JP2001267410A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2001267410A
JP2001267410A JP2000078734A JP2000078734A JP2001267410A JP 2001267410 A JP2001267410 A JP 2001267410A JP 2000078734 A JP2000078734 A JP 2000078734A JP 2000078734 A JP2000078734 A JP 2000078734A JP 2001267410 A JP2001267410 A JP 2001267410A
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Ryuichi Kusuki
隆一 楠木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャロートレンチアイソレーション(ST
I)構造の溝上部カドでの電解集中を緩和し、かつ溝分
離絶縁膜上部の段差(ディボット)の発生を防止する。 【解決手段】 シリコン基板上にパッド酸化膜となる熱
酸化膜、酸化防止膜を形成し、酸化防止膜およびパッド
酸化膜を通してシリコン基板に素子分離溝を形成後、素
子分離溝内を熱酸化して溝上部カドを丸める。その後、
溝内に形成されたシリコン酸化膜の一部を異方性エッチ
ングにより除去し、シリコン基板と酸化防止膜とに挟ま
れたシリコン酸化膜の側壁にエッチング反応生成物を付
着させ、続いて、溝内の残りのシリコン酸化膜をウェッ
トエッチングにより除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に関し、特に、半導体基板に形成したシャロートレ
ンチアイソレーション(STI)構造の溝上部カドでの
電解集中を緩和し、かつ溝分離絶縁膜上部の段差(ディ
ボット)の発生を防止するための半導体装置の製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】LSIデバイスの製造においては、高集
積化の為には更なる微細化が重要な要素の一つとなって
いる。近年のLSIデバイス製造の素子分離形成方法と
して、LOCOS構造に代わり、素子分離領域の寸法が
精度良く形成できるSTI構造が採用されている。
【0003】まず、STI構造の製造方法の第1の従来
技術につき、図11〜13を用いて以下に説明する。
【0004】まず、図11に示すように、シリコン基板
1上に、熱酸化法によりパッド酸化膜2を形成し、続い
て、後の化学的機械研磨(CMP)においてストッパー
となるシリコン窒化膜3を形成する。次にシリコン窒化
膜3の上に、素子分離溝の幅の開口を有するフォトレジ
スト4を形成し、これをマスクとして、シリコン窒化膜
3、パッド酸化膜2およびシリコン基板1をエッチング
して、素子分離溝10を形成する。フォトレジスト4を
除去した後、図12に示すように、シリコン基板1を酸
化して、分離溝10内に酸化膜5を形成することによ
り、溝10の上部カドを丸く加工する。続いて、図13
に示すように、溝10内およびシリコン窒化膜3上に、
素子分離酸化膜6を形成する。この後、素子分離酸化膜
6をシリコン窒化膜3をストッパとしてCMPにより平
坦化し、シリコン窒化膜およびパッド酸化膜2を順次除
去することによりSTI構造が形成される。
【0005】この第1の従来技術の製造方法によれば、
図12の工程において、分離溝10上部のカドを丸めて
いるため、分離溝10上部カドへの電解集中を緩和する
ことができる。しかしながら、この製法では、溝10の
上部カドを丸めるための酸化膜5が溝10の上部に張り
出した形で形成されるため、素子分離酸化膜6を溝10
に埋め込む際、埋設性が悪化し、図13に示すようにボ
イド12が発生してしまう。
【0006】そこで、上記第1の従来技術の問題を解決
する方法として、図14〜17に示す第2の従来技術に
よる製造方法がある。この製法では、第1の従来技術と
同様にして、素子分離溝10を形成し、図12のよう
に、溝10上部を丸くするための酸化膜5を形成した
後、図14に示すように、溝10内に形成された酸化膜
5をウェットエッチングにより完全に除去する。次に、
図15に示すように、素子分離酸化膜6を溝10内およ
びシリコン窒化膜3上に形成する。続いて、素子分離酸
化膜6をCMPにより平坦化し、その後、図16に示す
ように、シリコン窒化膜3を除去する。次に、ウェット
エッチングによりパッド酸化膜2を除去するとともに、
素子分離酸化膜6の上部を除去して、図17に示すよう
に、素子分離溝10内に素子分離酸化膜6を残存させる
ことにより、STI構造が得られる。この第2の従来技
術によれば、図14の工程において、溝10内に形成し
た酸化膜5を除去しているため、素子分離酸化膜6を溝
10に埋設した際、第1の従来技術の図13のボイド1
2のようなボイドの発生を防止することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
2の従来技術では、溝10内に形成した酸化膜5を除去
するためのウェットエッチングの際、図14に示すよう
に、パッド酸化膜2が横方向にエッチングされることに
より、素子分離酸化膜6堆積の際、その部分にボイド1
3が発生してしまう。したがって、シリコン窒化膜3が
除去されると、図16に示すように、ボイド13の部分
に素子分離酸化膜6の側面が露出した状態となる。そし
て、この状態から、パッド酸化膜2と素子分離酸化膜6
の上部をウェットエッチングにより除去すると、エッチ
ングは等方的に進行するため、素子分離酸化膜6は、そ
の上部だけでなく、ボイド13に露出した部分での横方
向のウェットエッチングも進行する。このため、パッド
酸化膜2が完全に除去された時点で、図17に示される
ように、素子分離酸化膜6上部に大きなくぼみ(ディボ
ット)14が形成されてしまうこととなる。
【0008】なお、基板に形成した溝の上部カドを丸く
する技術を開示している特開昭63−287024号公
報のように、溝を形成するためのマスクとして基板上に
パターニングされたシリコン酸化膜を用い、このマスク
のシリコン酸化膜を除去する前に溝内部を酸化して溝上
部カドを丸め、その後、溝内のシリコン酸化膜と基板上
のマスク用シリコン酸化膜とをHF水溶液にて完全に除
去するという方法、すなわちシリコン窒化膜を用いない
方法であれば、上記のようなボイドが発生するという問
題は生じない。しかしながら、上記従来技術におけるシ
リコン酸化膜6を溝10内に埋め込むための平坦化にお
いて、溝内および基板上にシリコン酸化膜6を堆積した
とき、この堆積された酸化膜6は下地の溝10の形状を
引き継いで形成され、完全に平坦にはならないため、C
MPを行なわずエッチバックのみにより溝内にシリコン
酸化膜6を残存させようとした場合、シリコン酸化膜6
の上部と基板1の上面とが揃った良好な形状で埋め込む
ことが困難になる。したがって、上述の従来技術で示し
たように、一旦、CMPによって平坦化しておくことが
必要となり、そのためにはシリコン窒化膜等のストッパ
膜が必須となる。
【0009】上述の素子分離酸化膜6のディボット14
が大きくなった場合、その後のフォトリソグラフィー法
によりパターニングを行う工程において、下地段差が大
きくなる為、露光時にハレーションが起こり、パターン
ニングが非常に困難となるという問題が起こる。また、
ゲート電極の形成時等のドライエッチング時に、ディボ
ット14部とそれ以外の部分で被エッチング膜厚が異な
るため、所望のエッチング形状および加工寸法の制御は
非常に困難となるという問題も生じる。
【0010】また、パッド酸化膜2の横方向への後退
は、シリコン窒化膜3のハガレを誘発する。すなわち、
LSIデバイスの更なる微細化が進むと、パターンニン
グされるシリコン窒化膜3の寸法幅も小さくなり、これ
に対するパッド酸化膜2の横方向のエッチング量の比が
大きくなるため、パッド酸化膜2とシリコン窒化膜3と
の密着性が低下し、シリコン窒化膜3のハガレが生じ易
くなるという問題も生じる。
【0011】したがって、本発明の目的は、上記従来技
術における問題を解決し、STI構造の素子分離溝上部
カドの電解集中を緩和するとともに、素子分離酸化膜の
ディボット発生を抑制し、その後のフォトリソグラフィ
ー、およびドライエッチングを容易にするエッチングプ
ロセスを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の製
造方法は、シリコン基板上に第1のシリコン酸化膜を形
成する工程と、上記第1のシリコン酸化膜上に酸化防止
膜を形成する工程と、上記酸化防止膜および上記第1の
シリコン酸化膜に開口を形成し更に該開口下に溝を形成
する工程と、上記酸化防止膜を残したまま上記シリコン
基板を酸化して上記溝内に第2のシリコン酸化膜を形成
する工程と、上記酸化防止膜と上記シリコン基板との間
にある上記第1のシリコン酸化膜の横方向への後退を抑
えながら上記第2のシリコン酸化膜を除去する工程を有
することを特徴としている。
【0013】また、本発明の半導体装置の製造方法は、
シリコン基板上に第1のシリコン酸化膜を形成する工程
と、上記第1のシリコン酸化膜上に酸化防止膜を形成す
る工程と、上記酸化防止膜に第1の開口を形成する工程
と、上記第1のシリコン酸化膜の上記第1の開口直下に
上記第1の開口と同一の幅の第2の開口を形成する工程
と、上記第1のシリコン基板の上記第1及び第2の開口
直下にその上部が上記第1及び第2の開口と同一の幅を
有する素子分離溝を形成する工程と、上記シリコン基板
の上記素子分離溝内を酸化して第2のシリコン酸化膜を
形成する工程と、上記第2のシリコン酸化膜を異方性エ
ッチングによりエッチングして上記第1のシリコン酸化
膜の上記第2の開口側壁に反応生成物を付着させる工程
と、上記素子分離溝内に残存した上記第2のシリコン酸
化膜をウェットエッチングにより除去する工程とを備
え、上記反応反応生成物は上記ウェットエッチングにお
いて上記第1のシリコン酸化膜がエッチングされること
を防止することを特徴としている。
【0014】かかる構成によれば、上記酸化防止膜が第
1のシリコン酸化膜から剥がれることを防止できる。ま
た、上記第2のシリコン酸化膜除去後、上記溝内に絶縁
膜を埋め込むために該絶縁膜をエッチバックする際、埋
め込まれた絶縁膜上部に大きな段差(ディボット)が発
生するのを防ぐことが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の上記および他の目的、特
徴および利点を明確にすべく、添付した図面を参照し
ながら、本発明の実施の形態を以下に詳述する。
【0016】図1〜図10に本発明の一実施例としての
半導体装置の製造工程断面図を示す。
【0017】まず、図1に示すように、シリコン基板1
上に、パッド酸化膜2となる熱酸化膜を5〜20nm形
成し、続いて、後の化学的機械研磨(CMP)において
ストッパーとなるシリコン窒化膜3を100〜300n
m堆積する。次にシリコン窒化膜3の上に、素子分離溝
の幅の開口を有するフォトレジスト4を形成する。次に
図2に示すように、フォトレジスト4をマスクとして、
シリコン窒化膜3、パッド酸化膜2およびシリコン基板
1をドライエッチング法によりエッチングして、幅10
0〜5000nm、深さ200〜600nmの素子分離
溝10を形成する。なお、この素子分離溝10形成の工
程は、シリコン窒化膜3、及びパッド酸化膜2をフォト
レジスト4をマスクとしたドライエッチング法により所
望の形状にパターニングし、フォトレジストを酸素プラ
ズマ等により除去した後、シリコン窒化膜をマスク材と
したドライエッチング法により素子分離溝を形成する方
法としても構わない。続いて、フォトレジスト4を酸素
プラズマ等により除去した後、図3に示すように、シリ
コン基板1を1000℃のドライ酸素雰囲気中で20〜
40nm酸化して、分離溝10内に酸化膜5を形成する
ことにより、溝10の上部カドを丸く加工する。このと
き、シリコン窒化膜3は酸化防止膜として働くため、パ
ッド酸化膜2の膜厚は増加しない。
【0018】次に、本発明に従って、シリコン酸化膜5
の除去を行なう。まず、図4に示すように、異方性のド
ライエッチング法にて、垂直方向にパッド酸化膜厚分、
シリコン酸化膜5をエッチングする。例えば、公知のR
IE(リアクティブイオンエッチング)装置にて、CF
4ガス流量10sccm、CHF3ガス50sccm、チ
ャンバー内圧力10Pa、RFパワー密度3.2W/c
2、下部電極温度10℃のエッチング条件にてドライ
エッチングを行う。この時、パッド酸化膜側壁には、フ
ロロカーボンを含むポリマーのエッチング反応生成物1
1が形成される。その後、図5に示すように、HF水溶
液を用いた等方性のウェットエッチング法にて、残りの
シリコン酸化膜5を完全に除去する。この時、パッド酸
化膜は、前ステップのドライエッチング時に形成された
エッチング反応生成物11により側壁を保護されている
ため、横方向へのエッチングを抑制することができる。
次に、図6に示すように、パッド酸化膜側壁に形成され
たエッチング反応生成物11を、H2SO4/H22の混
合液を用いたウェット処理にて除去する。
【0019】図4の工程における異方性エッチングにお
いて形成される反応生成物11は、溝10内のシリコン
酸化膜5上を覆って形成されてしまうと、後のウェット
エッチングによって残りのシリコン酸化膜5を除去でき
なくなってしまうため、上述のようにパッド酸化膜2側
壁のみに形成され、溝10内のシリコン酸化膜5上には
形成されないようなエッチング条件とすることが好まし
い。しかしながら、反応生成物がシリコン酸化膜5上に
も形成された場合でも、全面を覆わず、続くウェットエ
ッチングにおいてシリコン酸化膜5が完全に除去できる
程度にシリコン酸化膜5の一部が露出されていれば問題
ない。その場合、シリコン酸化膜5のウェットエッチン
グ除去後、溝内に残存する反応生成物は、上記と同様、
パッド酸化膜2側壁に形成された反応生成物11と同時
に、H2SO4/H22の混合液を用いたウェット処理に
て除去することができる。したがって、この異方性エッ
チングは、エッチング完了時に、生成された反応生成物
がパッド酸化膜2側壁を完全に多い、かつシリコン酸化
膜5の少なくとも一部を露出するエッチング条件とす
る。
【0020】次に、図7に示すように、素子分離溝10
内およびシリコン窒化膜3上に素子分離絶縁膜としてシ
リコン酸化膜6をプラズマCVDにより形成する。その
後、図8に示すように、シリコン窒化膜3をストッパと
してCMPを行ない、素子分離酸化膜6の上面を平坦化
する。このとき、シリコン窒化膜3も同時に研磨される
ため、膜厚が減少している。次に、図9に示すように、
シリコン窒化膜3をウェットエッチングにより選択的に
除去する。
【0021】続いて、ウェットエッチングによりパッド
酸化膜2を除去すると共に、素子分離酸化膜6の上面を
エッチバックすることにより図10に示すように素子分
離溝10内に素子分離酸化膜6を残存させる。このと
き、上述のように本発明の適用により、シリコン酸化膜
5を除去する際にパッド酸化膜2にサイドエッチが生じ
ていないため、図17の従来技術で生じていたような大
きなディボットが発生することが防止されている。本実
施例においても、溝10上部カドの丸まった部分で基板
1と素子分離酸化膜6上部の境界に若干の段差が生じて
いるが、これは従来技術のように、その後のフォトリソ
グラフィーやドライエッチング工程において悪影響を及
ぼすようなものではなく、極めて小さなものとすること
ができる。
【0022】なお、図9においては、シリコン窒化膜3
を除去したことによりパッド酸化膜2の上面よりも素子
分離酸化膜6上面が突出した形状となっているが、パッ
ド酸化膜2が熱酸化膜であるのに対し、シリコン酸化膜
6はプラズマCVDにより形成されたものであるため、
続くウェットエッチングにおいては、シリコン酸化膜6
の方がパッド酸化膜2よりもエッチングレートが高くな
り、したがって、パッド酸化膜2が完全に除去された時
点で、図10のように、素子分離酸化膜6上面とシリコ
ン基板1の上面とを同じ高さとすることができる。
【0023】このように、本実施の形態によれば、ディ
ボットが抑制されたSTI構造を容易に形成することが
できる。
【0024】また、シリコン酸化膜5除去時に、パッド
酸化膜2にサイドエッチが生じないことにより、パッド
酸化膜2とシリコン窒化膜3との密着性の減少を防止で
き、したがって、シリコン窒化膜3のハガレを抑制する
効果も得られる。
【0025】上記実施の形態において、シリコン酸化膜
5を除去する際、エッチング条件によっては、同時にシ
リコン窒化膜3もエッチングされてその膜厚が減少して
しまう場合が生じるが、このシリコン窒化膜3は、後の
CMPにおけるストッパ膜であるため、ストッパとして
機能するための十分な膜厚が必要である。そのため、シ
リコン窒化膜3にかえて、シリコン窒化膜上にシリコン
酸化膜を堆積した積層構造とし、シリコン酸化膜5除去
の際にシリコン窒化膜3がエッチングされるのを防止す
るようにしてもよい。このシリコン酸化膜は、素子分離
酸化膜をCMP法で研磨する際に一緒に除去可能であ
る。
【0026】また、電界集中緩和の為の熱酸化膜5の形
成は、1000℃ウェット酸素雰囲気中で行ってもよ
い。
【0027】上記実施の形態では、CMPのストッパー
膜として、シリコン窒化膜を用いたが、これは素子分離
絶縁膜のCMPの際にストッパーとして機能する膜であ
ればよく、例えば、カーボン系の膜等を用いても構わな
い。
【0028】シリコン酸化膜5の異方性エッチングを、
上記実施の形態では、CF4とCHF3の混合ガスを用い
て行なうと、パッド酸化膜2側壁にエッチング反応生成
物が特に生成され易いため、このガスを用いておこなっ
たが、これに限らず、C38やC58等のガスを用いる
ことも可能である。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、素子分
離溝の上部のカドへの電界集中を緩和させるべく溝上部
カドを丸くするために形成した熱酸化膜の除去を、半導
体基板上に形成されているパッド酸化膜の横方向への後
退を抑えながら行なうため、後に素子分離絶縁膜を溝に
埋め込むためのウェットエッチングにおいて、素子分離
絶縁膜上部に大きなディボットが発生することを防止す
ることが可能となる。
【0030】なお、本発明は上記各実施例に限定され
ず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施例は適
宜変更され得ることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による半導体装置の製造方法
の工程断面図。
【図2】本発明の実施形態による半導体装置の製造方法
の工程断面図。
【図3】本発明の実施形態による半導体装置の製造方法
の工程断面図。
【図4】本発明の実施形態による半導体装置の製造方法
の工程断面図。
【図5】本発明の実施形態による半導体装置の製造方法
の工程断面図。
【図6】本発明の実施形態による半導体装置の製造方法
の工程断面図。
【図7】本発明の実施形態による半導体装置の製造方法
の工程断面図。
【図8】本発明の実施形態による半導体装置の製造方法
の工程断面図。
【図9】本発明の実施形態による半導体装置の製造方法
の工程断面図。
【図10】従来技術による半導体装置の製造方法の工程
断面図。
【図11】第1の従来技術による半導体装置の製造方法
の工程断面図。
【図12】第1の従来技術による半導体装置の製造方法
の工程断面図。
【図13】第1の従来技術による半導体装置の製造方法
の工程断面図。
【図14】第2の従来技術による半導体装置の製造方法
の工程断面図。
【図15】第2の従来技術による半導体装置の製造方法
の工程断面図。
【図16】第2の従来技術による半導体装置の製造方法
の工程断面図。
【図17】第2の従来技術による半導体装置の製造方法
の工程断面図。
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 パッド酸化膜 3 シリコン窒化膜 4 フォトレジスト 5 シリコン酸化膜 6 素子分離酸化膜 10 素子分離溝 11 エッチング反応生成物 12,13 ボイド 14 ディボット

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン基板上に第1のシリコン酸化膜
    を形成する工程と、前記第1のシリコン酸化膜上に酸化
    防止膜を形成する工程と、前記酸化防止膜および前記第
    1のシリコン酸化膜に開口を形成し更に該開口下に溝を
    形成する工程と、前記酸化防止膜を残したまま前記シリ
    コン基板を酸化して前記溝内に第2のシリコン酸化膜を
    形成する工程と、前記酸化防止膜と前記シリコン基板と
    の間にある前記第1のシリコン酸化膜の横方向への後退
    を抑えながら前記第2のシリコン酸化膜を除去する工程
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第2のシリコン酸化膜を除去する工
    程は、ドライエッチングとウェットエッチングの2段階
    の工程で行なわれることを特徴とする請求項1に記載の
    半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記ドライエッチングにより前記第1の
    シリコン酸化膜の前記開口部側壁にエッチング反応生成
    物が形成されることを特徴とする請求項2記載の半導体
    装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 シリコン基板上に第1のシリコン酸化膜
    を形成する工程と、前記第1のシリコン酸化膜上に酸化
    防止膜を形成する工程と、前記酸化防止膜に第1の開口
    を形成する工程と、前記第1のシリコン酸化膜の前記第
    1の開口直下に前記第1の開口と同一の幅の第2の開口
    を形成する工程と、前記第1のシリコン基板の前記第1
    及び第2の開口直下にその上部が前記第1及び第2の開
    口と同一の幅を有する素子分離溝を形成する工程と、前
    記シリコン基板の前記素子分離溝内を酸化して第2のシ
    リコン酸化膜を形成する工程と、前記第2のシリコン酸
    化膜を異方性エッチングによりエッチングして前記第1
    のシリコン酸化膜の前記第2の開口側壁に反応生成物を
    付着させる工程と、前記素子分離溝内に残存した前記第
    2のシリコン酸化膜をウェットエッチングにより除去す
    る工程とを備え、前記反応反応生成物は前記ウェットエ
    ッチングにおいて前記第1のシリコン酸化膜がエッチン
    グされることを防止することを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
  5. 【請求項5】 前記ウェットエッチングの後前記素子分
    離溝内および前記酸化防止膜上に素子分離絶縁膜を形成
    する工程と、前記素子分離絶縁膜上部を化学的機械研磨
    (CMP)により除去する工程とを更に備え、前記酸化
    防止膜は前記CMPを行なう際にストッパとして働くこ
    とを特徴とする請求項4記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記第1のシリコン酸化膜は熱酸化膜で
    あり、前記素子分離絶縁膜はCVDシリコン酸化膜であ
    ることを特徴とする請求項5記載の半導体装置の製造方
    法。
  7. 【請求項7】 前記異方性エッチングは、CF4ガスと
    CHF3ガスの混合ガスを用いたドライエッチングであ
    ることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置の製造
    方法。
  8. 【請求項8】 前記酸化防止膜はシリコン窒化膜である
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の半導
    体装置の製造方法
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104867860A (zh) * 2014-02-20 2015-08-26 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 一种浅沟槽隔离结构的制作方法
CN105448820A (zh) * 2014-09-02 2016-03-30 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 形成有源区的方法及半导体器件

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