JP3991769B2 - シート上物体検出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート上の物体(人や物等)を検出するシート上物体検出装置に関するものであり、特に、シート上に存在する物体を検出し、制御装置から物体の種類に応じた信号を出力する際のフィルタ演算に係わる。
【0002】
【従来の技術】
近年、車両においては、交通事故発生時、乗員の安全性を確保するために、安全装置としてエアバッグ装置の装着が急速になされている。エアバッッグ装置は、車両衝突時に車両に発生する衝撃を加速度センサ等によって検出し、その加速度センサからの信号に基づき、ステアリングホイールの中央あるいは助手席のダッシュパネル内に配設されるエアバッグ装置に駆動信号を与える。駆動信号がエアバッグ装置に与えられると、エアバッグ装置内に収められたインフレータが点火される。この点火によってエアバッグを膨張させるためのガスが発生し、ステアリングホイールの中央あるいは助手席のダッシュパネル内に収められたのエアバッグが瞬時に膨張し、車両の前列に着座する乗員の身体の保護を図るものである。
【0003】
例えば、特開平9−207638号公報では、シートをフロアに取り付けるためのシート取り付け部に4つの荷重センサを設け、4つの荷重センサにより検出されるセンサ値を加算器により加算して検出荷重検出値を算出し、この算出された検出荷重検出値と予め設定された荷重検出値と比較し、着座者の有無を判断し、エアバッグ駆動回路を制御している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この様な上記した公報の装置等において、シート上の荷重は歪ゲージ等を用いた荷重センサから荷重検出信号が検出されるが、この様な荷重センサからの信号にはノイズが載り易い。この為、シート上の物体検出を行う基となる信号が、ノイズ等による影響を受けない様にする必要がある。ノイズ等による影響(例えば、荷重検出値の変動)を防止する事を目的として、通常では、荷重センサによる検出された信号に対して、前回と今回の検出値よりフィルタ演算を行うローパスフィルタを通す方法、荷重センサで検出された信号に対し、遅延回路により遅延する方法が採用されている。
【0005】
この場合、制御装置は荷重センサにより、物体を検知する必要のない場合には、センサ駆動に係わる消費電力を低下させるため、低消費電力モード(スリープモードとも言う)に入る機能を有していても良い。この様に、スリープモードを備えた制御装置では、低消費電力モードから何らかの状態変化があり、通常の駆動モード(通常モード)に切り換わった場合、荷重センサから出力される信号は安定せず、ノイズが載り易いものとなる。更に、この様な構成において、例えば、2つ以上の検出値(例えば、前回と今回の検出値)によりフィルタ演算されるローパスフィルタを用いて、荷重センサからの荷重変動を抑えると、ローパスフィルタ等による遅れによって、荷重センサにより検出された荷重検出値を示す信号は、シート上に作用する実際の荷重に到達するまで徐々に上昇してゆき、ローパスフィルタの立ち上がりが遅くなる(図8の(a)参照)。
【0006】
そこで、この様な装置をエアバッグ装置へ適用を考えた場合には、シート上に荷重が作用する際には実際の荷重に到達するまで遅れが発生し、シート上の物体を検出する時間(判定時間)の遅れにつながるが故に、エアバッグ装置の作動時間が長くなってしまうため、好ましくない。
【0007】
よって、本発明は上記した問題点に鑑みてなされたものであり、シート上物体検出装置において、通常の駆動モードになった際に、迅速に安定な検出状態に到達させることを技術的課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために講じた技術的手段は、シート上に作用する荷重を検出する荷重検出手段と、該荷重検出手段により検出される荷重検出値に基づいて前記シート上の物体を検出して信号を出力する制御手段とを備えたシート上物体検出装置において、前記荷重検出手段に電源を供給する電源供給手段と、前記荷重検出手段により所定時間内に検出された荷重検出値を逐次記憶する記憶手段とを備え、前記制御手段は、前記電源供給手段より前記荷重検出手段に電源供給が開始された後、所定時間内は前記記憶手段に記憶された複数の荷重検出値の平均に基づく第1フィルタ演算を行い、所定時間経過後は前記記憶手段に記憶された単数の荷重検出値に基づく第2フィルタ演算を行うものとしたことである。
【0009】
これによれば、電源供給手段により荷重検出手段に電源が供給されると、荷重検出値が記憶手段に逐次記憶される。そして、制御手段は、電源供給手段より荷重検出手段に電源供給が開始された後、所定時間内は記憶手段に記憶された複数の荷重検出値の平均に基づく第1フィルタ演算が行われる。また、所定時間経過後は、記憶手段に記憶された単数の荷重検出値に基づく第2フィルタ演算が行われる。
【0010】
つまり、荷重検出手段により検出される荷重検出値は、荷重検出手段に電源供給手段より電源供給が成される際、零または不定値から実際の荷重に到達する場合には荷重が安定しない。しかも、ノイズが載り易い電源供給がされた直後の所定時間の間では、記憶手段に記憶された複数の荷重検出値の平均に基づく第1フィルタ演算が行われ、荷重検出値の平均で演算が行われる。その後、荷重検出値が安定した状態となり所定時間経過すると、今度は記憶手段に記憶された単数の荷重検出値により第2フィルタ演算が行われる。これは、ローパスフィルタや遅延回路を用いて荷重検出値を徐々に変化させる場合に比べて、荷重検出手段により検出された信号に載るノイズ等を荷重検出値の平均を取ることで抑えながら早く実際の荷重に近づくものとなる。よって、迅速に安定な検出状態に到達させることが可能となる。
【0011】
この場合、第1フィルタ演算は、複数の荷重検出値の平均と最新の荷重検出値とに重み付けがなされると、重み付けにより複数の荷重検出値の平均と最新の荷重検出値との間で荷重検出値が不定になることはなく、荷重検出手段に電源供給を開始した直後のノイズが載り易い所定時間内での重み付けの比率を調整して、安定した荷重検出値を演算することが可能となる。
【0012】
また、第2フィルタ演算は、単数の荷重検出値と最新の荷重検出値とに重み付けがなされると、重み付けにより単数の荷重検出値と最新の荷重検出値との間で荷重検出値が不定になることはなく、電源供給から所定時間後の重み付けの比率を調整して、安定した荷重検出値を演算することが可能となる。
【0013】
更に、第1フィルタ演算と第2フィルタ演算の少なくとも一方は、最新の荷重検出値に比べて、複数の荷重検出値の平均若しくは単数の荷重検出値の重み付けを大きくすれば、最新の荷重検出値よりも複数の荷重検出値の平均若しくは単数の荷重検出値の重み付けを大きくし、複数の荷重検出値の平均若しくは単数の荷重検出値の影響を最新の荷重検出値に比べて大として、実際の荷重に早く近づけることが可能となる。
【0014】
更にその上、エアバッグを膨張させるエアバッグ装置を更に備え、前記制御装置は前記第1フィルタ演算または前記第2フィルタ演算により得られた荷重検出値に基づき、前記エアバッグ装置に対して駆動信号を出力すれば、早期な物体検出を行った信号からエアバッグ装置に駆動信号を出力することが可能となる。よって、シート上の物体を検出してからのエアバッグ装置の作動が早くなり、エアバッグ装置の信頼性が向上する。このため、エアバッグ装置への適用が好適となる物体検出装置を提供することが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
【0016】
図1は車両用シート(単に、シートと言う)のシート本体1の斜視図である。図1に示すシート本体1は、例えば、車両の前列(助手席)に設けられ、シート本体1を指示する左右一体の支持フレーム2は、車両フロアに対して前後方向(x方向)に固定される。
【0017】
各支持フレーム2の上面には、前後一対のブラケット3に対してロアレール4が、支持フレーム2に沿って固定される。左右一対のロアレール4は断面U字状を呈し、その上方が開口して、その開口が前後方向に延在するスライド溝5を形成している。
【0018】
各ロアレール4に形成されたスライド溝5には、左右一対のアッパレール6がスライド溝5に沿って前後方向に摺動自在に配設される。左右のアッパレール6には、図3に示す左右一対のセンサブラケット7,8を介して、シート本体1のシートクッション9及びシートバック10を支持するロアアーム16に連結される。
【0019】
