JP2003292022A - パレット積荷用カバー - Google Patents

パレット積荷用カバー

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JP2003292022A
JP2003292022A JP2002101788A JP2002101788A JP2003292022A JP 2003292022 A JP2003292022 A JP 2003292022A JP 2002101788 A JP2002101788 A JP 2002101788A JP 2002101788 A JP2002101788 A JP 2002101788A JP 2003292022 A JP2003292022 A JP 2003292022A
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laminated sheet
polyolefin
ceiling
synthetic resin
thermoplastic synthetic
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JP2002101788A
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Masaru Nihoda
勝 二法田
Mikio Maruyama
幹男 丸山
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Diatex Co Ltd
Original Assignee
Diatex Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】機械的強度が大きく、積荷の荷崩れを防ぐこと
ができ、また、容易に積荷に被せることができ、作業性
に優れたパレット積荷用保護カバーの提供。 【解決手段】一軸延伸された熱可塑性合成樹脂線条体か
らなる布状体と、その片面又は両面に積層された熱可塑
性合成樹脂層とからなる積層シートによって形成され、
天井部と天井部周縁に連設され下方に垂下する周側部と
を有し、天井部の積層シートと周側部の積層シートの曲
げ剛性が下記の関係を示すと共に、周側部の下端縁には
周側部の絞り機構が形成されてなることを特徴とするパ
レット積荷用カバー。 天井部の積層シートの曲げ剛性>周側部の積層シートの
曲げ剛性

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パレット積荷用カ
バー、さらに詳しくは、機械的強度が大きく、作業性に
優れたパレット積荷用カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、商品等の荷物の移動、輸送はパレ
ットに積載して行なわれているが、パレットに積載した
積荷は、その形状、性状によってはフォークリフトによ
る取扱い中あるいはトラックによる輸送中に振動によっ
て荷崩れが起こり易い問題があり、その対策が必要とさ
れている。
【0003】このため、パレットに荷物を積載した後、
その周囲を熱可塑性合成樹脂のストレッチフィルムで多
重に巻きつけた上で、熱風炉によってストレッチフィル
ムを収縮せしめて積荷の締付けを行なう方法が採用され
ている。しかし、広幅のストレッチフィルムを巻回する
作業は難しく、専用の設備を必要とし、また、加熱のた
めの加熱炉を必要とするため、大掛かりな設備を必要と
していた。
【0004】また、パレット積荷は、雨によって濡れる
ことは厳禁とされ、また、塵埃が付着することも忌避す
るものが多い。このため、荷崩れ防止と合わせて、雨、
塵埃を防止するためのカバーを作成して、これをパレッ
ト積荷に掛けることが行なわれており、例えば、高密度
ポリエチレンのフラットヤーンの編織布に低密度ポリエ
チレンを積層した積層シートを用いて、天井面と四周の
側面を形成した被装部分を有するパレット積荷用保護カ
バーが提案されている(特開2001−27055
2)。
【0005】しかし、パレット積荷用保護カバーは、荷
崩れを防止すると共に外観を損なわないようにするため
に、その大きさを可及的に積荷大きさに合わせることが
必要となる。このため、パレット積荷に保護カバーを被
せる作業が困難であった。
【0006】例えば、パレット積荷用保護カバーは、そ
の輸送、取扱性のために可撓性材料によって形成するこ
とが必要とされ、可撓性材料を使用した保護カバーを積
荷に被せようとすると、保護カバーの上部が崩れて折れ
込みが生じ、この折れ込み部が積荷に引っ掛かるため
に、積荷を保護カバー内に収めることが困難となってい
た。
【0007】可撓性の保護カバーを積荷に容易に被せる
ためには、保護カバー内面の滑り性を優れたものとする
ことが必要とされ、一方、パレット積荷に必要とされる
条件である上段のパレット積荷の滑りによるずれを防止
可能な構造とする必要がある。
【0008】しかし、本発明者の知る限り、かかる特性
を有するパレット積荷用保護カバーは未だ開発されてい
ないのが実情である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、機械的強度
