JP2014197957A - マルチギャップ型同期モータ - Google Patents
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Abstract
【課題】集中巻でも大きなリラクタンストルクが得られる同期モータ1を提供する。【解決手段】本発明の同期モータ1は、内ステータ鉄心9および外ステータ鉄心11に形成されるスロット数が1極対当たり2n個(nは相数)であり、且つ、毎極毎相のステータ巻線ピッチを2π/nとする集中巻が施されている。上記の構成によれば、2/3短節巻であるにも関わらず、2分布の全節巻のような巻線分布となるため、磁束分布が全節巻に近似する。その結果、一般的な3スロット/極対の集中巻と比較すると、ロータ磁束の有効利用率を示す巻線係数が上がることでリラクタンストルクが向上する。また、内ステータS1と外ステータS2は、内ステータ巻線10および外ステータ巻線12が励磁されて発生する互いの磁束が径方向に対向する並列ループを形成するため、直列ループを形成する場合と比べて磁気抵抗が小さくできる。【選択図】図1
Description
本発明は、産業用、自動車用などの様々な用途に適用可能であり、とりわけハイブリッド自動車や電気自動車の走行用モータに用いて好適なマルチギャップ型同期モータに関する。
従来、ハイブリッド車(HV)、電気自動車(EV)等の主機モータには、小型高出力であることに加えて、高効率であることが求められる。
小型で高出力なモータとしては、磁石によるマグネットトルクに加えてリラクタンストルクを活用できるIPMモータ(埋込磁石型同期モータ)が広く知られている。例えば、特許文献1には、ステータ巻線を集中巻きとするIPMモータの事例が記載されている。ステータ巻線を集中巻とすることで、分布巻と比較してコイルエンドを低くでき、且つ、巻線ピッチも短いことから、全節巻と比べて銅損の低減が可能である。
小型で高出力なモータとしては、磁石によるマグネットトルクに加えてリラクタンストルクを活用できるIPMモータ(埋込磁石型同期モータ)が広く知られている。例えば、特許文献1には、ステータ巻線を集中巻きとするIPMモータの事例が記載されている。ステータ巻線を集中巻とすることで、分布巻と比較してコイルエンドを低くでき、且つ、巻線ピッチも短いことから、全節巻と比べて銅損の低減が可能である。
ところが、特許文献1のIPMモータは、ロータの磁極ピッチとステータ巻線が作る磁界の磁極ピッチとが一致しない。すなわち、ロータ磁束の有効利用率を示す巻線係数が低下するため、大きなリラクタンストルクが得られず、全節巻と比べて出力トルクが低くなる問題がある。
本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、集中巻でも大きなリラクタンストルクが得られるマルチギャップ型同期モータを提供することにある。
本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、集中巻でも大きなリラクタンストルクが得られるマルチギャップ型同期モータを提供することにある。
(請求項1に係る発明)
本発明は、径方向の内周側および外周側にそれぞれ磁気的な突極性を持つ円環状のロータと、このロータの内径側にギャップを介して配置される内ステータ鉄心を有し、この内ステータ鉄心に内ステータ巻線を巻装した内ステータと、ロータの外径側にギャップを介して配置される外ステータ鉄心を有し、この外ステータ鉄心に外ステータ巻線を巻装した外ステータとを備え、内ステータ巻線および外ステータ巻線に励磁電流を印加して内ステータおよび外ステータに回転磁界を発生させ、その回転磁界に同期してロータが回転するマルチギャップ型同期モータであって、内ステータと外ステータは、それぞれロータの極数と同数の磁極を有すると共に、内ステータ巻線および外ステータ巻線が励磁されて発生する互いの磁束が径方向に対向する並列ループを形成し、内ステータ鉄心および外ステータ鉄心には、それぞれ1極対当たり2n(nは相数)個のスロットが形成され、且つ、内ステータ巻線および外ステータ巻線が毎極毎相の巻線ピッチを2π/nとして集中巻されていることを特徴とする。
本発明は、径方向の内周側および外周側にそれぞれ磁気的な突極性を持つ円環状のロータと、このロータの内径側にギャップを介して配置される内ステータ鉄心を有し、この内ステータ鉄心に内ステータ巻線を巻装した内ステータと、ロータの外径側にギャップを介して配置される外ステータ鉄心を有し、この外ステータ鉄心に外ステータ巻線を巻装した外ステータとを備え、内ステータ巻線および外ステータ巻線に励磁電流を印加して内ステータおよび外ステータに回転磁界を発生させ、その回転磁界に同期してロータが回転するマルチギャップ型同期モータであって、内ステータと外ステータは、それぞれロータの極数と同数の磁極を有すると共に、内ステータ巻線および外ステータ巻線が励磁されて発生する互いの磁束が径方向に対向する並列ループを形成し、内ステータ鉄心および外ステータ鉄心には、それぞれ1極対当たり2n(nは相数)個のスロットが形成され、且つ、内ステータ巻線および外ステータ巻線が毎極毎相の巻線ピッチを2π/nとして集中巻されていることを特徴とする。
上記の構成では、内ステータ巻線および外ステータ巻線が2/3短節巻であるにも関わらず、2分布の全節巻のような巻線分布となるため、ロータ磁束の有効利用率を示す巻線係数が上がり、一般的な集中巻と比べてリラクタンストルクが向上する。
また、内ステータ巻線および外ステータ巻線が短節巻であるため、全節巻と比較して巻線抵抗を低減でき、小型高出力化かつ高効率化できる。
さらに、内ステータと外ステータは、内ステータ巻線および外ステータ巻線が励磁されて発生する互いの磁束が径方向に対向する並列ループを形成するので、互いの磁束が直列ループを形成する場合と比べて磁気抵抗が小さくできる。
また、内ステータ巻線および外ステータ巻線が短節巻であるため、全節巻と比較して巻線抵抗を低減でき、小型高出力化かつ高効率化できる。
さらに、内ステータと外ステータは、内ステータ巻線および外ステータ巻線が励磁されて発生する互いの磁束が径方向に対向する並列ループを形成するので、互いの磁束が直列ループを形成する場合と比べて磁気抵抗が小さくできる。
(請求項4に係る発明)
本発明は、径方向の内周側および外周側にそれぞれ複数のスロットが周方向等ピッチに形成された円環状のステータ鉄心を有し、このステータ鉄心の内周側および外周側にスロットを介してステータ巻線を巻装したステータと、このステータの内径側にギャップを有して回転可能に配置され、ステータに対向する外周側に磁気的な突極性を持つ内ロータと、ステータの外径側にギャップを有して回転可能に配置され、ステータに対向する内周側に磁気的な突極性を持つ外ロータとを備え、ステータ巻線に励磁電流を印加してステータに回転磁界を発生させ、その回転磁界に同期して内ロータおよび外ロータが一体に回転するマルチギャップ型同期モータであって、内ロータと外ロータは、互いの極数が同数であり、ステータは、内周側および外周側に内ロータおよび外ロータの極数と同数の磁極を有すると共に、ステータ巻線が励磁されて発生する内周側および外周側の磁束が径方向に対向する並列ループを形成し、ステータ鉄心の内周側および外周側には、それぞれ1極対当たり2n(nは相数)個のスロットが形成され、且つ、ステータ巻線が毎極毎相の巻線ピッチを2π/nとして集中巻されていることを特徴とする。
本発明は、径方向の内周側および外周側にそれぞれ複数のスロットが周方向等ピッチに形成された円環状のステータ鉄心を有し、このステータ鉄心の内周側および外周側にスロットを介してステータ巻線を巻装したステータと、このステータの内径側にギャップを有して回転可能に配置され、ステータに対向する外周側に磁気的な突極性を持つ内ロータと、ステータの外径側にギャップを有して回転可能に配置され、ステータに対向する内周側に磁気的な突極性を持つ外ロータとを備え、ステータ巻線に励磁電流を印加してステータに回転磁界を発生させ、その回転磁界に同期して内ロータおよび外ロータが一体に回転するマルチギャップ型同期モータであって、内ロータと外ロータは、互いの極数が同数であり、ステータは、内周側および外周側に内ロータおよび外ロータの極数と同数の磁極を有すると共に、ステータ巻線が励磁されて発生する内周側および外周側の磁束が径方向に対向する並列ループを形成し、ステータ鉄心の内周側および外周側には、それぞれ1極対当たり2n(nは相数)個のスロットが形成され、且つ、ステータ巻線が毎極毎相の巻線ピッチを2π/nとして集中巻されていることを特徴とする。
上記の構成では、ステータ巻線が2/3短節巻であるにも関わらず、2分布の全節巻のような巻線分布となるため、ロータ磁束の有効利用率を示す巻線係数が上がり、一般的な集中巻と比べてリラクタンストルクが向上する。
また、ステータ巻線が短節巻であるため、全節巻と比較して巻線抵抗を低減でき、小型高出力化かつ高効率化できる。
さらに、ステータは、ステータ巻線が励磁されて発生する内周側および外周側の磁束が径方向に対向する並列ループを形成するので、互いの磁束が直列ループを形成する場合と比べて磁気抵抗が小さくできる。
また、1ロータ2ステータの構成と比較した場合に、ステータ巻線の巻線長さを短くできるので、銅損を低減できる。
また、ステータ巻線が短節巻であるため、全節巻と比較して巻線抵抗を低減でき、小型高出力化かつ高効率化できる。
さらに、ステータは、ステータ巻線が励磁されて発生する内周側および外周側の磁束が径方向に対向する並列ループを形成するので、互いの磁束が直列ループを形成する場合と比べて磁気抵抗が小さくできる。
また、1ロータ2ステータの構成と比較した場合に、ステータ巻線の巻線長さを短くできるので、銅損を低減できる。
本発明を実施するための形態を以下の実施例により詳細に説明する。
(実施例1)
本発明のマルチギャップ型同期モータ(以下、同期モータ1と略す)は、例えば、ハイブリッド自動車の走行用モータに適用できる。
実施例1の同期モータ1は、図2に示す様に、モータハウジング2と、このモータハウジング2に軸受3を介して回転自在に支持されるシャフト4と、このシャフト4にロータディスク5を介して支持される環状のロータRと、このロータRの内径側にギャップを有して配置される内ステータS1と、ロータRの外径側にギャップを有して配置される外ステータS2とを備える。
シャフト4は、一端側がエンジンのクランク軸に直接またはクラッチを介して連結され、他端側が変速機の被駆動軸に連結される。
本発明のマルチギャップ型同期モータ(以下、同期モータ1と略す)は、例えば、ハイブリッド自動車の走行用モータに適用できる。
実施例1の同期モータ1は、図2に示す様に、モータハウジング2と、このモータハウジング2に軸受3を介して回転自在に支持されるシャフト4と、このシャフト4にロータディスク5を介して支持される環状のロータRと、このロータRの内径側にギャップを有して配置される内ステータS1と、ロータRの外径側にギャップを有して配置される外ステータS2とを備える。
シャフト4は、一端側がエンジンのクランク軸に直接またはクラッチを介して連結され、他端側が変速機の被駆動軸に連結される。
ロータディスク5は、例えば、非磁性SUS材によって形成され、シャフト4の外周に嵌合して、シャフト4と同軸にロータRを支持している。
ロータRは、図1に示す様に、複数(例えば16個)のセグメント磁極6aを周方向に配列して構成されるロータ鉄心6と、周方向に隣り合うセグメント磁極6a同士の間に配置される永久磁石7とを有し、ロータ鉄心6の軸方向一端面がロータディスク5に支持されている。
複数のセグメント磁極6aは、周方向に隣り合うセグメント磁極6a同士が内外ブリッジ8によって連結され、全体としてリング状に連接されている。この内外ブリッジ8で連結された複数のセグメント磁極6aは、例えば、プレスで打ち抜いたリング状の電磁鋼板を複数枚積層して構成され、各セグメント磁極6aの内周面および外周面には、それぞれ周方向の磁極中央部に凹み6bが形成されている。
ロータRは、図1に示す様に、複数(例えば16個)のセグメント磁極6aを周方向に配列して構成されるロータ鉄心6と、周方向に隣り合うセグメント磁極6a同士の間に配置される永久磁石7とを有し、ロータ鉄心6の軸方向一端面がロータディスク5に支持されている。
