JP2018102090A - ステータおよびモータ - Google Patents
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Abstract
【課題】インナーロータ20およびアウターロータ40の回転数が異なる場合でも、鉄損を抑制することが可能な、ステータ30を提供する。【解決手段】ステータ30は、ステータコア31と、インナーコイル13と、アウターコイル18とを備える。ステータコア31は、径方向の内側に向かって突出するインナーティース32を備える。インナーコイル13は、周方向に隣り合うインナーティース32の間のインナースロット33に配置される。ステータコア31は、径方向の外側に向かって突出するアウターティース37を備える。アウターコイル18は、周方向に隣り合うアウターティース37の間のアウタースロット38に配置される。ステータコア31は、インナーティース32およびインナースロット33と、アウターティース37およびアウタースロット38との間にバックヨーク35を有する。【選択図】図2
Description
本発明は、ステータおよびモータに関するものである。
車両に適用可能なモータとして、二重ロータ型のモータが提案されている(例えば特許文献1および2参照)。特許文献1および2に記載されたモータは、ステータと、ステータの径方向の内側に配置されたインナーロータと、ステータの径方向の外側に配置されたアウターロータとを備える。ステータは、分割ステータコアと、分割ステータコアに巻回されたコイルとを備える。分割ステータコアは、周方向に不連続に配置される。すなわち、ポールピース構造のステータが採用されている。
特許文献1および2に記載されたモータでは、ステータがポールピース構造のため、次のような磁気回路が形成される。インナーロータの磁束は、アウターロータの永久磁石の外側のロータコアを通る。アウターロータの磁束は、インナーロータの永久磁石の外側のロータコアを通る。すなわち、一方のロータの磁気回路が、他方のロータをバックヨークとして利用する。
特許文献1および2に記載されたモータでは、インナーロータおよびアウターロータの回転数が異なった場合に、各ロータに鎖交する非同期磁束が多くなる。これにより、鉄損が大きくなるという問題がある。
そこで本発明は、インナーロータおよびアウターロータの回転数が異なる場合でも、鉄損を抑制することが可能な、ステータおよびモータの提供を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の態様を採用した。
(1)本発明のステータ(例えば、実施形態におけるステータ30)は、円筒状に形成されたステータコア(例えば、実施形態におけるステータコア31)と、インナーロータ(例えば、実施形態におけるインナーロータ20)に対応するインナーコイル(例えば、実施形態におけるインナーコイル13)と、アウターロータ(例えば、実施形態におけるアウターロータ40)に対応するアウターコイル(例えば、実施形態におけるアウターコイル18)と、を備え、前記ステータコアは、径方向の内側に向かって突出し、軸方向に沿って延び、周方向に並んで配置されたインナーティース(例えば、実施形態におけるインナーティース32)を備え、前記インナーコイルは、前記周方向に隣り合う前記インナーティースの間に設けられたインナースロット(例えば、実施形態におけるインナースロット33)に配置され、前記ステータコアは、前記径方向の外側に向かって突出し、前記軸方向に沿って延び、前記周方向に並んで配置されたアウターティース(例えば、実施形態におけるアウターティース37)を備え、前記アウターコイルは、前記周方向に隣り合う前記アウターティースの間に設けられたアウタースロット(例えば、実施形態におけるアウタースロット38)に配置され、前記ステータコアは、前記径方向において、前記インナーティースおよび前記インナースロットと、前記アウターティースおよび前記アウタースロットとの間に設けられたバックヨーク(例えば、実施形態におけるバックヨーク35)を有する。
(1)本発明のステータ(例えば、実施形態におけるステータ30)は、円筒状に形成されたステータコア(例えば、実施形態におけるステータコア31)と、インナーロータ(例えば、実施形態におけるインナーロータ20)に対応するインナーコイル(例えば、実施形態におけるインナーコイル13)と、アウターロータ(例えば、実施形態におけるアウターロータ40)に対応するアウターコイル(例えば、実施形態におけるアウターコイル18)と、を備え、前記ステータコアは、径方向の内側に向かって突出し、軸方向に沿って延び、周方向に並んで配置されたインナーティース(例えば、実施形態におけるインナーティース32)を備え、前記インナーコイルは、前記周方向に隣り合う前記インナーティースの間に設けられたインナースロット(例えば、実施形態におけるインナースロット33)に配置され、前記ステータコアは、前記径方向の外側に向かって突出し、前記軸方向に沿って延び、前記周方向に並んで配置されたアウターティース(例えば、実施形態におけるアウターティース37)を備え、前記アウターコイルは、前記周方向に隣り合う前記アウターティースの間に設けられたアウタースロット(例えば、実施形態におけるアウタースロット38)に配置され、前記ステータコアは、前記径方向において、前記インナーティースおよび前記インナースロットと、前記アウターティースおよび前記アウタースロットとの間に設けられたバックヨーク(例えば、実施形態におけるバックヨーク35)を有する。
この構成によれば、インナーロータおよびアウターロータの磁気回路が、いずれもステータのバックヨークを利用する。すなわち、一方のロータの磁気回路が、他方のロータをバックヨークとして利用しない。そのため、インナーロータおよびアウターロータの回転数が異なる場合でも、各ロータの磁束が干渉しない。これにより、各ロータに鎖交する非同期磁束が少なくなり、鉄損を抑制できる。
(2)本発明のモータは、(1)に記載のステータと、前記ステータの前記径方向の内側に配置された前記インナーロータと、前記ステータの前記径方向の外側に配置された前記アウターロータと、前記インナーコイルに接続された第1インバータ回路(例えば、実施形態における第1インバータ回路14)と、前記アウターコイルに接続された、前記第1インバータ回路とは異なる第2インバータ回路(例えば、実施形態における第2インバータ回路19)と、を備える。
この構成によれば、インナーロータ20およびアウターロータ40は、相互に独立して回転可能である。
この構成によれば、インナーロータ20およびアウターロータ40は、相互に独立して回転可能である。
本発明によれば、インナーロータおよびアウターロータの回転数が異なる場合でも、鉄損を抑制できる。
以下、本発明におけるモータおよびステータの一実施形態について、添付図面を参照しながら説明する。本願において、「径方向」はステータ(モータ)の径方向であり、「軸方向」はステータ(モータ)の軸方向であり、「周方向」はステータ(モータ)の周方向である。
(車両駆動システム)
図1は、車両駆動システムの概略構成図である。車両駆動システム1は、ハイブリッド駆動システムの一例であり、エンジン3と、バッテリ5と、クラッチ7と、モータ10と、制御部90とを備える。モータ10は、二重ロータ型のモータであり、インナーロータ20と、ステータ30と、アウターロータ40とを備える。ステータ30は、インナーコイル13と、アウターコイル18とを備える。
図1は、車両駆動システムの概略構成図である。車両駆動システム1は、ハイブリッド駆動システムの一例であり、エンジン3と、バッテリ5と、クラッチ7と、モータ10と、制御部90とを備える。モータ10は、二重ロータ型のモータであり、インナーロータ20と、ステータ30と、アウターロータ40とを備える。ステータ30は、インナーコイル13と、アウターコイル18とを備える。
エンジン3は、フライホイール62、ギヤ列64および入力軸29を介して、インナーロータ20に接続される。インナーロータ20に対応するインナーコイル13は、第1インバータ回路14を介してバッテリ5に接続される。制御部90は、エンジン3を駆動することによりインナーロータ20を回転させて発電する。制御部90は、発電した電気をバッテリ5に蓄電する。
バッテリ5は、第2インバータ回路19を介して、アウターコイル18に接続される。アウターコイル18に対応するアウターロータ40は、出力軸49、カウンターシャフト66およびデファレンシャルギヤ68を介して、駆動軸69に接続される。制御部90は、バッテリ5から給電してアウターロータ40を回転させる。これにより駆動軸69が回転して、車両が駆動される。
制御部90は、バッテリSOCが低いとき、エンジン3を駆動して発電しながら、バッテリ5から給電して車両を駆動する。制御部90は、バッテリSOCが高いとき、エンジン3を停止した状態で、バッテリ5から給電して車両を駆動する。
クラッチ7は、エンジン3とアウターロータ40の出力軸49との間に介在している。クラッチ7を切断すると、前述したようにアウターロータ40により駆動軸69が駆動される。クラッチ7を接続すると、エンジン3により駆動軸69が駆動される。
制御部90は、車速が低いとき、エンジン3を停止しクラッチ7を切断して、バッテリ5からの給電により車両を駆動する。制御部90は、車速が高いとき、エンジン3を駆動しクラッチ7を接続して、エンジン3により車両を駆動する。
制御部90は、車速が低いとき、エンジン3を停止しクラッチ7を切断して、バッテリ5からの給電により車両を駆動する。制御部90は、車速が高いとき、エンジン3を駆動しクラッチ7を接続して、エンジン3により車両を駆動する。
二重ロータ型のモータ10を採用することにより、2個のモータを並べて配置する場合に比べて、車両駆動システム1を小型化できる。
(モータ)
図2は、モータ10の軸方向に垂直な断面図である。図2は、モータ10の周方向における1/6の部分を図示している。モータ10の周方向における残りの部分は、図2の部分と同様に形成される。モータ10は、二重ロータ型のモータであり、インナーロータ20と、ステータ30と、アウターロータ40とを備える。
図2は、モータ10の軸方向に垂直な断面図である。図2は、モータ10の周方向における1/6の部分を図示している。モータ10の周方向における残りの部分は、図2の部分と同様に形成される。モータ10は、二重ロータ型のモータであり、インナーロータ20と、ステータ30と、アウターロータ40とを備える。
インナーロータ20は、ロータコア21と、永久磁石25とを備える。
ロータコア21は、略円筒状に形成される。ロータコア21は、複数の電磁鋼板を積層して形成される。ロータコア21の径方向の内側には、入力軸29(図1参照)を構成するシャフト(不図示)が配置される。ロータコア21の内周部は、ヨーク27を構成する。ロータコア21の径方向の中央部には、肉抜き孔26が形成される。ロータコア21の外周部には、スロット22が形成される。スロット22は、ロータコア21を軸方向に貫通する。
ロータコア21は、略円筒状に形成される。ロータコア21は、複数の電磁鋼板を積層して形成される。ロータコア21の径方向の内側には、入力軸29(図1参照)を構成するシャフト(不図示)が配置される。ロータコア21の内周部は、ヨーク27を構成する。ロータコア21の径方向の中央部には、肉抜き孔26が形成される。ロータコア21の外周部には、スロット22が形成される。スロット22は、ロータコア21を軸方向に貫通する。
永久磁石25は、スロット22の内部に配置される。永久磁石25は、ロータコア21の軸方向に沿って複数に分割される。永久磁石25は、軸方向から見て略矩形状に形成される。永久磁石25の周方向に隣接して、スロット22の拡張部23が配置される。拡張部23には、樹脂などが充填されてもよい。
軸方向から見て、複数の永久磁石25が磁石列25rを形成する。実施形態では3個の永久磁石25a,25b,25cが磁石列25rを形成する。磁石列25rは、径方向の外側に向かって開口する弧状に形成される。磁石列25rに含まれる永久磁石25は、径方向に対して同一方向に着磁している。
複数の磁石列25rが、ロータコア21の外周に沿って配置される。隣り合う磁石列25rは、径方向に対して反対方向に着磁している。実施形態では、12個の磁石列25rを備えた6極のインナーロータ20が採用される。
アウターロータ40は、ロータコア41と、永久磁石45とを備える。
ロータコア41は、略円筒状に形成される。ロータコア41は、複数の電磁鋼板を積層して形成される。ロータコア41は、出力軸49(図1参照)に接続される。ロータコア41の外周部は、ヨーク47を構成する。ロータコア41の内周部には、スロット42が形成される。スロット42は、ロータコア41を軸方向に貫通する。
ロータコア41は、略円筒状に形成される。ロータコア41は、複数の電磁鋼板を積層して形成される。ロータコア41は、出力軸49(図1参照)に接続される。ロータコア41の外周部は、ヨーク47を構成する。ロータコア41の内周部には、スロット42が形成される。スロット42は、ロータコア41を軸方向に貫通する。
永久磁石45は、スロット42の内部に配置される。永久磁石45は、ロータコア41の軸方向に沿って複数に分割される。永久磁石45は、軸方向から見て略矩形状に形成される。永久磁石45の周方向に隣接して、スロット42の拡張部43が配置される。拡張部43には、樹脂などが充填されてもよい。
複数の永久磁石45が、ロータコア41の内周に沿って配置される。隣り合う永久磁石45は、径方向に対して反対方向に着磁している。実施形態では、24個の永久磁石45を備えた12極のアウターロータ40が採用される。
ステータ30は、ステータコア31と、インナーコイル13と、アウターコイル18とを備える。
ステータコア31は、略円筒状に形成される。ステータコア31は、複数の電磁鋼板を積層して形成される。ステータコア31は、インナーティース32と、バックヨーク35と、アウターティース37とを備える。
ステータコア31は、略円筒状に形成される。ステータコア31は、複数の電磁鋼板を積層して形成される。ステータコア31は、インナーティース32と、バックヨーク35と、アウターティース37とを備える。
インナーティース32は、径方向の内側に向かって突出する。インナーティース32は、ステータコア31の全長に亘って軸方向に沿って延びる。複数のインナーティース32が、周方向に並んで配置される。隣り合うインナーティース32の間には、インナースロット33が設けられる。
アウターティース37は、径方向の外側に向かって突出する。アウターティース37は、ステータコア31の全長に亘って軸方向に沿って延びる。複数のアウターティース37が、周方向に並んで配置される。隣り合うアウターティース37の間には、アウタースロット38が設けられる。
アウターティース37は、径方向の外側に向かって突出する。アウターティース37は、ステータコア31の全長に亘って軸方向に沿って延びる。複数のアウターティース37が、周方向に並んで配置される。隣り合うアウターティース37の間には、アウタースロット38が設けられる。
バックヨーク35は、インナーティース32およびインナースロット33と、アウターティース37およびアウタースロット38との間に設けられる。バックヨーク35の径方向の長さは、インナーティース32およびアウターティース37の径方向の長さと同等か、またはそれ以上である。バックヨーク35の径方向の内側と外側との間は、電気的に絶縁されていてもよい。
インナーコイル13は、銅やアルミニウム等の導電材料で形成される。インナーコイル13は、インナースロット33に配置される。インナーコイル13の巻回方法として、分布巻きまたは集中巻きが採用される。分布巻きは、コイルの内側に複数のインナーティース32を含むように巻回する方法である。集中巻きは、コイルの内側に一つのインナーティース32のみを含むように巻回する方法である。インナーコイル13は、インナースロット33に配置される。インナーコイル13は、予め環状に成形された状態でインナースロット33に挿入される。インナーコイル13は、セグメント法により形成してもよい。セグメント法は、ステータコア31の軸方向の一方側からインナースロット33にU字状のセグメントを挿入し、軸方向の他方側でセグメントの端部を連結する方法である。
アウターコイル18は、銅やアルミニウム等の導電材料で形成される。アウターコイル18は、アウタースロット38に配置される。アウターコイル18の巻回方法として、前述した分布巻きまたは集中巻きが採用される。アウターコイル18は、予め環状に成形された状態でアウタースロット38に挿入される。アウターコイル18は、前述したセグメント法により形成してもよい。
図1に示すように、インナーコイル13は、第1インバータ回路14に接続される。第1インバータ回路14は、例えば三相ブリッジインバータ回路である。アウターコイル18は、第1インバータ回路14とは異なる第2インバータ回路19に接続される。第2インバータ回路19は、例えば三相ブリッジインバータ回路である。これにより、インナーロータ20およびアウターロータ40が相互に独立して回転可能である。
図3は、実施形態におけるモータの磁気回路の説明図である。軸方向から見た場合のインナーロータ20、ステータ30およびアウターロータ40は、実際には図1に示すように円弧状である。これに対して図3では、理解を容易にするため、軸方向から見た場合のインナーロータ20、ステータ30およびアウターロータ40を直線状に記載している。ステータ30の径方向の内側は図3の左側であり、径方向の外側は図3の右側である。図3に記載したインナーロータ20の永久磁石25N,25Sの磁極は、径方向の内側における磁極である。アウターロータ40の永久磁石45N,45Sの磁極は、径方向の外側における磁極である。
インナーロータ20の磁束28は、N極の永久磁石25Nから径方向の内側に出て、ロータコア21のヨーク27を通り、S極の永久磁石25Sに入る。磁束28は、S極の永久磁石25Sから径方向の外側に出て、ステータコア31のインナーティース32に入る。磁束28は、ステータコア31のバックヨーク35(径方向の内側)を通る。磁束28は、インナーティース32から径方向の内側に出て、インナーロータ20のN極の永久磁石25Nに入る。すなわち、インナーロータ20の磁気回路は、ステータ30のバックヨーク35を利用する。
アウターロータ40の磁束48は、N極の永久磁石45Nから径方向の外側に出て、ロータコア41のヨーク47を通り、S極の永久磁石45Sに入る。磁束48は、S極の永久磁石45Sから径方向の内側に出て、ステータコア31のアウターティース37に入る。磁束48は、ステータコア31のバックヨーク35(径方向の外側)を通る。磁束48は、アウターティース37から径方向の外側に出て、アウターロータ40のN極の永久磁石45Nに入る。すなわち、アウターロータ40の磁気回路は、ステータ30のバックヨーク35を利用する。
このように、インナーロータ20およびアウターロータ40の磁気回路は、いずれもステータ30のバックヨーク35を利用する。すなわち、一方のロータの磁気回路が、他方のロータをバックヨークとして利用しない。そのため、インナーロータ20およびアウターロータ40の回転数が異なる場合でも、各ロータ20,40の磁束が干渉しない。これにより、各ロータに鎖交する非同期磁束が少なくなり、鉄損や永久磁石の温度上昇を抑制できる。また、各ロータ20,40の磁束が干渉しないので、トルクリップルを低減できる。
以上に詳述したように、実施形態のステータ30は、ステータコア31と、インナーコイル13と、アウターコイル18とを備える。ステータコア31は、径方向の内側に向かって突出し、軸方向に沿って延び、周方向に並んで配置されたインナーティース32を備える。インナーコイル13は、周方向に隣り合うインナーティース32の間に設けられたインナースロット33に配置される。ステータコア31は、径方向の外側に向かって突出し、軸方向に沿って延び、周方向に並んで配置されたアウターティース37を備える。アウターコイル18は、周方向に隣り合うアウターティース37の間に設けられたアウタースロット38に配置される。ステータコア31は、径方向において、インナーティース32およびインナースロット33と、アウターティース37およびアウタースロット38との間に設けられた、バックヨーク35を有する。
これにより、インナーロータ20およびアウターロータ40の回転数が異なる場合でも、鉄損を抑制できる。
これにより、インナーロータ20およびアウターロータ40の回転数が異なる場合でも、鉄損を抑制できる。
実施形態のモータ10は、ステータ30と、インナーロータ20と、アウターロータ40と、インナーコイル13に接続された第1インバータ回路14と、アウターコイル18に接続された第2インバータ回路19とを備える。
これにより、インナーロータ20およびアウターロータ40は、相互に独立して回転可能である。
これにより、インナーロータ20およびアウターロータ40は、相互に独立して回転可能である。
なお、本発明の技術的範囲は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、上述した実施形態の構成はほんの一例に過ぎず、適宜変更が可能である。
実施形態のモータ10は、図1に示す車両駆動システム1以外のシステムに適用することも可能である。
インナーロータ20の永久磁石25の配置およびアウターロータ40の永久磁石45の配置は、図2に示す実施形態の配置に限られず、他の配置を採用することも可能である。
インナーロータ20の永久磁石25の配置およびアウターロータ40の永久磁石45の配置は、図2に示す実施形態の配置に限られず、他の配置を採用することも可能である。
10…モータ、13…インナーコイル、14…第1インバータ回路、18…アウターコイル、19…第2インバータ回路、20…インナーロータ、30…ステータ、31…ステータコア、32…インナーティース、33…インナースロット、35…バックヨーク、37…アウターティース、38…アウタースロット、40…アウターロータ。
Claims (2)
- 円筒状に形成されたステータコアと、インナーロータに対応するインナーコイルと、アウターロータに対応するアウターコイルと、を備え、
前記ステータコアは、径方向の内側に向かって突出し、軸方向に沿って延び、周方向に並んで配置されたインナーティースを備え、
前記インナーコイルは、前記周方向に隣り合う前記インナーティースの間に設けられたインナースロットに配置され、
前記ステータコアは、前記径方向の外側に向かって突出し、前記軸方向に沿って延び、前記周方向に並んで配置されたアウターティースを備え、
前記アウターコイルは、前記周方向に隣り合う前記アウターティースの間に設けられたアウタースロットに配置され、
前記ステータコアは、前記径方向において、前記インナーティースおよび前記インナースロットと、前記アウターティースおよび前記アウタースロットとの間に設けられたバックヨークを有する、
ステータ。 - 請求項1に記載のステータと、
前記ステータの前記径方向の内側に配置された前記インナーロータと、
前記ステータの前記径方向の外側に配置された前記アウターロータと、
前記インナーコイルに接続された第1インバータ回路と、
前記アウターコイルに接続された、前記第1インバータ回路とは異なる第2インバータ回路と、を備える、
モータ。
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Cited By (2)
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CN110676998A (zh) * | 2019-08-30 | 2020-01-10 | 北斗航天汽车(北京)有限公司 | 一种双转子电机结构 |
KR20230039303A (ko) * | 2021-09-14 | 2023-03-21 | 주식회사 페리만앤티젠 | 영구자석 발전시스템 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20230039303A (ko) * | 2021-09-14 | 2023-03-21 | 주식회사 페리만앤티젠 | 영구자석 발전시스템 |
KR102562698B1 (ko) * | 2021-09-14 | 2023-08-02 | 주식회사 페리만앤티젠 | 영구자석 발전시스템 |
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