JP2001268696A - 光マイクロフォン - Google Patents

光マイクロフォン

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JP2001268696A
JP2001268696A JP2000075532A JP2000075532A JP2001268696A JP 2001268696 A JP2001268696 A JP 2001268696A JP 2000075532 A JP2000075532 A JP 2000075532A JP 2000075532 A JP2000075532 A JP 2000075532A JP 2001268696 A JP2001268696 A JP 2001268696A
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microphone
optical microphone
optical
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Nobuo Saito
信雄 斎藤
Akira Morita
章 盛田
Masahide Abe
正英 阿部
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Nippon Hoso Kyokai NHK
Japan Broadcasting Corp
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  • Electrostatic, Electromagnetic, Magneto- Strictive, And Variable-Resistance Transducers (AREA)
  • Photo Coupler, Interrupter, Optical-To-Optical Conversion Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 不感帯がなくダイナミックレンジの広い振動
検出を可能とする光マイクロフォンを提供する。 【解決手段】 光ビーム(41,43,45)をマイク
ロフォンの振動板に投射し、その反射光を光検出器(4
2,44,46)で光検出し、前記マイクロフォン振動
板の振動に相当する音声を光信号として読み出すよう構
成した光マイクロフォンにおいて、前記光検出器(4
4)上で前記光検出器(44)の大きさと同じ大きさの
ビーム径を有する光ビーム(43)を用いるよう構成し
たり、複数の素子に分割された光検出器を用い、その複
数の素子に分割された光検出器として位置検出型光検出
器を用いるよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マイクロフォン
振動板の変位、すなわち音声を光ビームを用いて読み出
す光マイクロフォンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ビーム、例えばLED(発光ダイオー
ド)の光をマイクロフォンの振動板(Diaphragm )にあ
て、その反射光を光検出器で検出する「光マイクロフォ
ン」が提案されている(1999年10月19日付電波
新聞およびO plus E, 1999年11月p.136
7)。その提案されている光マイクロフォン構造の模式
図は、前述の資料で図1のように示されている。LED
11からの光ビーム12はマイクロフォンの振動板13
により反射され、その反射光は光検出器14で光検出さ
れ音声信号が光信号に変換されて読み出されている。こ
こで同図のフィードバック回路15はいかなる動作をす
るのか前述の資料になんら記載されていないので不明で
ある。そしてかかるマイクロフォンは小型、軽量、鋭い
指向特性などの特徴を持つことが予測される。
【0003】前述の資料には、具体的な変位検出方法は
説明されていないが、容易に予測できる方法として、図
2を参照して以下に説明するような方法が想定できる。
すなわち、その構成は後にも詳述されるよう振動板21
の中立位置25からの反射光ビーム24のすべてが光検
出器29に入射するように配置されている。振動板21
の変位により、反射光ビーム24の位置が変化すると、
光検出器29に入射する光の量が減るため、光量を測定
することにより振動板の変位を求めることができるとい
うものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この方法では、反射光
ビームが検出器からはずれ始めるまでは光量の変化が検
出できないため、小振幅の時不感帯が生じるという問題
があるだろう。一方、それをなくすために、反射光ビー
ムスポットの大きさを大きくしすぎると、再び不感帯を
生じてしまうという問題があるだろう(図4を参照して
後に説明する)。
【0005】本発明では、光マイクロフォンにおいて、
不感帯を生じない光ビーム径(正確には振動板の変位に
よって生ずる光ビームの移動方向の光ビームの幅)と光
検出器の大きさ(正確には前記光ビームの移動方向の検
出器の幅)とに関係を与え、これにより優れた性能をも
つ光マイクロフォンを提供することを目的とするもので
ある。さらに、本発明では、光マイクロフォンにおい
て、高感度を保ちつつ高ダイナミックレンジを実現する
ことの可能な、優れた性能をもつ光マイクロフォンを提
供することを目的とするものである。またさらに、本発
明では、光マイクロフォンにおいて、出力の非直線性か
ら生じる歪みを低減することの可能な、優れた性能をも
つ光マイクロフォンを提供することを目的とするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述の諸課題を解決する
ため、まず、本発明においては、最適な光ビーム径の大
きさ(光検出器の大きさに対する相対値)を定めた。す
なわち請求項1に係る本発明光マイクロフォンは、前記
光検出器上で前記光検出器の大きさ(正確には振動板の
変位によって生ずる光ビームの移動方向の検出器の幅)
と同じ大きさのビーム径(正確には前記光ビームの移動
方向の光ビームの幅)を有する光ビームを用いるよう構
成している。これにより不感帯を生じない検出が可能と
なる。さらに、前述の諸課題を解決するため、請求項2
に係る本発明光マイクロフォンは、複数の素子に分割さ
れた光検出器を用いるよう構成している。
【0007】またさらに、前記請求項2に係る発明にお
いて、前記複数の素子に分割された光検出器として位置
検出型光検出器を用いるよう構成したのが請求項3記載
の本発明光マイクロフォンであり、前記請求項3に係る
発明において、前記位置検出型光検出器の複数の素子に
分割された各光検出器素子に2進の重み付けが施され、
位置情報を直接デジタル値として与えるよう構成したの
が請求項4記載の本発明光マイクロフォンであり、請求
項3または4に係る発明において、前記振動板の相対的
に微小な変位に対する光検出感度を高めるよう、前記光
検出器の各素子を十分小さく構成したのが請求項5記載
の本発明光マイクロフォンであり、同じく請求項3また
は4に係る発明において、前記振動板の相対的に大きな
変位に対する光ビームの位置変化までを捕捉でき、前記
光マイクロフォンのダイナミックレンジを広く取ること
ができるよう、光検出器の素子数を十分多く構成したの
が請求項6記載の本発明光マイクロフォンである。
【0008】またさらに、請求項2に係る発明におい
て、2分割された光検出器を用い、一方の光検出器の出
力と他方の光検出器の出力との差を検出して差動検出で
きるよう構成したのが請求項7記載の本発明光マイクロ
フォンであり、特に、請求項7に係る発明において、前
記振動板が中立位置にある時に、差動検出の出力が零と
なるよう構成したのが請求項8記載の本発明光マイクロ
フォンである。このように構成することにより、高感度
の光マイクロフォンを構成することができる。これは、
信号が零からずれたかどうかを検出するのが、非常に高
感度に行えるためである。また、請求項2に係る発明に
おいて、複数の前記光検出器素子間に隙間があっても、
または前記振動板の比較的小さな変位に対しても十分な
感度を有するよう、前記光検出器の位置での前記隙間に
対する反射光スポットの大きさを十分大きく構成したの
が請求項9記載の本発明光マイクロフォンであり、同じ
く請求項2に係る発明において、前記振動板の比較的大
きな変位に対しても反射光スポットが光検出器から外れ
ることなく、高いダイナミックレンジが達成できるよ
う、個々の光検出器素子を前記反射光スポットに対して
十分大きく構成したのが請求項10記載の本発明光マイ
クロフォンである。
【0009】さらに、請求項1から10いずれかに係る
発明において、前記反射光位置の変化と振動板の変位と
が線形になるよう補正する非線形補正回路を内蔵したの
が請求項11記載の本発明光マイクロフォンである。ま
た、請求項12に係る本発明光マイクロフォンでは、前
記反射光の前記光検出器上での位置の変化と前記振動板
の変位とが非線形であるのを補正するよう、前記光ビー
ムのスポットを長方形としており、請求項13に係る本
発明光マイクロフォンでは、前記光ビームのスポットを
振動板の中心を外して振動板の周辺部に当てるよう構成
している。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照し、実施例
により本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、
先の前記資料に報告されている光マイクロフォンの構造
を示している。図2は、前記資料に報告されている光マ
イクロフォンの動作原理を説明するための想定図であ
る。図2において、21は音(空気の振動)により振動
する振動板である。LED(発光ダイオード)22より
発せられた光ビーム23は振動板21で反射され光検出
器29に導かれる。25,26,27は振動板21がそ
れぞれ中立状態、上方に変位された状態、下方に変位さ
れた状態を示している。光検出器29はそこに入射する
光の量に比例した電気信号を出力するので、振動板の変
位に従って出力が変化する。これにより振動板21の変
位を知ることができる。
【0011】しかし、光検出器29からの出力は上方へ
の変位が26に達するまでは、21における値と変わら
ない。すなわち、変位が小さい時には変化を検出するこ
とができない。また、さらに振動板が変位し位置28に
達すると、それ以上いくら変位が変わっても光検出器2
9の出力は零のままである。すなわち、本発明の光マイ
クロフォンのダイナミックレンジ(DR)は変位28ま
でである。
【0012】同じことを、横軸を振動板の変位とし、縦
軸を光検出器の出力として模式的に表すと図3のように
なり、検知可能な振動板の最小変位は±A(感度)、最
大変位は±B(DR)となる。
【0013】これに対して、光検出器の大きさ(正確に
は反射光ビームの移動方向の光検出器の幅)に対する光
ビームの径(正確には反射光ビームの移動方向の光ビー
ムの幅)との関係を最適化することにより不感帯を生じ
ない検出が可能となる。この関係を図4を参照して説明
する。ここで説明を簡潔にするため、光ビーム41,4
3,45はすべて方形、光検出器42,44,46もす
べて方形とした。図4(a)に示したように、光ビーム
41が光検出器42より小さい場合には、光ビームが光
検出器から外れ始めるまでが不感帯となる。一方、図4
(c)に示したように、光ビーム45が光検出器46よ
り大きい場合にも不感帯が生じてしまう。従って、図4
(b)に示したように、光ビームを光検出器とほぼ同じ
大きさにすることにより不感帯を持たない検出が可能と
なる(請求項1に対応)。
【0014】ビーム径の調整としては様々な方法を利用
できるが、例えば、光軸中にレンズを挿入し、その焦点
距離に応じて挿入する位置を調整することにより、光検
出器上でのビームの大きさを変えることは容易にでき
る。これに対して、光検出器を複数の素子からなるよう
にすると、感度を高くしてかつDRを大きくするように
できる。
【0015】図5に、複数素子からなる光検出器として
位置検出型検出器(PSD)を用いた場合を示す。振動
板51が中立位置52にある場合の、LED53からの
光ビーム54の反射光ビームはPSD55上の位置5
2′にあたる。振動板51が、上方57、下方58に変
位すると、反射光はPSD55上のそれぞれ57′,5
8′にあたる。PSD上の位置は瞬時に長さの単位で表
されるから、例えば、入射角が45度の時には変位がP
SD上の位置の変化に等しい。これよりPSDの素子を
十分小さくすることによって高感度を、PSD自体を十
分長くすることにより広いDR(ダイナミックレンジ)
を達成できる(請求項2であって、かつ請求項3である
場合に対応)。
【0016】同じ効果が、素子が2つに分割された光検
出器を用いても得られる。図6で、LED62から発せ
られた光ビームは振動板61で反射され、素子63およ
び素子64よりなる光検出器65に入射する。素子6
3,64はそれぞれ入射する光の強度に比例した電気信
号を出力をするので、2つの信号の差を求めることによ
り、光検出器上での反射光スポット66の位置の変化、
ひいては振動板61の変位を高感度に求めることができ
る。これは、振動板61が中立位置67にある時に、反
射光スポット66が2つの素子63,64に均等にまた
がっているとすると、2つの素子からの出力の差信号は
零になる。振動板61が上方に変位すると素子63に入
射する光の量が増加し、素子64に入射する光の量は減
少する。振動板61が下方に変位した場合は逆の変化が
起きる(請求項7に対応)。
【0017】振動板の変位と差分信号の大きさとの関係
を図7に示す。これにより、わずかな変位でも高感度に
検出できることがわかる。ここでは、振動板が中立位置
にある時の出力信号が零71であるような配置(請求項
8に対応)を例にとって説明したが、零でない値からス
タートする配置によっても同程度に高感度な装置を構成
できることは明らかである。
【0018】なお、2つの素子の間には隙間が生じるの
が避けられないが、反射光スポット66が隙間に比べて
小さいと、スポット66が隙間から抜け出るまで差分出
力に変化が起こらない領域が生じてしまう。これを回避
するために、反射光スポット66は素子の隙間に比べて
十分大きいことが望ましい。配置の関係で小さくなって
しまう場合には、レンズなどを光路に挿入して素子上で
の反射光スポットを大きくするのが有効である(請求項
9に対応)。一方、反射光スポット66が各素子に比較
して大きい場合には、振動板61のわずかな変位でスポ
ット66の全体が検出器素子63または64からはみ出
して、信号は全く変化しないためDRが制限されてしま
う。これを防ぐためには、素子63および64は反射光
スポット66に比べて十分に大きいことが望ましい(請
求項10に対応)。
【0019】2つの検出素子からなる光検出器の各素子
の大きさとビーム径との関係をさらに模式的に示したの
が図8である。ここでも説明を簡潔にするため、図4に
ならって光ビーム81,83,85はすべて方形、光検
出器82,84,86もすべて方形とした。また2つの
検出素子は図8(a),(b)および(c)でそれぞれ
+,−の記号で示されている。また、図8(a)の光ビ
ーム中心の位置対差動出力で光ビーム全体が一方の光検
出器素子に入った時の出力を単位1とし、(b),
(c)にもこの単位を適用している。
【0020】さて図8で、ビーム径(正確にはビームの
移動方向の光ビーム幅)が光検出器の大きさ(正確には
ビームの移動方向の光検出器の幅)よりも大きいと、不
感帯が生じてしまうことが図8(c)よりわかる。一
方、光ビームが小さくなって図8(a)に示したビーム
径より小さくなるとやはり不感帯を生じてしまうため、
ビームの大きさは、光検出器全体より小さく、差動検出
のための一方の素子よりも大きい必要がある。また、図
8図示の光ビーム中心の位置対差動出力からわかるよう
に、差動出力信号は一度最大値を取った後零に向かって
減少する(逆向きの変位に対しては逆符号で同様の変化
をする)。常識的な考え方では、最大値と最小値との間
(図8(a)に示したAの区間)が利用できる範囲とな
るが、信号が最大値を超えた回数および最小値を超えた
回数を記憶しておくことにより、同じ差動出力信号に対
しても、どの変位に対応するかが判別できるため、利用
できる範囲が飛躍的に拡大(図8(a)に示したBの区
間)でき、言い換えればダイナミックレンジを飛躍的に
拡大することができる。
【0021】さらに、図7からわかるように、差分検出
出力信号の大きさは振動板の変位に対して線形でない。
これは、音のひずみ等の問題につながる可能性があるた
め望ましくない。この課題は図9に示したような非線形
補正回路91を挿入することにより線形の出力とし歪み
を解消することができる(請求項11に対応)。同じ効
果を光学的に得ることもできる。図10に示したよう
に、2つに分割した光検出素子103,104上での反
射光スポット106の形が長方形または正方形になるよ
うに調整することにより、変位と出力信号との関係をが
図11のような直線的な関係とすることができる。具体
的には、図10において、LED102を出た断面が円
形の光を長方形の孔の開いた板108を通すことにより
整形し、光検出器上でのスポット106の形を長方形と
することができる。これにより、図9に記載した補正回
路を使用することなく単純な光学系で、線形出力を示す
装置を構成することができる(請求項12に対応)。
【0022】さらに、これまでの説明においては、LE
Dから発せられた光ビームはすべて振動板121の中央
部123に照射される例を用いてきた。中央部にあたる
例は、解析が直接的であり、光学系の調整が容易である
という長所を持つ。しかし、光ビームは必ずしも振動板
121の中央にあたる必要はなく、むしろ、周辺部12
4にあたった方が感度が高い(請求項13に対応)。そ
れを図12を用いて以下に説明する。振動板121が中
立位置にある時の反射光スポット125の位置はどちら
の場合も2分割光検出素子126,127の中央とす
る。図から明らかなように振動板121が上方128ま
たは下方129に変位した時の反射光スポット125位
置の移動量は光が周辺部124にあたった時の方が大き
い。中央部123にあてるか周辺部124にあてるか、
それぞれに長所があるため、必要に応じて使い分けるこ
とが可能である。
【0023】以上いくつかの実施例により、本発明の実
施の形態を詳細に説明してきたが、本発明はこれらに限
定されることなく、発明の要旨内で各種の変形、変更の
可能なことは自明であろう。例えば、本発明実施例にお
いては、光源としてLEDを用いる系を例として説明し
てきたが、光源としてはLEDの他に各種レーザ、各種
ランプを用いることも可能なことは勿論である。
【0024】
【発明の効果】本発明に係る光マイクロフォンを用いる
ことにより、光ビームの大きさと光検出器の大きさを最
適化することにより不感帯のない振動検出を可能とする
ものであり、複数素子からなる光検出器を適用すること
により、不感帯のないかつ高ダイナミックレンジの広い
振動検出を可能とするものであり、電気的または光学的
な非線形補償手段を備えることにより、歪みのない振動
検出を可能とするものであり、光ビームを照射する位置
を調整することにより、高感度な振動検出を可能とする
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来技術の光マイクロフォン構造の模式図。
【図2】 従来技術の光マイクロフォンの動作原理を説
明する図。
【図3】 従来技術の光マイクロフォンにおける振動板
の変位と光検出器の出力との関係を示す図。
【図4】 光検出器の大きさと光ビーム径との関係を最
適化する本発明に係る光マイクロフォンを説明するため
の図。
【図5】 複数素子よりなる本発明に係る光検出器とし
て位置検出型検出器を用いた場合の光マイクロフォンの
構成例を示す図。
【図6】 複数素子よりなる本発明に係る光検出器とし
て2分割光検出器を用いた場合の光マイクロフォンの構
成例を示す図。
【図7】 図6図示2分割光検出器を用いた光マイクロ
フォンにおける振動板の変位と差分検出信号との関係を
示す図。
【図8】 2つの検出素子からなる光検出器の各素子の
大きさとビーム径の関係を模式的に示す図。
【図9】 振動板の変位と差分検出出力との関係を線形
とするために補正回路を挿入した本発明光マイクロフォ
ンの構成例を示す図。
【図10】 振動板の変位と差分検出出力との関係を線
形とするために光学系に長方形の孔を挿入した本発明光
マイクロフォンの構成例を示す図。
【図11】 図10図示光マイクロフォンにおける振動
板変位と差分検出信号との関係を示す図。
【図12】 振動板上の異なる位置に光をあてる光マイ
クロフォンの構成例を示す図。
【符号の説明】
11 LED(発光ダイオード) 12 光ビーム 13 振動板 14 光検出器 15 フィードバック回路 21 振動板 22 LED 23 光ビーム 24 反射光ビーム 25 振動板の中立状態 26 振動板の上方に変位した状態 27 振動板の下方に変位した状態 28 振動板がさらに上方に変位した状態 29 光検出器 41,43,45 それぞれの大きさの光ビーム 42,44,46 それぞれの光ビームに対応する光検
出器 51 振動板 52 振動板の中立状態 52′振動板の中立状態の時のPSDの位置 53 LED 54 光ビーム 55 PSD(位置検出型検出器) 57 振動板の上方に変位した状態 57′振動板の上方に変位した状態の時のPSD上の反
射光ビームの位置 58 振動板の下方に変位した状態 58′振動板の下方に変位した状態の時のPSD上の反
射光ビームの位置 61 振動板 62 LED 63,64 2つに分割されたそれぞれの光検出器素子 65 2つの素子からなる光検出器 66 反射光ビーム 67 振動板の中立状態 71 振動板が中立位置にある時の出力信号 81,83,85 それぞれの大きさの光ビーム 82,84,86 それぞれの光ビームに対応する光検
出器 91 非線形補償回路 92 LED 93 2つの素子からなる光検出器 94 差動増幅器 102 LED 103,104 2つに分割されたそれぞれの光検出器
素子 106 光検出器上の光スポット 108 長方形の開口を有するスリット 121 振動板 123 中央部 124 周辺部 125 反射光スポット 126,127 2つに分割されたそれぞれの光検出器
素子 128 振動板の上方に変位した状態 129 振動板の下方に変位した状態
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 正英 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本放 送協会 放送技術研究所内 Fターム(参考) 5D021 DD04 5F089 BA10 BB01 BB09 BC04 BC07 CA17 CA21 FA06

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ビームをマイクロフォンの振動板に投
    射し、その反射光を光検出器で検出し、前記マイクロフ
    ォン振動板の振動に相当する音声を光信号として読み出
    すよう構成した光マイクロフォンにおいて、前記光検出
    器上で前記光検出器の大きさと同じ大きさのビーム径を
    有する光ビームを用いるよう構成したことを特徴とする
    光マイクロフォン。
  2. 【請求項2】 光ビームをマイクロフォンの振動板に投
    射し、その反射光を光検出器で検出し、前記マイクロフ
    ォン振動板の振動に相当する音声を光信号として読み出
    すよう構成した光マイクロフォンにおいて、複数の素子
    に分割された光検出器を用いるよう構成したことを特徴
    とする光マイクロフォン。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の光マイクロフォンにおい
    て、前記複数の素子に分割された光検出器として位置検
    出型光検出器を用いるよう構成したことを特徴とする光
    マイクロフォン。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の光マイクロフォンにおい
    て、前記位置検出型光検出器の複数の素子に分割された
    各光検出器素子に2進の重み付けが施され、位置情報を
    直接デジタル値として与えるよう構成したことを特徴と
    する光マイクロフォン。
  5. 【請求項5】 請求項3または4記載の光マイクロフォ
    ンにおいて、前記振動板の相対的に微小な変位に対する
    光検出感度を高めるよう、前記光検出器の分割された各
    素子を十分小さく構成したことを特徴とする光マイクロ
    フォン。
  6. 【請求項6】 請求項3または4記載の光マイクロフォ
    ンにおいて、前記振動板の相対的に大きな変位に対する
    光ビームの位置変化までを捕捉でき、前記光マイクロフ
    ォンのダイナミックレンジを広く取ることができるよ
    う、前記光検出器の分割された素子数を十分多く構成し
    たことを特徴とする光マイクロフォン。
  7. 【請求項7】 請求項2記載の光マイクロフォンにおい
    て、2分割された光検出器を用い、一方の光検出器の出
    力と他方の光検出器の出力との差を検出して差動検出で
    きるよう構成したことを特徴とする光マイクロフォン。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の光マイクロフォンにおい
    て、前記振動板が中立位置にある時、前記差動検出の出
    力が零となるよう構成したことを特徴とする光マイクロ
    フォン。
  9. 【請求項9】 請求項2記載の光マイクロフォンにおい
    て、複数の前記光検出器素子間に隙間があっても、また
    は前記振動板の比較的小さな変位に対しても十分な感度
    を有するよう、前記光検出器の位置での前記隙間に対す
    る反射光スポットの大きさを十分大きく構成したことを
    特徴とする光マイクロフォン。
  10. 【請求項10】 請求項2記載の光マイクロフォンにお
    いて、前記振動板の比較的大きな変位に対しても反射光
    スポットが光検出器から外れることなく、高いダイナミ
    ックレンジが達成できるよう、個々の光検出器素子を前
    記反射光スポットに対して十分大きく構成したことを特
    徴とする光マイクロフォン。
  11. 【請求項11】 請求項1から10いずれか記載の光マ
    イクロフォンにおいて、前記反射光の位置の変化と前記
    振動板の変位とが線形になるよう補正する非線形補正回
    路をさらに内蔵したことを特徴とする光マイクロフォ
    ン。
  12. 【請求項12】 光ビームをマイクロフォンの振動板に
    投射し、その反射光を光検出器で光検出し、前記マイク
    ロフォン振動板の振動に相当する音声を光信号として読
    み出すよう構成した光マイクロフォンにおいて、前記反
    射光の前記光検出器上での位置の変化と前記振動板の変
    位とが非線形であるのを補正するよう、前記光ビームの
    スポットを長方形としたことを特徴とする光マイクロフ
    ォン。
  13. 【請求項13】 光ビームをマイクロフォンの振動板に
    投射し、その反射光を光検出器で光検出し、前記マイク
    ロフォン振動板の振動に相当する音声を光信号として読
    み出すよう構成した光マイクロフォンにおいて、前記光
    ビームのスポットを振動板の中心を外して振動板の周辺
    部に当てるよう構成したことを特徴とする光マイクロフ
    ォン。
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