JP2001270366A - 乗り物用シートのアームレスト構造 - Google Patents

乗り物用シートのアームレスト構造

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JP2001270366A
JP2001270366A JP2000087372A JP2000087372A JP2001270366A JP 2001270366 A JP2001270366 A JP 2001270366A JP 2000087372 A JP2000087372 A JP 2000087372A JP 2000087372 A JP2000087372 A JP 2000087372A JP 2001270366 A JP2001270366 A JP 2001270366A
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JP
Japan
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screen member
armrest
vehicle seat
armrest structure
armrests
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Application number
JP2000087372A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Miyazawa
昌彰 宮澤
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Johnson Controls Automotive Systems KK
Original Assignee
Johnson Controls Automotive Systems KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウォークスルー機能を確保したまま、テーブ
ル機能も得られる乗り物用シートのアームレスト構造を
提供する。 【解決手段】 一方のアームレスト4から巻き解いて引
き出したスクリーン部材9の他端9bを、他方のアーム
レスト5に係止することにより、スクリーン部材9が両
アームレスト4、5間に張設された状態になるため、テ
ーブルとして利用することができる。また、スクリーン
部材9を一方のアームレスト4に巻き付けた状態にすれ
ば、両シート1間でウォークスルーが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、乗り物用シート
のアームレスト構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ワゴン車等の車両にあっては、
シートが前後方向で三列配置されている。すなわち、フ
ロントシート、セカンドシート、サードシートの三列で
ある。このような三列シートにおける前側のフロントシ
ートとセカンドシートの二列は、車室内で乗員が前後に
移動できるように、ウォークスルー用の通路を介して左
右に離間したシートになっている(類似技術として、実
開平2−8630号公報参照)。また、各シートのシー
トバックには、互い向かい合う側面にアームレストが設
けられ、乗員が腕を載せてくつろげるようになってい
る。これは、車両に限定されたことではなく、航空機や
船舶の座席にも、しばしば存在する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、ウォークスルー機能は確保
できるものの、左右のシートの間の通路は常に空けられ
ているため、そこに小物等を置いたりすることができず
不便である。
【0004】この発明は、このような従来の技術に着目
してなされたものであり、ウォークスルー機能を確保し
たまま、テーブル機能も得られる乗り物用シートのアー
ムレスト構造を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ウォークスルー用の通路を介して左右方向で離間配
置された一対のシートのシートバックにおける互いに対
向する側面に、それぞれアームレストを設けた乗り物用
シートのアームレスト構造において、一方のアームレス
トに、所定幅を有するスクリーン部材の一端を接続して
巻き付け、且つ該スクリーン部材の他端を巻き付けた位
置に対応するアームレスト又はスクリーン部材自体に係
止すると共に、該スクリーン部材の他端の係止を解除し
て巻き解き、該スクリーン部材の他端を引き出して他方
のアームレストに係止することにより、スクリーン部材
を両アームレスト間に張設する。
【0006】請求項1に記載の発明によれば、一方のア
ームレストから巻き解いて引き出したスクリーン部材の
他端を、他方のアームレストに係止することにより、ス
クリーン部材が両アームレスト間に張設された状態にな
るため、このスクリーン部材をテーブルとして利用する
ことができる。また、スクリーン部材を一方のアームレ
ストに巻き付けた状態にすれば、両シート間でウォーク
スルーが可能となる。
