JP3713085B2 - 反射型走査光学系 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばレーザービームプリンターやレーザーファクシミリ等に利用される走査光学系に関し、特に、走査レンズに代えてミラーを用いた反射型走査光学系に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の反射型走査光学系は、例えば特開平4−245214号公報に開示される。この公報に開示される走査光学系は、半導体レーザーから発した光束をポリゴンミラーにより偏向し、凸の第1球面ミラー、凹の第2球面ミラーを介して感光体ドラム上に走査スポットを形成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の公報に記載された走査光学系は、ポリゴンミラーにより偏向された光束を2枚の球面ミラーのみによって走査対象面上に結像させる構成であるため、走査速度を一定にし、像面を平坦にするために各球面ミラーの曲率半径の自由度が制限される。特に、公報の構成では第1ミラーの曲率半径を変更すると副走査方向の像面湾曲が大きく劣化するため、第1ミラーの曲率半径を調整して光学系の小型化を図ることができないという問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明にかかる反射型走査光学系は、上記の課題を解決するため、ポリゴンミラーを、ポリゴンミラーに対する入射光路と反射光路とが副走査方向において分離されるよう配置し、このポリゴンミラーにより主走査方向に偏向された光束を主走査方向に負のパワーを持つ第1曲面ミラーで一旦ポリゴンミラー側に折り返した後、主走査方向に正のパワーを持つ第2曲面ミラーにより再度第1曲面ミラー側に折り返し、主として副走査方向のパワーを有するトーリックレンズを介して走査対象面上に結像させるよう構成したことを特徴とする。第1、第2曲面ミラーは、それぞれ入射光路と射出光路とが副走査方向に分離されるよう配置されている。
【0005】
トーリックレンズを設けることにより、このトーリックレンズに副走査方向の像面湾曲の補正効果を負担させることができ、2つの曲面ミラー、特に第1曲面ミラーの曲率半径の選択の自由度が大きくなる。
【0006】
なお、この明細書では、「光学系の光軸」は、走査対象面上のスポットが走査中心に達する際の光束の主光線に一致する軸として定義される。また、「主走査方向」は、光学系の光軸に垂直な面内において走査対象面上でのスポットの走査方向に相当する方向、「副走査方向」は光学系の光軸に垂直な面内において主走査方向に直交する方向と定義される。さらに、ポリゴンミラーより走査対象面側の光学系の光軸とポリゴンミラーの回転軸とを含む平面を「副走査平面」と定義する。
【0007】
また、ポリゴンミラーへの入射光の光路とポリゴンミラーからの反射光の光路とを副走査方向において分離することにより、これらの光路の主走査方向における位置関係は自由になる。ここで、ポリゴンミラーへの入射光の光路が、副走査平面内に位置する場合には、主走査方向における入射光束と反射光束とのなす角度が偏向角の変化に伴って走査中心を境に対称に変化するため、走査対象面上での光束の波面が光軸を境として対称に変化する。
【0008】
ただし、ポリゴンミラーへの入射光路と反射光路とが副走査方向において分離される構成とすると、副走査方向において入射光束と反射光束とのなす角(以下、「分離角度」という)が偏向角の変化に伴って変化するため、走査対象面上で走査線が弓状に湾曲する。この弓状の走査線の湾曲量を小さく抑えるためには、第1ミラーの副走査方向のパワーをP1s、主走査方向のパワーをP1mとしたときに、P1s>P1mの関係を満たすよう第1曲面ミラーを構成することが望ましい。第1曲面ミラーは主走査方向に負のパワーを有するため、副走査方向のパワーが主走査方向と同一であると、偏向角の違いにより、すなわち走査対象面上のスポット位置が主走査方向の中央部であるか周辺部であるかの違いにより、副走査方向の分離角度の差が拡大する。第1曲面ミラーの副走査方向のパワーを正の方向に近づけることにより、分離角度の差を縮小することができ、走査線の湾曲量が抑えられる。
【0009】
また、第1ミラーの主走査方向の曲率半径をR1m、第2ミラーの主走査方向の曲率半径をR2mとしたときに、|R1m|<|R2m|の関係が成り立つよう構成することが望ましい。第1曲面ミラーが主走査方向に負のパワーを持つことにより、第1曲面ミラーで反射された光束の偏向角は、ポリゴンミラーによる偏向角に対して見掛け上拡大される。この偏向角の見かけの拡大率mは、ポリゴンミラーの反射面から第1曲面ミラーまでの間隔をaとすると、m=(R1m+2a)/R1mで表される。したがって、拡大率mを高めるためには、第1曲面ミラーの曲率半径の絶対値|R1m|は小さく負のパワーが強い方が望ましい。一方、第2曲面ミラーは、主走査方向で正のパワーが過大となると走査幅が縮小するため、曲率半径の絶対値|R2m|はある程度大きい方が望ましい。|R1m|<|R2m|の関係が成り立つよう構成することにより、拡大率mを保ちつつ、走査幅を大きく確保することができる。
【0010】
【発明の実施態様】
以下、この発明にかかる反射型走査光学系の実施態様を説明する。実施態様の走査光学系は、副走査方向の説明図である図1、および主走査方向の説明図である図2に示されるように、半導体レーザー1aとコリメートレンズ1bとから成る光源部1から発したレーザー光をオブジェクティブレンズ2、シリンドリカルレンズ3を介してポリゴンミラー4に入射させる。
【0011】
ポリゴンミラー4で反射、偏向されて走査対象面であるドラム8側に折り返されたレーザー光は、第1曲面ミラー5によりポリゴンミラー4側に折り返された後、第2曲面ミラー6により再度ドラム8側に折り返される。第2曲面ミラー6からの反射光は、トーリックレンズ7を介してドラム8上に主走査方向に走査するスポットを形成する。
【0012】
図2に示されるように、光源部1から発してポリゴンミラー4に入射する光束の中心軸と、ポリゴンミラー4よりドラム8側の光学系の光軸とは、共にポリゴンミラー4の回転軸4aを含む副走査平面に位置している。
【0013】
オブジェクティブレンズ2は、主、副両走査方向について正のパワーを持つ回転対称なレンズであり、光源部1からのレーザー光を収束させる。シリンドリカルレンズ3は、副走査方向にのみ正のパワーを有し、レーザー光をポリゴンミラー4の反射面の近傍で副走査方向において一旦結像させる。
【0014】
光源部1側からの光束は、図1に示されるように、副走査方向においてポリゴンミラー4の法線に対して所定の入射角で入射するため、この入射光の光路とポリゴンミラー4からの反射光の光路とは副走査方向において図中上下方向に分離される。
【0015】
第1曲面ミラー5は、主走査方向に負のパワーを有すると共に、副走査方向に弱い正のパワーを有し、ポリゴンミラー4側から入射する光束を再びポリゴンミラー側に折り返す。第2曲面ミラー6は、主走査方向に正のパワーを有すると共に、副走査方向に弱い負のパワーを有し、第1曲面ミラー5側から入射する光束をドラム8側に折り返す。第1、第2曲面ミラー5,6は、それぞれ入射光の光路と反射光の光路とを副走査方向に分離するよう配置されており、この例では、ポリゴンミラー4、第1曲面ミラー5、第2曲面ミラー6の順に光束が次第に図1中の上側に、すなわち光源部1から離れる方向に向けて反射される。
【0016】
第1曲面ミラー5は、副走査方向のパワーをP1s、主走査方向のパワーをP1mとしたときに、P1s>P1mの関係を満たすよう構成されている。第1曲面ミラー5は、主走査方向には負のパワーを持つため、上記の関係を満たす場合、副走査方向の形状は主走査方向より弱い負のパワーを持つ凸面、パワーのない平面、あるいは、正のパワーを持つ凹面のいずれかとなる。これにより、ポリゴンミラー4による偏向角の変化に伴う分離角度の変化幅を小さく抑えることができ、走査線湾曲を低減することができる。なお、この実施態様では、第1曲面ミラー5の副走査方向の形状は凹面である。
【0017】
図3は、第1曲面ミラー5の副走査方向における形状と偏向角に応じた分離角度の変化との関係を示す説明図であり、図3(A)が凸面5aである場合、(B)が平面5bである場合、そして(C)が凹面5cである場合をそれぞれ示す。
【0018】
ポリゴンミラー4への入射光Liに対して走査域の中心に向かう反射光Lc(実線)と周辺に向かう反射光Lp(破線)との角度差は、(A)凸面の場合が最も大きく、(C)凹面の場合が最も小さくなる。この角度差はドラム8上での走査線の湾曲量に対応するため、湾曲を小さくするためには(C)の構成が最も望ましい。
【0019】
また、第1、第2曲面ミラー5,6は、第1ミラーの主走査方向の曲率半径をR1m、第2ミラーの主走査方向の曲率半径をR2mとしたときに、|R1m|<|R2m|の関係が成り立つよう構成されている。これにより、第1曲面ミラー5によるみかけの拡大率mを保ちつつ、走査幅を大きく確保することができる。効果的な拡大率を得るためには、|R1m|は全系の焦点距離(走査係数Kとほぼ等しい値)の2/3倍〜1倍程度に設定することが望ましい。また、第2曲面ミラー6に入射する光束は、オブジェクティブレンズ2により収束された後に第1曲面ミラー5により発散されて主走査方向においてはほぼ平行光束となるため、|R2m|は焦点距離の1〜2倍程度に設定することが望ましい。
【0020】
なお、ポリゴンミラー4、第1曲面ミラー5、第2曲面ミラー6による副走査方向の分離角度は偏向角に応じて変化するが、以下の説明では、光源部1から発したレーザー光がドラム8上で主走査方向の中心に結像する際のポリゴンミラーによる副走査方向の分離角度をθ0、第1曲面ミラーによる副走査方向の分離角度をθ1、第2曲面ミラーによる副走査方向の分離角度をθ2と定義する。
【0021】
これらの分離角度θ0、θ1、θ2は、それぞれの反射光路が折り返しつつ入射光路に対して図1中の上方向、すなわち光源部1から副走査方向に離れる方向に離れるよう定められている。
【0022】
トーリックレンズ7は、主走査方向においてはほぼパワーを持たないメニスカス形状であり、副走査方向に正のパワーを有する。トーリックレンズ7の第2曲面ミラー6側のレンズ面は副走査方向の曲率半径が小さいトーリック面であり、副走査方向の曲率半径は光軸から離れるにしたがって大きくなる。一方、トーリックレンズ7のドラム8側のレンズ面は、球面である。図1に示されるように、トーリックレンズ7は、その副走査方向の光学的な中心軸が光学系の光軸に対して図中下側にeだけオフセットするように配置されている。
【0023】
上記のように、副走査面内でポリゴンミラー4に向けてレーザー光を入射させると、ポリゴンミラー4の大きさに対して光束の振れ角を大きく設定できるため、ポリゴンミラー4の大きさを一定とすれば広範囲の走査が可能となり、走査範囲を一定とすればポリゴンミラー4の径を小さくすることができる。また、像面湾曲が光軸に対して対称となるため、その補正も容易となる。
【0024】
なお、光源部1側からの光束が副走査方向においてポリゴンミラー4の法線に対して所定の入射角で入射する場合、偏向角の変化に伴って光束の断面形状の方向が変化する。例えば、実施態様においては、シリンドリカルレンズ3の作用によってポリゴンミラー4の近傍で光束は線状に結像しているため、この線像の方向が偏向角によって変化する。この方向の変化により、ドラム上に形成されるスポットにスキュー歪みと呼ばれる収差が発生する。この例では、トーリックレンズ7を副走査方向にオフセットさせることにより、スキュー歪みを相殺している。トーリックレンズ7を偏心させると、トーリックレンズ7の母線方向に対して、入射光束の断面形状の方向を自由に変化させることができるため、光束断面のスキュー方向の収差をコントロールすることができる。この作用を利用することにより、レーザー光のスキュー歪みを補正することができる。
【0025】
【実施例】
次に、この発明にかかる反射型走査光学系の具体的な数値構成例を4例説明する。
【0026】
【実施例1】
図4および図5は、実施例1にかかる走査光学系を示し、図4はポリゴンミラー4よりドラム8側の構成を示す主走査方向の説明図、図5は光源部1を除いた構成を示す副走査方向の説明図である。実施例1の具体的な数値構成は表1に示される。表中、Kは走査係数、θ0〜θ2は各分離角度、eはトーリックレンズの光軸の光学系の光軸に対するオフセット量(符号は光源側がマイナス)、ryは主走査方向の曲率半径、rzは副走査方向の曲率半径(回転対象面の場合は省略)、dは光軸上のレンズ厚若しくは空気間隔、n780は波長780nmでの屈折率である。
【0027】
面番号1,2はオブジェクティブレンズ2、面番号3,4はシリンドリカルレンズ3、面番号5はポリゴンミラー4、面番号6は第1曲面ミラ−5、面番号7は第2曲面ミラー6、面番号8,9はトーリックレンズを示している。
【0028】
【表1】
【0029】
図6は、実施例1の光学系の収差を示し、(A)はKθで求められる偏向角θに対する理想像高と実際の像点との誤差である直線性誤差、(B)は主走査面内の像面湾曲(ピントズレ)でMがメリディオナル、Sがサジタル、(C)は走査線湾曲を示す。各図の縦軸は像高、横軸は収差量を示す。単位はいずれもmmである。
【0030】
【実施例2】
図7および図8は、実施例2にかかる走査光学系の主走査方向、副走査方向の説明図である。実施例2の具体的な数値構成は表2に示される。面番号と光学要素との関係は実施例1と同一である。
【0031】
なお、実施例2では、第1曲面ミラーの主走査方向のカーブが非円弧であり、第2曲面ミラーの回転対称非球面である。非円弧、あるいは非球面は、光軸からの高さがYとなる非球面上の座標点の非球面頂点の接平面からの距離をX、非球面頂点の曲率(1/r)をC、円錐係数をK、4次、6次、8次の非球面係数をA4,A6,A8として、以下の式で表される。これらの非球面係数は、表3に示される。表2中の非球面の曲率半径は、非球面頂点の曲率半径である。
【0032】
X=(CY2/(1+√(1-(1+K)C2Y2)))+A4Y4+A6Y6+A8Y8
【0033】
【表2】
【0034】
【表3】
【0035】
図9は、実施例2の光学系の収差を示し、(A)は直線性誤差、(B)は像面湾曲、(C)は走査線湾曲を示す。
【0036】
【実施例3】
図10および図11は、実施例3にかかる走査光学系の主走査方向、副走査方向の説明図である。実施例3の具体的な数値構成は表4に示される。この例では、面番号1,2がシリンドリカルレンズ3、面番号3,4がオブジェクティブレンズ2を示す。他の光学要素と面番号との関係は実施例1と同一である。
【0037】
実施例3でも、第1曲面ミラーの主走査方向のカーブが非円弧であり、第2曲面ミラーは回転対称非球面である。これらの面の非球面係数は表5に示される。
【0038】
【表4】
【0039】
【表5】
【0040】
図12は、実施例2の光学系の収差を示し、(A)は直線性誤差、(B)は像面湾曲、(C)は走査線湾曲を示す。
【0041】
【実施例4】
図13および図14は、実施例4にかかる走査光学系の主走査方向、副走査方向の説明図である。実施例4の具体的な数値構成は表6に示される。面番号と光学要素との関係は実施例1と同一である。
【0042】
実施例4でも、第1曲面ミラーの主走査方向のカーブが非円弧、第2曲面ミラーは回転対称非球面である。これらの面の非球面係数は表7に示される。
【0043】
【表6】
【0044】
【表7】
【0045】
以下の表8は、各実施例における第1曲面ミラー5の副走査方向のパワーP1sと、主走査方向のパワーP1mとの関係を示す。反射面のパワーは、発散作用を負、収束作用を正として規定されている。いずれの実施例においても、P1s>P1mの関係が成立しており、偏向角度の違いによる分離角度の差を小さく抑えることができる。
【0046】
【表8】
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、第2曲面ミラーと走査対象面との間にトーリックレンズを設けることにより、このトーリックレンズに副走査方向の像面湾曲補正効果を負担させることができるため、2枚の曲面ミラーのパワーを自由に設定することにより光学系の小型化を図ることができる。
【0048】
また、第1曲面ミラーの副走査方向のパワーを主走査方向のパワーより正の方向にシフトさせて設定した場合には、ポリゴンミラーにより光束を副走査方向に分離することにより発生する偏向角の変化に伴う分離角の変化を抑えることができ、走査線湾曲を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明にかかる反射型走査光学系の実施態様を示す副走査方向の説明図である。
