JP2001260290A - ポリオレフィン製防音シート - Google Patents

ポリオレフィン製防音シート

Info

Publication number
JP2001260290A
JP2001260290A JP2000077362A JP2000077362A JP2001260290A JP 2001260290 A JP2001260290 A JP 2001260290A JP 2000077362 A JP2000077362 A JP 2000077362A JP 2000077362 A JP2000077362 A JP 2000077362A JP 2001260290 A JP2001260290 A JP 2001260290A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyolefin
laminate
woven
weight
soundproofing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000077362A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Kaihara
祐一 貝原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hagiwara Industries Inc
Original Assignee
Hagiwara Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hagiwara Industries Inc filed Critical Hagiwara Industries Inc
Priority to JP2000077362A priority Critical patent/JP2001260290A/ja
Publication of JP2001260290A publication Critical patent/JP2001260290A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Building Environments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 軽量で柔軟性があり、かつ、防音性能を備
え、防炎性にすぐれたポリオレフィン製防音シートを提
供する。 【解決手段】 2枚のポリオレフィン延伸糸からなる織
編布2を接着層3を介して積層した積層体の両面に難燃
剤を含有したポリオレフィンからなるラミネート層4を
設けたポリオレフィン製防音シート1である。上記ラミ
ネート層を構成するポリオレフィンはスチレン系熱可塑
性エラストマーまたはポリウレタン系熱可塑性エラスト
マーから選ばれた少なくとも1種を含有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリオレフィン製
防音シートに関し、さらに詳しくは、工事現場の足場用
に使用される防炎性を備えた防音シートに関する。
【0002】
【従来の技術】ビル等の建築工事現場の周囲に張設され
る工事用シートとして、従来はポリエステルやナイロン
などのフィラメント糸を用いた織編布にポリ塩化ビニル
を積層した通称塩ビシートが一般的に用いられている。
そして、工事現場からの騒音が外部に漏れるのをできる
だけ抑止するために、塩ビシートに無機充填剤を加えて
高比重とし、質量則に従って遮音機能を向上させた防音
シートが用いられていた。
【0003】しかしながら、塩ビシートは燃焼時に有毒
ガスが発生するという問題があるとともに、上記のよう
に増重量化したシートは、通常目付重量が1100〜1
300g/m程度であって1.8×5.1mサイズで使
用されていたものでは重量が10kgを超えて取り扱い
が困難となり、その結果高所における展張作業などを容
易にするために、仮設足場のスパンが5.1mピッチで
あるにも拘わらず1.8×3.4mに縮小したものが一般
的になるなどの不都合があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような問題を解決
するために、近年、フィラメント成形性にすぐれ、有毒
ガスの発生の恐れのないポリオレフィンからなる養生シ
ートが試みられているが、ポリオレフィン延伸糸からな
る織編布の両面にポリオレフィン層を積層したラミネー
トクロスでは防音効果が十分でなく、かつ、防音効果を
向上させるためにラミネート厚みを増加させると柔軟性
が低下して取り扱い性に劣るうえに縫製加工も困難にな
るなどという問題を生じ、さらに、ポリオレフィンは易
燃焼性であるため工事用シートとしては防炎性を付与す
る必要があった。
【0005】本発明は、上記の問題点に着目してなされ
たもので、その目的とするところは、軽量で柔軟性があ
り、かつ、防音性能を備え、防炎性にすぐれたポリオレ
フィン製防音シートを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた請求項1記載の発明のポリオレフィン製防音
シートは、2枚のポリオレフィン延伸糸からなる織編布
を接着層を介して積層した積層体の両面に難燃剤を含有
したポリオレフィンからなるラミネート層を設けた構成
からなるものである。
【0007】また、請求項2記載の発明のポリオレフィ
ン製防音シートは、上記ラミネート層を構成するポリオ
レフィンがスチレン系熱可塑性エラストマーまたはポリ
ウレタン系熱可塑性エラストマーから選ばれた少なくと
も1種を含有してなる構成からなるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に用いられるポリオレフィン製延伸糸は、ポリオ
レフィンを用いて、公知の製造方法により形成された延
伸糸である。延伸糸の糸条形態としては、モノフィラメ
ント、マルチフィラメント、フラットヤーン、スプリッ
トヤーンなどいずれも使用できるが、柔軟性の点からマ
ルチフィラメントあるいはスプリットヤーンが好まし
い。また、ポリオレフィンとしては、延伸効果により高
強力がえられればよく、具体的にはポリプロピレン、高
密度ポリエチレンなどが好ましい。
【0009】上記延伸糸の繊度としては、300〜30
00デシテクス(以下、dtと記載)が好ましく、500
〜2000dtがより好ましい。繊度が300dt未満では
織編布としての機械的特性が不充分となり、3000dt
を超えると柔軟性が劣り好ましくない。
【0010】上記延伸糸を経緯糸に用いて、織編成し織
編布を形成する。打込密度は10〜30本/2.54c
mが好ましく、15〜20本/2.54cmがより好ま
しい。織布の織組織としては、平織、綾織、絡み織、模
紗織など種々の形状が使用され、編布としては、横編
み、縦編みいずれでもよく、具体的にはトリコット編、
ミラニーズ編、ラッセル編等が挙げられる。
【0011】本発明においては、上記織編布2枚を重ね
合わせてその間に接着層を介して積層し積層体を形成す
る。2枚の織編布の構成は同一の織編布であってもよ
く、また異なる構成の織編布であってもよい。織編布の
目付重量は、100〜800g/mが好ましく、20
0〜600g/mがより好ましい。目付重量が100
g/m未満では工事用シートとして機械的強力が劣る
とともに本発明の目的である防音効果の達成が困難とな
り、目付重量が800g/mを超えると重量が増加し
て取り扱い性が劣るとともに柔軟性が低下して好ましく
ない。
【0012】上記接着層を形成する方法としてはポリオ
レフィンを用いたサンドイッチラミネート法が好まし
く、接着層の厚みとしては、30〜200μmが好まし
く、50〜100μmがより好ましい。接着層の厚みが
30μm未満では、接着力が不十分となり好ましくな
く、200μmを越えると荷重が増加するとともに剛性
が増して好ましくない。
【0013】上記積層体の両面にはポリオレフィンから
なるラミネート層が設けられる。ラミネート層を設ける
方法としては、押出ラミネート法が好ましい。ラミネー
ト層の厚みは、50〜400μmが好ましく、100〜
200μmがより好ましい。ラミネート層の厚みが50
μm未満では、接着力が不十分となるうえ耐摩耗性が劣
り好ましくなく、400μmを越えると柔軟性が低下し
て好ましくない。
【0014】上記接着層及びラミネート層に用いるポリ
オレフィンとしては、従来押出ラミネート法で用いられ
るポリオレフィンが用いられるが、織編布との接着性の
点から織編布を構成するポリオレフィン延伸糸と同種・
同系のポリオレフィンが好ましい。具体的には、延伸糸
がポリプロピレンであればポリオレフィン系熱可塑性エ
ラストマー、ポリプロピレン、プロピレン−エチレン共
重合体などが好ましく、延伸糸が高密度ポリエチレンで
あれば直鎖状低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレ
ン、メタロセン触媒によるエチレン・α−オレフィン共
重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−
(メタ)アクリル酸エステル共重合体などが好ましい。
これらは単独或いは2種以上の混合物として用いてもよ
い。これらのうちでは、ポリオレフィン系熱可塑性エラ
ストマーが柔軟性の点、及び制振作用の点から最も好ま
しい。
【0015】上記ポリオレフィン系熱可塑性エラストマ
ー(以下、TPOと記載することがある)は、ポリプロ
ピレンやポリエチレン等の結晶性ポリオレフィン成分
と、エチレンープロピレン共重合体等のゴム成分からな
る樹脂組成物であって、従来は両成分のブレンド型また
はその架橋型TPOが知られており、近年、両成分をエ
チレン、プロピレン及び必要に応じてジエンを多段重合
により共重合させて得ることができるリアクター型TP
Oが知られている。これらのうちでは、リアクター型T
POが好ましく、リアクター型TPOの市販品として
は、「NEWCON」(チッソ株式会社製)、「キャタ
ロイ」(商品名:モンテル・エスディケイ・サンライズ
「MSS」株式会社製)、「P.E.R」(商品名:トク
ヤマ株式会社製)、「CAP350」(宇部興産株式会
社製)などが挙げられる。
【0016】前記ラミネート層を構成するポリオレフィ
ンには、スチレン系熱可塑性エラストマーまたはポリウ
レタン系熱可塑性エラストマーから選ばれた少なくとも
1種を添加するのが好ましい。スチレン系熱可塑性エラ
ストマーの市販品としては、「ハイブラー」、「セプト
ン」(商品名:株式会社クラレ製)などが挙げられ、ポ
リウレタン系熱可塑性エラストマーの市販品としては、
「クラミロンU」(商品名:株式会社クラレ製)などが
挙げられる。これらの熱可塑性エラストマーは、結晶性
成分とゴム成分から構成されており、その構成により伝
えられた振動を素早く減衰させる制振性能を有してお
り、これらの添加により透過損失が大きくなり、防音性
が向上する。
【0017】上記熱可塑性エラストマーの添加量は、ラ
ミネート層を構成するポリオレフィンに対して5〜50
重量%が好ましく、10〜30重量%がより好ましい。
添加量が5重量%未満では、添加による防音性の向上が
十分でなく、50重量%を超えるとラミネート層と織編
布との接着性が低下して好ましくない。
【0018】本発明の防音シートを形成する方法として
は、2枚の織編布の間にサンドイッチラミネート法で接
着層を設けて積層した後に両面にラミネート層を設ける
方法と、予め織編布の片面にラミネート層を設けた積層
体の間にサンドイッチラミネート法で接着層を設ける方
法があるが、後者が好ましい。
【0019】本発明の防音シートは、総厚みが1mm以
上であることが重要である。総厚み1mm以上であるこ
とを達成するために、織編布の目付重量がそれぞれ異な
っていてもよく、また、両面のラミネート層の厚みがそ
れぞれ異なっていてもよい。総厚み1mmであること
は、工事用養生シートとして使用する場合の防音効果、
強度、風によるはためきを抑止できる適度の重量等を勘
案して要求される特性である。
【0020】上記防音シートの目付重量は、500〜1
000g/mが好ましく、5500〜700g/m
がより好ましい。目付重量が500g/m未満では本
発明の目的である防音効果の達成が困難となり、目付重
量が1000g/mを超えると重量が増加して取り扱
い性が劣るとともに柔軟性が低下して好ましくない。
【0021】本発明において使用される難燃剤は、ハロ
ゲン系、リン系、無機系等公知の難燃剤が適宜用いられ
るが、高温での加工性、難燃効果に優れ、低廉であるも
のとしてハロゲン系難燃剤が好ましく、とりわけ臭素系
難燃剤が好ましい。
【0022】臭素系難燃剤としては、テトラブロムビス
フェノールA、デカブロムジフェニルオキサイド、オク
タブロモジフェニルオキサイド、ビスジブロモプロピル
エーテルテトラブロモビスフェノールS等の芳香族系臭
素系難燃剤、ヘキサブロムシクロドデカン、ジブロモエ
チルジブロモシクロヘキサン等の脂環族系臭素系難燃
剤、ペンタブロモジフェニルオキサイド、テトラブロモ
ジフェニルオキサイド等の液状臭素系難燃剤等が挙げら
れる。これらは単独或いは2種以上の混合物としても用
いられる。
【0023】上記臭素系難燃剤の配合割合は、防音シー
ト総重量に対して1〜10重量%が好ましく、2〜6重
量%がより好ましい。配合割合が1重量%未満では難燃
性が不十分となり、10重量%を超えると難燃性の効果
はそれ以上向上せず経済的でない。難燃剤はラミネート
層に配合するが、ラミネート層に上記配合割合で配合す
るのが困難である場合には、接着性を損なわない範囲で
接着層にも配合して上記配合割合となるようにしてもよ
い。
【0024】上記臭素系難燃剤に対して、難燃助剤とし
て三酸化アンチモンを併用するのが難燃化効果を向上さ
せる点で好ましい。臭素系難燃剤と三酸化アンチモンの
配合比は特に限定されるものではないが、2:1〜3:
1が好ましい。
【0025】このようにして得られたポリオレフィン製
防音シートは、JISA8952に規定する防炎性規格
に合格する性能を有しているものが好ましい。
【0026】本発明に用いられるポリオレフィンには、
本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、酸化防止剤、
紫外線吸収剤、光安定剤、滑剤、帯電防止剤、顔料、無
機充填剤、核剤、発泡剤、分散剤等の通常用いられる添
加剤を配合してもよい。
【0027】
【実施例】実施例1:繊度が760dtのポリプロピレン
製マルチフィラメントを経緯糸に用いて、打込密度20
×20本/2.54cmで平織に織成した織布Aと、繊
度が1510dtのポリプロピレン製マルチフィラメント
を経緯糸に用いて、打込密度16×16本/2.54c
mで平織に織成した織布Bを形成した。ラミネート層用
及び接着層用ポリオレフィンとして、ポリオレフィン系
熱可塑性エラストマー(商品名:NEWCON-NNT
2005、チッソ株式会社製)90重量%、難燃剤とし
て、デカブロムジフェニルオキサイド:ビスジブロモプ
ロピルエーテルテトラブロモビスフェノールS:三酸化
アンチモンを1:1:1で配合したマスターバッチ(難
燃剤濃度40重量%)10重量%の混合物を用いた。
【0028】防音シートの製造方法としては、まず、上
記織布Aの片面に上記ラミネート層用ポリオレフィン混
合物を用いて、押出ラミネート法により厚み100μm
のラミネート層を設け、同様にして織布Bの片面に厚み
100μmのラミネート層を設けた基布を形成した。つ
いで、前記両基布の織布面を重ね合わせ、その間に上記
接着層用ポリオレフィン混合物を用いて、サンドイッチ
ラミネート法により厚み60μmの接着層を設けて積層
体を形成した。
【0029】このようにして得られた積層体は、厚みが
1.06mmで、目付重量は550g/mであった。
そして、その透過損失を測定したところ、音源からの直
接測定値が80デシベル(以下、dBと記載)であった
ところ、積層体通過後は42dBであった。また、JI
SA8952に規定する防炎性規格に合格するものであ
った。上記積層体は、柔軟性もすぐれ、折り畳み加工、
ミシン縫製、4枚重ねたままハトメ打ちが可能であり、
工事現場の足場に展張されて防炎性にすぐれた防音シー
トとして好適に使用された。
【0030】実施例2:ラミネート層用ポリオレフィン
にスチレン系熱可塑性エラストマー(商品名:ハイブラ
ー、株式会社クラレ製)30重量%を添加した他は実施
例1と同様に行った。 得られた積層体の透過損失は、
音源からの直接測定値が80dBであったところ、積層
体通過後は40dBであった。また、柔軟性も良好であ
った。
【0031】実施例3:ラミネート層用及び接着層用ポ
リオレフィンとして、ポリオレフィン系熱可塑性エラス
トマー(商品名:キャタロイKS−357P、MSS株
式会社製)を用いた他は実施例1と同様に行った。得ら
れた積層体の透過損失は、音源からの直接測定値が80
dBであったところ、積層体通過後は41dBであっ
た。また、柔軟性も良好であった。
【0032】実施例4:ラミネート層用及び接着層用ポ
リオレフィンとして、プロピレンーエチレンランダム共
重合体(エチレン含有量:6モル%)を用いた他は実施
例1と同様に行った。得られた積層体の透過損失は、音
源からの直接測定値が80dBであったところ、積層体
通過後は44dBであった。また、柔軟性も良好であっ
た。
【0033】実施例5:繊度が1240dtのポリエチレ
ン製スプリットヤーンを経緯糸に用いて、打込密度14
×14本/2.54cmで平織に織成した織布を形成し
た。ラミネート層用及び接着層用ポリオレフィンとし
て、メタロセン触媒によるエチレン・α−オレフィン共
重合体(MFR=2.5g/10min.、密度=0.9
26g/cm、Mw/Mn=2.5)90重量%、難
燃剤として、デカブロムジフェニルオキサイド:ビスジ
ブロモプロピルエーテルテトラブロモビスフェノール
S:三酸化アンチモンを1:1:1で配合したマスター
バッチ(難燃剤濃度40重量%)10重量%の混合物を用
いた。
【0034】防音シートの製造方法としては、上記織布
の片面に上記ラミネート層用ポリオレフィン混合物を用
いて、押出ラミネート法により厚み100μmのラミネ
ート層を設けた基布を得た。ついで、前記基布2枚を用
いて、織布面を重ね合わせ、その間に上記接着層用ポリ
オレフィン混合物を用いて、サンドイッチラミネート法
により厚み60μmの接着層を設けて積層体を形成し
た。
【0035】このようにして得られた積層体は、厚みが
1.04mmで、目付重量は560g/mであった。
得られた積層体の透過損失は、音源からの直接測定値が
80dBであったところ、積層体通過後は44dBであ
った。上記積層体は、柔軟性もすぐれ、折り畳み加工、
ミシン縫製、4枚重ねたままハトメ打ちが可能であり、
工事現場の足場に展張されて防炎性にすぐれた防音シー
トとして好適に使用された。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のポリオレ
フィン製防音シートは、2枚のポリオレフィン延伸糸か
らなる織編布を接着する接着層及び表裏面のポリオレフ
ィンからなるラミネート層から構成され、総厚みが1m
m以上で、かつ目付重量が500g/m以上、かつ、
ラミネート層は難燃剤を含有してなるものである。この
ような構成からなる防音シートは、従来の無機充填剤を
配合して増重量化して質量則により防音性を向上させた
ものと異なり、音エネルギーが2枚の織編布及びラミネ
ート層を通過する際に制振作用により音エネルギーを熱
エネルギーに変換させ、透過損失を増大させて防音性を
向上させるものである。さらに、無機充填剤などを配合
していないために軽量であり、柔軟性があって折り畳み
加工、ミシン縫製、4枚重ねたままのハトメ打ちが可能
になるなどの効果を奏し、かつ防炎性を備えたすぐれた
ポリオレフィン製防音シートが得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のポリオレフィン製防音シートの模式断
面図である。
【符号の説明】
1 ポリオレフィン製防音シート 2 織編布 3 接着層 4 ポリオレフィン層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E001 DE01 DF02 FA24 FA26 GA24 GA27 GA42 HD11 HF12 KA01 MA01 4F100 AH02H AH05H AK03A AK03B AK03C AK03D AK03G AK07A AK07B AK12C AK12D AK51C AK51D AL05C AL05D AL09C AL09D BA04 BA06 BA10C BA10D BA16 CA08C CA08D DG11A DG11B DG12A DG12B EH23 EJ37A EJ37B GB07 JB16C JB16D JH01 JJ07

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚のポリオレフィン延伸糸からなる織
    編布を接着層を介して積層した積層体の両面に難燃剤を
    含有したポリオレフィンからなるラミネート層を設けた
    ポリオレフィン製防音シート。
  2. 【請求項2】 上記ラミネート層を構成するポリオレフ
    ィンがスチレン系熱可塑性エラストマーまたはポリウレ
    タン系熱可塑性エラストマーから選ばれた少なくとも1
    種を含有してなる請求項1記載のポリオレフィン製防音
    シート。
JP2000077362A 2000-03-21 2000-03-21 ポリオレフィン製防音シート Pending JP2001260290A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000077362A JP2001260290A (ja) 2000-03-21 2000-03-21 ポリオレフィン製防音シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000077362A JP2001260290A (ja) 2000-03-21 2000-03-21 ポリオレフィン製防音シート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001260290A true JP2001260290A (ja) 2001-09-25

Family

ID=18594942

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000077362A Pending JP2001260290A (ja) 2000-03-21 2000-03-21 ポリオレフィン製防音シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001260290A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006098064A1 (ja) * 2005-03-17 2006-09-21 Swcc Showa Device Technology Co., Ltd. 吸音材およびこれを用いた構造体
JP2013185385A (ja) * 2012-03-09 2013-09-19 Ihi Infrastructure Systems Co Ltd 遮音シート
JP2013185384A (ja) * 2012-03-09 2013-09-19 Ihi Infrastructure Systems Co Ltd 遮音シート
JP2017089227A (ja) * 2015-11-10 2017-05-25 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 吸音積層体並びにその製造方法及び取付方法、吸音積層体を含む道路用吸音ユニット、並びに吸音積層体が取り付けられた建築構造物
JP7127233B1 (ja) * 2021-03-05 2022-08-29 ダイヤテックス株式会社 積層体及び積層体成形品の成形方法
WO2022186370A1 (ja) * 2021-03-05 2022-09-09 ダイヤテックス株式会社 積層体及び積層体成形品の成形方法
WO2022186371A1 (ja) * 2021-03-05 2022-09-09 ダイヤテックス株式会社 積層体

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006098064A1 (ja) * 2005-03-17 2006-09-21 Swcc Showa Device Technology Co., Ltd. 吸音材およびこれを用いた構造体
JP2013185385A (ja) * 2012-03-09 2013-09-19 Ihi Infrastructure Systems Co Ltd 遮音シート
JP2013185384A (ja) * 2012-03-09 2013-09-19 Ihi Infrastructure Systems Co Ltd 遮音シート
JP2017089227A (ja) * 2015-11-10 2017-05-25 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 吸音積層体並びにその製造方法及び取付方法、吸音積層体を含む道路用吸音ユニット、並びに吸音積層体が取り付けられた建築構造物
JP7127233B1 (ja) * 2021-03-05 2022-08-29 ダイヤテックス株式会社 積層体及び積層体成形品の成形方法
WO2022186370A1 (ja) * 2021-03-05 2022-09-09 ダイヤテックス株式会社 積層体及び積層体成形品の成形方法
WO2022186371A1 (ja) * 2021-03-05 2022-09-09 ダイヤテックス株式会社 積層体
JPWO2022186371A1 (ja) * 2021-03-05 2022-09-09
JP7369308B2 (ja) 2021-03-05 2023-10-25 ダイヤテックス株式会社 積層体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5773373A (en) Reinforced laminate with elastomeric tie layer
CA2621207C (en) Thermoplastic roofing membranes
EP3483353B1 (en) Fire resistant composite roofing membrane
JP2001260290A (ja) ポリオレフィン製防音シート
JPH10130991A (ja) 経緯交差部を熱接着した不織布又は織編布およびそれを用いた積層体
JP3197863B2 (ja) 建築工事用ポリプロピレンメッシュシート
JP4009117B2 (ja) オレフィン複合シートおよび強化複合不織布
JP2000008244A (ja) 強化積層用フラットヤーンクロス
JP2004058367A (ja) ポリオレフィン製防音シート
JPH11198317A (ja) 防炎性工事用シート
JP4806482B2 (ja) 建築物用難燃シート
JP3947608B2 (ja) 防炎性工事用シート
JP3160563B2 (ja) フレキシブルコンテナ用原反
JP3243196B2 (ja) 建築工事用シートおよびその製造方法
JP2000202962A (ja) 防炎性ラミネ―トクロスおよびその製造方法
JP3415019B2 (ja) 建築工事用ポリプロピレンメッシュシート
JP3183713B2 (ja) 床下地材及びoaフロアーの施工方法
JP3155518B2 (ja) 屋根用透湿防水シート
JP2001205758A (ja) 多層複合シートとその製法
JPH11200180A (ja) 建築工事用ポリプロピレンメッシュシート
JPS63223249A (ja) 透湿性建材シ−ト
JP2002086649A (ja) ポリオレフィンターポリン
JP2003311861A (ja) 発泡合成樹脂複合シート
JP2002106119A (ja) 屋根下葺材用遮熱シート
JP2000202961A (ja) 防炎性ラミネ―トクロスおよびその製造方法