シート本体1の前側のセンサブラケット7には、上下両端部に上側締結部7a及び下側締結部7bを有し、中央を湾曲させた撓み部7cが形成されている。前側センサブラケット7は、上側と下側締結部7a,7bは、それぞれロアアーム16及びアッパレール6の前側部に連結される。そして、右側と左側の前側センサブラケット7の撓み部7cには、荷重センサを構成するフロント右側(FR)荷重センサ21とフロント左側(FL)荷重センサ22が接着等により取り付けられている。これらの荷重センサ21,22は、例えば、歪ゲージ等の歪検出素子から成り、着座面を支えるシートクッション9に作用する荷重に対して、撓み部7cが撓み、荷重に応じた撓み量を検出できる。
【0020】
一方、図1に示す後側のセンサブラケット8も、上下両端部に上側締結部8aと下側締結部8bを有し、その上側と下側締結部8a,8b間を湾曲させて撓み部8cが形成されている。後側のセンサブラケット8は、上側と下側締結部8a,8bにおいてロアアーム16とアッパレール6の後側部に連結されている。そして、右側と左側の後側センサブラケット8の撓み部8cには、それぞれ荷重センサを構成するリヤ右側(RR)荷重センサ23とリヤ左側(RL)荷重センサ24は、FR荷重センサ21とFL荷重センサ22と同様に、例えば、歪ゲージ等の歪検出素子から成り、シートクッション9にかかる荷重に対して撓み、撓み量を検出できる。
【0021】
また、シート本体1の一方の側(図1では左側)のアッパレール6には、車両から延びるシートベルト11をシート本体1へと連結し、固定するベルトアンカ12を先端に備えたアンカブラケット13が連結される。
【0022】
次に、シート上物体検出装置(本装置と称する)20を、車両の前部(例えば、運転席ではステアリングホイールの中央、助手席ではインスツルメントパネルの上方)に設けられ、車両衝突時にエアバッグが膨張するエアバッグ装置30の膨張量を可変駆動させるエアバッグ制御装置に適用した場合のシステム構成について、図4を参照して説明する。
【0023】
エアバッグ制御装置は、上記したシート本体1の所定位置に設けられる荷重センサ21〜24と、シートベルトアンカ12に設けられたシートベルトスイッチ12aと、シート上の状態検出を行い、エアバッグ装置(A/B装置)30に対して出力指令を出すコントローラ25とを備える。
【0024】
シートベルトスイッチ12aは、シートベルト11をベルトアンカ12に装着することでオンされ、シートベルト11がベルトアンカ12に装着されない場合にはオフされる。このシートベルトスイッチ12aからの検出信号は、コントローラ25に入力され、コントローラ25は検出信号の状態によってシートベルト11の装着状態が検出できる。
【0025】
また、コントローラ25の内部には、制御を司るCPU26、所定電源(例えば、Vcc=5V)を供給する電源回路19、センサ信号入力回路27、判定出力回路28、CPU26からの指示により荷重センサ21,22,23,24へのセンサ電源を供給/遮断するスイッチング素子18、および、コントローラ25に電源が供給されない場合でも、記憶された状態を記憶保持する不揮発性のメモリ(EEPROM)29とを備える。
【0026】
この中で、センサ信号入力回路27は、FR荷重センサ21、FL荷重センサ22、RR荷重センサ24、RL荷重センサ24から検出された信号が入力される、アクティブフィルタ27a,27b,27c,27,27d(27a〜27dと称す)を個々に有する。これら荷重センサ21〜24の荷重信号は、アクティブフィルタ27a〜27dを介して、CPU26に入力される。アクティブフィルタ27a〜27dは、コンデンサおよび抵抗からなる受動素子に、増幅器等の能動素子を組み合わせた周知のフィルタである。アクティブフィルタ27a〜27dは4つの荷重センサ21〜24からの荷重信号の内、低域周波数の信号のみを通過させる。
【0027】
アクティブフィルタ27a,27bを通過した荷重センサ21,22からの荷重信号に基づき、各荷重センサ21,22ごとの荷重検出値FR,FLがCPU26により演算される。また、アクティブフィルタ27c,27dを通過した荷重センサ23,24からの荷重信号に基づき、各荷重センサ23,24ごとの荷重検出値RR,RLがCPU26により演算される。そして、これらの荷重検出値FR〜RLを合計することにより、荷重検出値としての合計荷重検出値Sが演算される。
【0028】
CPU26は、予め記憶された所定のプログラムにより演算処理を行い、その結果を、判定出力回路28に出力する。そして、判定出力回路28を介して、エアバッグ装置30に駆動信号を出力することにより、エアバッグの膨張量が検出された物体の種類により制御される。
【0029】
また、本装置20では、車両衝突時の幼児保護を目的として、この様なシステム構成において、シート本体1に対して、チャイルドシートと称される子供用拘束装置(CRS)31の装着が可能である。CRS31は、通常、図1に示す2点鎖線の如く、シートベルト11によりシート本体1に固定されるものであり、CRS装着の際には以下に示す動作を必要とする。
【0030】
即ち、シート本体1のシートクッション9およびシートバック10の着座面にCRS31を装着する場合、最初、シートクッション上にCRS31を載せる。この時、CRS31は重さが数Kgと大人の体重に比べて軽いため、合計荷重検出値Sも、大人よりも比較的小さな値になる。そして、CRS31の背中部のシートベルト取り付け孔にシートベルト11を通し、シートベルト11をベルトアンカ12に装着して、CRS31を仮止めする。この場合、CRS31をシート本体1にしっかりと固定するためのシートベルト11の締め付けはまだ行っていない場合、合計荷重検出値Sは比較的小さな値となる。上記した傾向は、子供がシート本体1に着座している場合においても同様に当てはまる。
【0031】
その後、シート本体1に対して、CRS31をしっかりと固定するために、CRS31に体重をかけて押えこみ、シートベルト11を締め付けて、確実にCRS31をシート本体1に固定して装着し、CRS31の取り付け作業を終了する。この様なCRS31の装着時には、合計荷重検出値Sは著しく低減する。即ち、上記した如く、合計荷重検出値Sの特性変化を検出すれば、CRS装着時の荷重変化量によって、CRS31の装着の有無が判定できる。
【0032】
そこで、コントローラ内のCPU26により実施される処理について、図5のフローチャートを参照して説明する。尚、以下のフローチャートの説明では、プログラムのステップを、単に「S」と略して説明する。
【0033】
CPU26に、最初に電源がバッテリーより供給された場合、若しくは、CPU26にリセットがかかると、図5に示すプログラムはS1からの処理を実行する。最初、S1のイニシャル処理において、CPU26は内部のメモリ(RAM)がデータを正常に記憶できるかのチェックを行った後、S2以降の処理を実行する場合に予め必要な初期値を、所定のメモリに初期値として設定を行う。そして、イニシャル処理では、CPU26は、コントローラ25およびエアバッグ装置30を含むエアバッグ制御装置が、正常に動作するか否かのシステムチェックを行う。
【0034】
その後、S2のセンサ電源処理では、CPU26がスイッチング素子18のベースに高電位を出力すると、荷重センサ21〜24には所定電圧Vccが供給され、荷重センサ21〜24からは荷重検出値が出力される。一方、スイッチング素子のベースに低電位が印加されると、荷重センサ21〜24にはセンサ電源の供給が停止される。ここで使用されるCPU26は、荷重センサ21〜24により荷重検出を行わない場合、あるいは、荷重検出を行う必要がない場合には、通常の駆動モード(通常モード)から消費電力を低減させる低消費電力モード(スリープモード)に移行することが可能な構成としても良い。この様にCPU26が通常モードとスリープモード間でモードが切り換わる構成とした場合、何らかの状態変化が発生して、スリープモードから通常モードへ切り換わり、モード切替が発生した場合においても、センサ電源を荷重センサ21〜24に対して供給する構成とすることも可能である。
【0035】
センサ電源が各荷重センサ21〜24に供給されると、次に、CPU26は4つの荷重センサ21〜24から検出されるセンサ電圧(荷重検出信号)を入力するセンサ入力処理を行う。S3にて、センサ入力処理が行なわれた後、S4においてフィルタ処理が行なわれる。そこで、S4に示すフィルタ処理を、図6に示す。
【0036】