【0007】請求項2に記載の発明は、スクリーン部材
が、一方のアームレストのカバーと同じ材質である。
【0008】請求項2に記載の発明によれば、スクリー
ン部材が一方のアームレストのカバーと同じ材質である
ため、スクリーン部材を一方のアームレストに巻き付け
た状態では、スクリーン部材が目立たず、見映えの面で
優れる。
【0009】請求項3に記載の発明は、巻き取り状態に
おけるスクリーン部材の他端が、一方のアームレストの
外側面に対して上向き状態で両端部のみ係止されてい
る。
【0010】請求項3に記載の発明によれば、スクリー
ン部材の他端における両側係止部の間にポケット部が形
成され、スクリーン部材の巻き付け状態においても、小
物の収納ができる。
【0011】請求項4に記載の発明は、張設した状態に
おけるスクリーン部材の下面に相当する部位に、一端が
スクリーン部材に接続され、他端がスクリーン部材に対
して取り外し自在に係止された補助ベルトが設けられて
いる。
【0012】請求項4に記載の発明によれば、補助ベル
トにより、張設したスクリーン部材の下側に置いたカバ
ンや買い物袋等の取っ手を保持できる。
【0013】請求項5に記載の発明は、スクリーン部材
の補助ベルトに対応する部位に、開口を形成すると共
に、補助ベルトの他端を、開口からスクリーン部材の上
面側に出して係止した。
【0014】請求項5に記載の発明によれば、補助ベル
トにより保持されたカバン等の取っ手が上から見えるた
め、スクリーン部材の下側に、カバン等があることを忘
れて自動車から降りてしまうことを防止する。また、補
助ベルトの他端を係止したり、外したりする作業が行い
易くなる。
【0015】請求項6に記載の発明は、スクリーン部材
が、両アームレストの上端部間に張設されている。
【0016】請求項6に記載の発明によれば、スクリー
ン部材が両アームレストの上端部間に張設されているた
め、アームレストの上面もスクリーン部材に連続した状
態となり、広く使える。
【0017】請求項7に記載の発明は、アームレストの
上面に、カップホルダ用の凹部が形成されている。
【0018】請求項7に記載の発明によれば、アームレ
ストの上面に、カップホルダ用の凹部が形成されている
ため、便利である。
【0019】請求項8に記載の発明は、引き出されたス
クリーン部材の一端を係止する手段が、面ファスナーで
ある。
【0020】請求項8に記載の発明によれば、スクリー
ン部材の他端を他方のアームレストに係止するために面
ファスナー手段を用いているので、スクリーン部材の他
端と、他方のアームレストとの間に、多少の位置ズレが
あっても、確実に係止することができ、係止作業が容易
である。
【0021】請求項9に記載の発明は、アームレストが
回動自在で、使用しない時は、シートバックに沿って上
向きに収納され、使用する時は、前側へ回動させて略水
平な状態にする。
【0022】請求項9に記載の発明によれば、アームレ
ストが回動自在のため、使用しない時に、アームレスト
を上側に回動させてシートバックの側面に沿った状態に
すれば、乗員にとってシート上に座った状態から立って
両シート間をウォークスルーする動作が行いやすい。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を図面に基づいて説明する。
【0024】図1〜図6は、この発明の第1実施形態を
示す図である。図1は、ワゴン車の三列シートにおける
最もフロント側のシート1を示している。このシート1
は、それぞれ左右に分かれた分割タイプになっており、
中央部には、ウォークスルー用の通路Sが空いている。
【0025】シート1は、シートクッション2とシート
バック3とから成っている。このシート1は、図示せぬ
レールを介して前後に移動できるようになっている。各
シートバック3における互いに向かい合う側面には、そ
れぞれアームレスト4、5が回動自在に取付けられてい
る。このアームレスト4、5は、使用しない時は、シー
トバック3に沿って上向きに収納され、使用する時は、
前側へ回動させて略水平な状態とし、乗員の腕を載せら
れるようになっている。
【0026】各アームレスト4、5は、基本的にフレー
ム6の周囲にパッド7が設けられ、全体として布製のカ
バー8により包まれた構造をしている。そして、これら
のアームレスト4、5のうち、右側(一方)のアームレ
スト4の内側面の上端には、カバー8と同材質(布製)
のスクリーン部材9の一端9aが接続されている。この
スクリーン部材9は、アームレスト4の下側を回り込む
ように3/4周分だけ巻き付けられ、その他端9bは、
上向き状態となる。そして、この上向き状態となった他
端9bの両側には、雄型の面ファスナー10が取付けら
れ、該面ファスナー10がアームレスト4の外側面上端
に設けられた雌型の面ファスナー11に係止している。
スクリーン部材9がカバー8と同材質のため目立たず、
見映えがよい。
【0027】スクリーン部材9の中央部には、巻き付け
た状態で、スクリーン部材9とアームレスト4の下面と
の間に位置する補助ベルト12が設けられている。この
補助ベルト12は、細くて短く、一端がスクリーン部材
9に接続され、他端が一対の面ファスナー13により、
