JP2001270363A - 乗員検出装置 - Google Patents

乗員検出装置

Info

Publication number
JP2001270363A
JP2001270363A JP2000087825A JP2000087825A JP2001270363A JP 2001270363 A JP2001270363 A JP 2001270363A JP 2000087825 A JP2000087825 A JP 2000087825A JP 2000087825 A JP2000087825 A JP 2000087825A JP 2001270363 A JP2001270363 A JP 2001270363A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
occupant
seat
pressure
detecting means
pressure detecting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000087825A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3757743B2 (ja
Inventor
Takayuki Seto
孝幸 世戸
Yosuke Nishimoto
洋介 西本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2000087825A priority Critical patent/JP3757743B2/ja
Publication of JP2001270363A publication Critical patent/JP2001270363A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3757743B2 publication Critical patent/JP3757743B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
  • Air Bags (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両1の座席のシートクッション3の内部に
圧力検出手段を配設し、該各圧力検出手段により検出さ
れる荷重の分布状態に基づいて乗員Pの着座状態を判定
するようにした乗員検出装置Aを、乗員Pの着座状態を
必要十分な精度で安定的に検出可能なものとし、かつ実
用的なコストで提供する。 【課題手段】 助手席2のシートクッション3内に、内
部に流体の封入された受圧パッド26を配設し、その内
部の流体の圧力状態を圧力センサ28により検出して、
シートクッション3の主着座部3aの荷重の分布状態を
検出する。この検出結果に基づいてエアバッグ装置の作
動を制御する。相対的に小さな受圧パッド(小パッド)
26aを7つ、シートクション3の前側の所定範囲に車
幅方向に並べて配置する一方、相対的に大きな受圧パッ
ド(大パッド)26bを2つ、前記所定範囲を除く主着
座部3aの略全範囲に亘るように配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のシートに着
座する乗員の検出装置に関し、特に、シートベルトやエ
アバッグ等による乗員の保護性能を高めるために、シー
トの着座部における荷重の分布状態を検出して、乗員の
体格や着座位置等を判定する着座状態の判定の技術分野
に属する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両に衝突が発生したときに
乗員を保護するための保護装置として、安価でありなが
ら確実な効果を有するシートベルト装置が一般的に用い
られている。また、近年では、車両が前方の障害物に衝
突したときに、運転席や助手席の前方にエアバッグを展
開させて、乗員の保護性能を高めるようにしたエアバッ
グ装置も普及してきている。
【0003】ところで、前記エアバッグは、1度、展開
してしまえば再び使用することはできず、新しいものと
交換しなくてはならない。このため、仮に運転者が1人
で車両を運転していて、本来、助手席側のエアバッグを
展開させる必要のないときに、車両の衝突に応じて助手
席側のエアバッグが展開すると、このことが修理費用の
増大を招く虞れがある。
【0004】また、助手席の乗員が小柄な女性や子供で
あって、しかもシートベルト装置を正しく装着していな
かった場合には、この乗員の体型に応じてエアバッグを
展開させることが好ましいので、乗員の体格や着座状態
等をも検出したいという要請がある。
【0005】これに対し、例えば特開平5−13923
3号公報に開示されるように、車両のシートクッション
に多数の圧力センサを配設し、該圧力センサからの信号
に基づいて乗員の有無等を判定するようにした乗員検出
装置が知られている。このものでは、シートクッション
の主着座部に圧電素子からなる圧力センサがマトリック
ス状に配置されており、これらの各圧力センサから出力
される信号に基づいて、乗員の有無や大きさ、着座位置
等を検出して、この検出結果に応じてエアバッグの展開
を制御するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来例
の如き乗員検出装置は、圧力センサをシートクッション
の主着座部全体に略均一に分布するように配置するため
に、非常に多くのセンサを必要とし、このことにコスト
がかかり過ぎて、実用的でないという問題がある。
【0007】しかも、前記の如く非常に多くのセンサを
用いることから、特に乗員の着座位置を検出しようとす
る際にセンサ出力のばらつきの影響を受けやすく、結果
として乗員の着座状態の誤検出を招く虞れがある。
【0008】本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、シートの主着座部に
おける圧力検出手段の配置やその構成等に工夫を凝らし
て、乗員の着座状態を必要十分な精度で安定的に検出可
能な乗員検出装置を、実用的なコストで提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の解決手段では、子供から大人までの人体の
寸法形状や姿勢の変化を考慮し、できるだけ少ない個数
の圧力検出手段により、乗員の体格や着座位置等の変化
を必要十分な精度で検出できるように、該圧力検出手段
の配置構成を最適化した。
【0010】具体的に、請求項1の発明では、乗員保護
装置を搭載した車両に装備され、シートの主着座部に配
設された複数の圧力検出手段と、該圧力検出手段からの
出力信号に基づいて乗員の着座状態を判定し、この判定
結果を前記乗員保護装置の制御手段に出力する着座状態
判定手段とを備えた乗員検出装置を対象とする。そし
て、前記複数の圧力検出手段をシートの主着座部におい
て車体前後方向に少なくとも2列に分けてそれぞれ車幅
方向に並ぶように配置し、該圧力検出手段のうちの最前
列に配置された前側圧力検出手段は、それ以外の後側圧
力検出手段に比べてそれぞれ狭い検出面積を有するもの
とし、かつ該後側圧力検出手段よりも車幅方向について
多く並ぶように配置するとともに、少なくとも前記後側
圧力検出手段を、荷重の大きさに対応する信号を出力す
るものとする。
【0011】すなわち、一般に、車両の乗員の着座位置
や姿勢が変化したとき、そのことによる荷重分布状態の
変化は、シートの主着座部の前側において大きく現れる
ものなので、そこにはそれぞれ相対的に狭い検出面積の
前側圧力検出手段を相対的に多く並べて配置すること
で、前記荷重分布状態の変化をきめ細かく検出すること
ができる。一方、シートの主着座部の後側は乗員の臀部
を支えることが多く、ここでの荷重分布状態の変化は相
対的に小さいものとなり、好ましくは乗員の体重の左右
いずれか一方への偏りを検出できれば、十分である。そ
こで、主着座部の後側には相対的に広い検出面積を有す
る1つもしくは2つ以上の後側圧力検出手段を相対的に
少なく車幅方向に並べて配置することで、圧力検出手段
の個数を少なくすることができる。しかも、前記後側圧
力検出手段は荷重の大きさに対応する信号を出力するも
のなので、この後側圧力検出手段により乗員の体重を検
出して、その体格の判定が行える。つまり、シートの主
着座部における圧力検出手段の配置構成を最適化して、
乗員の着座状態を必要十分な精度で検出しながら、圧力
検出手段の個数を最小限度に抑えることができ、このこ
とによって、装置コストの低減が図られる。
【0012】請求項2の発明では、後側圧力検出手段
を、内部に流体が封入され、シートの主着座部に加わる
荷重を受ける受圧部と、該受圧部内の流体の圧力状態を
検出するセンサ部とを有するものとし、前側圧力検出手
段を、シートの主着座部における車体前側の所定範囲に
配置する一方、前記後側圧力検出手段は、その受圧部が
前記所定範囲を除く主着座部の略全範囲に亘るように配
置するものとする。
【0013】ここで、前記シートの主着座部における車
体前側の所定範囲とは、乗員の体格や着座位置の変化に
伴う荷重分布の変化の特に大きい範囲であり、例えば、
小さな子供がシートの前端に着座したときに、その臀部
を支持可能な範囲としたり、或いは、大人の乗員の太股
部を支持するような範囲とすればよい。このようにすれ
ば、前記所定範囲に配置した前側圧力検出手段により、
乗員の体格や着座位置の変化を正確に検出することがで
きる。一方、後側圧力検出手段は流体式の受圧部を備え
るものとすることで、広い面積に亘って荷重を確実に検
出することができ、さらに、該受圧部を前記所定範囲を
除く主着座部の略全範囲に亘るように配置することで、
乗員の体重を確実に検出することができる。
【0014】請求項3の発明では、乗員保護装置を搭載
した車両に装備され、シートの主着座部に配設された複
数の圧力検出手段と、該圧力検出手段からの出力信号に
基づいて乗員の着座状態を判定し、この判定結果を前記
乗員保護装置の制御手段に出力する着座状態判定手段と
を備えた乗員検出装置を対象とし、前記圧力検出手段
を、内部に流体が封入され、シートの主着座部に加わる
荷重を受ける受圧部と、該受圧部内の流体の圧力状態を
検出するセンサ部とを有するものとし、前記圧力検出手
段は少なくとも2つ車幅方向に並ぶように配置する構成
とする。
【0015】前記の構成により、圧力検出手段が流体式
の受圧部を備えるものなので、広い面積に亘って荷重を
確実に検出することができ、これにより、乗員の体重を
確実に検出できる。また、乗員の臀部の形状を考慮し
て、前記圧力検出手段を車幅方向に少なくとも2つ並ぶ
ように配置することで、乗員の姿勢が変化したときに、
そのことによる荷重分布の変化を検出することができ
る。
【0016】請求項4の発明では、乗員保護装置を、車
両に衝突が発生したときに乗員の前方ないし側方にエア
バッグを展開させるエアバッグ装置とする。このこと
で、乗員の体格や着座位置の変化に対応するように、エ
アバッグの展開状態を変更することができるので、請求
項1〜3の各発明のように乗員の着座状態を判定できる
ことが、特に有効な作用効果を奏する。
【0017】請求項5の発明では、請求項1又は4のい
ずれかの発明における着座状態判定手段を、後側圧力検
出手段からの出力値の総和が設定値以上のときには、該
後側圧力検出手段からの出力値のみに基づいて乗員の着
座状態を判定するものとする。このことで、後側圧力検
出手段からの出力値の総和が設定値以上のときには、大
人がシートに正しい姿勢で着座していると考えられ、こ
の場合には乗員保護装置を基本的な作動状態とさせれば
十分なので、着座状態判定手段は前側圧力検出手段から
の出力信号は無視するものとする。こうすることで、該
前側圧力検出手段の出力に基づいて、万が一にも乗員の
着座状態の誤検出の発生することを確実に防止できる。
【0018】請求項6の発明では、請求項1、4又は5
のいずれか1つの発明において、荷重を検出した前側圧
力検出手段の個数が設定個数よりも少ないとき、そうで
ないときに比べて乗員保護装置の作動強度が小さくなる
ように、制御手段による該乗員保護装置の制御を補正す
る補正手段を設けた。このことで、荷重を検出した前側
圧力検出手段の個数が設定個数よりも少ないときには、
乗員の体格が小さいと考えられるので、このときには乗
員保護装置の作動強度を小さくなるように補正すること
で、乗員の体格や着座状態に応じて乗員保護装置を作動
させることができる。
【0019】請求項7の発明では、請求項6の発明にお
ける補正手段を、前側圧力検出手段からの出力値の総和
が設定値よりも大きいときには乗員保護装置の作動強度
を増大補正するものとする。このことで、前側圧力検出
手段からの出力値の総和が設定値よりも大きいときに
は、乗員の体格はある程度、大きいと考えられるので、
乗員保護装置の作動強度をあまり小さくはさせないこと
で、さらに乗員の体格や着座状態に応じて乗員保護装置
を作動させることができる。
【0020】請求項8の発明では、請求項1又は2のい
ずれかの発明において、シートにチャイルドシートが装
着されていることを判定するチャイルドシート判定手段
を設け、着座状態判定手段は、前記チャイルドシート判
定手段によりチャイルドシートの装着が判定されたとき
には、前側圧力検出手段からの出力信号に基づいて、前
記チャイルドシートの装着異常状態を判定可能な構成と
する。このことで、前側圧力検出手段からの出力信号に
基づいてチャイルドシートの異常装着を判定できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基いて説明する。
【0022】(実施形態1)図2は、本発明に係る乗員
検出装置Aの装備された車両の一例を示す。この車両1
は車室内に前後2列のシートを備えた3ボックス型の乗
用車であって、前側の運転席2及び助手席2として、そ
れぞれシートクッション3、シートバック4及びヘッド
レスト5からなるセパレートタイプのシートが左右に並
んで配設されるとともに、それらの後方には図示しない
がベンチタイプの3人掛けシートが配設されている。ま
た、図1及び図3にも示すように、助手席2のシートク
ッション3の内部には荷重状態検出器6が配設されてい
て、詳しくは後述するが、該荷重状態検出器6により検
出した荷重の分布状態等に基づいて、乗員Pの体格や着
座状態等が判定されるようになっている。
【0023】前記運転席2及び助手席2には、車両1に
衝突が発生したときに乗員を保護するための乗員保護装
置として、それぞれ、3点式のシートベルト装置とエア
バッグ装置とが設けられている。このシートベルト装置
は、助手席側のものを前記図1に示すように、乗員Pの
上体及び腰部を保持する帯状のウエビング8と、このウ
エビング8の基端側を巻き取るリトラクター兼用の電動
式プリテンショナー9と、このプリテンショナー9から
引き出されたウエビング8の方向を変えるアンカー10
とを備えている。前記プリテンショナー9はセンターピ
ラー11の下側の車体フロアに配設されてトリムにより
覆われている一方、前記アンカー10は該センターピラ
ー11の上側に取り付けられている。
【0024】すなわち、プリテンショナー9から引き出
されているウエビング8は、センターピラー11に沿っ
て上方に延びた後にアンカー10により折り曲げられて
下方に延びていて、先端部が連結金具により車体フロア
に対し回動可能に連結されている。また、アンカー10
よりも先端側のウエビング5の途中にはタングプレート
12が摺動可能に取り付けられており、このタングプレ
ート12は、シートクッション3の側部(前記図1では
乗員Pの裏側)に配設されたバックル13に差し込まれ
て係合されるようになっている。このシートベルト装置
のバックル13には、タングプレート12が正常に係合
しているときにON信号を出力するシートベルトスイッ
チ14(シートベルトSW)が付設されている。
【0025】そして、前記図1に示すように、乗員Pが
正しい姿勢で着座しかつシートベルト装置を使用してい
る状態では、前記タングプレート12よりも先端側のウ
エビング8により、乗員Pの腰部がシートクッション3
に保持されるとともに、タングプレート12からアンカ
ー10まで張架されるウエビング8により、乗員Pの上
体がシートバック4に保持されるようになっている。ま
た、前記シートベルト装置のウエビング8を用いて、図
3に仮想線で示すようにチャイルドシート15を助手席
2のシートクッション3とシートバック4に対して固定
することもできるようになっている。
【0026】また、前記プリテンショナー9は、バネ力
によってウエビング9を巻き取る従来周知のリトラクタ
ーに電動モータを組み合わせて、ウエビング8の巻き取
り力を変更できるようにした公知の構造のもの(例えば
特開平9−132113号公報を参照)であり、詳しく
は図示しないが、ウエビング8を巻き取るリールが慣性
クラッチを介して電動モータにより回転駆動されるもの
である。そして、前記慣性クラッチが非係合状態の間、
リールはバネ力によって弱い力でウエビング8を巻き取
る一方、電動モータの回転に伴い慣性クラッチが係合状
態になると、この電動モータの回転駆動力がリールに伝
達されて、ウエビング8の巻き取り力が調節されるよう
になっている。尚、ウエビング8に加わるバネ力は極く
弱いものなので、乗員Pに不快な拘束感を与えることな
く、ウエビング8の弛みを吸収することができる。
【0027】前記エアバッグ装置は、乗員Pに対する前
方からの衝撃を緩和するためのフロントエアバッグと、
同じく側方からの衝撃を緩和するためのサイドエアバッ
グとを備えている。具体的にフロントエアバッグとして
は、ステアリングホイール16の内部と助手席2の前方
