JP3096496B2 - 給湯機の制御装置 - Google Patents
給湯機の制御装置Info
- Publication number
- JP3096496B2 JP3096496B2 JP22585191A JP22585191A JP3096496B2 JP 3096496 B2 JP3096496 B2 JP 3096496B2 JP 22585191 A JP22585191 A JP 22585191A JP 22585191 A JP22585191 A JP 22585191A JP 3096496 B2 JP3096496 B2 JP 3096496B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- burner
- water
- detected
- heat exchanger
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Regulation And Control Of Combustion (AREA)
- Control Of Combustion (AREA)
- Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明はバーナと、このバーナ
の燃焼ガスと水とを熱交換させる熱交換器と、この熱交
換器に接続した給水管及び出湯管とを備えた給湯機の制
御装置に関する。
の燃焼ガスと水とを熱交換させる熱交換器と、この熱交
換器に接続した給水管及び出湯管とを備えた給湯機の制
御装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】この種の給湯機では、例えば実公昭６２
−２５６２１号公報に開示されているように、熱交換器
の水温を検出する温度検出器と、温度検出器によって決
められる設定温度と温度検出器の検出温度とに応じてバ
ーナを発停させるバーナ制御手段とを有する制御装置を
備えている。そして、温度検出器の検出温度がオン設定
温度より低くなると、バーナをバーナファン、点火装置
及び燃料供給手段の順に間隔をおいて作動させ、検出温
度がオフ設定温度より高くなると、バーナを停止させる
ようにしている。
−２５６２１号公報に開示されているように、熱交換器
の水温を検出する温度検出器と、温度検出器によって決
められる設定温度と温度検出器の検出温度とに応じてバ
ーナを発停させるバーナ制御手段とを有する制御装置を
備えている。そして、温度検出器の検出温度がオン設定
温度より低くなると、バーナをバーナファン、点火装置
及び燃料供給手段の順に間隔をおいて作動させ、検出温
度がオフ設定温度より高くなると、バーナを停止させる
ようにしている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述した給湯機の制御
装置では、バーナ制御手段によってバーナを作動させる
際、バーナファン、点火装置及び燃料供給手段が間隔を
おいて順に作動され、バーナファンと燃料供給手段との
作動間隔（プリパージ時間）を十分にとっているため、
熱交換器から利用部に断続的に出湯され、これに伴って
バーナの発停が繰返されると、熱交換器の容量の小さな
ものでは出湯温度が大幅に低下したり、水のまま出湯さ
れるなどの問題があった。
装置では、バーナ制御手段によってバーナを作動させる
際、バーナファン、点火装置及び燃料供給手段が間隔を
おいて順に作動され、バーナファンと燃料供給手段との
作動間隔（プリパージ時間）を十分にとっているため、
熱交換器から利用部に断続的に出湯され、これに伴って
バーナの発停が繰返されると、熱交換器の容量の小さな
ものでは出湯温度が大幅に低下したり、水のまま出湯さ
れるなどの問題があった。
【０００４】この発明は上述した事実に鑑みてなされた
ものであり、出湯が断続的に行われ、バーナの発停が繰
返される際の出湯温度の落ち込みを抑制することを目的
とする。
ものであり、出湯が断続的に行われ、バーナの発停が繰
返される際の出湯温度の落ち込みを抑制することを目的
とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明では、バーナ
と、このバーナの燃焼ガスと水とを熱交換させる熱交換
器と、この熱交換器に接続した給水管及び給湯管とを備
えた給湯機において、熱交換器の水温を検出する温度検
出器と、温度設定器と、この温度設定器によって決めら
れる設定温度と温度検出器の検出温度とに応じてバーナ
を発停させるバーナ制御手段とを有し、このバーナ制御
手段は温度検出器の検出温度が設定温度より低いときに
バーナをバーナファン、点火装置及び燃料供給手段の順
に間隔をおいて作動させ、かつ、バーナファンと燃料供
給手段との作動間隔（プリパージ時間）を温度検出器の
検出温度に応じて変化させるように構成されている。
と、このバーナの燃焼ガスと水とを熱交換させる熱交換
器と、この熱交換器に接続した給水管及び給湯管とを備
えた給湯機において、熱交換器の水温を検出する温度検
出器と、温度設定器と、この温度設定器によって決めら
れる設定温度と温度検出器の検出温度とに応じてバーナ
を発停させるバーナ制御手段とを有し、このバーナ制御
手段は温度検出器の検出温度が設定温度より低いときに
バーナをバーナファン、点火装置及び燃料供給手段の順
に間隔をおいて作動させ、かつ、バーナファンと燃料供
給手段との作動間隔（プリパージ時間）を温度検出器の
検出温度に応じて変化させるように構成されている。
【０００６】また、この発明では、バーナと、このバー
ナの燃焼ガスと水とを熱交換させる熱交換器と、この熱
交換器に接続した給水管及び給湯管とを備えた給湯機に
おいて、熱交換器の水温を検出する温度検出器と、温度
設定器と、この温度設定器によって決められる設定温度
と温度検出器の検出温度とに応じてバーナを発停させる
バーナ制御手段とを有し、このバーナ制御手段は温度検
出器の検出温度が設定温度より低いときにバーナをバー
ナファン、点火装置及び燃料供給手段の順に間隔をおい
て作動させ、かつ、点火器と燃料供給手段との作動間隔
（プリイグニッション時間）を温度検出器の検出温度に
応じて変化させるように構成されている。
ナの燃焼ガスと水とを熱交換させる熱交換器と、この熱
交換器に接続した給水管及び給湯管とを備えた給湯機に
おいて、熱交換器の水温を検出する温度検出器と、温度
設定器と、この温度設定器によって決められる設定温度
と温度検出器の検出温度とに応じてバーナを発停させる
バーナ制御手段とを有し、このバーナ制御手段は温度検
出器の検出温度が設定温度より低いときにバーナをバー
ナファン、点火装置及び燃料供給手段の順に間隔をおい
て作動させ、かつ、点火器と燃料供給手段との作動間隔
（プリイグニッション時間）を温度検出器の検出温度に
応じて変化させるように構成されている。
【０００７】
【作用】このように構成すると、熱交換器の水温を検出
する温度検出器の検出温度が高いときはプリパージ時間
を短くでき、断続的に出湯が行われる場合の出湯温度の
落ち込みが小さくなる。温度検出器の検出温度が高いと
きはバーナが一旦作動し、十分なプリパージが行われた
後であり、バーナの燃料も自然に排出されやすい状態で
あるから、プリパージ時間を短くしても、安全上の問題
はない。もちろん、検出温度が低いときはプリパージ時
間を長くとり、安全性を十分に確保することができる。
する温度検出器の検出温度が高いときはプリパージ時間
を短くでき、断続的に出湯が行われる場合の出湯温度の
落ち込みが小さくなる。温度検出器の検出温度が高いと
きはバーナが一旦作動し、十分なプリパージが行われた
後であり、バーナの燃料も自然に排出されやすい状態で
あるから、プリパージ時間を短くしても、安全上の問題
はない。もちろん、検出温度が低いときはプリパージ時
間を長くとり、安全性を十分に確保することができる。
【０００８】また、請求項２に記載のものでは、プリパ
ージ時間のうち、バーナファンと点火装置との作動間隔
（純プリパージ時間）を一定にしつつ、点火装置と燃料
供給手段との作動間隔（プリイグニッション時間）が検
出温度に応じて大きく変化するようにでき、点火装置へ
の燃料の付着を防止しながらプリパージ時間を極力短く
