JP2001260103A - 樹脂強化化粧板の製造方法 - Google Patents

樹脂強化化粧板の製造方法

Info

Publication number
JP2001260103A
JP2001260103A JP2000071472A JP2000071472A JP2001260103A JP 2001260103 A JP2001260103 A JP 2001260103A JP 2000071472 A JP2000071472 A JP 2000071472A JP 2000071472 A JP2000071472 A JP 2000071472A JP 2001260103 A JP2001260103 A JP 2001260103A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
synthetic resin
resin liquid
low
viscosity synthetic
veneer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000071472A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3781605B2 (ja
Inventor
Masaru Emura
賢 江村
Katsumi Tsubouchi
克己 坪内
Shigeru Morishita
滋 森下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiken Trade and Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiken Trade and Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiken Trade and Industry Co Ltd filed Critical Daiken Trade and Industry Co Ltd
Priority to JP2000071472A priority Critical patent/JP3781605B2/ja
Publication of JP2001260103A publication Critical patent/JP2001260103A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3781605B2 publication Critical patent/JP3781605B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)
  • Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 見栄えが良くしかも諸物性に優れた樹脂強化
化粧板を簡単にかつ安価に製造する。 【解決手段】 基板1表面に木質薄単板3を接着する単
板接着工程101と、木質薄単板3表面に1000mP
a・sを超えない低粘度に調整した低粘度合成樹脂液4
を塗布して木質薄単板3に浸透させる低粘度合成樹脂液
浸透工程102と、木質薄単板3表面に残存している低
粘度合成樹脂液4を除去する残存樹脂液除去工程103
と、木質薄単板3に浸透させた低粘度合成樹脂液4が未
硬化の状態で、木質薄単板3表面に低粘度合成樹脂液4
よりも高粘度の高粘度合成樹脂液5を塗布する高粘度合
成樹脂液塗布工程104と、木質薄単板3表面の高粘度
合成樹脂液5塗布面を加熱加圧して高粘度合成樹脂液5
を木質薄単板3内に圧入させ、低粘度合成樹脂液4と高
粘度合成樹脂液5とを硬化させる樹脂液硬化工程105
とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面硬度、耐傷
性、耐摩耗性、耐クラック性等に優れた樹脂強化化粧板
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、樹脂強化化粧板を製造する方
法として、木質薄単板を乾燥させ、次いで、この木質薄
単板を耐圧釜内に搬入して合成樹脂液を減圧法、加圧
法、減圧加圧法等の手段で木質薄単板に浸透させ、その
後、この合成樹脂液を浸透させた木質薄単板を合板、木
質繊維板等の基板表面に接着し、その表面を合成樹脂塗
料等により塗装して樹脂強化化粧板を得る方法が良く知
られている。
【0003】このような樹脂強化化粧板は、表面硬度が
高く、耐傷性、耐摩耗性、耐クラック性等の諸性能に優
れており、また、浸透させた樹脂により深みのある装飾
性の高い外観を有しているため、特に住宅等の木質床材
として広く使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記耐