が大きく、積荷の荷崩れを防ぐことができ、また、容易
に積荷に被せることができる作業性に優れたパレット積
荷用保護カバーを提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために鋭意検討した結果なされたもので、具体的
には、一軸延伸された熱可塑性合成樹脂線条体からなる
布状体と、その片面又は両面に積層された熱可塑性合成
樹脂層とからなる積層シートによって形成され、天井部
と天井部周縁に連設され垂下する周側部とを有し、天井
部の積層シートと周側部の積層シートの曲げ剛性が下記
の関係にあることを特徴とするパレット積荷用カバーを
提供するものである。
【0011】天井部の積層シートの曲げ剛性>周側部の
積層シートの曲げ剛性
【0012】また、本発明は、天井部の積層シートを構
成する熱可塑性合成樹脂層の曲げ剛性と周側部の積層シ
ートを構成する熱可塑性合成樹脂層の曲げ剛性とが下記
の関係を示す上記のパレット積荷用カバー、
【0013】天井部に積層された熱可塑性合成樹脂層の
曲げ剛性>周側部に積層された熱可塑性合成樹脂層の曲
げ剛性
【0014】及び、天井部の積層シートを構成する布状
体の単位面積当たり目付け量(重量)と、周側部の積層
シートを構成する布状体の単位面積当たり目付け量(重
量)とが下記の関係を示す上記のパレット積荷用カバー
を提供するものである。
【0015】天井部の布状体の目付け量≧周側部の布状
体の目付け量
【0016】さらに、本発明は、布状体に積層された熱
可塑性合成樹脂層がポリオレフィンからなる上記のパレ
ット積荷用カバー、天井部の積層シートを構成するポリ
オレフィンがメタロセン触媒によって得られた線状低密
度ポリエチレンである上記のパレット積荷用カバー、天
井部の積層シートを構成するポリオレフィンの密度と周
側部の積層シートを構成するポリオレフィンの密度とが
下記の関係を示す上記のパレット積荷用カバー、
【0017】天井部に積層されたポリオレフィンの密度
>周側部に積層されたポリオレフィンの密度
【0018】天井部の積層シートが布状体の両面にポリ
オレフィン層が積層されてなり、該ポリオレフィン層を
構成するポリオレフィンの密度が下記の関係を示す上記
のパレット積荷用カバー、
【0019】天井部外面側のポリオレフィンの密度>天
井部内面側のポリオレフィンの密度
【0020】及び、天井部積層シートの布状体外面に積
層されたポリオレフィン層が多層構造からなり、ポリオ
レフィン層を構成するポリオレフィンの密度が下記の関
係を示す上記のパレット積荷用カバーを提供するもので
ある。
【0021】最外面層ポリオレフィンの密度>布状体側
層ポリオレフィンの密度
【0022】また、本発明は、天井部積層シートの内面
側の熱可塑性合成樹脂シートと周側部積層シートの外面
側の熱可塑性合成樹脂シートが同種の熱可塑性合成樹脂
からなる上記のパレット積荷用カバー、天井部の積層シ
ートの外面に熱可塑性合成樹脂を用いて線条又は点状の
凸部を多数形成してなる上記のパレット積荷用カバー、
周側部の積層シートの下部に周側部の積層シート下端縁
の締付け機構を設けてなる上記のパレット積荷用カバ
ー、及び、布状体が一軸延伸された熱可塑性合成樹脂線
条体の織布、交差接合布、編布又は不織布である上記の
パレット積荷用カバーを提供するものである。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明パレット積荷用カバーは、
図2(A)、(B)に示すように、熱可塑性合成樹脂製
の線条体2からなる布状体3の片面又は両面に熱可塑性
合成樹脂層4が積層された積層シート5よって構成され
る。
【0024】本発明において布状体3とは、線条体2か
らなる可撓性のシート状体を総称するものとし、線条体
2としては、一軸延伸された、モノフィラ、テープ、ヤ
ーン、スプリットヤーン、短繊維、長繊維等を含むもの
である。
【0025】線条体2としては、結晶性樹脂の単層体で
あってもよいが、基層となる合成樹脂層の片面又は両面
に、接合層が形成された積層体とすることができる。
【0026】例えば、図4(A)に示すように、単層で
用いることができ、また、図4(B)に示すように、接
合層7が基層6の片面に積層され、さらに、図4(C)
に示すように、基層6の両面に接合層7を積層した構造
とすることができる。また、図4(D)に示すように、
シースコア構造、図4(E)に示すようにサイドバイサ
イド方式とすることもできる。中でも、図4(C)に示
すように、テープ状基層6の両面に低融点の接合層7を
積層したものが望ましい。
【0027】線条体2の単層体、あるいは積層体の基層
6を構成する合成樹脂としては、延伸効果の大きい樹
脂、一般には結晶性樹脂が望ましく、高密度ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、エチレン・プロピレン共重合体等
のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
ブチレンテレフタレート等のポリエステル、ナイロン
6、ナイロン66等のポリアミド等を用いることができ
る。
【0028】中でも加工性と経済性から高密度ポリエチ
レン、ポリプロピレン等のポリオレフィンが望ましく、
特に、メタロセン触媒を用いて重合した直鎖状低密度ポ