複数のセグメント磁極6aは、周方向に隣り合うセグメント磁極6a同士が内外ブリッジ8によって連結され、全体としてリング状に連接されている。この内外ブリッジ8で連結された複数のセグメント磁極6aは、例えば、プレスで打ち抜いたリング状の電磁鋼板を複数枚積層して構成され、各セグメント磁極6aの内周面および外周面には、それぞれ周方向の磁極中央部に凹み6bが形成されている。
永久磁石(以下、極間磁石7と呼ぶ)は、内外ブリッジ8の間で周方向に隣り合うセグメント磁極6a同士の間に形成される極間スペースに挿入される。この極間磁石7は、図1に矢印で示す様に、周方向に着磁され、且つ、セグメント磁極6aを挟んで対向する極間磁石7同士の磁極面が同一極性となる様に、つまり、S極同士およびN極同士が周方向に対向するように配置される。なお、図1は、同期モータ1の軸方向と直交する横断面図であるが、断面を表示するハッチングは省略している。
内ステータS1は、モータハウジング2に設けられた円筒フレーム2aの外周に嵌合して固定される内ステータ鉄心9と、この内ステータ鉄心9に巻装される三相の内ステータ巻線10とを有する。
外ステータS2は、モータハウジング2の内周面に固定される外ステータ鉄心11と、この外ステータ鉄心11に巻装される三相の外ステータ巻線12とを有する。
内ステータS1は、モータハウジング2に設けられた円筒フレーム2aの外周に嵌合して固定される内ステータ鉄心9と、この内ステータ鉄心9に巻装される三相の内ステータ巻線10とを有する。
外ステータS2は、モータハウジング2の内周面に固定される外ステータ鉄心11と、この外ステータ鉄心11に巻装される三相の外ステータ巻線12とを有する。
内ステータ鉄心9と外ステータ鉄心11は、それぞれ電磁鋼板よりプレスで打ち抜いたリング状のコアシートを複数枚積層して構成される。
内ステータ鉄心9と外ステータ鉄心11には、図1に示す様に、それぞれ複数の内スロット9s、外スロット11sが軸方向に貫通して周方向等ピッチに形成され、周方向に隣リ合うスロット同士の間に内ティース9t、外ティース11tが形成される。
内スロット9sの数と外スロット11sの数は同数であり、1極対当たり2n個(nは相数)である。実施例1の同期モータ1は、例えば、3相16極の事例であり、1極対当たり6個、すなわち48個の内スロット9sと外スロット11sが形成される。また、内スロット9sと外スロット11sは、図1に示す様に、内ステータ鉄心9と外ステータ鉄心11の周方向で同一角度位置に形成され、互いのスロット9s、11sがロータRを挟んで径方向に対向している。
内ステータ鉄心9と外ステータ鉄心11には、図1に示す様に、それぞれ複数の内スロット9s、外スロット11sが軸方向に貫通して周方向等ピッチに形成され、周方向に隣リ合うスロット同士の間に内ティース9t、外ティース11tが形成される。
内スロット9sの数と外スロット11sの数は同数であり、1極対当たり2n個(nは相数)である。実施例1の同期モータ1は、例えば、3相16極の事例であり、1極対当たり6個、すなわち48個の内スロット9sと外スロット11sが形成される。また、内スロット9sと外スロット11sは、図1に示す様に、内ステータ鉄心9と外ステータ鉄心11の周方向で同一角度位置に形成され、互いのスロット9s、11sがロータRを挟んで径方向に対向している。
内ステータ巻線10および外ステータ巻線12は、例えば、図3に示す様に、三相(U相、V相、W相)コイルの一端が中性点Oを形成してスター結線され、三相コイルの他端がインバータ13の各出力端子u、v、wに接続される。
この内ステータ巻線10および外ステータ巻線12は、図1に示す様に、例えば、断面矩形の平角線を使用して、毎極毎相の巻線ピッチが2π/n(実施例1では2π/3)となる様に、内ステータ鉄心9および外ステータ鉄心11に集中巻される。なお、内ステータ巻線10と外ステータ巻線12は、両ステータ巻線10、12の各相コイル同士を、それぞれ内外渡り線(図示せず)によって直列に接続しても良い。
インバータ13は、例えば、IGBT等の半導体スイッチング素子Trと、同スイッチング素子Trに対し逆並列に接続されるダイオードDとで構成され、蓄電池Bより得られる直流電力を交流電力に変換して両ステータ巻線10、12に励磁電流を供給する。
この内ステータ巻線10および外ステータ巻線12は、図1に示す様に、例えば、断面矩形の平角線を使用して、毎極毎相の巻線ピッチが2π/n(実施例1では2π/3)となる様に、内ステータ鉄心9および外ステータ鉄心11に集中巻される。なお、内ステータ巻線10と外ステータ巻線12は、両ステータ巻線10、12の各相コイル同士を、それぞれ内外渡り線(図示せず)によって直列に接続しても良い。
インバータ13は、例えば、IGBT等の半導体スイッチング素子Trと、同スイッチング素子Trに対し逆並列に接続されるダイオードDとで構成され、蓄電池Bより得られる直流電力を交流電力に変換して両ステータ巻線10、12に励磁電流を供給する。
ここで、毎極毎相の巻線ピッチを2π/3とする集中巻の具体例を図4、図5を参照して説明する。図4は内ステータS1および外ステータS2の円周方向の形状を直線状に展開した一部であり、軸方向から見た状態を図示している。なお、図中には、内ステータ巻線10および外ステータ巻線12のU相コイルだけを取り出して図示している。
実施例1の事例では、内スロット9sおよび外スロット11sにそれぞれ異なる相の平角線が交互に4本ずつ挿入される(図1参照)。よって、説明の便宜上、図4に示す内スロット9sの深さ方向でロータ側から反ロータ側(図示上から下)へ向かって順に第1層、第2層、第3層、第4層と呼ぶ。同様に、外スロット11sの深さ方向でロータ側から反ロータ側(図示下から上)へ向かって順に第1層、第2層、第3層、第4層と呼ぶ。
実施例1の事例では、内スロット9sおよび外スロット11sにそれぞれ異なる相の平角線が交互に4本ずつ挿入される(図1参照)。よって、説明の便宜上、図4に示す内スロット9sの深さ方向でロータ側から反ロータ側(図示上から下)へ向かって順に第1層、第2層、第3層、第4層と呼ぶ。同様に、外スロット11sの深さ方向でロータ側から反ロータ側(図示下から上)へ向かって順に第1層、第2層、第3層、第4層と呼ぶ。
また、図4に示される内スロット9sおよび外スロット11sに対し、図示左側から右側へ向かってスロット番号(1、2、3、4、5、6)を付す。つまり、図示最も左側に示されている内スロット9sおよび外スロット11sを共に第1スロットと呼び、以降、図示右側へ向かって第2スロット、第3スロット、…第6スロットと呼ぶ。
以下、外ステータ巻線12のU相コイルを代表して説明する。
なお、図4および図5に記載したU+とU−は、平角線を流れる電流の向きが逆になることを示している。つまり、U+がN極を形成する場合、U−はS極を形成し、U+がS極を形成する場合、U−はN極を形成する。
以下、外ステータ巻線12のU相コイルを代表して説明する。
なお、図4および図5に記載したU+とU−は、平角線を流れる電流の向きが逆になることを示している。つまり、U+がN極を形成する場合、U−はS極を形成し、U+がS極を形成する場合、U−はN極を形成する。
a)U+の説明
U+を形成する第1の平角線は、図4の紙面手前側のコイルエンドを図示左側から第3スロットまで延設され、第3スロットの第4層に挿入される。なお、U+の図示左側には、図示されていないU−が存在し、そのU−を形成する第1の平角線と、U+を形成する第1の平角線とがコイルエンド上で接続される。
第3スロットの第4層を軸方向(紙面手前側から奥側)へ通り抜けた第1の平角線は、紙面奥側のコイルエンドを図示左側へ折れ曲がり、第2スロットの位置で第4層から第3層へレーンチェンジする。第3層へレーンチェンジした第1の平角線は、さらに図示左側へ第1スロットの位置まで延設されて、第1スロットの第3層へ挿入される。第1スロットの第3層を軸方向(紙面奥側から手前側)に通り抜けた第1の平角線は、紙面手前側のコイルエンドを図示右側へ折れ曲がり、第2スロットの位置まで延設される。
U+を形成する第1の平角線は、図4の紙面手前側のコイルエンドを図示左側から第3スロットまで延設され、第3スロットの第4層に挿入される。なお、U+の図示左側には、図示されていないU−が存在し、そのU−を形成する第1の平角線と、U+を形成する第1の平角線とがコイルエンド上で接続される。
第3スロットの第4層を軸方向(紙面手前側から奥側)へ通り抜けた第1の平角線は、紙面奥側のコイルエンドを図示左側へ折れ曲がり、第2スロットの位置で第4層から第3層へレーンチェンジする。第3層へレーンチェンジした第1の平角線は、さらに図示左側へ第1スロットの位置まで延設されて、第1スロットの第3層へ挿入される。第1スロットの第3層を軸方向(紙面奥側から手前側)に通り抜けた第1の平角線は、紙面手前側のコイルエンドを図示右側へ折れ曲がり、第2スロットの位置まで延設される。
U+を形成する第2の平角線は、紙面手前側のコイルエンド上で図示右側のU−を形成する第2の平角線と接続されて第1スロットまで延設され、第1スロットの第1層に挿入される。第1スロットの第1層を軸方向(紙面手前側から奥側)へ通り抜けた第2の平角線は、紙面奥側のコイルエンドを図示右側へ折れ曲がり、第2スロットの位置で第1層から第2層へレーンチェンジする。第2層へレーンチェンジした第2の平角線は、さらに図示右側へ第3スロットの位置まで延設されて、第3スロットの第2層へ挿入される。第3スロットの第2層を軸方向(紙面奥側から手前側)に通り抜けた第2の平角線は、紙面手前側のコイルエンドを図示左側へ折れ曲がり、第2スロットの位置まで延設されて、図中×印の位置で第1の平角線の端部と接合される。
これにより、外ステータ巻線12のU+は、図5に示す様に、第1スロットと第3スロットとの間を2本の外ティース11tを跨いで2ターン分だけ集中巻される。
これにより、外ステータ巻線12のU+は、図5に示す様に、第1スロットと第3スロットとの間を2本の外ティース11tを跨いで2ターン分だけ集中巻される。
b)U−の説明
U−を形成する第1の平角線は、図4の紙面手前側のコイルエンドを図示右側から第6スロットまで延設され、第6スロットの第4層に挿入される。なお、U−の図示右側には、図示されていないU+が存在し、そのU+を形成する第1の平角線と、U−を形成する第1の平角線とがコイルエンド上で接続される。
第6スロットの第4層を軸方向(紙面手前側から奥側)へ通り抜けた第1の平角線は、紙面奥側のコイルエンドを図示左側へ折れ曲がり、第5スロットの位置で第4層から第3層へレーンチェンジする。第3層へレーンチェンジした第1の平角線は、さらに図示左側へ第4スロットの位置まで延設されて、第4スロットの第3層へ挿入される。第4スロットの第3層を軸方向(紙面奥側から手前側)に通り抜けた第1の平角線は、紙面手前側のコイルエンドを図示右側へ折れ曲がり、第5スロットの位置まで延設される。
U−を形成する第1の平角線は、図4の紙面手前側のコイルエンドを図示右側から第6スロットまで延設され、第6スロットの第4層に挿入される。なお、U−の図示右側には、図示されていないU+が存在し、そのU+を形成する第1の平角線と、U−を形成する第1の平角線とがコイルエンド上で接続される。
第6スロットの第4層を軸方向(紙面手前側から奥側)へ通り抜けた第1の平角線は、紙面奥側のコイルエンドを図示左側へ折れ曲がり、第5スロットの位置で第4層から第3層へレーンチェンジする。第3層へレーンチェンジした第1の平角線は、さらに図示左側へ第4スロットの位置まで延設されて、第4スロットの第3層へ挿入される。第4スロットの第3層を軸方向(紙面奥側から手前側)に通り抜けた第1の平角線は、紙面手前側のコイルエンドを図示右側へ折れ曲がり、第5スロットの位置まで延設される。
U−を形成する第2の平角線は、紙面手前側のコイルエンド上で図示左側のU+を形成する第2の平角線と接続されて第4スロットまで延設され、第4スロットの第1層に挿入される。第4スロットの第1層を軸方向(紙面手前側から奥側)へ通り抜けた第2の平角線は、紙面奥側のコイルエンドを図示右側へ折れ曲がり、第5スロットの位置で第1層から第2層へレーンチェンジする。第2層へレーンチェンジした第2の平角線は、さらに図示右側へ第6スロットの位置まで延設されて、第6スロットの第2層へ挿入される。第6スロットの第2層を軸方向(紙面奥側から手前側)に通り抜けた第2の平角線は、紙面手前側のコイルエンドを図示左側へ折れ曲がり、第5スロットの位置まで延設されて、図中×印の位置で第1の平角線の端部と接合される。
これにより、外ステータ巻線12のU−は、図5に示す様に、第4スロットと第6スロットとの間を2本の外ティース11tを跨いで2ターン分だけ集中巻される。
これにより、外ステータ巻線12のU−は、図5に示す様に、第4スロットと第6スロットとの間を2本の外ティース11tを跨いで2ターン分だけ集中巻される。
上記の説明では、外ステータ巻線12のU相コイルについて記載したが、内ステータ巻線10のU相コイルも外ステータ巻線12と同様に、第1の平角線と第2の平角線とをコイルエンドの周方向中央部(図中×印で示す位置)で接続して形成される。
すなわち、内ステータ巻線10のU+は、図4に示す第1スロットと第3スロットとの間を2本の内ティース9tを跨いで2ターン分だけ集中巻される。また、内ステータ巻線10のU−は、図4に示す第4スロットと第6スロットとの間を2本の内ティース9tを跨いで2ターン分だけ集中巻される。
なお、U相コイル以外のV相コイル、W相コイルについても、U相コイルと同様に、第1の平角線と第2の平角線とをコイルエンドの周方向中央部で接続して形成される。
すなわち、内ステータ巻線10のU+は、図4に示す第1スロットと第3スロットとの間を2本の内ティース9tを跨いで2ターン分だけ集中巻される。また、内ステータ巻線10のU−は、図4に示す第4スロットと第6スロットとの間を2本の内ティース9tを跨いで2ターン分だけ集中巻される。
なお、U相コイル以外のV相コイル、W相コイルについても、U相コイルと同様に、第1の平角線と第2の平角線とをコイルエンドの周方向中央部で接続して形成される。
(実施例1の作用および効果)
実施例1の同期モータ1は、ロータRを挟んで径方向に対向する内ステータS1と外ステータS2の構成が1極対当たり6個の内スロット9sと外スロット11sを有し、且つ、毎極毎相の巻線ピッチを2π/3とする集中巻が施されている。
上記の構成によれば、2/3短節巻であるにも関わらず、図6に示す様に、2分布の全節巻のような巻線分布となる。この場合、磁束分布が全節巻に近似するため、一般的な3スロット/極対の集中巻と比較すると、ロータ磁束の有効利用率を示す巻線係数が上がることでリラクタンストルクが向上する。
また、内ステータ巻線10および外ステータ巻線12が2/3短節巻であるため、巻線抵抗が低減でき、小型高出力かつ高効率化できる。
実施例1の同期モータ1は、ロータRを挟んで径方向に対向する内ステータS1と外ステータS2の構成が1極対当たり6個の内スロット9sと外スロット11sを有し、且つ、毎極毎相の巻線ピッチを2π/3とする集中巻が施されている。
上記の構成によれば、2/3短節巻であるにも関わらず、図6に示す様に、2分布の全節巻のような巻線分布となる。この場合、磁束分布が全節巻に近似するため、一般的な3スロット/極対の集中巻と比較すると、ロータ磁束の有効利用率を示す巻線係数が上がることでリラクタンストルクが向上する。
また、内ステータ巻線10および外ステータ巻線12が2/3短節巻であるため、巻線抵抗が低減でき、小型高出力かつ高効率化できる。
また、内ステータ巻線10および外ステータ巻線12の三相コイルは、それぞれ第1の平角線と第2の平角線とをコイルエンドの周方向中央部で接続して形成するので、径方向および軸方向においてコイルエンドの高さを低くでき、巻線長さを短くできる。さらに、高占積率な巻線が可能であり、巻線抵抗が低減できる。
さらに、内ステータS1と外ステータS2は、内ステータ巻線10および外ステータ巻線12が励磁されることで、ロータRを挟んで径方向に対向する互いの磁極同士が同一極性となる。言い換えると、図7に破線矢印で示す様に、内ステータ巻線10および外ステータ巻線12が励磁されて発生する互いの磁束がロータ鉄心6(セグメント磁極6a)を介して径方向に対向する並列ループを形成する。このため、内ステータS1と外ステータS2に発生する互いの磁束がロータ鉄心6を介して直列ループを形成する場合と比べて磁気抵抗が小さくできる。
さらに、内ステータS1と外ステータS2は、内ステータ巻線10および外ステータ巻線12が励磁されることで、ロータRを挟んで径方向に対向する互いの磁極同士が同一極性となる。言い換えると、図7に破線矢印で示す様に、内ステータ巻線10および外ステータ巻線12が励磁されて発生する互いの磁束がロータ鉄心6(セグメント磁極6a)を介して径方向に対向する並列ループを形成する。このため、内ステータS1と外ステータS2に発生する互いの磁束がロータ鉄心6を介して直列ループを形成する場合と比べて磁気抵抗が小さくできる。
実施例1の同期モータ1は、ロータ鉄心6がセグメント磁極6aを周方向に配列したセグメント構造であり、且つ、周方向に隣り合うセグメント磁極6a同士の間に極間磁石7を配置している。この構成によれば、図8(a)に示す様に、隣り合う二つのセグメント磁極6a間でq軸磁束の磁路が途切れるため、例えば、図8(b)に示す一般的な突極型ロータと比べて、磁束が通りやすい所と、通りにくい所との差が大きくなる。すなわち、突極型ロータと比べてd軸インダクタンス(Ld)とq軸インダクタンス(Lq)との差が大きくなるため、より大きなリラクタンストルクが得られる。
このため、同等トルクであっても、極間磁石7に使用する永久磁石量を減らすことができるので、極間磁石7を径方向に保持する内外ブリッジ8に働く応力が低減する。その結果、内外ブリッジ8を細く形成できるので、漏れ磁束を低減できる。
このため、同等トルクであっても、極間磁石7に使用する永久磁石量を減らすことができるので、極間磁石7を径方向に保持する内外ブリッジ8に働く応力が低減する。その結果、内外ブリッジ8を細く形成できるので、漏れ磁束を低減できる。
以下、本発明に係る他の実施例(実施例2〜8)を説明する。
なお、実施例1と同一の構成要素については、実施例1と同一番号を付与し、その説明は省略する。
(実施例2)
この実施例2は、図9に示す様に、ロータRのセグメント磁極6aに形成された凹み6bに永久磁石14を配置した事例である。ここでは、セグメント磁極6aの内周面に形成された凹み6bに配置される永久磁石14を内側磁石14aと呼び、セグメント磁極6aの外周面に形成された凹み6bに配置される永久磁石14を外側磁石14bと呼ぶ。
なお、実施例1と同一の構成要素については、実施例1と同一番号を付与し、その説明は省略する。
(実施例2)
この実施例2は、図9に示す様に、ロータRのセグメント磁極6aに形成された凹み6bに永久磁石14を配置した事例である。ここでは、セグメント磁極6aの内周面に形成された凹み6bに配置される永久磁石14を内側磁石14aと呼び、セグメント磁極6aの外周面に形成された凹み6bに配置される永久磁石14を外側磁石14bと呼ぶ。
セグメント磁極6aの径方向に対向する内側磁石14aと外側磁石14bは、図中に記載した矢印の向きで示す様に、径方向に着磁され、且つ、互いのS極同士またはN極同士が対向する向きに配置される。また、周方向に隣り合う内側磁石14a同士および外側磁石14b同士は、それぞれ径方向にS極とN極とが交互に配列される。
この実施例2では、永久磁石14(内側磁石14a、外側磁石14b)によるマグネットトルクを使いながらも、セグメント磁極6aを介して周方向に磁束が通ることができるため、実施例1で説明した並列ループの形成を阻害することなく、出力密度を高めることができる。
この実施例2では、永久磁石14(内側磁石14a、外側磁石14b)によるマグネットトルクを使いながらも、セグメント磁極6aを介して周方向に磁束が通ることができるため、実施例1で説明した並列ループの形成を阻害することなく、出力密度を高めることができる。
(実施例3)
この実施例3に示す同期モータ1は、図10に示す様に、ロータRの軸方向他端側にギャップを有して側面ステータS3を配置した事例である。
側面ステータS3は、内ステータ鉄心9および外ステータ鉄心11の軸方向端面に連結される側面ステータ鉄心15と、この側面ステータ鉄心15に巻装される側面ステータ巻線16とを有する。
側面ステータ鉄心15は、電磁鋼板よりプレスで打ち抜いた中空円盤状のコアシートを積層して構成され、内ステータ鉄心9の内スロット9sと外ステータ鉄心11の外スロット11sとを径方向に連通する側面スロット(図示せず)が周方向等ピッチで形成されている。この側面スロットは、側面ステータ鉄心15の積層方向(図10に示す左右方向)に側面ステータ鉄心15を貫通して形成される。
この実施例3に示す同期モータ1は、図10に示す様に、ロータRの軸方向他端側にギャップを有して側面ステータS3を配置した事例である。
側面ステータS3は、内ステータ鉄心9および外ステータ鉄心11の軸方向端面に連結される側面ステータ鉄心15と、この側面ステータ鉄心15に巻装される側面ステータ巻線16とを有する。
側面ステータ鉄心15は、電磁鋼板よりプレスで打ち抜いた中空円盤状のコアシートを積層して構成され、内ステータ鉄心9の内スロット9sと外ステータ鉄心11の外スロット11sとを径方向に連通する側面スロット(図示せず)が周方向等ピッチで形成されている。この側面スロットは、側面ステータ鉄心15の積層方向(図10に示す左右方向)に側面ステータ鉄心15を貫通して形成される。
側面ステータ巻線16は、内ステータ巻線10と外ステータ巻線12の各相同士を直列に接続する三相の内外渡り線であり、図11にU相コイル(U+、U−)を代表して示している。
この実施例3においても、スロット数を1極対当たり2n(nは相数)、毎極毎相の巻線ピッチを2π/nとして集中巻することは実施例1と同じであり、例えば、図6に示した一般的な集中巻と比べてリラクタンストルクが向上する。さらに、ロータRの軸方向端面に対向する側面ステータS3を配置して三面ギャップを形成することで更なるトルクアップが可能であり、より小型で高出力な同期モータ1を実現できる。
この実施例3においても、スロット数を1極対当たり2n(nは相数)、毎極毎相の巻線ピッチを2π/nとして集中巻することは実施例1と同じであり、例えば、図6に示した一般的な集中巻と比べてリラクタンストルクが向上する。さらに、ロータRの軸方向端面に対向する側面ステータS3を配置して三面ギャップを形成することで更なるトルクアップが可能であり、より小型で高出力な同期モータ1を実現できる。
(実施例4)
この実施例4は、図12に示す様に、突極型ロータRを有する同期モータ1の事例である。突極型ロータRは、ロータ鉄心6の内周面および外周面にそれぞれ複数の突極6Aが周方向等間隔に形成され、周方向に隣り合う突極6A同士の間に凹部6cが形成されている。この実施例4に示す同期モータ1は、ロータRの構造が実施例1と異なるだけで、内ステータS1および外ステータS2の構成は実施例1と同じである。よって、突極型ロータRを有する同期モータ1であっても、実施例1と同様の効果を得ることができる。
この実施例4は、図12に示す様に、突極型ロータRを有する同期モータ1の事例である。突極型ロータRは、ロータ鉄心6の内周面および外周面にそれぞれ複数の突極6Aが周方向等間隔に形成され、周方向に隣り合う突極6A同士の間に凹部6cが形成されている。この実施例4に示す同期モータ1は、ロータRの構造が実施例1と異なるだけで、内ステータS1および外ステータS2の構成は実施例1と同じである。よって、突極型ロータRを有する同期モータ1であっても、実施例1と同様の効果を得ることができる。
(実施例5)
この実施例5は、図13に示す様に、実施例4に示した突極型ロータRの凹部6cに径方向に着磁した永久磁石14を配置した事例である。
この場合、実施例2で説明した様に、永久磁石14によるマグネットトルクを使いながらも、ロータ鉄心6を介して周方向に磁束が通ることができるので、実施例1で説明した並列ループの形成を阻害することなく、出力密度を高めることができる。
なお、実施例4および実施例5の事例は、実施例1に記載したロータRの内外に二つのステータS1、S2を有する二面ギャップ構造の同期モータ1だけでなく、実施例3に記載した側面ステータS3を持つ三面ギャップ構造の同期モータ1にも適用できる。
この実施例5は、図13に示す様に、実施例4に示した突極型ロータRの凹部6cに径方向に着磁した永久磁石14を配置した事例である。
この場合、実施例2で説明した様に、永久磁石14によるマグネットトルクを使いながらも、ロータ鉄心6を介して周方向に磁束が通ることができるので、実施例1で説明した並列ループの形成を阻害することなく、出力密度を高めることができる。
なお、実施例4および実施例5の事例は、実施例1に記載したロータRの内外に二つのステータS1、S2を有する二面ギャップ構造の同期モータ1だけでなく、実施例3に記載した側面ステータS3を持つ三面ギャップ構造の同期モータ1にも適用できる。
(実施例6)
この実施例6は、本発明の請求項4に相当する同期モータ1の事例であり、図14に示す様に、一つのステータSと、このステータSの内外両側に配置される二つのロータR1、R2と、この二つのロータR1、R2を軸方向の他端側で連結する側面ロータR3とを備える。
ステータSは、図14に示す様に、軸方向の一端面が保持部材17を介してモータハウジング2に固定されるステータ鉄心18と、このステータ鉄心18に巻装されるステータ巻線19とを備える。
ステータ鉄心18には、図15に示す様に、径方向の内周側および外周側にそれぞれ1極対当たり2n(nは相数)個のスロット18sが形成される。
ステータ巻線19は、ステータ鉄心18の内周側および外周側に毎極毎相の巻線ピッチを2π/nとして集中巻される。
この実施例6は、本発明の請求項4に相当する同期モータ1の事例であり、図14に示す様に、一つのステータSと、このステータSの内外両側に配置される二つのロータR1、R2と、この二つのロータR1、R2を軸方向の他端側で連結する側面ロータR3とを備える。
ステータSは、図14に示す様に、軸方向の一端面が保持部材17を介してモータハウジング2に固定されるステータ鉄心18と、このステータ鉄心18に巻装されるステータ巻線19とを備える。
ステータ鉄心18には、図15に示す様に、径方向の内周側および外周側にそれぞれ1極対当たり2n(nは相数)個のスロット18sが形成される。
ステータ巻線19は、ステータ鉄心18の内周側および外周側に毎極毎相の巻線ピッチを2π/nとして集中巻される。
二つのロータR1、R2は、ステータSの内径側にギャップを有して配置される内ロータR1と、ステータSの外径側にギャップを有して配置される外ロータR2であり、図15に示す様に、両ロータR1、R2とも、ロータ鉄心6に突極6Aを設けた突極型ロータとして構成される。
側面ロータR3は、ステータSとの対向面に内ロータR1および外ロータR2と同じく、周方向に複数の突極(図示せず)を有する突極型ロータとして構成される。但し、側面ロータR3は、ステータSとの対向面に突極を設けることなく、単に内ロータR1と外ロータR2とを連結する機能だけを持たせる構成でも良い。
側面ロータR3は、ステータSとの対向面に内ロータR1および外ロータR2と同じく、周方向に複数の突極(図示せず)を有する突極型ロータとして構成される。但し、側面ロータR3は、ステータSとの対向面に突極を設けることなく、単に内ロータR1と外ロータR2とを連結する機能だけを持たせる構成でも良い。
この実施例6に示す同期モータ1は、ステータ巻線19が2/3短節巻であるにも関わらず、図6に示した様に、2分布の全節巻のような巻線分布となるため、ロータ磁束の有効利用率を示す巻線係数が上がり、一般的な集中巻と比べてリラクタンストルクが向上する。また、ステータ巻線19が短節巻であるため、全節巻と比較して巻線抵抗を低減でき、小型高出力化かつ高効率化できる。さらに、ステータSは、ステータ巻線19が励磁されて発生する内周側および外周側の磁束が径方向に対向する並列ループを形成するので、互いの磁束が直列ループを形成する場合と比べて磁気抵抗が小さくできる。
また、1ロータ2ステータの構成と比較した場合に、ステータSの軸長が同じであれば、ステータ巻線19の巻線長さを短くできるので、銅損を低減できる効果もある。
また、1ロータ2ステータの構成と比較した場合に、ステータSの軸長が同じであれば、ステータ巻線19の巻線長さを短くできるので、銅損を低減できる効果もある。
(実施例7)
この実施例7は、図16に示す様に、実施例6に記載した突極型ロータR1、R2の凹部6cに径方向に着磁した永久磁石14を配置した事例である。
この実施例7では、永久磁石14によるマグネットトルクを使いながらも、ロータ鉄心6を介して周方向に磁束が通ることができるため、実施例1で説明した並列ループの形成を阻害することなく、出力密度を高めることができる。
この実施例7は、図16に示す様に、実施例6に記載した突極型ロータR1、R2の凹部6cに径方向に着磁した永久磁石14を配置した事例である。
この実施例7では、永久磁石14によるマグネットトルクを使いながらも、ロータ鉄心6を介して周方向に磁束が通ることができるため、実施例1で説明した並列ループの形成を阻害することなく、出力密度を高めることができる。
(実施例8)
この実施例8は、図17に示す様に、ステータSの内外両側に内ロータR1と外ロータR2を備え、その内ロータR1と外ロータR2のうち、少なくとも一方をセグメント構造のロータとする事例である。
図17では、外ロータR2をセグメント構造のロータとし、内ロータR1を突極型ロータとして図示しているが、その逆の構成でも良い。あるいは、内ロータR1と外ロータR2の両方ともセグメント構造のロータとすることもできる。
この実施例8は、図17に示す様に、ステータSの内外両側に内ロータR1と外ロータR2を備え、その内ロータR1と外ロータR2のうち、少なくとも一方をセグメント構造のロータとする事例である。
図17では、外ロータR2をセグメント構造のロータとし、内ロータR1を突極型ロータとして図示しているが、その逆の構成でも良い。あるいは、内ロータR1と外ロータR2の両方ともセグメント構造のロータとすることもできる。
なお、セグメント構造のロータは、実施例1で説明した様に、セグメント磁極6aを周方向に配列して構成されるロータ鉄心6を有し、且つ、周方向に隣り合うセグメント磁極6a同士の間に周方向に着磁された極間磁石7を配置して構成される。
また、実施例2で説明した様に、セグメント磁極6aの磁極中央部に形成される凹み6bに径方向に着磁した永久磁石14を配置しても良い。
この実施例8の同期モータ1においても、ステータSの構成は実施例6と同じであり、従って、実施例6と同様の効果を得ることが可能である。
また、実施例2で説明した様に、セグメント磁極6aの磁極中央部に形成される凹み6bに径方向に着磁した永久磁石14を配置しても良い。
この実施例8の同期モータ1においても、ステータSの構成は実施例6と同じであり、従って、実施例6と同様の効果を得ることが可能である。
1 マルチギャップ型同期モータ
R ロータ(実施例1〜5)
S1 内ステータ(実施例1〜5)
S2 外ステータ(実施例1〜5)
9 内ステータ鉄心(実施例1〜5)
9s 内スロット(実施例1〜5)
10 内ステータ巻線(実施例1〜5)
11 外ステータ鉄心(実施例1〜5)
11s 外スロット(実施例1〜5)
12 外ステータ巻線(実施例1〜5)
S ステータ(実施例6〜8)
R1 内ロータ(実施例6〜8)
R2 外ロータ(実施例6〜8)
18 ステータ鉄心(実施例6〜8)
18s スロット(実施例6〜8)
19 ステータ巻線(実施例6〜8)
R ロータ(実施例1〜5)
S1 内ステータ(実施例1〜5)
S2 外ステータ(実施例1〜5)
9 内ステータ鉄心(実施例1〜5)
9s 内スロット(実施例1〜5)
10 内ステータ巻線(実施例1〜5)
11 外ステータ鉄心(実施例1〜5)
11s 外スロット(実施例1〜5)
12 外ステータ巻線(実施例1〜5)
S ステータ(実施例6〜8)
R1 内ロータ(実施例6〜8)
R2 外ロータ(実施例6〜8)
18 ステータ鉄心(実施例6〜8)
18s スロット(実施例6〜8)
19 ステータ巻線(実施例6〜8)
Claims (6)
- 径方向の内周側および外周側にそれぞれ磁気的な突極性を持つ円環状のロータ(R)と、
このロータ(R)の内径側にギャップを介して配置される内ステータ鉄心(9)を有し、この内ステータ鉄心(9)に内ステータ巻線(10)を巻装した内ステータ(S1)と、
前記ロータ(R)の外径側にギャップを介して配置される外ステータ鉄心(11)を有し、この外ステータ鉄心(11)に外ステータ巻線(12)を巻装した外ステータ(S2)とを備え、
前記内ステータ巻線(10)および前記外ステータ巻線(12)に励磁電流を印加して前記内ステータ(S1)および前記外ステータ(S2)に回転磁界を発生させ、その回転磁界に同期して前記ロータ(R)が回転するマルチギャップ型同期モータ(1)であって、
前記内ステータ(S1)と前記外ステータ(S2)は、それぞれ前記ロータ(R)の極数と同数の磁極を有すると共に、前記内ステータ巻線(10)および前記外ステータ巻線(12)が励磁されて発生する互いの磁束が径方向に対向する並列ループを形成し、
前記内ステータ鉄心(9)および前記外ステータ鉄心(11)には、それぞれ1極対当たり2n(nは相数)個のスロット(9s、11s)が形成され、且つ、前記内ステータ巻線(10)および前記外ステータ巻線(12)が毎極毎相の巻線ピッチを2π/nとして集中巻されていることを特徴とするマルチギャップ型同期モータ。 - 請求項1に記載したマルチギャップ型同期モータ(1)において、
前記ロータ(R)は、軟磁性体から成る複数のセグメント磁極(6a)を周方向に配列して構成されるセグメント構造のロータ鉄心(6)と、周方向に隣り合う前記セグメント磁極(6a)同士の間に配置されて周方向に着磁された永久磁石(7)とを有し、
前記セグメント磁極(6a)の内周面および外周面には、それぞれ周方向の磁極中央部に凹み(6b)が形成されていることを特徴とするマルチギャップ型同期モータ。 - 請求項2に記載したマルチギャップ型同期モータ(1)において、
前記ロータ(R)は、前記セグメント磁極(6a)の内周面および外周面に形成された前記凹み(6b)に配置されて径方向に着磁された永久磁石(14)を有することを特徴とするマルチギャップ型同期モータ。 - 径方向の内周側および外周側にそれぞれ複数のスロット(18s)が周方向等ピッチに形成された円環状のステータ鉄心(18)を有し、このステータ鉄心(18)の内周側および外周側に前記スロット(18s)を介してステータ巻線(19)を巻装したステータ(S)と、
このステータ(S)の内径側にギャップを有して回転可能に配置され、前記ステータ(S)に対向する外周側に磁気的な突極性を持つ内ロータ(R1)と、
前記ステータ(S)の外径側にギャップを有して回転可能に配置され、前記ステータ(S)に対向する内周側に磁気的な突極性を持つ外ロータ(R2)とを備え、
前記ステータ巻線(19)に励磁電流を印加して前記ステータ(S)に回転磁界を発生させ、その回転磁界に同期して前記内ロータ(R1)および前記外ロータ(R2)が一体に回転するマルチギャップ型同期モータ(1)であって、
前記内ロータ(R1)と前記外ロータ(R2)は、互いの極数が同数であり、
前記ステータ(S)は、内周側および外周側に前記内ロータ(R1)および前記外ロータ(R2)の極数と同数の磁極を有すると共に、前記ステータ巻線(19)が励磁されて発生する内周側の磁束と外周側の磁束が径方向に対向する並列ループを形成し、
前記ステータ鉄心(18)の内周側および外周側には、それぞれ1極対当たり2n(nは相数)個の前記スロット(18s)が形成され、且つ、前記ステータ巻線(19)が毎極毎相の巻線ピッチを2π/nとして集中巻されていることを特徴とするマルチギャップ型同期モータ。 - 請求項4に記載したマルチギャップ型同期モータ(1)において、
前記内ロータ(R1)と前記外ロータ(R2)の少なくとも一方は、軟磁性体から成る複数のセグメント磁極(6a)を周方向に配列して構成されるセグメント構造のロータ鉄心(6)と、周方向に隣り合う前記セグメント磁極(6a)同士の間に配置されて周方向に着磁された永久磁石(7)とを有し、
前記ステータ(S)と径方向に対向する前記セグメント磁極(6a)の対向面には、周方向の磁極中央部に凹み(6b)が形成されていることを特徴とするマルチギャップ型同期モータ。 - 請求項5に記載したマルチギャップ型同期モータ(1)において、
前記ロータ鉄心(6)がセグメント構造を有する前記内ロータ(R1)と前記外ロータ(R2)の少なくとも一方は、前記セグメント磁極(6a)の対向面に形成された前記凹み(6b)に配置されて径方向に着磁された永久磁石(14)を有することを特徴とするマルチギャップ型同期モータ。
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- 2013-03-29 JP JP2013072825A patent/JP2014197957A/ja active Pending
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