のインストゥルメントパネル17の内部とに、それぞ
れ、エアバッグモジュール18,18が格納されるとと
もに、該インストゥルメントパネル17内の左右両端部
に車両1の前後方向の加速度及び減速度を検出する加速
度センサ19がそれぞれ配設されており、これら加速度
センサ19,19からの出力信号を受け入れる電子制御
ユニット(Electronic Contorol Unit:以下、エアバッ
グECUという)20から前記エアバッグモジュール1
8,18に対し制御信号が出力されるようになってい
る。
【0028】前記フロントエアバッグモジュール18
は、助手席側のものの構造を模式的に前記図1に示す
と、片側(図1の右側)に開口部を有するケーシング内
の奥側に点火部と爆薬とを内蔵した円筒管状のインフレ
ータ21が、また、開口側には折り畳まれたエアバッグ
22がそれぞれ収容されている。そして、エアバッグE
CU20からの制御信号に基づいてインフレータ21に
通電されると、このインフレータ21の火薬が高速燃焼
してエアバッグ22に多量のガスが供給され、該エアバ
ッグ22が急速に膨張して展開するようになっている。
【0029】一方、サイドエアバッグモジュール23
は、運転席2及び助手席2の各シートバッグ4の内部に
格納されている。すなわち、図3に破線で示すように、
サイドエアバッグモジュール23は、シートバック4内
の車体外方寄りの部位においてその長手方向が略上下方
向に一致するように配置され、鋼製パイプからなる枠状
のシートバックフレーム4aに対して取り付けられてい
る。このサイドエアバッグモジュール23は、前記フロ
ントエアバッグモジュール18と同様にケーシング内に
インフレータ19及びエアバッグ22が収容されてい
て、該ケーシングの開口方向が車体前方の斜め外方に向
くように配置されている。また、左右両側のセンターピ
ラー11内には、車両1の左右方向の加速度及び減速度
を検出する加速度センサ24がそれぞれ配設されてお
り、これらの加速度センサ24,24からの出力信号が
エアバッグECU20に入力されるようになっている。
【0030】そうして、車両1に衝突が発生して、加速
度センサ19,24からの所定の出力信号がエアバッグ
ECU20に入力されると、その信号値に基づいて判定
演算プログラムに従い前記フロント及びサイドエアバッ
グ22,22,…の展開の要否がそれぞれ判定され、展
開が必要と判定されたエアバッグ22,22,…のイン
フレータ21,21,21,…に通電すべく、各エアバ
ッグモジュール18,23に対してエアバッグECU2
0から制御信号が出力される。これにより、例えば助手
席2のフロントエアバッグ22の場合には、インストゥ
ルメントパネル17のリッド部17aを押し開いて、図
1に仮想線で示すように、乗員Pの上体や頭部を前方か
ら保持するように展開する。また、例えば該助手席2の
サイドエアバッグ22の場合には、シートバック4の側
部を破断させて、同図に仮想線で示すように、乗員Pの
上体及び頭部を側方から保持するように展開する。
【0031】さらに、前記エアバッグECU20は、前
記のようなエアバッグ装置の作動制御に加えて、前記シ
ートベルト装置のプリテンショナー9の作動を制御する
ことで、ウエビング8の巻き取り力を調節する。具体的
に、例えば、加速度センサ19,24からの出力信号に
基づいて車両1に衝突が発生したことを検出したときに
は、前記のように各エアバッグモジュール18,23に
制御信号を出力する前に、プリテンショナー9に制御信
号を出力してウエビング8を巻き取らせることにより、
エアバッグ22が展開する前に乗員Pを運転席2或いは
助手席2に拘束するようにしている。
【0032】このように、シートベルト装置やエアバッ
グ装置を搭載した車両1では、たとえ衝突が発生したと
しても、乗員Pをシートベルト装置により運転席2や助
手席2に拘束しかつエアバッグ装置により保持すること
で、極めて高い保護性能を得られるものである。しか
し、その反面、例えば助手席2に乗員Pがいないにもか
かわらずエアバッグ22が展開すると、このことによっ
て修理費用が増大する虞れがあり、或いは、助手席2の
乗員Pが子供等の場合にはその乗員の体型に応じてエア
バッグ22を展開させることが好ましい。
【0033】そこで、この実施形態では、前記助手席2
のシートクッション3に加わる荷重の状態に基づいて、
乗員Pの有無やその体格、着座位置等を必要十分な精度
で検出し、この検出結果に応じて、前記エアバッグ装置
やシートベルト装置の作動を制御するようにしている。
具体的に、前記助手席2のシートクッション3は、前記
図3及び図4に示すように、車幅方向中央部に前縁部か
ら後縁部に亘って略平坦に形成された主着座部3aと、
該主着座部3aの左右両側において上方に膨らんで車体
前後方向に延びるサイドサポート部3b,3bとを有す
るものであり、その主着座部3aにおける荷重の分布状
態を検出するように荷重状態検出器6が配設されてい
る。
【0034】前記荷重状態検出器6は、シートクッショ
ン3の主着座部3aにおいてそれぞれ車幅方向に並ぶよ
うに、前後2列に配置した複数の流体式受圧パッド2
6,26,…(受圧部)を有している。この受圧パッド
26,26,…は、ゴム製の収納容器の内部に流体が封
入されていて、シートクッション3を介して乗員Pの荷
重を受けることにより弾性的に変形するものである。ま
た、各受圧パッド26にはそれぞれの内部に連通するよ
うにゴム製ホース27の一端部が取り付けられ、該各ホ
ース27の他端部にはこのホース27を介して伝達され
る流体の圧力状態を電気信号に変換する圧力センサ28
(センサ部)が取り付けられている。そして、前記受圧
パッド26,26,…にそれぞれ対応する複数の圧力セ
ンサ28,28,…は、例えば助手席2の下方の車体フ
ロアに配設された電子制御ユニット(以下、センサEC
Uという)30の内部に収容されており、図5に示すよ
うに、該センサECU30において、各圧力センサ28
からの信号はそれぞれオペアンプ31により増幅され、
電気的フィルタ32により整形され、さらにA/Dコン
バータ33によりデジタル信号に変換された後にCPU
34に入力されるようになっている。
【0035】また、前記受圧パッド26,26,…は、
前記図4に示すように、受圧面積(検出面積)の相対的
に小さな7つの小パッド26a,26a,…(SS1〜
SS7とも示す)と、該小パッド26aの略4倍の受圧
面積を有する2つの大パッド26b,26b(SL1,
SL2とも示す)とからなり、前記小パッド26a,2
6a,…のうちの5つ(SS2〜SS6)が、シートク
ッション3の主着座部3aにおいて前縁部から約10c
mくらいの範囲(車体前側の所定範囲)に車幅方向に直
線的に並ぶように配置されるとともに、その左右両側に
はサイドサポート部3b,3bに掛かるように、小パッ
ド26a,26a(SS1,SS7)がさらに1つずつ
配置されている。一方、前記大パッド26b、26b
は、前記前側検出範囲を除いた主着座部3aの略全ての
範囲に亘るように、車幅方向に並んで配置されている。
【0036】前記小パッド26a,26a,…の圧力状
態をそれぞれ検出する圧力センサ28(図5のPS1〜
PS7)と、前記大パッド26b,26bの圧力状態を
それぞれ検出する圧力センサ28(図5のPS8,PS
9)とは、図6(a)(b)にそれぞれ示すように、互いに異
なる範囲の荷重を検出可能なように感度調節されてい
る。すなわち、同図(a)に示すように、小パッド26a
に接続された圧力センサ28は、約47kg以下の範囲
において荷重の変化に対し出力値がリニアに変化するよ
うに調節されており、一方、同図(b)に示すように、大
パッド26bに接続された圧力センサ28は、約200
kg以下の範囲において荷重の変化に対し出力値がリニ
アに変化するように調節されている。
【0037】そして、センサECU30のCPU34に
より所定の判定制御プログラムが実行されると、主に前
記大パッド26b,26bに加わる荷重の状態に基づい
て、乗員Pの有無や体格が判定されるとともに、主に前
記小パッド26a,26aに加わる荷重の状態に基づい
て、乗員Pが子供であるかどうかの判定や該乗員Pの着
座位置の判定が行われる。そうして、この判定結果に基
づいて、前記エアバッグECU20によりエアバッグ装
置等の作動が制御されるようになっている。
【0038】より詳しくは、例えば図7及び図8はいず
れも乗員Pが年齢6歳未満の子供である場合を模式的に
示しており、図7(a)に示すように子供がシートクッシ
ョン3の前端に腰をかけているときには、同図(b)に示
すように、大パッド26bに対応するセンサ出力が零に
なる一方、7つの小パッド26aのうちの中央の3つ
(SS3〜SS5)に対応するセンサ出力はそれぞれ中
程度の大きさのBランク(図6参照)になり、かつ残り
の小パッド26a(SS1,SS2,SS6,SS7)
に対応するセンサ出力は零になると考えられる。これ
は、小パッド26a,26a,…を配置する範囲を、ち
ょうど6歳未満の子供の臀部を支持できるよう、シート
クッション3の前縁部から約10cmくらいの範囲とし
ているからである。また、図8(a)に示すように子供が
シートクッション3の中央ないし後側に座っているとき
には、同図(b)に示すようなセンサ出力状態になると考
えられる。言い換えると、前記各センサ出力状態に基づ
いて、乗員Pが子供であることやその着座位置を判定す
ることができる。
【0039】同様に、図9(a)(b)は、シートクッション
3の主着座部3aに軽い荷物が載っている状態を示し、
この状態では、全ての小パッド26a(SS1〜SS
7)に対応するセンサ出力が零になる。また、図10
(a)(b)は、乗員Pが大人である場合を示し、この状態で
は、大パッド26bに対応するセンサ出力が大きいCラ
ンクになる一方、7つ小パッド26aのうちの中央の5
つ(SS2〜SS6)に対応するセンサ出力がそれぞれ
中程度以上の大きさになると考えられる。特に、このよ
うなセンサ出力状態であるときには、例えばセンサ出力
値の総和に基づいて、乗員Pの体格を判定することがで
きる。
【0040】さらに、図11(a)(b)は、大人が足を組ん
で座っている状態を示し、この状態では、大パッド26
bに対応するセンサ出力が左右いずれかに偏るととも
に、7つ小パッド26aのうちの左右いずれかの3つ程
度(SS5〜SS7)に対応するセンサから出力値が得
られると考えられる。また、図12(a)に実線で示すの
は、助手席2にチャイルドシート15が装着されている
状態であり、この状態では、同図(b)のように、大パッ
ド26bに対応するセンサ出力が中程度以下になるとと
もに、7つの小パッド26aのうちの所定の2つ(SS
3,SS5)に対応するセンサ出力がそれぞれ中程度以
下になると考えられる。さらに、同図(a)に仮想線で示
すように、チャイルドシート15が正規の位置から斜め
にずれて異常装着されているときには、前記のようにセ
ンサ出力の得られる小パッド26aの位置がずれるので
(図例ではSS4,SS7)、このことから、チャイル
ドシート15の異常装着を判定することができる。
【0041】つまり、この実施形態では、前記の如く乗
員Pの着座状態が変化したときに、そのことによって荷
重分布状態の変化することが多いシートクッション3の
前側の範囲に、相対的に多数の小パッド26a,26
a,…を配置して、その部分の荷重分布状態の変化をき
め細かく検出する一方、荷重分布状態の変化は相対的に
少ないが、乗員Pの体重による荷重量の変化の大きいシ
ートクッション3の後側には大パッド26b,26bを
2つだけ左右に並べて配置することで、乗員Pの着座状
態を必要十分な精度で検出しながら、全体として、圧力
センサ28,28,…の個数は最小限度に抑えるように
している。
【0042】以下に、前記エアバッグECU20による
エアバッグ装置等の作動制御の手順と、前記センサEC
U30によって乗員Pの着座状態を判定する判定制御の
手順とを、それぞれ図13及び図14に示すフローチャ
ート図に基づいて説明する。尚、この制御手順は、各E
CU20,30のメモリ上に電子的に格納された制御プ
ログラムに従って、所定の時間間隔で実行されるもので
ある。
【0043】まず、前記図13に示すフローのスタート
後のステップSA1では、加速度センサ19,24から
の出力信号を入力し、続くステップSA2において、車
両1の加速度ないし減速度Gが設定値G*を超えたかど
うか判別する。この判別がNOであれば、車両1には衝
突は発生していないと判定して前記ステップSA1にリ
ターンする一方、加速度ないし減速度Gが設定値G*を
超えたYESであれば、車両1に衝突が発生したと判定
してステップSA3に進み、メモリ上のエアバッグ制御
パターンを読み込む。この制御パターンは後述の如くセ
ンサECU30からの信号に従って所定時間毎に書き換
えられるものである。続いて、ステップSA4におい
て、シートベルト装置のプリテンショナー9を作動させ
てウエビング8を巻き取らせ、続くステップSA5にお
いて、前記ステップSA3で読み込んだ制御パターンに
従って、エアバッグ装置を作動させ、しかる後にリター
ンする。
【0044】つまり、車両1に衝突が発生したら、シー
トベルト装置のウエビング8により乗員Pの上体をシー
トバック4に引きつけた後に、該乗員Pの着座状態に対
応する制御パターンに従って、フロントないしサイドエ
アバッグ22を展開させるようにしている。
【0045】次に、図14に示す乗員Pの着座状態判定
フローでは、まず、スタート後のステップSB1におい
て圧力センサ28,28,…からの出力信号を入力し、
続くステップSB2において、前記各圧力センサ28の
出力状態に基づいて、上述の如く、乗員Pの着座状態を
判定する。すなわち、乗員Pの着座状態を、不在、
子供、荷物、小さな大人、大人、チャイルドシ
ートの6つの場合に場合分けする。続いて、ステップS
B3において、前記6つの場合にそれぞれ対応するエア
バッグの制御パターンを、例えば図15に示すようなテ
ーブルから選択し、エアバッグECU20に信号を出力
して、該エアバッグECU20のメモリ上のエアバッグ
制御パターンを書き換えさせる。
【0046】続いて、ステップSB4において、前記圧
力センサ28,28,…からの信号に基づいて、チャイ
ルドシート15の装着状態が異常であるかどうか判定し
(図12参照)、異常装着であるYESと判定されれ
ば、ステップSB5に進んで警報ランプを作動させる一
方、異常装着ではないNOと判定されればそのままで、
それぞれリターンする。
【0047】前記図13に示すフローが全体として、車
両1のエアバッグ装置の作動を制御する制御手段20a
に対応している。また、前記図14に示すフローが全体
として、圧力センサ28,28,…からの出力信号に基
づいて、乗員Pの着座状態を判定し、この判定結果を前
記制御手段20aに対して出力する着座状態判定手段3
0aに対応している、特に、前記ステップSB2は、車
両1の助手席2にチャイルドシート15が装着されてい
ることを判定するチャイルドシート判定手段にも対応し
ており、ステップSB4,SB5の手順により、前記着
座状態判定手段20aは、チャイルドシート15の装着
が判定されたときには、前側圧力センサ28,28,…
からの出力信号に基づいて前記チャイルドシート15の
装着異常状態を判定可能に構成されたものである。
【0048】したがって、この実施形態1に係る乗員検
出装置Aによれば、助手席2のシートクッション3内の
受圧パッド26,26,…により検出した荷重の分布状
態に基づいて、乗員Pの有無や体格、着座位置等を精度
良く判定することができ、この判定結果に応じて主にフ
ロント及びサイドエアバッグ22,22,…の作動を制
御することで、エアバッグ22の不要の展開を防止する
ことができる。
【0049】また、シートクッション3の前縁部から約
10cmくらいの範囲に、相対的に小さな小パッド26
a,26a,…を7つ並べて配置しているので、乗員P
の着座状態の変化に伴う荷重分布状態の変化をきめ細か
く検出して、該乗員Pの体格や着座位置等を十分な精度
で判定することができる。一方、前記前側の範囲を除い
た主着座部3aの略全ての範囲をカバーするように、広
い検出面積を有する大パッド26b,26bを左右に2
つ並べて配置することで、乗員Pの体重や姿勢の変化を
十分な精度で判定することができる。特に、前記大パッ
ド26bは、流体式のものとしているので、広い面積に
亘って荷重を確実に検出することができる。
【0050】つまり、この実施形態1の乗員検出装置A
は、子供から大人までの人体の寸法形状を考慮し、受圧
パッド26,26,…の大きさや個数をシートクッショ
ン3の主着座部3aにおいて最適になるように配置する
ことにより、乗員Pの着座状態を必要十分な精度で検出
できるものでありながら、圧力センサ28,28,…の
個数を最小限度に減らして、実用的なコストを実現した
ものである。
【0051】(実施形態2)図16及び図17は、本発
明の実施形態2の具体的な制御手順を示したフローチャ
ート図である。この実施形態2の乗員検出装置Aの全体
的な構成は、図1〜図5に示す前記実施形態1のものと
同じなので、同一部材には同一の符号を付してその説明
は省略する。そして、この実施形態2の主な特徴は、フ
ロント及びサイドエアバッグモジュール18,23とし
て、例えばインフレータ21において一度に燃焼させる
火薬の分量を調節できるものを用いて、各エアバッグ2
2の膨張圧や展開速度を少なくとも強、中、弱の3段階
に変更可能とし、乗員2の着座状態に応じて、前記エア
バッグ装置やシートベルト装置の作動強度を変化させる
ようにしたことにある。
【0052】また、この実施形態2では前記実施形態1
とは異なり、車両1に実際に衝突が発生してからそのと
きの乗員Pの着座状態を判定し、この判定結果に応じて
エアバッグ装置等の作動を制御するようにしている。こ
のため、この実施形態では、乗員Pの着座状態の判定と
エアバッグ装置等の作動制御とを1つの電子制御ユニッ
ト(以下、ECUという)により、一連のフローに従っ
て行うようにしている。さらに、この実施形態の車両1
には、乗員Pによって操作されるチャイルドシート装着
スイッチ(チャイルドシート装着SW)が設けられてお
り、例えば助手席2にチャイルドシート15を装着した
ときに、乗員Pによってチャイルドシート装着SWがオ
ン状態にされると、このチャイルドシート装着SWから
前記ECUに対してON信号を出力されるようになって
いる。
【0053】具体的には、まず、図16のフローに示す
ように、スタート後のステップSC1において、チャイ
ルドシート装着SWからの出力信号を入力し、続くステ
ップSC2においてチャイルドシート15が装着されて
いるかどうか判別する。すなわち、前記チャイルドシー
ト装着スイッチからON信号が入力されているYESな
らば、ステップSC5に進む一方、ON信号が入力され
ていないNOならば、ステップSC3に進む。このステ
ップSC3では車両1の加速度センサ19,24からの
出力信号を入力し、続くステップSC4において、車両
1の加速度ないし減速度Gが設定値G*を超えたかどう
か判別する。この判別がNOであれば、車両1には衝突
は発生していないと判定して前記ステップSC1にリタ
ーンする一方、加速度ないし減速度Gが設定値G*を超
えたYESであれば、車両1に衝突が発生したと判定し
て、図17に示すフローのステップSC8に進む。
【0054】一方、前記ステップSC2においてチャイ
ルドシート15が装着されていると判定して進んだステ
ップSC5では、今度は、圧力センサ28,28,…か
らの出力信号に基づいて、チャイルドシート15の異常
装着を判定するための演算を行う。すなわち、例えば前
記実施形態1と同様にしてチャイルドシート15が正規
の位置から斜めにずれていることを判定すれば、続くス
テップSC6においてチャイルドシート15の異常装着
でYESと判定し、ステップSC7に進んで警報ランプ
を作動させて、しかる後にリターンする。一方、前記ス
テップSC6において異常装着ではないNOと判定すれ
ば、そのままリターンする。
【0055】前記図16に示すフローのステップSC
1,SC2により、助手席2にチャイルドシート15が
装着されていることを判定するチャイルドシート判定手
段40aが構成され、また、ステップSC5,SC6に
より、前記チャイルドシート判定手段40aによりチャ
イルドシート15の装着が判定されたときには、圧力セ
ンサ28,28,…からの出力信号に基づいて、チャイ
ルドシート15の装着異常状態を判定可能な着座状態判
定手段40bが構成されている。
【0056】尚、前記のチャイルドシート15とは異な
り、正常に装着されたときにシートクッション2前側の
受圧パッド(小パッド)26a,26a,…には荷重が
加わらないような小さなチャイルドシートを用いること
も考えられるが、この場合には前記ステップSC5,S
C6における異常装着判定の手法として、例えば、いず
れか一つの小パッド26aに対応する圧力センサ28か
ら検出信号が出力されれば、このときに異常装着である
と判定するようにすればよい。
【0057】また、前記ステップSC4において、車両
1に衝突が発生したYESと判定して進んだ図17のス
テップSC8では、圧力センサ28,28,…からの信
号を入力し、続くステップSC9において、それらのセ
ンサ出力値の総和(SSとSLの総和)が第1設定値W
1よりも小さいかどうか判定する。この第1設定値W1
は極めて小さいな値に設定されており、判定がYESな
らば、助手席2には乗員Pはいないということなので、
そのまま制御を終了する。一方、判定がNOならばステ
ップSC10に進んで、今度はシートクッション3の後
側に配置されている2つの受圧パッド(大パッド)26
b、26bに対応する圧力センサ28,28からの出力
値の総和(SLの総和)が第2設定値W2よりも大きい
かどうか判定する。
【0058】前記第2設定値は、例えば体重が100k
g以上の大柄な大人が助手席2に着座している状態に対
応するように設定されており、従って、この判定がYE
Sならば、乗員Pは大柄な大人であると判定して、後述
のステップSC20に進む一方、判定がNOならば、ス
テップSC11に進む。このように、大パッド26b,
26bに対応する圧力センサ28,28からの出力値の
総和が第2設定値W2以上のときには、小パッド26
a,26a,…に対応する圧力センサ28,28,…か
らの出力信号を無視するようにしているので、例えば、
該小パッド26a,26a,…により検出される荷重分
布状態の変化が大きいようなときであっても、万が一に
も乗員状態の誤検出が行われることを防止できる。
【0059】続いて、ステップSC11では、前記大パ
ッド26b、26bに対応する圧力センサ28,28か
らの出力値の総和(SLの総和)を、前記第2設定値W
2よりも小さな第3設定値W3と比較する。この第3設
定値は、小さな子供が助手席2に正しく着座している状
態に対応するように設定されており、従って、SLの総
和<W3で判定がYESならば、乗員Pは小さな子供で
あるか、或いは乗員Pが正しく着座していないかである
と判定して、後述のステップSC18に進む。一方、判
定がNOならばステップSC12に進んで、今度は前記
小パッド26a、26a、…に対応する圧力センサ2
8,28,…からの出力状況に基づいて、乗員Pが大人
か子供かを判定する。すなわち、例えば7つの小パッド
26a、26a、…のうちの4つ(設定個数)以上から
所定以上の出力があれば、大人と判定し、それが2つ以
下であれば子供と判定する。或いは、前記小パッド26
a、26a、…からの出力値の総和が所定値上であれば
大人と判定し、そうでなければ子供と判定する。
【0060】そして、前記ステップSC12に続くステ
ップSC13において、乗員Pが子供であるNOと判定
すればステップSC16に進む一方、乗員Pが大人であ
るYESと判定すれば、ステップSC14に進み、EC
Uからシートベルト装置のプリテンショナー9に制御信
号を出力して、ウエビング8を中程度の力で巻き取り作
動させる。続いて、ステップSC15において、助手席
2のフロントないしサイドエアバッグモジュール18,
23に制御信号を出力して、エアバック22を中程度の
作動強度で展開させ、しかる後に制御を終了する。つま
り、助手席2に大人が正しく着座していると判定したと
きには、シートベルト装置及びエアバッグ装置をそれぞ
れ基本的な作動状態、即ち中程度の強度で作動させるこ
とにより、該大人の乗員Pを確実に保護するようにして
いる。
【0061】一方、前記ステップSC13において乗員
Pは子供であると判定して進んだステップSC16で
は、シートベルト装置のプリテンショナー9によりウエ
ビング8を相対的に弱い力で巻き取り作動させ、続くス
テップSC17では、助手席2のフロントないしサイド
エアバッグ22を相対的に弱い作動強度で展開させ、し
かる後に制御を終了する。つまり、助手席2に子供が正
しく着座していると判定したときには、シートベルト装
置及びエアバッグ装置をそれぞれ相対的に弱い強度で作
動させることにより、子供の乗員Pの体格に応じた乗員
保護装置の作動を行うようにしている。
【0062】また、前記ステップSC11において、乗
員Pは小さな子供であるか或いは正しく着座していない
と判定して進んだステップSC18では、小パッド26
a,26a,…に対応する圧力センサ27,27,…か
らの出力値の総和(SSの総和)が第4設定値W4より
も小さいかどうか判定する。そして、この判定がNOな
らば、前記ステップSC16,SC17に進んで、プリ
テンショナー9及びエアバッグ22をいずれも弱い強度
で作動させる。つまり、前記の判定がNOということは
シートクッション3の前側にかなり大きな荷重が加わっ
ているということなので、乗員Pはシートクッション3
の前側に偏って座っていると判断する。この場合には、
乗員Pが大人であっても、プリテンショナー9及びエア
バッグ22の作動は弱くする。また、乗員Pが子供であ
るとすれば、この子どもの乗員Pはシートクッション3
の前端に腰をかけていて、シートベルトは装着していな
いと考えられるので、この場合にもエアバッグ22を弱
い力で作動させる。
【0063】一方、前記ステップSC18において、S
Sの総和<W4でYESと判定すれば、乗員Pは小さな
子供であり、かつ助手席に正しい姿勢で着座していると
考えられるので、このときはステップSC19に進み、
該小さな子供の乗員Pがシートベルト装置を装着してい
るかどうか判定する。すなわち、助手席2のシートベル
トSW14からECUにON信号が入力されているかど
うか判定し、ON信号が入力されていて、小さな子供の
乗員Pがはシートベルト装置を装着していると判定され
れば、このときはエアバッグ装置を用いなくても、シー
トベルト装置だけで乗員Pを確実に保護できるので、制
御を終了する一方、シートベルトSW14からON信号
が入力されておらず、シートベルト未装着と判定すれ
ば、このときはエアバッグ22を弱い力で作動させるこ
とにより、前記ステップSC16,SC17に進み、し
かる後に制御を終了する。
【0064】さらに、前記ステップSC10において、
大パッド26b、26bに対応する圧力センサ28,2
8からの出力値の総和(SLの総和)が第2設定値W2
よりも大きく、乗員Pが大柄な大人で有ると判定して進
んだステップSC20では、ECUからシートベルト装
置のプリテンショナー9に制御信号を出力して、ウエビ
ング8を相対的に強い力で巻き取り作動させ、続くステ
ップSC21において、助手席2のフロントないしサイ
ドエアバッグモジュール18,23に制御信号を出力し
て、エアバック22を相対的に強い作動強度で展開さ
せ、しかる後に制御を終了する。つまり、大柄な大人の
乗員Pに対しては、シートベルト装置及びエアバッグ装
置をそれぞれ強い強度で作動させる。
【0065】前記図17に示すフローのステップSC8
〜SC13,SC18の各ステップにより、圧力センサ
28,28,…からの出力信号に基づいて、乗員Pの着
座状態を判定する着座状態判定手段40bが構成され、
また、ステップSC15,SC17,SC21の各ステ
ップにより、車両1のシートベルト装置及びエアバッグ
装置の作動を制御する制御手段40cが構成されてい
る。
【0066】さらに、ステップSC12〜SC17の各
ステップは、荷重を検出した小パッド26a、26a、
…の個数や該小パッド26a、26a、…からの出力値
の総和に応じて、前記制御手段40cによるエアバッグ
装置の作動強度を補正する補正手段40dに対応してい
る。
【0067】したがって、この実施形態2に係る乗員検
出装置Aによれば、前記実施形態1のものと同様の作用
効果が得られる上に、これに加えて、車両1の助手席2
における乗員Pの着座状態に応じて、シートベルト装置
のプリテンショナー9やエアバッグ装置の作動強度を変
更することによって、乗員Pの着座状態の応じて乗員保
護装置を作動させることができる。
【0068】尚、本発明は前記実施形態1又は実施形態
2に限定されるものではなく、その他の種々の実施形態
を包含するものである。すなわち、前記各実施形態で
は、シートクッション3の内部に受圧パッド26,2
6,…を前後2列に配置しているが、これは3列であっ
てもかまわない。また、最前列に配置する受圧パッド
(小パッド)26a,26,…の個数は7つには限ら
ず、例えば5つ以上であればよい。さらに、大パッド2
6bの個数も2つでなくてもよく、例えば1つであって
もよく、反対に3つ以上であってもよい。
【0069】また、前記各実施形態では、圧力検出手段
として、シートクッション3の内部に流体式受圧パッド
26,26,…を複数配置し、この各受圧パッド26の
圧力状態を圧力センサ28により電気信号に変換するよ
うにしているが、これに限らず、例えば圧力センサをシ
ートクッション内に配設することも可能である。特に、
シートクッション3の前側の小パッド26aは、前記各
実施形態のもののように荷重状態に応じた信号を出力す
るものでなくてもよく、荷重が作用しているかいないか
を検出する単なる圧力スイッチであってもよい。
【0070】加えて、前記各実施形態では、乗員検出装
置Aを車両1の助手席2に適用しているが、これに限ら
ず、車両1の後席にも適用可能なことは勿論である。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
係る乗員検出装置によると、車両のシートの主着座部に
複数の圧力検出手段を配設して、該圧力検出手段からの
出力信号に基づいて乗員の着座状態を判定し、この判定
結果に応じて乗員保護装置の作動を制御するものにおい
て、前記複数の圧力検出手段の大きさや配置を最適化す
ることで、乗員の着座状態を必要十分な精度で検出しな
がら、圧力検出手段の個数を最小限度に抑えることがで
き、このことによって装置コストを低減できる。
【0072】請求項2の発明によると、前側圧力検出手
段をシートの主着座部における前側の所定範囲に配置す
ることで、乗員の体格や着座位置の変化を正確に検出す
ることができるとともに、後側圧力検出手段を流体式の
ものとしかつ前記所定範囲を除く主着座部の略全範囲に
亘るように配置することで、乗員の体重を確実に検出す
ることができる。
【0073】請求項3の発明に係る乗員検出装置による
と、車両のシートの主着座部に流体式の圧力検出手段を
車幅方向に並べて配置することで、相対的に少ない圧力
検出手段により広い面積に亘って荷重を確実に検出する
ことができ、よって、乗員の体重の変化や姿勢の変化を
検出できる。
【0074】請求項4の発明では、乗員の体格や着座位
置の変化に応じて、エアバッグの展開状態を変更するこ
とができるので、請求項1〜3の各発明の如く乗員の着
座状態を判定できることが、特に有効な効果を奏する。
【0075】請求項5の発明では、シートの後側の圧力
検出手段からの出力値の総和が設定値以上のときには、
この出力値のみに基づいて乗員の着座状態を判定するよ
うにすることで、シートの前側の圧力検出手段の出力に
基づく乗員の着座状態の誤検出を防止できる。
【0076】請求項6の発明によると、乗員が子供であ
ると考えられるときには乗員保護装置の作動強度を小さ
くなるように補正することで、該子供の乗員の体格に応
じて乗員保護装置を作動させることができる。さらに、
請求項7の発明では、子供の乗員の体格がある程度、大
きいと考えられるときには、乗員保護装置の作動強度を
あまり小さくはさせないようにして、さらにその子供の
体格に応じて乗員保護装置を作動させることができる。
【0077】請求項8の発明によると、前側圧力検出手
段からの出力信号に基づいて、チャイルドシートの異常
装着を判定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る乗員検出装置の全体
構成を示す図である。
【図2】乗員検出装置を装備した車両の概略構成図であ
る。
【図3】受圧パッドの配設された助手席の構成を示す斜
視図である。
【図4】平面視で助手席のシートクッションにおける受
圧パッドの配置を示す説明図である。
【図5】乗員検出装置のシステムブロック図である。
【図6】圧力センサ出力の荷重変化に対する特性を示す
グラフ図である。
【図7】子供がシート前端に着座した状態を示す図4相
当図(a)、及びこの状態に対応する圧力センサ出力のパ
ターンを示す図(b)である。
【図8】子供がシートの中央ないし後側に着座したとき
の図7相当図である。
【図9】軽い荷物が載っているときの図7相当図であ
る。
【図10】大人が着座したときの図7相当図である。
【図11】大人が片足を組んで着座したときの図7相当
図である。
【図12】チャイルドシートの装着されたときの図7相
当図である。
【図13】シートベルト装置及びエアバッグ装置の作動
制御の手順を示すフローチャート図である。
【図14】乗員の着座状態判定の手順を示すフローチャ
ート図である。
【図15】乗員の着座状態に応じてエアバッグの制御パ
ターンを設定したテーブルの一例を示す図である。
【図16】実施形態2においてチャイルドシートの異常
装着判定及び車両の衝突判定の手順を示すフローチャー
ト図である。
【図17】実施形態2において乗員の着座状態に応じ
て、シートベルト装置及びエアバッグ装置の作動を制御
する手順を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
A 乗員検出装置 P 乗員 1 車両 2 シート(運転席、助手席) 3 シートクッション 3a 主着座部 6 荷重状態検出器(圧力検出手段) 8 ウエビング(シートベルト装置) 9 プリテンショナー(シートベルト装置) 15 チャイルドシート 18 フロントエアバッグモジュール 20 電子制御ユニット(エアバッグECU) 20a,40c 制御手段 23 サイドエアバッグモジュール 26 受圧パッド(受圧部) 26a 小パッド(前側圧力検出手段) 26b 大パッド(後側圧力検出手段) 28 圧力センサ(センサ部) 30 電子制御ユニット(センサECU) 30a,40b 着座状態判定手段 40a チャイルドシート判定手段 40d 補正手段
フロントページの続き Fターム(参考) 3B087 DE00 DE08 DE09 3D018 MA01 3D054 AA02 AA03 AA04 AA06 AA07 AA14 AA21 BB17 DD13 EE09 EE10 EE11 EE13 EE14 EE19 EE20 EE21 EE28 EE29 EE31 EE36 EE57

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗員保護装置を搭載した車両に装備さ
    れ、シートの主着座部に配設された複数の圧力検出手段
    と、該圧力検出手段からの出力信号に基づいて乗員の着
    座状態を判定し、この判定結果を前記乗員保護装置の制
    御手段に出力する着座状態判定手段とを備えた乗員検出
    装置であって、 前記複数の圧力検出手段は、シートの主着座部において
    車体前後方向に少なくとも2列に分かれてそれぞれ車幅
    方向に並ぶように配置され、 前記圧力検出手段のうちの最前列に配置された前側圧力
    検出手段は、それ以外の後側圧力検出手段に比べてそれ
    ぞれ狭い検出面積を有し、かつ該後側圧力検出手段より
    も車幅方向について多く並ぶように配置され、 少なくとも前記後側圧力検出手段は、荷重の大きさに対
    応する信号を出力するように構成されていることを特徴
    とする乗員検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 後側圧力検出手段は、内部に流体が封入され、シートの
    主着座部に加わる荷重を受ける受圧部と、該受圧部内の
    流体の圧力状態を検出するセンサ部とを有し、 前側圧力検出手段が、シートの主着座部における車体前
    側の所定範囲に配置されている一方、前記後側圧力検出
    手段は、その受圧部が前記所定範囲を除く主着座部の略
    全範囲に亘るように配置されていることを特徴とする乗
    員検出装置。
  3. 【請求項3】 乗員保護装置を搭載した車両に装備さ
    れ、シートの主着座部に配設された複数の圧力検出手段
    と、該圧力検出手段からの出力信号に基づいて乗員の着
    座状態を判定し、この判定結果を前記乗員保護装置の制
    御手段に出力する着座状態判定手段とを備えた乗員検出
    装置であって、 前記圧力検出手段は、内部に流体が封入され、シートの
    主着座部に加わる荷重を受ける受圧部と、該受圧部内の
    流体の圧力状態を検出するセンサ部とを有し、 前記圧力検出手段は、少なくとも2つ車幅方向に並ぶよ
    うに配置されていることを特徴とする乗員検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1つにおいて、 乗員保護装置は、車両に衝突が発生したときに乗員の前
    方ないし側方にエアバッグを展開させるエアバッグ装置
    であることを特徴とする乗員検出装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は4のいずれかにおいて、 着座状態判定手段は、後側圧力検出手段からの出力値の
    総和が設定値以上のときには、該後側圧力検出手段から
    の出力値のみに基づいて乗員の着座状態を判定するよう
    に構成されていることを特徴とする乗員検出装置。
  6. 【請求項6】 請求項1、4又は5のいずれか1つにお
    いて、 荷重を検出した前側圧力検出手段の個数が設定個数より
    も少ないとき、そうでないときに比べて乗員保護装置の
    作動強度が小さくなるように、制御手段による該乗員保
    護装置の制御を補正する補正手段が設けられていること
    を特徴とする乗員検出装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 補正手段は、前側圧力検出手段からの出力値の総和が設
    定値よりも大きいときには乗員保護装置の作動強度を増
    大補正するように構成されていることを特徴とする乗員
    検出装置。
  8. 【請求項8】 請求項1又は2のいずれかにおいて、 シートにチャイルドシートが装着されていることを判定
    するチャイルドシート判定手段が設けられ、 着座状態判定手段は、前記チャイルドシート判定手段に
    よりチャイルドシートの装着が判定されたときには、前
    側圧力検出手段からの出力信号に基づいて、前記チャイ
    ルドシートの装着異常状態を判定可能に構成されている
    ことを特徴とする乗員検出装置。
JP2000087825A 2000-03-28 2000-03-28 乗員検出装置 Expired - Fee Related JP3757743B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000087825A JP3757743B2 (ja) 2000-03-28 2000-03-28 乗員検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000087825A JP3757743B2 (ja) 2000-03-28 2000-03-28 乗員検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001270363A true JP2001270363A (ja) 2001-10-02
JP3757743B2 JP3757743B2 (ja) 2006-03-22

