係数により表される主走査
方向断面上の非円弧を、この非円弧が光軸と交わる点か
ら光軸上に曲率半径RV1だけ離れた点を含み同断面に
おいて光軸に対して直交しかつ主走査方向に対して平行
な直線を回転軸として回転させて形成される形状をな
す。
【0032】第2面、すなわち、光偏向反射面4側に配
設された第1レンズLの被走査面7側の面は、曲率半
径RV2なる円弧を、この円弧が光軸と交わる点から光
軸上に曲率半径RH2だけ離れた点を含む主走査方向断
面に直交する直線を回転軸として回転させて形成される
形状をなす。
【0033】第3面、すなわち、被走査面7側に配設さ
れた第2レンズLの光偏向反射面4側の面は、上記非
円弧/非球面式および各係数により表される主走査方向
断面上の非円弧を、この非円弧が光軸と交わる点から光
軸上に曲率半径RV3だけ離れた点を含み同断面におい
て光軸に対して直交しかつ主走査方向に対して平行な直
線を回転軸として回転させて形成される形状をなす。
【0034】第4面、すなわち、被走査面7側に配設さ
れた第2レンズLの被走査面7側の面は、曲率半径R
V4なる円弧を、この円弧が光軸と交わる点から光軸上
に曲率半径RH4だけ離れた点を含む主走査方向断面に
直交する直線を回転軸として回転させて形成される形状
をなす。
【0035】上記表1の下段に、本実施例1における光
偏向反射面4から第1面までの面間隔D、主走査方向
の焦点距離f、副走査方向の焦点距離f、光偏向反
射面4と被走査面7との間の副走査方向断面の倍率
β、半画角θの各値を示す。
【0036】<実施例2>実施例2における第2の結像
光学系6は、2枚のレンズからなり、上述した実施例1
とほぼ同様の構成とされている。この実施例2における
第2の結像光学系6の各レンズ面の曲率半径R
、各レンズのレンズ間隔(もしくはレンズ厚)D、
および各レンズの波長780nmにおける屈折率Nを表
2の上段に示す。
【0037】
【表2】
【0038】また、上記表2の中段に、この実施例2に
おける上記非円弧/非球面式に示される各非円弧の各係
数1/R、K、A、A、A、A10の値を示し、
表2の下段に、本実施例2における光偏向反射面4から
第1面までの面間隔D、主走査方向の焦点距離f
副走査方向の焦点距離f、光偏向反射面4と被走査面
7との間の副走査方向断面の倍率β、半画角θの各値
を示す。
【0039】<実施例3>実施例3における第2の結像
光学系6は、2枚のレンズからなり、上述した実施例1
と比較して、第2レンズLの面形状において光偏向反
射面4側と被走査面7側とが入れ替わっている。
【0040】この実施例3における第2の結像光学系6
の各レンズ面の曲率半径R、R、各レンズのレンズ
間隔(もしくはレンズ厚)D、および各レンズの波長7
80nmにおける屈折率Nを表3の上段に示す。
【0041】
【表3】
【0042】また、上記表3の中段に、この実施例3に
おける上記非円弧/非球面式に示される各非円弧の各係
数1/R、K、A、A、A、A10の値を示す。
【0043】第1面、すなわち、光変更反射面4側に配
設された第1レンズLの光偏向反射面4側の面は、主
走査方向断面上の曲率半径RH1なる円弧を、この円弧
が光軸と交わる点から光軸上に曲率半径RV1だけ離れ
た点を含み、同断面において光軸に直交しかつ主走査方
向に対して平行な直線を回転軸として回転させて形成さ
れる形状をなす。
【0044】第2面、すなわち、光変更反射面4側に配
設された第1レンズLの被走査面7側の面は、曲率半
径RV2なる円弧を、この円弧が光軸と交わる点から光
軸上に曲率半径RH2だけ離れた点を含む主走査方向断
面に直交する直線を回転軸として回転させて形成される
形状をなす。
【0045】第3面、すなわち、被走査面7側に配設さ
れた第2レンズLの光偏向反射面4側の面は、主走査
方向断面において直線状をなし、副走査方向断面におい
て曲率半径RV3なるシリンドリカル面の形状をなす。
【0046】第4面、すなわち、被走査面7側に配設さ
れた第2レンズLの被走査面7側の面は、上記非円弧
/非球面式および各係数により表される主走査方向断面
上の非円弧を、この非円弧が光軸と交わる点から光軸上
に曲率半径RV4だけ離れた点を含み同断面において光
軸に対して直交しかつ主走査方向に対して平行な直線を
回転軸として回転させて形成される形状をなす。
【0047】上記表3の下段に、本実施例1における光
偏向反射面4から第1面までの面間隔D、主走査方向
の焦点距離f、副走査方向の焦点距離f、光偏向反
射面4と被走査面7との間の副走査方向断面の倍率
β、半画角θの各値を示す。
【0048】<実施例4>実施例4における第2の結像
光学系6は、3枚のレンズからなり、上述した図3に示
す構成となっている。この実施例4における第2の結像
光学系6の各レンズ面の曲率半径R、R、各レンズ
