JP2001260819A - 自動車用の改善された電子式盗難防止システム - Google Patents

自動車用の改善された電子式盗難防止システム

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JP2001260819A JP2001049060A JP2001049060A JP2001260819A JP 2001260819 A JP2001260819 A JP 2001260819A JP 2001049060 A JP2001049060 A JP 2001049060A JP 2001049060 A JP2001049060 A JP 2001049060A JP 2001260819 A JP2001260819 A JP 2001260819A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 機械式盗難防止機構の規格を満たす、電子式
盗難防止システムを提供する。 【解決手段】 自動車の始動および自動車のステアリン
グコラムのロックを手動で制御するための部材24、2
6、38が設けられたハウジング22を含む、盗難防止
機構20を備えたシステムであって、この盗難防止シス
テムはハウジング22、28に対して回転しないように
制御部材24、26、38を固定するための電磁石30
を含み、固定部材を制御する電子回路へ識別ユニットに
より符号化された盗難防止信号が供給されると、制御部
材の解放が制御されるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のエンジン
の始動および自動車のステアリングコラムのロッキング
を手動で制御するための部材、例えば、一方で自動車の
ステアリングコラムのシャフトの回転をアンロック、す
なわち解放したり、他方でエンジンの始動を制御し、逆
に再びエンジンを停止させ、ステアリングコラムシャフ
トをロック、すなわち固定するのに使用されるキーが挿
入されたハウジングを含む盗難防止機構を備えたタイプ
の、自動車盗難防止システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】より詳細には、この始動制御部材はステ
アリングコラムをロックする手前引出し位置とステアリ
ングコラムをアンロックする前方押し込み位置との間で
軸方向に移動できるように取り付けられている。
【0003】更にこの制御部材は、少なくとも1つの回
転角方向の静止位置と、回転角方向の使用位置、例えば
エンジンを始動したり、作動させたりする回転角方向位
置との間で回転できるように取り付けられており、回転
角方向の使用位置では、使用中、特に自動車の走行時に
ステアリングコラムが事故で固定されなることがないよ
うにしており、この位置では制御部材を軸方向手前に引
き出すことはできないようになっている。
【0004】この手動制御部材はカムを形成する回転出
力部材に共に回転するように接続されており、カムはラ
ッチボルトの移動を制御するよう、このラッチボルトに
支持された制御フィンガーと協働でき、ラッチボルトは
盗難防止実施位置とハウジング内部に後退した押し込み
位置との間でハウジング内をスライドするように取り付
けられている。ラッチボルトは盗難防止位置に弾性的に
押圧されるようになっており、この盗難防止位置では、
制御部材が回転角方向の静止位置および手前引出しロッ
ク位置にある時にハウジングの開口部を通って突出し、
ステアリングコラムの1つの部材を回転しないように固
定する。
【0005】最後に、手動制御部材は対応する種々の電
気回路に給電するためのマルチ位置スイッチ/遮断器ア
センブリに共に回転するように接続されている。このア
センブリのマルチ位置は通常4つの位置であり、これら
位置として、(手動制御部材の端部の静止回転角方向位
置に対応する)STOP位置と、+ACCESSARI
ES位置と、+CONTACT位置と、(反対の他方の
端の回転角方向位置に対応する)START位置とを順
に含む。
【0006】かかる盗難防止システムのいわゆる機械的
構造では、手動制御部材はキーとなっており、このキー
のシャンクはロックのバレル内に軸方向に収納されてお
り、キーが正しいキーであれば、ロックは盗難防止ラッ
チボルトおよびマルチ位置回転遮断器を制御するように
出力ロータを回転させることができる。
【0007】特に本願出願人が市販している製品の場
合、約35mmの大きさの内径を有する小型のステアリ
ングコラムに隣接するチューブ内に単一ユニットとし
て、ロックと共に盗難防止機構全体を収納することがで
きるので、特に信頼でき、かつコンパクトな構造でかか
るタイプの盗難防止システムにおける連続的な回転が可
能となっている。
【0008】ある範囲の自動車において、同一モデルの
種々のバージョンのための部品および機器を標準化した
いという自動車メーカー間の一般的な要望は、電気機械
的なカム−ラッチとボルト−遮断器アセンブリの構造を
標準化することに帰結する。このような標準化をするに
は特にステアリングコラムおよびその盗難防止機構の全
体の構造、特に構造および部品統一をより複雑なものに
している一群の法的の規格を更に満たさなければならな
【0009】しかしながら、更により信頼できる、いわ
ゆる安全な盗難防止システムを所定の自動車に取り付け
ることが望ましく、同時に使用上の快適さ、特に操作上
の人間工学的特性を改善すると同時に、上記操作サイク
ルを実行するために軸方向に移動できかつ、共に回転す
る手動制御部材に依拠している規格を満たすことが望ま
しいことも判っている。
【0010】このタイプの電子式盗難防止システムで
は、正しいキーとバレルタイプのロックとが一致しても
盗難防止システムの符号化は得られず、このようなコー
ド化は電子式識別デバイスによってしか得られない。こ
の電子識別デバイスは、特に正当なユーザーが所有する
電子識別器と、自動車に搭載され、正しい識別器が認め
られた時に符号化された盗難防止信号を発生する、自動
車の正当なユーザーを識別するためのユニットとを含
む。
【0011】この電子デバイスは、自動車に入る動作以
外の操作または特定の動作をユーザーが実行しなくて
も、問い合わせおよび認識すなわち識別工程のすべてが
実行されるような、いわゆるハンズフリータイプのもの
となっている。
【0012】この電子デバイスとして、自動車内のハウ
ジングに手動で挿入するようなバッジ状の識別器をユー
ザーが所有するタイプのものもある。
【0013】このように盗難防止機構を制御するための
手動部材をキーの代わりの制御ノブとし、手動部材を自
動車に永久的に設けた構造もこれまで提案されている。
この構造では、手動部材は制御ノブを回転しないように
固定するためのモータ制御部材、特に電磁部材と連動し
ており、識別ユニットによって符号化された盗難防止信
号が供給されると、電子制御回路によってノブを解放す
るために、電磁部材の不能化または後退が制御されるよ
うになっている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】かかる構造の種々の例
は、例えばヨーロッパ特許公開第0742127号に記載さ
れ、示されている。しかしながら、操作ノブを軸方向に
移動することにより、ステアリングコラムシャフトの固
定または解放が行われるものではないので、これら例は
規則を満たすものでないことが理解できよう。
【0015】国際公開第WO99/14,085号には別の例が記
載され、図示されている。この国際出願では、手動制御
部材はステアリングコラムシャフトを解放したり固定し
たりするために、共に回転するように軸方向に操作しな
ければならないとする規格を満たすような構造となって
いる。しかしながら、操作ノブを回転できないことが識
別システムの誤作動の結果であるか、および/または識
別の結果であるかをユーザーが判断することはできない
ので、ユーザーにとってこのシステムの全体の人間工学
特性は満足できないものであることが理解できよう。
【0016】一般にこれら人間工学的特性は、ユーザー
の観点からすれば、ユーザーがこれまで慣れており、キ
ーをロックに挿入し、キーの回転を始めることが識別工
程に対応しているような機械式盗難防止システムの人間
工学特性と同じではない。
【0017】
【課題を解決するため手段】機械式システムまたは電子
式システムを同じ自動車に容易に適合させることができ
るような、システムをかなりコンパクトすると、同時に
これら欠点を解消するために、本発明は、自動車の始動
および自動車のステアリングコラムのロックを手動で制
御するための部材が設けられたハウジングを含む、盗難
防止機構を備えたタイプの自動車盗難防止システムであ
って、−前記手動制御部材が、ステアリングコラムをロ
ックする手前引出し位置とステアリングコラムをアンロ
ックする前方押し込み位置との間で軸方向に移動できる
ように取り付けられており、−前記手動制御部材が少な
くとも1つの回転角方向の静止位置とこの制御部材を軸
方向手前に引くことができない回転角方向の使用位置と
の間で回転できるように取り付けられており、−前記手
動制御部材がカムを構成する回転出力部材に共に回転す
るように接続されており、カムがラッチボルトの移動を
制御するよう、ラッチボルトによって支持された制御フ
ィンガーと協働でき、前記手動制御部材が静止回転角方
向位置にある時にステアリングコラムのうちの1つの部
材を回転しないように固定するよう、ハウジングの開口
部を通ってラッチボルトが突出し、ラッチボルトが弾性
的に押圧される盗難防止実施位置とハウジングの内部に
格納された押し込み位置との間でハウジングに対してス
ライドするように取り付けられており、前記手動制御部
材がスイッチ−遮断器アセンブリに共に回転するように
接続されており、本盗難防止システムが問い合わせおよ
び識別工程後に符号化された盗難防止信号を発信する、
自動車の正当なユーザーを識別するためのユニットを含
み、盗難防止機構が、−識別ユニットによって固定部材
を制御する電子回路へ符号化された盗難防止信号が供給
された時に解放が制御される、ハウジングに対して回転
しないように手動制御部材を固定するためのモータ駆動
部材、特に電磁器部材と、−ハウジングによって支持さ
れており、前記手動制御部材によってトリガーされる、
問い合わせおよび識別工程をトリガーするスイッチとを
備えた、自動車盗難防止システムを提案するものであ
る。
【0018】前記手動制御部材が2つの端の軸方向位置
すなわち手前引出しロック位置と前方押し込みアンロッ
ク位置との間で軸方向に押し込んだり、または引き出さ
れた時に、スイッチの作動部材に作用するトリガースイ
ッチを制御するための軸方向に傾斜するランプを前記手
動制御部材が含む。
【0019】前記2つの軸方向の端の位置の各々におい
て、前記手動制御部材を軸方向に割り出しするための手
段が設けられている。
【0020】トリガースイッチは作動部材を含み、前記
手動制御部材が回転角方向の端の静止位置から回転角方
向の使用位置へ回転された時、またはこれと反対方向に
回転された時に、前記手動制御部材が作動部材に作用す
るようになっている。
【0021】作動部材は作動ボールであり、前記手動制
御部材の制御ランプまたは側方フランク部がこの作動ボ
ールに協働するようになっている。
【0022】制御ランプは軸線に平行な円筒形ベアリン
グとして軸方向後方に延び、側方の境界は前記側方フラ
ンク部によって定められている。
【0023】前記手動制御部材はロータを含み、このロ
ータが2つの回転角方向の端の位置の間でステータを形
成するハウジングに対して回転できるように取り付けら
れており、2つの回転角方向の端の位置の1つは前記回
転角方向の静止位置に対応しており、前記ロータはステ
ータに対して軸方向に固定されており、前記手動制御部
材は制御ロッドを含み、この制御ロッドはロータに対し
て軸方向にスライドできるように取り付けられており、
制御ロッドは手前引出しロック位置と端の前方アンロッ
ク位置との間で共に回転するようにロータに接続されて
いる。
【0024】前記ランプは制御ロッドに形成されてい
る。
【0025】前記2つの軸方向の端の位置の各々におい
て、ロータに対して制御ロッドを軸方向に割り出しする
ための手段が設けられている。
【0026】制御ロッドは前方押し込み位置に制御ロッ
ドを軸方向に保持するためのラジアルフィンガーを有
し、ロータは回転角方向の静止位置を離間すると、制御
ロッドがステータの前方環状横方向当接面に向くように
延び、制御ロッドは軸方向後方に後退するのを防止し、
ロータが回転角方向の静止位置にあると、制御ロッドは
相補的な軸方向溝に向き、制御ロッドが2つの軸方向の
端の位置の間で両軸方向に移動できるようにする。
【0027】前記手動制御部材を回転しないように固定
するための電磁部材は、ロータを回転しないように固定
するようロータと協働する。
【0028】電磁固定部材は軸方向に向いた電磁石であ
り、この電磁石のコアプランジャーはリターンスプリン
グによって盗難防止実施位置に弾性的に押圧されるよう
になっており、よって前記手動制御部材は回転角方向の
静止位置にある時に前記手動制御部材に共に回転するよ
う接続された要素内に形成された少なくとも1つの固定
ノッチ内にコアプランジャーが収納されるようになって
おり、コアプランジャーが押し込み位置へ電磁的に復帰
されると、前記手動制御部材を共に回転できるように解
放することができる。
【0029】前記手動制御部材のロータの環状前方面に
固定ノッチが形成されている。
【0030】電磁固定部材およびトリガースイッチはハ
ウジングの分解不能部品を構成するサブアセンブリに属
する。
【0031】分解不能部品は全体に環状形状をしてお
り、その部品の中心を軸方向に貫通する手動制御部材を
有する。
【0032】分解不能部品は横方向に向いた平らな環状
形状のプリント回路基板を備え、この基板は前記スイッ
チおよび電磁固定部材を支持している。
【0033】ラッチボルトは手動制御部材の軸方向の走
行方向に平行に軸方向にスライドできるように取り付け
られている。
【0034】ラッチボルトは手動制御部材の軸方向の走
行方向に対してほぼ径方向にスライドできるように取り
付けられている。
【0035】所定の値のトルクの作用により破壊される
フューズ手段により制御ロッドの軸方向後方端部は作動
ノブに軸方向に並進し、かつ共に回転するように接続さ
れている。
【0036】添付図面を参照し次の詳細な説明を読み、
理解すれば本発明の上記以外の特徴および利点が明らか
となろう。
【0037】
【発明の実施の形態】特に図2から判るように、本発明
に係わる盗難防止機構20は現在の技術レベルの機械式
盗難防止機構の代わりに全体が公知となっている構造の
ステアリングコラムアセンブリに容易に組み込むことが
できる、特にコンパクトなアセンブリを構成する。この
盗難防止機構の軸全体に沿って軸方向にラッチボルトを
スライドできる、図面に示された実施例では、盗難防止
機構の本体は全体に円筒形となっており、その外径は約
34mmである。従って、この外径は本願出願人が主な
自動車メーカーの顧客に供給している機械式盗難防止機
構の本体と同じ直径である。
【0038】本明細書の他の部分および特許請求の範囲
では必然的な条件としての限定をすることなく、約束ご
ととして、本盗難防止機構の軸線A全体に沿って前方か
ら後方への向きを適用するものとし、この向きは図1お
よび図2を検討する際に左側から右に向くものとする。
【0039】この盗難防止機構20は主に全体が円筒形
をした外形の、固定された本体、すなわちステータ22
と、ロータ24および制御ロッド26から構成された2
部品式の手動制御部材と、ステータ22に取り付けられ
たモジュールまたはカセット28を構成する固定された
サブアセンブリとから成り、モジュールは特に単安定電
磁石30と、本発明に係わる電気スイッチ32と、ロー
タに共に回転するように接続されたマルチ位置回転遮断
器34と、図面には示されていないステアリングコラム
シャフトを回転しないように固定するためのラッチボル
ト36とを含む。
【0040】この盗難防止機構20を操作するために2
つの部品24および26から構成された手動制御部材は
後方操作ノブ38に連動しており、このノブ38は制御
ロッド26の後方自由端に共に回転し、かつ両軸方向に
並進できるように接続されており、この制御ロッドを固
定ステータ22に対し軸線Aを中心として、かつこの軸
線Aに沿って両軸方向に並進し、かつ共に回転するよう
に駆動するようになっている。
【0041】例えば、図9から判るように、円筒形本
体、特にステータ22およびカセット28の幾何学的中
心軸線に対してロータ24の機能上の回転軸線Aは中心
がずれており、特にラッチボルト36およびその引き抜
き器に対して十分なスペースを設けている。
【0042】固定ステータ22は例えば軽量合金の鋳造
品であり、全体に環状の円筒形をした後方部分40と、
同一形状の前方部分42とを含み、これら部分は軸方向
に向いた周辺接続ビームの形態をした中間部分44によ
って軸方向に共に接合されている。従って、後方部分4
0と前方部分42との間には中間のリセス、すなわちキ
ャビティ46が設けられており、このキャビティ46は
周辺のほとんどにわたって径方向に開口し、全体が相補
的な形状をしたカセット28を収納している。
【0043】より詳細には、カセット28の本体48は
リセス50を有する全体が環状の円筒形をした合金の鋳
造品であり、リセス50は図1、4および5を見た場
合、下方のリセスとなっており、このリセスの形状は接
続ビーム44の外側形状に相補的な形状であり、ステー
タ全体の形状を形成し、このビーム44はステータ22
に対して回転角方向かつ軸方向に位置決めされ、かつ固
定されるようになっている。
【0044】カセット21は主に前方周辺スカート52
と、中心孔56を備えた径方向に向いた中間パーティシ
ョン54と、円周部の約半分にわたって延びる後方ユニ
ット58とを備える。
【0045】パーティション54を備えた前方スカート
52はカセット28の前方ハウジング、すなわちキャビ
ティ60の境界を定め、キャビティ60は特に横方向の
プリント回路基板62を収納している。回路基板62は
径方向に向いた平らな環状体のセクタであり、この回路
基板62は特に後方の横方向面64に電子スイッチ32
および電磁石30を含む、電子および/または電気機械
部品を支持している。
【0046】電子スイッチ32はこのスイッチのトリガ
ーを制御する部材を含み、この部材は休憩のボール70
となっている。特に図8および図9から理解できるよう
にボールが孔56の内部に向かって全体が放射状に突出
するようにこのボール70を備えたスイッチ32が位置
決めされるようになっている。
【0047】電磁石30は固定された円筒形本体72を
備えた軸方向に向いた電磁石であり、この円筒形本体7
0の軸線Bは軸線Aに平行となっているが、この軸線A
に体して外側に向かって中心が径方向にずれている。
【0048】基板62の横方向後方面64には電気的接
続部を備えた前方面74が固定されており、一方、基板
62の本体はカセットの本体の相補的ハウジング76内
に伸びており、ハウジングの前方端78は可動コアプラ
ンジャー84に接続されている電磁石の出力ロッド82
を軸方向にスライドさせながら通過できるようにする小
径の軸方向孔80を有する。コアプランジャー84はリ
ターンスプリング86を含み、このスプリング86は電
磁石28のコイルに給電されていない時に、プランジャ
ー84をその軸方向後方の実施位置に向けて常に押圧す
るようになっている。
【0049】特に図4から判るように、軸方向の孔80
は環状後方横方向ファセット90内に軸方向後方に向か
って開口しており、ファセット90の一部はリセス94
の形態をした円筒形側方凹状面部分92内に延びてい
る。
【0050】電磁石30が附勢され、ロッド82が軸方
向の前方押し込み位置にあると、このロッドはファセッ
ト90の後方に向かって後退される。一方、実施位置で
は図3から判るようにロッド82の後方自由端はリセス
94内に収納されており、リセス94の横方向後方端部
96はロッド82に対する走行終了部ストッパーを構成
する。
【0051】部品を備えた基板62を装着できるよう
に、軸方向前方に向かって開口している前方キャビティ
60は、位置決め兼センタリングリブ100を有する取
り付けカバー98によって閉じることができる。
【0052】カセット28が中間ハウジング46内の組
み立て位置にあると、カバー98は特に前方部分42の
横方向後方面102によって軸方向に保持される。
【0053】カセット28の本体の後方部分40の円筒
形凸状周辺壁は、一般に公知のようにラジアル孔104
も含む。このラジアル孔104は盗難防止機構20を収
納するステアリングコラムの相補的チューブ(図示せ
ず)内にステータ22〜28を、共に回転し、かつ軸方
向に固定するためのラジアルフィンガー106を収納し
ている。
【0054】ステータ22の後方部分40の横方向後方
面108は、円筒形ハウジング110を含み、このハウ
ジング110は軸方向後方に向かって開口し、円形孔1
14が中心部に穿孔された端部112によって前方の境
界が定められており、この孔114にはロータ24の円
筒形凹状の相補的後方部分116と共に回転するよう
に、この部分116が嵌合されるようになっている。
【0055】後方部分116は面108(図14参照)
と面一の横方向後方面118によって境界が定められ、
更に環状の横方向前方面120によって境界が定められ
ている。ロータが取り付け位置にあると、この面120
は端部112の背面に軸方向に当接する。
【0056】ロータ24は同軸状中心シャンク122と
して後方部分116の前方面120を越えて延びてお
り、中心シャンク122は孔114を軸方向に貫通し、
カセット28およびその孔56を貫通し、更にステータ
22の前方部分42の横方向後方端部126内の中心孔
124を貫通している。
【0057】従って、駆動十字形部となっているシャン
ク122の前方自由端部128は、ステータ22の前方
部分42内に軸方向に延びている。ステータ22の前方
部分42はキャビティ130を構成するように中空の円
筒形をしており、軸方向前方に開口している。キャビテ
ィ130には公知の構造によってラッチボルト36の軸
方向の移動を制御する(十字形部128により回転駆動
される)カム132が、公知の態様に配置されている。
【0058】エンジンの始動モータへの給電に対応した
STARTとして知られている回転角方向の端の位置に
ロータ24が到達したときに、カムおよびロータ24〜
122を回転角方向に回転させるためのスプリング13
4がステータ22〜42とカム132との間に軸方向に
挿入されている。
【0059】十字形部128が回転遮断器34の相補的
ソケット136内に収納すべきカム132の中心を貫通
し、このマルチ位置遮断器を両方向に共に回転するよう
に駆動するようになっている。
【0060】遮断器32の本体はこの遮断器34のノッ
チ142内に収納されたステータ22〜42のタブ14
0によって回転しないように固定されており、遮断器3
4は相補的ケーシング144内に収納されており、この
相補的ケーシング144内では、軸線Aに平行であっ
て、外側に向かって径方向に中心がずれた軸線Cに沿っ
てラッチボルト36が軸方向にスライドされるようにガ
イドされるようになっている。
【0061】特に図14から判るように、ケーシング1
44は両端部が軸方向に開口するラッチボルト36をガ
イドするための通路146を有する。
【0062】ロータ24の後方部分116の横方向前方
面120は、円形のうちの弧の形状をした周辺環状溝1
50を有する。この溝150は隣接するノッチ152に
より延びており、溝150は当接パーティション154
によってこのノッチから分離されている。溝150およ
びノッチ152の平均半径はこれらが電磁石30の軸線
Bと直線状となるように定められている。電磁石30の
ロッド82、特にロッドの後方自由端部は、ステータ2
2、特にカセット28に対するロータの回転角方向位置
に応じ、円形溝150内またはノッチ152内に収納す
ることが可能となっている。
【0063】この目的のために、後方部分156はファ
セット90および円筒形凹状表面92に隣接する。後方
部分116の円筒形周辺部は回転遮断器34のSTO
P、ACCESSARIESおよびON位置にそれぞれ
対応する3つの好ましい回転角方向位置において、ステ
ータ22〜40に対しロータ24を回転角方向に割り出
しするための3つのノッチ156、158および160
を含む。この目的のための盗難防止機構22は、径方向
に配置されたボールとスプリングを有するアセンブリ1
62を含む。
【0064】ロータ24はその横方向前方面120にス
リーブ166を含む。このスリーブ166は軸方向前方
に延びており、スリーブチューブ168として延びてい
る。スリーブチューブ168は孔114内に共に回転す
るようにガイドされる。このような構造のために、スリ
ーブ162の円筒形周辺部170は2つのラジアルスト
ッパー172および174によって回転角方向の境界が
定められている。ストッパー172と174とは、ステ
ータ22〜40の環状横方向後方面182内にてストッ
パー180に向くように形成された、固定ストッパー1
80の2つの対応する対向するラジアル面176と17
8とに交互に協働でき、このスリーブ162はステータ
22〜40に対するロータ24の2つの回転角方向の端
の位置を決定するようになっている。
【0065】ロータ24はその中心部で制御ロッド26
を収納できるように中空となっており、制御ロッド26
はロータ24および操作ノブ38と連動し、手動制御部
材を構成する。
【0066】この目的のために、ロータ24は中心ボア
188を含む。この中心ボア188は面118にて軸方
向後方に開口しており、軸方向前方端部が盲状となって
いる。このボアの形状は後方が円筒形となっており、階
段状スロット190の形状となって前方に延びている。
ロッド26の軸方向前方部分は、ロッドの相補形であ
る。この軸方向前方部分は円筒形部分192と、階段状
をした横断面194を備えた前方端部分とを含む。特に
図5および図6から判るように、ロッド26はステータ
に対しロータを軸方向に係止するための外側ラジアルタ
ブ196を含む。
【0067】この目的のために、部分116はロータ2
4内にロッド26を組み立てる際に、タブ196を通過
させるための軸方向開口スロット198を含む。ロッド
26がロータ24内の組み立て取り付け位置にあり、ロ
ータ24が(図6から判るように)ステータ22〜40
内に組み立てられ、取り付けられていると、制御ロッド
26がロータ24に対し軸方向前方押し込み位置にある
時のタブ196の位置は、端部112に属すタブ196
に向いた環状横方向前方面202の前方に位置するよう
に定められている。
【0068】ノブ38を備えたロッド26が図6に示さ
れたSTOPの端の回転角方向位置にあると、ロッド2
6はロータ24に対し、従ってステータ22〜40に対
し、制御ノブと共に軸方向にスライドでき、一方、ロッ
ドおよびロータ(これらは常に相補的な形状190およ
び94の協働により両方向に共に回転するようにリンク
されている)がステータ22に対して回転された場合、
タブは面202に向くように位置するようになり、従っ
て、ロッド26を軸方向手前に引くことは不可能とな
る。
【0069】従って、ノブとロッド26の回転角方向位
置は1つしかない。すなわち遮断器34のSTOP回転
角方向位置しかなく、この位置では表面174と178
とが当接し、電磁石のロッド82はノッチ152に向
く。このような回転角方向位置では、ロッド26は図1
1Aおよび図6(または図11B)にそれぞれ示された
2つの端の軸方向位置の間で軸方向に手前に引いたり、
軸方向前方に押すことができるようになっている。ロー
タ24を貫通するロッド26の前端部分194はシャン
ク122の円筒形凹状本体123と同じ直径の凹状軸方
向円筒形表面204、すなわち側方フランク部を備えた
軸方向部分を有し、この軸方向部分は軸方向に向かって
径方向に後方から前方に向かって傾斜した軸方向前方ラ
ンプ206として延びている。
【0070】シャンク122の本体123は円筒形表面
204と206とが周辺表面210を完成するように外
側208に対して径方向に開口する軸方向スロットを含
む。従って、制御ロッド36がその軸方向押し込み位置
にあり、ロータが特に図6および11Bに示される軸方
向の端の回転角方向の停止位置にあると、ランプ206
はボール70に協働し、これを径方向外側に押圧し、こ
のボールを円筒形支持表面204に沿って搬送し、よっ
てスイッチ32を作動させる。これと対照的に、ロータ
が同じ回転角方向位置に位置する場合において、ノブ3
8と制御ロッド26とが軸方向手前に引かれると、ラン
プ206は軸方向後方に後退し、スイッチのボール70
に作用しなくなり、スイッチは再びスイッチ状態を変え
る。
【0071】従って、STOP位置として知られる単一
の回転角方向の端の位置でしか可能でない、ロッド26
の押し込みまたは引き抜きによってスイッチ32の状態
が変化する。このスイッチ32の状態の変化はプリント
回路基板62に支持されている電子回路へ送られる信号
を発生することによって決定される。同じように、ロッ
ドがロータ24に対し軸方向前方の端の押し込み位置に
あり、ロータ24がステータ22〜40に対し回転さ
れ、回転角方向の端の停止位置のままとなっていると、
スイッチ32の状態が変更される。このような変更は、
本ケースでもスイッチ32のトリガーを引く部材を構成
するボール70に作用することによって行われる。
【0072】この目的のため、特に図7、図11A〜図
11Dから判るように、スロット208に隣接する円筒
形表面部分123は、小さい回転角方向のセクタ21
0、すなわち側方フランク部にわたってしか回転角方向
に延びず、よってリセスを形成するカウンタボア212
として続く。このリセスにはボール70が落下する。す
なわち、ボールはベアリング表面202によって径方向
外側に押されることはなく、またセクタ210の表面1
23によっても押されることはない。
【0073】従って、(ユーザーが正当なユーザーとし
て識別され、ノッチ152からロッド82を引き抜くよ
うに、この目的のために電磁石30が作動された後に)
図11Aおよび図11Bに支持された回転角方向の端の
停止位置をロータが離れ、ノブ38の作用により時計回
り方向に回転すると、ボールはまずベアリング表面21
0と協働し、スイッチは状態を変更せず、スイッチはリ
セス212内に落下し、スイッチ32の状態を変更さ
せ、次にこれによってロッド82が解放され、ロッドは
溝150内に軸方向前方に移動する。次に、ロータは例
えばスタータモータ(図11C)の作動に対応する別の
回転角方向の端の位置STARTに達することができ、
次にスプリング134の作用によりオン位置(図11
D)に戻ることができる。ロッド82が溝150内にあ
って、電磁石30の給電によって手前に後退されない限
り、ロータは端の停止回転角方向位置(図11Aおよび
図11B)へ戻ることはできない。このように戻ること
ができない理由は、溝110とノッチ112とを分離す
る当接パーティション154が設けられているためであ
る。
【0074】この目的のために、図11Dのオン位置か
らスタートし、反時計回り方向に復帰運動する間、ベア
リング表面210はボール70およびスイッチ32に作
用し、スイッチ32は所定の遅延時間の後、電磁石に電
力を供給し、よってロッド82を後退させ、再びSTO
Pとして知られる端の回転角方向位置に達することがで
きる。このようなロッド82の引き抜きはユーザーの電
子識別符号が証明された後にしか可能でない。
【0075】識別符号を交換し、証明する手段は図示さ
れていない。この手段は自動車のアンテナに連動するト
ランスポンダであるか、いわゆるハンズフリーの盗難防
止システムの場合にドライバーが身につけるか、または
携帯するか、もしくは自動車に搭載されたリーダーに組
み込まれるかによらず、一般的な公知の構造のものであ
る。ユーザーがノブ38を引くことなく、従ってロッド
26を引くことなく、ロータ24を停止位置へ戻さなけ
ればならないようなケースでは、電磁石30への給電は
所定遅延時間だけ制御される。かかるケースでは、電磁
石30のロッド82は再びノッチ152内で自由であ
り、ステアリングコラムが固定されていなくてもエンジ
ンのオンへの切り替えおよび始動に対応する方向にノブ
38を回転することはできない。
【0076】ステアリングコラムシャフトが回転しない
ように固定する(この固定については後に詳細に説明す
る)ためにユーザーは図11Bに示されたリターン位置
からスタートし、ノブ38および制御ロッド26を軸方
向手前に引くと、これによって再びスイッチの状態が変
化する。その理由は、ボールは表面204を離間し、ラ
ンプ206と直線状となっているスロット208内に落
下するからである。このような状態の変化によってロッ
ド32を再び解放することが可能となり、このロッドは
ノッチ152内に軸方向後方に進入する。従って、キー
38〜26のこのような巧妙な引き抜きによって手動制
御キー38−24−26のロータ24の回転を固定し、
ステアリングコラムの回転を固定しているラッチボルト
36を解放することが可能となる。
【0077】ロータ24、従って盗難防止機構22に対
しロッド26を引き抜いたり、押し込んだりした2つの
軸方向の端の位置は、図1に示されたボールとスプリン
グのアセンブリ214を使って割り出しされる。ステア
リングコラムを解放し、従ってロータ24を回転させ、
このロータがカム132によりラッチボルト36を制御
し、回転遮断器34を駆動させるように再びノブを押し
込むと、(図11Aの位置から図11Bの位置への通過
に対応する)ボール70に対する動作は電子式盗難防止
回路により識別器から受信された符号が正しいかどうか
を検証するために、電子式盗難防止システムにより識別
器の問い合わせを行い、次に電磁石30に電力が供給さ
れる。この給電は符号が正しいことを表示する信号を受
信したボード62によって支持されている電子回路によ
って可能となる。
【0078】ドライバーがノブ38を回転することな
く、ノブ38を押し込まなければならない場合、ロータ
28を再び固定するようにこの給電も遅延される。ロー
タ24とステータ22〜40内のロッド26とから成る
アセンブリは、カバーを形成する後方プレート218に
よって補足されている。カバーはロータ24を取り付け
位置に軸方向に係止し、ロッド26がロータ24から軸
方向後方に引き抜かれないようにステータにクリンプ係
止されている。同様に、後方部分116を備えたロータ
がステータ22〜40内の所定位置にあると、ロータは
カセット28を取り付け位置、すなわちカセット28の
中間キャビティ46から径方向に引き抜くことができな
い位置にカセット28を固定する。このような固定は、
カセット28の凹状相補的円筒形表面92の一部に対向
して述べる部分116の円筒形凸状周辺表面を含む相補
的形状の協働によって可能となっている。
【0079】次にラッチボルト36およびその制御手段
について説明する。公知のように、ラッチボルト36の
一体的本体の軸方向後方端部220はカットされた板金
の軸方向引き抜き器222に接続されており、引き抜き
器はラッチボルトがステアリングコラムのシャフトのノ
ッチに向かない場合に、公知の歯先スプリング224が
介在された状態でラッチボルト36に軸方向に接続され
ている。図12A〜図12Dから判るように、カム13
2の後方形状226は引き抜き器222の上面によって
支持された制御フィンガー228と協働するようになっ
ており、引き抜き器222は螺旋圧縮スプリング230
によって常に弾性的に軸方向前方に押圧されている。圧
縮スプリング230は図14に示されるようにステアリ
ングコラムシャフトを固定するように、前方設置位置に
ラッチボルト36を押圧するようになっている。
【0080】特に図14などから判るように、接続ビー
ム44は引き抜き器222が通過できるように中空とな
っている。従って、ビーム44は長方形の横断面の内側
通路232の境界を定めており、この通路の底部236
は公知のランプ238を含む。このランプ238は引き
抜き器222の後方部分のカムを形成するダブルタブ2
44と公知の態様で協働するフラット部240として後
方に延びている。引き抜き器222はラッチボルトが図
14に示されるように、フラット部240の後方にある
とき、このラッチボルトを後退した後方位置に保持する
ための下方後方タブ244も構成する。引き抜き器22
2の後方部分、すなわちタブ244は図14を見た場
合、ラジアルラッチボルト係止フィンガー246によっ
て下方に押圧される。係止フィンガー246はステータ
22の本体の後方部分49内に形成されたラジアルドリ
ル孔248内に径方向にスライドするように取り付けら
れている。
【0081】フィンガー246の径方向外側下方ヘッド
252は、引き抜き器222が外れないよう、すなわち
スプリング230の作用およびタブ244の傾斜から生
じるランプ交換によりフラット部上をタブ244が通過
しないように、引き抜き器222の後方シャンク254
に向くように延びている。係止フィンガー246は常に
作用する螺旋圧縮リターンスプリング256の作用によ
り、径方向内側に上方に上昇することができない限り、
ラッチボルト解放防止位置としても知られる引き抜き器
係止位置に径方向外側に保持される。
【0082】フィンガー246の自由端260がロッド
96に属し、フィンガー246に向いた対応する表面2
62に協働できたりできなかったりするように、径方向
内側端部に開口するロータ24に形成されたシリンダ2
58内に、径方向内側に向いた上方部分にてドリル孔2
48が形成されている。従って、図15から判るよう
に、ロッドが軸方向の押し込み位置にある時にロータ2
4が押し込まれた制御ロッド26と共に自動車のエンジ
ンを始動できるように回転した時でも、ラッチボルトを
係止するための位置にフィンガーが固定される。
【0083】これと対照的に、図15、図16および図
14を検討すると判るように、ロッド26を軸方向後方
に後退すると、すなわちノブ38を引っ張ると、引き抜
き器222を解放できるので、フィンガー246は後退
し、解放される。公知のようにステアリングコラムを再
度解放し、ラッチボルト36および引き抜き器222を
軸方向後方位置にロックできるようにするために、軸方
向プッシャー264が設けられている。このプッシャー
264は引き抜き器222の後方シャンク254の軸方
向後方端部の作用により後方に後退させることができ
る。この後退は軸方向圧縮スプリング266の作用に抗
して行われ、プッシャーはロータ24の横方向後方面の
ハウジング268内でガイドされる。
【0084】割り出されたACCESSARIES回転
角方向に達する前、すなわちエンジンが始動される前
に、ステアリングコラムが固定されるのが抑制されるこ
とが理解できよう。図12A〜図16を参照し、ラッチ
ボルト36を後方に引き、解放させることに関連する部
品の相対的運動のすべてについて説明する。確実に動作
させるために、本発明に係わる盗難防止システムはノブ
38を回転しないように維持するために、電気エネルギ
ーを必要としない限り特に信頼性がある。この盗難防止
機構事態の安全性のレベルは従来の機械式の盗難防止機
構の安全性のレベルに少なくとも等しい。
【0085】人間工学的見地から、ドライバーに関する
限り使用および操作はキー24、26、38を形成する
手動制御部材が永久的にステアリングコラム上の所定位
置に留まることを除けば、取り外し自在な機械式キーを
備えた盗難防止機構の使用および操作にすべての点で類
似している。電子式識別子が認識されるまでノブ38を
回転することができず、認識されるまではステアリング
コラムの固定を抑制したり、自動車のエンジンを始動す
ることはできない。
【0086】回転ノブ387がSTOP位置として知ら
れる端の回転角方向位置にない限り、ラッチボルト36
を解放させることは不可能である。ファセット28が構
成する電子−機械式モジュール内に電磁石制御回路の部
品の少なくとも一部を組み込むことによって、自動車盗
難防止システム全体の安全性を更に改善できる。
【0087】この理由は、破壊された場合に盗難防止機
構と主要デコード回路との間の接続を行う電気配線(図
示せず)をカットすることにより、単に電源を使って単
安定性電磁石30へ給電することが不可能となるよう
に、盗難防止機構20、22、28の内部のこの電子回
路は、盗難防止機構にコード化された信号を送らなけれ
ばならないからである。更に安全性を改善するために、
(図示されていない変形例によれば)特にノブとロッド
との間にフューズとして働く、すなわち電磁石30のロ
ッド82により回転アセンブリ38−26−24−13
2−34全体が回転するのが防止される際に、ノブ38
を回転させようとする試みがなされると、切れるように
働く回転接続部を設けることが可能である。
【0088】ロータとロッドに連動するノブとの間に切
り離し自在なリンクを設けることも可能である。このリ
ンクは単安定性固定電磁石自身、またはカセット28内
に組み込まれた別の電磁石によって制御される。ラッチ
ボルト38は、例えば本願出願人が開発した公知の構造
を備えた傾斜フィンガーシステムのような他の公知の手
段によって係止したり解放したりすることが可能であ
る。ラッチボルト36は、全体に軸方向に向いた形状と
することも可能であるが、この目的のため形状をしたケ
ーシング144を備えた軸線Aに対して所定の角度をな
す。
【0089】図示していない変形例によれば、例えばカ
ム132内に形成された溝150に連動するノッチ15
2内に嵌合することにより、回転しないように回転アセ
ンブリ38−26−24−132−34を固定するよう
な、電磁石のロッドを考えつくことが可能であり、電磁
石30の配置はロッドが軸方向前方に突出するように逆
になっている。回転アセンブリ38−26−24−13
2−34の種々の回転角方向の位置の割り出しは、ラッ
チボルトの引き抜きを制御するカムの円筒形周辺部との
協働によっても達成できる。
【0090】ステアリングコラムのタイプ、従ってその
種々の寸法によっては、プリント回路基板は全体がう軸
線AおよびBに平行となるように配置することも可能で
ある。例えばハンズフリータイプの識別システムが故障
すると、盗難防止機構20の本体内のその横方向後方端
面の近くに形成された公知の構造のバックアップアンテ
ナを使用するバックアップ解決手段(図示せず)を、設
けることが可能である。
【0091】従って、このアンテナは素子内に設けられ
たバックアップトランスポンダ/識別装置と相互交換す
ることによって読み出しが可能である。素子の全体の形
状は機械式キーの形状となっており、機械式キーの前方
シャンクはこの目的のために操作ノブ38内に設けられ
た軸方向孔内に軸方向に挿入される。従って、バックア
ップトランスポンダはアンテナに対して正しく位置決め
される。
【0092】従って、ノブ38および従って回転アセン
ブリ38−26−24−132−34がSTOP回転角
方向位置に戻されない限り、および/またはノブ38が
手前引っ張り位置に軸方向に戻されない限り、盗難防止
機構内に収納されたバックアップ識別装置を盗難防止機
構から引き抜くことができないように考えつくことも可
能である。回転アセンブリを回転しないように固定する
要素を行動する電動モータとなるように、双安定電磁石
を置換することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要旨として請求した盗難防止システム
の主要部品の全体の4分の3の後方斜視分解図である。
【図2】部品が組み立て状態に示されている、図1に類
似した図である。
【図3】ハウジングを形成するスタータおよび固定電磁
石およびその電磁制御回路を支持する増設カセットタイ
プのモジュールの軸方向中間平面に沿った拡大断面図で
ある。
【図4】図1の主要部品を拡大して示す、図1に類似し
た図である。
【図5】4分の3の正面斜視図に部品が示されている、
図4に類似した図である。
【図6】ロータが回転角方向の静止位置にあり、手動制
御ロッドが軸方向前方の押し込み位置にあるステータを
示す4分の3の正面拡大斜視図である。
【図7】ロータを示す4分の3の正面拡大斜視図であ
る。
【図8】分解状態にあるステータおよびカセットを示
す、図6の矢印F8の方向に見た軸方向後方端面図であ
る。
【図9】回転角方向の静止位置において、手動制御ロッ
ドがないステータ内に取り付けられた位置にカセットが
位置する、図8に類似した図である。
【図10】ロータおよび手動制御ロッドを示す、図6お
よび図14の横断平面10−10に沿った断面図であ
り、そのうちの図10Aはロータおよび手動制御ロッド
が回転角方向の端の静止位置にある状態のステータを示
す、断面図であり、図10Bはロータおよび手動制御ロ
ッドが始動のための回転角方向の端の位置にある、図1
0Aに類似した図である。
【図11】図6および図14の横断平面11−11に沿
った断面図であり、そのうちの図11Aは回転角方向の
端の静止位置にあるロータ、手前引出し位置にある手動
制御ロッドおよび電子制御回路のうちのボールスイッチ
を示す図であり、図11Bは回転角方向の端の静止位置
にあるロータおよび前方押し込み位置にある手動制御ロ
ッドを示す、図11Aに類似した図であり、図11Cは
始動のための回転角方向の端の位置にあるロータおよび
前方押し込み位置にある手動制御ロッドを示す、図11
Aに類似した図であり、図11Dは自動車エンジンを作
動させるための回転角方向の中間位置にあるロータおよ
び前方押し込み位置にある手動制御ロッドを示す、図1
1Aに類似した図である。
【図12】ステータおよびロータの一部を示す、図1お
よび図3に類似した分解図であり、そのうちの図12A
はラッチボルトのシャンクに作用する、ラッチボルトの
軸方向の移動を制御するためのカムを形成する出力部材
および制御ロッドによって組み立てられたステータおよ
びロータの一部を示す分解図であり、ロータは回転角方
向の端の静止位置にあり、手動制御ロッドは手前引出し
位置にあり、ラッチボルトは盗難防止実施位置にあり、
図12Bはラッチボルトのシャンクが押し込み位置にあ
る、図12Aに類似した部分図であり、図12Cはロー
タ、ステータおよびラッチボルトシャンクの別の相対位
置を示す、図12Aに類似した図であり、図12Dはロ
ータ、ステータおよびラッチボルトのシャンクの別の相
対的位置を示す、図12Bに類似した図である。
【図13】ラッチボルトのシャンクの後端部を示す横方
向断面図であり、そのうちの図13Aは図12Bおよび
図14に対応する位置にあるラッチボルトのシャンクの
後端部を示す、図10Aおよび10Bに類似した横方向
断面図であり、図13Bは図12Cに対応する位置にあ
るラッチボルトのシャンクの後端部を示す、図13Aに
類似した図であり、図13Cは図12Dに対応する位置
にあるラッチボルトのシャンクの後端部を示す、図13
Aに類似した図である。
【図14】本発明に係わる盗難防止システムの主要部品
の軸方向略断面図であり、ラッチボルトが軸方向前方の
実施位置にある、軸方向略断面図である。
【図15】本発明に係わる盗難防止システムの主要部品
の軸方向略断面図であり、ラッチボルトが押し込み軸方
向後方位置にある、図14に類似した図である。
【図16】本発明に係わる盗難防止システムの主要部品
の軸方向略断面図であり、ラッチボルトがアンロックプ
ロセスにおける軸方向中間位置にある、図14に類似し
た図である。
【符号の説明】
20 盗難防止機構 22、28 ハウジング 24 ロータ 26 制御ロッド 28 カセット 30 電磁石 32 スイッチ 34 遮断器 36、122 ラッチボルト 38 操作ノブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ファブリス ジャコマン フランス国 58240 サン・ピエール・ム ーティエール リュー ディト シィヴィ エール(番地なし) (72)発明者 ルイ カナル フランス国 58000 ヌヴル リュ ジョ セフ ベルノ 9

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の始動および自動車のステアリン
    グコラムのロックを手動で制御するための部材が設けら
    れたハウジングを含む、盗難防止機構を備えたタイプの
    自動車盗難防止システムであって、 −前記手動制御部材が、ステアリングコラムをロックす
    る手前引出し位置とステアリングコラムをアンロックす
    る前方押し込み位置との間で軸方向に移動できるように
    取り付けられており、 −前記手動制御部材が少なくとも1つの回転角方向の静
    止位置とこの制御部材を軸方向手前に引くことができな
    い回転角方向の使用位置との間で回転できるように取り
    付けられており、 −前記手動制御部材がカムを構成する回転出力部材に共
    に回転するように接続されており、カムがラッチボルト
    の移動を制御するよう、ラッチボルトによって支持され
    た制御フィンガーと協働でき、前記手動制御部材が静止
    回転角方向位置にある時にステアリングコラムのうちの
    1つの部材を回転しないように固定するよう、ハウジン
    グの開口部を通ってラッチボルトが突出し、ラッチボル
    トが弾性的に押圧される盗難防止実施位置とハウジング
    の内部に格納された押し込み位置との間でハウジングに
    対してスライドするように取り付けられており、 前記手動制御部材がスイッチ−遮断器アセンブリに共に
    回転するように接続されており、 本盗難防止システムが問い合わせおよび識別工程後に符
    号化された盗難防止信号を発信する、自動車の正当なユ
    ーザーを識別するためのユニットを含み、 盗難防止機構が、 −識別ユニットによって固定部材を制御する電子回路へ
    符号化された盗難防止信号が供給された時に解放が制御
    される、ハウジングに対して回転しないように手動制御
    部材を固定するためのモータ駆動部材、特に電磁器部材
    と、 −ハウジングによって支持されており、前記手動制御部
    材によってトリガーされる、問い合わせおよび識別工程
    をトリガーするスイッチとを備えた、自動車盗難防止シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記手動制御部材が2つの端の軸方向位
    置すなわち手前引出しロック位置と前方押し込みアンロ
    ック位置との間で軸方向に押し込んだり、または引き出
    された時に、スイッチの作動部材に作用するトリガース
    イッチを制御するための軸方向に傾斜するランプを前記
    手動制御部材が含む、請求項1記載の自動車盗難防止シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記2つの軸方向の端の位置の各々にお
    いて、前記手動制御部材を軸方向に割り出しするための
    手段が設けられている、請求項2記載のシステム。
  4. 【請求項4】 トリガースイッチが作動部材を含み、前
    記手動制御部材が回転角方向の端の静止位置から回転角
    方向の使用位置へ回転された時、またはこれと反対方向
    に回転された時に、前記手動制御部材が作動部材に作用
    するようになっている、請求項1〜3のいずれかに記載
    の自動車盗難防止システム。
  5. 【請求項5】 作動部材が作動ボールであり、前記手動
    制御部材の制御ランプまたは側方フランク部がこの作動
    ボールに協働するようになっている、請求項2および3
    のいずれかと組み合わせた請求項4記載の盗難防止シス
    テム。
  6. 【請求項6】 制御ランプが軸線に平行な円筒形ベアリ
    ングとして軸方向後方に延び、側方の境界が前記側方フ
    ランク部によって定められている、請求項5記載の盗難
    防止システム。
  7. 【請求項7】 前記手動制御部材がロータを含み、この
    ロータが2つの回転角方向の端の位置の間でステータを
    形成するハウジングに対して回転できるように取り付け
    られており、2つの回転角方向の端の位置の1つが前記
    回転角方向の静止位置に対応しており、前記ロータがス
    テータに対して軸方向に固定されており、前記手動制御
    部材が制御ロッドを含み、この制御ロッドがロータに対
    して軸方向にスライドできるように取り付けられてお
    り、制御ロッドが手前引出しロック位置と端の前方アン
    ロック位置との間で共に回転するようにロータに接続さ
    れている、請求項1〜6のいずれかに記載の盗難防止シ
    ステム。
  8. 【請求項8】 前記ランプが制御ロッドに形成されてい
    る、請求項2と組み合わせた請求項7記載の盗難防止シ
    ステム。
  9. 【請求項9】 前記2つの軸方向の端の位置の各々にお
    いて、ロータに対して制御ロッドを軸方向に割り出しす
    るための手段が設けられている、請求項3と組み合わせ
    た請求項7および8のいずれかに記載の盗難防止システ
    ム。
  10. 【請求項10】 制御ロッドが前方押し込み位置に制御
    ロッドを軸方向に保持するためのラジアルフィンガーを
    有し、ロータが回転角方向の静止位置を離間すると、制
    御ロッドがステータの前方環状横方向当接面に向くよう
    に延び、制御ロッドが軸方向後方に後退するのを防止
    し、ロータが回転角方向の静止位置にあると、制御ロッ
    ドが相補的な軸方向溝に向き、制御ロッドが2つの軸方
    向の端の位置の間で両軸方向に移動できるようにする、
    請求項7〜9のいずれかに記載の盗難防止システム。
  11. 【請求項11】 前記手動制御部材を回転しないように
    固定するための電磁部材が、ロータを回転しないように
    固定するようロータと協働する、請求項7〜10のいず
    れかに記載の盗難防止システム。
  12. 【請求項12】 電磁固定部材が軸方向に向いた電磁石
    であり、この電磁石のコアプランジャーがリターンスプ
    リングによって盗難防止実施位置に弾性的に押圧される
    ようになっており、よって前記手動制御部材が回転角方
    向の静止位置にある時に前記手動制御部材に共に回転す
    るよう接続された要素内に形成された少なくとも1つの
    固定ノッチ内にコアプランジャーが収納されるようにな
    っており、コアプランジャーが押し込み位置へ電磁的に
    復帰されると、前記手動制御部材を共に回転できるよう
    に解放することができる、請求項1〜11のいずれかに
    記載の盗難防止システム。
  13. 【請求項13】 前記手動制御部材のロータの環状前方
    面に固定ノッチが形成されている、請求項11と組み合
    わせた請求項12記載の盗難防止システム。
  14. 【請求項14】 電磁固定部材およびトリガースイッチ
    がハウジングの分解不能部品を構成するサブアセンブリ
    に属する、請求項13記載の盗難防止システム。
  15. 【請求項15】 分解不能部品が全体に環状形状をして
    おり、その部品の中心を軸方向に貫通する手動制御部材
    を有する、請求項14記載の盗難防止システム。
  16. 【請求項16】 分解不能部品が横方向に向いた平らな
    環状形状のプリント回路基板を備え、この基板が前記ス
    イッチおよび電磁固定部材を支持している、請求項15
    記載の盗難防止システム。
  17. 【請求項17】 ラッチボルトが手動制御部材の軸方向
    の走行方向に平行に軸方向にスライドできるように取り
    付けられている、請求項1〜16のいずれかに記載の盗
    難防止システム。
  18. 【請求項18】 ラッチボルトが手動制御部材の軸方向
    の走行方向に対してほぼ径方向にスライドできるように
    取り付けられている、請求項1〜17のいずれかに記載
    の盗難防止システム。
  19. 【請求項19】 所定の値のトルクの作用により破壊さ
    れるフューズ手段により制御ロッドの軸方向後方端部が
    作動ノブに軸方向に並進し、かつ共に回転するように接
    続されている、請求項7記載の盗難防止システム。
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