【図2】 図1の光学系の主走査方向の説明図である。
【図3】 第1曲面ミラー5の副走査方向における形状と偏向角に応じた分離角度の変化との関係を示す説明図である。
【図4】 この発明の実施例1にかかる反射型走査光学系を示す主走査方向の説明図である。
【図5】 実施例1にかかる反射型走査光学系の副走査方向の説明図である。
【図6】 実施例1の性能を示すグラフであり、(A)は直線性誤差、(B)は像面湾曲、(C)は走査線湾曲をそれぞれ示す。
【図7】 この発明の実施例2にかかる反射型走査光学系を示す主走査方向の説明図である。
【図8】 実施例2にかかる反射型走査光学系の副走査方向の説明図である。
【図9】 実施例2の性能を示すグラフであり、(A)は直線性誤差、(B)は像面湾曲、(C)は走査線湾曲をそれぞれ示す。
【図10】 この発明の実施例3にかかる反射型走査光学系を示す主走査方向の説明図である。
【図11】 実施例3にかかる反射型走査光学系の副走査方向の説明図である。
【図12】 実施例3の性能を示すグラフであり、(A)は直線性誤差、(B)は像面湾曲、(C)は走査線湾曲をそれぞれ示す。
【図13】 この発明の実施例4にかかる反射型走査光学系を示す主走査方向の説明図である。
【図14】 実施例4にかかる反射型走査光学系の副走査方向の説明図である。
【図15】 実施例4の性能を示すグラフであり、(A)は直線性誤差、(B)は像面湾曲、(C)は走査線湾曲をそれぞれ示す。
【符号の説明】
1 光源部
1a 半導体レーザー
1b コリメートレンズ
2 オブジェクティブレンズ
3 シリンドリカルレンズ
4 ポリゴンミラー
5 第1曲面ミラー
6 第2曲面ミラー
7 トーリックレンズ
8 ドラム
Claims (5)
- 光源部と、
前記光源部から照射される光束を収束させるオブジェクティブレンズと、
前記オブジェクティブレンズにより収束しつつ入射する光束を反射させて主走査方向に偏向するポリゴンミラーと、
副走査方向のパワーをP1s、主走査方向のパワーをP1mすると、P1s>P1mの関係が成立するように、主走査方向に負のパワーを有し、かつ副走査方向に正のパワーを持つ凹面を有し、前記ポリゴンミラーにより偏向された光束を前記ポリゴンミラー側に向けて反射させる第1曲面ミラーと、
主走査方向に正のパワーを有し、前記第1曲面ミラーで反射された光束を走査対象面側に向けて反射させる第2曲面ミラーと、
主として副走査方向にパワーを有し、前記第2曲面ミラーで反射された光束を前記走査対象面上に結像させるトーリックレンズとを備え、
前記ポリゴンミラー、前記第1、第2曲面ミラーは、いずれも当該素子に入射する光束の光路と、当該素子により反射される光束の光路とを副走査方向において分離するよう配置されており、
主として前記第1曲面ミラーによって走査線の湾曲量が抑えられることを特徴とする請求項1に記載の反射型走査光学系。 - 前記光源部から発して前記ポリゴンミラーに入射する光束の中心軸と、前記ポリゴンミラーより前記走査対象面側の光学系の光軸とが、共に前記ポリゴンミラーの回転軸を含む副走査平面内に位置することを特徴とする請求項1に記載の反射型走査光学系。
- 前記レーザー光が走査対象面上で主走査方向の中心に結像する際の前記ポリゴンミラーによる副走査方向の分離角度をθ0、前記第1曲面ミラーによる副走査方向の分離角度をθ1、前記第2曲面ミラーによる副走査方向の分離角度をθ2としたときに、これらの分離角度θ0、θ1、θ2は、それぞれの反射光路が入射光路に対して前記光源部から離れる方向に分離されるよう定められていることを特徴とする請求項1に記載の反射型走査光学系。
- 前記第1ミラーの主走査方向の曲率半径をR1m、第2ミラーの主走査方向の曲率半径をR2mとしたときに、|R1m|<|R2m|の関係が成り立つことを特徴とする請求項1に記載の反射型走査光学系。
- 前記トーリックレンズは、その中心軸が光学系の光軸に対して副走査方向にオフセットしていることを特徴とする請求項1に記載の反射型走査光学系。
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