JP2015056921A - 磁気変調モータ及び磁気遊星ギア - Google Patents
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Abstract
【課題】渦電流損を低減させ、永久磁石16aの性能低下を抑制できる磁気変調モータ及び磁気遊星ギアを提供する。【解決手段】磁気変調モータ10は、極対数mのステータ巻線を備えるステータ12と、極対数nの磁極列を構成する永久磁石16aを有し、自身の周方向に交互に異なる極性となるように環状に永久磁石16aが配置された磁石ロータ16と、m及びnの和又は差であるk個のセグメント14aが所定間隔で環状に配置された磁気誘導ロータ14とを備えている。ここで、磁気誘導ロータ14は、ステータ12及び磁石ロータ16の間にギャップを有して配置され、永久磁石16aのそれぞれは、1つの磁極に対して複数の磁石部材が一体化されて構成されている。そして、複数の磁石部材のうち隣り合う磁石部材は、電気的に絶縁されている。【選択図】 図2
Description
本発明は、極対数mの多相巻線を備える固定子と、極対数nの磁極列を構成する永久磁石を有し、自身の周方向に交互に異なる極性となるように環状に前記永久磁石が配置された磁石回転子と、前記m及び前記nの和又は差であるk個の軟磁性体が所定間隔で環状に配置された磁気誘導子と、を備える磁気変調モータに関する。また、本発明は、極対数mの磁極列を構成する永久磁石を有し、自身の周方向に交互に異なる極性となるように環状に前記永久磁石が配置された第1の磁石回転子と、極対数nの磁極列を構成する永久磁石を有し、自身の周方向に交互に異なる極性となるように環状に前記永久磁石が配置された第2の磁石回転子と、前記m及び前記nの和又は差であるk個の軟磁性体が所定間隔で環状に配置された磁気誘導子と、を備える磁気遊星ギアに関する。
従来、下記特許文献1に見られるように、永久磁石で構成され、隣り合う磁極が互いに異なる極性となるような磁極列を有する第1ロータと、上記磁極列との間に回転磁界を発生させる電機子列を有するステータと、互いに間隔を隔てて配置された複数の軟磁性体で構成され、上記磁極列及び上記電機子列の間に配置された第2ロータとを備える磁気変調モータが知られている。ここで、磁気変調モータにおいて、第2ロータを構成する軟磁性体の数は、ステータを構成する電機子磁極対の数と、第1ロータを構成する永久磁石の磁極対の数との和又は差に設定されている。これにより、ステータに発生する回転磁界の回転速度と第1,第2ロータの回転速度との関係を、機械式遊星ギアを構成する回転体の回転速度の関係と同様にして磁気変調モータを作動させることができる。
ところで、電機子から発生する磁束が第2ロータの軟磁性体列によって変調された磁束は、第1ロータと非同期で回転する磁界となる。このため、第1ロータを構成する永久磁石において、磁束の変動を受けて渦電流が発生することとなる。これにより、永久磁石における渦電流損の増大が懸念される。また、渦電流損の増大に起因した発熱によって永久磁石の性能が低下することも懸念される。
なお、上述した問題は、磁気変調モータに限らず、極対数mの磁極列を構成する永久磁石を有し、自身の周方向に交互に異なる極性となるように環状に前記永久磁石が配置された第1の磁石回転子と、極対数nの磁極列を構成する永久磁石を有し、自身の周方向に交互に異なる極性となるように環状に前記永久磁石が配置された第2の磁石回転子と、前記m及び前記nの和又は差であるk個の軟磁性体が所定間隔で環状に配置された磁気誘導子と、を備える磁気遊星ギアであっても同様に生じ得る。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、渦電流損を低減させることのできる磁気変調モータ及び磁気遊星ギアを提供することにある。
上記課題を解決すべく、請求項1記載の発明は、極対数mの多相巻線(12¥)を備える固定子(12)と、極対数nの磁極列を構成する永久磁石(16a;17a)を有し、自身の周方向に交互に異なる極性となるように環状に前記永久磁石が配置された磁石回転子(16)と、前記m及び前記nの和又は差であるk個の軟磁性体(14a)が所定間隔で環状に配置された磁気誘導子(14)と、を備え、前記磁気誘導子は、前記固定子及び前記磁石回転子の間にギャップを有して配置され、前記磁石回転子の磁極列を構成する前記永久磁石のそれぞれは、1つの磁極に対して複数の磁石部材(16a1〜16a9;17a1〜17a4)が一体化されて構成され、複数の前記磁石部材のうち隣り合う磁石部材は、電気的に絶縁されていることを特徴とする磁気変調モータである。
上記発明では、磁石回転子の磁極列を構成する永久磁石のそれぞれが、複数の磁石部材が一体化されて構成されている。そして、複数の磁石部材のうち隣り合う磁石部材を電気的に絶縁している。このため、磁石回転子の磁極列を構成する永久磁石のそれぞれを単一の磁石部材として構成する場合と比較して、永久磁石における導電経路を狭めることができ、永久磁石内部の電気抵抗を大きくすることができる。これにより、永久磁石に流れる渦電流を低減させることができる。したがって、渦電流損を低減させることができ、ひいては永久磁石の性能低下を抑制することができる。
また、請求項5記載の発明は、極対数mの磁極列を構成する永久磁石(13a)を有し、自身の周方向に交互に異なる極性となるように環状に前記永久磁石が配置された第1の磁石回転子(13)と、極対数nの磁極列を構成する永久磁石(16a)を有し、自身の周方向に交互に異なる極性となるように環状に前記永久磁石が配置された第2の磁石回転子(16)と、前記m及び前記nの和又は差であるk個の軟磁性体(14a)が所定間隔で環状に配置された磁気誘導子(14)と、を備え、前記磁気誘導子は、前記第1の磁石回転子及び前記第2の磁石回転子の間にギャップを有して配置され、前記第1の磁石回転子及び前記第2の磁石回転子のうち少なくとも一方を対象磁石回転子とし、前記対象磁石回転子の磁極列を構成する永久磁石のそれぞれは、1つの磁極に対して複数の磁石部材(16a1〜16a9;13a1〜13a3;13a4〜13a6)が一体化されて構成され、複数の前記磁石部材のうち隣り合う磁石部材は、電気的に絶縁されていることを特徴とする磁気遊星ギアである。
上記発明では、対象磁石回転子の磁極列を構成する永久磁石のそれぞれが、複数の磁石部材が一体化されて構成されている。そして、複数の磁石部材のうち隣り合う磁石部材を電気的に絶縁している。このため、対象磁石回転子の磁極列を構成する永久磁石のそれぞれを単一の磁石部材として構成する場合と比較して、永久磁石における導電経路を狭めることができ、永久磁石内部の電気抵抗を大きくすることができる。これにより、永久磁石に流れる渦電流を低減させることができる。したがって、渦電流損を低減させることができ、ひいては永久磁石の性能低下を抑制することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明にかかる磁気変調モータを、車載主機としてモータジェネレータ及びエンジンを備えるハイブリッド車両に適用した第1の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
以下、本発明にかかる磁気変調モータを、車載主機としてモータジェネレータ及びエンジンを備えるハイブリッド車両に適用した第1の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、車載モータ制御システムは、磁気変調モータ10及びインバータ20を備えている。磁気変調モータ10は、インバータ20を介して高電圧バッテリ30に電気的に接続されている。高電圧バッテリ30は、端子電圧が例えば百V以上となる直流電源である。インバータ20は、半導体スイッチング素子Sp,Snの直列接続体を3組備えており、これら各直列接続体の接続点20u,20v,20wは、磁気変調モータ10のステータ12を構成するU相のステータ巻線12u,V相のステータ巻線12v,W相のステータ巻線12wの一端に接続されている。U,V,W相のステータ巻線12u,12v,12wの他端は、これらが中性点Oで接続されることによりスター結線されている。
なお、本実施形態では、上記半導体スイッチング素子Sp,Snとして、IGBTを用いている。また、これら半導体スイッチング素子Sp,Snにはそれぞれ、フリーホイールダイオードDp,Dnが逆並列に接続されている。
こうした構成によれば、高電圧バッテリ30から出力された直流電圧がインバータ20において交流電圧に変換されて磁気変調モータ10に印加される。これにより、ステータ12を構成するU,V,W相のステータ巻線12u,12v,12wのそれぞれには、電気角で互いに120度の位相差を有する交流電流が流れることとなる。
続いて、図2及び図3を用いて、磁気変調モータ10について説明する。なお、図2は、磁気変調モータ10の軸方向と直交する磁気変調モータ10の横断面図を示している。また、図2において、断面を表示するハッチングは省略している。
図示されるように、磁気変調モータ10は、電機子を構成する1つのステータ12(固定子)と、ステータ12に対して回転可能に配置された磁気誘導ロータ14(磁気誘導子)及び磁石ロータ16(磁石回転子)とを備えている。ここで、図3に示すように、磁石ロータ16は、第1の回転軸40と一体に回転し、磁気誘導ロータ14は、第2の回転軸42と一体に回転する。また、磁気誘導ロータ14は、ステータ12,磁気誘導ロータ14,磁石ロータ16の径方向において、ステータ12の内側であってかつ、磁石ロータ16の外側に、ステータ12及び磁石ロータ16に対してギャップを有して配置されている。
第1の回転軸40及び第2の回転軸42は、それぞれ図示しない軸受を介してモータフレーム44に回転可能に支持されている。第1の回転軸40は、図示しない駆動軸に連結され、第2の回転軸42は、図示しないエンジンの出力軸に連結されている。
ステータ12は、コアシートを複数枚積層して構成されるステータ鉄心12aと、このステータ鉄心12aに巻装されるステータ巻線12¥(¥=u,v,w)とで構成され、環状をなしている。ここで、コアシートは、電磁鋼板に複数(本実施形態では96個)のスロット12sを打ち抜いて形成されている。
ステータ鉄心12aは、図2に示すように、スロット12sを介して周方向に隣り合う96本のティース12tを有している。96本のティース12tは、バックヨークによって結合され、スロット12sを介して周方向に等ピッチで配列されている。
また、ステータ12は、図3に示すように、ステータ鉄心12aの外径側でモータフレーム44に固定されている。
ステータ巻線12¥は、極対数m(本実施形態ではm=8)の3相巻線であり、図2にU相を代表して示すように、ステータ鉄心12aに分布巻きされている。
磁気誘導ロータ14は、整数k(本実施形態ではk=18)の軟磁性体(例えば、鉄)が自身の周方向に等間隔で円環状に配置されたセグメント14aと、18個のセグメント14aを保持するロータハブ14bとで構成されている。詳しくは、セグメント14aは、磁束の通り道を形成する磁気導通路として設けられている。
ロータハブ14bは、例えば、非磁性かつ電気良導体である高強度アルミ材によって形成された非磁性支持体であり、18個のセグメント14aを周方向に等間隔に埋設した状態でダイカスト鋳造されたものである。これにより、周方向に隣り合うセグメント14aは、ロータハブ14bを形成する非磁性体によって磁気的に分離されている。なお、18個のセグメント14aのそれぞれは、磁束の出入口を形成するために、ロータハブ14bの外周面に露出している。
磁気誘導ロータ14は、図3に示すように、例えば非磁性体であるステンレス鋼によって形成されたロータディスク22を介して第2の回転軸42に連結されている。
磁石ロータ16は、mとkとの和又は差となる極対数n(本実施形態ではn=10)の極性領域を形成する2n個(20個)の永久磁石16a(例えば、ネオジム磁石)と、永久磁石16aよりも径方向内側(換言すれば、磁石ロータ16の径方向において、磁気誘導ロータ14の内側と対向する側とは反対側)に配置され、軟磁性体からなる環状の保持部材であるヨーク(以下、軟磁性ヨーク16b)とを備えている。これら永久磁石16aは、磁石ロータ16の磁極列を構成し、環状に配置されている。また、これら永久磁石16aのそれぞれは、互いに同一形状をなしており、1つの磁極を構成している。磁石ロータ16の磁極列を構成する20個の永久磁石16aは、軟磁性ヨーク16bによって保持されることで一体化されている。永久磁石16aは、径方向に着磁され、かつ、周方向に隣り合う永久磁石16aの極性が異なる、つまり、S極とN極とが交互に配置されている。なお、図2において、永久磁石16aに記載されている矢印の矢の部分はN極を示している。
磁石ロータ16は、軟磁性ヨーク16bの中央部を軸方向に貫通する中心孔18に第1の回転軸40が固定されて、第1の回転軸40と一体に回転する。なお、本実施形態において、第1の回転軸40、第2の回転軸42、ステータ12、磁気誘導ロータ14及び磁石ロータ16のそれぞれの中心軸線は、一致している。また、本実施形態において、永久磁石16aは、周方向長さよりも軸方向長さの方が長くなる形状をなしている。
次に、磁気変調モータ10の基本的作動について説明する。
例えば磁石ロータ16が所定方向に向かって回転すると、磁気誘導ロータ14をフィルタとして磁石ロータ16からステータ12へと磁束が流れる。つまり、磁気誘導ロータ14は、18個の磁気的良導体である軟磁性体のセグメント14aと、18個の磁気的不導体である空間とが交互に存在しているため、磁石ロータ16の10極対の周波数成分と、磁気誘導ロータ14の18極対の周波数成分との和又は差の周波数成分が磁気誘導ロータ14を通り抜けてステータ12に流れる。
したがって、ステータ12には、10極対の周波数成分と18極対の周波数成分との和又は差の周波数成分をキャッチする極対数の巻線、つまり28極対又は8極対の多相巻線を施すことにより(換言すれば、ステータ巻線12の8極対の周波数成分と永久磁石16aの10極対の周波数成分との和又は差の周波数成分を通過させる2個又は18個のセグメント14aを配置することにより)、磁石ロータ16及び磁気誘導ロータ14の間で磁気的にエネルギをやり取りすることができる。すなわち、ステータ12、磁石ロータ16及び磁気誘導ロータ14のそれぞれに相互に電磁力が作用する磁気変調モータ10を構成することができる。
この原理を用いれば、磁気変調モータ10を、公知の機械式遊星ギヤのように作動させることができる。この作動メカニズムを、図4及び図5の共線図を用いて説明する。
図4は、ステータ12の作る回転磁界と、磁気誘導ロータ14の回転運動と、磁石ロータ16の回転運動とを模式的に示す図である。ここで、図4では、ステータ12の回転磁界の回転速度を「ωm」、磁気誘導ロータ14の回転速度を「ωk」、磁石ロータ16の回転速度を「ωn」としている。
ステータ12の作る回転磁界の回転速度ωm、磁気誘導ロータ14の回転速度ωk及び磁石ロータ16の回転速度ωnは、共線図上において一直線上に並ぶ関係となる。ここで、ステータ12、磁気誘導ロータ14及び磁石ロータ16のそれぞれについて、回転速度と極対数との積が周波数成分に対応する関係から、下記(eq1)式が導かれる。
ここで、磁気誘導ロータ14が停止している場合の作動例について説明する。この場合、「ωk=0」となるため、「ωn=−(4/5)×ωm」となる。これは、図5に示すように、ステータ12の回転磁界の回転方向とは反対方向に磁石ロータ16が回転することを意味する。
以上説明した磁気変調モータ10は、機械式遊星ギア及び回転機を組み合わせた装置と同じ機能を有する。このため、磁気変調モータ10を、例えば、磁気誘導ロータ14や磁石ロータ16を回転させて発電機として機能させたり、ステータ12への通電によってエンジンの出力軸に初期回転を付与するスタータとして機能させたりすることができる。
ちなみに、磁気変調モータ10の上述した作動原理は、径方向において、ステータ12、磁気誘導ロータ14及び磁石ロータ16の並び順がどのような場合であっても成立する。
続いて、図6を用いて、本実施形態にかかる特徴的構成である永久磁石16aの構成について説明する。
図示されるように、本実施形態において、磁石ロータ16の磁極列を構成する永久磁石16aのそれぞれは、複数(本実施形態では9個)の磁石部材16a1〜16a9が接着剤等によって一体化されて構成されている。ここで、9個の磁石部材16a1〜16a9のそれぞれは、矩形状(より具体的には、長方形状又は正方形状)をなし、また、互いに同一形状をなしている。これら磁石部材16a1〜16a9が磁石ロータ16の周方向及び軸方向に隣り合うよう連続配置されて永久磁石16aが構成されている。詳しくは、磁石部材が周方向に3つ隣り合うよう連続配置され、また、磁石部材が軸方向に3つ隣り合うよう連続配置されている。本実施形態において、これら磁石部材16a1〜16a9のそれぞれの周方向長さは、互いに同一であり、これら磁石部材16a1〜16a9のそれぞれの軸方向長さは、互いに同一である。
そして、複数の磁石部材16a1〜16a9のうち隣り合う磁石部材は、電気的に絶縁されている。本実施形態では、これら磁石部材16a1〜16a9のそれぞれの表面に絶縁性塗料が塗布されることにより、上記隣り合う磁石部材が電気的に絶縁されている。なお、これにより、隣り合う永久磁石16aも電気的に絶縁されている。
こうした永久磁石16aの構成によれば、図7に示す関連技術と比較して、渦電流損を低減させ、また、磁気変調モータ10のトルクを向上できる等、磁気変調モータ10の性能を向上させることができる。ここで、関連技術とは、磁石ロータ16の磁極列を構成する永久磁石19のそれぞれを単一の磁石部材にて構成した技術である。
本実施形態において、渦電流損を低減できるのは、以下の理由による。つまり、永久磁石16aを複数の磁石部材によって構成すると、永久磁石16aの導電経路を狭めることができ(より詳しくは、永久磁石16aの電気的に絶縁されていない部分の断面積を小さくすることができ)、永久磁石16a内部の電気抵抗を大きくすることができる。これにより、関連技術と比較して、永久磁石に流れる渦電流を低減させることができる。
また、本実施形態において、磁気変調モータ10の性能を向上できるのは、以下の理由による。つまり、複数の磁石部材16a1〜16a9を磁石ロータ16の周方向に隣り合うよう連続配置して永久磁石16aを構成する場合、例えば単一の磁石部材によって永久磁石16aを構成する場合と比較して、磁石ロータ16の周方向における磁石部材の長さを短くできる。上記周方向における磁石部材の長さを短くするほど、磁石部材の径方向内側部分の円弧形状と、軟磁性ヨーク16bの径方向外側部分の円弧形状とのずれを小さくできる。このため、磁石ロータ16として、図6に示したように、複数の磁石部材が周方向に隣り合うよう連続配置されて構成された永久磁石16aを備えるものを採用することで、永久磁石16a及び軟磁性ヨーク16bの密着度合いを向上させることができる。これにより、永久磁石16a及び軟磁性ヨーク16bの隙間を小さくでき、磁束の漏洩を抑制できる。したがって、磁気変調モータ10の性能を向上させることができる。
以上説明したように、本実施形態では、磁石ロータ16の磁極列を構成する永久磁石16aのそれぞれを、1つの磁極に対して複数の磁石部材16a1〜16a9を一体化して構成した。そして、複数の磁石部材16a1〜16a9のうち隣り合う磁石部材を電気的に絶縁した。これにより、永久磁石16aに流れる渦電流を低減させることができる。したがって、渦電流損を低減させることができ、ひいては永久磁石16aの性能低下を抑制することができる。
特に、本実施形態では、永久磁石16aのそれぞれを、複数の磁石部材が磁石ロータ16の周方向に隣り合うよう連続配置して構成したことが、渦電流損の低減効果を大きくすることに寄与している。これは、図8に示す結果に基づく知見である。なお、図8は、渦電流損の低減効果を示す図である。ここで、図8において、「分割なし」は、先の図7に示した関連技術の渦電流損を示し、「軸方向3分割」は、永久磁石を軸方向のみ3個隣り合うよう連続配置した場合の渦電流損を示し、「周方向3分割」は、永久磁石を周方向のみ3個隣り合うよう連続配置した場合の渦電流損を示す。図8によれば、永久磁石を構成する磁石部材の数を同一とする場合において、軸方向の連続配置よりも周方向の連続配置の方が渦電流損を低減できることがわかる。
また、複数の磁石部材が周方向に隣り合うよう連続配置されて構成された永久磁石16aを備えるものを採用することで、永久磁石16a及び軟磁性ヨーク16bの隙間を小さくでき、磁束の漏洩を抑制できる。これにより、磁気変調モータ10の性能を向上させることもできる。
さらに、本実施形態では、永久磁石16aのそれぞれを、複数の磁石部材が磁石ロータ16の周方向に隣り合うよう連続配置して構成することにより、永久磁石16aを構成する磁石部材を、円弧状ではなく平板状とすることが容易になる。このため、永久磁石16aの製造コストを削減することもできる。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
以下、第2の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
図9に、本実施形態にかかる磁気変調モータ10の横断面図を示す。なお、図9において、先の図2に示した部材と同一の部材については、便宜上、同一の符号を付している。
図示されるように、本実施形態において、磁石ロータ16は、磁石ロータ16を構成する永久磁石16aのうち隣り合う極性の異なる永久磁石間に配置された極間の軟磁性体(以下、極間軟磁性体16c)をさらに備えている。なお、本実施形態において、永久磁石16a及び極間軟磁性体16cは、軟磁性ヨーク16bによって一体化されている。また、極間軟磁性体16cとしては、例えば鉄を用いることができる。
ちなみに、極間軟磁性体16c及び軟磁性ヨーク16bは、例えば、電磁鋼板が積層して形成されている。極間軟磁性体16c及び軟磁性ヨーク16bは、一体として構成したり、それぞれを別体として構成したりすることができる。
続いて、図10を用いて、本実施形態にかかる極間軟磁性体16cの効果について説明する。なお、図10は、永久磁石16a付近の拡大図である。
図示されるように、永久磁石16aより発信された磁束は、軟磁性ヨーク16bを通った後、軟磁性ヨーク16bからセグメント14aへ出ようとする。ここで、軟磁性ヨーク16bにおける磁束出口が、磁束透過領域を形成する極間軟磁性体16cと対向する場合、極間軟磁性体16cを介してステータ12に磁束を好適に伝播させることができる。すなわち、磁石ロータ16の周方向に隣り合う2つの永久磁石の間に極間軟磁性体16cを配置して磁束透過領域を形成することにより、磁気変調を好適に行うことができる。
これに対し、図11に示すように、磁石ロータ16が極間軟磁性体16cを備えない関連技術では、セグメント14aから出ようとする磁束の極性と逆極性の永久磁石16aが、軟磁性ヨーク16bにおける磁束出口と対向することとなる。これにより、磁束の伝播が妨げられ、磁気変調モータ10のトルクが低下する。
このように、本実施形態において、磁石ロータ16は、自身の磁極列を構成する永久磁石16aのうち隣り合う極性の異なる永久磁石16aの間に配置された極間軟磁性体16cを備えている。このため、ステータ12と磁気誘導ロータ14との間に位置する透磁率の低い永久磁石16aにより通過が妨げられていた変調磁束が、永久磁石16a間の無極性領域を介して通過できるようになる。これにより、ステータ12及び磁気誘導ロータ14の間の磁気変調を好適に行うことができる。したがって、上記第1の実施形態で得られる効果に加えて、磁気変調モータ10のトルク低下を抑制できるといった効果を得ることができる。
(第3の実施形態)
以下、第3の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
以下、第3の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、図12に示すように、ステータ12に代えて、第1の磁石ロータ13(第1の磁石回転子)を配置する。これにより、磁気遊星ギア50を構成する。ここで、図12は、本実施形態にかかる磁気遊星ギア50の横断面図である。なお、図12において、先の図2に示した部材と同一の部材については、便宜上、同一の符号を付している。また、本実施形態において、磁石ロータ16を第2の磁石ロータと称すこととし、軟磁性ヨーク16bを第2の軟磁性ヨークと称すこととする。
図示されるように、磁気遊星ギア50は、第1の磁石ロータ13、第2の磁石ロータ16及び磁気誘導ロータ14を備えている。第1の磁石ロータ13は、径方向において磁気誘導ロータ14の外側に、磁気誘導ロータ14に対してギャップを有して配置されている。なお、本実施形態において、第2の磁石ロータ16が「対象磁石回転子」に相当する。また、第2の磁石ロータ16を構成する永久磁石16aは、先の図6に示した構成と同じ構成である。
第1の磁石ロータ13は、極対数m(本実施形態ではm=8)の極性領域を形成する2m個(16個)の永久磁石13a(例えば、ネオジム磁石)と、永久磁石13aよりも径方向外側(換言すれば、第1の磁石ロータ13の径方向において、磁気誘導ロータ14の外側と対向する側とは反対側)に配置され、軟磁性体からなる円環状の保持部材であるヨーク(以下、第1の軟磁性ヨーク13b)とを備えている。これら永久磁石13aは、第1の磁石ロータ13の磁極列を構成し、円環状に配置されている。また、これら永久磁石13aのそれぞれは、同一形状をなしており、1つの磁極を構成する。第1の磁石ロータ13の磁極列を構成する16個の永久磁石13aは、第1の軟磁性ヨーク13bによって保持されることで一体化されている。永久磁石13aは、径方向に着磁され、かつ、周方向に隣り合う永久磁石13aの極性が異なる、つまり、S極とN極とが交互に配置されている。なお、図12において、永久磁石13aに記載されている矢印の矢の部分はN極を示している。
ここで、磁気遊星ギア50は、上記第1の実施形態で説明した磁気変調モータ10の作動原理と同様な原理で作動する。詳しくは、先の図4において、ステータ12の作る回転磁界の回転速度を第1の磁石ロータ13の回転速度に置き換える。磁気遊星ギア50は、第1の磁石ロータ13の回転速度、磁気誘導ロータ14の回転速度及び第2の磁石ロータ16の回転速度が共線図上において一直線上に並ぶ関係となるように作動する。
なお、第2の磁石ロータ16が連結される車載主機としてのモータジェネレータを第1のモータジェネレータと称すこととすると、第1の磁石ロータ13は、例えば、発電機兼スタータの機能を有する第2のモータジェネレータに連結される。
以上詳述した本実施形態によれば、磁気遊星ギア50について、上記第1の実施形態で説明した渦電流損の低減効果と、磁気遊星ギア50の性能(例えばトルク伝達性能)向上効果とを得ることができる。なお、磁気遊星ギア50の性能向上効果を得られるのは、上記第1の実施形態で説明した理由と同様の理由により、永久磁石16a及び第2の軟磁性ヨーク16bの隙間を小さくできるためである。
(第4の実施形態)
以下、第4の実施形態について、先の第3の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
以下、第4の実施形態について、先の第3の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
図13に、本実施形態にかかる磁気遊星ギア50の横断面図を示す。なお、図13において、先の図9及び図12に示した部材と同一の部材については、便宜上、同一の符号を付している。
図示されるように、本実施形態では、上記第2の実施形態で説明した極間軟磁性体16cが第2の磁石ロータ16に備えられている。
以上説明した本実施形態によれば、上記第3の実施形態で得られる効果に加えて、磁気遊星ギア50について、上記第2の実施形態で説明した効果を得ることができる。
(その他の実施形態)
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・上記第1,第2の実施形態において、磁石ロータ16の磁極列を構成する永久磁石のそれぞれについて、複数の磁石部材を周方向のみに隣り合うよう連続配置してもよい。この場合、図14に示すように、永久磁石17aを構成する磁石部材17a1〜17a4の形状を、周方向の中央から端部にいくほど、周方向の幅が小さくなる形状としてもよい。こうした形状によれば、渦電流損の低減効果をより大きくできる。これは、永久磁石17aの中央から端部にいくほど渦電流が大きくなることから、永久磁石17aの端部の導電経路を中央の導電経路よりも狭めることで、渦電流を効果的に低減できるためである。なお、こうした効果は、軸方向に隣り合うよう連続配置する場合であっても同様に得られると考えられる。
・上記第3,第4の実施形態において、「対象磁石回転子」としては、第2の磁石ロータ16に限らない。例えば、第1,第2の磁石ロータ13,16の双方、又は第1の磁石ロータ13のみであってもよい。ここでは、第1の磁石ロータ13の磁極列を構成する永久磁石13aのそれぞれを、複数の磁石部材が第1の磁石ロータ13の周方向に隣り合うよう連続配置してもよいし、軸方向に隣り合うよう連続配置してもよいし、周方向及び軸方向に隣り合うよう連続配置してもよい。ここで、図15に、軸方向のみに隣り合うよう連続配置された磁石部材13a1〜13a3からなる永久磁石13aを例示し、図16に、周方向のみに隣り合うよう連続配置された磁石部材13a4〜13a6からなる永久磁石13aを例示した。
ここで、例えば先の図12や図13に示した磁気遊星ギア50において、第1の磁石ロータ13として、例えば図16に示した永久磁石13aを備えるものを採用する場合、磁気遊星ギア50の性能向上効果をさらに得ることができる。これは、磁石部材の径方向外側部分の円弧形状と、第1の軟磁性ヨーク13bの径方向内側部分の円弧形状とのずれを小さくでき、永久磁石13a及び第1の軟磁性ヨーク13bの隙間を小さくできるためである。
・永久磁石を構成する複数の磁石部材としては、軸方向や周方向に隣り合うよう連続配置されるものに限らない。要は、永久磁石を複数の磁石部材を一体化して構成するとともに、これら磁石部材のうち隣り合う磁石部材を電気的に絶縁できれば、任意の配置手法を採用することができる。この場合であっても、永久磁石を単一の磁石部材として構成するときと比較して、渦電流損の低減効果を得ることはできる。
・上記各実施形態において、磁石部材の配置手法を全ての永久磁石について同一とすることに限らず、永久磁石のそれぞれで異ならせてもよい。
・上記第1,第2の実施形態において、ステータ12の径方向において、ステータ12を最も内側に配置してもよい。この場合、上記第1,第2の実施形態において、ステータ12の径方向において外側から内側に向かって、磁石ロータ16,磁気誘導ロータ14,ステータ12の順に配置すればよい。なお、上記構成の場合、磁石ロータ16は、上記第3の実施形態で説明した第1の磁石ロータ13と同様に、径方向外側(換言すれば、磁石ロータ16の径方向において、磁気誘導ロータ14の外側と対向する側とは反対側)に配置された軟磁性ヨークを備えることとなる。
・上記第3,第4の実施形態において、第1の磁石ロータ13の径方向において、第1の磁石ロータ13を最も内側に配置してもよい。この場合、上記第3,第4の実施形態において、第1の磁石ロータ13の径方向において外側から内側に向かって、第2の磁石ロータ16,磁気誘導ロータ14,第1の磁石ロータ13の順に配置すればよい。
なお、第1の磁石ロータ13を最も内側に配置する場合、第1の磁石ロータ13は、第1の磁石ロータ13を構成する永久磁石13aよりも径方向内側(換言すれば、第1の磁石ロータ13の径方向において、磁気誘導ロータ14の内側と対向する側とは反対側)に配置された軟磁性ヨークを備えることとなる。これにより、永久磁石13aを構成する磁石部材の径方向内側部分の円弧形状と、軟磁性ヨークの径方向外側部分の円弧形状とのずれを小さくできる。したがって、上述したように、永久磁石13a及び軟磁性ヨークの隙間を小さくすることができ、ひいては磁気遊星ギア50の性能を向上させることができる。
・上記第1,第2の実施形態では、軟磁性体の数kを、多相巻線の極対数mと、永久磁石によって形成される磁極列の極対数nとの差となるように磁気変調モータを構成したがこれに限らず、軟磁性体の数kを、多相巻線の極対数mと、永久磁石によって形成される磁極列の極対数nとの和となるように構成してもよい。なお、磁気遊星ギアについても同様である。
・上記各実施形態において、ロータハブ14b(非磁性支持体)を備えることなく、セグメント14aを第2の回転軸42に連結する構成を採用してもよい。この場合、周方向に隣り合うセグメント14aは、空間によって磁気的に分離されることとなる。
・ステータ巻線としては、3相巻線に限らず、それ以外の多相巻線であってもよい。
12…ステータ、12¥…ステータ巻線、14…磁気誘導ロータ、16…磁石ロータ。
Claims (8)
- 極対数mの多相巻線(12¥)を備える固定子(12)と、
極対数nの磁極列を構成する永久磁石(16a;17a)を有し、自身の周方向に交互に異なる極性となるように環状に前記永久磁石が配置された磁石回転子(16)と、
前記m及び前記nの和又は差であるk個の軟磁性体(14a)が所定間隔で環状に配置された磁気誘導子(14)と、
を備え、
前記磁気誘導子は、前記固定子及び前記磁石回転子の間にギャップを有して配置され、
前記磁石回転子の磁極列を構成する前記永久磁石のそれぞれは、1つの磁極に対して複数の磁石部材(16a1〜16a9;17a1〜17a4)が一体化されて構成され、
複数の前記磁石部材のうち隣り合う磁石部材は、電気的に絶縁されていることを特徴とする磁気変調モータ。 - 前記磁石回転子の磁極列を構成する前記永久磁石のそれぞれは、複数の前記磁石部材が前記磁石回転子の周方向に隣り合うよう連続配置されて構成されていることを特徴とする請求項1記載の磁気変調モータ。
- 前記磁石回転子は、自身の磁極列を構成する前記永久磁石を保持する部材であって、自身の径方向において前記磁気誘導子と対向する側とは反対側に配置された軟磁性体からなる環状の保持部材(16b)をさらに備えることを特徴とする請求項2記載の磁気変調モータ。
- 前記磁石回転子は、自身の磁極列を構成する前記永久磁石のうち隣り合う極性の異なる永久磁石の間に配置された軟磁性体(16c)をさらに備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の磁気変調モータ。
- 極対数mの磁極列を構成する永久磁石(13a)を有し、自身の周方向に交互に異なる極性となるように環状に前記永久磁石が配置された第1の磁石回転子(13)と、
極対数nの磁極列を構成する永久磁石(16a)を有し、自身の周方向に交互に異なる極性となるように環状に前記永久磁石が配置された第2の磁石回転子(16)と、
前記m及び前記nの和又は差であるk個の軟磁性体(14a)が所定間隔で環状に配置された磁気誘導子(14)と、
を備え、
前記磁気誘導子は、前記第1の磁石回転子及び前記第2の磁石回転子の間にギャップを有して配置され、
前記第1の磁石回転子及び前記第2の磁石回転子のうち少なくとも一方を対象磁石回転子とし、
前記対象磁石回転子の磁極列を構成する永久磁石のそれぞれは、1つの磁極に対して複数の磁石部材(16a1〜16a9;13a1〜13a3;13a4〜13a6)が一体化されて構成され、
複数の前記磁石部材のうち隣り合う磁石部材は、電気的に絶縁されていることを特徴とする磁気遊星ギア。 - 前記対象磁石回転子の磁極列を構成する永久磁石のそれぞれは、複数の前記磁石部材が前記対象磁石回転子の周方向に隣り合うよう連続配置されて構成されていることを特徴とする請求項5記載の磁気遊星ギア。
- 前記対象磁石回転子は、自身の磁極列を構成する前記永久磁石を保持する部材であって、自身の径方向において前記磁気誘導子と対向する側とは反対側に配置された軟磁性体からなる環状の保持部材(16b)をさらに備えることを特徴とする請求項6記載の磁気遊星ギア。
- 前記第2の磁石回転子は、自身の磁極列を構成する前記永久磁石のうち隣り合う極性の異なる永久磁石の間に配置された軟磁性体(16c)をさらに備えることを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の磁気遊星ギア。
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