圧釜を用いる製造方法では、耐圧釜による木質薄単板へ
の浸透処理がバッチ処理となって手間と時間がかかり、
生産性が悪く高価になるという欠点を有していた。
【0005】また、耐圧釜を用いる場合は、通常、未乾
燥単板が使用し難く、乾燥単板を用いなければならない
ので、生産性や乾燥単板の歩留まりが悪くなるという欠
点を有していた。
【0006】そこで、最近では、基板に未乾燥の木質薄
単板(いわゆる生単板)を接着し、この木質薄単板表面
に低粘度合成樹脂液を塗布して浸透させて加熱加圧する
ことにより樹脂強化化粧板を製造することも行われてい
るが、このような方法においては、加熱加圧する時に、
木質薄単板に浸透させた低粘度合成樹脂液が木質薄単板
内から外部へ流出し易くなり、低粘度合成樹脂液の浸透
ムラを生じて外観を低下させたり、硬度等の諸物性を低
下させたりすることがある。
【0007】また、このような低粘度合成樹脂液の浸透
だけでは、多くの場合、強化された木質薄単板は硬いが
脆くなるという欠点を有しており、使用環境等により、
亀裂等の損傷が生じて外観を損ねる場合があるという欠
点を有している。
【0008】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、見栄えが良くしかも諸
物性に優れた樹脂強化化粧板を簡単にかつ安価に製造す
ることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、木質薄単板に対する合成樹脂液の浸透の
させ方に工夫を凝らしたことを特徴とし、具体的には、
次のような解決手段を講じた。
【0010】すなわち、請求項1に記載の発明は、基板
表面に木質薄単板を接着する単板接着工程と、上記木質
薄単板表面に1000mPa・sを超えない低粘度に調
整した低粘度合成樹脂液を塗布して木質薄単板に浸透さ
せる低粘度合成樹脂液浸透工程と、上記木質薄単板表面
に残存している低粘度合成樹脂液を除去する残存樹脂液
除去工程と、上記木質薄単板に浸透させた低粘度合成樹
脂液が未硬化の状態で、木質薄単板表面に上記低粘度合
成樹脂液よりも高粘度の高粘度合成樹脂液を塗布する高
粘度合成樹脂液塗布工程と、上記木質薄単板表面の高粘
度合成樹脂液塗布面を加熱加圧して高粘度合成樹脂液を
木質薄単板内に圧入させ、低粘度合成樹脂液と高粘度合
成樹脂液とを硬化させる樹脂液硬化工程とを備えている
ことを特徴とする。
【0011】上記の構成により、請求項1に記載の発明
では、低粘度合成樹脂液が1000mPa・sを超えな
い低粘度であることにより、低粘度合成樹脂液が木質薄
単板に速やかに浸透する。また、高粘度合成樹脂液の塗
布後における加熱加圧の際に、この加熱によりさらに低
粘度となっている木質薄単板内の低粘度合成樹脂液が外
部に流出しようとするのが、その上に塗布した高粘度樹
脂液によって抑制されるとともに、木質薄単板内で低粘
度合成樹脂液と高粘度合成樹脂液とが複合硬化する。さ
らに、高粘度合成樹脂液を塗布する前に、表面に残存す
る余剰の低粘度合成樹脂液を除去しているので、加熱加
圧時に高粘度合成樹脂液が上記余剰の低粘度合成樹脂液
と共に外部に流出するのが防止される。このような低粘
度合成樹脂液の流出抑止と、高粘度合成樹脂液の圧入に
よる複合硬化とにより、表面硬度、耐傷性、耐摩耗性、
耐クラック等に優れた樹脂強化化粧板が連続的に生産性
良く得られる。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、木質薄単板が厚さ0.15mm〜1m
mの未乾燥単板であることを特徴とする。
【0013】上記の構成により、請求項2に記載の発明
では、厚さ0.15mm〜1mmの未乾燥単板の使用に
より、従来の耐圧釜を用いるやり方の如き単板乾燥工程
が不要で製造工程が簡略化するとともに、薄い単板を乾
燥させる時に生じ易いクラックや変形等による単板歩留
まりの低下が防止される。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、低粘度合成樹脂液を塗布する前におい
て、木質薄単板の表面温度が40℃から80℃であり、
低粘度合成樹脂液の温度が40℃未満であることを特徴
とする。
【0015】上記の構成により、請求項3に記載の発明
では、木質薄単板の表面温度と低粘度合成樹脂液の温度
との間の温度差により、低粘度合成樹脂液の塗布により
木質薄単板表面の温度が低下し、木質薄単板のポーラス
な細胞内腔等の空隙内の空気が収縮し、低粘度合成樹脂
液が速やかに木質薄単板に浸透する。
【0016】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、低粘度合成樹脂液がアクリレートモノ
マーとビニルエステルとの混合樹脂液からなることを特
徴とする。
【0017】上記の構成により、請求項4に記載の発明
