JP2003311861A - 発泡合成樹脂複合シート - Google Patents

発泡合成樹脂複合シート

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JP2003311861A
JP2003311861A JP2002116793A JP2002116793A JP2003311861A JP 2003311861 A JP2003311861 A JP 2003311861A JP 2002116793 A JP2002116793 A JP 2002116793A JP 2002116793 A JP2002116793 A JP 2002116793A JP 2003311861 A JP2003311861 A JP 2003311861A
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synthetic resin
foamed
composite sheet
thermoplastic synthetic
cloth
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JP2002116793A
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English (en)
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Masaru Nihoda
勝 二法田
Yasuhiro Okeya
康裕 桶屋
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Diatex Co Ltd
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Diatex Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】生産性に優れ、機械的強度が大きく、かつ、防
水、防湿、防音、断熱等に優れ、屋根、床等の下地材等
として優れた発泡合成樹脂複合シートの提供。 【解決手段】一軸延伸された熱可塑性合成樹脂線条体3
からなる布状体2と、両面に非発泡層5が積層された熱
可塑性合成樹脂製の発泡シート4とが熱接合されてなる
ことを特徴とする発泡合成樹脂複合シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発泡合成樹脂複合
シート、さらに詳しくは、機械的強度が大きく、かつ、
防音性、断熱性に優れ、屋根、床等の下地材として優れ
た発泡合成樹脂複合シートに関する。
【0002】
【従来の技術】家屋等の屋根には、防水、防湿を目的と
して下地シートが敷設されている。また、近年は、床等
にも、防水、防湿と併せて防音性を付与するためにシー
トが敷設されることが多くなっている。
【0003】このようなシートとしては、防水、防湿の
他、耐蝕性に優れ、防音、断熱に優れたものであること
が望ましく、かかる特性を併せ持つ材料としては、発泡
合成樹脂が適しており、発泡合成樹脂製シートの利用が
考えられる。
【0004】しかし、ポリエチレン、ポリプロピレン等
のポリオレフィン、塩化ビニール等の熱可塑性合成樹脂
の発泡体は、柔軟なために張力によって伸び易く、寸法
安定性に劣る問題がある。このため、発泡合成樹脂製シ
ートに延伸したヤーンからなる織布、経緯直交不織布等
を積層して補強する方法が提案されている(特開平7−
268286)。
【0005】しかし、布状体で補強された発泡合成樹脂
製シートを生産する場合には、発泡合成樹脂製シートと
織布の接合が問題となり、合成樹脂は接着性に乏しいた
め、接着剤で接着することが難しい。特に、ポリオレフ
ィンは、安価で耐久性に優れた合成樹脂であるが、接着
性が極めて乏しいため、発泡合成樹脂製シートとしてポ
リオレフィンを使用した場合には、接着剤による接合は
極めて難しくなる問題がある。
【0006】また、接合方法として、発泡合成樹脂製シ
ートの表面を加熱して熱融着させる方法を採ると、発泡
合成樹脂製シートの気泡が熱と押圧のために崩壊して厚
みが減少する他、表面が硬化して屈曲力等によって亀裂
が発生し、破断するおそれが生じる。
【0007】このため、接合が容易で製造が簡易であ
り、防水、防湿、防音、断熱等に優れた発泡合成樹脂製
シートの開発が望まれていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、生産性に優
れ、機械的強度が大きく、かつ、防水、防湿、防音、断
熱等に優れ、屋根、床等の下地材等として適した発泡合
成樹脂複合シートを提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために鋭意検討した結果なされたもので、一軸延
