JP2001263848A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2001263848A
JP2001263848A JP2000081754A JP2000081754A JP2001263848A JP 2001263848 A JP2001263848 A JP 2001263848A JP 2000081754 A JP2000081754 A JP 2000081754A JP 2000081754 A JP2000081754 A JP 2000081754A JP 2001263848 A JP2001263848 A JP 2001263848A
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heat
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refrigerant
compressor
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JP2000081754A
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Akinobu Okamura
哲信 岡村
Yukio Oyama
幸夫 大山
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 蓄冷熱利用冷房および給湯機能を備えた空気調和装置
で、蓄冷時および冷房時に排熱を給湯に利用する装置に
おいて、すべての運転モードにおいて使用しない熱交換
器の冷媒を回収できる装置である。 【解決手段】圧縮機1、第1四方弁2、第2四方弁3、
熱源側熱交換器6、開閉弁10、利用側減圧機構13お
よび利用側熱交換器9が順次接続されてなるメイン通路
に、圧縮機1の吐出側に第3四方弁4を設け、バイパス
回路31aを介して冷媒と貯湯槽の水を熱交換する貯湯
用熱交換器7を設け、バイパス回路31bに貯湯制御用
減圧機構11を設けて、メイン回路30bに接続され、
圧縮機1の吐出側に第4四方弁5を設け、バイパス回路
32aを介して蓄熱槽7の蓄熱用熱交換器8に接続さ
れ、バイパス回路32bに蓄熱制御用減圧機構12を設
けて、メイン回路30bに接続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓄熱媒体を貯留し
てなる蓄熱槽と、給湯機能を備えた空気調和装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和装置としては、特開平6
−221709号公報に開示されているように、蓄冷熱
利用の冷房および給湯機能を備えた空気調和装置があ
る。この空気調和機は、蓄冷時および冷房時の排熱を給
湯に利用するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の空気調和機
は、例えば、蓄冷運転の場合、使用されない給湯槽熱交
換器及び室外熱交換器に冷媒が流入しないように、弁を
閉じているが、給湯加熱運転や通常の冷房運転が終了後
に蓄冷運転に切換えると、給湯槽熱交換器及び室外熱交
換器内に冷媒が残留したまま弁が閉じられてしまうの
で、蓄冷運転時に冷媒が不足してしまう可能性がある。
この冷媒不足を解消するために、冷媒を多量に封入する
ことが考えられるが、冷媒が多すぎると圧縮機の弁等を
破損してしまうなどの不都合を生じる恐れある。
【0004】本発明の目的は、使用されなかった熱交換
器内に残留する冷媒を回収することができる冷凍サイク
ルを備えた空気調和機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、圧縮機と、
冷媒の循環を逆転させるための弁と、熱源側熱交換器
と、絞り装置と、利用側熱交換器とを配管で順次接続し
た冷凍サイクルであって、前記熱源側熱交換器と絞り装
置との間の配管途中に蓄熱用熱交換器と給湯用熱交換器
を設け、この蓄熱用熱交換器と給湯用熱交換器は、前記
圧縮機の吸込み側に接続することによって達成される。
【0006】また、前記利用側熱交換器を2台設けたこ
とにより達成される。
【0007】また、前記蓄熱側熱交換器の配管上流側又
は下流側に第1の四方弁若しくは第1の膨張弁を設けた
ことにより達成される。
【0008】また、前記給湯用熱交換器の配管上流側又
は下流側に第2の四方弁若しくは第2の膨張弁を設けた
ことにより達成される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図1乃至
図12に基づいて説明する。図1乃至図12は、本発明
を備えた冷凍サイクルの構成図であり、それぞれの運転
モードごとに冷媒の流れが異なるため、各図に運転モー
ドごとの冷媒の流れを示す。
【0010】本発明の冷凍サイクル構成を図1で説明す
る。
【0011】図1において、1は、圧縮機である。この
圧縮機は、ロータリ型圧縮機やスクロール型圧縮機等が
使用される。2は、第1の四方弁であり、図中破線、実
線で示すように、弁を切換えて冷媒の流れを切換えるこ
とができる。3は、第2の四方弁、4は、第3の四方
弁、5は、第4の四方弁である。6は、室外側熱交換器
であり、冷房運転時には凝縮器として機能し、暖房運転
時には蒸発器として機能する。10は、全開又は全閉の
いずれかに動作する第1の電動膨張弁であり、室外側熱
交換器6からの冷媒を制御するものである。7は、冷媒
と貯湯槽20内の水とを熱交換させるための貯湯用熱交
換器である。11は、貯湯用熱交換器7への冷媒の流通
を制御するための第2の電動膨張弁である。8は、蓄熱
用熱交換器であり、蓄熱槽21内の媒体(W)を冷却又
は加熱するものである。12は、蓄熱用熱交換器8への
冷媒の流通を制御するための第3の電動膨張弁である。
9(9a、9b)は、室内側熱交換器であり、冷房運転
では、蒸発器となり、暖房運転では、凝縮器として機能
する。13(13a、13b)は、室内熱交換器9への
冷媒の流通を制御するための第4の電動膨張弁である。
【0012】ところで、本実施例では、室内熱交換器9
を2台設けた、いわゆるマルチタイプと言われる空気調
和機であり、1台の室外ユニットに複数台の室内ユニッ
トを接続可能な構造となっている。従って、室内熱交換
器が9aと9bに分割されている。これによって、第4
の電動膨張弁も13aと13bの2個、接続されてい
る。しかし、本発明は、必ずしもマルチタイプの空気調
和機である必要はなく、1台の室内ユニットでも十分に
同じ効果を奏する。
【0013】上記圧縮機1、第1の四方弁2、第2の四
方弁3、室外熱交換器6、第1の電動膨張弁10、第4
の電動膨張弁13(13a、13b)及び室内熱交換器
9(9a、9b)は、主冷媒配管30(30a、30
b、30c)により順次接続されている。
【0014】19は貯湯槽20内の水を熱交換器7側に
循環させるためのポンプであり、貯湯用熱交換器7と貯
湯槽20との間に介在されている。貯湯用熱交換器7と
主配管30との間は、配管31bで接続されている。こ
の配管31bには、第2の電動膨張弁11が取付けられ
ている。配管31aは、貯湯用熱交換器7と第3の四方
弁との間を接続するものである。
【0015】配管32bは、蓄熱用熱交換器8と主配管
30bとの間を接続するものである。この配管には、第
3の電動膨張弁12が取付けられている。配管32a
は、蓄熱用熱交換器8と第4の四方弁5とを接続するも
のである。
【0016】15は、第1の四方弁2と圧縮機1の吸込
側とを接続する配管に設けられた第1の逆止弁であり、
16は、第2の四方弁3と圧縮機1の吸込側とを接続す
る配管に設けられた第2の逆止弁である。17は、第2
の四方弁と圧縮機1の吸込側とを接続する配管31cに
取付けられた第3の逆止弁である。18は、第4の四方
弁5と圧縮機1の吸込側とを接続する配管32cに取付
けられた第4の逆止弁である。
【0017】第1乃至第4の四方弁と、第1乃至第4の
電動膨張弁を制御することによって、複数の運転モード
が可能となる。
【0018】更に詳細に説明すると、貯湯用熱交換器7
を利用する運転モードの時は、第3の四方弁4は、実線
側に切換わり、電動膨張弁11は、全開に制御される。
貯湯用熱交換器7を利用しない場合は、第3の四方弁4
は破線側に切換わり、電動膨張弁11は全閉となって貯
湯用熱交換器7は、圧縮機1の吸込み側に接続される。
【0019】21は、冷熱および暖熱の蓄熱が可能な蓄
熱媒体である水(W)を貯留した蓄熱槽である。蓄熱槽
21内の蓄熱用熱交換器8は、水(W)との熱交換を行
う。
【0020】蓄熱用熱交換器8を利用する運転モードの
場合は、第4の四方弁5は、実線側に切換わり、第4の
電動膨張弁12は全開に制御される。蓄熱用熱交換器8
を利用しない場合は、第4の四方弁5は、破線側に切換
わり、第4の電動膨張弁12は全閉となり、蓄熱用熱交
換器8は、圧縮機1の吸込み側に接続される。
【0021】上記の第1から第4の四方弁2、3、4、
5及び第1から第4の電動膨張弁10、11、12、1
3の開度制御によって、各運転モードに応じて冷媒の循
環切換を行う。
【0022】ここで、この空気調和機の各運転モードに
おける回路構成ならびに冷媒の循環動作について説明す
る。
【0023】まず、通常の冷房運転を図1に示す。
【0024】図1において、冷媒は、矢印のように循環
する。第1の四方弁2は実線の如く、第2の四方弁3も
実線の如く、第3の四方弁4は、貯湯用熱交換器7を使
用しないので破線の如く、第4の四方弁5は、蓄熱用熱
交換器を使用しないのでも破線の如く切換わる。第1の
電動膨張弁10を開に、第2の電動膨張弁11と第3の
電動膨張弁12は閉に、第3の電動膨張弁13を開に制
御された状態で運転される。この状態で運転されると、
冷媒は主配管30a、30b、30cのみを順に流れ、
室外熱交換器6で凝縮し、第4の電動膨張弁13で減圧
された後、室内熱交換器5で蒸発して圧縮機1に戻る。
この時、使用しない貯湯用熱交換器7と蓄熱用熱交換器
8は、それぞれ圧縮機1の吸込み側に接続され、貯湯用
熱交換器7と蓄熱用熱交換器8に残っていた冷媒は、圧
縮機1内に回収される。
【0025】図2において、蓄冷熱運転を説明する。冷
媒は、矢印のように流れる。第1の四方弁2は、実線の
如く、第2の四方弁3も実線の如く切換えられる。第3
の四方弁4は破線の如く、第4の四方弁5も破線の如く
切換えられる。一方、第1の電動膨張弁10を開に、第
2の電動膨張弁11及びお第4の電動膨張弁13は閉
に、第3の電動膨張弁12は、蓄熱用熱交換器8を使用
するので開に制御された状態で運転される。この状態で
運転されると、冷媒は、室外熱交換器6で凝縮し、第3
の電動膨張弁12で減圧されると蓄熱用熱交換器8が蒸
発器となり、冷媒は、圧縮機1に戻る。この時、蓄熱槽
21内では、冷媒が水(W)と熱交換して氷を生成し、
冷熱を貯えることが出来る。この運転モードでは、使用
されない貯湯用熱交換器7と室内熱交換器9は、それぞ
れ圧縮機1の吸込み側に接続されるので、貯湯用熱交換
器7と室内熱交換器9に残留している冷媒が圧縮機1な
いに回収される。
【0026】図3において、通常冷房運転と蓄冷熱運転
とを同時に行う冷房蓄冷熱運転を説明する。冷媒は、矢
印のように流れる。第1の四方弁2を実線の如く、第2
の四方弁3も実線の如く、第3の四方弁4を破線の如
く、第4の四方弁5も破線の如く切換える。一方、第1
の電動膨張弁10を開に、第2の電動膨張弁11は閉
に、第3と第4の電動膨張弁12、13は開に制御した
状態で運転する。この状態で運転されると、冷媒は、室
外熱交換器6で凝縮し、電動膨張弁12で減圧された
後、蓄熱用熱交換器8が蒸発器となり、冷媒は、圧縮機
1に戻る経路と、第4の電動膨張弁13で減圧された
後、室内熱交換器9が蒸発器となり、冷媒は、圧縮機1
に戻る経路が形成される。
【0027】蓄熱槽21での冷媒は、水(W)と熱交換
して氷を生成し、冷熱を貯えるとともに、室内熱交換器
9は、蒸発器となり、室内の空気を冷却する。この時、
使用しない貯湯用熱交換器7は、圧縮機1の吸込み側に
接続されているいので、貯湯用熱交換器7内に残留して
いる冷媒は、圧縮機1内に回収される。
【0028】図4において、蓄冷熱運転時の排熱を貯湯
に利用する蓄冷熱貯湯運転を説明する。冷媒は、矢印に
示すように流れる。第1の四方弁2を実線の如く、第2
四方弁3を破線の如く、第3四方弁4を実線の如く、第
4四方弁5を破線の如く切換える。一方、第1の電動膨
張弁10と第4の電動膨張弁13を閉に、第2の電動膨
張弁11は開に、第3の電動膨張弁12は開に制御する
状態で運転される。この運転によって、冷媒は、貯湯用
熱交換器7が凝縮器となり、第3の電動膨張弁12で減
圧された後、蓄熱用熱交換器8が蒸発器となって圧縮機
1に冷媒が戻る。
【0029】蓄熱槽21内では、冷媒は水(W)と熱交
換して氷を生成し、冷熱を貯える。この時使用しない熱
交換器である、室外熱交換器6と室内熱交換器9は圧縮
機の吸込み側に接続されているいのっで、室外熱交換器
6と室内熱交換器9内に残留していた冷媒は、圧縮機1
内に回収される。
【0030】図5において、蓄冷熱運転による蓄冷熱を
利用する蓄冷熱利用冷房運転を説明する。冷媒は、矢印
に示すように流れる。第1の四方弁2を実線の如く、第
2の四方弁3を破線の如く、第3の四方弁4を破線の如
く、第4の四方弁5を実線の如く切換える。一方、第1
の電動膨張弁10と第2の電動膨張弁11を閉に、第3
の電動膨張弁12は開に、第4の電動膨張弁13は開に
制御する状態で運転する。この運転によって冷媒は、蓄
熱用熱交換器8が凝縮器となり、第4の電動膨張弁13
で減圧された後、室内熱交換器9が蒸発器となって冷媒
は、圧縮機1に戻る。この時使用しない室外熱交換器6
と貯湯用熱交換器7は圧縮機の吸込み側に接続されてい
るので、室外熱交換器6と貯湯用熱交換器7内に残留し
ていた冷媒は、圧縮機1内に回収される。
【0031】図6において、冷房運転時の排熱を貯湯に
利用する冷房貯湯運転時を説明する。冷媒は、矢印に示
すように流れる。第1の四方弁2を実線の如く、第2の
四方弁3を破線の如く、第3の四方弁4を実線の如く、
第4の四方弁5を破線の如く切換える。一方、第1の電
動膨張弁10と第3の電動膨張弁12を閉に、第2の電
動膨張弁11は開に、第4の電動膨張弁13は開に制御
する状態で運転する。この運転により、冷媒は、貯湯用
熱交換器7で凝縮し、電動膨張弁13で減圧された後、
室内熱交換器9で蒸発して圧縮機1に戻る。この時使用
しない室外熱交換器6と蓄熱用熱交換器8は圧縮機の吸
込み側に接続されているので、室外熱交換器6と蓄熱用
熱交換器8に残っていた冷媒は、圧縮機1内に回収され
る。
【0032】図7において、貯湯のみを単独で行う貯湯
運転を説明する。冷媒は、矢印に示すように流れる。第
1の四方弁2を実線の如く、第2の四方弁3を破線の如
く、第3の四方弁4を実線の如く、第4の四方弁5を破
線の如く切換える。一方、第3の電動膨張弁12と第4
の電動膨張弁13を閉に、第1の電動膨張弁10は開
に、第2の電動膨張弁11は開に制御する状態で運転さ
れる。この運転によって冷媒は、貯湯用熱交換器7で凝
縮し、電動膨張弁11で減圧された後、室外熱交換器6
で蒸発して圧縮機1に戻る。この時使用しない蓄熱用熱
交換器8と室内熱交換器9は圧縮機の吸込み側に接続さ
れ、蓄熱用熱交換器8と室内熱交換器9内に残留してい
た冷媒は、圧縮機1内に回収される。
【0033】図8において、通常の暖房運転について説
明する。冷媒は、矢印に示すように流れる。第1の四方
弁2を破線の如く、第2の四方弁3を破線の如く、第3
の四方弁4を破線の如く、第4の四方弁5を破線の如く
切換える。一方、第2の電動膨張弁11と第3の電動膨
張弁12を閉に、第1の電動膨張弁10は開に、第4の
電動膨張弁13は開に制御する状態で運転される。この
運転により、冷媒は、室内熱交換器9で凝縮し、電動膨
張弁13で減圧された後、室外熱交換器6で蒸発して圧
縮機1に戻る。この時使用しない貯湯用熱交換器7と蓄
熱用熱交換器8は、圧縮機の吸込み側に接続されている
ので、貯湯用熱交換器7と蓄熱用熱交換器8内に残留し
ていた冷媒は、圧縮機1内に回収される。
【0034】図9において、蓄暖熱運転を説明する。冷
媒は、矢印に示すように、第1の四方弁2を実線の如
く、第2の四方弁3を破線の如く、第3の四方弁4を破
線の如く、第4の四方弁5を実線の如く切換える。一
方、第2の電動膨張弁11と第4の電動膨張弁13を閉
に、第1の電動膨張弁10は開に、第3の電動膨張弁1
2は開に制御する状態で運転される。この運転により、
冷媒は、蓄熱用熱交換器8で凝縮し、電動膨張弁12で
減圧された後、室外熱交換器6で蒸発して圧縮機1に戻
る。そして、蓄熱槽21で冷媒は水(W)と熱交換して
温水となり、暖熱を蓄える。この時、使用しない貯湯用
熱交換器7と室内熱交換器9は圧縮機の吸込み側に接続
されているので、貯湯用熱交換器7と室内熱交換器9内
に残留していた冷媒は、圧縮機1内に回収される。
【0035】図10において、蓄暖熱運転による蓄暖熱
を利用して暖房運転を行う蓄暖熱利用暖房運転を説明す
る。冷媒は、矢印に示すように流れる。第1の四方弁2
を破線の如く、第2の四方弁3を破線の如く、第3の四
方弁4を破線の如く、第4の四方弁5を破線の如く切換
える。一方、第1の電動膨張弁10と第2の電動膨張弁
11を閉に、第3の電動膨張弁12は開に、第4の電動
膨張弁13は開に制御する状態で運転される。この運転
によって冷媒は、室内熱交換器9で凝縮し、電動膨張弁
13で減圧された後、蓄熱用熱交換器8で蒸発して圧縮
機1に戻る。この時、使用しない貯湯用熱交換器7と室
外熱交換器6は、圧縮機の吸込み側に接続されているの
で、貯湯用熱交換器7と室外熱交換器6内に残留してい
た冷媒は、圧縮機1内に回収される。
【0036】図11において、上記蓄暖熱運転による蓄
暖熱を利用してデフロスト運転を行う蓄暖熱利用デフロ
スト運転を説明する。冷媒は、矢印に示すように、第1
の四方弁2を実線の如く、第2の四方弁3を実線の如
く、第3の四方弁4を破線の如く、第4の四方弁5を実
線の如く切換える。一方、第2の電動膨張弁11と第4
の電動膨張弁13を閉に、第1の電動膨張弁10と第3
の電動膨張弁12は開の状態で運転される。この運転に
よって冷媒は、室外熱交換器6で凝縮し、室外熱交換器
6に付着した霜を溶かし、蓄熱用熱交換器8で蒸発して
圧縮機1に戻る。この時、使用しない熱交換器である、
貯湯用熱交換器7と室内熱交換器9は圧縮機の吸込み側
に接続されているので、貯湯用熱交換器7と室内熱交換
器9内に残留していた冷媒は、圧縮機1内に回収され
る。
【0037】図12において、貯湯運転と通常暖房運転
を同時に行う暖房貯湯運転を説明する。冷媒は、矢印に
示すように流れる。第1の四方弁2を破線の如く、第2
の四方弁3を破線の如く、第3の四方弁4を実線の如
く、第4の四方弁5を破線の如く切換える。一方、第1
と第2と第3の電動膨張弁10、11、13を開に、第
3の電動膨張弁12を開に制御する状態で運転される。
この運転によって冷媒は、室内熱交換器9と貯湯用熱交
換器7で凝縮し、室外用熱交換器6で蒸発して圧縮機1
に戻る。この時、使用しない蓄熱用熱交換器8は、圧縮
機の吸込み側に接続されているので、蓄熱用熱交換器8
内に残留していた冷媒は、圧縮機1内に回収される。
【0038】このように、本実施例によれば、各運転モ
ードで使用しない熱交換器はすべて圧縮機の吸込み側に
接続されているので、使用していない熱交換器内に残留
していた冷媒は、圧縮機の吸込み側に回収され、各運転
モードで冷媒不足となるようなことはない。また、余分
な冷媒を封入する必要も無く、圧縮機の負荷が軽くなる
ので圧縮機の故障が発生しにくくなる。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、熱交換器の冷媒を回収
することができる冷凍サイクルを備えた空気調和機を提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を備えた空気調和機の冷凍サイクル構成
図であり、通常冷房運転の冷媒循環経路を示す。
【図2】本発明の冷凍サイクルで蓄冷熱運転を行った場
合の冷媒循環経路を説明する図。
【図3】本発明の冷房蓄冷熱同時運転を行った場合の冷
媒循環経路を説明する図。
【図4】本発明の冷凍サイクルで蓄冷熱貯湯運転を行っ
た場合の冷媒循環経路を説明する図。
【図5】本発明の冷凍サイクルで蓄冷熱利用冷房運転を
行った場合の冷媒循環経路を説明する図。
【図6】本発明の冷凍サイクルで冷房貯湯運転を行った
場合の冷媒循環経路を説明する図。
【図7】本発明の冷凍サイクルで貯湯運転を行った場合
の冷媒循環経路を説明する図。
【図8】本発明の冷凍サイクルで通常暖房運転を行った
場合の冷媒循環経路を説明する図。
【図9】本発明の冷凍サイクルで蓄暖熱運転を行った場
合の冷媒循環経路を説明する図。
【図10】本発明の冷凍サイクルで蓄暖熱利用暖房運転
を行った場合の冷媒循環経路を説明する図。
【図11】本発明の冷凍サイクルで蓄暖熱利用デフロス
ト運転を行った場合の冷媒循環経路を説明する図。
【図12】本発明の冷凍サイクルで暖房貯湯運転を行っ
た場合の冷媒循環経路を説明する図。
【符号の説明】
1…圧縮機、2…第1の四方弁、3…第2の四方弁、4
…第3の四方弁、5…第4の四方弁、6…熱源側熱交換
器、7…貯湯用熱交換器、8…蓄熱用熱交換器、9…利
用側熱交換器、10…第1の電動膨張弁、11…第2の
電動膨張弁、12…第3の電動膨張弁、13…第4の電
動膨張弁、19…ポンプ、20…貯湯槽、21…蓄熱
槽、15、16、17、18…逆止弁。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮機と、冷媒の循環を逆転させるための
    弁と、熱源側熱交換器と、絞り装置と、利用側熱交換器
    とを配管で順次接続した冷凍サイクルであって、前記熱
    源側熱交換器と絞り装置との間の配管途中に蓄熱用熱交
    換器と給湯用熱交換器を設け、この蓄熱用熱交換器と給
    湯用熱交換器は、前記圧縮機の吸込み側に接続されてな
    る空気調和機。
  2. 【請求項2】前記利用側熱交換器を2台設けた請求項1
    記載の空気調和機。
  3. 【請求項3】前記蓄熱側熱交換器の配管上流側又は下流
    側に第1の四方弁若しくは第1の膨張弁を設けた請求項
    1記載の空気調和機。
  4. 【請求項4】前記給湯用熱交換器の配管上流側又は下流
    側に第2の四方弁若しくは第2の膨張弁を設けた請求1
    記載の空気調和機。
JP2000081754A 2000-03-17 2000-03-17 空気調和機 Withdrawn JP2001263848A (ja)

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