図6に示されるフィルタ処理では、最初に荷重センサ21〜24に供給する所定電圧Vccのセンサ電源が供給され、センサ電源がオン状態であるかが判定される。ここで、センサ電源がオン状態でないと、S17において初回フラグをクリアし、フィルタ処理を終了する。一方、S11にてセンサ電源がオン状態であると、次のS12では、初回フラグがセットされているかが判断される。初回フラグとはセンサ電源が荷重センサ21〜24に供給され電源供給が開始されてから、センサ出力が安定するまでの間のみ、フィルタ演算を切り換えるために使用される。ここで、初回フラグがセットされていなければ、S13以降の第1フィルタ演算を行うが、初回フラグがセットされていれば、S19に示す第2フィルタ演算を行う。第2フィルタ演算では、フィルタ演算値Xnの算出において、メモリ29に記憶された単数の荷重検出値、即ち、前回のセンサ入力処理で検出したセンサ電圧(荷重検出値に比例)に重み付け係数Aを掛け合わせ、今回のセンサ入力処理により得られたセンサ電圧(最新の荷重検出値となる)に重み付け係数Bを掛け合わせ、両者を加算するという演算式にて成される。ここで、重み付け係数をA>>Bとし、重み付け係数Bに対して3ケタ程度大きな重み付け係数Aを採用することにより、メモリに記憶されている過去の荷重センサ21〜24からの荷重検出値に重みをつけることができる。これによって、フィルタ処理時のカットオフ周波数が下がり、ノイズによる荷重変動を抑えることができる。この第2フィルタ演算が終了すると、フィルタ処理は終了する。
【0037】
一方、S12で初回フラグがセットされていないと、次にセンサ電圧(荷重センサからの荷重検出値)がN回分記憶されたかが判定される。ここでは、センサ電源を供給し初めてからN回(つまり、メインルーチンの周期*Nの時間間隔で)センサ電圧を一定周期毎にメモリに時系列的に逐次記憶する。そして、センサ電圧の値がN個メモリに確保されないと、第1フィルタ演算を実施しない様にしている。これは、センサ電源の供給を開始してから直後から所定時間の間では、ノイズ成分がセンサ電圧に載り易い。しかも、この所定時間の間では、センサ電圧が零もしくは不定となっている為、センサ電圧が安定するまでの初期の間、フィルタ演算の式を、センサ電圧が安定した場合と比べて違った演算をする様にしている。即ち、S14ではセンサ電圧がメモリ29にN回分記憶されると、複数のセンサ電圧(N回分)の平均を算出し、それをセンサ平均電圧としてメモリ29に記憶する。その後、S15では第1フィルタ演算を行う。S15では、すぐ前のS14で求めたセンサ平均電圧に重み付け係数Aを掛け合わせ、今回検出されたセンサ電圧に重み付け係数Bを掛け合わせ、両者の和を算出するという演算式でフィルタ演算値Xを算出する。この場合、重み付け係数をA>>Bとし、重み付け係数Bに対して3ケタ程大きい重み付け係数Aを採用することにより、過去に検出された荷重センサ21〜24からのセンサ平均電圧に基づく荷重検出値に、最新のセンサ電圧よりも重みをつけることができる。これによって、センサ電源を供給開始後に、荷重センサ21〜24に対して、電源供給開始時での電源ノイズによる荷重変動を抑えることができる。第1フィルタ演算が終了すると、荷重センサ21〜24からのセンサ電圧は信頼できるものとなり、S16にてセンサ電源の供給を開始後に、所定時間経過したことを示す初回フラグをセットし、このフィルタ処理を終了する。
【0038】
プログラム処理で、図5のS4に示すフィルタ処理を終了すると、今度は、図5のS5に示す荷重演算を行う。荷重演算では、荷重センサ21〜24の荷重検出値FR、FL,RR,RLに基づいて合計荷重検出値Sを算出し、メモリに記憶する。その後、S6で状態判定を行い、S7で検出された状態に基づいてエアバッグ装置30に対してエアバッグの膨張量を可変とした駆動信号をCPU26は出力して、上記したS2からS7の処理を繰り返す。
【0039】
次に、図5のS6に示す状態判定について、図6を参照して説明する。この状態判定では、シートベルト11がシート上に装着されているか否かが、まず判断される。この判断は、シートベルトスイッチ12aがオンの場合にシートベルト11が装着されているとCPU26は判断し、オフの場合にはベルトの装着はないとCPU26は判断する。
【0040】
ここで、シートベルト11がシート上で装着されていると判断されると、S22以降で、荷重センサ21〜24の荷重検出値および荷重検出値の変化量により、状態を区分する処理を行う。S22ではシートベルト装着時の合計荷重検出値S0が所定値A以下であるかが判断される。シートベルト装着時の合計荷重検出値S0とは、シートベルトスイッチ12aからの検出信号がオフからオンに切り換わったタイミングでの合計荷重検出値Sの値であり、この合計荷重検出値S0は、電源がオフになり、コントローラ25に電源が供給されなくなっても、その記憶状態が保持できる様、メモリ29に記憶される。
【0041】
つまり、合計荷重検出値Sは、シート本体1に大人が着座している状態では、シートベルト11の装着が検出されたタイミングで大人相当の荷重がシートクッション上にかかる為、シートベルト装着時の合計荷重検出値S0もある程度大きな値となる。
【0042】
一方、シート本体1に子供が着座している状態やCRSが仮止めされている状態では、子供やCRS31の合計荷重検出値Sは大人に比べて小さいため、シートベルト装着時の合計荷重検出値Sも小さくなる。この為、判定を行う所定値Aは、シートベルト11の装着時の合計荷重検出値S0に基づき、シート本体1に大人が着座している状態とそれ以外の状態とを区分する値に設定される。
【0043】
S22において、シートベルト11の装着時の合計荷重検出値S0が予め設定された所定値A以下であると、S27に進む。S27ではCRS26が装着されているとCPU26は判断し、CPU内の状態記憶メモリに状態データとして、CRS31を判定した事を示すCRS判定ありを示す、「1」を代入し、その後、状態判定の処理を終了する。
【0044】
一方、S22において、シートベルト11の装着時の合計荷重検出値S0が所定値Aより大きい場合には、S23に進む。今度は、合計荷重検出値Sの現在の最大値SMが、4センサの合計荷重検出値Sより小さいかが判断される。この最大値SMとは、シートベルト11の装着後において、検出された合計荷重検出値Sの最大値とする。即ち、最大値SMが算出された合計荷重検出値Sより小さいと判断されると、合計荷重検出値Sが前回の演算(1周期前の演算値)より求めた値より、増加しているとCPU26は判断し、S29に進む。そして、S29においてシートベルト装着後の最大値SMを、算出された合計荷重検出値Sに更新した後、S25に進む。
【0045】
一方、S23において、シートベルト装着後の最大値SMが合計荷重検出値S以上であると判断されると、合計荷重検出値Sにより最大値SMの更新はせずに、S27に進む。そして、今度はS24において、最大値SMと合計荷重検出値Sとの差が、予め決められた所定値B以上であるかが判断される。ここに示す所定値Bとは、CRS31の装着に当たってのシートベルト11の締め付け時と、締め付け後のシートベルト11の押え込み開放に伴う合計荷重検出値の低減変動を検出する値に設定される。ここで、最大値SMと合計荷重検出値Sとの差が所定値B以上であると、合計荷重検出値Sの著しい低減変動、即ち、CRS31の装着に当たってのシートベルト11の締め付けとその後の押え込みの解放が検出されたものとして、S27に進む。そして、S27では、上記した様に、シート本体1にCRS31が装着されていると判断し、S27に進む。S27では状態記憶メモリに状態データとして、「4:CRSの状態」を代入し、メモリ29に状態データを記憶し、この処理を終了する。
【0046】
一方、S24において、最大値SMと合計荷重検出値Sとの差が所定値Bより小さいと判断されると、CRS装着時の押え込みの操作がなかったものとみなし、S25に進む。そして、次のS25では、今回の演算までの合計荷重検出値Sが所定値C以下であった状態が確認されているか判断される。これは、CRS31が仮止めされた荷重の比較的小さな状態が確認されているかを判断する。所定値Cは、少なくともシート本体1に大人が着座している状態とそれ以外の状態とを区分する値に設定される。
【0047】
S25において、今回の演算までに合計荷重検出値Sが所定値C以下であった状態が確認されていると判断されると。プログラムはS26に進む。このS26では、合計荷重検出値Sが所定値D以上であるかが判断される。所定値Dは、CRS31の装着に当たってのシートベルト11の締め付けに伴う合計荷重検出値Sの増加変動を検出する値に設定される。所定値Dは、所定値Cよりも大きな値に設定されている。S26では合計荷重検出値Sが所定値D以上と判断されると、CRS31の仮止めとその後のシートベルト11の締め付けに伴う合計荷重検出値Sの増加変動が検出されたものとして、CRS31が装着されているものとCPU26は見なして、S27に進む。そして、S27では上記の如く、シート本体1にCRS31が装着されているものと判断し、CPU内部の状態記憶メモリに状態データとして、「4:CRSの状態」を代入し、メモリ29に状態データを記憶した後、この処理を終了する。
【0048】
一方、S21において、シートベルト11の装着なしと判断されると、S28に進む。そして、S28ではシートベルト11の装着の間、常時監視していた荷重変動量の基準となる最大値SMをクリアした後、S30に進む。
