JP2001263736A - 保冷庫の蓄冷装置 - Google Patents

保冷庫の蓄冷装置

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JP2001263736A
JP2001263736A JP2000079689A JP2000079689A JP2001263736A JP 2001263736 A JP2001263736 A JP 2001263736A JP 2000079689 A JP2000079689 A JP 2000079689A JP 2000079689 A JP2000079689 A JP 2000079689A JP 2001263736 A JP2001263736 A JP 2001263736A
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cold
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Makoto Kobayashi
誠 小林
Takahiro Takei
貴広 武井
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Sanden Corp
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保冷庫を直接の目視によって監視せずとも、
保冷庫の蓄冷状態を常に的確に把握することのできる保
冷庫の蓄冷装置を提供する。 【解決手段】 蓄冷装置20に接続されている各保冷庫
10の蓄冷剤温度データ及び庫内温度データを通信ケー
ブル26を介して集中管理部25側に受信するととも
に、これらのデータに基づいて各保冷庫10ごとの庫内
温度、蓄冷剤温度及び蓄冷完了予定時刻を集中管理部2
5のモニタ25bに表示することにより、各保冷庫10
を直接の目視によって監視せずとも、各保冷庫10の蓄
冷状態を常に的確に把握することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は、冷凍または冷蔵保
存を要する物品を収納して輸送する保冷庫の蓄冷装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平10−132440
号公報に記載されているように、庫内を冷却する蓄冷式
の冷却器を備えた保冷庫と、保冷庫の冷却器をブライン
等の熱媒体を介して冷却する冷却装置とを互いに別体に
構成し、保冷庫の冷却器と冷却装置とを着脱自在な熱媒
体流通管によって接続するようにした保冷装置が知られ
ている。この保冷装置では、保冷庫の冷却器を蓄冷する
場合は保冷庫と冷却装置とを接続することにより、冷却
装置の冷凍回路で冷却した熱媒体を保冷庫側に循環して
冷却器の蓄冷剤を冷却し、保冷庫を物品の輸送に使用す
る場合は保冷庫と冷却装置とを互いに切り離すようにし
ている。また、前記冷却装置は、蓄冷剤の温度を検出す
る温度センサを有し、温度センサの検出温度に基づいて
蓄冷の完了を判定するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来例
では、蓄冷完了を判定すると、例えば保冷庫本体の前面
に設けた表示灯を点灯し、外部から蓄冷完了を確認でき
るようにしているが、多数の保冷庫を同時に蓄冷してい
る場合など、保冷庫を常時直接の目視によって監視する
ことが困難な場合がある。このため、保冷庫の蓄冷が完
了したにも拘わらず必要以上に蓄冷剤の冷却が継続さ
れ、冷却装置の運転コストを無用に浪費するとともに、
待機中の他の保冷庫の蓄冷開始が遅れるなど、保冷庫の
蓄冷を効率的に行うことができないという問題点があっ
た。
【0004】本発明は前記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、保冷庫を直接の目視
によって監視せずとも、保冷庫の蓄冷状態を常に的確に
把握することのできる保冷庫の蓄冷装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、請求項1では、内部に任意の物品を収納可
能な保冷庫本体と、蓄冷剤によって庫内を冷却する冷却
器と、液状の熱媒体を冷却器の蓄冷剤と熱交換させる熱
媒体流通手段と、蓄冷剤の温度を検出する蓄冷剤温度検
出手段とを備え、予め外部で冷却された熱媒体を熱媒体
流通手段に流通することにより冷却器の蓄冷を行うよう
にした保冷庫の蓄冷装置において、少なくとも一つの保
冷庫の熱媒体流通手段に着脱自在に接続され、保冷庫の
熱媒体流通手段に熱媒体を流通可能な熱媒体循環回路
と、熱媒体循環回路の熱媒体を循環させるポンプと、熱
媒体循環回路の熱媒体を冷却する冷却手段と、熱媒体循
環回路に接続された保冷庫の蓄冷剤温度検出手段の検出
温度データを所定の通信手段を介して受信し、この検出
温度データに基づいて所定の表示を行う表示手段とを備
えている。これにより、熱媒体循環回路に接続された保
冷庫の蓄冷剤温度データに基づく表示が表示手段によっ
て行われることから、表示手段の表示によって保冷庫の
蓄冷剤温度に関する監視を行うことが可能となる。
【0006】また、請求項2では、請求項1記載の保冷
庫の蓄冷装置において、前記蓄冷剤温度検出手段の検出
温度が所定の目標温度に達すると蓄冷完了の表示を行う
表示手段を備えている。これにより、請求項1の作用に
加え、表示手段の表示によって保冷庫の蓄冷完了を確認
することが可能となる。
【0007】また、請求項3では、請求項1または2記
載の保冷庫の蓄冷装置において、前記蓄冷剤温度検出手
段の検出温度に基づいて当該検出温度が所定の目標温度
に達するまでの時間を演算する演算手段と、演算手段の
演算結果に基づいて蓄冷完了予定時刻または蓄冷完了ま
での所要時間を表示する表示手段とを備えている。これ
により、請求項1または2の作用に加え、表示手段の表
示によって保冷庫の蓄冷完了予定時刻または蓄冷完了ま
での所要時間を把握することが可能となる。
【0008】また、請求項4では、請求項1、2または
3記載の保冷庫の蓄冷装置において、前記熱媒体循環回
路の熱媒体の温度を検出する熱媒体温度検出手段と、保
冷庫への熱媒体循環回路の熱媒体の流通を規制可能な流
通規制手段と、熱媒体温度検出手段の検出温度が蓄冷剤
温度検出手段の検出温度よりも高くなった場合は流通規
制手段によって保冷庫への熱媒体の流通を規制する制御
手段とを備えている。これにより、請求項1、2または
3の作用に加え、熱媒体循環回路の熱媒体の温度が蓄冷
剤温度検出手段の検出温度よりも高くなった場合は保冷
庫への熱媒体の流通が規制されることから、熱媒体循環
回路の熱媒体によって蓄冷剤の温度が上昇することがな
い。
【0009】
【発明の実施の形態】図1乃至図7は本発明の一実施形
態を示すもので、図1は蓄冷装置の概略構成図、図2は
保冷庫の斜視図、図3はその側面断面図、図4は保冷庫
と蓄冷装置との接続構造を示す要部断面図、図5は保冷
庫と通信ケーブルとの接続構造を示す要部断面図、図6
は制御系を示すブロック図、図7はモニタの表示画面を
示す図である。
【0010】同図に示す保冷庫10は、断熱性の保冷庫
本体11と、庫内を冷却する蓄冷式の冷却器12と、庫
内空気を循環する送風機13とを備え、内部に生鮮食品
等の任意の物品を収納するようになっている。
【0011】保冷庫本体11は前面に開閉扉11aを有
し、保冷庫本体11の内部には底面側及び背面側を覆う
仕切板11bが設けられ、仕切板11bと保冷庫本体1
1の内面との間には通風路11cが形成されている。保
冷庫本体11の背面下部には蓄冷装置20に接続される
熱媒体流入口11d及び流出口11eがそれぞれ設けら
れ、これら熱媒体流入口11d及び流出口11eは、例
えば自動閉鎖バルブ内蔵の周知の接続器具によって形成
されている。また、保冷庫本体11内には庫内の温度を
検出する庫内温度センサ11fが設けられている。
【0012】冷却器12は、例えば−25℃程度で凍結
する周知の蓄冷剤12aと、蓄冷剤12aに熱的に接触
する熱媒体流通管12bとからなり、熱媒体流通管12
bの両端は保冷庫本体11の熱媒体流入口11d及び流
出口11eにそれぞれ連通している。また、冷却器12
には蓄冷剤の温度を検知する蓄冷剤温度センサ12cが
設けられている。
【0013】送風機13は前記通風路11cの上端側に
配置され、保冷庫本体11に搭載されたバッテリ(図示
せず)によって駆動されるようになっている。即ち、送
風機13を作動させることにより、庫内の空気が通風路
11cの庫内底面側に吸入され、冷却器12によって冷
却された後、庫内背面側を通って通風路11cの上端側
から庫内に吐出されるようになっている。
【0014】同図に示す蓄冷装置20は、保冷庫10の
熱媒体流通管12bに熱媒体を循環する熱媒体循環回路
21と、熱媒体循環回路21に設けられた熱媒体タンク
22と、熱媒体循環回路21の熱媒体を熱交換する熱交
換器23と、熱交換器23の熱媒体を冷却する冷却手段
としての冷凍回路24と、保冷庫10の蓄冷状態を監視
する集中管理部25と、各保冷庫10側から集中管理部
25側に所定のデータを送信する複数の通信ケーブル2
6とから構成されている。
【0015】熱媒体循環回路21は、一端側をそれぞれ
複数の保冷庫10に接続可能に分岐した流入側回路21
a及び流出側回路21bとからなり、流入側回路21a
には熱媒体を循環するポンプ21cが設けられている。
本実施形態の熱媒体としては、例えば−40℃程度まで
液体状態を保つ周知のブラインが用いられる。流入側回
路21a及び流出側回路21bの一端側には保冷庫10
の熱媒体流入口11d及び流出口11eにそれぞれ着脱
自在に接続可能な接続器具21dが取付けられ、これら
接続器具21dは自動閉鎖バルブ内蔵の周知の構成から
なる。即ち、図4に示すように接続器具21dを熱媒体
流入口11dまたは流出口11eに接続すると、図示し
ない内部のバルブが開放されて熱媒体が流通可能にな
り、互いに切り離すと前記バルブが閉鎖されてそれぞれ
の開口部が密閉されるようになっている。また、熱媒体
循環回路21の流入側回路21a及び流出側回路22b
の他端側は、それぞれ熱媒体タンク22内に開放されて
いる。更に、熱媒体循環回路21には、蓄冷熱交換器2
3から流出する熱媒体を保冷庫10側に流通させずに循
環させるバイパス回路21a′が設けられ、バイパス回
路21a′には電磁弁21b′が設けられている。
【0016】熱媒体タンク22は所定量の熱媒体を貯溜
可能に形成され、その内部を上下に仕切る仕切板22a
を有している。熱媒体タンク22内の幅方向一端側は仕
切板22aの上下に連通しており、仕切板22aの上方
には熱媒体循環回路21の流入側回路21aの他端側が
配置され、その下方には流出側回路21bの他端側が配
置されている。
【0017】熱交換器23は、詳細な図は省略したが、
内部に冷凍回路24の蒸発管24dが配置され、熱媒体
が蒸発管24dの周囲を流通することにより、蒸発管2
4dの低温冷媒と熱媒体とを互いに熱交換するようにな
っている。
【0018】冷凍回路24は、圧縮機24a、凝縮器2
4b、膨張弁24c及び蒸発管24dからなる周知の冷
凍サイクルを構成し、圧縮機25aによって図中破線矢
印方向に冷媒を循環させることにより、蒸発管24dに
低温冷媒を流通するようになっている。
【0019】集中管理部25は、蓄冷剤温度センサ12
c及び庫内温度センサ11fの検出温度データに基づい
て所定の演算処理を行う演算処理部25aと、演算処理
部25aの処理に基づいて所定の表示を行う表示手段と
してのモニタ25bとからなる。即ち、演算処理部25
aでは、蓄冷剤温度センサ12cの検出温度に基づい
て、蓄冷剤12aの温度が所定の目標温度(蓄冷完了温
度)に達するまでの時間を算出するようになっている。
モニタ25bは、図7に示すように熱媒体循環回路21
と各保冷庫10との接続部の識別番号(例えば「1」,
「2」,「3」,…)、各接続部に接続されている各保
冷庫10の識別記号(例えば「A」,「B」,「C」,
…)、各保冷庫10の庫内温度、各保冷庫10の蓄冷剤
温度、蓄冷状態(例えば「蓄冷中」,「蓄冷完了」)等
の情報を画面上に表示するとともに、演算処理部25a
によって算出された蓄冷剤12aの前記目標温度までの
到達時間に基づいて、各保冷庫10の蓄冷完了予定時刻
を表示するようになっている。
【0020】各通信ケーブル26は、それぞれ一端側を
演算処理部25aに接続され、その他端側には各保冷庫
10側からのデータを受信可能な受信部26aが設けら
れている。即ち、各保冷庫10の前面には、受信部26
aに周知の誘導通信によってデータを送信する送信部2
6bが設けられている。送信部26bは受信部26aを
抜き差し自在な凹状に形成され、受信部26aを送信部
26bに挿入すると、受信部26a内のコイル26cと
送信部26bのコイル26dとの間でデータの送受信が
行われるようになっている。この場合、各保冷庫10側
からは、蓄冷剤温度センサ12c及び庫内温度センサ1
1fの検出温度データと、各保冷庫固有の識別データが
それぞれ通信ケーブル26を通じて集中管理部25側に
送信される。
【0021】以上の構成において保冷庫10の蓄冷を行
う場合は、保冷庫10の熱媒体流入口11d及び流出口
11eに蓄冷装置20の熱媒体循環回路21を接続す
る。その際、蓄冷装置20では、ポンプ21cによって
熱媒体循環回路21の熱媒体が図中実線矢印方向に循環
し、冷凍回路24によって熱交換器23を流通する熱媒
体が冷却される。これにより、熱交換器23で冷却され
た熱媒体が保冷庫10の熱媒体流通管12bを流通し、
熱媒体流通管12bによって冷却器12の蓄冷剤12a
が冷却される。また、保冷庫10から流出した熱媒体は
熱媒体循環回路21の流入側回路21aを介して熱媒体
タンク22に流入し、熱媒体タンク22内の熱媒体は熱
媒体循環回路21の流出側回路21bに流入する。その
際、熱媒体タンク22では、熱媒体が仕切板22aの上
方に流入し、仕切板22aの下方から流出することか
ら、熱媒体タンク22に流入する比較的温度の高い熱媒
体が直接流出側回路21b側に流入することがない。次
に、蓄冷装置20によって保冷庫10の蓄冷が完了した
後は、保冷庫10の熱媒体流入口11d及び流出口11
eから蓄冷装置20の熱媒体循環回路21を切り離すこ
とにより、保冷庫10が物品の輸送に使用される。
【0022】また、蓄冷装置20では、各保冷庫10に
それぞれ通信ケーブル26を接続することにより、各保
冷庫10の蓄冷状態が集中管理部25のモニタ25bに
よって監視される。即ち、集中管理部25では、各保冷
庫10から送信される各検出温度データに基づいて、モ
ニタ25bに各保冷庫10ごとの庫内温度、蓄冷剤温
度、蓄冷状態及び蓄冷完了予定時刻がそれぞれ表示され
る。
【0023】このように、本実施形態によれば、蓄冷装
置20に接続されている各保冷庫10の蓄冷剤温度デー
タ及び庫内温度データを通信ケーブル26を介して集中
管理部25側に受信するとともに、これらのデータに基
づいて各保冷庫10ごとの庫内温度、蓄冷剤温度及び蓄
冷完了予定時刻を集中管理部25のモニタ25bに表示
するようにしたので、各保冷庫10を直接の目視によっ
て監視せずとも、各保冷庫10の蓄冷状態を常に的確に
把握することができる。従って、各保冷庫10の蓄冷完
了を容易に確認することができるので、保冷庫10の蓄
冷が完了してから速やかに他の保冷庫10の蓄冷に移行
することができ、複数の保冷庫10の蓄冷を極めて効率
的に行うことができる。また、蓄冷完了予定時刻の表示
により、保冷庫10による物品の輸送を開始可能な時刻
を予測することができるので、輸送業務等のと関係にお
いて極めて有利である。
【0024】また、図8及び図9は本発明の他の実施形
態を示すもので、前記実施形態と同等の構成部分には同
一の符号を付して示す。
【0025】本実施形態では、熱媒体循環回路21にお
ける各保冷庫10の熱媒体流入管路及び流出管路にそれ
ぞれ流通規制手段としての電磁弁27を設け、熱媒体循
環回路21に設けた熱媒体温度センサ28と各保冷庫1
0の蓄冷剤温度に基づいて各電磁弁27を制御するよう
にしている。
【0026】各電磁弁27及び熱媒体温度センサ28は
それぞれマイクロコンピュータ構成の制御部29に接続
され、制御部29は前記集中管理部25の演算処理部2
5aに接続されている。即ち、制御部29では、各保冷
庫10の蓄冷剤温度データが演算処理部25aを介して
入力され、熱媒体温度センサ28の検出温度が保冷庫1
0の蓄冷剤温度よりも高くなった場合は、その保冷庫1
0に対応する電磁弁27を閉じるようになっている。
【0027】これにより、例えば熱媒体循環回路21側
の負荷が大きくなって熱媒体の温度が上昇した場合で
も、前記電磁弁27の閉鎖により保冷庫10側への熱媒
体の流通が規制されることから、保冷庫10の蓄冷剤温
度の上昇を確実に防止することができる。
【0028】尚、前記実施形態では、各通信ケーブル2
6と保冷庫10との接続構造に誘導通信を用いたものを
示したが、これ以外の構成として、例えば無線通信や赤
外線通信を用いたり、或いは周知のコネクタ等を用いて
直接接続するようにしてもよい。また、前記実施形態で
はモニタ25bに蓄冷完了予定時刻を表示するようにし
たが、蓄冷完了までの所要時間を表示するようにしても
よい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の保冷庫
の蓄冷装置によれば、表示手段の表示によって保冷庫の
蓄冷剤温度に関する監視を行うことができるので、保冷
庫を直接の目視によって監視せずとも、保冷庫の蓄冷状
態を常に的確に把握することができ、多数の保冷庫の蓄
冷を行う場合には極めて有利である。
【0030】また、請求項2の保冷庫の蓄冷装置によれ
ば、請求項1の作用に加え、保冷庫の蓄冷完了を表示手
段によって容易に確認することができるので、保冷庫の
蓄冷が完了してから速やかに他の保冷庫の蓄冷に移行す
ることができ、複数の保冷庫の蓄冷を極めて効率的に行
うことができる。
【0031】また、請求項3の保冷庫の蓄冷装置によれ
ば、請求項1または2の作用に加え、保冷庫の蓄冷完了
予定時刻または蓄冷完了までの所要時間が表示されるの
で、保冷庫による物品の輸送を開始可能な時刻を予測す
ることができ、輸送業務等のと関係において極めて有利
である。
【0032】また、請求項4の保冷庫の蓄冷装置によれ
ば、請求項1、2または3の作用に加え、例えば熱媒体
循環回路側の負荷が大きくなって熱媒体の温度が上昇し
た場合でも、保冷庫の蓄冷剤温度の上昇を確実に防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す蓄冷装置の概略構成
【図2】保冷庫の斜視図
【図3】保冷庫の側面断面図
【図4】保冷庫と蓄冷装置との接続構造を示す要部断面
【図5】保冷庫と通信ケーブルとの接続構造を示す要部
断面図
【図6】制御系を示すブロック図
【図7】モニタの表示画面を示す図
【図8】本発明の他の実施形態を示す蓄冷装置の概略構
成図
【図9】制御系を示すブロック図
【符号の説明】
10…保冷庫、11…保冷庫本体、12…冷却器、12
a…蓄冷剤、12b…熱媒体流通管、12c…蓄冷剤温
度センサ、20…蓄冷装置、21…熱媒体循環回路、2
1c…ポンプ、25a…演算処理部、25b…モニタ、
26…通信ケーブル、27…電磁弁、28…熱媒体温度
センサ、29…制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3L045 AA02 AA04 BA02 BA10 CA02 EA02 FA02 KA06 KA07 KA16 LA18 PA04 PA05 3L054 BE01 BG10 BH01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に任意の物品を収納可能な保冷庫本
    体と、蓄冷剤によって庫内を冷却する冷却器と、液状の
    熱媒体を冷却器の蓄冷剤と熱交換させる熱媒体流通手段
    と、蓄冷剤の温度を検出する蓄冷剤温度検出手段とを備
    え、予め外部で冷却された熱媒体を熱媒体流通手段に流
    通することにより冷却器の蓄冷を行うようにした保冷庫
    の蓄冷装置において、 少なくとも一つの保冷庫の熱媒体流通手段に着脱自在に
    接続され、保冷庫の熱媒体流通手段に熱媒体を流通可能
    な熱媒体循環回路と、 熱媒体循環回路の熱媒体を循環させるポンプと、 熱媒体循環回路の熱媒体を冷却する冷却手段と、 熱媒体循環回路に接続された保冷庫の蓄冷剤温度検出手
    段の検出温度データを所定の通信手段を介して受信し、
    この検出温度データに基づいて所定の表示を行う表示手
    段とを備えたことを特徴とする保冷庫の蓄冷装置。
  2. 【請求項2】 前記蓄冷剤温度検出手段の検出温度が所
    定の目標温度に達すると蓄冷完了の表示を行う表示手段
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の保冷庫の蓄冷
    装置。
  3. 【請求項3】 前記蓄冷剤温度検出手段の検出温度に基
    づいて当該検出温度が所定の目標温度に達するまでの時
    間を演算する演算手段と、 演算手段の演算結果に基づいて蓄冷完了予定時刻または
    蓄冷完了までの所要時間を表示する表示手段とを備えた
    ことを特徴とする請求項1または2記載の保冷庫の蓄冷
    装置。
  4. 【請求項4】 前記熱媒体循環回路の熱媒体の温度を検
    出する熱媒体温度検出手段と、 保冷庫への熱媒体循環回路の熱媒体の流通を規制可能な
    流通規制手段と、 熱媒体温度検出手段の検出温度が蓄冷剤温度検出手段の
    検出温度よりも高くなった場合は流通規制手段によって
    保冷庫への熱媒体の流通を規制する制御手段とを備えた
    ことを特徴とする請求項1、2または3記載の保冷庫の
    蓄冷装置。
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WO2017061067A1 (ja) * 2015-10-06 2017-04-13 パナソニックIpマネジメント株式会社 蓄冷装置及び蓄冷体の状態を表示する方法
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