のレンズ間隔(もしくはレンズ厚)D、および各レンズ
の波長780nmにおける屈折率Nを表4の上段に示
す。
【0049】
【表4】
【0050】また、上記表4の中段に、この実施例4に
おける上記非円弧/非球面式に示される各非円弧/非球
面の各係数1/R、K、A、A、A、A10の値
を示す。
【0051】第1面、すなわち、最も光偏向反射面4側
に配設された第1レンズLの光偏向反射面4側の面
は、上記非円弧/非球面式および各係数により表される
主走査方向断面上の非円弧を、この非円弧が光軸と交わ
る点から光軸上に曲率半径R だけ離れた点を含み同
断面において光軸に対して直交しかつ主走査方向に対し
て平行な直線を回転軸として回転させて形成される形状
をなす。
【0052】第2面、すなわち、最も光偏向反射面4側
に配設された第1レンズLの被走査面7側の面は、曲
率半径RV2なる円弧を、この円弧が光軸と交わる点か
ら光軸上に曲率半径RH2だけ離れた点を含む主走査方
向断面に直交する直線を回転軸として回転させて形成さ
れる形状をなす。
【0053】第3面および第4面、すなわち、中間に配
設された第2レンズLの両面は、上記非円弧/非球面
式および各係数により表される主走査方向断面上の非円
弧を、光軸を回転軸として回転させて形成される非球面
形状をなす。
【0054】第5面、すなわち、最も被走査面7側に配
設された第3レンズLの光偏向反射面4側の面は、主
走査方向断面において直線状をなし、副走査方向断面に
おいて曲率半径RV5なるシリンドリカル面の形状をな
す。
【0055】第6面、すなわち、最も被走査面7側に配
設された第3レンズLの被走査面7側の面は、上記非
円弧/非球面式および各係数により表される主走査方向
断面上の非円弧を、この非円弧が光軸と交わる点から光
軸上に曲率半径RV6だけ離れた点を含み同断面におい
て光軸に対して直交しかつ主走査方向に対して平行な直
線を回転軸として回転させて形成される形状をなす。
【0056】上記表4の下段に、本実施例4における光
偏向反射面4から第1面までの面間隔D、主走査方向
の焦点距離f、副走査方向の焦点距離f、光偏向反
射面4と被走査面7との間の副走査方向断面の倍率
β、半画角θの各値を示す。
【0057】図4〜7に、本実施例1〜4に係る光走査
装置の光学系の各収差図(像面湾曲および歪曲収差)を
示す。なお、像面湾曲の各収差図では、主走査方向およ
び副走査方向の収差をそれぞれ示している。
【0058】図4〜7から明らかなように、各実施例1
〜4によれば、各収差が良好に補正されている。
【0059】なお、上記実施例では、副走査方向断面に
おいて曲率半径の絶対値が光軸近傍から主走査方向に離
れるにしたがって大きくなる凹面である面を用いたレン
ズを被走査面近くに配している。これに対して、副走査
方向断面の曲率半径が、光軸近傍から主走査方向に離れ
るにしたがって大きくなっていくが、途中で再び小さく
なるような形状としてもよい。
【0060】また、本発明に係る光走査装置としては、
上記実施例のものに限られるものではなく種々の態様の
変更が可能であり、例えば各レンズの曲率半径R、R
およびレンズ間隔(もしくはレンズ厚)Dを適宜変更
することが可能である。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る光走
査装置によれば、光偏向反射手段と被走査面との間に配
設した2枚または3枚のレンズからなる第2の結像光学
系において、最も被走査面側に配設されたレンズは、そ
の一方の面が、主走査方向断面において非円弧状をな
し、副走査方向断面において光軸付近より主走査方向に
離れた周辺部の曲率半径の絶対値が大きい凹面となるよ
うに、光軸に対して直交しかつ主走査方向に対して平行
な回転軸を有する面からなり、他方の面が、副走査方向
断面において凸となるような、光軸および主走査方向に
対して直交する回転軸を有するトーリック面またはシリ
ンドリカル面であり、該レンズ全体として光軸近傍にお
ける副走査方向断面が正の屈折力を有するような構成と
することにより、主走査方向の等速性を確保しつつ、被
走査面においてビームスポットサイズの均一化を図るこ
とが可能となる。
【0062】また、2枚または3枚のレンズからなる第
2の結像光学系のうちの最も光偏向手段側に配設された
レンズは、光偏向反射面側の面が、主走査方向断面にお
いて円弧状または非円弧状をなし、光軸に対して直交し
かつ主走査方向に対して平行な回転軸を有する面からな
り、被走査面側の面が、光軸および主走査方向に対して
直交する回転軸を有するトーリック面からなるような構
成とすることにより、上述した最も被走査面側に配設さ
れたレンズが奏する効果と相乗して、被走査面における
ビームスポットサイズをさらに均一化することが可能と
なる。
【0063】また、最も光偏向手段側に配設されたレン
ズにおいて、主走査方向断面および副走査方向断面が正
の屈折力を有し、光軸近傍において被走査面側が凸のメ
ニスカス形状をなすような構成とすることにより、当該
レンズに対する光線の入射角および出射角を比較的小さ
くすることができ、レンズ加工における誤差の許容度を
大きくすることが可能となる。
【0064】また、第2の結像光学系をプラスチック材
料からなるレンズにより構成することにより、各レンズ
の加工性が向上して製造が容易になるとともに、コスト
を低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る光走査装置の構成を示
す概略図
【図2】本発明の実施形態に係る光走査装置において、
第2の結像光学系を2枚のレンズにより構成した場合の
構成図
【図3】本発明の実施形態に係る光走査装置において、
第2の結像光学系を3枚のレンズにより構成した場合の
構成図
【図4】実施例1に係る光走査装置における光学系の収
差図
【図5】実施例2に係る光走査装置における光学系の収
差図
【図6】実施例3に係る光走査装置における光学系の収
差図
【図7】実施例4に係る光走査装置における光学系の収
差図
【符号の説明】
〜L 第2の結像光学系を構成するレンズ RH1〜RH6 レンズ面の主走査方向の曲率半径 RV1〜RV6 レンズ面の副走査方向の曲率半径 D〜D レンズ面間隔(レンズ厚) 1 光源 2 コリメータレンズ 3 シリンドリカルレンズ 4 光偏向反射面 5 ポリゴンミラー 6 第2の結像光学系 7 被走査面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C362 AA26 AA40 BA86 BB14 BB22 2H045 AA01 BA02 CA04 CA34 CA55 CA68 CB15 2H087 KA19 LA22 PA02 PA03 PA17 PB02 PB03 QA03 QA05 QA06 QA07 QA12 QA22 QA32 QA33 QA38 QA41 QA45 RA05 RA07 RA08 RA12 RA13 RA45 UA01 5C072 AA03 BA17 DA02 HA02 HA08 HA13 HB10 XA01 XA05 9A001 BB06 KK16

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源からの光束を略平行な光束として射
    出するコリメータレンズと、該光束を所定位置において
    副走査方向に結像させる第1の結像光学系と、前記所定
    位置またはその近傍に配設された光偏向反射面を有する
    光偏向手段と、前記光偏向手段により反射偏向された光
    束を被走査面上に結像させる第2の結像光学系とを有す
    る光走査装置において、 前記第2の結像光学系は、2または3枚のレンズからな
    り、 該レンズのうちの最も被走査面側に配設されたレンズ
    は、その一方の面が、主走査方向断面において非円弧状
    をなし、副走査方向断面において光軸付近より主走査方
    向に離れた周辺部の曲率半径の絶対値が大きい凹面とな
    るように、光軸に対して直交しかつ主走査方向に対して
    平行な回転軸を有する面からなり、他方の面が、副走査
    方向断面において凸となるような、光軸および主走査方
    向に対して直交する回転軸を有するトーリック面または
    シリンドリカル面からなり、該レンズ全体として光軸近
    傍における副走査方向断面が正の屈折力を有することを
    特徴とする光走査装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の結像光学系のうちの最も被走
    査面側に配設されたレンズは、光偏向反射面側の面が、
    主走査方向断面において非円弧状をなし、副走査方向断
    面において光軸付近より主走査方向に離れた周辺部の曲
    率半径の絶対値が大きい凹面となるように、光軸に対し
    て直交しかつ主走査方向に対して平行な回転軸を有する
    面からなり、被走査面側の面が、主走査方向断面におい
    て凹、副走査方向断面において凸となるような、光軸お
    よび主走査方向に対して直交する回転軸を有するトーリ
    ック面からなり、該レンズ全体として光軸近傍における
    主走査方向断面が負、副走査方向断面が正の屈折力を有
    することを特徴とする請求項1記載の光走査装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の結像光学系のうちの最も被走
    査面側に配設されたレンズは、光偏向反射面側の面が、
    主走査方向断面において直線状をなし、副走査方向断面
    において凸のシリンドリカル面からなり、被走査面側の
    面が、主走査方向断面において非円弧状をなし、副走査
    方向断面において、光軸付近より主走査方向に離れた周
    辺部の曲率半径の絶対値が大きい凹面となるような、光
    軸に対して直交しかつ主走査方向に対して平行な回転軸
    を有する面からなり、該レンズ全体として主走査方向断
    面の光軸近傍においてほとんど屈折力を有せず、副走査
    方向断面が正の屈折力を有することを特徴とする請求項
    1記載の光走査装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の結像光学系のうちの最も光偏
    向手段側に配設されたレンズは、光偏向反射面側の面
    が、主走査方向断面において円弧状または非円弧状をな
    し、光軸に対して直交しかつ主走査方向に対して平行な
    回転軸を有する面からなり、被走査面側の面が、光軸お
    よび主走査方向に対して直交する回転軸を有するトーリ
    ック面からなり、全体として、主走査方向断面および副
    走査方向断面が正の屈折力を有し、光軸近傍において被
    走査面側が凸のメニスカス形状をなすことを特徴とする
    請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載の光走査装
    置。
  5. 【請求項5】 前記第2の結像光学系を構成する各レン
    ズは、プラスチック材料からなることを特徴とする請求
    項1〜4のうちのいずれか1項に記載の光走査装置。
JP2000085523A 2000-03-27 2000-03-27 光走査装置 Withdrawn JP2001272621A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000085523A JP2001272621A (ja) 2000-03-27 2000-03-27 光走査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000085523A JP2001272621A (ja) 2000-03-27 2000-03-27 光走査装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001272621A true JP2001272621A (ja) 2001-10-05

Family

ID=18601849

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000085523A Withdrawn JP2001272621A (ja) 2000-03-27 2000-03-27 光走査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001272621A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3453737B2 (ja) 走査結像光学系・光走査装置および画像形成装置
US6512623B1 (en) Scanning optical device
JP4057135B2 (ja) コリメータレンズおよびこれを用いた光走査装置
JP2001281604A (ja) コリメータレンズおよびこれを用いた光走査装置
JPH06230307A (ja) レ−ザ走査装置及び走査レンズ
JP4293780B2 (ja) 走査光学系
JP4488263B2 (ja) f・θレンズ
JPH08190062A (ja) 走査レンズ及び光走査装置
JP3713085B2 (ja) 反射型走査光学系
JP4349500B2 (ja) 光走査光学系
JP2000267030A (ja) 光走査装置
JPH07174998A (ja) 走査レンズ及び光走査装置
JP3627781B2 (ja) レーザー走査装置
JP3478490B2 (ja) 光走査装置および走査結像光学系および画像形成装置
JP3375397B2 (ja) 走査光学系
JP2001272621A (ja) 光走査装置
JP3420439B2 (ja) 光走査光学系及びそれを備えるレーザービームプリンタ
JP3196709B2 (ja) 走査レンズ及び光走査装置
JPH0968664A (ja) 光ビーム走査用光学系
JP2000002848A (ja) 走査光学装置
JP2002107646A (ja) 光走査装置
JP3411661B2 (ja) 走査光学系
JPH09146030A (ja) 光走査装置
JP3069281B2 (ja) 光走査光学系
JP3558847B2 (ja) マルチビーム走査装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070605