JP2001271933A - シリンダヘッドガスケット - Google Patents
シリンダヘッドガスケットInfo
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- JP2001271933A JP2001271933A JP2000088040A JP2000088040A JP2001271933A JP 2001271933 A JP2001271933 A JP 2001271933A JP 2000088040 A JP2000088040 A JP 2000088040A JP 2000088040 A JP2000088040 A JP 2000088040A JP 2001271933 A JP2001271933 A JP 2001271933A
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- Japan
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- cover
- bead
- head gasket
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Abstract
ダヘッドとシリンダブロックとの間に挟持されてこれら
の間をシールする基板1´と、この基板の一端部1aに
設けられて、上記シリンダヘッドとシリンダブロックと
にわたって取付けられたカバー4の接合部4aとの間を
シールするビード7とを備えている。そして、このシリ
ンダヘッドガスケット1では、上記ビード7の端部7a
を、上記カバー4の接合部4aの中心Oよりも内方側に
位置するように設定したものである。 【効果】 液体パッキンPの有効シール幅が拡大するの
で、従来に比較して優れたシール性を得ることができ
る。
Description
ダヘッドとシリンダブロックとの間に挟持されて両者間
をシールするシリンダヘッドガスケットに関し、より詳
しくは、上記シリンダヘッドとシリンダブロックとにわ
たって取付けられたカバーの接合部をもシールするよう
になっているシリンダヘッドガスケットに関する。
として、シリンダヘッドとシリンダブロックとの間に挟
持されてこれらの間をシールする基板と、この基板の一
端部に設けられて、上記シリンダヘッドとシリンダブロ
ックとにわたって取付けられたカバーの一方の接合部と
他方の接合部との間をシールするビードとを備えたもの
は知られている。
ードの端部の位置については考慮しておらず、単にビー
ドの端部をカバーの接合部の中心に設定していたため、
シリンダヘッドおよびシリンダブロックとカバーとの三
面合わせ部に塗付した液体パッキンの有効シール幅がカ
バーの接合部の幅の半分程度になってしまっていた。す
なわち、ビードの内側にはカバー内の油が侵入するの
で、結果的に液体パッキンの有効なシール幅はビードの
端部よりも外側となってしまうからである。
カバーの接合面に対するビードの位置を考慮することに
より優れたシール性を得ることができるようにしたもの
である。すなわち、従来のシリンダヘッドガスケットと
同一の構成を有するシリンダヘッドガスケットにおい
て、上記ビードの端部を、上記カバーの接合部の中心よ
りも内方側に位置するように設定したものである。上述
した構成によれば、ビードの端部をカバーの接合部の中
心よりも内方側に設定したことにより、シリンダヘッド
およびシリンダブロックとカバーとの三面合わせ部にお
ける有効シール幅を拡大することができるので、これに
より従来に比較して優れたシール性を得ることができ
る。
説明すると、図1において、シリンダヘッドガスケット
1は、基板1´をシリンダヘッド2とシリンダブロック
3との間で挟持されて両者間をシールするようになって
いる。また、上記シリンダヘッド2とシリンダブロック
3とに、両者間にわたってカムシャフトの駆動用チェー
ン等(図示せず)を収容するカバー4が取付けられてい
る。上記カバー4は、図2に示すように断面コ字状に形
成されるとともに、シリンダヘッド2およびシリンダブ
ロック3とに接触する接合部4aを幅広に形成されてお
り、この接合部4aとシリンダヘッド2およびシリンダ
ブロック3との三面合わせ部Gにはカバー4内の油が外
部に漏洩するのを防止する液体パッキンP(FIPG)
を塗付している。すなわち、一般的にシリンダヘッドガ
スケット1は熱膨張を考慮してシリンダヘッド2および
シリンダブロック3よりも0.5mm〜1mm程度小さ
く設計されており、このシリンダヘッドガスケット1の
引っ込みによって生じるシリンダヘッド2とシリンダブ
ロック3との間隙を上記液体パッキンPにより塞いで当
該間隙からの油の漏洩を防止するようになっている。
ッドガスケット1の基板1´の一端部1aには、カバー
4側に向かって開口する概略逆コ字状のビード7が形成
されており、このビード7によってカバー4内の油が図
示しない燃焼室孔および水油孔側に漏洩するのを防止し
ている。上記ビード7の端部7aは、カバー4の接合部
4aの中心Oよりも当該カバー4内の空間よりとなる内
方側に位置しており、より具体的には接合部4aの最も
内側となる部分に近接させて位置させている。
るビードの端部の位置については全く考慮されておら
ず、単にビードの端部をカバーの接合部の中心Oに位置
するように設定していた。このため、図3に示すように
液体パッキンPによる有効シール幅Lは結果的に接合部
4aの幅の約半分程度になってしまっていた。これに対
し、本実施例ではビード7の端部7aを接合部4aの最
も内方側となる部分に近接させて位置させているので、
液体パッキンPによる有効シール幅L´は図3に示すよ
うに従来の約2倍程度となっている。したがって従来に
比較して優れたシール性を得ることができるし、しかも
その結果として組付け時における液体パッキンPの塗付
工程の一部を削減することもできる。すなわち、カバー
4内の油の漏洩をより確実に防止する対策として、従来
では組付け直前にシリンダヘッドガスケット1の基板1
´の一端部1aの上下面に液体パッキンPを塗付するよ
うにしていたが、液体パッキンPの有効シール幅L´が
従来の約2倍程度となる本実施例においてはあえてその
ようなことを行なわなくとも良好なシール性が得られる
ので、削除しても問題はない。
部4aの最も内方側の部分に位置させていたがこれに限
定されるものではない。より詳しくは、製造公差や組付
公差等によってビード7の端部7aがカバー4の接合部
4aの内方端部から外れない位置にあればよい。
部をカバーの接合部の中心よりも内方側に位置させてい
るので、従来に比較して優れたシール性を得ることがで
きるという効果が得られる。
ド 3…シリンダブロック 4…カバー 4a…接合部 7…ビード 7a…端部 O…中心
Claims (2)
- 【請求項1】 シリンダヘッドとシリンダブロックとの
間に挟持されてこれらの間をシールする基板と、この基
板の一端部に設けられて、上記シリンダヘッドとシリン
ダブロックとにわたって取付けられたカバーの一方の接
合部と他方の接合部との間をシールするビードとを備え
たシリンダヘッドガスケットにおいて、 上記ビードの端部を、上記カバーの接合部の中心よりも
内方側に位置するように設定したことを特徴とするシリ
ンダヘッドガスケット。 - 【請求項2】 上記シリンダヘッドおよびシリンダブロ
ックとカバーとの3面合わせ部には、液体パッキンが塗
付されていることを特徴とする請求項1に記載のシリン
ダヘッドガスケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000088040A JP4714958B2 (ja) | 2000-03-28 | 2000-03-28 | シリンダヘッドガスケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000088040A JP4714958B2 (ja) | 2000-03-28 | 2000-03-28 | シリンダヘッドガスケット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001271933A true JP2001271933A (ja) | 2001-10-05 |
JP4714958B2 JP4714958B2 (ja) | 2011-07-06 |
Family
ID=18603970
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000088040A Expired - Fee Related JP4714958B2 (ja) | 2000-03-28 | 2000-03-28 | シリンダヘッドガスケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4714958B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008075483A (ja) * | 2006-09-19 | 2008-04-03 | Toyota Motor Corp | エンジンのシール構造 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07167302A (ja) * | 1993-10-21 | 1995-07-04 | Toyota Motor Corp | 三面合わせ部のガスケット |
JPH1018909A (ja) * | 1996-06-29 | 1998-01-20 | Suzuki Motor Corp | 内燃機関のシール構造 |
JPH11336902A (ja) * | 1998-05-27 | 1999-12-07 | Ishino Gasket Kogyo Kk | メタルシリンダーヘッドガスケット |
-
2000
- 2000-03-28 JP JP2000088040A patent/JP4714958B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
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JP2008075483A (ja) * | 2006-09-19 | 2008-04-03 | Toyota Motor Corp | エンジンのシール構造 |
JP4645567B2 (ja) * | 2006-09-19 | 2011-03-09 | トヨタ自動車株式会社 | エンジンのシール構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4714958B2 (ja) | 2011-07-06 |
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