伸された熱可塑性合成樹脂線条体からなる布状体と、両
面に非発泡層が積層された熱可塑性合成樹脂製の発泡シ
ートとが熱接合されてなることを特徴とする発泡合成樹
脂複合シートを提供するものである。
【0010】また、本発明は、両面に非発泡層が積層さ
れた発泡シートの両面に一軸延伸された熱可塑性合成樹
脂線条体からなる布状体が熱接合されてなる発泡合成樹
脂複合シート、両面に非発泡層が積層された熱可塑性合
成樹脂製の発泡シートの片面又は両面に熱可塑性合成樹
脂製のフィルムが積層されてなる上記の発泡合成樹脂複
合シート、布状体が熱可塑性合成樹脂線条体の織布又は
編布である上記の発泡合成樹脂複合シート、布状体がテ
ープ状の熱可塑性合成樹脂線条体を並列し、その上に交
差するように熱可塑性合成樹脂線条体を並列して交点を
接合した交差結合布である上記の発泡合成樹脂複合シー
ト、布状体がテープ状の一軸延伸された熱可塑性合成樹
脂線条体に、縦方向に小さな切れ込みを多数形成し、こ
れを拡幅して形成された網目状体である上記の発泡合成
樹脂複合シート、及び、布状体が熱可塑性合成樹脂の極
細繊維を積み重ねて結合した不織布である上記の発泡合
成樹脂複合シートを提供するものである。
【0011】さらに、本発明は、布状体を構成する熱可
塑性合成樹脂線条体が基層の片面又は両面に基層を形成
する熱可塑性合成樹脂より融点の低い熱可塑性合成樹脂
からなる接合層が積層されてなる上記の発泡合成樹脂複
合シート、発泡シートを構成する熱可塑性合成樹脂が密
度0.880〜0.942のポリエチレン又はエチレン
・α−オレフィン共重合体である上記の発泡合成樹脂複
合シート、発泡シートを構成する熱可塑性合成樹脂がメ
タロセン系触媒を用いて重合されたポリエチレン又はエ
チレン・α−オレフィン共重合体である上記の発泡合成
樹脂複合シート、非発泡層を構成する熱可塑性合成樹脂
が密度0.880〜0.942のエチレン・α−オレフ
ィン共重合体である上記の発泡合成樹脂複合シート、及
び、非発泡層を構成する熱可塑性合成樹脂が、メタロセ
ン系触媒を用いて重合されたポリエチレン又はエチレン
・α−オレフィン共重合体である上記の発泡合成樹脂複
合シートを提供するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明発泡合成樹脂複合シート1
は、図1(A)、(B)に示すように、合成樹脂製の布
状体2と両面に非発泡層5、5が積層された熱可塑性合
成樹脂製の発泡シート4とが貼合されて形成される。
【0013】本発明において布状体2とは、線条体3か
らなる可撓性のシート状体を総称するものとし、一軸延
伸された、マルチフィラメント、モノフィラメント、テ
ープ、ヤーン、スプリットヤーン、短繊維、長繊維等の
線条体3を用いて、平織り、綾織等の織布又はタテ編
み、ヨコ編み等の編布とし、又は、多数の線条体3を一
方向に並設し、その上に直交する方向に多数の線条体3
を並設して、その交点を接合した交差結合布(ソフ)等
として、あるいは、不織布として使用することができ
る。
【0014】線条体3としては、図4(A)に示すよう
に、結晶性樹脂の基層6からなる単層であってもよく、
また、図4(B)に示すように、接合層7が基層6の片
面に積層されたものとすることができ、また図4(C)
に示すように、接合層7が基層6の両面に積層されたも
のであってもよい。更に図4(D)に示すようにシース
コア構造とし、図4(E)に示すようにサイドバイサイ
ド構造とすることもできる。中でも、図4(C)に示す
ように、テープ状基層6の両面に低融点の接合層7を積
層した構造のものが望ましい。なお、本発明において
は、シースコア構造は基層6の両面に接合層7が積層さ
れたものと解する。
【0015】線条体3の単層体、あるいは積層体の基層
6を構成する合成樹脂としては、延伸効果の大きい樹
脂、一般には結晶性樹脂が使用され、具体的には、高密
度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン・プロピレ
ンブロック共重合体、線状低密度ポリエチレン等のポリ
オレフィン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレ
ンテレフタレート等のポリエステル、ナイロン6、ナイ
ロン66等のポリアミド等を用いることができる。
【0016】中でも加工性と経済性から高密度ポリエチ
レン、線状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン等のポ
リオレフィンが望ましい。特に、線条体3としては、高
密度ポリエチレンが望ましく、高密度ポリエチレンとし
ては、密度が0.930〜0.970、好ましくは0.
940〜0.960、MFRが0.1〜10.0g/1
0分、好ましくは0.3〜3.0のものが好ましい。
【0017】接合層7は、線条体3が布状とされた後、
線条体3間を接合し、あるいは、布状体2と発泡シート
4間を接合するもので、基層6を構成する合成樹脂より
融点が低く熱融着性の優れた合成樹脂が用いられる。
【0018】具体的には、低密度ポリエチレン、線状低
密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、エチレン・プロピレンブロック共重合体等のポリオ
レフィン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレン
テレフタレート等のポリエステル、ナイロン6、ナイロ
ン66のポリアミド等を用いることができ、基層の合成
樹脂との関係で基層より低融点の合成樹脂が選択され
る。
【0019】また、ポリオレフィンを極性単量体で変性
した変性ポリオレフィンを単独で、あるいは、ベースと
なるポリオレフィンに配合することによって極性単量体
由来の単位を導入することも望ましい方法である。
【0020】基層6あるいは接合層7として用いられる
合成樹脂には、目的に応じて各種の添加剤を添加するこ
とができる。
【0021】具体的には、フェノール系、有機ホスファ
イト系、ホスナイトなどの有機リン系、チオエーテル系
等の酸化防止剤;ヒンダードアミン系等の光安定剤;ベ
ンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、ベンゾエート
系等の紫外線吸収剤;ノニオン系、カチオン系、アニオ
ン系等の帯電防止剤;ビスアミド系、ワックス系、有機
金属塩系等の分散剤;アミド系、ワックス系、有機金属
塩系、エステル系等の滑剤;含臭素有機系、メラミン
系、リン酸系、燐酸エステル系、三酸化アンチモン、水
酸化マグネシウム、赤リン等の難燃剤;有機顔料;無機
顔料;無機充填剤、有機充填剤;金属イオン系などの無
機、有機抗菌剤等が挙げられる。
【0022】これら添加剤は、適宜組み合わせて、基層
6や接合層7の材料組成物を製造するいずれかの工程で
配合される。添加剤の配合は、従来の公知の二軸スクリ
ュー押出機、バンバリーミキサー、ニーダー、ミキシン
グロール等の混練装置を用いて所定割合に混合して、こ
れを溶融混練して調製してもよいし、高濃度のいわゆる
マスターバッチを作製し、これを希釈して使用するよう
にしてもよい。
【0023】線条体3として積層体が使用される場合、
その成形材料となる積層フィルムを成形する手段として
は、予め基層6となるフイルムと接合層7となるフイル
ムを形成してドライラミネート法や熱ラミネート法を用
いて複層化する手段や、基層6となるフイルムの表面に
接合層7となる合成樹脂をコーティングする方法、予め
形成した基層6となるフイルムに接合層7を押出ラミネ
ートする方法、あるいは、多層共押出法によって積層フ
イルムとして押出成形するなどの公知の手段から適宜選
択して用いればよいが、成形の容易さやコスト面、並び
に、製品の各層間の接着性及び光透過性の点では、多層
共押出法によって基層6と接合層7の積層体を一段で得
る方法が望ましい。シースコア構造、あるいは、サイド
バイサイド構造については共押出法によるのが一般的で
ある。
【0024】また、延伸して線条体3とする手段として
は、基層6となるフイルムを一軸方向に延伸した後接合
層7となる合成樹脂を積層し、これをテープ状にスリッ
トしてもよく、あるいは、基層6と接合層7とが積層さ
れた積層フィルムをスリットする前、又は、スリットし
た後、一軸方向に延伸することによって得ることもでき
る。延伸倍率は通常3〜10倍程度とされる。
【0025】線条体3の形状はなんらの制限はなく目的
に応じて任意に設定することができるが、テープ状の線
条体を用いる場合には、一般的には、75〜10000
デシテックス、糸幅が0.3〜30mmの範囲が望まし
い。こうして得られたテープ状の線条体(フラットヤー
ン)には、縦方向に多数の小さな切れ目を入れてスプリ
ットヤーンとすることもできる。スプリットヤーンとす
ることによって風合い、手触りを改良することができ
る。
【0026】また、線条体3としては、延伸されたモノ
フィラメントを使用することもでき、さらに、不織布と
するときは極細の短繊維、あるいは、長繊維を使用する
ことができる。また、短繊維を紡績して得られた撚糸を
使用することも可能である。
【0027】得られた一軸延伸テープ等の線条体3は、
図1に示すように平織とし、又は、綾織、斜文織、畦
織、二重織等に織製し、あるいは、図2に示すように、
多数の線条体3aを並列し、その上に交差するように線
条体3bを配設して交点を結合して交差結合布とした布
状体2を用いることができる。また、図3(A)に示す
ように、編布とすることができ、タテ編み、ヨコ編み、
ラッセル編、トリコット編等に編成することができる。
さらに、図3(B)に示すように、リボン状線条体に縦
方向に多数の切れ目を入れて、これを拡幅した網目状体
として用いることができ、また、短繊維、あるいは、長
繊維をタテ・ヨコに配して交点を結合した不織布とする
ことができ、スパンボンド不織布、ニードルパンチ不織
布等として使用することもできる。
【0028】布状体2は、必要に応じて線条体3の交点
を接合して用いることができる。線条体3の交点を接合
する方法としては、ホットメルト型接着剤で接着するこ
とができ、また、線条体3が接合層7を有するときは熱
ロールを用いて熱圧着することにより接合することがで
きる。
【0029】布状体2の目付けは、目的に応じて任意に
設定し得るが、一般には、20〜1000g/m2、好
ましくは50〜800g/m2とされる。
【0030】こうして得られた織布、編布、交差結合
布、あるいは、不織布からなる布状体2には、両面に非
発泡層5が積層された熱可塑性合成樹脂製の発泡シート
4が積層される。
【0031】発泡シート4を形成する樹脂としては、高
圧法低密度ポリエチレン、エチレン・プロピレン共重合
体等のエチレン−α−オレフィン共重合体、高密度ポリ
エチレン、ポリプロピレン、エチレン・酢酸ビニール等
のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
ブチレンテレフタレート等のポリエステル、ナイロン
6、ナイロン66等のポリアミド等を用いることができ
る。中でも、ポリオレフィンが望ましく、特にメタロセ
ン触媒を用いて重合されたポリオレフィン、好ましくは
メタロセン触媒を用いて重合されたポリエチレン、ホリ
プロピレン、エチレン・α−オレフィン共重合体を使用
することが望ましい。メタロセン触媒は、成形性、防音
性に優れたポリオレフィンの製造が容易となる。
【0032】発泡シート4として、エチレン系重合体を
用いるときは、密度が0.880〜0.942g/cm
3、好ましくは、0.885〜0.936g/cm3
ものが特に好ましい。また、曲げ剛性が10〜150M
Paのものが適当である。密度が低くなると機械的強度
が低下し、また、高くなると合成樹脂シート1の柔軟性
が低下する。
【0033】また、発泡シート4の両面に積層される非
発泡層5を形成する合成樹脂としては、発泡シート4に
例示した合成樹脂と同様の合成樹脂を用いることがで
き、具体的には、高圧法低密度ポリエチレン、高密度ポ
リエチレン、エチレン・α−オレフィンランダム共重合
体、エチレン・プロピレンブロック共重合体等のエチレ
ン・α−オレフィン共重合体、ポリプロピレン、ポリブ
テン、エチレン・酢酸ビニール等のポリオレフィン、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレー
ト等のポリエステル、ナイロン6、ナイロン66等のポ
リアミド等を用いることができる。中でも、ポリオレフ
ィンが望ましく、特にメタロセン触媒を用いて重合され
たポリオレフィン、好ましくはメタロセン触媒を用いて
重合されたポリエチレン、ホリプロピレン、エチレン・
α−オレフィン共重合体を使用することが望ましい。メ
タロセン触媒を用いて重合することによって、接着性、
防滑性、防音性に優れたポリオレフィンを得ることがで
きる。エチレン・α−オレフィン共重合体としては、密
度が0.880〜0.942g/cm3、好ましくは、
0.885〜0.936g/cm3 のものが望ましい。
【0034】これら合成樹脂には、目的に応じて各種の
添加剤を添加することができ、具体的には、フェノール
系、有機ホスファイト系、ホスナイトなどの有機リン
系、チオエーテル系等の酸化防止剤;ヒンダードアミン
系等の光安定剤;ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾー
ル系、ベンゾエート系等の紫外線吸収剤;ノニオン系、
カチオン系、アニオン系等の帯電防止剤;ビスアミド
系、ワックス系、有機金属塩系等の分散剤;アミド系、
ワックス系、有機金属塩系、エステル系等の滑剤;含臭
素有機系、メラミン系、リン酸系、燐酸エステル系、三
酸化アンチモン、水酸化マグネシウム、赤リン等の難燃
剤;有機顔料;無機顔料;無機充填剤、有機充填剤;金
属イオン系などの無機、有機抗菌剤等が挙げられる。
【0035】発泡シート4を製造する方法としては、自
体公知の方法を使用することができ、発泡シート4を形
成する合成樹脂に発泡剤を混練してシート状に溶融押出
しすることによって行うことができる。
【0036】発泡剤としては、化学発泡剤、物理発泡剤
のいずれであってもよく、化学発泡剤としては、アゾジ
カルボンアミド、アゾビスイソブチロニトリル、ジアゾ
アミノベンゼン、N,N’−ジニトロソペンタメチレン
テトラミン、N,N’−ジメチル−N,N’−ジニトロ
テレフタルアミド、ベンゼンスルホニルヒドラジド、p
−トルエンスルホニルヒドラジド、p,p’−オキシビ
スベンゼンスルホニルヒドラジド、ベンゼンスルホニル
カルバジド、炭酸水素ナトリウム等の炭酸塩、クエン酸
ナトリウム等の有機酸塩等を用いることができる。
【0037】また、加熱と圧力制御によりガス化する物
理発泡剤としては、プロパン、ブタン、ペンタン、ジク
ロロジフルオロメタン、ジクロロモノフルオロメタン、
トリクロロモノフルオロメタン、メタノール、エタノー
ル、水、空気、窒素、炭酸ガス等が挙げられる。
【0038】なお、発泡剤と共に発泡助剤を添加するこ
ともでき、発泡助剤としては、酸化亜鉛、硝酸亜鉛、塩
基性炭酸亜鉛、ステアリン酸亜鉛、フタル酸鉛、炭酸
鉛、尿素、グリセリン等を使用することができる。
【0039】成形方法としては、発泡シート4を形成す
る樹脂と化学発泡剤との混合物を押出機の原料投入口に
投入し、押出機内で樹脂の溶融と発泡剤の分解を生じせ
しめ、溶融樹脂と発生ガスを充分に均一化させた後、均
一化された樹脂混合物を発泡に適した温度まで冷却し
て、溶融混合物をTダイ、あるいは、環状ダイからシー
ト状に押出し成形することによって発泡シートとするこ
とができる。
【0040】発泡剤として物理発泡剤を使用するとき
は、物理発泡剤を押出成形機の中間部に供給する他は化
学発泡剤と同様の方法によって成形することができる。
【0041】発泡シート4の製造に用いられる押出し機
については特に制限はなく、発泡シート成形装置として
自体公知の装置を使用することができ、例えば、単軸押
出し機、多軸押出し機を用いることができ、また、単軸
押出し機と多軸押出し機を組み合わせたタンデム押出し
機を使用することも可能である。
【0042】こうして得られた発泡シート4の両面に非
発泡層5が積層される。非発泡層5の積層は、発泡シー
ト4を予め成形した後、その上に非発泡層5を形成する
合成樹脂を押出してラミネートする押し出しラミネート
法を採用することができる。また、発泡シート4を形成
する樹脂を押出し成形する際、発泡剤を含有する混合物
の両面に化学発泡剤を含有しない合成樹脂をダイ内で積
層して共押出しすることによって両面に非発泡層5が積
層された熱可塑性合成樹脂製の発泡シート4を一段で成
形することができる。
【0043】発泡シート4の厚さは、目的に応じて任意
に選定することができるが、一般には、0.5〜30m
m、好ましくは1.0〜10mmとされ、 発泡シート
4の両面に積層される非発泡層5の厚さとしては、20
〜200μm、好ましくは30〜150μm程度であ
る。発泡シート4の厚さが0.5mm未満では防音性、
機械的強度が低下し、30.0mmを越えるときはコス
トに見合う効果の向上が得られなくなる。また、非発泡
層5の厚さが20μm未満では布状体2との接合が難し
くなり、200μmを越えるときはシートが硬くなって
取扱いが難しくなる。
【0044】なお、発泡シート4の片面又は両面には、
図2に示すように、非発泡層5の上にさらに合成樹脂フ
ィルム8を積層して表面層を形成し、あるいは、合成樹
脂フィルム8を介して布状体2を積層することができ、
合成樹脂フィルム8を積層する方式を採用することによ
って、予め印刷等を施しておくことができ、生産の能率
を向上することができる。合成樹脂フィルム8を形成す
る合成樹脂としては、非発泡層5を形成する合成樹脂と
同様の合成樹脂を用いることができる。
【0045】また、これら発泡シート4、非発泡層5、
及び、合成樹脂フィルム8には、必要に応じて各種の添
加剤を配合することができ、具体的には、フェノール
系、有機ホスファイト系、ホスナイトなどの有機リン
系、チオエーテル系等の酸化防止剤;ヒンダードアミン
系等の光安定剤;ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾー
ル系、ベンゾエート系等の紫外線吸収剤;ノニオン系、
カチオン系、アニオン系等の帯電防止剤;ビスアミド
系、ワックス系、有機金属塩系等の分散剤;アミド系、
ワックス系、有機金属塩系、エステル系等の滑剤;含臭
素有機系、リン酸系、三酸化アンチモン、水酸化マグネ
シウム、赤リン等の難燃剤;有機顔料;無機顔料;無機
充填剤、有機充填剤;金属イオン系などの無機、有機抗
菌剤等が挙げられる。
【0046】布状体2と両面に非発泡層5が積層された
発泡シート4との積層は、自体公知の積層法によって行
うことができ、予め形成された非発泡層5が積層された
発泡シート4の表面を加熱炉、熱板、熱ロール等を用い
て加熱溶融した後、布状体2を重ねて熱圧着する方法、
あるいは、非発泡層5が積層された発泡シート4を共押
出しによって成形する際に、布状体2を供給して積層す
る一段法によって積層し、複合化することができる。
【0047】布状体2と、両面に非発泡層5、場合によ
ってさらに合成樹脂フィルム8が積層された発泡シート
4(積層体を積層発泡シートということがある。)との
積層は、目的に応じて各種の構成をとることができ、た
とえば、布状体2の片面に積層発泡シートが積層され、
あるいは、布状体2の両面に積層発泡シートが積層され
た構造とすることができる。また、さらに積層数を増加
することにより機械的強度、防音効果を向上することが
でき、たとえば、次の構造とすることができる。
【0048】a.布状体/積層発泡シート b.積層発泡シート/布状体/積層発泡シート c.布状体/積層発泡シート/布状体 d.布状体/積層発泡シート/布状体/積層発泡シート e.布状体/積層発泡シート/布状体/積層発泡シート
/布状体
【0049】表面を積層発泡シートで形成するときは、
防滑性の高いシートを得ることができ、また、表面を布
状体2で形成するときは、風合いの優れたシートを得る
ことができる。
【0050】線状体3の基層6、接合層7、発泡シート
4、非発泡層5、あるいは、合成樹脂フィルム8を形成
するポリオレフィンを形成するポリオレフィンとして
は、メタロセン触媒を用いて得られた重合体が望まし
く、メタロセン触媒としては、シクロペンタジエニル又
はその誘導体と遷移金属化合物から構成されるメタロセ
ン化合物(成分a)と、成分aを活性化する助触媒(成
分b)から構成され、メタロセン化合物(成分a)は、
例えば、次の一般式(1)、(2)で表せる化合物を用
いることができる。
【0051】 成分(a−1) (C55-a1 a)(C55-b2 b)MXY (1) 成分(a−2) Q(C54-a1 a)(C54-b2 b)MXY (2)
【0052】上記の一般式(1)、(2)において、Q
は二つの共役五員環配位子を架橋する結合性基を表す。
Mは周期律表第4〜6族遷移金属を表し、中でもチタ
ン、ジルコニウム、ハフニウムが好ましい。
【0053】XおよびYは、それぞれ独立して、水素、
ハロゲン、炭素数1〜20の炭化水素基、炭素数1〜2
0の酸素含有炭化水素基、炭素数1〜20の窒素含有炭
化水素基、炭素数1〜20のリン含有炭化水素基又は炭
素数1〜20の珪素含有炭化水素基を示す。
【0054】R1およびR2はそれぞれ独立して、炭素数
1〜20の炭化水素基、ハロゲン、炭素数1〜20のハ
ロゲン含有炭化水素基、アルコキシ基、アリールオキシ
基、珪素含有炭化水素基、リン含有炭化水素基、窒素含
有炭化水素基又はホウ素含有炭化水素基を示す。また、
隣接する2個のR1または2個のR2がそれぞれ結合して
4〜C10環を形成して、例えば、フルオレニル基、イ
ンデニル基、アズレニル基を形成していてもよい。aお
よびbは、0≦a≦5、0≦b≦5を満足する整数であ
る。
【0055】2個の共役五員環配位子の間を架橋する結
合性基Qは、例としてアルキレン基、アルキリデン基、
シリレン基、ゲルミレン基等が挙げられる。これらは水
素原子がアルキル基、ハロゲン等で置換されたものであ
ってもよい。
【0056】助触媒成分(成分b)としては、次の化合
物を使用することができる。
【0057】 成分(b−1):アルミニウムオキシ化合物、 成分(b−2):ルイス酸、 成分(b−3):成分(a)と反応して成分(a)をカ
チオンに変換することが可能なイオン性化合物、あるい
は、 成分(b−4):イオン交換性層状珪酸塩
【0058】アルミニウムオキシ化合物(成分(b−
1))は、アルモキサンとも呼ばれる化合物であって、
一種類のトリアルキルアルミニウム、または二種類以上
のトリアルキルアルミニウムと水との反応により得られ
る生成物を使用することができる。
【0059】また、成分(a)と反応して成分(a)を
カチオンに変換することが可能なイオン性化合物(成分
(b−3))としては、一般式(3)で表されるものが
好ましい。
【0060】 [K]e+[Z]e- (3)
【0061】ここで、Kはイオン性のカチオン成分であ
って、例えばカルボニウムカチオン、トロピリウムカチ
オン、アンモニウムカチオン、オキソニウムカチオン、
スルホニウムカチオン、ホスフォニウムカチオン等が挙
げられる。また、それ自身が還元されやすい金属の陽イ
オンや有機金属の陽イオン等も挙げられる。
【0062】上記の一般式(3)におけるZはイオン性
のアニオン成分であり、成分(a)が変換されたカチオ
ン種に対して対アニオンとなる成分であって、例えば、
有機ホウ素化合物アニオン、有機アルミニウム化合物ア
ニオン、有機ガリウム化合物アニオン、有機リン化合物
アニオン、有機ひ素化合物アニオン、有機アンチモン化
合物アニオンなどが挙げられる。
【0063】本発明において、成分(b−4)として用
いられるイオン交換性層状珪酸塩からなる群より選ばれ
た少なくとも一種の化合物とは、イオン結合等によって
構成される面が互いに弱い結合力で平行に積み重なった
結晶構造をとる珪酸塩化合物であり、含有するイオンが
交換可能なものをいう。
【0064】大部分のイオン交換性層状珪酸塩は、天然
には主に粘土鉱物の主成分として産出するが、これら、
イオン交換性層状珪酸塩は特に、天然産のものに限ら
ず、人工合成物であってもよい。
【0065】イオン交換性層状珪酸塩としては、例え
ば、ディッカイト、ナクライト、カオリナイト、アノー
キサイト、メタハロイサイト、ハロイサイト等のカオリ
ン族、クリソタイル、リザルダイト、アンチゴライト等
の蛇紋石族、モンモリロナイト、ザウコナイト、バイデ
ライト、ノントロナイト、サポナイト、ヘクトライト、
スチーブンサイト等のスメクタイト族、バーミキュライ
ト等のバーミキュライト族、雲母、イライト、セリサイ
ト、海緑石等の雲母族等を挙げることができる。
【0066】また、積層されるエチレン−α−オレフィ
ン共重合体にも極性単量体に由来する単位を導入するこ
とが好ましく、エチレン−α−オレフィン−極性単量体
三元共重合体、あるいは、極性単量体変性ポリオレフィ
ンを添加することすることによって極性単量体に由来す
る単位を導入することができる。
【0067】本発明発泡合成樹脂複合シート1は、各種
の材料と組み合わせることによって各種の機能を付与す
ることができ、また、布状体2又は積層発泡シートの表
面に印刷することによって装飾性、情報性を付与するこ
とができ、アルミニウム等を蒸着あるいは金属箔を接合
することによって遮光性を付与することもできる。
【0068】また、発泡合成樹脂複合シート1の片面又
は両面の少なくとも一部に粘着剤層を設け、あるいは発
泡合成樹脂複合シート1に直径1〜20mmの孔を穿設
することによって敷設あるいは張設を容易にすることも
できる。
【0069】本発明発泡合成樹脂複合シート1は、防水
性、耐水性、撥水性、遮水性、防滑性、弾力性、断熱
性、防振性に優れ、多目的に使用することができる。
【0070】例えば、屋根下地材、床下地材として使用
するときには、防水性、耐水性、断熱性を得ることがで
きる。また、家屋等の建築の際には、床面、柱、壁面等
の保護シートとして使用することもできる。
【0071】さらにまた、断熱性、防滑性に優れている
から冷凍食品の輸送函としても優れたシートが得られ
る。
【0072】その他、戸棚、食器棚の中敷、洗面台付近
の床敷等の下底用品として、また、車両内装シート、機
械、装置の下敷き、作業場の仕切り、屋外雨除等として
好適なシートが得られる。
【0073】
【発明の効果】本発明発泡合成樹脂複合シートは、布状
体の表面に発泡シートを積層したから、強靭で機械的強
度、耐久性に優れ、また、防湿性、耐水性、遮水性、防
滑性、弾力性、断熱性、防振性に優れているから、多目
的に使用可能な実用価値の大きな発泡合成樹脂複合シー
トを得ることができる。
【0074】
【実施例】実施例1 基層として高密度ポリエチレン(日本ポリケム社製HY
−433、密度0.950、MFR0.5)を使用し、
接着層としてメタロセン触媒を用いて製造された線状低
密度ポリエチレン(日本ポリケム社製KF260、密
度.903g/cm3、MFR2.0)を使用し、溶融
押出機を用いて、インフレーション成形法によって高密
度ポリエチレンの両面に線状低密度ポリエチレンが積層
されたサンドイッチ構造の積層フィルムを成形し、得ら
れたフィルムをレザーを用いて21mm幅にスリットし
た。次いで、温度100〜120℃の熱板上で7倍に延
伸した後、温度125℃の熱風循環式オーブン内で6%
の弛緩熱処理を行ない、ワインダーに巻き取った。得ら
れた線条体は、層構造が接着層/基層/接着層=1/8
/1で、繊度は1000デシテックス、糸幅は6mmで
あった。
【0075】上記の線条体を用いて、スルーザー織機で
平織して織布とした。織布の織り込み本数は、タテ18
本/25.4mm、ヨコ18本/25.4mmとした。
【0076】また、発泡シート形成樹脂として、エチレ
ン−α−オレフィン共重合体(日本ポリケム社製KF2
60、密度0.903g/cm3、MFR2.0、弾性
率54MPa)に、発泡剤(大日精化工業社製SSC
PO208Kを0.5重量部配合した樹脂組成物を使用
し、その両表面に形成される非発泡層を構成する合成樹
脂として、エチレン−α−オレフィン共重合体(日本ポ
リケム社製KF260、密度0.903g/cm3、弾
性率54MPa)を用い、溶融押出機を用いて3層の積
層シートをTダイからシート状に押出し成形し、中間層
を発泡せしめると共に、上記で得られた織布を合わせて
ロールで挟圧して接合せしめることによって発泡合成樹
脂複合シートを得た。発泡シートの厚さは2.0mm、
非発泡層の厚さは50μmであった。
【0077】得られた発泡合成樹脂複合シートを新築住
宅のフロア上に敷き、3ヶ月間の実用評価を行なった。
その結果、織布と発泡シート間の剥離もなく、積層構造
を保持していた。また、フロアの保護性もよく、また、
作業時の歩行音の発生もなく、防音性に優れていること
が確認された。
【0078】比較例1 実施例1において、発泡シートの表面に非発泡シートを
積層せず発泡シート単独を布状体に積層した外は、実施
例1と同様にして、発泡合成樹脂複合シートを製造し、
評価した。その結果、実用試験中に織布と発泡シート間
に剥離が生じ、試験の停止を余儀なくされた。フロアの
保護性、防音性は実施例1と変わらなかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明発泡合成樹脂複合シートの例を示す
(A)は平面図、(B)は縦断面図
【図2】本発明発泡合成樹脂複合シートの他の例を示す
縦断面図
【図3】(A)、(B)は本発明発泡合成樹脂複合シー
トに使用される布状体の他の例を示す平面図
【図4】線条体の例を示す縦断面図
【符号の説明】
1:発泡合成樹脂複合シート 2:布状体 3:線条体 4:積層発泡シート 5:非発泡層 6:基層 7:接合層 8:合成樹脂フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AK01A AK01B AK01C AK01D AK01E AK04C AK05 AK62 AK62B AK62C AK62D AK63 AT00B AT00D BA04 BA05 BA07 BA10A BA10D BA13 BA15 CA01 DG01A DG01E DG07A DG11A DG11E DG12 DG15A DJ01C EH20 EJ37A EJ37E GB07 JA04A JA13B JA13C JA13D JB16A JB16C JB16E JD04 JD05 JH01 JJ02 JK01 JL02 JL08B JL08C JL08D YY00B YY00C YY00D

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一軸延伸された熱可塑性合成樹脂線条体か
    らなる布状体と、両面に非発泡層が積層された熱可塑性
    合成樹脂製の発泡シートとが熱接合されてなることを特
    徴とする発泡合成樹脂複合シート。
  2. 【請求項2】両面に非発泡層が積層された発泡シートの
    両面に一軸延伸された熱可塑性合成樹脂線条体からなる
    布状体が熱接合されてなる請求項1に記載の発泡合成樹
    脂複合シート。
  3. 【請求項3】両面に非発泡層が積層された熱可塑性合成
    樹脂製の発泡シートの片面又は両面に熱可塑性合成樹脂
    製のフィルムが積層されてなる請求項1又は2に記載の
    発泡合成樹脂複合シート。
  4. 【請求項4】布状体が、熱可塑性合成樹脂線条体の織布
    又は編布である請求項1〜3のいずれかに記載の発泡合
    成樹脂複合シート。
  5. 【請求項5】布状体が、テープ状の熱可塑性合成樹脂線
    条体を並列し、その上に交差するように熱可塑性合成樹
    脂線条体を並列して交点を接合した交差結合布である請
    求項1〜3のいずれかに記載の発泡合成樹脂複合シー
    ト。
  6. 【請求項6】布状体が、テープ状の一軸延伸された熱可
    塑性合成樹脂線条体に、縦方向に小さな切れ込みを多数
    形成し、これを拡幅して形成された網目状体である請求
    項請求項1〜3のいずれかに記載の発泡合成樹脂複合シ
    ート。
  7. 【請求項7】布状体が、熱可塑性合成樹脂の極細繊維を
    積み重ねて結合した不織布である請求項1〜3のいずれ
    かに記載の発泡合成樹脂複合シート。
  8. 【請求項8】布状体を構成する熱可塑性合成樹脂線条体
    が、基層の片面又は両面に基層を形成する熱可塑性合成
    樹脂より融点の低い熱可塑性合成樹脂からなる接合層が
    積層されてなる請求項1〜7のいずれかに記載の発泡合
    成樹脂複合シート。
  9. 【請求項9】発泡シートを構成する熱可塑性合成樹脂
    が、密度0.880〜0.942のポリエチレン又はエ
    チレン・α−オレフィン共重合体である請求項1〜8の
    いずれかに記載の発泡合成樹脂複合シート。
  10. 【請求項10】発泡シートを構成する熱可塑性合成樹脂
    が、メタロセン系触媒を用いて重合されたポリエチレン
    又はエチレン・α−オレフィン共重合体である請求項1
    〜9のいずれかに記載の発泡合成樹脂複合シート。
  11. 【請求項11】非発泡層を構成する熱可塑性合成樹脂
    が、密度0.880〜0.942のエチレン・α−オレ
    フィン共重合体である請求項1〜10のいずれかに記載
    の発泡合成樹脂複合シート。
  12. 【請求項12】非発泡層を構成する熱可塑性合成樹脂
    が、メタロセン系触媒を用いて重合されたポリエチレン
    又はエチレン・α−オレフィン共重合体である請求項1
    〜10のいずれかに記載の発泡合成樹脂複合シート。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008156781A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Sekisui Film Kk 難燃性網状体及び難燃性積層体
JP2009540159A (ja) * 2006-06-13 2009-11-19 エア‐セル・イノヴェイションズ・プロプライエタリー・リミテッド 断熱材
JP2014025216A (ja) * 2012-07-25 2014-02-06 Toli Corp 床材の下地材、及び床構造
KR101763408B1 (ko) 2017-02-23 2017-07-31 강석인 방수원단이 구비된 패드

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