することが可能である。
ージ時間のうち、バーナファンと点火装置との作動間隔
（純プリパージ時間）を一定にしつつ、点火装置と燃料
供給手段との作動間隔（プリイグニッション時間）が検
出温度に応じて大きく変化するようにでき、点火装置へ
の燃料の付着を防止しながらプリパージ時間を極力短く
することが可能である。
【０００９】
【実施例】以下、この発明を図面に示す実施例について
説明する。
説明する。
【００１０】図２はこの発明を適用した給湯機を示すも
のである。図２において、１は屋外の軒下等に設置され
た給湯機本体であり、この給湯機本体１には燃焼室２、
容量が２０リットル程度の水室３、排気室４及び煙道５
よりなる熱交換器６と、燃焼室２に臨ませた熱源として
のバーナ７と、制御装置８とが内蔵されている。
のである。図２において、１は屋外の軒下等に設置され
た給湯機本体であり、この給湯機本体１には燃焼室２、
容量が２０リットル程度の水室３、排気室４及び煙道５
よりなる熱交換器６と、燃焼室２に臨ませた熱源として
のバーナ７と、制御装置８とが内蔵されている。
【００１１】また、９は燃焼室２の上壁よりも僅か上方
の水室３に接続した給水管、１０は水室３の上部に接続
した給湯管、１１は排気室４に集められた燃焼排ガスを
大気に放散させる排気トップ、１２は給水管９と給湯管
１０との間の水室３の水温を検出する温度検出器であ
る。給湯機本体１から導出された給湯管１０は屋内の台
所、洗面所等に設置された蛇口１３と接続されている。
また、蛇口１３の近くにはリモコン１４が設けられ、こ
のリモコン１４はリモコン線１５にて制御装置８と接続
されている。
の水室３に接続した給水管、１０は水室３の上部に接続
した給湯管、１１は排気室４に集められた燃焼排ガスを
大気に放散させる排気トップ、１２は給水管９と給湯管
１０との間の水室３の水温を検出する温度検出器であ
る。給湯機本体１から導出された給湯管１０は屋内の台
所、洗面所等に設置された蛇口１３と接続されている。
また、蛇口１３の近くにはリモコン１４が設けられ、こ
のリモコン１４はリモコン線１５にて制御装置８と接続
されている。
【００１２】図１は上述した給湯機の制御装置８の具体
例を示すものである。図１において、１６は熱源として
のバーナ７を制御するマイクロコンピュータ（以下、マ
イコンという）であり、マイコン１６の入力側にはリモ
コン１４の運転スイッチ１７及び温度設定器１８と、温
度検出器１２と、炎検知器１９とが設けられている。ま
た、マイコン１６の出力側にはバーナ７を構成するバー
ナファン２０、点火装置２１及び燃料供給ポンプ（燃料
供給手段）２２が設けられている。
例を示すものである。図１において、１６は熱源として
のバーナ７を制御するマイクロコンピュータ（以下、マ
イコンという）であり、マイコン１６の入力側にはリモ
コン１４の運転スイッチ１７及び温度設定器１８と、温
度検出器１２と、炎検知器１９とが設けられている。ま
た、マイコン１６の出力側にはバーナ７を構成するバー
ナファン２０、点火装置２１及び燃料供給ポンプ（燃料
供給手段）２２が設けられている。
【００１３】マイコン１６は運転スイッチ１７の投入
中、図３ないし図６に示すようにバーナ７の発停制御を
行う。すなわち、マイコン１６は図３に示すように温度
検出器１２の検出温度Ｔを例えば１秒毎に読み込み、こ
れを記憶している。また、この検出温度データと前回の
検出温度データとの差を求めることにより、温度勾配Δ
Ｔを検出している。そして、この温度勾配ΔＴの絶対値
が所定値（例えば０．５ｄｅｇ℃／秒）以上のときと、
所定値未満のときとで異なるバーナ７の発停制御を行
う。
中、図３ないし図６に示すようにバーナ７の発停制御を
行う。すなわち、マイコン１６は図３に示すように温度
検出器１２の検出温度Ｔを例えば１秒毎に読み込み、こ
れを記憶している。また、この検出温度データと前回の
検出温度データとの差を求めることにより、温度勾配Δ
Ｔを検出している。そして、この温度勾配ΔＴの絶対値
が所定値（例えば０．５ｄｅｇ℃／秒）以上のときと、
所定値未満のときとで異なるバーナ７の発停制御を行
う。
【００１４】運転スイッチ１７の投入当初は水室３の水
温が低いので、マイコン１６はサーモオン信号を発して
バーナ７を次の順で作動させる。まず、図４に示すよう
に、バーナファン２０を作動させ、バーナ７のプリパー
ジを開始させるとともに、燃料に灯油を使用するもので
は点火装置２１に付着した油を飛散させる。次に、点火
装置２１を作動させた後、燃料供給ポンプ２２を作動さ
せる。
温が低いので、マイコン１６はサーモオン信号を発して
バーナ７を次の順で作動させる。まず、図４に示すよう
に、バーナファン２０を作動させ、バーナ７のプリパー
ジを開始させるとともに、燃料に灯油を使用するもので
は点火装置２１に付着した油を飛散させる。次に、点火
装置２１を作動させた後、燃料供給ポンプ２２を作動さ
せる。
【００１５】バーナファン２０の作動開始から燃料供給
ポンプ２２の作動開始までの間隔がプリパージ時間であ
るが、本実施例ではこのプリパージ時間のうち、バーナ
ファン２０と点火装置２１との作動間隔（純プリパージ
時間）を一定（例えば２秒間）とし、点火装置２１と燃
料供給ポンプ２２との作動間隔（プリイグニッション時
間）を検出温度Ｔに応じて可変（例えば３〜８秒間）と
している。すなわち、プリイグニッション時間は表１に
示すように検出温度Ｔが２２℃未満のときが最長（８秒
間）であり、検出温度Ｔが２２℃以上のときはこの最長
時間よりも０．５〜５．０秒間短縮されるようにしてあ
る。
ポンプ２２の作動開始までの間隔がプリパージ時間であ
るが、本実施例ではこのプリパージ時間のうち、バーナ
ファン２０と点火装置２１との作動間隔（純プリパージ
時間）を一定（例えば２秒間）とし、点火装置２１と燃
料供給ポンプ２２との作動間隔（プリイグニッション時
間）を検出温度Ｔに応じて可変（例えば３〜８秒間）と
している。すなわち、プリイグニッション時間は表１に
示すように検出温度Ｔが２２℃未満のときが最長（８秒
間）であり、検出温度Ｔが２２℃以上のときはこの最長
時間よりも０．５〜５．０秒間短縮されるようにしてあ
る。
【００１６】
【表１】
【００１７】運転スイッチ１７の投入当初は検出温度Ｔ
が低いので、プリイグニッション時間はたいていの場
合、最長の８秒間となる。このため、プリパージ時間は
１０秒間となり、バーナ７のプリパージが十分に行われ
る。燃料供給ポンプ２２が作動すると、バーナ７では燃
料と空気の混合物に着火され、燃焼が開始する。そし
て、炎検知器１９からの信号によって着火が検出される
と、マイコン１６は点火装置２１をさらに所定時間（ポ
ストイグニッション時間）作動を継続させてから停止さ
せる。
が低いので、プリイグニッション時間はたいていの場
合、最長の８秒間となる。このため、プリパージ時間は
１０秒間となり、バーナ７のプリパージが十分に行われ
る。燃料供給ポンプ２２が作動すると、バーナ７では燃
料と空気の混合物に着火され、燃焼が開始する。そし
て、炎検知器１９からの信号によって着火が検出される
と、マイコン１６は点火装置２１をさらに所定時間（ポ
ストイグニッション時間）作動を継続させてから停止さ
せる。
【００１８】容量が比較的小さな水室３では出湯中を除
いて水温が急激に上昇していく。この場合、温度検出器
１２の検出温度Ｔの正の温度勾配が所定値以上となるた
め、図５に示すように、マイコン１６は検出温度Ｔがオ
フ設定温度ＴＳ２より低い温度（ＴＳ２−ΔＴ×５）に
なった時点でサーモオフ信号を発してバーナ７を停止さ
せる。すなわち、検出温度Ｔが温度勾配（正）からみて
５秒後にオフ設定温度ＴＳ２に到達すると予測される時
点でバーナ７を停止させるのである。このため、水室３
の水温がオフ設定温度ＴＳ２を大幅に上回る心配はな
い。
いて水温が急激に上昇していく。この場合、温度検出器
１２の検出温度Ｔの正の温度勾配が所定値以上となるた
め、図５に示すように、マイコン１６は検出温度Ｔがオ
フ設定温度ＴＳ２より低い温度（ＴＳ２−ΔＴ×５）に
なった時点でサーモオフ信号を発してバーナ７を停止さ
せる。すなわち、検出温度Ｔが温度勾配（正）からみて
５秒後にオフ設定温度ＴＳ２に到達すると予測される時
点でバーナ７を停止させるのである。このため、水室３
の水温がオフ設定温度ＴＳ２を大幅に上回る心配はな
い。
【００１９】もちろん、出湯中のように、温度勾配ΔＴ
が所定値より小さい場合、マイコン１６は図６に示すよ
うに、検出温度Ｔがオフ設定温度ＴＳ２に到達するまで
はバーナ７の作動を継続させるので、連続出湯中にバー
ナ７が停止することもない。また、バーナ７の停止に際
しては図４に示すようにポストパージが行われ、次のバ
ーナ７の作動に備える。
が所定値より小さい場合、マイコン１６は図６に示すよ
うに、検出温度Ｔがオフ設定温度ＴＳ２に到達するまで
はバーナ７の作動を継続させるので、連続出湯中にバー
ナ７が停止することもない。また、バーナ７の停止に際
しては図４に示すようにポストパージが行われ、次のバ
ーナ７の作動に備える。
【００２０】バーナ７の停止中に出湯が行われると、給
水管９から水室３に新たな水が補給されるため、温度検
出器１２の検出温度が急激に低下する。この場合も、温
度検出器１２の検出温度の負の温度勾配ΔＴの絶対値が
所定値以上になるため、マイコン１６は検出温度Ｔがオ
ン設定温度ＴＳ１より高い温度（ＴＳ１−ΔＴ×５）に
なった時点でサーモオン信号を発してバーナ７を作動さ
せる。すなわち、検出温度Ｔが温度勾配（負）からみて
５秒後にオン設定温度ＴＳ１に到達すると予測される時
点でバーナ７を作動させるのである。このため、水室３
の水温がオン設定温度を大幅に下回る心配はない。
水管９から水室３に新たな水が補給されるため、温度検
出器１２の検出温度が急激に低下する。この場合も、温
度検出器１２の検出温度の負の温度勾配ΔＴの絶対値が
所定値以上になるため、マイコン１６は検出温度Ｔがオ
ン設定温度ＴＳ１より高い温度（ＴＳ１−ΔＴ×５）に
なった時点でサーモオン信号を発してバーナ７を作動さ
せる。すなわち、検出温度Ｔが温度勾配（負）からみて
５秒後にオン設定温度ＴＳ１に到達すると予測される時
点でバーナ７を作動させるのである。このため、水室３
の水温がオン設定温度を大幅に下回る心配はない。
【００２１】もちろん、出湯停止中のように、負の温度
勾配ΔＴの絶対値が小さい場合、マイコン１６は検出温
度がオン設定温度ＴＳ１に到達した時点でバーナ７を作
動させることになる。
勾配ΔＴの絶対値が小さい場合、マイコン１６は検出温
度がオン設定温度ＴＳ１に到達した時点でバーナ７を作
動させることになる。
【００２２】このようにサーモオフ、サーモオンの信号
によってバーナ７の発停が繰返される場合、水室３の水
温が高いので、バーナ７を作動させる際のプリパージ時
間は短くなる。水室３の水温が高いときはバーナ７に残
った燃料が自然に排出されやすく、また、運転スイッチ
１７の投入時に十分なプリパージが行われているので、
プリパージ時間を短縮しても安全上の問題はない。しか
も、プリパージ時間の短縮はプリイグニッション時間の
みで、純プリパージ時間は常に一定であるから、点火装
置２１に油が付着したまま点火が行われる心配もない。
によってバーナ７の発停が繰返される場合、水室３の水
温が高いので、バーナ７を作動させる際のプリパージ時
間は短くなる。水室３の水温が高いときはバーナ７に残
った燃料が自然に排出されやすく、また、運転スイッチ
１７の投入時に十分なプリパージが行われているので、
プリパージ時間を短縮しても安全上の問題はない。しか
も、プリパージ時間の短縮はプリイグニッション時間の
みで、純プリパージ時間は常に一定であるから、点火装
置２１に油が付着したまま点火が行われる心配もない。
【００２３】尚、プリパージ時間の短縮は運転スイッチ
１７がオフの状態で行われる凍結防止運転の場合や、途
中消火時のリサイクル運転の場合には行われないように
すると良い。また、プリパージ時間の短縮と一緒にポス
トパージ時間の短縮が行われるようにしても良い。
１７がオフの状態で行われる凍結防止運転の場合や、途
中消火時のリサイクル運転の場合には行われないように
すると良い。また、プリパージ時間の短縮と一緒にポス
トパージ時間の短縮が行われるようにしても良い。
【００２４】
【発明の効果】この発明は以上のように構成されている
ので、熱交換器の水温に応じてプリパージ時間を変化さ
せ、運転開始当初のように熱交換器の水温が低いときは
プリパージ時間を長くとって安全性を確保しつつ、断続
的な出湯に伴ってバーナが発停を繰返すときにはプリパ
ージ時間を短くして出湯温度の落ち込みを防止すること
ができる。
ので、熱交換器の水温に応じてプリパージ時間を変化さ
せ、運転開始当初のように熱交換器の水温が低いときは
プリパージ時間を長くとって安全性を確保しつつ、断続
的な出湯に伴ってバーナが発停を繰返すときにはプリパ
ージ時間を短くして出湯温度の落ち込みを防止すること
ができる。
【００２５】また、請求項２に記載のものでは、プリパ
ージ時間のうち、純プリパージ時間を一定にし、プリイ
グニッション時間を熱交換器の水温に応じて変えるよう
にしたので、点火装置への燃料の付着を防止して安全性
をさらに高めつつ、断続的な出湯に伴う出湯温度の落ち
込みを抑制することができる。
ージ時間のうち、純プリパージ時間を一定にし、プリイ
グニッション時間を熱交換器の水温に応じて変えるよう
にしたので、点火装置への燃料の付着を防止して安全性
をさらに高めつつ、断続的な出湯に伴う出湯温度の落ち
込みを抑制することができる。
【図１】この発明の一実施例を示す給湯機の制御装置の
ブロック図である。
ブロック図である。
【図２】給湯機の一例を示す概略構造説明図である。
【図３】制御装置の動作説明用のフローチャートであ
る。
る。
【図４】制御装置の動作説明用のタイムチャートであ
る。
る。
【図５】制御装置の温度制御特性を示す説明図である。
【図６】制御装置のもう１つの温度制御特性を示す説明
図である。
図である。
１ 給湯機本体 ３ 水室 ６ 熱交換器 ７ バーナ（熱源） ８ 制御装置 ９ 給水管 １０ 給湯管 １２ 温度検出器 １６ マイクロコンピュータ（バーナ制御手段） ２０ バーナファン ２１ 点火装置 ２２ 燃料供給ポンプ（燃料供給手段）
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F24H 1/18 302 F23N 5/00 F23N 5/20
Claims (2)
- 【請求項１】 バーナと、このバーナの燃焼ガスと水と
を熱交換させる熱交換器と、この熱交換器に接続した給
水管及び給湯管とを備えた給湯機において、熱交換器の
水温を検出する温度検出器と、温度設定器と、この温度
設定器によって決められる設定温度と温度検出器の検出
温度とに応じてバーナを発停させるバーナ制御手段とを
有し、このバーナ制御手段は温度検出器の検出温度が設
定温度より低いときにバーナをバーナファン、点火装置
及び燃料供給手段の順に間隔をおいて作動させ、かつ、
バーナファンと燃料供給手段との作動間隔（プリパージ
時間）を温度検出器の検出温度に応じて変化させるよう
に構成されていることを特徴とする給湯機の制御装置。 - 【請求項２】 バーナと、このバーナの燃焼ガスと水と
を熱交換させる熱交換器と、この熱交換器に接続した給
水管及び給湯管とを備えた給湯機において、熱交換器の
水温を検出する温度検出器と、温度設定器と、この温度
設定器によって決められる設定温度と温度検出器の検出
温度とに応じてバーナを発停させるバーナ制御手段とを
有し、このバーナ制御手段は温度検出器の検出温度が設
定温度より低いときにバーナをバーナファン、点火装置
及び燃料供給手段の順に間隔をおいて作動させ、かつ、
点火器と燃料供給手段との作動間隔（プリイグニッショ
ン時間）を温度検出器の検出温度に応じて変化させるよ
うに構成されていることを特徴とする給湯機の制御装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22585191A JP3096496B2 (ja) | 1991-09-05 | 1991-09-05 | 給湯機の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22585191A JP3096496B2 (ja) | 1991-09-05 | 1991-09-05 | 給湯機の制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0566056A JPH0566056A (ja) | 1993-03-19 |
| JP3096496B2 true JP3096496B2 (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=16835839
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22585191A Expired - Fee Related JP3096496B2 (ja) | 1991-09-05 | 1991-09-05 | 給湯機の制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3096496B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04111990U (ja) * | 1991-03-15 | 1992-09-29 | 積水化学工業株式会社 | 修繕用溶着カバー |
-
1991
- 1991-09-05 JP JP22585191A patent/JP3096496B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04111990U (ja) * | 1991-03-15 | 1992-09-29 | 積水化学工業株式会社 | 修繕用溶着カバー |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0566056A (ja) | 1993-03-19 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5326025A (en) | Warm up method for two stage furnace | |
| JP3096496B2 (ja) | 給湯機の制御装置 | |
| JP3096497B2 (ja) | 給湯機の制御装置 | |
| JP2676871B2 (ja) | 暖房用燃焼器 | |
| JP3266738B2 (ja) | Ｃｏ検出センサ付燃焼機器の断続燃焼時の燃焼制御方法およびその装置 | |
| JPH04108152U (ja) | 燃焼装置 | |
| JP2951022B2 (ja) | 燃焼機の制御装置 | |
| JP3848042B2 (ja) | 気化式燃焼器具 | |
| JP3077728B2 (ja) | 給湯機の燃焼制御装置 | |
| JPH0739885B2 (ja) | 温風暖房機の風量制御方法 | |
| JP4551038B2 (ja) | ガス焚きボイラの多缶設置システム | |
| JP3346162B2 (ja) | 液体燃料燃焼制御装置 | |
| JPH062950A (ja) | 油炊き温水ボイラの制御方法 | |
| JP2004205128A (ja) | 熱機器および熱機器の燃焼制御方法 | |
| JPH09318046A (ja) | 温風暖房機 | |
| JP3136839B2 (ja) | 燃焼制御装置 | |
| JP3401856B2 (ja) | 暖房器の自動運転装置 | |
| JP3077895B2 (ja) | 給湯器の保温時緩点火方法 | |
| JP3011223B2 (ja) | ポット式石油燃焼器の点火装置 | |
| JP3030171B2 (ja) | 気流検知式ガス燃焼器 | |
| JPH09229353A (ja) | 燃焼装置 | |
| JPH0894069A (ja) | ガス燃焼装置 | |
| JPH0749886B2 (ja) | 暖房器の制御装置 | |
| JPH1172225A (ja) | 燃焼装置 | |
| JPH06313542A (ja) | 温風暖房機 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |