JP6531434B2 - 自動販売機 - Google Patents

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Description

本発明は、自動販売機に関し、より詳細には、例えばペットボトル入り飲料等の商品を販売する自動販売機に関するものである。
従来、例えばペットボトル入り飲料等の商品を販売する自動販売機として、断熱筐体である本体キャビネットの内部に、商品を収容する商品収容庫が配設されているのが一般的である。
この種の自動販売機においては、商品を冷却した状態で収容する商品収容庫(以下、通常冷却庫ともいう)とともに、商品を氷点下の温度状態で収容する商品収容庫(以下、氷温庫ともいう)とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−48325号公報
ところで、上述した特許文献1に提案されている自動販売機では、通常冷却庫の内部空気を冷却する蒸発器と、氷温庫の内部空気を冷却する蒸発器とが共通の冷凍機に並列に接続されて冷凍サイクルを構成しているので、次のような問題があった。
すなわち、通常冷却庫の内部空気と氷温庫の内部空気とを同時に冷却させようとしても、冷凍機から吐出される冷媒量は共通であり、しかも通常冷却庫の蒸発器と氷温庫の蒸発器とでは適した蒸発温度が異なっていることから困難であり、結果として、通常冷却庫の内部空気と氷温庫の内部空気とを良好に冷却することが困難であった。
本発明は、上記実情に鑑みて、互いに異なる温度帯にて冷却する複数の商品収容庫の内部空気を良好に冷却することができる自動販売機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る自動販売機は、商品を収容するための商品収容庫毎に設けられ、かつ自身が設けられた商品収容庫の内部空気を冷却するための冷却ユニットと、少なくとも1つの商品収容庫を通常冷却庫としてその内部空気が予め決められた通常冷却温度範囲となるよう該通常冷却庫に配設された第1冷却ユニットを駆動させ、かつ少なくとも1つの商品収容庫を低温冷却庫としてその内部空気が前記通常冷却温度範囲よりも低い予め決められた低温冷却温度範囲となるよう該低温冷却庫に配設された第2冷却ユニットを駆動させる制御手段とを備えた自動販売機において、前記制御手段は、予め決められた優先冷却処理条件を具備するまでは前記第1冷却ユニット及び前記第2冷却ユニットを駆動させ、前記優先冷却処理条件を具備する場合に前記第2冷却ユニットのみ駆動させる優先冷却を行い、その後に全ての低温冷却庫の庫内温度が予め決められた低温冷却オフ温度以下となるとき、前記第1冷却ユニットが駆動することを許容することを特徴とする。
また本発明は、上記自動販売機において、前記制御手段は、前記優先冷却を行う場合において、庫内温度が予め決められた低温冷却オン温度以上となる低温冷却庫に配設された第2冷却ユニットを駆動させることを特徴とする。
また本発明は、上記自動販売機において、前記制御手段は、全ての前記低温冷却庫の庫内温度が前記低温冷却オフ温度以下となる場合に、庫内温度が予め決められた通常冷却オン温度以上となる通常冷却庫があるとき、該通常冷却庫に配設された第1冷却ユニットを駆動させることを特徴とする。
また本発明は、上記自動販売機において、前記制御手段は、前記第1冷却ユニットを駆動させる場合に、前記第2冷却ユニットを構成するとともに前記低温冷却庫の内部空気を循環させる循環手段を駆動させることを特徴とする。
また本発明は、上記自動販売機において、前記制御手段は、全ての温冷却庫の庫内温度が前記低温冷却オフ温度以下で、かつ全ての通常冷却庫の庫内温度が予め決められた通常冷却オフ温度以下となる場合に、前記第1冷却ユニット及び第2冷却ユニットの駆動を停止させることを特徴とする。
また本発明は、上記自動販売機において、前記制御手段は、前記冷却ユニットを構成する蒸発器の除霜運転を行う場合、前記低温冷却庫に配設された除霜ヒータを駆動させることを特徴とする。
また本発明は、上記自動販売機において、前記制御手段は、前記低温冷却庫の庫内温度に応じて予め設定された表示を表示手段に行うことを特徴とする。
本発明によれば、制御手段が、予め決められた優先冷却処理条件を具備するまでは第1冷却ユニット及び第2冷却ユニットを駆動させ、優先冷却処理条件を具備する場合に第2冷却ユニットのみ駆動させる優先冷却を行い、その後に全ての低温冷却庫の庫内温度が予め決められた低温冷却オフ温度以下となるとき、第1冷却ユニットが駆動することを許容するので、冷却ユニットが共通の冷凍機に並列に接続されていても、全ての商品収容庫をある程度の温度まで冷却することができ、しかも低温冷却庫の内部空気を優先的に冷却するので、互いに異なる温度帯にて冷却する複数の商品収容庫の内部空気を良好に冷却することができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態である自動販売機の内部構造を正面から見た場合を示す断面図である。 図2は、図1に示した自動販売機の内部構造を示すものであり、右側の商品収容庫の断面側面図である。 図3は、図1に示した自動販売機の冷媒回路を概念的に示す概念図である。 図4は、図1及び図2に示した自動販売機の特徴的な制御系を模式的に示すブロック図である。 図5は、図4に示した冷却運転制御部が実施する冷却制御処理の処理内容を示すフローチャートである。 図6は、図5に示した冷却制御処理における氷温庫内優先冷却処理の処理内容を示すフローチャートである。 図7は、図6に示した氷温庫内優先冷却処理における冷却終了判定処理の処理内容を示すフローチャートである。 図8は、上記冷却運転制御部が実施する除霜制御処理の処理内容を示すフローチャートである。 図9は、上記冷却運転制御部が実施する表示制御処理の処理内容を示すフローチャートである。 図10は、図9に示した表示制御処理での表示例を模式的に示す説明図である。 図11は、図9に示した表示制御処理での表示例の変形例を模式的に示す説明図である。 図12は、図9に示した表示制御処理での表示例の他の変形例を模式的に示す説明図である。 図13は、図9に示した表示制御処理での表示例の他の変形例を模式的に示す説明図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る自動販売機の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態である自動販売機の内部構造を正面から見た場合を示す断面図である。ここで例示する自動販売機は、本体キャビネット1を備えている。
本体キャビネット1は、前面が開口した直方状の形態を成すものである。この本体キャビネット1には、その内部に例えば2つの断熱仕切板2によって仕切られた3つの独立した商品収容庫3が左右に並んだ態様で設けられている。この商品収容庫3は、缶入り飲料やペットボトル入り飲料等の商品を所望の温度に維持した状態で収容するためのもので、断熱構造を有している。
図2は、図1に示した自動販売機の内部構造を示すものであり、右側の商品収容庫3の断面側面図である。尚、ここでは右側の商品収容庫(以下、適宜右庫とも称する)3aの内部構造について示すが、中央の商品収容庫(以下、適宜中庫とも称する)3b及び左側の商品収容庫(以下、適宜左庫とも称する)3cの内部構造も右庫3aと略同じような構成である。尚、本明細書における右側とは、自動販売機を正面から見た場合の右方を示し、左側とは、自動販売機を正面から見た場合の左方を示す。
この図2に示すように、本体キャビネット1の前面には、外扉4及び内扉5が設けられている。外扉4は、本体キャビネット1の前面開口を開閉するためのものであり、内扉5は、商品収容庫3の前面を開閉するためのものである。この内扉5は、上下に分割されており、上側の扉5aは商品を補充する際に開閉するものである。
上記商品収容庫3には、商品収納ラック6、搬出機構7及び搬出シュータ8が設けられている。商品収納ラック6は、商品を上下方向に沿って並ぶ態様で収納するためのものである。搬出機構7は、商品収納ラック6の下部に設けてあり、この商品収納ラック6に収納された商品群の最下位にある商品を1つずつ搬出するためのものである。搬出シュータ8は、搬出機構7から搬出された商品を外扉4に設けられた商品取出口4aに導くためのものである。
図3は、図1に示した自動販売機の冷媒回路を概念的に示す概念図である。ここで例示する冷媒回路20は、内部に冷媒を封入しており、圧縮機21、放熱器22、膨張機構23及び蒸発器24を冷媒配管25にて順次接続して構成されている。
圧縮機21は、図2にも示すように機械室9に配設されている。機械室9は、本体キャビネット1の内部であって商品収容庫3と区画され、かつ商品収容庫3の下方側の室である。この圧縮機21は、吸引口を通じて冷媒を吸引し、吸引した冷媒を圧縮して高温高圧の状態(高圧冷媒)にして吐出口より吐出するものである。
放熱器22は、図2にも示すように圧縮機21と同様に機械室9に配設されている。この放熱器22は、圧縮機21とともに冷凍機を構成するものであり、通過する冷媒を放熱させるものである。より詳細に説明すると、圧縮機21で圧縮され、かつ吐出口から吐出されて冷媒配管25を通じて送出された冷媒を周囲空気と熱交換させて放熱させるものである。
膨張機構23は、図2にも示すように圧縮機21及び放熱器22と同様に機械室9に配設されている。この膨張機構23は、例えば電子膨張弁により構成してあり、与えられる開度指令に応じて開度を調整し、通過する冷媒を減圧して断熱膨張させるものである。
蒸発器24は、複数(図示の例では3つ)設けてあり、各商品収容庫3の内部低域であって、背面ダクトD(図2参照)の前面側に配設されている。これら蒸発器24は、通過する冷媒を蒸発させて商品収容庫3の内部空気を冷却するものである。
これら蒸発器24と膨張機構23とを接続する冷媒配管25は、その途中の分配器26で3つに分岐され、右庫3aに配設された蒸発器(以下、右蒸発器とも称する)24aの入口側に、中庫3bに配設された蒸発器(以下、中蒸発器とも称する)24bの入口側に、左庫3cの内部に配設された蒸発器(以下、左蒸発器とも称する)24cの入口側にそれぞれ接続されている。
また、この冷媒配管25においては、分配器26から右蒸発器24a、中蒸発器24b及び左蒸発器24cのそれぞれに至る途中に電磁弁271,272,273が設けられている。電磁弁271,272,273は、開閉可能な弁体であり、開指令が与えられた場合には開成して冷媒の通過を許容する一方、閉指令が与えられた場合には閉成して冷媒の通過を規制するものである。
右蒸発器24a、中蒸発器24b及び左蒸発器24cの出口側に接続された冷媒配管25は、途中の合流点P1で合流して圧縮機21に接続されている。
尚、図3中の符号H、28、F1及びF2は、それぞれ除霜ヒータ、内部熱交換器、庫内送風ファン及び庫外送風ファンである。
除霜ヒータHは、中庫3b及び左庫3cにおける図示せぬドレン流路に配設されている。これら除霜ヒータHは、駆動して通電状態となることにより中庫3b及び左庫3cのそれぞれのドレン流路を加熱するものである。ここでドレン流路は、中庫3bや左庫3cの蒸発器24に付着した霜を除去する除霜運転を行う場合に、融解したドレン水を、ドレン水を貯留するドレン皿(図示せず)に導くための通過路である。
内部熱交換器28は、放熱器22を通過した高圧冷媒と、蒸発器24を通過した冷媒(低圧冷媒)とを熱交換させるものである。
庫内送風ファンF1は、図2にも示すように、各商品収容庫3の内部において蒸発器24に近接配置してある。この庫内送風ファンF1は、駆動することにより商品収容庫3の内部空気を送風して循環させる循環手段である。かかる庫内送風ファンF1は、自身が配設された商品収容庫3の蒸発器24とともに冷却ユニットを構成し、該商品収容庫3の内部空気を冷却するものである。
庫外送風ファンF2は、放熱器22に近接配置してあり、駆動することにより庫外送風ファンF2の周囲に外気を通過させるよう送風する送風手段である。
図4は、図1及び図2に示した自動販売機の特徴的な制御系を模式的に示すブロック図である。この図4に示すように、自動販売機は、自販機制御部100、庫内温度センサS1〜S3、蒸発器温度センサS4〜S6、ディスプレイ(表示手段)30及び冷却運転制御部(制御手段)50を備えている。
自販機制御部100は、自動販売機の販売動作等を統括的に制御するものである。庫内温度センサS1〜S3は、各商品収容庫3の内部に配設されており、自身が配設された商品収容庫3の内部温度(庫内温度)を検出して、その検出温度を庫内温度信号として冷却運転制御部50に出力するものである。
蒸発器温度センサS4〜S6は、各蒸発器24に配設されており、より詳細には各蒸発器24における冷媒の通過路となる管路の表面に配設されている。蒸発器温度センサS4〜S6は、自身が配設された蒸発器24の温度を検出して、その検出温度を蒸発器温度信号として冷却運転制御部50に出力するものである。
ディスプレイ30は、外扉4の前面に設けられたいわゆるタッチパネル式の表示画面である。このディスプレイ30は、液晶表示画面の所定個所を指先で押圧すると、押圧個所に対応した信号を自販機制御部100等に与える周知の構造を採用している。かかるディスプレイ30は、複数種類の商品見本M(図10参照)を整列させて表示する表示手段としての機能を有している。また、ディスプレイ30は、商品選択手段としての機能も有しており、表示画面上のいずれかの商品見本Mを押圧すると、押圧個所に対応した信号が自販機制御部100に与えられ、その後、該商品見本Mに対応する商品が所定条件の下で、本体キャビネット1の内部から払い出されるようになっている。
冷却運転制御部50は、メモリ60に予め記憶されたプログラムやデータにしたがって圧縮機21等の駆動を制御するものである。尚、この冷却運転制御部50は、自動販売機の基本動作を制御する自販機制御部100(図示せず)に組み込まれていても良いし、該自販機制御部100とは独立して設けてあっても良い。
ここでメモリ60には種々の情報が記憶してあり、本発明の特徴的なものとしては、優先冷却処理開始温度情報、判定基準温度情報、除霜解除温度情報、表示基準温度情報等が記憶されている。
優先冷却処理開始温度情報は、優先冷却処理を開始するための優先冷却処理開始温度T0(例えば7〜9℃等)に関するものである。判定基準温度情報は、各商品収容庫3における冷却運転での冷却開始温度となる冷却オン温度や冷却終了温度となる冷却オフ温度に関するものである。除霜解除温度情報は、除霜運転を解除する際の基準となる除霜解除温度に関するものである。表示基準温度情報は、表示制御処理を行う際の基準となる表示基準温度T1,T2,T3,T4(T1>T2>T3>T4)に関するものである。
冷却運転制御部50は、入力処理部51、判定処理部52、設定処理部53、圧縮機駆動処理部54、バルブ駆動処理部55、ファン駆動処理部56、ヒータ駆動処理部57、表示制御処理部58及び出力処理部59を備えている。
入力処理部51は、自販機制御部100から与えられる指令や、庫内温度センサS1〜S3からの庫内温度信号及び蒸発器温度センサS4〜S6からの蒸発器温度信号を入力するものである。
判定処理部52は、入力処理部51を通じて入力された信号と、メモリ60から読み出した情報とを比較して判定を行うものである。設定処理部53は、判定処理部52を通じて判定された結果に応じて設定を行うものである。
圧縮機駆動処理部54は、圧縮機21に駆動指令又は駆動停止指令を与えて圧縮機21を駆動させたり、駆動停止にさせたりするとともに、圧縮機21の回転数を調整するものである。
バルブ駆動処理部55は、膨張機構23に開度指令を与えて該膨張機構23の開度を調整したり、電磁弁271,272,273に開指令又は閉指令を与えて該電磁弁271,272,273を開成又は閉成させるものである。
ファン駆動処理部56は、各商品収容庫3の庫内送風ファンF1に駆動指令又は駆動停止指令を与えて庫内送風ファンF1を駆動させたり、駆動停止にさせたりするものである。
ヒータ駆動処理部57は、除霜ヒータHに対して駆動指令又は駆動停止指令を与えて、除霜ヒータHを通電状態にさせたり(駆動させたり)、非通電状態にさせたり(駆動停止にさせたり)するものである。
表示制御処理部58は、ディスプレイ30に表示指令を与えて種々の表示をさせるものである。出力処理部59は、自販機制御部100に対して信号を出力するものである。
以上のような構成を有する冷却運転制御部50は、入力処理部51を通じて自販機制御部100より与えられた冷却運転指令を入力した場合、後述する冷却制御処理を実施する。
図5は、図4に示した冷却運転制御部50が実施する冷却制御処理の処理内容を示すフローチャートである。以下においては冷却制御処理を説明しながら自動販売機の動作について説明する。
尚、自販機制御部100によって、右庫3aは、通常冷却温度範囲(例えば3℃〜7℃等)を目標温度範囲とする通常冷却庫(以下、通常庫ともいう)であり、中庫3b及び左庫3cは、上記通常冷却温度範囲よりも低い低温冷却温度範囲(例えば−7℃〜−3℃等)を目標温度とする低温冷却庫(以下、氷温庫ともいう)であるとして説明する。
つまり、右庫3aの蒸発器24や庫内送風ファンF1は、第1冷却ユニットを構成し、中庫3b及び左庫3cのそれぞれの蒸発器24や庫内送風ファンF1は、第2冷却ユニットを構成している。また、氷温庫における冷却オン温度(以下、氷温冷却オン温度ともいう)は、通常庫の冷却オフ温度(以下、通常冷却オフ温度ともいう)よりも低く、かつ氷温庫における冷却オフ温度(以下、氷温冷却オフ温度ともいう)は氷温冷却オン温度よりも低い。尚、通常庫の冷却オン温度(以下、通常冷却オン温度)は通常冷却オフ温度よりも高い。
この冷却制御処理において冷却運転制御部50は、圧縮機駆動処理部54を通じて圧縮機21に駆動指令を与えて該圧縮機21を所定の回転数で駆動させるとともに、バルブ駆動処理部55を通じて電磁弁271,272,273を開成させつつ膨張機構23の開度を調整し、更にファン駆動処理部56を通じて各商品収容庫3の庫内送風ファンF1を駆動させることで各商品収容庫3の内部空気の冷却を開始する(ステップS101)。このように各商品収容庫3の内部空気の冷却を開始した冷却運転制御部50は、各庫内温度センサS1〜S3からの庫内温度信号の入力待ちとなる(ステップS102)。
ここで、上記ステップS101で冷却を開始すると、圧縮機21で圧縮されて吐出された冷媒は、放熱器22に至り、該放熱器22を通過中に周囲空気(外気)と熱交換を行って放熱する。放熱器22で放熱した冷媒は、内部熱交換器28を通じて膨張機構23に至り、かかる膨張機構23により断熱膨張される。膨張機構23で断熱膨張された冷媒は、分配器26で3つに分配され、各蒸発器24に至る。各蒸発器24に至った冷媒は、蒸発して商品収容庫3の内部空気から熱を奪い、該内部空気を冷却する。冷却された内部空気は、庫内送風ファンF1の駆動により内部を循環し、これにより各商品収容庫3に収容された商品は、循環する内部空気に冷却される。各蒸発器24で蒸発した冷媒は、合流点P1で合流した後、内部熱交換器28を通じて圧縮機21に吸引され、圧縮機21に圧縮されて上述した循環を繰り返す。
上記ステップS102において入力処理部51を通じて全ての庫内温度センサS1〜S3から庫内温度信号を入力した場合(ステップS102:Yes)、冷却運転制御部50は、判定処理部52を通じてメモリ60から優先冷却処理開始温度情報を読み出し、各商品収容庫3の庫内温度が優先冷却処理開始温度T0以下であるか否かを判定する(ステップS103)。
全ての商品収容庫3の庫内温度が優先冷却処理開始温度T0以下でない場合(ステップS103:No)、すなわち少なくとも1つの商品収容庫3の庫内温度が優先冷却処理開始温度T0を上回る場合、冷却運転制御部50は、上述したステップS102及びステップS103の処理を繰り返す。
全ての商品収容庫3の庫内温度が優先冷却処理開始温度T0以下である場合(ステップS103:Yes)、冷却運転制御部50は、氷温庫内優先冷却処理を実施する(ステップS110)。
図6は、図5に示した冷却制御処理における氷温庫内優先冷却処理の処理内容を示すフローチャートである。
この氷温庫内優先冷却処理において冷却運転制御部50は、設定処理部53を通じて氷温庫(中庫3b及び左庫3c)内をグループAに設定するとともに、通常庫(右庫3a)内をグループBに設定する(ステップS111,ステップS112)。
ステップS111及びステップS112を実施した冷却運転制御部50は、グループAに設定された氷温庫の内部空気の冷却を開始する(ステップS113)。すなわち、冷却運転制御部50は、バルブ駆動処理部55を通じて電磁弁271を閉成させつつ、電磁弁272,273の開成を維持し、ファン駆動処理部56を通じて通常庫(右庫3a)の庫内送風ファンF1を駆動停止にさせつつ、氷温庫(中庫3b及び左庫3c)の庫内送風ファンF1の駆動を維持する。また圧縮機駆動処理部54を通じて圧縮機21の回転数を調整するとともにバルブ駆動処理部55を通じて膨張機構23の開度を調整する。
このようなグループAに設定された氷温庫の内部空気の冷却を開始した冷却運転制御部50は、冷却終了判定処理を実施する(ステップS130)。
図7は、図6に示した氷温庫内優先冷却処理における冷却終了判定処理の処理内容を示すフローチャートである。
この冷却終了判定処理において冷却運転制御部50は、判定処理部52を通じて内蔵する時計を利用して冷却時間の計測を開始する(ステップS131)。ステップS131で計測を開始した冷却時間(計測時間)がメモリ60に記憶された設定時間以上となる場合(ステップS132:Yes)、冷却運転制御部50は、判定処理部52を通じてステップS113で開始したグループAの冷却が終了したものとして、冷却時間の計測を終了し(ステップS133)、手順をリターンさせて今回の冷却終了判定処理を終了する。
計測時間が設定時間未満であっても入力処理部51を通じて各庫内温度センサS1〜S3より庫内温度信号を入力した場合(ステップS132:No,ステップS134:Yes)、冷却運転制御部50は、判定処理部52を通じてグループAに設定された氷温庫(中庫3b及び右庫3a)の庫内温度がそれぞれメモリ60から読み出した判定基準情報の氷温冷却オフ温度(低温冷却オフ温度)以下であるか否かを判定する(ステップS135)。
グループAに設定された氷温庫の庫内温度が氷温冷却オフ温度以下となるものがある場合(ステップS135:Yes)、冷却運転制御部50は、上述したステップS133を実施して、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
一方、グループAに設定された氷温庫の庫内温度が氷温冷却オフ温度以下となるものがなくても、一旦冷却オフ温度(氷温冷却オフ温度又は通常冷却オフ温度)に到達した庫内温度が再度冷却オン温度(氷温冷却オン温度又は通常冷却オン温度)以上となる商品収容庫3がある場合(ステップS135:No,ステップS136:Yes)、冷却運転制御部50は、上述したステップS133を実施して、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
このような冷却終了判定処理を実施した冷却運転制御部50は、入力処理部51を通じて各庫内温度センサS1〜S3より庫内温度信号を入力した場合(ステップS114:Yes)、判定処理部52を通じて庫内温度が氷温冷却オン温度以上となる氷温庫内があるか否かを判定する(ステップS115)。
庫内温度が氷温冷却オン温度以上となる氷温庫内がある場合(ステップS115:Yes)、冷却運転制御部50は、設定処理部53を通じて該当する氷温庫内、すなわち庫内温度が氷温冷却オン温度以上となる氷温庫内をグループAに設定するとともに、その他の商品収容庫3内をグループBに設定する(ステップS116,ステップS117)。
このように新たにグループA及びグループBの設定を行った冷却運転制御部50は、ステップS116で設定したグループAの氷温庫(例えば左庫3c)の内部空気の冷却を開始する(ステップS118)。
すなわち、冷却運転制御部50は、バルブ駆動処理部55を通じて電磁弁273の開成を維持させつつ、電磁弁272を新たに閉成させ、ファン駆動処理部56を通じてグループAの氷温庫の庫内送風ファンF1の駆動を維持する。このとき、グループBに設定された氷温庫(例えば中庫3b)の庫内送風ファンF1についても駆動を維持する。また、圧縮機駆動処理部54を通じて圧縮機21の回転数を調整するとともにバルブ駆動処理部55を通じて膨張機構23の開度を調整する。
このようにステップS118の処理を実施した冷却運転制御部50は、上記ステップS130に戻り、上述した処理を繰り返す。
ステップS115において庫内温度が氷温冷却オン温度以上の氷温庫がない場合(ステップS115:No)、冷却運転制御部50は、判定処理部52を通じて全ての氷温庫の庫内温度が氷温冷却オフ温度以下であるか否かを判定する(ステップS119)。
全ての氷温庫内温度が氷温冷却オフ温度以下でない場合(ステップS119:No)、すなわち少なくとも1つの氷温庫の庫内温度は氷温冷却オン温度未満であって氷温冷却オフ温度を上回っている場合、冷却運転制御部50は、上記ステップS130に戻り、上述した処理を繰り返す。
ステップS119において全ての氷温庫の庫内温度が氷温冷却オフ温度以下である場合(ステップS119:Yes)、冷却運転制御部50は、判定処理部52を通じて庫内温度が通常冷却オン温度以上となる通常庫内があるか否か、すなわち通常庫である右庫3aの庫内温度が通常冷却オン温度以上であるか否かを判定する(ステップS120)。
右庫3aの庫内温度が通常冷却オン温度以上である場合(ステップS120:Yes)、冷却運転制御部50は、設定処理部53を通じて該当する通常庫(右庫3a)内をグループAに設定するとともに、その他の商品収容庫3内をグループBに設定する(ステップS121,ステップS122)。
このように新たにグループA及びグループBの設定を行った冷却運転制御部50は、ステップS121で設定したグループAの通常庫(右庫3a)の内部空気の冷却を開始する(ステップS123)。
すなわち、冷却運転制御部50は、バルブ駆動処理部55を通じて電磁弁271を開成させてから電磁弁272,273を閉成させ、ファン駆動処理部56を通じてグループAの通常庫(右庫3a)の庫内送風ファンF1を駆動させる。また、圧縮機駆動処理部54を通じて圧縮機21の回転数を調整するとともにバルブ駆動処理部55を通じて膨張機構23の開度を調整する。
このステップS123を実施する冷却運転制御部50は、ファン駆動処理部56を通じて、氷温庫(中庫3b及び左庫3c)内の庫内送風ファンF1の駆動を維持させる(ステップS124)。
このステップS124の処理を実施した冷却運転制御部50は、上記ステップS130に戻り、上述した処理を繰り返す。
ステップS120において庫内温度が通常冷却オン温度以上の通常庫がない場合(ステップS120:No)、すなわち通常庫(右庫3a)の庫内温度が通常冷却オン温度以上でない場合、冷却運転制御部50は、判定処理部52を通じて全ての通常庫の庫内温度が通常冷却オフ温度以下であるか否か、すなわち通常庫(右庫3a)の庫内温度が通常冷却オフ温度以下であるか否かを判定する(ステップS125)。
通常庫(右庫3a)の庫内温度が通常冷却オフ温度以下でない場合(ステップS125:No)、すなわち通常庫(右庫3a)の庫内温度は通常冷却オン温度未満であって通常冷却オフ温度を上回っている場合、冷却運転制御部50は、上記ステップS130に戻り、上述した処理を繰り返す。
ステップS125において通常庫の庫内温度が通常冷却オフ温度以下である場合、すなわち全ての氷温庫内温度が氷温冷却オフ温度以下であって全ての通常庫内温度が通常冷却オフ温度以下である場合(ステップS125:Yes)、冷却運転制御部50は、設定処理部53を通じて冷却停止を設定して出力処理部59を通じてその旨を自販機制御部100に送出し(ステップS126)、その後に手順をリターンさせて今回の氷温庫内優先冷却処理を終了する。
このように氷温庫内優先冷却処理を実施した冷却運転制御部50は、その後に手順をリターンさせて今回の冷却制御処理を終了する。
以上説明したような冷却制御処理においては、冷却終了判定処理において冷却時間が設定時間未満であって、一旦冷却オフ温度に到達した庫内温度が再度冷却オン温度以上となる商品収容庫3がある場合に、ステップS113で開始したグループAの冷却が終了したものとして、冷却時間の計測を終了しているので、例えばステップS123においてグループAに設定された通常庫の内部空気の冷却を開始した場合でも、氷温庫の庫内温度が再度氷温冷却オン温度以上となることで当該通常庫の冷却を終了させ、その後のステップS115〜ステップS118により再度氷温冷却オン温度以上となった氷温庫の内部空気の冷却を開始することができる。
また、上記冷却運転制御部50は、所定のタイムスケジュールにしたがって後述する除霜制御処理を実施する。尚、この除霜制御処理は上述した冷却制御処理が実施されている場合でも優先して実施されるものである。また、除霜制御処理は、庫外送風ファンF2を逆回転駆動させている処理が行われている最中でも、該庫外送風ファンF2の逆回転駆動を停止させて実施されるものである。
図8は、上記冷却運転制御部50が実施する除霜制御処理の処理内容を示すフローチャートである。かかる除霜制御処理の処理内容について説明しながら自動販売機の動作についても説明する。
この除霜制御処理において冷却運転制御部50は、判定処理部52を通じて内蔵する時計を利用して除霜時間の計測を開始する(ステップS201)。ステップS201で計測を開始した冷却運転制御部50は、圧縮機駆動処理部54を通じて圧縮機21に駆動停止指令を与えて該圧縮機21を強制的に駆動停止にさせるとともに、バルブ駆動処理部55を通じて電磁弁271,272,273に閉指令を与えて全ての電磁弁271,272,273を閉成させる(ステップS202,ステップS203)。また、冷却運転制御部50は、ファン駆動処理部56を通じて庫内送風ファンF1に駆動指令を与えて庫内送風ファンF1を駆動させるとともに、ヒータ駆動処理部57を通じて除霜ヒータHに駆動指令を与えて除霜ヒータHを通電状態にする(ステップS204,ステップS205)。
尚、このステップS204で実施された庫内送風ファンF1の駆動については、その後に外扉4が開成されることにより庫内送風ファンF1を駆動停止にさせる消音制御が有効であっても、維持される。つまり、消音制御等にかかわらず、庫内送風ファンF1を駆動し続けるようにしている。
このように除霜ヒータHを通電状態にさせた冷却運転制御部50は、判定処理部52を通じて、ステップS201で計測開始した除霜時間(計測時間)がメモリ60に記憶された設定時間以上であるか否かを判定する(ステップS206)。
計測時間が設定時間以上となる場合(ステップS206:Yes)、冷却運転制御部50は、ヒータ駆動処理部57を通じて除霜ヒータHに駆動停止指令を与えて除霜ヒータHを非通電状態にさせ(ステップS207)、入力処理部51を通じて各蒸発器温度センサS4〜S6からの蒸発器温度信号を入力待ちとなる(ステップS208)。
そして、入力処理部51を通じて各蒸発器温度センサS4〜S6から蒸発器温度信号を入力することで蒸発器温度を入力した場合(ステップS208:Yes)、冷却運転制御部50は、判定処理部52を通じてメモリ60から除霜解除温度情報を読み出し、各蒸発器温度が除霜解除温度以上であるか否かを判定する(ステップS209)。
すべての蒸発器温度が除霜解除温度以上である場合(ステップS209:Yes)、冷却運転制御部50は、設定処理部53を通じて除霜解除を設定する(ステップS210)。このように除霜解除を設定した冷却運転制御部50は、ファン駆動処理部56を通じて庫内送風ファンF1に駆動停止指令を与えて庫内送風ファンF1を駆動停止にさせて(ステップS211)、その後に手順をリターンさせて今回の除霜制御処理を終了する。
更に、上記冷却運転制御部50は、上記除霜制御処理を実施する場合を除いて、後述する表示制御処理を実施する。尚、この表示制御処理は、上述した冷却制御処理と連係して実施されるものであってもよいし、個別に実施されるものであってもよい。
図9は、上記冷却運転制御部50が実施する表示制御処理の処理内容を示すフローチャートである。かかる表示制御処理の処理内容について説明しながら自動販売機の動作についても説明する。
この表示制御処理において冷却運転制御部50は、入力処理部51を通じて氷温庫(例えば中庫3b及び左庫3c)の庫内温度センサS1,S2から庫内温度信号を入力した場合、すなわち庫内温度を入力した場合(ステップS301)、判定処理部52を通じてメモリ60から表示基準温度情報を読み出し、庫内温度(入力温度)と表示基準温度T1,T2,T3,T4とを比較する(ステップS302,ステップS303,ステップS304,ステップS305)。
そして、庫内温度が表示基準温度T1以上である場合(ステップS302:Yes)、冷却運転制御部50は、表示制御処理部58を通じてディスプレイ30に、図10の(イ)に示す商品見本Mのみを表示させ(ステップS306)、その後に手順をリターンさせて今回の表示制御処理を終了する。
庫内温度が表示基準温度T2以上であって表示基準温度T1未満である場合(ステップS302:No,ステップS303:Yes)、冷却運転制御部50は、表示制御処理部58を通じてディスプレイ30に、図10の(ロ)に示す商品見本Mに少量の氷Iを付着させて表示させ(ステップS307)、その後に手順をリターンさせて今回の表示制御処理を終了する。
庫内温度が表示基準温度T3以上であって表示基準温度T2未満である場合(ステップS302:No,ステップS303:No,ステップS304:Yes)、冷却運転制御部50は、表示制御処理部58を通じてディスプレイ30に、図10の(ハ)に示す商品見本Mにある程度の量の氷Iを付着させて表示させ(ステップS308)、その後に手順をリターンさせて今回の表示制御処理を終了する。
庫内温度が表示基準温度T4以上であって表示基準温度T3未満である場合(ステップS302:No,ステップS303:No,ステップS304:No,ステップS305:Yes)、冷却運転制御部50は、表示制御処理部58を通じてディスプレイ30に、図10の(ニ)に示す商品見本Mに多量の氷Iを付着させて表示させ(ステップS309)、その後に手順をリターンさせて今回の表示制御処理を終了する。
庫内温度が表示基準温度T4未満である場合(ステップS302:No,ステップS303:No,ステップS304:No,ステップS305:No)、冷却運転制御部50は、表示制御処理部58を通じてディスプレイ30に、図10の(ホ)に示す商品見本Mに非常に多量の氷Iを付着させて表示させ(ステップS310)、その後に手順をリターンさせて今回の表示制御処理を終了する。
このような表示制御処理によれば、氷温庫(例えば中庫3b及び左庫3c)の庫内温度に応じてディスプレイ30での商品の表示を変化させることで、当該自動販売機の利用者により視覚により商品の温度状態をアピールすることができる。
以上説明したように本発明の実施の形態である自動販売機においては、冷却運転制御部50が、全ての庫内温度が優先冷却開始温度T0以下となるまでは、通常庫(右庫3a)及び氷温庫(中庫3b及び左庫3c)の内部空気の冷却を行い、その後に全ての庫内温度が優先冷却開始温度T0以下となる場合に氷温庫の内部空気のみ冷却する優先冷却を行い、その後に全ての氷温庫の庫内温度が氷温冷却オフ温度以下となるとき、通常庫の内部空気の冷却を許容している。これによれば各商品収容庫3の蒸発器24が共通の冷凍機(圧縮機21)に並列に接続されていても、全ての商品収容庫3をある程度の温度まで冷却することができ、しかも氷温庫の内部空気を優先的に冷却するので、互いに異なる温度帯にて冷却する複数の商品収容庫3の内部空気を良好に冷却することができる。
上記自動販売機によれば、冷却運転制御部50が、氷温庫の内部空気のみ冷却する優先冷却を行う場合において、庫内温度が氷温冷却オン温度以上となる氷温庫の内部空気を冷却するので、庫内温度が氷温冷却オン温度以上の氷温庫の内部空気を積極的に冷却することができ、圧縮機21から供給される冷媒を有効に活用して冷却が必要な氷温庫を優先的に冷却することができる。
上記自動販売機によれば、冷却運転制御部50が、全ての氷温庫の庫内温度が氷温冷却オフ温度以下となる場合に、庫内温度が通常冷却オン温度以上となる通常冷却庫の内部空気を冷却するので、圧縮機21から供給される冷媒を有効に活用して冷却が必要な通常庫を優先的に冷却することができる。
上記自動販売機によれば、冷却運転制御部50が、通常庫の内部空気を冷却する場合に、氷温庫の庫内送風ファンF1を駆動させるので、温度が氷点下となる氷温庫の内部空気が下方に滞留してしまうことを抑制でき、これにより氷温庫における商品収納ラック6の下方に収納される商品が損傷等してしまうことを抑制できる。
上記自動販売機によれば、冷却運転制御部50が、各商品収容庫3の蒸発器24の除霜運転を行う場合、氷温庫に配設された除霜ヒータHを駆動させることで、ドレン水が凍結してしまうことを防止して、ドレン水を良好に排出することができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
上述した実施の形態では、冷却制御処理において、全ての庫内温度が優先冷却開始温度T0以下となることで優先冷却処理条件を具備するものとして説明したが、本発明においては、冷却を開始してから所定時間が経過することで優先冷却処理条件を具備するものとしてもよいし、各商品収容庫に収容される商品の温度が予め決められた温度以下となることで優先冷却処理条件を具備するものとしてもよい。
上述した実施の形態では、氷温庫が中庫3b及び左庫3c、通常庫が右庫3aとして説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、少なくとも1つの商品収容庫が通常冷却庫であって、少なくとも1つの商品収容庫が低温冷却庫であれば、他の商品収容庫は内部空気を常温にさせる常温庫であってもよいし、内部空気を加熱する加熱庫であっても構わない。
上述した実施の形態では、氷温庫を低温冷却庫の一例として説明したが、本発明においては、異なる2つ以上の温度帯に冷却することができれば特に限定されるものではない。 上述した実施の形態では、表示制御処理において、図10の(イ)〜(ホ)のいずれかの表示をディスプレイ30に行っているが、本発明においては、図11の(イ)〜(ホ)に示すように、表示の濃さが異なる商品見本Mを表示させるようにしても良いし、図12の(イ)〜(ホ)に示すように、商品を選択するための商品選択ボタンBの表示部分の色を濃さが異なるようにして表示してもよい。また、図13の(a)及び(b)に示すように、商品見本Mと商品選択ボタンBとに対応付けられる金額表示器Kに温度を表示するようにしてもよい。これによっても低温冷却庫の庫内温度に応じて表示手段での商品の表示を変化させることで、当該自動販売機の利用者により視覚により商品の温度状態をアピールすることができる。
21 圧縮機
23 膨張機構
24 蒸発器
271 電磁弁
272 電磁弁
273 電磁弁
30 ディスプレイ(表示手段)
50 冷却運転制御部(制御手段)
51 入力処理部
52 判定処理部
53 設定処理部
54 圧縮機駆動処理部
55 バルブ駆動処理部
56 ファン駆動処理部
57 ヒータ駆動処理部
58 表示制御処理部
59 出力処理部
60 メモリ
F1 庫内送風ファン
H 除霜ヒータ
S1 庫内温度センサ
S2 庫内温度センサ
S3 庫内温度センサ
S4 蒸発器温度センサ
S5 蒸発器温度センサ
S6 蒸発器温度センサ

Claims (7)

  1. 商品を収容するための商品収容庫毎に設けられ、かつ自身が設けられた商品収容庫の内部空気を冷却するための冷却ユニットと、
    少なくとも1つの商品収容庫を通常冷却庫としてその内部空気が予め決められた通常冷却温度範囲となるよう該通常冷却庫に配設された第1冷却ユニットを駆動させ、かつ少なくとも1つの商品収容庫を低温冷却庫としてその内部空気が前記通常冷却温度範囲よりも低い予め決められた低温冷却温度範囲となるよう該低温冷却庫に配設された第2冷却ユニットを駆動させる制御手段と
    を備えた自動販売機において、
    前記制御手段は、予め決められた優先冷却処理条件を具備するまでは前記第1冷却ユニット及び前記第2冷却ユニットを駆動させ、前記優先冷却処理条件を具備する場合に前記第2冷却ユニットのみ駆動させる優先冷却を行い、その後に全ての低温冷却庫の庫内温度が予め決められた低温冷却オフ温度以下となるとき、前記第1冷却ユニットが駆動することを許容することを特徴とする自動販売機。
  2. 前記制御手段は、前記優先冷却を行う場合において、庫内温度が予め決められた低温冷却オン温度以上となる低温冷却庫に配設された第2冷却ユニットを駆動させることを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
  3. 前記制御手段は、全ての前記低温冷却庫の庫内温度が前記低温冷却オフ温度以下となる場合に、庫内温度が予め決められた通常冷却オン温度以上となる通常冷却庫があるとき、該通常冷却庫に配設された第1冷却ユニットを駆動させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の自動販売機。
  4. 前記制御手段は、前記第1冷却ユニットを駆動させる場合に、前記第2冷却ユニットを構成するとともに前記低温冷却庫の内部空気を循環させる循環手段を駆動させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の自動販売機。
  5. 前記制御手段は、全ての温冷却庫の庫内温度が前記低温冷却オフ温度以下で、かつ全ての通常冷却庫の庫内温度が予め決められた通常冷却オフ温度以下となる場合に、前記第1冷却ユニット及び第2冷却ユニットの駆動を停止させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の自動販売機。
  6. 前記制御手段は、前記冷却ユニットを構成する蒸発器の除霜運転を行う場合、前記低温冷却庫に配設された除霜ヒータを駆動させることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の自動販売機。
  7. 前記制御手段は、前記低温冷却庫の庫内温度に応じて予め設定された表示を表示手段に行うことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の自動販売機。
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