JP2001268870A - 車両用回転電機 - Google Patents

車両用回転電機

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JP2001268870A JP2000072973A JP2000072973A JP2001268870A JP 2001268870 A JP2001268870 A JP 2001268870A JP 2000072973 A JP2000072973 A JP 2000072973A JP 2000072973 A JP2000072973 A JP 2000072973A JP 2001268870 A JP2001268870 A JP 2001268870A
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瀬口  正弘
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繁則 米田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】小型高出力の車両用回転電機を提供すること。 【解決手段】固定子巻線21は、周方向同位置の外周側
スロット202及び内周側スロット204に集中巻きさ
れて集中巻きコイル部210を形成し、同相の各集中巻
きコイル部210は並列接続されて相巻線を構成する。
これにより、コイルエンド部のスペ−ス及び漏れインダ
クタンス及び電気抵抗を減少して小型、高出力の車両用
回転電機を実現することができ、配線作業も簡素とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輪の駆動に好適
な車両用回転電機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の回転電機において、出力、トルク
発生に無効なコイルエンド部を短縮するために、コアを
分割するなどして電機子巻線をコアに集中巻きすること
が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たコア分割コイル集中巻き型の電機子では、磁気抵抗の
増大により出力、トルクの向上は困難であった。
【0004】本発明は上記の問題点に鑑みなされたもの
であり、小型高出力の車両用回転電機を提供することを
その目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1記載の車両用回転電機は、 車軸にトルクを伝達す
る回転子と、前記回転子の周面に対面する周面を有して
ハウジングに固定される固定子と、を備える車両用回転
電機において、前記回転子は、内周面が前記固定子の外
周面に電磁結合する外側ロータ部と、外周面が前記固定
子の内周面に電磁結合する内側ロータ部とを有し、前記
外側ロータ部及び内側ロータ部は、前記固定子に対面す
る周面上に周方向略同位置に同一極性で周方向へ極性交
互に所定ピッチで形成された磁極をそれぞれ有し、前記
固定子は、前記内側ロータ部及び外側ロータ部との間に
配置される固定子鉄心と、前記固定子に巻装されて前記
両ロ−タ部と電磁結合する1セットの多相巻線からなる
固定子巻線とを有し、前記固定子鉄心は、コアバック
と、前記コアバックの径方向外側に周方向所定ピッチで
形成された多数の外周側スロット及びティースと、前記
コアバックの径方向内側に周方向所定ピッチで形成され
た多数の内周側スロット及びティースとを有し、前記固
定子巻線は、互いに近接する前記外周側スロット及び前
記内周側スロットの各対にそれぞれ集中巻きされた各集
中巻きコイル部を接続して構成されていることを特徴と
している。
【0006】すなわち、この車両用回転電機は、円筒状
の固定子鉄心の外周側スロット及びそれと周方向略同位
置(ここでは1スロットピッチ以下をいう)の内周側ス
ロットにコイルを集中巻きして集中巻きコイル部を形成
し、この固定子(ステータともいう)の両周面に個別に
対面して一対の回転子(ロ−タともいう)を設け、径外
側の回転子を外側ロータ部、径内側の回転子を内側ロー
タ部という。
【0007】このようにすれば、固定子鉄心を分割しな
くても、周方向略同位置に存在するその径方向内外の一
対のスロットに容易に集中巻きコイル部を巻装すること
ができ、この集中巻きコイル部の径方向へ延在するコイ
ルエンド長を最小とすることができる。更に、この集中
巻きコイル部の一対の軸方向延在部分は有効に外側ロー
タ部及び内側ロータ部に個別に電磁結合するので、それ
ぞれトルクを発生することができる。その結果、コイル
エンドの軸方向飛び出し量の短縮及び固定子鉄心の両周
面の利用により従来に比較して格段の短軸長化を実現で
きるとともに、磁気抵抗が小さく、かつ、電機子コイル
の漏れインダクタンスや電気抵抗を低減できるため従来
と比較して格段の高出力化、高効率化が可能となる。更
に、従来の集中巻き電機子コイルをもつ回転電機に比べ
て分割型固定子鉄心を採用する必要がないので、その剛
性が低下することがなく、格段に堅牢な回転電機を実現
することができる。
【0008】なお、外側ロータ部及び内側ロータ部とし
ては、埋め込み永久磁石型、表面配置永久磁石型、リラ
クタンスモ−タ(突極鉄心型又は誘導子型とも呼ばれ
る)、かご型(誘導機ロータ型)などを採用できること
はもちろんである。
【0009】請求項2記載の構成によれば請求項1記載
の車両用回転電機において、前記外側ロータ部及び内側
ロータ部は、前記固定子に対面する周面上に周方向同位
置に同一極性で周方向へ極性交互に所定ピッチで形成さ
れた永久磁極面をそれぞれ有することを特徴としてい
る。
【0010】これにより、各集中巻きコイル部のコイル
エンド部は径方向へ最短距離で延在することになるため
最小距離とすることができ、電機子コイルの漏れインダ
クタンスや電気抵抗を最小とし、出力及び効率を向上す
ることができ、コイルエンド部に必要な軸方向必要寸法
も短縮することができる。周方向同位置は、周方向スロ
ットピッチの2%程度の製造公差は当然許容するもので
ある。
【0011】なお、ここでいう永久磁極面とは、動作時
に、外側ロータ部及び内側ロータ部の周面に生じるN型
又はS型の磁極面であり、埋め込み永久磁石型、表面配
置永久磁石型の他、リラクタンスモ−タ型の突極鉄心部
もいう。
【0012】請求項3記載の構成によれば請求項1記載
の車両用回転電機において、前記固定子鉄心は、輪板形
状をもつ多数の電磁鋼板を軸方向に積層してなるととも
に、互いに周方向に隣接する一対の前記集中巻きコイル
部の間に位置して前記コアバックを貫通する棒状支持部
材を通じて軸方向一端側で固定子支持フレ−ムに一端支
持されていることを特徴としている。 このようにすれ
ばそれぞれが輪板形状をもつ電磁鋼板を軸方向に積層し
て固定子鉄心を形成することができるので、固定子鉄心
を分割する必要がなく、かつ、固定子支持フレ−ムが固
定子鉄心の軸方向一端側に近接するので、両者を機械的
に結合する棒状支持部材を短縮することができ、堅牢な
構成とすることができる。
【0013】更に、本構成では、固定子鉄心に巻装され
た電機子コイルの各集中巻きコイル部は、上述したよう
に径方向に延在するコイルエンド部をもち、このコイル
エンド部は周方向へ延在しないため、大きなスペ−スが
周方向に隣接する一対のコイルエンド部間に生じる。し
たがって、このスペ−スを利用して棒状支持部材を固定
子支持フレ−ム側へ楽に突出させることができ、この固
定子鉄心の固定作業が格段に容易となるという優れた効
果を奏する。
【0014】請求項4記載の構成によれば請求項1記載
の車両用回転電機において、前記回転子は、前記内側ロ
ータ部及び外側ロータ部の軸方向同一端側を一端支持す
る回転子支持フレ−ムを通じて回転軸に固定されている
ことを特徴としている。
【0015】すなわち、本構成の電機子コイルが集中巻
きコイル部をもつ回転電機では、電機子コイルのコイル
エンドの軸方向長が短縮できるため、外側ロータ部及び
内側ロータ部と、それを支承するために、これら両ロー
タ部及び固定子の軸方向一端側にて径方向へ延在する回
転子支持フレ−ムをこれら外側ロータ部及び内側ロータ
部に近接して配置することができる。
【0016】このため、両ロータ部に生じるトルクによ
り,回転子支持フレ−ムの径方向延在部(円盤部)を基
端とする両ロータ部のねじれが減少し、回転子の剛性を
強化することができる。
【0017】請求項5記載の構成によれば請求項3記載
の車両用回転電機において、各前記集中巻きコイル部
は、前記固定子支持フレ−ム側に突出する巻き初め端及
び巻き終わり端を有することを特徴としている。
【0018】このようにすれば、各集中巻きコイル部の
巻き初め端及び巻き終わり端の結線の作業性が容易とな
り、この結線(渡り線)と回転子支持フレ−ムとの干渉
も回避することができる。
【0019】請求項6記載の構成によれば請求項1乃至
5のいずれか記載の車両用回転電機において、前記固定
子巻線は、同相の前記各集中巻きコイル部を並列接続し
てそれぞれ構成されて互いに位相が異なる多数の相巻線
を接続してなることを特徴としている。
【0020】すなわち、本構成では同相の各集中巻きコ
イル部は全て並列接続されるので、結線が簡単となり、
かつ結線用の渡り線と棒状支持部材との干渉回避も容易
となる。
【0021】請求項7記載の構成によれば請求項6記載
の車両用回転電機において、前記集中巻きコイル部は、
周方向に同位置に形成された前記外周側スロット及び内
周側スロットに巻装されている。これにより、各集中巻
きコイル部のコイルエンド部は径方向へ最短距離で延在
することになるため最小距離とすることができ、電機子
コイルの漏れインダクタンスや電気抵抗を最小とし、出
力及び効率を向上することができ、コイルエンド部に必
要な軸方向必要寸法も短縮することができる。周方向同
位置は、周方向スロットピッチの2%程度の製造公差は
当然許容するものである。
【0022】請求項8記載の構成によれば請求項7記載
の車両用回転電機において、所定相の奇数番目の前記集
中巻きコイル部の巻き初め端及び偶数番目の前記集中巻
きコイル部の巻き終わり端は前記所定相の相端子部に接
続され、前記所定相の偶数番目の前記集中巻きコイル部
の巻き初め端及び奇数番目の前記集中巻きコイル部の巻
き終わり端は中性点をなす中性点端子部に接続されるこ
とを特徴としている。このようにすれば、星型配線構造
を簡素に実現することができる。
【0023】請求項9記載の構成によれば請求項8記載
の車両用回転電機において、前記相端子部及び中性点端
子部は、前記固定子支持フレ−ムに近接して略同心の輪
状導体からなる。このようにすれば、星型配線構造を簡
素に実現することができる。なお、この輪状導体は、固
定子鉄心を固定子支持フレ−ムに連結する棒状支持部材
と径方向に重ならない位置に配置されることが好適であ
り、これにより、両者の干渉を回避することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の車両用回転電機の好適な
実施形態を図面を参照して以下に説明する。
【0025】
【実施例1】本発明の車両用回転電機を内燃機関駆動車
に適用した実施例を以下に説明する。
【0026】(全体構造)図1は、この内燃機関駆動車
のパワートレインの車両用回転電機近傍を示す軸方向断
面図を示し、100はハウジング、101はエンジンの
クランクシャフト、102はクラッチ機構、103は図
示しないギヤ機構の入力軸、1は車両用回転電機であ
る。
【0027】車両用回転電機1は、固定子2、外側ロー
タ部3、内側ロータ部4、回転子支持フレ−ム5、固定
子支持フレ−ム6、棒状支持部材7を有している。
【0028】外側ロータ部3及び内側ロータ部4は本発
明で言う回転子を構成しており、外側ロータ部3の内周
面は小電磁ギャップを隔てて固定子2の外周面に電磁結
合し、内側ロータ部4の外周面は小電磁ギャップを隔て
て固定子2の外周面に電磁結合している。
【0029】両ロ−タ部3、4は内部に永久磁石30、
40が埋設された積層電磁鋼板31、41からなる公知
の埋め込み永久磁石型ロ−タである。薄板状に形成され
た永久磁石30は積層電磁鋼板31内に軸方向に周方向
等ピッチで貫設された多数の永久磁石収容溝に個別に埋
設され、薄板状に形成された永久磁石40は積層電磁鋼
板41内に軸方向に周方向等ピッチで貫設された多数の
永久磁石収容溝に個別に埋設されている。
【0030】永久磁石30、40は厚さ方向すなわち略
径方向に磁化されている。永久磁石30と永久磁石40
は周方向等位置に埋設されており、同位置の永久磁石3
0、40は固定子2側に同極性の磁極を有する。これに
より、積層電磁鋼板31の内周面及び積層電磁鋼板41
の内周面には永久磁石と周方向同位置にて磁極面が周方
向所定ピッチで生じ、外側ロータ部3の磁極面と内側ロ
ータ部4の磁極面とは周方向同位置にて同一極性となっ
ている。
【0031】回転子支持フレ−ム5は、外側ロータ部3
の外周面が固定される外側筒部51と、内側ロータ部4
の内周面が固定される内側筒部52と、径方向へ延在し
て両筒部51、52のリア側の端部同士を連結する円盤
部53とを有し、内側筒部52の前端はクランクシャフ
ト101に締結されている。
【0032】固定子2は、外側ロータ部3及び内側ロー
タ部4の間の径方向隙間に配置される固定子鉄心20に
巻装されて両ロ−タ部3、4と電磁結合する固定子巻線
(電機子コイル)21とからなる。
【0033】固定子鉄心20は、輪板形状をもつ多数の
電磁鋼板を軸方向に積層してなる積層電磁鋼板からな
り、図2の部分展開図を参照して説明すれば、コアバッ
ク201と、コアバック201の径方向外側に周方向所
定ピッチで形成された多数の外周側スロット202及び
ティース203と、コアバック201の径方向内側に周
方向所定ピッチで形成された多数の内周側スロット20
4及びティース205とを有している。
【0034】固定子鉄心20は、ティースの周方向位置
に等しい周方向位置にてコアバック201を軸方向に貫
通する多数の棒状支持部材(ボルト)7により固定子支
持フレ−ム6に固定されている。
【0035】固定子支持フレ−ム6は、環状の段差をも
つ輪板からなり、固定子鉄心20のフロント側に近接し
てハウジング100に締結されている。
【0036】固定子巻線21は、図2の部分展開図を参
照して説明すれば、周方向同位置の外周側スロット20
2及び内周側スロット204にそれぞれ集中巻きされた
集中巻きコイル部210を外周側スロット202のスロ
ット数(=内周側スロット204のスロット数)だけ有
している。ただし、図2では、U相の集中巻きコイル部
210だけを図示している。したがって、棒状支持部材
7は、周方向に隣接する2つの集中巻きコイル部210
の間に位置してコアバック201を貫通している。
【0037】各集中巻きコイル部210の巻き初め端2
101及び巻き終わり端2102は軸方向フロント側に
突出され、星型接続の固定子巻線21の各相巻線は、同
相のすべての集中巻きコイル部210を並列接続して構
成されている(図3参照)。なお、U相の各集中巻きコ
イル部210は、3スロットごとに巻装されている。た
だし、奇数番目の集中巻きコイル部210と偶数番目の
集中巻きコイル部210との通電方向を逆とするため
に、図2に示すように、奇数番目の集中巻きコイル部2
10の巻き初め端2101及び偶数番目の集中巻きコイ
ル部210の巻き終わり端2102がU相出力端部91
に接続され、同様に偶数番目の集中巻きコイル部210
の巻き初め端2101及び奇数番目の集中巻きコイル部
の巻き終わり端2102が中性点をなす中性点端子部9
4に接続されている。
【0038】(固定子巻線接続構造)固定子巻線接続構
造を図4を参照して更に詳しく説明する。
【0039】図1に示す固定子支持フレ−ム6には、円
筒状の三相タ−ミナル9が固定されている。この三相タ
−ミナル9は、固定子支持フレ−ム6に周方向所定間隔
で図示しないボルトにより締結される多数の樹脂スリ−
ブ90と、これら樹脂スリ−ブ90の径内側に軸方向へ
一定間隔で凹設されたそれぞれ3つの出力端部収容溝に
外周部がそれぞれ嵌めこまれて支持されるU相出力端部
91、V相出力端部92、W相出力端部93を有してい
る。これら出力端部91〜93は銅輪片からなる。
【0040】U相出力端部91を軸方向にみた正面図を
図5に示す。U相出力端部91は、リング部910と、
U相の外周側スロット202及び内周側スロット204
と周方向同位置にてリング部910の内周縁から径内側
へ突出する係止部911と、リング部910の外周縁か
ら径外側へ突出する出力端子912とを有している。各
係止部911には、上述したU相の各集中巻きコイル部
210の巻き終わり端2102又は巻き初め端2101
が係止されている。V相出力端部92及びW相出力端部
93はU相出力端部91と等しい構造をもち、それぞれ
V相の集中巻きコイル部210、W相の集中巻きコイル
部210に接続されている。各相の出力端部91〜93
の係止部911はそれぞれ1スロットピッチだけ周方向
へずれて設けられている。
【0041】中性点端子部94は、図4に示すように、
樹脂スリ−ブ90とともに締結固定されて径内側へ延在
する固定金具10の径内側の部分に周方向所定間隔で図
示しないねじにより締結される多数の樹脂スリ−ブ95
と、これら樹脂スリ−ブ95の径内側に凹設された中性
点端子部収容溝に外周部が嵌めこまれて支持される中性
点端子部94とを有している。
【0042】銅輪板からなる中性点端子部94を軸方向
にみた正面図を図6に示す。中性点端子部94は、リン
グ部940と、リング部940の内周縁から径内側へ突
出する係止部941とを有している。係止部940は、
U相出力端部91の係止部911の3倍の個数設けられ
ている。 (動作)次に、この車両用回転電機の動作を説明する。
【0043】この車両用回転電機1は三相同期機であ
り、回転子の位置は図示しない回転センサで検出され
る。回転子の位置に応じた位相をもつ三相交流電圧を星
型接続の固定子巻線21に通電すると、固定子巻線21
がそれぞれ形成する回転磁界により外側ロータ部3及び
内側ロータ部4にトルクが生じ、車両用回転電機1はク
ランクシャフト101を通じて内燃機関を始動する。そ
の後、この車両用回転電機1は、トルクアシスト又は回
生制動又は発電を行うのは従来の車両用回転電機と同じ
である。
【0044】この実施例の車両用回転電機によれば、小
型で高出力の車両用回転電機を実現することができ、特
に、固定子鉄心20を分割することなく固定子巻線21
のコイルエンド部を従来より格段に縮小することがで
き、固定子鉄心20の一端支持も容易となる。
【0045】
【実施例2】本発明の車両用回転電機を内燃機関駆動車
に適用した実施例を図7、図8を参照して以下に説明す
る。ただし、実施例1の構成要素と主要機能が共通する
構成要素には同一符号を付して理解を容易とする。
【0046】この車両用回転電機は実施例1の車両用回
転電機において、固定子2を径方向へ三段に重ねたもの
であり、したがって、4段のロータ部201〜204が
配置されている。ただし、図8では簡素化のためにロー
タ部203と固定子を一段図示省略し、固定子鉄心20
を図示省略し、固定子巻線21を模式的に図示する。
【0047】各固定子2は、本質的に実施例1と同一構
造をもつが、各外周側スロット202及び内周側スロッ
ト204は、軸方向両端部において外側に向かうにつれ
て次第に深く形成されている。このようにすれば、固定
子巻線21のコイルエンド部の軸方向突出幅を短縮する
ことができるので、その分だけ軸方向長が短い車両用回
転電機を実現することができる。また、コイルエンド部
の総延長距離を減らすことができるので、その漏れイン
ダクタンス及び電気抵抗を減らすことができ、効率及び
出力を改善することができる。
【0048】4段に重ねられたロータ部201〜204
は、永久磁石界磁ロ−タ構造をもつ点で実施例1と同じ
であるが、この実施例では、ロータ部201〜204
は、円筒セラミック磁石を成型中及び成型後に図8に示
すパタ−ンに着磁して構成している。もちろん、実施例
1と同様に永久磁石埋めこみ型のロータ部201〜20
4や永久磁石表面配置型のロ−タなど種々のロ−タを採
用することができる。
【0049】ただし、この実施例では、図8に示すよう
に、ロータ部201〜204のうち、固定子2を挟んで
対向する二つのロータ部は、周方向同位置にて同一極性
の磁極面を有する。ここでいう磁極面とは、Nで示すN
極面と、Sで示すS極面とをいう。更に、この実施例で
は、2つの固定子2により径方向に挟まれる中間のロー
タ部202、203の内周面と外周面とは周方向同位置
で逆極性の磁極面をもつ。
【0050】このようにすれば、中間のロータ部20
2、203は主として径方向に着磁することができるの
で、ロ−タ部202、203は本質的にヨ−ク部を必要
としないことがわかる。ただし、中間のロータ部20
2、203は径方向両側の電磁結合面をもつのでそのA
Tはロータ部201、204の二倍とすることが好適で
ある。いずれにせよ、この車両用回転電機は径方向へ合
計6個の電磁結合面をもち、実施例1の単段構成に比較
して原理的に3倍のトルクを発生することができる。
【0051】つまり、中間の固定子202、203とし
ての各円筒セラミック磁石は各N極磁極面Nと各S極磁
極面Sとの周方向中間部において、大きな磁路断面積を
もつ必要がない。そこで、この実施例ではこの周方向中
間部に通風用の軸方向貫通孔300を設けている。原理
的にはこの周方向中間部は非磁性とすることも可能であ
る。当然、一部の軸方向貫通孔300を、固定子20
2、203としての各円筒セラミック磁石を回転子支持
フレ−ム5の円盤部53に固定する棒状支持部材挿通の
ために用いてもよい。ただし、この実施例では、円筒セ
ラミック磁石で一体に形成された各ロータ部201〜2
04の回転子支持フレ−ム5側の端部は径方向に薄く形
成され、回転子支持フレ−ム5に凹設された凹部に差し
込まれて固定されている。
【0052】この実施例では、最径小側及び最径大側の
ロータ部201、204は、回転子支持フレ−ム5の円
筒状ヨ−ク部51、52により磁路を形成しているが、
ロータ部201、204自身で磁路を形成すれば、回転
子支持フレ−ム5はアルミダイキャストなどの軽量品と
することができる。なお、このじっしれいでは、ロータ
部201、204は周方向に隣接する2つの磁極面間を
省略することができる。実施例1と同様、ロータ部20
1〜204は、埋めこみ磁石型又は表面磁石型とするこ
とができ、後者の場合、ロータ部202、203は径内
側と径外側とに永久磁石を設けることが必要となる。
【0053】この実施例によれば、径方向へ多段にロー
タ部201〜204及び固定子2を重ねたので実施例1
より更に小型高出力化を実現できる。このような多段構
造は、固定子巻線21におけるスロット内の導体部に対
するコイルエンド部の割合が増大することによる弊害が
従来は大きかったが、本構成の集中巻きコイル部210
を用いる方式では、コイルエンド部の総延長距離を従来
より格段に低減できるため、コイルエンド部数増大の弊
害を抑止しつつ、多段化による回転電機の軸方向長短縮
及び出力増大を図ることができるものである。
【0054】また、この実施例では、径方向中間のロー
タ部202、203は主として軸方向に磁束が流れる構
成とすることができるので、1個の中間のロ−タ部は実
施例1における実質2個のロータ部に相当し、かつ、中
間のロータ部202、203は磁束を周方向へ流すヨ−
ク部をもつ必要がない。このため、更に小型高出力化を
実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の車両用回転電機を用いたパワ−トレ
インの車両用回転電機近傍の軸方向断面図である。
【図2】図1に示す車両用回転電機の固定子の部分展開
図である。
【図3】図1に示す車両用回転電機のU相固定子巻線の
配線図である。
【図4】図1に示す車両用回転電機の固定子巻線の配線
構造を示す軸方向断面図である。
【図5】図4に示すU相出力端子部の正面図である。
【図6】図4に示す中性点端子部の正面図である。
【図7】実施例2の車両用回転電機の軸方向断面図であ
る。
【図8】図7に示す車両用回転電機の部分展開図であ
る。
【符号の説明】
1 車両用回転電機 2 固定子 3 外側ロータ部(回転子) 4 内側ロータ部(回転子) 5 回転子支持フレ−ム 6 固定子支持フレ−ム 7 棒状支持部材 100 ハウジング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米田 繁則 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 5H603 AA09 BB01 BB09 BB12 CA01 CA05 CB01 CB04 CB12 CB17 CB18 CC15 CC17 CD01 CD04 CD21 CD28 5H621 BB02 BB07 BB10 GA01 GB03 GB14 HH01 JK01 JK15

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車軸にトルクを伝達する回転子と、 前記回転子の周面に対面する周面を有してハウジングに
    固定される固定子と、 を備える車両用回転電機において、 前記回転子は、内周面が前記固定子の外周面に電磁結合
    する外側ロータ部と、外周面が前記固定子の内周面に電
    磁結合する内側ロータ部とを有し、 前記固定子は、前記内側ロータ部及び外側ロータ部との
    間に配置される固定子鉄心と、前記固定子に巻装されて
    前記両ロ−タ部と電磁結合する1セットの多相巻線から
    なる固定子巻線とを有し、 前記固定子鉄心は、コアバックと、前記コアバックの径
    方向外側に周方向所定ピッチで形成された多数の外周側
    スロット及びティースと、前記コアバックの径方向内側
    に周方向所定ピッチで形成された多数の内周側スロット
    及びティースとを有し、 前記固定子巻線は、互いに近接する前記外周側スロット
    及び前記内周側スロットの各対にそれぞれ集中巻きされ
    た各集中巻きコイル部を接続して構成されていることを
    特徴とする車両用回転電機。
  2. 【請求項2】請求項1記載の車両用回転電機において、 前記外側ロータ部及び内側ロータ部は、前記固定子に対
    面する周面上に周方向同位置に同一極性で周方向へ極性
    交互に所定ピッチで形成された永久磁極面をそれぞれ有
    することを特徴とする車両用回転電機。
  3. 【請求項3】請求項1記載の車両用回転電機において、 前記固定子鉄心は、輪板形状をもつ多数の電磁鋼板を軸
    方向に積層してなるとともに、互いに周方向に隣接する
    一対の前記集中巻きコイル部の間に位置して前記コアバ
    ックを貫通する棒状支持部材を通じて軸方向一端側で固
    定子支持フレ−ムに一端支持されていることを特徴とす
    る車両用回転電機。
  4. 【請求項4】請求項1記載の車両用回転電機において、 前記回転子は、前記内側ロータ部及び外側ロータ部の軸
    方向同一端側を一端支持する回転子支持フレ−ムを通じ
    て回転軸に固定されていることを特徴とする車両用回転
    電機。
  5. 【請求項5】請求項3記載の車両用回転電機において、 各前記集中巻きコイル部は、前記固定子支持フレ−ム側
    に突出する巻き初め端及び巻き終わり端を有することを
    特徴とする車両用回転電機。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5のいずれか記載の車両用回
    転電機において、 前記固定子巻線は、同相の前記各集中巻きコイル部を並
    列接続してそれぞれ構成されて互いに位相が異なる多数
    の相巻線からなることを特徴とする車両用回転電機。
  7. 【請求項7】請求項6記載の車両用回転電機において、 前記集中巻きコイル部は、周方向に同位置に形成された
    前記外周側スロット及び内周側スロットに巻装されてい
    ることを特徴とする車両用回転電機。
  8. 【請求項8】請求項7記載の車両用回転電機において、 所定相の奇数番目の前記集中巻きコイル部の巻き初め端
    及び偶数番目の前記集中巻きコイル部の巻き終わり端は
    前記所定相の相端子部に接続され、 前記所定相の偶数番目の前記集中巻きコイル部の巻き初
    め端及び奇数番目の前記集中巻きコイル部の巻き終わり
    端は中性点をなす中性点端子部に接続されることを特徴
    とする車両用回転電機。
  9. 【請求項9】請求項8記載の車両用回転電機において、 前記相端子部及び中性点端子部は、前記固定子支持フレ
    −ムに近接して略同心の輪状導体からなることを特徴と
    する車両用回転電機。
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