JP2001263656A - 気化式燃焼器具 - Google Patents

気化式燃焼器具

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JP2001263656A
JP2001263656A JP2000075696A JP2000075696A JP2001263656A JP 2001263656 A JP2001263656 A JP 2001263656A JP 2000075696 A JP2000075696 A JP 2000075696A JP 2000075696 A JP2000075696 A JP 2000075696A JP 2001263656 A JP2001263656 A JP 2001263656A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】気化式燃焼器具の予熱待機時の消費電力を低減
する。 【構成】燃焼前に気化器9を燃油の気化可能な第1の所
定温度範囲に予熱して待機させるものに於いて、本体も
しくはリモコンに人の存否を検知する人存否検知センサ
22を設け、人不在時には気化器9の予熱温度を前記第
1の所定温度範囲より低い第2の所定温度範囲にすると
共に、人存在時には気化器9の予熱温度を前記第1の所
定温度範囲に戻すようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は気化式石油給湯機
や気化式石油暖房機等の気化式燃焼器具に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種の気化ヒータを備えた気
化器の温度を燃油の気化が可能な所定の温度に保つよう
に気化ヒータを通電制御して加熱するようにした気化式
燃焼器具に於いては、気化式石油暖房機では予熱待機ス
イッチをONすると運転停止中であっても気化ヒータを
通電制御して気化器の予熱を開始して待機し、使用者が
外出している間の器具不使用時にも気化器を予熱してお
き、帰ってきたときに運転スイッチをONしたらすぐに
燃焼開始できるようにしたものがあった。(例えば特公
平7−109302号)
【0003】また、同様に使用者の帰宅後すぐに燃焼開
始できるようにするために、気化式石油給湯機では気化
器の予熱を予熱予約タイマーによって予め設定された時
刻に開始し、予熱開始から一定時間後に予熱を停止する
ようにしたものがあった。(例えば特開平9−3180
47号)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
ものでは、一度予熱待機スイッチをONしたり予熱予約
タイマーを設定してしまうと、人が外出しているとき等
の燃焼器具の使用の可能性の全くない場合であっても気
化器を予め定められた燃油の気化が可能な所定温度に保
つようにしているものであるので、無駄な電力が多く消
費されてしまうものであった。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明はこの点に着目
し上記欠点を解決する為、請求項1では特にその構成
を、燃油を気化するための気化ヒータ及び気化器と、前
記気化器の温度を検出する気化温度センサと、前記気化
温度センサの出力に基づき前記気化ヒータの通電制御を
行って前記気化器を燃油の気化可能な第1の所定温度範
囲に予熱する予熱制御手段と、燃焼器具本体に有線又は
無線接続されたリモコンとを有した気化式燃焼器具に於
いて、前記リモコンに人の存否を検知するための人存否
検知センサを設け、該人存否検知センサの出力を受けて
人の存否を判定する人存否判定手段と、該人存否判定手
段の人不在判定により予熱温度を前記第1の所定温度範
囲より低い第2の所定温度範囲に変更すると共に、人存
在判定により予熱温度を前記第2の所定温度範囲から前
記第1の所定温度範囲に戻す予熱温度変更手段とを備え
た。
【0006】また、請求項2では特にその構成を、燃油
を気化するための気化ヒータ及び気化器と、前記気化器
の温度を検出する気化温度センサと、前記気化温度セン
サの出力に基づき前記気化ヒータの通電制御を行って前
記気化器を燃油の気化可能な第1の所定温度範囲に予熱
する予熱制御手段とを有した気化式燃焼器具に於いて、
燃焼器具本体に人の存否を検知するための人存否検知セ
ンサを設け、該人存否検知センサの出力を受けて人の存
否を判定する人存否判定手段と、該人存否判定手段の人
不在判定により予熱温度を前記第1の所定温度範囲より
低い第2の所定温度範囲に変更すると共に、人存在判定
により予熱温度を前記第2の所定温度範囲から前記第1
の所定温度範囲に戻す予熱温度変更手段とを備えた。
【0007】
【発明の実施の形態】前記請求項1に係る発明による
と、予熱制御手段10が気化器9を燃油の気化可能な第
1の所定温度範囲に予熱を行っている際に、リモコン6
に設けられた人存否検知センサ22が人を検知せずに一
定時間が経過して、人存否判定手段23が人不在判定を
出力すると、予熱温度変更手段24が予熱制御手段10
で制御する予熱温度を第1の所定温度範囲より低い第2
の所定温度範囲に変更するので、人不在時の消費電力を
低減することができ、また、予熱温度の変更後に人存否
検知センサが人を検知して人存否判定手段23が人存在
判定信号を出力すると、予熱温度変更手段24が予熱温
度を第1の所定温度範囲に戻して燃焼要求に対しすぐに
燃焼可能にしている。
【0008】前記請求項2に係る発明によると、予熱制
御手段10が気化器9を燃油の気化可能な第1の所定温
度範囲に予熱を行っている際に、燃焼器具本体25に設
けられた人存否検知センサ22が人を検知せずに一定時
間が経過して、人存否判定手段23が人不在判定を出力
すると、予熱温度変更手段24が予熱制御手段10で制
御する予熱温度を第1の所定温度範囲より低い第2の所
定温度範囲に変更するので、人不在時の消費電力を低減
することができ、また、予熱温度の変更後に人存否検知
センサが人を検知して人存否判定手段23が人存在判定
信号を出力すると、予熱温度変更手段24が予熱温度を
第1の所定温度範囲に戻して燃焼要求に対しすぐに燃焼
可能にしている。
【0009】
【実施例】本発明に係る気化式燃焼器具を気化式石油給
湯機に適用した第1の実施例を図1〜図4に基づいて説
明する。
【0010】1は気化式石油給湯機の本体で、屋外に壁
掛け又は据置で設置されるものである。2は給湯用の熱
交換器で、複数枚のフィン3と給湯管4とが一体となっ
て構成され、この給湯管4の先端部は屋内の台所や流し
台に設けられた給湯栓5に接続されている。6は前記気
化式給湯機本体1と有線又は無線接続され使用者が給湯
機本体1に指令を与えるためのリモコンで、前記給湯栓
5の近傍壁面に設けられている。
【0011】7は熱交換器2を加熱するバーナ部で、気
化ヒータ8を備えた気化器9に連通しているもので、こ
の気化ヒータ8によって気化器9が加熱され、燃油の気
化ガスと燃焼用一次空気による予混合ガスを前記バーナ
部7で燃焼させるようにして、ターンダウン比が広く静
かな気化燃焼を行うものである。
【0012】10は前記気化ヒータ8の通電制御を行う
予熱制御手段で、気化温度センサ11を介して気化器9
の温度を検知し、該気化器9を燃油の気化可能な第1の
所定温度範囲に保持するもので、詳しくは、前記気化温
度センサ11で検知する気化器9の温度が第1の所定温
度範囲の下限(第1のON温度)以下になると前記気化
ヒータ8に通電を行い気化器9を加熱し、気化器9の温
度が第1の所定温度範囲の上限(第1のOFF温度)以
上になると前記気化ヒータ8の通電を遮断して気化器9
を所定の気化可能温度に保持するようにして気化器9の
予熱を行うものである。
【0013】12は前記予熱制御手段10を含みマイコ
ンを主体として構成され、この気化式石油給湯機1の制
御を行う制御装置で、燃料供給用の電磁ポンプ(図示せ
ず)及び燃焼空気供給用の燃焼ファン(図示せず)及び
点火器(図示せず)等の駆動部品を有し、給湯管4に備
えられた水の流れを検知する水流センサ13からの信号
や、湯温センサ14の検出湯温と湯温設定器(図示せ
ず)からの設定値との比較演算等によってバーナ部7の
燃焼を制御するものである。
【0014】15は前記リモコン6に備えられた運転ス
イッチで、この運転スイッチ15を投入すると前記制御
装置12は前記予熱制御手段10に予熱制御開始信号を
送り、給湯開始に先立って気化器9を第1の所定温度範
囲に予熱しておくもので、この予熱状態は予熱開始より
一定時間T(ここでは90分間)継続される。このよ
うに気化器9を予熱しておくことで、使用者が給湯栓5
を開栓した時にすぐに燃焼開始して湯を供給できるよう
にしている。
【0015】また、前記一定時間T(90分間)の予
熱状態時に給湯使用の終了によりバーナ部7の燃焼が停
止すると、燃焼停止から再度一定時間T(90分間)
の予熱を開始し、予熱開始から一定時間T(90分
間)燃焼が開始されないと前記ヒータ制御手段12に予
熱制御停止信号を送り、予熱動作を停止するものであ
る。
【0016】16は予め設定した給湯使用予定時刻であ
る予熱タイマー時刻Tから一定時間T(ここでは9
0分間)気化器9を予熱する予熱予約タイマー手段で、
前記リモコン6に備えられた時スイッチ17と分スイッ
チ18とから成る時刻設定手段19によって予熱タイマ
ー時刻Tが設定され、予熱タイマースイッチ20のO
N信号でこの予熱タイマー時刻Tを記憶すると共に、
現在時刻Tとの比較を開始して予熱タイマー時刻T
なると予熱制御手段10に予熱制御開始信号を出力し、
予熱制御開始から一定時間T(90分間)気化器9を
予熱状態に制御する。
【0017】21は前記リモコン6に備えられた表示部
で、現在時刻T、予熱タイマー時刻T、予熱タイマー
設定の有無、予熱動作中等の表示を行うものであり、前
記予熱予約タイマー手段16からの出力で、予熱タイマ
ー動作中の予熱タイマー時刻Tの前までは該予熱タイ
マー時刻Tを表示し、予熱開始後は予約動作中表示と
現在時刻Tを表示して、一目で今の動作状況がわかるよ
うにしているものである。
【0018】22は前記リモコン6前面に備えられ人の
存否を検知するための人存否検知センサで、図4で示し
た領域Aの赤外線を検知する赤外線センサにより構成さ
れており、23はこの人存否検知センサ22の出力に基
づいて人の存否を判定する人存否判定手段である。
【0019】この人存否判定手段23ははタイマ機能及
びカウント機能を備えており、一定時間T(例えば1
0分間)以上前記人存否検知センサ22の出力がないと
リモコン6付近に人がいないと判断して人不在判定信号
を出力すると共に、一定時間T(例えば10秒間)以
上連続して前記人存否検知センサ22の出力があるか、
または一定時間T(例えば1分間)以内に複数回前記
人存否検知センサ22の出力があるとリモコン6付近に
人がいると判断して人存在判定信号を出力するようにし
ている。
【0020】この人存否検知センサ22はこのような赤
外線センサを用いたものに限定されることはなく、例え
ば音センサや超音波センサを用いることも可能である。
この音センサを人存否検知センサ22として用いた場合
は人存否判定手段23の判定の仕方は、一定時間T
上前記人存否検知センサ(音センサ)22の出力する音
圧レベルが一定値以下だと人不在判定信号を出力すると
共に、一定時間T以内に一定音圧レベル以上の音を複
数回検知するか、または一定音圧レベル以上の音が連続
して一定時間T以上継続すると人存在判定信号を出力
するようにする。
【0021】24は前記人存否判定手段23からの判定
信号を受け、人不在判定により前記予熱制御手段10の
予熱温度を前記第1の所定温度範囲より低い第2の所定
温度範囲に変更すると共に、人存在判定により前記予熱
制御手段10の予熱温度を前記第2の所定温度範囲から
前記第1の所定温度範囲に戻す予熱温度変更手段であ
る。
【0022】次に図4のタイムチャートに基づきこの第
1の実施例の作動について説明すると、現在時刻が予熱
予約タイマー手段16で設定した予熱タイマー時刻T
になると、前記予熱予約タイマー手段16は前記予熱制
御手段10に所定時間T(90分間)の予熱を開始さ
せるよう信号を出力する。
【0023】そして、前記予熱制御手段10は気化ヒー
タ8に通電して予熱を開始すると、気化温度センサ11
で検出する気化器9の温度と燃油の気化可能な第1の所
定温度範囲(第1のON温度及び第1のOFF温度)と
を比較し、気化器9の温度が第1の所定温度範囲に保持
されるよう前記気化ヒータ8をON/OFFし、バーナ
部7の燃焼開始前に気化器9を予熱する。
【0024】次に、前記給湯栓5が開かれると水流セン
サ13が水流を検知し、この水流検知により前記バーナ
部7での燃焼が開始され、前記給湯栓5から湯が供給さ
れるものである。
【0025】そして、前記給湯栓5が閉められると水流
検知はなくなり、前記バーナ部7での燃焼が停止される
と共に、前記の予熱開始からの所定時間T(90分
間)のカウントはリセットされ、あらたに所定時間T
(90分間)の予熱待機状態となる。
【0026】この所定時間T(90分間)の予熱待機
中に前記リモコン6の付近から人がいなくなり、前記人
存否判定手段23から人不在判定信号が出力されると、
前記予熱温度変更手段24は前記予熱制御手段10の予
熱温度を前記第1の所定温度範囲より低い第2の所定温
度範囲(第2のON温度及び第2のOFF温度)に変更
して気化ヒータ8の負荷が小さい省電力予熱を行うの
で、人不在時の予熱にかかる消費電力を低減することが
できる。
【0027】また、予熱温度を第2の所定温度範囲とし
ている省電力予熱を行っている際に、前記人存否判定手
段23から人存在判定信号が出力されると、前記予熱温
度変更手段24は前記予熱制御手段10の予熱温度を前
記第2の所定温度範囲から前記第1の所定温度範囲に戻
し、燃油を気化可能な温度範囲に気化器9を予熱するよ
うにしたので良好に燃油を気化可能で、人存在時は給湯
要求に対しすぐに燃焼開始が可能で極めて使用勝手が良
いものである。
【0028】そして、前記の燃焼停止(予熱開始)から
所定時間T(90分間)が経過すると、気化ヒータ8
へ通電制御を停止して予熱を停止する。このように所定
時間後には予熱を停止するようにしているので、不要な
予熱動作を抑制でき無駄な消費電力を極力抑えることが
できる。
【0029】次に、本発明に係る気化式燃焼器具を気化
式石油暖房機に適用した第2の実施例を図5〜図7に基
づいて説明する。尚、前記第1の実施例と同一のものは
同一の符号を付して説明を省略する。
【0030】25は屋内に設置される気化式石油暖房機
本体で、本体内部のバーナ部7での燃焼排気ガスを温風
吹出口26から室内に吹き出すことで暖房を行うもの
で、また、該本体前面には前記人存否検知センサ22を
備えている。
【0031】27は本体前面上部に設けられた操作部
で、燃焼開始させて暖房の開始を指示する運転スイッチ
28と、室温設定器(図示せず)と、設定された室温や
現在の室温を表示する表示器29と、運転停止中に気化
ヒータ8を通電制御して気化器9を所定時間予熱する予
熱待機スイッチ30とを有している。
【0032】31はマイコンを主体として構成され、こ
の気化式石油暖房機25の制御を行う制御手段で、燃料
供給用の電磁ポンプ(図示せず)及び燃焼空気供給用の
燃焼ファン(図示せず)及び点火器(図示せず)等の駆
動部品を有し、室温センサ32の検出室温と室温設定器
で設定された室温との比較演算等によってバーナ部7の
燃焼を制御するものである。
【0033】33は前記予熱待機スイッチ30の投入に
より前記予熱制御手段10へ予熱開始信号を出力すると
共に、比較的長い所定時間T(12時間)のカウント
を開始し、この所定時間T(12時間)のカウント終
了で前記予熱制御手段10へ予熱停止信号を出力する予
熱待機手段で、使用者が部屋が十分暖まったり近所への
外出で一旦暖房を停止するが、またすぐに使用する可能
性があるので前記予熱待機スイッチ30を投入すること
により所定時間T(12時間)の予熱を開始し、暖房
が必要な時には気化器9が予熱状態にあるので、運転ス
イッチ28の投入により気化器9の予熱待ちなしですぐ
に暖房を開始できるものである。
【0034】次に図7のタイムチャートに基づきこの第
2の実施例の作動について説明すると、使用者が部屋が
十分暖まったり近所への外出で一旦暖房を停止するが、
またすぐに使用する可能性があるので前記予熱待機スイ
ッチ30をONすると、前記予熱待機手段33が所定時
間T(12時間)のカウントを開始すると共に、前記
予熱制御手段10に予熱開始信号を出力して予熱が開始
される。
【0035】そして、暖房機本体25のまわりに人がい
なくなると、前記人存否検知センサ22は人の存在を検
知しないので、前記人存否判定手段23は人不在判定信
号を前記予熱温度変更手段24へ出力する。
【0036】ここで、前記予熱温度変更手段24は前記
予熱制御手段10の予熱温度を前記第1の所定温度範囲
より低い第2の所定温度範囲(第2のON温度及び第2
のOFF温度)に変更して気化ヒータ8の負荷が小さい
省電力予熱を行うので、長時間にわたる人不在時の予熱
にかかる消費電力を低減することができる。
【0037】そして、予熱温度を第2の所定温度範囲と
している省電力予熱を行っている際に、使用者が暖房機
本体25のまわりに戻ると、前記人存否検知センサ22
が人を検知して前記人存否判定手段23から人存在判定
信号が出力され、前記予熱温度変更手段24は前記予熱
制御手段10の予熱温度を前記第2の所定温度範囲から
前記第1の所定温度範囲に戻し、燃油を気化可能な温度
範囲に気化器9を予熱するようにし、そこで前記運転ス
イッチ28がONされると、気化器9は燃油を気化可能
な第1の所定温度範囲に予熱されているので、すぐに燃
焼開始でき極めて使用勝手が良いものである。
【0038】また、前記の予熱待機スイッチ30のON
動作から所定時間T(12時間)が経過すると、気化
ヒータ8へ通電制御を停止して予熱を停止する。このよ
うに所定時間後には予熱を停止するようにしているの
で、予熱待機スイッチ30をONしたことを忘れたとし
ても、所定時間T(12時間)後には自動的に予熱動
作が停止され無駄な消費電力を極力抑えることができ
る。
【0039】尚、予熱温度を第2の所定温度範囲として
いる省電力予熱を行っている状態で、前記人存否判定手
段23が人存在判定信号を出力する前に前記運転スイッ
チ28をONすると、気化器9は第1の所定温度範囲よ
り低い第2の所定温度範囲にあるが、ある程度の高温状
態を保っているので、少し待つだけですぐに燃焼開始す
ることができ利便性が高いものである。
【0040】尚、前記第1、第2の実施例に記載された
第2の所定温度範囲は、図面に示されたごとく第2のO
FF温度及び第2のON温度共に第1のOFF温度及び
第1のON温度より低温度であることに限定されるもの
ではなく、例えば第2の所定温度範囲の高温側と第1の
所定温度範囲の低温側とを一部重複させて第2の所定温
度範囲を第1の所定温度範囲より低温度としたり、ま
た、第2のOFF温度は変えずに第2のON温度のみを
第1のON温度より低温度にして第2の所定温度範囲の
温度幅を拡大して第2の所定温度範囲を第1の所定温度
範囲より低温度としてもよい。尚、第2の所定温度範囲
の温度幅を拡大すると気化ヒータ8のON/OFFの頻
度が減少して消費電力を低減できると共に、気化ヒータ
8の故障率が低減して耐用年数も上がるものである。
【0041】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、人が
いるときは気化器の予熱温度を燃油の気化可能な第1の
所定温度範囲に制御して、燃焼要求に対しすぐに燃焼可
能にしていると共に、人のいないときには気化器の予熱
温度を第1の所定温度範囲より低い第2の所定温度範囲
に下げて燃焼器具の使用の可能性の全くない場合の無駄
な消費電力を抑えることができて省エネであり、さら
に、人の存在を検知して気化器の予熱温度を第1の所定
温度範囲に戻す前に燃焼要求が発生しても、少し待つだ
けですぐに燃焼開始することができ利便性を損ねること
もないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例である気化式石油給湯
機の概略構成図。
【図2】同第1の実施例の制御装置のブロック図。
【図3】同第1の実施例のリモコン(人存否検知セン
サ)と給湯栓との位置関係を説明する図。
【図4】同第1の実施例の作動のタイムチャート。
【図5】この発明の第2の実施例である気化式石油暖房
機の外観図。
【図6】同第2の実施例の制御装置のブロック図。
【図7】同第2の実施例の作動のタイムチャート。
【符号の説明】
6 リモコン 8 気化ヒータ 9 気化器 10 予熱制御手段 11 気化温度センサ 22 人存否検知センサ 23 人存否判定手段 24 予熱温度変更手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃油を気化するための気化ヒータ及び
    気化器と、前記気化器の温度を検出する気化温度センサ
    と、前記気化温度センサの出力に基づき前記気化ヒータ
    の通電制御を行って前記気化器を燃油の気化可能な第1
    の所定温度範囲に予熱する予熱制御手段と、燃焼器具本
    体に有線又は無線接続されたリモコンとを有した気化式
    燃焼器具に於いて、前記リモコンに人の存否を検知する
    ための人存否検知センサを設け、該人存否検知センサの
    出力を受けて人の存否を判定する人存否判定手段と、該
    人存否判定手段の人不在判定により予熱温度を前記第1
    の所定温度範囲より低い第2の所定温度範囲に変更する
    と共に、人存在判定により予熱温度を前記第2の所定温
    度範囲から前記第1の所定温度範囲に戻す予熱温度変更
    手段とを備えたことを特徴とする気化式燃焼器具。
  2. 【請求項2】 燃油を気化するための気化ヒータ及び
    気化器と、前記気化器の温度を検出する気化温度センサ
    と、前記気化温度センサの出力に基づき前記気化ヒータ
    の通電制御を行って前記気化器を燃油の気化可能な第1
    の所定温度範囲に予熱する予熱制御手段とを有した気化
    式燃焼器具に於いて、燃焼器具本体に人の存否を検知す
    るための人存否検知センサを設け、該人存否検知センサ
    の出力を受けて人の存否を判定する人存否判定手段と、
    該人存否判定手段の人不在判定により予熱温度を前記第
    1の所定温度範囲より低い第2の所定温度範囲に変更す
    ると共に、人存在判定により予熱温度を前記第2の所定
    温度範囲から前記第1の所定温度範囲に戻す予熱温度変
    更手段とを備えたことを特徴とする気化式燃焼器具。
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JP2017040433A (ja) * 2015-08-20 2017-02-23 株式会社コロナ 温風暖房機

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