Family

ID=18603779

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000087825A Expired - Fee Related JP3757743B2 (ja) 2000-03-28 2000-03-28 乗員検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3757743B2 (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004338517A (ja) * 2003-05-15 2004-12-02 Toyota Motor Corp 車両デバイス制御装置
JP2005231539A (ja) * 2004-02-20 2005-09-02 Denso Corp 荷重センサおよび乗員保護システム
JP2005349904A (ja) * 2004-06-09 2005-12-22 Delta Tooling Co Ltd 着座センサ付き自動車用シート
US7438150B2 (en) 2004-03-22 2008-10-21 Denso Corporation Seat belt apparatus
JP2010195343A (ja) * 2009-02-27 2010-09-09 Aisin Seiki Co Ltd 乗員検知センサ
JP2011020599A (ja) * 2009-07-17 2011-02-03 Aisin Seiki Co Ltd シートベルトウォーニング装置
JP2011213195A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Mazda Motor Corp 車両の乗員保護装置
JP2013189064A (ja) * 2012-03-13 2013-09-26 Toyota Central R&D Labs Inc 車両制御装置及びプログラム
JP2015067197A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 富士重工業株式会社 車両
JP2017185873A (ja) * 2016-04-04 2017-10-12 トヨタ自動車株式会社 乗員保護装置
JP2020055481A (ja) * 2018-10-03 2020-04-09 トヨタ自動車株式会社 車両用シート
WO2024024674A1 (ja) * 2022-07-25 2024-02-01 西川株式会社 姿勢検知システム及び姿勢検知方法

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004338517A (ja) * 2003-05-15 2004-12-02 Toyota Motor Corp 車両デバイス制御装置
JP2005231539A (ja) * 2004-02-20 2005-09-02 Denso Corp 荷重センサおよび乗員保護システム
US7438150B2 (en) 2004-03-22 2008-10-21 Denso Corporation Seat belt apparatus
JP2005349904A (ja) * 2004-06-09 2005-12-22 Delta Tooling Co Ltd 着座センサ付き自動車用シート
JP2010195343A (ja) * 2009-02-27 2010-09-09 Aisin Seiki Co Ltd 乗員検知センサ
JP2011020599A (ja) * 2009-07-17 2011-02-03 Aisin Seiki Co Ltd シートベルトウォーニング装置
JP2011213195A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Mazda Motor Corp 車両の乗員保護装置
JP2013189064A (ja) * 2012-03-13 2013-09-26 Toyota Central R&D Labs Inc 車両制御装置及びプログラム
JP2015067197A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 富士重工業株式会社 車両
JP2017185873A (ja) * 2016-04-04 2017-10-12 トヨタ自動車株式会社 乗員保護装置
CN107284393A (zh) * 2016-04-04 2017-10-24 丰田自动车株式会社 乘员保护装置
US10471918B2 (en) 2016-04-04 2019-11-12 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Occupant protection apparatus
JP2020055481A (ja) * 2018-10-03 2020-04-09 トヨタ自動車株式会社 車両用シート
WO2024024674A1 (ja) * 2022-07-25 2024-02-01 西川株式会社 姿勢検知システム及び姿勢検知方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3757743B2 (ja) 2006-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101187300B1 (ko) 에어백 장치
JP4452676B2 (ja) 車両用エアベルト装置
CN110775008B (zh) 包括外部系绳的膝部安全气囊装置
JP2003335206A (ja) 乗員保護装置
EP1873022A1 (en) Occupant protection apparatus and method
JP3757743B2 (ja) 乗員検出装置
EP1426245B1 (en) Airbag module having variable tether system
JP2992961B2 (ja) 自動車のエアバッグ装置
JP4647819B2 (ja) 車両の乗員保護装置
JP2003503273A (ja) シートベルト力センサーシステム
WO2020242558A1 (en) Roof mounted passenger airbag with lower leg protection
US20220009443A1 (en) Leg restraining airbag
US20050006884A1 (en) Occupant safety protection system
JP4161482B2 (ja) 乗員保護装置
JP2003341403A (ja) シート上乗員検知装置
JP2989630B2 (ja) 自動車のエアバッグ装置
JP2005193846A (ja) 乗員拘束装置
JP2020152208A (ja) 乗員保護装置
JP3991769B2 (ja) シート上物体検出装置
CN115071625A (zh) 车辆座椅垫安全气囊及控制其的系统和控制该系统的方法
US20040135354A1 (en) Occupant protection apparatus for vehicle
JP3402003B2 (ja) 乗り物用乗員保護装置
JPH0986338A (ja) エアバッグ装置
JP2007137226A (ja) 車両用乗員保護装置及びその制御方法
JP4355153B2 (ja) 車両のエアバッグ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050815

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050823

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051012

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051219

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100113

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100113

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110113

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120113

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees