JP2001260818A - ステアリングロック装置 - Google Patents

ステアリングロック装置

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JP2001260818A
JP2001260818A JP2000076381A JP2000076381A JP2001260818A JP 2001260818 A JP2001260818 A JP 2001260818A JP 2000076381 A JP2000076381 A JP 2000076381A JP 2000076381 A JP2000076381 A JP 2000076381A JP 2001260818 A JP2001260818 A JP 2001260818A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ステアリングコラムに固定されるハウジング
と、該ハウジングに挿入、固定されるシリンダ体と、シ
リンダ体に挿入されるロータと、該ロータの回動位置を
検出するようにしてハウジングの側面に取付けられるス
イッチ手段とを備えるステアリングロック装置におい
て、組付作業を容易とした簡単な構造で、ハウジングの
側面に取付けられるロータリ式のスイッチ手段によるロ
ータの回動位置検出を可能とする。 【解決手段】シリンダ体13およびロータ15と、該ロ
ータ15に同軸に連結される第1傘歯車36と、第1傘
歯車36に噛合する第2傘歯車37と、第2傘歯車37
に同軸に固定されてシリンダ体13に回転自在に支承さ
れる検出軸38とが、ハウジング12への挿脱を可能と
したシリンダ錠ユニット39としてユニット化され、ハ
ウジング12に挿入されたシリンダ錠ユニット39の検
出軸38に、ロータリ式のスイッチ手段19が連結され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステアリングコラ
ムに固定されるハウジングと、該ハウジングに挿入、固
定されるシリンダ体と、差込まれたキーによる回動操作
を可能としてシリンダ体に挿入されるロータと、該ロー
タの回動位置を検出するようにしてハウジングの側面に
取付けられるスイッチ手段とを備えるステアリングロッ
ク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる装置は、たとえば特公平4
−25179号公報等で既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のステアリン
グロック装置では、ロータの側面に設けられたカムに、
スイッチ手段が備える爪が係合されており、スイッチ手
段はロータの回動に応じて爪がロータの回動軸線に沿う
位置を変化させるのに伴ってロータの回動位置を検出す
るようにしている。
【0004】一方、ロータの回動位置を検出するのにロ
ータリ式のスイッチ手段を用いることがある。そのよう
なロータリ式のスイッチ手段をハウジングの側面に取付
ける場合には、該スイッチ手段が備える検出軸にロータ
の回動を歯車機構を介して伝達するようにすればよい
が、歯車機構のハウジングへの組付が煩雑となること、
ならびに構造が複雑になることは避けたい。
【0005】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、組付作業を容易とした簡単な構造で、ハウジ
ングの側面に取付けられるロータリ式のスイッチ手段で
ロータの回動位置を検出し得るようにしたステアリング
ロック装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、ステアリングコラムに固定
されるハウジングと、該ハウジングに挿入、固定される
シリンダ体と、差込まれたキーによる回動操作を可能と
してシリンダ体に挿入されるロータと、該ロータの回動
位置を検出するようにしてハウジングの側面に取付けら
れるスイッチ手段とを備えるステアリングロック装置に
おいて、前記シリンダ体およびロータと、該ロータに同
軸に連結される第1傘歯車と、第1傘歯車に噛合する第
2傘歯車と、第2傘歯車に同軸に固定されて前記シリン
ダ体に回転自在に支承される検出軸とが、前記ハウジン
グへの挿脱を可能としたシリンダ錠ユニットとしてユニ
ット化され、ハウジングに挿入されたシリンダ錠ユニッ
トの前記検出軸に、ロータリ式の前記スイッチ手段が連
結されることを特徴とする。
【0007】このような構成によれば、ロータリ式のス
イッチ手段にロータの回動を伝達する一対の傘歯車が、
シリンダ体およびロータととともにシリンダ錠ユニット
としてユニット化され、そのシリンダ錠ユニットは、ハ
ウジングへの挿脱を可能に構成されるので、ハウジング
とは別に組付けられたシリンダ錠ユニットをハウジング
に挿入し、該シリンダ錠ユニットが備える検出軸にスイ
ッチ手段を連結すればよいので、組付作業が容易とな
り、しかもステアリングロック装置全体の構造も複雑化
することはない。
【0008】また請求項2記載の発明は、上記請求項1
記載の発明の構成に加えて、前記ハウジングおよびシリ
ンダ錠ユニット間には、前記ロータに差込まれたキーが
ACC位置となるときだけ前記シリンダ錠ユニットのハ
ウジングへの挿脱を許容する挿脱規制部が設けられるこ
とを特徴とし、かかる構成によれば、ロータをLOCK
位置としてキーを抜き取った状態では、シリンダ錠ユニ
ットをハウジングから離脱せしめることは困難であり、
防盗性を向上することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明す
る。
【0010】図1〜図9は本発明の一実施例を示すもの
であり、図1はロック状態でのステアリングロック装置
の縦断面図、図2は図1の2矢視図、図3は図1の3−
3線断面図、図4はアンロック状態でのステアリングロ
ック装置の縦断面図、図5はジョイントの斜視図、図6
はジョイントの側面図、図7は図6の7−7線断面図、
図8はステアリングロック装置の組付前の縦断側面図、
図9はシリンダ錠ユニットのハウジングへの挿入過程を
図8の9−9線矢視方向から見て順次示す図である。
【0011】先ず図1において、このステアリングロッ
ク装置は、ステアリングコラム11に取付けられるハウ
ジング12と、該ハウジング12に挿入、固定されるシ
リンダ体13と、差し込まれたキー14による回動操作
を可能としてシリンダ体13に挿入されるロータ15
と、該ロータ15に相対回動不能にかつ同軸に連結され
るとともにハウジング12に回動自在に支承されるジョ
イント16と、ステアリングコラム11内に挿入されて
いるステアリングシャフト17の回動を阻止するロック
状態ならびにステアリングシャフト17の回動を可能と
したアンロック状態を前記ロータ15およびジョイント
16の回動に応じて切換えることを可能としてハウジン
グ12に支承されるロックピン18と、前記ロータ15
の回動位置を検出するようにしてハウジング12の側面
に取付けられるロータリ式のスイッチ手段19とを備え
る。
【0012】図2および図3を併せて参照して、シリン
ダ体13は、非円形の横断面形状を有するように形成さ
れており、ハウジング12には、シリンダ体13の外面
形状に対応した内面形状を有する収納孔20がシリンダ
体13を挿入可能として設けられるとともに、収納孔2
0の外端側に臨む段部23を収納孔20の内端との間に
形成する横断面円形の支持孔21が設けられており、こ
の支持孔21にジョイント16が回動可能に挿入され
る。
【0013】シリンダ体13には、前記収納孔20およ
び支持孔21間の段部23に当接可能なストッパ板13
aが一体に設けられており、ストッパ板13aを段部2
3に当接させるまで収納孔20に挿入されたシリンダ体
13の前端は、ハウジング12の前端よりもわずかに突
出する。而して該シリンダ体13の前端外周部を覆うカ
バー24がハウジング12の前端に取付けられ、該カバ
ー24がハウジング12の前端に取付けられている限り
シリンダ体13がハウジング12から抜け出ることはな
く、シリンダ体13はハウジング12に挿入、固定され
る。
【0014】キー挿入孔25を有するロータ15はシリ
ンダ体13に回動可能に挿入されており、ロータ15の
周方向に間隔をあけた位置で前記カバー24には、キー
挿入孔25に挿入したキー14の操作位置を示すため
に、LOCK位置、ACC位置、ON位置およびSTA
RT位置が表示される。
【0015】ハウジング12には、前記支持孔21の軸
線すなわちロータ15およびジョイント16の回動軸線
と斜めに交差する方向に延びて支持孔21を横切るスリ
ット状の摺動孔22が設けられており、平板状に形成さ
れたロックピン18が該摺動孔22にスライド可能に嵌
合される。
【0016】このロックピン18の外端はステアリング
シャフト17に設けられた係合孔26に係脱可能であ
り、ロックピン18は、摺動孔22の外端から突出して
ステアリングシャフト17の係合孔26に係合するロッ
ク位置(図1で示す位置)と、図4で示すように前記ロ
ック位置よりも摺動孔22の内方側にスライドして前記
係合孔26から離脱してステアリングシャフト17との
係合を解除するアンロック位置との間でのスライドを可
能として摺動孔22に嵌合される。
【0017】しかも摺動孔22は、前記ロックピン18
がアンロック位置よりも摺動孔22のさらに内方側にス
ライドすることを可能として形成されており、ロックピ
ン18は、アンロック位置よりもさらに内方に設定され
る組付位置までスライドすることが可能である。
【0018】ロックピン18には、摺動孔22の長手方
向に延びる矩形状の開口部27が設けられており、この
開口部27には、ロックピン18の両側面からはみ出す
ようにしてコイルばね28が収容される。一方、ロック
ピン18の両側面にそれぞれ対向する摺動孔22の内側
面には、前記コイルばね28の両側部を収容し得る横断
面半円状の収容溝29,29が内端を閉じるととともに
外端を開放するようにしてそれぞれ設けられる。
【0019】而して図4で示すようにロックピン18が
アンロック位置に在る状態では、前記コイルばね28の
内端は開口部27から離れて収容溝29,29の内端に
当接しており、またコイルばね28の外端は開口部27
の外端に当接しているので、コイルばね28は、ロック
ピン18をアンロック位置からロック位置側に付勢する
ばね力、すなわちステアリングシャフト17の係合孔2
6に係合する方向に付勢するばね力を発揮している。
【0020】図5〜図7を併せて参照して、ジョイント
16は、支持孔21の内面で回動可能に支持される円盤
部16aと、該円盤部16aの中心部に同軸に連なる円
柱状の軸部16bと、前記円盤部16aと間隔をあけた
位置で軸部16bから半径方向外方に張出す鍔部16c
とを一体に有するものであり、円盤部16aの周方向1
箇所には、ロックピン18の幅に対応した溝30が軸方
向に延びるようにして設けられる。一方、ロックピン1
8の内端部には、前記溝30に一部を収容せしめる略J
字形の係合部31が一体に設けられる。
【0021】支持孔21にジョイント16を挿入する際
には、ロックピン18を組付位置まで押し込んだ状態
で、前記係合部31に対応する位置に溝30を配置した
ジョイント16を支持孔21に挿入すればよく、そうす
れば溝30を係合部31が通過するようにして、係合部
31と干渉することなくジョイント16を支持孔21に
挿入することができる。
【0022】ジョイント16の円盤部16aには、前記
係合部31を当接、係合せしめるカム面32が形成され
ており、このカム面32は、前記収納孔20の外端側に
臨んで前記溝30内に形成された低位面32aと、前記
円盤部16aの軸部16bとの間の段差面である高位面
32bとが、傾斜面32cを介して連設されて成るもの
であり、前記係合部31は、摺動孔22の内端側から前
記カム面32に当接、係合される。
【0023】係合部31がカム面32の低位面32aに
当接、係合している状態ではロックピン18はコイルば
ね28のばね力によりロック位置に在り、また係合部3
1がカム面32の低位面32aから傾斜面32cを経て
高位面32bに当接、係合するようにジョイント16が
回動すると、ロックピン18はコイルばね28のばね力
に抗してロック位置からアンロック位置へと強制的にス
ライド駆動される。
【0024】シリンダ体13に回動可能に挿入されてい
るロータ15は、シリンダ体13から突出してジョイン
ト16側に延びる軸部15aを一体に有するものであ
り、この軸部15aを相対回動可能に連結するための有
底の連結穴33がジョイント16の軸部16bに設けら
れる。しかも軸部15bの横断面形状ならびに連結穴3
3の横断面形状は、軸部15aの連結穴33への差込み
により、相対回動不能な連結を可能とするために非円形
に形成される。また軸部15bおよび連結穴33は、ロ
ックピン18の係合部31に溝30を対応させた位置に
ジョイント16が回動している状態で、キー14により
ACC位置にロータ15を回動した状態にあるときの前
記軸部15aが連結穴33に対して軸方向に挿脱し得る
ように形成される。
【0025】ロータリ式のスイッチ手段19が備えるス
イッチハウジング34は、収納孔20の一側でハウジン
グ12に設けられた収容凹部35に一部を収容するよう
にしてハウジング12の側面に締結される。
【0026】ロータ15の軸部15aには第1傘歯車3
6が固定されており、この第1傘歯車36に噛合する第
2傘歯車37はシリンダ体13のストッパ板13aで回
転自在に支承される検出軸38に固定され、該検出軸3
8がスイッチ手段19内に突入される。而してスイッチ
手段19は、そのスイッチハウジング34の一部を収容
凹部35に収容しつつハウジング12に固定される際
に、前記検出軸38に相対回動不能に連結されることに
なり、ロータ15の回動に応じた検出軸38の回動位置
がスイッチ手段19で検出される。
【0027】図8および図9を併せて参照して、ステア
リングロック装置の組立時には、シリンダ体13と、ロ
ータ14と、第1傘歯車36と、第2傘歯車37と、第
2傘歯車37に同軸に固定されてシリンダ体13のスト
ッパ板13aに回転自在に支承される検出軸38とが、
シリンダ錠ユニット39としてユニット化される。
【0028】シリンダ錠ユニット39の組付時には、ロ
ータ15を挿入していない状態でのシリンダ体13のス
トッパ板13aに、第2傘歯車37を固定した検出軸3
8を挿通し、次いで第1傘歯車36を第2傘歯車37に
噛合せしめた状態で、第1傘歯車36に軸部15aを相
対回動不能に挿入するようにしてロータ15をシリンダ
体13に挿入し、さらに第1傘歯車36の軸方向移動を
阻止するピン45を軸部15aに挿通することでシリン
ダ錠ユニット39の組付が完了する。
【0029】ハウジング12には、ストッパ板13aか
らの検出軸38の突出部を挿入すべく収納孔20の側面
に開口する挿入溝40が、ハウジング12の前面および
収容凹部35間にわたって設けられ、収容凹部35の閉
塞端には、検出軸38を該収容凹部35の中心部にもた
らすための挿入スリット41が前記挿入溝40に連なる
ようにして設けられる。
【0030】前記挿入スリット41の中間部一側には、
検出軸38の直径よりも当該中間部での挿入スリット4
1の幅を小さくするための突部42が設けられており、
検出軸38におけるストッパ板13a寄りの部分の外面
には、前記突部42を通過させる溝43が設けられる。
而して溝43は、ロータ15に差込まれたキー14がA
CC位置となったときだけ前記突部42を通過させ得る
位置となるようにして検出軸38の外面に設けられてお
り、前記突部42および溝43は、ロータ15に差込ま
れたキー14がACC位置となったときだけシリンダ錠
ユニット39のハウジング12への挿脱を許容する挿脱
規制部44を構成する。
【0031】シリンダ錠ユニット39のハウジング12
への組付にあたっては、先ず図9(a)で示すようにL
OCK位置でロータ15にキー14を挿入し、次いで図
9(b)で示すようにキー14をACC位置に回動操作
した状態のシリンダ錠ユニット39を、図9(c)で示
すようにハウジング12に挿入する。この際、挿脱規制
部44はキー14をACC位置に回動していることによ
り、シリンダ錠ユニット39のハウジング12への挿脱
を許容する状態にあり、図9(d)で示すように、検出
軸38を収容凹部35の中心部にもたらすまでシリンダ
錠ユニット39のハウジング12に挿入することができ
る。この際、シリンダ錠ユニット39におけるロータ1
5の軸部15aは、ジョイント16の連結穴33に相対
回動不能となるようにして挿入され、ロータ15および
ジョイント16が連結される。
【0032】シリンダ錠ユニット39のハウジング12
への挿入、完了後には、図9(e)で示すように、キー
14をACC位置からLOCK位置に操作し、キー14
をロータ15から引抜けばよく、その後で、カバー24
がハウジング12の前面に取付けられる。
【0033】次にこの実施例の作用について説明する
と、キー14により回動操作されるロータ15の回動軸
線と斜めに交差する方向へのスライドを可能としたロッ
クピン18が、ステアリングシャフト17の係合孔26
に挿脱可能に係合するようにしてハウジング12に嵌合
され、ロータ15に相対回動不能に連結されてハウジン
グ12に回動可能に支承されるジョイント16に、ロッ
クピン18の内端部に設けられている係合部31に当接
するカム面32が形成されている。しかもカム面32
は、ロータ15とともに回動するジョイント16の回動
に応じてロックピン18をスライドさせるように形成さ
れるものであり、したがってロックピン18の進退方向
をロータ15の回動軸線に傾斜した方向に定めることが
でき、その傾斜角度を変化させることで、ステアリング
ロック装置のレイアウト上の自由度を広げることができ
る。
【0034】またハウジング12には、ジョイント15
を回動可能に挿入し得る支持孔21と、該支持孔21の
軸線と斜めに交差する方向に延びて該支持孔21を横切
る摺動孔22とが設けられており、該摺動孔22には、
摺動孔22の外端から突出してステアリングシャフト1
7に係合するロック位置、該ロック位置よりも摺動孔2
2の内方側にスライドしてステアリングシャフト17と
の係合を解除するアンロック位置、ならびにアンロック
位置よりも摺動孔22の内方側にさらにスライドした組
付位置間でのスライドを可能としてロックピン18が嵌
合され、該ロックピン18はコイルばね28によりロッ
ク位置側に向けてばね付勢されている。しかもロックピ
ン18の内端部に設けられた係合部31は、アンロック
位置およびロック位置間にロックピン18が在る状態で
は支持孔21に回動可能に挿入されたジョイント16の
カム面32に摺動孔22の内端側から当接、係合する
が、前記組付位置にロックピン18が在る状態では該係
合部31との干渉を回避してジョイント16を支持孔2
2に挿入することを可能とするものである。
【0035】すなわちジョイント16およびロックピン
18のハウジング12への組付時には、図8で示すよう
に、コイルばね28のばね付勢力に抗してロックピン1
8を組付位置まで押し込んだ状態で、係合部31に対応
する位置に溝30を配置したジョイント16を支持孔2
1に挿入すればよく、そうすれば溝30を係合部31が
通過するようにして、係合部31と干渉することなくジ
ョイント16を支持孔21に挿入することができる。そ
の後で、ロックピン18を組付位置まで押し込む力を解
放することによりロックピン18を組付位置からアンロ
ック位置にスライドさせると、支持孔21内のジョイン
ト16のカム面32に係合部31が摺動孔22の内端側
から当接、係合する。これによりロックピン18の摺動
孔22からの脱落が阻止されることになり、ハウジング
12へのロックピン18およびジョイント16の組付操
作が容易となる。
【0036】またハウジング12の側面にはロータ15
の回動位置すなわちキー14の操作位置を検出するロー
タリ式のスイッチ手段19が取付けられるのであるが、
ロータ15に同軸に連結される第1傘歯車36と、第1
傘歯車36に噛合する第2傘歯車37と、第2傘歯車3
7に同軸に固定されてシリンダ体13のストッパ板13
aに回転自在に支承される検出軸38とが、ハウジング
12への挿脱を可能としたシリンダ錠ユニット39とし
てユニット化されており、ハウジング12に挿入された
シリンダ錠ユニット39の検出軸38に、前記スイッチ
手段19が連結される。
【0037】したがってハウジング12とは別に組付け
られたシリンダ錠ユニット39をハウジング12に挿入
し、該シリンダ錠ユニット39が備える検出軸38にス
イッチ手段19を連結すればよいので、ロータリ式のス
イッチ手段19の組付作業が容易となり、しかもステア
リングロック装置全体の構造も複雑化することはない。
【0038】またハウジング12およびシリンダ錠ユニ
ット39間には、ロータ15に差込まれたキー14がA
CC位置となるときだけシリンダ錠ユニット39のハウ
ジング12への挿脱を許容する挿脱規制部44が設けら
れており、ロータ15をLOCK位置としてキー14を
抜き取った状態では、シリンダ錠ユニット39をハウジ
ング12から離脱せしめることは困難であり、防盗性を
向上することができる。
【0039】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行うことが可能である。
【0040】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、ハウジングとは別に組付けられたシリンダ錠ユニッ
トをハウジングに挿入し、該シリンダ錠ユニットの検出
軸にロータリ式のスイッチ手段を連結すればよいので、
組付作業が容易となり、しかもステアリングロック装置
全体の構造も複雑化することはない。
【0041】また請求項2記載の発明によれば、ロータ
をLOCK位置としてキーを抜き取った状態ではシリン
ダ錠ユニットをハウジングから離脱せしめることを困難
とし、防盗性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロック状態でのステアリングロック装置の縦断
面図である。
【図2】図1の2矢視図である。
【図3】図1の3−3線断面図である。
【図4】アンロック状態でのステアリングロック装置の
縦断面図である。
【図5】ジョイントの斜視図である。
【図6】ジョイントの側面図である。
【図7】図6の7−7線断面図である。
【図8】ステアリングロック装置の組付前の縦断側面図
である。
【図9】シリンダ錠ユニットのハウジングへの挿入過程
を図8の9−9線矢視方向から見て順次示す図である。
【符号の説明】
11・・・ステアリングコラム 12・・・ハウジング 13・・・シリンダ体 14・・・キー 15・・・ロータ 19・・・スイッチ手段 36・・・第1傘歯車 37・・・第2傘歯車 38・・・検出軸 39・・・シリンダ錠ユニット 44・・・挿脱規制部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングコラム(11)に固定され
    るハウジング(12)と、該ハウジング(12)に挿
    入、固定されるシリンダ体(13)と、差込まれたキー
    (14)による回動操作を可能としてシリンダ体(1
    3)に挿入されるロータ(15)と、該ロータ(15)
    の回動位置を検出するようにしてハウジング(12)の
    側面に取付けられるスイッチ手段(19)とを備えるス
    テアリングロック装置において、前記シリンダ体(1
    2)およびロータ(15)と、該ロータ(15)に同軸
    に連結される第1傘歯車(36)と、第1傘歯車(3
    6)に噛合する第2傘歯車(37)と、第2傘歯車(3
    7)に同軸に固定されて前記シリンダ体(13)に回転
    自在に支承される検出軸(38)とが、前記ハウジング
    (12)への挿脱を可能としたシリンダ錠ユニット(3
    9)としてユニット化され、ハウジング(12)に挿入
    されたシリンダ錠ユニット(39)の前記検出軸(3
    8)に、ロータリ式の前記スイッチ手段(19)が連結
    されることを特徴とするステアリングロック装置。
  2. 【請求項2】 前記ハウジング(12)およびシリンダ
    錠ユニット(39)間には、前記ロータ(15)に差込
    まれたキー(14)がACC位置となるときだけ前記シ
    リンダ錠ユニット(39)のハウジング(12)への挿
    脱を許容する挿脱規制部(44)が設けられることを特
    徴とする請求項1記載のステアリングロック装置。
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