【0049】
また、S25において、今回の演算まで合計荷重検出値Sが所定値Cより大きい状態が確認された場合、または、S26において、今回の合計荷重検出値Sが予め設定された所定値Dよりも小さいと判断されると、少なくともCRS31の装着はないものとCPU26は判断して、S30に進む。
【0050】
S30では、シート本体1に大人または子供が着座しているのかの乗員判定の区分を行う。例えば、S30において、4センサの合計荷重検出値Sが所定値A以上であるか否かによって、大人と子供を区分する。S30において、乗員判定の結果が所定値A以上であり、乗員判定が所定値A以上(所定荷重以上)の大人であると判断され、S32に進む。そして、S32においてCPU内の状態記憶メモリに状態データとして、例えば、「3:大人を示す」を代入した後、この処理を終了する。一方、S30において、乗員判定の結果が所定値Aよりも小さい子供であるとCPU26は判断すると、この場合にはS31に進む。そして、CPU内の状態記憶メモリに状態データとして、メモリ29に記憶した後、この処理を終了する。
【0051】
尚、CPU26は、4センサ21〜24からの荷重検出値またはその変化量によって、S27,S31,S32のいずれかによって、シートベルトを締めている状態では、「CRS」、「大人」、「子供」のいずれかの状態であるかが区分され、この様なシート本体1への着座状態によって、エアバッグ装置30の出力状態を可変にする信号を出力し、判定出力回路28を介してエアバッグ装置30を駆動できるようになっている。
【0052】
以上、説明した様に、本実施形態ではセンサ電源が供給されてから所定時間内では、メモリ29に一定周期で時系列的に記憶された所定時間前のセンサ電圧を元にしてセンサ平均電圧を求めることにより、センサ起動初期でのノイズ成分が除去される。そして、このセンサ平均電圧に重み付け係数Aを掛け合わせ、今回の処理で検出された最新のセンサ電圧に重み付け係数Bを掛け合わせて、両者を加算することにより、センサ電源の起動直後における初期ノイズの影響は除去される。また、その所定時間後にはフィルタ演算を切り換え、今度は、前回と今回とのセンサ電圧に重み付けをすることによって、フィルタリングして、フィルタ処理において所望のカットオフ周波数を得ることができる。これにより、従来、ローパスフィルタを通した場合に得られる荷重変化は、図8の(a)の如く徐々に増加して、実際の荷重検出値に収束していくが、本実施形態の如く、所定時間でフィルタ演算を切り換えれば、N個のセンサ電圧がメモリ29に記憶されるまではフィルタ遅れを生じるが、これは徐々に荷重検出値が増加して行く図8の(a)に比べて早い。しかも、一旦、センサ電源が供給されてから所定時間を経過すると、実際の荷重に到達する際の立ち上がりが早くなるので、物体の判定に要する時間が短くなる。即ち、センサ電源が供給されてから、本装置20を、迅速に安定して検出することが可能な状態に到達させることができる。その結果、早期にエアバッグ装置30に対して駆動信号を出力することができる。
【0053】
【発明の効果】
本発明によれば、荷重検出手段に電源供給手段より電源供給が成される際に、荷重検出手段により検出される荷重検出値は、零または不定値から実際の荷重に到達する場合に、荷重が安定せずノイズが載り易い初期の所定時間内では、記憶手段に記憶された複数の荷重検出値の平均に基づく第1フィルタ演算が行われ、複数の荷重検出値の平均で演算することができる。その後、荷重検出値が安定した状態となり電源供給が成されてから所定時間経過すると、今度は記憶手段に記憶された単数の荷重検出値に基づく第2フィルタ演算が行われ、記憶手段に記憶された単数の荷重検出値に基づき、第2フィルタ演算後の荷重検出値を求めることができる。
【0054】
これは、荷重検出手段に電源供給が開始された初期の所定時間内には、荷重検出手段により検出された信号に載るノイズ等を荷重検出値の平均を取ることで抑え、その後は、演算により得られた荷重検出値と最新の荷重検出値に基づいて荷重検出値が求まるので、ローパスフィルタや遅延回路を用いて荷重検出値を徐々に変化させる場合に比べて、早く実際の荷重に近づくため、早期の物体検出ができる。
【0055】
この場合、第1フィルタ演算は、複数の荷重検出値の平均と最新の荷重検出値とに重み付けがなされると、重み付けにより複数の荷重検出値の平均と最新の荷重検出値との間で荷重検出値が不定になることはなく、荷重検出手段に電源供給を開始したノイズが載り易い初期時間内での重み付けの比率を調整して安定した荷重検出値を演算することができる。
【0056】
また、第2フィルタ演算は、単数の荷重検出値と最新の荷重検出値とに重み付けがなされると、重み付けにより単数の荷重検出値と最新の荷重検出値との間で荷重検出値が不定になることはなく、電源供給から所定時間後の重み付けの比率を調整して安定した荷重検出値を演算することができる。
【0057】
更に、第1フィルタ演算と第2フィルタ演算の少なくとも一方は、最新の荷重検出値に比べて、複数の荷重検出値の平均若しくは単数の荷重検出値の重み付けを大きくすれば、最新の荷重検出値よりも複数の荷重検出値の平均若しくは単数の荷重検出値の重み付けを大きくし、複数の荷重検出値の平均若しくは単数の荷重検出値の影響を最新の荷重検出値に比べて大として、実際の荷重に近づけることができる。
【0058】
更にその上、エアバッグを膨張させるエアバッグ装置を更に備え、前記制御装置は前記第1フィルタ演算または前記第2フィルタ演算により得られた荷重検出値に基づき、前記エアバッグ装置に対して駆動信号を出力すれば、早期な物体検出を行った信号からエアバッグ装置に駆動信号を出力することができ、シート上の物体を検出してからのエアバッグ装置の作動を早くでき、エアバッグ装置の信頼性が向上するシート上物体検出装置を提供することができ、エアバッグ装置への適用が好適となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態におけるシート上物体検出装置を車両用シートに適用した場合の車両用シートの斜視図である。
【図2】 図1に示す車両用シートの側面図である。
【図3】 図1に示す車両用シートの側面に設けられるセンサブラケットを示し、(a)は車両用シートの前側のセンサブラケット形状、(b)は車両用シートの後側のセンサブラケット形状を示す斜視図である。
【図4】 本発明の一実施形態におけるシート上物体検出装置をエアバッグ制御装置に適用した場合のシステム構成図である。
【図5】 図4に示すCPUの処理を示すフローチャートである。
【図6】 図5のフィルタ処理を示すフローチャートである。
【図7】 図5の状態判定を示すフローチャートである。
【図8】荷重検出値の立ち上がりでの従来例との比較を示すグラフであり、(a)は従来例を示し、(b)は本実施形態を示す。
【符号の説明】
1 シート本体(シート)
18 スイッチング素子(電源供給手段)
19 電源回路(電源供給手段)
20 シート上物体検出装置
21,22,23,24 荷重センサ(荷重検出手段)
25 コントローラ(制御手段、電源供給手段)
26 CPU(制御手段)
29 EEPROM(記憶手段)
30 エアバッグECU(エアバッグ装置)

Claims (3)

  1. シート上に作用する荷重を検出する荷重検出手段と、
    該荷重検出手段により検出される荷重検出値に基づいて前記シート上の物体を検出して信号を出力する制御手段とを備えたシート上物体検出装置において、
    前記荷重検出手段に電源を供給する電源供給手段と、
    前記荷重検出手段により所定時間内に検出された荷重検出値を逐次記憶する記憶手段とを備え、
    前記制御手段は、前記電源供給手段より前記荷重検出手段に電源供給が開始された後、所定時間内は前記記憶手段に記憶された複数の荷重検出値の平均と最新の荷重検出値とに重み付けがなされる第1フィルタ演算を行い、所定時間経過後は前記記憶手段に記憶された単数の荷重検出値と最新の荷重検出値とに重み付けがなされる第2フィルタ演算を行うことを特徴とするシート上物体検出装置。
  2. 前記第1フィルタ演算と前記第2フィルタ演算の少なくとも一方は、最新の荷重検出値に比べて、前記複数の荷重検出値の平均若しくは前記単数の荷重検出値の重み付けを大きくすることを特徴とする請求項1に記載のシート上物体検出装置。
  3. エアバッグを膨張させるエアバッグ装置を更に備え、前記制御手段は前記第1フィルタ演算または前記第2フィルタ演算により得られた荷重検出値に基づき、前記エアバッグ装置に対して駆動信号を出力することを特徴とする請求項1又は2に記載のシート上物体検出装置。
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