スクリーン部材9に対して取り外し自在に係止されてい
る。
【0028】また、左側(他方)のアームレスト5の上
面の右側位置には、スクリーン部材9の面ファスナー1
1に対応する2つの雌型面ファスナー14が取付けられ
ている。両方のアームレスト4、5における上面前端位
置には、カップ15を立てた状態で保持できるカップホ
ルダ用の凹部16がそれぞれ形成されている。
【0029】このような構造をしたスクリーン部材9の
他端9bの係止を解除し、スクリーン部材9を巻き解い
て左側に引き出して、スクリーン部材9の他端9bに取
付けられている面ファスナー10を、左側のアームレス
ト5の面ファスナー14に係止すれば、スクリーン部材
9が両アームレスト4、5間で張設された状態となる。
従って、両アームレスト4、5間で張設されたスクリー
ン部材9をテーブルとして利用することができ、その上
に食べ物17等を載せることができる。
【0030】特に、スクリーン部材9が両アームレスト
4、5の上端部間に張設されているため、アームレスト
4、5の上面もスクリーン部材9に連続した状態とな
り、広く使える。そして、そのスクリーン部材9に連続
したアームレスト4、5の上面前端には、カップ15を
立てた状態で保持できるカップホルダ用の凹部16も形
成されているため便利である。更に、スクリーン部材9
の他端9bを左側のアームレスト5に係止するために面
ファスナー10、14を用いているので、スクリーン部
材9の他端9bと、左側のアームレスト5との間に多少
の位置ズレがあっても、確実に係止することができ、係
止作業が容易である。
【0031】更に、スクリーン部材9を張設した状態で
は、図5に示すように、補助ベルト12が下面に位置す
るため、この補助ベルト12により、スクリーン部材9
の下側に置かれたカバン18の取っ手18aを保持し、
カバン18の倒れを防止することができる。
【0032】スクリーン部材9の他端9bを左側のアー
ムレスト4から外して、元通りに巻き付ければ、両シー
ト1間の通路Sが空いた状態となるため、両シート1間
でウォークスルーが可能となる。しかも、アームレスト
4、5が回動自在のため、使用しない時に、アームレス
ト4、5を上側に回動させてシートバック3の側面に沿
った状態にすれば、乗員にとってシートクッション2上
に座った状態から立って両シート1間をウォークスルー
する動作が行いやすい。
【0033】また、スクリーン部材9を右側のアームレ
スト4に巻き付けた状態では、図3に示すように、スク
リーン部材9の他端9bにおける両側の面ファスナー1
0間にポケット部Pが形成されるため、そこに小物19
等を収納することができる。
【0034】尚、以上の実施形態では、スクリーン部材
9がアームレスト4の3/4しか巻き付けられないた
め、スクリーン部材9の他端9bがアームレスト4に対
して係止されたが、一周以上巻き付けられる場合は、ス
クリーン部材9自体に雌型の面ファスナー11を設け
て、そこに係止される。
【0035】また、スクリーン部材9の材質として布部
材を例にしたが、これに限定されず、ネット(網)状の
ものなどを使用することもできる。
【0036】図7は、この発明の第2実施形態を示す図
である。この第2実施形態では、スクリーン部材20の
補助ベルト21に対応する部位に開口22を形成すると
共に、補助ベルト21の他端を開口22からスクリーン
部材20の上面側に出して、面ファスナー13により係
止したものである。このようにすれば、補助ベルト21
により保持されたカバン18の取っ手18aが上から見
えるため、スクリーン部材20の下側にカバン18があ
ることを忘れて自動車から降りてしまうことを防止す
る。また、補助ベルト21の他端を係止したり、外した
りする作業が行い易くなる。その他の構成及び作用効果
は、先の実施形態と同様である。
【0037】
【発明の効果】この発明によれば、一方のアームレスト
から巻き解いて引き出したスクリーン部材の他端を、他
方のアームレストに係止することにより、スクリーン部
材が両アームレスト間に張設された状態になるため、こ
のスクリーン部材をテーブルとして利用することができ
る。また、スクリーン部材を一方のアームレストに巻き
付けた状態にすれば、両シート間でウォークスルーが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態に係るシートのアーム
レスト構造を示す斜視図。
【図2】図1の一方のアームレストの内部構造を示す断
面図
【図3】図1の一方のアームレストを示す斜視図。
【図4】図1の補助ベルトを設けた部分のスクリーン部
材を示す斜視図。
【図5】図1の補助ベルトによりカバンの取っ手を保持
した状態を示す断面図。
【図6】この発明の第2実施形態に係る補助ベルトを設
けた部分のスクリーン部材を示す斜視図。
【図7】図6の補助ベルトによりカバンの取っ手を保持
した状態を示す断面図。
【符号の説明】
1 シート 2 シートクッション 3 シートバック 4 アームレスト(一方) 5 アームレスト(他方) 9 スクリーン部材 S 通路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウォークスルー用の通路を介して左右方
    向で離間配置された一対のシートのシートバックにおけ
    る互いに対向する側面に、それぞれアームレストを設け
    た乗り物用シートのアームレスト構造において、 一方のアームレストに、所定幅を有するスクリーン部材
    の一端を接続して巻き付け、且つ該スクリーン部材の他
    端を巻き付けた位置に対応するアームレスト又はスクリ
    ーン部材自体に係止すると共に、 該スクリーン部材の他端の係止を解除して巻き解き、該
    スクリーン部材の他端を引き出して他方のアームレスト
    に係止することにより、スクリーン部材を両アームレス
    ト間に張設することを特徴とする乗り物用シートのアー
    ムレスト構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の乗り物用シートのアー
    ムレスト構造であって、 スクリーン部材が、一方のアームレストのカバーと同じ
    材質であることを特徴とする乗り物用シートのアームレ
    スト構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の乗り物用
    シートのアームレスト構造であって、 巻き取り状態におけるスクリーン部材の他端が、一方の
    アームレストの外側面に対して上向き状態で両端部のみ
    係止されていることを特徴とする乗り物用シートのアー
    ムレスト構造。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の乗
    り物用シートのアームレスト構造であって、 張設した状態におけるスクリーン部材の下面に相当する
    部位に、一端がスクリーン部材に接続され、他端がスク
    リーン部材に対して取り外し自在に係止された補助ベル
    トが設けられていることを特徴とする乗り物用シートの
    アームレスト構造。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の乗り物用シートのアー
    ムレスト構造であって、 スクリーン部材の補助ベルトに対応する部位に開口を形
    成すると共に、補助ベルトの他端を開口からスクリーン
    部材の上面側に出して係止したことを特徴とする乗り物
    用シートのアームレスト構造。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の乗
    り物用シートのアームレスト構造であって、 スクリーン部材が、両アームレストの上端部間に張設さ
    れていることを特徴とする乗り物用シートのアームレス
    ト構造。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の乗り物用シートのアー
    ムレスト構造であって、 アームレストの上面に、カップホルダ用の凹部が形成さ
    れていることを特徴とする乗り物用シートのアームレス
    ト構造。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項に記載の乗
    り物用シートのアームレスト構造であって、 引き出されたスクリーン部材の一端を係止する手段が、
    面ファスナーであることを特徴とする乗り物用シートの
    アームレスト構造。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか1項に記載の乗
    り物用シートのアームレスト構造であって、 アームレストが回動自在で、使用しない時は、シートバ
    ックに沿って上向きに収納され、使用する時は、前側へ
    回動させて略水平な状態にすることを特徴とする乗り物
    用シートのアームレスト構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004106147A1 (en) * 2003-05-27 2004-12-09 Idea Project, S.A.G.L. Multi-door car with independent accesses and process for manufacturing such car
CN102951054A (zh) * 2011-08-11 2013-03-06 本田技研工业株式会社 车辆的座椅间桌台

Cited By (3)

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WO2004106147A1 (en) * 2003-05-27 2004-12-09 Idea Project, S.A.G.L. Multi-door car with independent accesses and process for manufacturing such car
CN102951054A (zh) * 2011-08-11 2013-03-06 本田技研工业株式会社 车辆的座椅间桌台
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