リエチレンが好ましい。
【0029】接合層7は、線条体2が布状とされた後、
線条体2間を接合し、あるいは、布状体3と熱可塑性合
成樹脂層4間を接合するもので、基層6を構成する合成
樹脂より融点が低く熱融着性の優れた合成樹脂が用いら
れる。
【0030】具体的には、低密度ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、エチレン・プロピレン共重合体、エチレン・
酢酸ビニル等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステ
ル、ナイロン6、ナイロン66のポリアミド等を用いる
ことができ、基層の合成樹脂との関係で基層より低融点
の合成樹脂が選択される。
【0031】また、線条体2は、極性単量体由来の単位
を含有する合成樹脂を用いることが好ましい。極性単量
体由来の単位を含有する合成樹脂としては、極性単量体
の単独重合体、あるいは、極性単量体と他のモノマーと
の共重合体を用いることができ、かかる重合体を単独で
又は他の合成樹脂と混合して用いることができる。
【0032】ポリオレフィンに変性ポリオレフィンを添
加する場合は、変性ポリオレフィンの添加量は、ポリオ
レフィン100重量部に対し、好ましくは0.5重量部
〜20重量部であり、より好ましくは1.0重量部〜1
5重量部である。
【0033】また、基層6あるいは接合層7として用い
られる合成樹脂には、目的に応じて各種の添加剤を添加
することができる。
【0034】具体的には、フェノール系、有機ホスファ
イト系、ホスナイトなどの有機リン系、チオエーテル系
等の酸化防止剤;ヒンダードアミン系等の光安定剤;ベ
ンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、ベンゾエート
系等の紫外線吸収剤;ノニオン系、カチオン系、アニオ
ン系等の帯電防止剤;ビスアミド系、ワックス系、有機
金属塩系等の分散剤;アルカリ土類金属塩のカルボン酸
塩系等の塩素補足剤;アミド系、ワックス系、有機金属
塩系、エステル系等の滑剤;ヒドラジン系、アミンアシ
ド系等の金属不活性剤;含臭素有機系、リン酸系、三酸
化アンチモン、水酸化マグネシウム、赤リン等の難燃
剤;有機顔料;無機顔料;無機充填剤、有機充填剤;金
属イオン系などの無機、有機抗菌剤等が挙げられる。
【0035】これら添加剤は、適宜組み合わせて、基層
6や接合層7の材料組成物を製造するいずれかの工程で
配合される。添加剤の配合は、従来の公知の二軸スクリ
ュー押出機、バンバリーミキサー、ニーダーミキシング
ロール等の混練装置を用いて所定割合に混合して、これ
を溶融混練して調製してもよいし、高濃度のいわゆるマ
スターバッチを作製し、これを希釈して使用するように
してもよい。
【0036】線条体2として積層体が使用される場合、
積層フラットヤーン、又は、スプリットヤーンの成形材
料となる積層フィルムを成形する手段としては、予め基
層6となるフイルムと接合層7となるフイルムを形成し
てドライラミネート法や熱ラミネート法を用いて複層化
する手段や、基層6となるフイルムの表面に接合層7と
なる合成樹脂をコーティングする方法、予め形成した基
層6となるフイルムに接合層7を押出ラミネートする方
法、あるいは、多層共押出法によって積層フイルムとし
て押出成形するなどの公知の手段から適宜選択して用い
ればよいが、成形の容易さやコスト面、並びに、製品の
各層間の接着性及び光透過性の点では、多層共押出法に
よって基層6と接合層7の積層体を一段で得る方法が望
ましい。シースコア構造、あるいは、サイドバイサイド
構造については共押出法によるのが一般的である。
【0037】また、延伸して線条体2とする手段として
は、基層6となるフイルムを一軸方向に延伸した後接合
層7となる合成樹脂を積層し、これをテープ状にスリッ
トしてもよく、あるいは、基層6と接合層7が積層され
た積層フィルムをスリットする前、又は、スリットした
後、一軸方向に延伸することによって得ることもでき
る。
【0038】延伸は、熱ロールによる延伸、熱板による
延伸、熱風炉による延伸等によって行なうことができ
る。延伸倍率は通常3〜10倍程度とされる。
【0039】一軸延伸フラットヤーンの太さはなんらの
制限はなく目的に応じて任意に設定することができる
が、一般的には、75〜10000デシテックス、糸幅
が0.3〜30mmの範囲とされる。こうして得られた
一軸延伸フラットヤーンは、縦方向に小さな切れ目を入
れてスプリットヤーンとすることもできる。スプリット
ヤーンとすることによって風合い、手触りを改良するこ
とができる。
【0040】また、線条体2としては、延伸されたモノ
フィラメントを使用することもでき、さらに、不織布と
するときは短繊維を使用することができる。また、短繊
維を紡績して得られた撚糸を使用することも可能であ
る。
【0041】こうして得られた一軸延伸テープ等の線条
体2は、図2に示すように、平織とすることができ、ま
た、綾織、斜文織、畦織、二重織、模紗織等の方法で織
製し、あるいは、図3に示すように、多数の線条体2a
を並列し、その上に交差するように線条体2bを配列し
てその交点を接合した交差結合布(ソフ)とした布状体
3を用いることができる。また、タテ編み、ヨコ編み、
ラッセル編み、トリコット編み等に編込むことによって
布状体3とすることも可能である。
【0042】布状体3は、必要に応じて線条体2の交点
が接合される。線条体2の交点を接合する方法として
は、ホットメルト型接着剤で接着することができ、ま
た、線条体2が接合層7を有するときは熱ロールを用い
て熱圧着することにより接合することができる。また、
布状体3として、スパンボンド不織布、ニードルボンド
不織布、割繊維不織布を用いることもできる。
【0043】こうして得られた線条体2からなる布状体
3には、熱可塑性合成樹脂が積層されて熱可塑性合成樹
脂層4が形成される。
【0044】熱可塑性合成樹脂層4を形成する熱可塑性
合成樹脂は、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレ
ン、線状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレ
ン・プロピレン共重合体、ポリブテン等のポリオレフィ
ン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレート等のポリエステル、ナイロン6、ナイロン66
のポリアミド等を用いることができる。中でもポリオレ
フィンが望ましく、さらに、線状低密度ポリエチレン、
特にメタロセン触媒を用いて重合された線状低密度ポリ
エチレンが好ましい。
【0045】メタロセン触媒としては、シクロペンタジ
エニル又はその誘導体と遷移金属化合物から構成される
メタロセン(成分a)と、成分aを活性化する助触媒
(成分b)から構成され、メタロセン(成分a)は、例
えば、次の一般式(1)、(2)で表せる化合物を用い
ることができる。
【0046】 成分(a−1) (C55-a1 a)(C55-b2 b)MXY (1) 成分(a−2) Q(C54-a1 a)(C54-b2 b)MXY (2)
【0047】上記の一般式(1)、(2)において、Q
は二つの共役五員環配位子を架橋する結合性基を表す。
Mは周期律表第4〜6族遷移金属を表し、中でもチタ
ン、ジルコニウム、ハフニウムが好ましい。
【0048】XおよびYは、それぞれ独立して、水素、
ハロゲン、炭素数1〜20の炭化水素基、炭素数1〜2
0の酸素含有炭化水素基、炭素数1〜20の窒素含有炭
化水素基、炭素数1〜20のリン含有炭化水素基又は炭
素数1〜20の珪素含有炭化水素基を示す。
【0049】R1およびR2はそれぞれ独立して、炭素数
1〜20の炭化水素基、ハロゲン、炭素数1〜20のハ
ロゲン含有炭化水素基、アルコキシ基、アリールオキシ
基、珪素含有炭化水素基、リン含有炭化水素基、窒素含
有炭化水素基又はホウ素含有炭化水素基を示す。また、
隣接する2個のR1または2個のR2がそれぞれ結合して
4〜C10環を形成して、例えば、フルオレニル基、イ
ンデニル基、アズレニル基を形成していてもよい。aお
よびbは、0≦a≦5、0≦b≦5を満足する整数であ
る。
【0050】2個の共役五員環配位子の間を架橋する結
合性基Qは、例としてアルキレン基、アルキリデン基、
シリレン基、ゲルミレン基等が挙げられる。これらは水
素原子がアルキル基、ハロゲン等で置換されたものであ
ってもよい。
【0051】助触媒成分(成分b)としては、特開平6
−239914、特開平8−208733に例示された
化合物を使用することができ、例えば、次の化合物を使
用することができる。
【0052】成分(b−1):アルミニウムオキシ化合
物、 成分(b−2):ルイス酸、 成分(b−3):成分(a)と反応して成分(a)をカ
チオンに変換することが可能なイオン性化合物、あるい
は、 成分[b−4]:イオン交換性層状珪酸塩
【0053】アルミニウムオキシ化合物(成分(b−
1))は、アルモキサンとも呼ばれる化合物であって、
一種類のトリアルキルアルミニウム、または二種類以上
のトリアルキルアルミニウムと水との反応により得られ
る生成物を使用することができる。
【0054】また、成分(a)と反応して成分(a)を
カチオンに変換することが可能なイオン性化合物(成分
(b−3))としては、一般式(3)で表されるものが
好ましい。
【0055】 [K]e+[Z]e− (3)
【0056】ここで、Kはイオン性のカチオン成分であ
って、例えばカルボニウムカチオン、トロピリウムカチ
オン、アンモニウムカチオン、オキソニウムカチオン、
スルホニウムカチオン、ホスフォニウムカチオン等が挙
げられる。
【0057】Zはイオン性のアニオン成分であり、成分
(a)が変換されたカチオン種に対して対アニオンとな
る成分であって、例えば、有機ホウ素化合物アニオン、
有機アルミニウム化合物アニオン、有機ガリウム化合物
アニオン、有機リン化合物アニオン、などが挙げられ
る。
【0058】本発明において、成分(b−4)として用
いられるイオン交換性層状珪酸塩からなる群より選ばれ
た少なくとも一種の化合物とは、イオン結合等によって
構成される面が互いに弱い結合力で平行に積み重なった
結晶構造をとる珪酸塩化合物であり、含有するイオンが
交換可能なものをいう。大部分のイオン交換性層状珪酸
塩は、天然には主に粘土鉱物の主成分として産出する
が、これら、イオン交換性層状珪酸塩は特に、天然産の
ものに限らず、人工合成物であってもよい。
【0059】イオン交換性層状珪酸塩としては、例え
ば、ディッカイト、ナクライト、カオリナイト、アノー
キサイト、メタハロイサイト、ハロイサイト等のカオリ
ン族、クリソタイル、リザルダイト、アンチゴライト等
の蛇紋石族、モンモリロナイト、ザウコナイト、バイデ
ライト、ノントロナイト、サポナイト、ヘクトライト、
スチーブンサイト等のスメクタイト族、バーミキュライ
ト等のバーミキュライト族、雲母、イライト、セリサイ
ト、海緑石等の雲母族等を挙げることができる。
【0060】また、これら熱可塑性合成樹脂には、必要
に応じて各種の添加剤を配合することができ、具体的に
は、フェノール系、有機ホスファイト系、ホスナイトな
どの有機リン系、チオエーテル系等の酸化防止剤;ヒン
ダードアミン系等の光安定剤;ベンゾフェノン系、ベン
ゾトリアゾール系、ベンゾエート系等の紫外線吸収剤;
ノニオン系、カチオン系、アニオン系等の帯電防止剤;
ビスアミド系、ワックス系、有機金属塩系等の分散剤;
アルカリ土類金属塩のカルボン酸塩系等の塩素補足剤;
アミド系、ワックス系、有機金属塩系、エステル系等の
滑剤;ヒドラジン系、アミンアシド系等の金属不活性
剤;含臭素有機系、リン酸系、三酸化アンチモン、水酸
化マグネシウム、赤リン等の難燃剤;有機顔料;無機顔
料;無機充填剤、有機充填剤;金属イオン系などの無
機、有機抗菌剤等が挙げられる。
【0061】布状体3と熱可塑性合成樹脂層4との貼り
合わせは自体公知の手段によって行なうことができ、布
状体3の上に熱可塑性合成樹脂のシートを重ねて熱ロー
ルを用いて熱圧着する方法、熱可塑性合成樹脂をフィル
ム状に押出して押出しラミネートする方法、熱可塑性合
成樹脂のシートをホットメルト剤等の接着剤によって接
着することによって行なうこともできる。
【0062】こうして得られた積層シート5によってパ
レット積荷用カバーが形成される。パレット積荷用カバ
ー1は、図1に示すように、天井部10と、該天井部1
0の周縁に連設され、下方に垂下する周側部11とから
構成される。天井部10と周側部11の大きさは、本発
明を限定するものではないが、天井部10の各辺が積載
された積荷上面の各辺の長さ、一般には、パレット12
の各辺とほぼ等しい長さとされ、周側部11の高さは、
積載される積荷の高さとほぼ等しい高さとされる。
【0063】本発明においては、天井部10を形成する
積層シート5aの曲げ剛性と周側部11を形成する積層
シート5bの曲げ剛性が下記式の関係を示すように構成
される。
【0064】天井部の積層シートの曲げ剛性>周側部の
積層シートの曲げ剛性 天井部10を形成する積層シート5aの曲げ剛性と周側
部11を形成する積層シート5bの曲げ剛性を上記の関
係とすることによって、天井部10が保形性を保持し、
周側部11が柔軟なカバーとなり、パレット積荷に対し
て被せることが容易となる。
【0065】また、上段の積荷の荷重に耐えるようにす
るために、天井部10の積層シート5aを構成する布状
体3の単位面積当たり目付け量と、周側部の積層シート
5bを構成する布状体3の単位面積当たり目付け量とが
次式の関係となるように構成することが望ましい。
【0066】天井部の布状体の目付け量≧周側部の布状
体の目付け量
【0067】一般には、天井部10の積層シート5aを
構成する布状体3の単位面積当たり目付け量を20〜1
000g/m2、好ましくは50〜800g/m2、周側
部の積層シート5bを構成する布状体3の単位面積当た
り目付け量を15〜800g/m2、好ましくは50〜
600g/m2の範囲から天井部の布状体の目付け量が
同等か大となるように適宜選定される。
【0068】天井部10の積層シート5aの熱可塑性合
成樹脂層4を構成する熱可塑性合成樹脂としては、周側
部の積層シート5bの熱可塑性合成樹脂層4を構成する
熱可塑性合成樹脂より剛性の大きい熱可塑性合成樹脂を
使用することが望ましく、一般には、天井部10の積層
シート5aを構成する熱可塑性合成樹脂を50〜150
0MPa、好ましくは、80〜1000MPa、周側部
の積層シート5bを構成する熱可塑性合成樹脂を10〜
800MPa、好ましくは15〜300MPaの範囲か
ら天井部10の積層シート5aを構成する熱可塑性合成
樹脂の剛性が大となるように適宜選定される。
【0069】天井部10の熱可塑性合成樹脂としては、
前記の熱可塑性合成樹脂から任意に選択し得るが、中で
もポリオレフィンが好ましく、特に、耐摩耗性、防滑性
の面から、メタロセン触媒を用いて重合された線状低密
度ポリエチレンが望ましい。
【0070】線状低密度ポリエチレンの密度は、一般
に、0.880〜0.910g/cm 3、好ましくは、
0.885〜0.907g/cm3 の範囲が適当であ
る。密度が低くなると機械的強度が低下し、また、高く
なると上段のパレットの滑り防止性が小さくなる。
【0071】また、天井部10の積層シート5aを形成
する熱可塑性合成樹脂として、ポリオレフィンを使用す
るときは、ポリオレフィンの密度が、周側部11の積層
シート5bを構成するポリオレフィンの密度に対して次
の式の関係にあるものが望ましい。
【0072】天井部に積層されたポリオレフィンの密度
>周側部に積層されたポリオレフィンの密度
【0073】さらに、天井部10の積層シート5aを構
成する熱可塑性合成樹脂は、布状体3の両面に積層され
ることが望ましく、各層は、一般に、20〜500μ
m、好ましくは30〜200μmとされる。この際、天
井部10の積層シート5aの内面側に積層される熱可塑
性合成樹脂を、周側部11の積層シート5bの外面側に
積層される熱可塑性合成樹脂と同種の熱可塑性合成樹脂
を用いることによって天井部10の積層シート5aと周
側部11の積層シート5bの接合力を向上することがで
きが望ましい方法である。
【0074】本発明において、同種の熱可塑性合成樹脂
とは、その熱可塑性合成樹脂の主たるモノマーが同一で
ある熱可塑性合成樹脂を意味する。
【0075】また、ポリオレフィンを布状体3の両面に
積層する場合には、布状体3の内外面のポリオレフィン
の密度が次の関係となるように組み合わせることが望ま
しく、このようにすることによって、上段の積荷の滑り
を防止すると共に耐久性の優れたパレット積荷用保護カ
バーとすることができる。
【0076】天井部外面側のポリオレフィンの密度>天
井部内面側のポリオレフィンの密度
【0077】一般には、天井部外面側のポリオレフィン
の密度を0.900〜0.942g/cm3、好ましく
は、0.905〜0.936g/cm3 、天井部内面
側のポリオレフィンの密度を0.870〜0.930g
/cm3、好ましくは、0.880〜0.925g/c
3 の範囲から天井部外面側のポリオレフィンの密度
が大となるように適宜組合される。
【0078】また、天井部10の積層シート5aの布状
体3の外面に積層される熱可塑性合成樹脂複層4は、多
層構造とすることができ、また、好ましい方法である。
ポリオレフィンを用いて多層構造とするときは、ポリオ
レフィンの密度が次の関係となるように選択されること
が望ましい。
【0079】最外面層ポリオレフィンの密度>布状体側
層ポリオレフィンの密度
【0080】具体的には、最外面層のポリオレフィンの
密度を0.900〜0.942g/cm3、好ましくは
0.905〜0.936g/cm3、布状体側層のポリ
オレフィンの密度を0.870〜0.930g/c
3、好ましくは0.880〜0.925g/cm3の範
囲から最外面層ポリオレフィンの密度が大となるように
適宜組合される。
【0081】天井部10を形成する積層シート5aと周
側部11を形成する積層シート5bは、図1に示すよう
に、天井部10を形成する積層シート5aの周縁に周側
部11を形成する積層シート5bの側縁が接合されると
共に、周側部11を形成する積層シート5bの端縁同士
が接合されて、箱状に形成される。積層シート5aと積
層シート5bの接合は、自体公知の方法で行なうことが
でき、縫製、熱融着による接合、接着剤、粘着剤を用い
た接合、ホットメルト剤を用いた接合によって行なうこ
とができ、中でも、熱風シール、熱板シール、超音波シ
ール、高周波シール、インパルスシール等の熱融着法が
望ましい。
【0082】また、周側部11を形成する積層シート5
bの下端縁には、周側部11を形成する積層シート5b
の下端を絞る絞り機構12を取付けることが好ましい。
積層シート5bの下端の絞り機構12としては、積層シ
ート5bの下端を折り返して筒状部を形成し、その筒状
部に紐、ロープ等を通して縛る方式とすることができ、
また、積層シート5bの下端に上方に延びる切れ目を形
成して、ファスナーを取付けることができ、さらに、図
1(A)に示すように、締結バンド13を付設して、こ
れに面ファスナー、結合金具等を取付けて結合すること
によって、周側部11の下端を絞る機構とすることがで
きる。
【0083】こうして得られたパレット積荷用カバー1
は、パレット上に積載された積荷の上に被せた後、絞り
機構を用いて周側部11の下端を絞ることによって積荷
を保護するこどできる。
【0084】
【発明の効果】本発明パレット積荷用カバー1は、布状
体3の表面に熱可塑性合成樹脂層を積層した積層シート
を用いたから、強靭で機械的強度、耐久性に優れ、上段
の積荷の滑りがなく、また、天井部は腰があって保形性
を有し、周側部は柔軟であるからスムースに積荷に被せ
ることができ、作業性に優れた実用価値の大きなパレッ
ト積荷用カバーを得ることができる。
【0085】
【実施例】測定法 1.熱可塑性樹脂の曲げ剛性:JIS K−7106に
準拠した。 2.積層シートの曲げ剛性:JIS L−1096に準
拠した。
【0086】実施例1 高密度ポリエチレン(日本ポリケム社製HY−433、
密度0.956、MFR0.55)100重量部に、光
安定剤(大日精化工業社製8R−7738N)を3重量
部を添加した樹脂組成物を、インフレーション成形法に
よってフィルムを成形し、得られたフィルムをレザーを
用いてスリットした。次いで、温度100〜120℃の
熱板上で7倍に延伸した後、温度125℃の熱風循環式
オーブン内で6%の弛緩熱処理を行なった。
【0087】得られた延伸フィルムにスプリッターを用
いて流れ方向に細かい亀裂をつけて開繊した後ワインダ
ーに巻き取った。得られたスプリットヤーンの繊度は1
000デシテックス、糸幅は6.0mmであった。
【0088】上記のスプリットヤーンを用いて、スルー
ザー織機で織成して平織織布とした。織布の織り込み本
数は、タテ18本/25.4mm、ヨコ18本/25.
4mmとした。
【0089】こうして得られた織布の両面に、線状低密
度ポリエチレン(密度0.935、MFR3.5、)1
00重量部に、光安定剤(日本ポリケム社製XJ100
H)を6重量部と、着色剤(シルバー色、東京インキ社
製、PEX−3262)を6重量部添加した樹脂組成物
(曲げ剛性420MPa)を溶融押出機を用いてフィル
ム状に押出し、押出しラミネーションを行なって積層シ
ートAを得た。得られた積層樹脂シートAの厚さは、線
状低密度ポリエチレン層60μm/織布60μm/線状
低密度ポリエチレン層60μmであった。積層シートの
曲げ剛性は150mm以上であった。
【0090】また、上記の方法で得られた織布の両面
に、線状低密度ポリエチレン(密度0.911、MFR
8.0、)100重量部に、光安定剤(日本ポリケム社
製XJ100H)を6重量部と着色剤(シルバー色、東
京インキ社製、PEX−3262)6重量部を添加した
樹脂組成物(曲げ剛性140MPa)を溶融押出機を用
いてフィルム状に押出し、押出しラミネーションを行な
って積層シートBを得た。得られた積層樹脂シートBの
厚さは、線状低密度ポリエチレン層60μm/織布60
μm/線状低密度ポリエチレン層60μmであった。ま
た、積層シートの曲げ剛性は125mmであった。
【0091】次いで、積層樹脂シートAを天井部とし、
積層シートBを周側部として熱風シール機を用いて1ト
ンパック用のパレットカバーを作成した。
【0092】得られたパレットカバーをレジンの1トン
パックに被せて評価を行なった。その結果、パレットカ
バーの天井部は腰があり、保形性がよく、周側部は柔軟
であるためスムースに被せることができ、また、パレッ
トの積み下ろし作業を30回行なったが目立った損傷は
生じなかった。
【0093】比較例1 実施例1で得られた織布の両面に、メタロセン触媒を用
いて製造された線状低密度ポリエチレン(密度0.88
0、MFR30、)100重量部に、光安定剤(日本ポ
リケム社製XJ100H)を6重量部と、着色剤(シル
バー色、東京インキ社製、PEX−3262)を6重量
部添加した樹脂組成物(曲げ剛性22MPa)を溶融押
出機を用いてフィルム状に押出し、押出しラミネーショ
ンを行なって積層シートCを得た。得られた積層樹脂シ
ートCの厚さは、線状低密度ポリエチレン層60μm/
織布60μm/線状低密度ポリエチレン層60μmであ
った。また、積層シートの曲げ剛性は60mmであっ
た。
【0094】また、 実施例1で得られた織布の両面
に、線状低密度ポリエチレン(密度0.911、MFR
8.0、)100重量部に、光安定剤(日本ポリケム社
製XJ100H)を6重量部と、着色剤(シルバー色、
東京インキ社製、PEX−3262)を6重量部添加し
た樹脂組成物(曲げ剛性140MPa)を溶融押出機を
用いてフィルム状に押出し、押出しラミネーションを行
なって積層シートDを得た。得られた積層樹脂シートD
の厚さは、線状低密度ポリエチレン層60μm/織布6
0μm/線状低密度ポリエチレン層60μmであった。
また、積層シートの曲げ剛性は125mmであった。
【0095】次いで、積層樹脂シートCを天井部とし、
積層シートDを周側部として熱風シール機を用いて1ト
ンパック用のパレットカバーを作成し、得られたパレッ
トカバーをレジンの1トンパックに被せて評価を行なっ
た。
【0096】その結果、パレットカバーの天井部に自立
性がなく形状が定まらず、また、周側部が積荷に引っ掛
かり、抵抗となって積荷に被せることが難しく、また、
パレットの積み下ろし作業を30回行なったところ、天
井部の表層樹脂の一部に摩滅がみられた。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明パレット積荷用カバーの例を示
す斜視図、(B)は接合部の断面図
【図2】(A)は本発明パレット積荷用カバーを構成す
る積層シートの平面図、(B)は縦断面図
【図3】積層シートの他の例を示す縦断面図
【図4】線条体の例を示す縦断面図
【符号の説明】
1:パレット積荷用カバー 2:線条体 3:布状体 4:熱可塑性合成樹脂層 5a、5b:積層シート 10:天井部 11:周側部 12:締付け機構 13:締結バンド
フロントページの続き Fターム(参考) 3E063 AA04 FF20 3E067 AA11 AC03 BA18A BB25A BC06A CA07 CA30 DA08 EA22 EB17 EB23 FA01 FC02 GD10 3E086 AA21 AB01 AC07 AD28 BA04 BA15 BA18 BA19 BA33 BB55 BB85 BB90

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一軸延伸された熱可塑性合成樹脂線条体か
    らなる布状体と、その片面又は両面に積層された熱可塑
    性合成樹脂層とからなる積層シートによって形成され、
    天井部と天井部周縁に連設され垂下する周側部とを有
    し、天井部の積層シートと周側部の積層シートの曲げ剛
    性が下記の関係にあることを特徴とするパレット積荷用
    カバー。 天井部の積層シートの曲げ剛性>周側部の積層シートの
    曲げ剛性
  2. 【請求項2】天井部の積層シートを構成する熱可塑性合
    成樹脂層の曲げ剛性と周側部の積層シートを構成する熱
    可塑性合成樹脂層の曲げ剛性が下記の関係を示す請求項
    1に記載のパレット積荷用カバー。 天井部に積層された熱可塑性合成樹脂層の曲げ剛性>周
    側部に積層された熱可塑性合成樹脂層の曲げ剛性
  3. 【請求項3】天井部の積層シートを構成する布状体の単
    位面積当たり目付け量(重量)と、周側部の積層シート
    を構成する布状体の単位面積当たり目付け量(重量)と
    が下記の関係を示す請求項1又は2に記載のパレット積
    荷用カバー。 天井部の布状体の目付け量≧周側部の布状体の目付け量
  4. 【請求項4】布状体に積層された熱可塑性合成樹脂層が
    ポリオレフィンからなる請求項1〜3のいずれかに記載
    のパレット積荷用カバー。
  5. 【請求項5】天井部の積層シートを構成するポリオレフ
    ィンがメタロセン触媒によって得られた線状低密度ポリ
    エチレンである請求項4に記載のパレット積荷用カバ
    ー。
  6. 【請求項6】天井部の積層シートを構成するポリオレフ
    ィンの密度と周側部の積層シートを構成するポリオレフ
    ィンの密度とが下記の関係を示す請求項4又は5に記載
    のパレット積荷用カバー。 天井部に積層されたポリオレフィンの密度>周側部に積
    層されたポリオレフィンの密度
  7. 【請求項7】天井部の積層シートが、布状体の両面にポ
    リオレフィン層が積層されてなり、該ポリオレフィン層
    を構成するポリオレフィンの密度が下記の関係を示す請
    求項4〜6のいずれかに記載のパレット積荷用カバー。 天井部外面側のポリオレフィンの密度>天井部内面側の
    ポリオレフィンの密度
  8. 【請求項8】天井部積層シートの布状体外面に積層され
    たポリオレフィン層が多層構造からなり、ポリオレフィ
    ン層を構成するポリオレフィンの密度が下記の関係を示
    す請求項4〜7のいずれかに記載のパレット積荷用カバ
    ー。 最外面層ポリオレフィンの密度>布状体側層ポリオレフ
    ィンの密度
  9. 【請求項9】天井部積層シートの内面側の熱可塑性合成
    樹脂層と、周側部積層シートの外面側の熱可塑性合成樹
    脂層が、同種の熱可塑性合成樹脂からなる請求項1〜8
    のいずれかに記載のパレット積荷用カバー。
  10. 【請求項10】天井部の積層シートの外面に、熱可塑性
    合成樹脂を用いて線条又は点状の凸部を多数形成してな
    る請求項1〜9のいずれかに記載のパレット積荷用カバ
    ー。
  11. 【請求項11】周側部の積層シートの下部に、周側部の
    積層シート下端縁の締付け機構を設けてなる請求項1〜
    10のいずれかに記載のパレット積荷用カバー。
  12. 【請求項12】布状体が、一軸延伸された熱可塑性合成
    樹脂線条体の織布、交差接合布、編布又は不織布である
    請求項1〜11のいずれかに記載のパレット積荷用カバ
    ー。
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