JP2001266898A - 蓄電池極板用格子体の製造方法および製造装置 - Google Patents

蓄電池極板用格子体の製造方法および製造装置

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JP2001266898A
JP2001266898A JP2000077200A JP2000077200A JP2001266898A JP 2001266898 A JP2001266898 A JP 2001266898A JP 2000077200 A JP2000077200 A JP 2000077200A JP 2000077200 A JP2000077200 A JP 2000077200A JP 2001266898 A JP2001266898 A JP 2001266898A
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JP
Japan
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blade
storage battery
manufacturing
battery electrode
bone
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JP2000077200A
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English (en)
Inventor
Hitoo Oda
仁生 小田
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Japan Storage Battery Co Ltd
Original Assignee
Japan Storage Battery Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エキスパンド格子体の浪打現象や突起を防
ぐ。 【解決手段】 レシプロ式エキスパンダーを使用して蓄
電池極板用エキスパンド格子体を製造する方法におい
て、該エキスパンダーの上刃と下刃のかみ合わせにより
エキスパンド加工をほどこす帯状の金属シートの側縁に
縁骨を形成加工する前に、該金属シートの縁骨形成部位
に相当する側縁を、あらかじめ該上刃の下降方向に折り
曲げるようにする。装置としては、レシプロ式エキスパ
ンダーにおいて、端部に台錘形状の広がりを有する上ロ
ーラと該上ローラの台錐形状にならう傾斜加工の施され
た下ローラとからなるベント機構が上刃と下刃の手前に
配設された構造とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は蓄電池極板用格子体
の製造方法および製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レシプロ式エキスパンダーは、帯状の鉛
合金シートの間欠送り込み装置と上下動プレス装置と該
プレス装置に取付けた上下刃物台から構成されており、
間欠送り装置は上下動プレス装置の入口に配置されてい
る。また、上下刃物台には鉛合金シートの間欠移動方向
に、その移動寸法に合わせて最外側から順次内側へ向か
って配設した多数の上刃と、それを受ける下刃を備えて
いる。送り込み装置の間欠動作により鉛合金シートが送
り込まれると、まず上部最外側に位置する先頭の上刃の
上下往復動作が、下刃の最外側に位置する部分とのかみ
合わせにより鉛合金シートの側縁に切り目を入れながら
押し広げ、エキスパンド格子体の縁骨を形成する。
【0003】次に鉛合金シートが間欠移動すると、次の
上下往復動作により該先頭の上刃が該下刃の最外側に位
置する部分とのかみ合わせで次の縁骨を形成し、同時に
2番目の上刃と、それにかみ合う下刃の部分が先の縁骨
の内側に格子目を形成する。このように従来のレシプロ
式エキスパンダーは、鉛合金シートの間欠移動と、上刃
の上下往復動作と下刃のかみ合わせの繰り返しにより、
鉛合金シートの側縁より内側に向かって段階的にきざみ
を入れながら押し広げることで、帯状の鉛合金シートに
連続した網状の格子目を形成していた。
【0004】ここで、この従来の製造方法では、加工し
たエキスパンド格子を水平に起こした時、形成された縁
骨が水平面に対し直立した状態になり、この状態では格
子の厚みを所定の寸法に調整する次の厚み調整工程で縁
骨が内側に倒れたり、変形したりすることがあった。こ
のために、厚み調整工程の前に直立した縁骨を水平に矯
正する装置を設置することが行われてきた。また、先頭
の上刃に形成した縁骨を更に下側に押し曲げさせる工夫
をほどこす方法(例えば特公平8−28218)も提案
されてきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の方
法では縁骨が水平面に対し直立することは防げても、隣
り合う縁骨のつなぎ目部分が水平面に対し直立すること
は防げなかった。その結果、エキスパンド格子体に仕上
げた時、格子体に浪打現象や突起が発生し、格子体にペ
ースト状活物質を充填する際に引っ掛かったり、所定の
充填厚さが得られないなどの不具合を引き起こしてい
た。また、セパレータと組み合わせて極板群にした時に
セパレータを傷付けたり、それが電池の内部短絡の原因
となったりしていた。
【0006】本発明はこのような従来の問題点を解決
し、格子体の浪打現象や突起を防ぎ、例えば、鉛蓄電池
極板用として用いられる平滑な蓄電池極板用エキスパン
ド格子体を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の製造方法は、レ
シプロ式エキスパンダーを使用して蓄電池極板用エキス
パンド格子体を製造する方法であって、該エキスパンダ
ーの上刃と下刃のかみ合わせによりエキスパンド加工を
ほどこす帯状の金属シートの側縁に縁骨を形成加工する
前に、該金属シートの縁骨形成部位に相当する側縁を、
あらかじめ該上刃の下降方向に折り曲げることを特徴と
するものである。
【0008】このようにすることにより、その後のエキ
スパンド加工の縁骨形成時に浪打現象と突起が形成され
ず、平滑な格子体が得られる。特に、この方法は鉛合金
シートを用いて鉛蓄電池極板用エキスパンド格子体を製
造する方法として適している。
【0009】なお、予め折り曲げる際には、すべての折
り曲げ部が一定角度で同じになるように折り曲げるよう
にするのが良い。
【0010】また、本発明の蓄電池極板用エキスパンド
格子体の製造装置は、金属シートに縁骨を形成加工する
ための上刃と下刃とを備えたレシプロ式エキスパンダー
であって、端部に台錘形状の広がりを有する上ローラと
該上ローラの台錐形状にならう傾斜加工の施された下ロ
ーラとからなるベント機構が上刃と下刃の手前に配設さ
れていることを特徴とするものである。
【0011】本発明の製造方法にしたがって予め折り曲
げるようにするには、例えば、上刃および下刃を取り付
けた刃物台の手前に金属シートに対するベント機構を設
けるのが良く、このベント機構は縁骨形成部を下方に連
続して折り曲げることが可能な上下ローラにより形成す
るのが好ましい。そして、上記のように端部に台錘形状
の広がりを有する上ローラと該上ローラの台錐形状にな
らう傾斜加工の施された下ローラとからなるベント機構
とすることにより、均一な折り曲げ加工を生産性良く行
うことが可能となる。特に、この装置は、鉛合金シート
に縁骨を形成加工するための上刃と下刃とを備えたレシ
プロ式エキスパンダーである鉛蓄電池極板用エキスパン
ド格子体の製造装置として適している。
【0012】また、上記上ローラと下ローラの傾斜角度
θは20°〜35°とするのが好ましく、特に、鉛合金
が用いられる場合に適している。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を示すこ
とにより、本発明について具体的に説明する。図1は、
本発明に係る鉛蓄電池極板用エキスパンド格子体の製造
装置の一実施例の要部構造を説明する図である。
【0014】本例の装置は、上刃7と下刃8のかみ合わ
せにより帯状の鉛合金シートに連続してエキスパンド加
工をほどこすレシプロ式エキスパンダーであって、間欠
送り込み装置が下ローラ2と重ね合わせた状態で上ロー
ラ1が設けられてなるベント機構を兼ねた構造となった
ものである。
【0015】このように上下ローラからなるベント機構
を採用することで、送り込み装置と兼ねることが可能と
なり、装置の構造を簡略化することができるという利点
を有する。同図に示すように上ローラ1は両外側に台錐
形状の広がりを有する形状とし、下ローラ2は上ローラ
1の台錐形状にならう傾斜加工をほどこした形状とし
た。
【0016】このような構造とすることで、上下ローラ
に帯状の鉛合金シート3が挟み込まれ、間欠送り方向に
連続的にその両側縁部が一定の角度で下方に折り曲げら
れる。ここで、上下ローラの傾斜角度θは20°〜35
°が望ましく(図2)、所望する鉛合金シートの折り曲
げ角度より2°〜3°大きくしておくのが良い。これは
鉛合金シート折り曲げ部は元に戻る性質があり、設定す
べき角度より少し大き目に折り曲げる必要があるためで
ある。
【0017】また、間欠送り込み駆動を確実にするた
め、ローラ表面には格子目、あるいはローレット目をほ
どこして食い込みを持たせるのが良く、目の深さを20
〜30μmとするとなお良い。
【0018】両側縁を下方に折り曲げた鉛合金シート4
を図に示さない上下動プレス装置に間欠的に送り込み、
従来同様のエキスパンド加工により連続した網状の格子
目を形成したうえで水平に起こした時、形成された縁骨
5や、隣り合う縁骨のつなぎ目部分6は従来のように水
平面に対し直立した状態にはならなかった。また、厚み
調整後の浪打形状や突起もなく平滑で良好なエキスパン
ド格子が得られた(図3)。なお、図4は従来の縁骨が
水平面に対し直立した状態のエキスパンド格子を示す。
【0019】本実施例では間欠送り込み装置がベント機
構を兼ねたが、ベント機構を間欠送り込み装置の前後ど
ちらかに配置することも可能であり、同様の効果を得る
ことができる。また、縁骨を形成する先頭の上刃の更に
前段に、縁骨部分を下側に押し曲げる専用の金具を設置
する方法も有効である。
【0020】さらに、本実施例では鉛合金シートの両側
面から切目を入れてエキスパンド格子を両側に展開した
が、ベント機構により折り曲げた部分を利用して、その
後の工程の芯出しを正確に行なう事もできる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、エキスパンド格子体に
ペースト状活物質を充填する際に引っ掛かったり、所定
の充填厚さが得られないなどの不具合を改善することが
でき、生産性を向上することができる。また、極板がセ
パレータに傷を付けることもなくなり、短絡による不良
の解消という効果も奏する。さらに、自動車用鉛蓄電池
の場合には振動による短絡も多く、このような用途に用
いられる鉛蓄電池極板用エキスパンド格子体の製造方
法、製造装置として特に適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例製造装置の要部構造を説明する図。
【図2】 上下ローラの傾斜角度を説明する図。
【図3】 本実施例で得られたエキスパンド格子の断面
模式図。
【図4】 従来の方法によるエキスパンド格子の断面模
式図
【符号の説明】
1 上ローラ 2 下ローラ 3 帯状の鉛合金シート 4 両側縁を下方に折り曲げた鉛合金シート 5 縁骨

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レシプロ式エキスパンダーを使用して蓄
    電池極板用エキスパンド格子体を製造する方法におい
    て、該エキスパンダーの上刃と下刃のかみ合わせにより
    エキスパンド加工をほどこす帯状の金属シートの側縁に
    縁骨を形成加工する前に、該金属シートの縁骨形成部位
    に相当する側縁を、あらかじめ該上刃の下降方向に折り
    曲げることを特徴とする蓄電池極板用エキスパンド格子
    体の製造方法。
  2. 【請求項2】 上記金属シートが鉛合金シートであるこ
    とを特徴とする蓄電池極板用エキスパンド格子体の製造
    方法。
  3. 【請求項3】 金属シートに縁骨を形成加工するための
    上刃と下刃とを備えたレシプロ式エキスパンダーにおい
    て、端部に台錘形状の広がりを有する上ローラと該上ロ
    ーラの台錐形状にならう傾斜加工の施された下ローラと
    からなるベント機構が上刃と下刃の手前に配設されてい
    ることを特徴とする蓄電池極板用エキスパンド格子体の
    製造装置。
  4. 【請求項4】 上記上下ローラの傾斜角度θが20°〜
    35°であることを特徴とする蓄電池極板用エキスパン
    ド格子体の製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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