では、低粘度合成樹脂液にアクリレートモノマーとビニ
ルエステルとの混合樹脂液を使用することにより、木質
薄単板との親和性が良くなり、生産性が向上する。ま
た、通常硬くて脆いという性質を持つ低粘度合成樹脂液
に適度な靭性が付与され、耐クラック性が向上する。
【0018】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の発明において、アクリレートモノマーがアルキルα−
ヒドロキシメチルアクリレート又はアルキルα−ヒドロ
キシエチルアクリレートであり、ビニルエステルがエポ
キシアクリレートであることを特徴とする。
【0019】上記の構成により、請求項5に記載の発明
では、アルキルα−ヒドロキシメチルアクリレート、又
はアルキルα−ヒドロキシエチルアクリレートが木質薄
単板との親和性、浸透性を一層良好にして生産性がさら
に向上する。また、エポキシアクリレートが一層良好な
靭性を木質薄単板に付与して樹脂強化化粧板の耐クラッ
ク性が一段と向上する。
【0020】請求項6に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、低粘度合成樹脂液の木質薄単板への浸
透を回転ロールで木質薄単板表面を押圧することにより
行うことを特徴とする。
【0021】上記の構成により、請求項6に記載の発明
では、回転ロールの押圧力により、低粘度合成樹脂液が
木質薄単板にさらに速やかに浸透し、木質薄単板表面上
に低粘度合成樹脂液が残存して歩留まりを低下させると
いう不具合がなくなり、生産性が益々向上する。
【0022】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の発明において、回転ロールが表面凹凸付き回転ロール
であることを特徴とする。
【0023】上記の構成により、請求項7に記載の発明
では、低粘度合成樹脂液の木質薄単板への浸透が一層速
やかに行われる。
【0024】請求項8に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、木質薄単板表面に残存している低粘度
合成樹脂液をリバースロールによる押圧又はヘラ板によ
る掻き取りにより除去することを特徴とする。
【0025】上記の構成により、請求項8に記載の発明
では、木質薄単板表面に残存する低粘度合成樹脂液が効
率良く確実に除去され、加熱加圧時の樹脂液流出防止が
良好なものとなる。
【0026】請求項9に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、樹脂液硬化工程に続いて、木質薄単板
表面をサンディングし、サンディング面に透明合成樹脂
塗料を塗布乾燥させて透明合成樹脂層を形成する透明合
成樹脂層形成工程を備えていることを特徴とする。
【0027】上記の構成により、請求項9に記載の発明
では、サンディングにより表面の平滑性が得られ、トッ
プ層としての透明合成樹脂層により装飾性、保護性が向
上する。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図1の製造工程図に基づき説明する。
【0029】まず、単板接着工程101で、基板1表面
に接着剤2を塗布した後、この上に木質薄単板3を載置
してホットプレスにより加熱加圧し、基板1に木質薄単
板3を接着する。
【0030】上記基板1としては、例えば、合板,LV
L(laminated veneer lumber ),MDF(medium den
sity fibre board),パーティクルボード,OSB(or
ientate strand board),木材板,集成材等の木質系基
板や、石膏ボード,硬質セメント珪酸カルシウム板,珪
酸カルシウム板,無機質複層板(大建工業株式会社製:
商品名ダイライト)等の無機質板が使用できる。また、
例えば、上記木質系基板同士、或いは上記木質系基板表
面又は表裏両面に厚さが1mm〜3mm程度の薄いMD
F、木材単板、薄葉紙・和紙・クラフト紙等の補強紙を
貼着して複合化したもの等を基板として用いることもで
きるが、これらに限定されない。
【0031】上記接着剤2としては、例えば、メラミン
系、尿素−メラミン系、イソシアネート系等の接着剤で
あるが、これらに限定されない。
【0032】上記木質薄単板3としては、針葉樹・広葉
樹を厚さが0.15mm〜1mmにスライスしたもの
や、この木質薄単板3の小片を継ぎ合わせて形成したも
のでもよい。木質薄単板3の厚さを0.15mm〜1m
mに設定したのは、従来の耐圧釜を用いるやり方の如き
単板乾燥工程が不要で製造工程を簡略化することができ
るとともに、薄い単板を乾燥させる時や取扱い時に生じ
易いクラックや変形等の損傷による単板歩留まりの低下
を防止することができるからである。特に、厚さが0.
15mm〜0.5mmと薄い未乾燥の木質薄単板3を用
いるのが望ましい。
【0033】次いで、低粘度合成樹脂液浸透工程102
で、上記木質薄単板3の表面に1000mPa・sを超
えない低粘度に調整した低粘度合成樹脂液4を塗布して
木質薄単板3に浸透させる。
【0034】上記低粘度合成樹脂液4としては、各種モ
ノマー、オリゴマー、プレポリマー、ポリマー、或いは
これらの混合液や、これらに溶剤を加えた混合液で粘度
が1000mPa・sを超えない範囲に調整されたもの
を用いることができる。例えば、不飽和ポリエステルや
ビニルエステルからなる樹脂液とメタクリル酸、アクリ
ル酸、フタル酸又はそれらのエステル類からなるモノマ
ー液との混合樹脂液からなる低粘度合成樹脂液4は、木
材との親和性が良く、かつ通常、硬化後の樹脂が硬くて
脆いという性質を持つ低粘度合成樹脂液に適度な靭性を
付与することができるので好ましい。なかでも、アルキ
ルα−ヒドロキシメチルアクリレート、アルキルα−ヒ
ドロキシエチルアクリレート(上記アルキルは、水素を
含む)等のヒドロキシアルキルアクリレートモノマー
と、エポキシアクリレート等のビニルエステル樹脂との
混合樹脂液からなる低粘度合成樹脂液4は、木材との親
和性及び靭性が優れているため、生産性を向上させるこ
とができるとともに、樹脂強化化粧板の耐クラック性を
向上させることができて好適である。
【0035】上記低粘度合成樹脂液4の粘度を1000
mPa・sを超えない範囲に設定したのは、1000m
Pa・sを超えると、塗布による木質薄単板3への均一
・迅速な浸透が困難となるので好ましくなく、特に、1
00mPa・s〜500mPa・s程度が良好な浸透性
を得る上で望ましい。
【0036】なお、低粘度合成樹脂液4を塗布する前の
木質薄単板3の表面温度は、常温でも良いが、40℃〜
80℃であることが望ましい。木質薄単板3の表面温度
を40℃〜80℃に設定したのは、40℃未満では加温
の効果が乏しくなる一方、80℃を超えると塗布面に泡
粒等の不具合を生じ易くなるからである。上記基板1へ
の木質薄単板3の接着時のホットプレスによる加熱後
に、長時間を置かずに低粘度合成樹脂液4の塗布を行う
場合は、この余熱を利用して上記温度に調整するのがよ
く、上記余熱が利用できない場合には、上記表面を加温
しておくのがよい。
【0037】また、低粘度合成樹脂液4の塗布前におけ
る温度は、特に限定されるものではないが、上記木質薄
単板3の表面温度よりも低い温度であるのが望ましい。
したがって、木質薄単板3の表面温度が40℃〜80℃
である場合には、低粘度合成樹脂液4の温度は40℃未
満であることが望ましい。低粘度合成樹脂液4の温度を
40℃未満に設定したのは、木質薄単板3が低粘度合成
樹脂液4よりも高いため、低粘度合成樹脂液4の塗布に
より木質薄単板3表面が冷やされて表面温度が低下する
ことで、木質薄単板3のポーラスな細胞内腔等の空隙内
の空気が収縮して低粘度合成樹脂液4が木質薄単板3内
に浸透するのを促進させることができるからである。
【0038】低粘度合成樹脂液4の塗布量は、使用する
木質薄単板3の種類や厚みによって異なるが、おおよそ
50g/m2〜200g/m2程度である。塗布手段は特
に限定されないが、フローコーター等である。
【0039】低粘度合成樹脂液4を塗布した後、低粘度
合成樹脂液4を木質薄単板3に浸透させるやり方として
は、3〜30秒程度生産ライン上で放置養生することに
よって行うことができる。また、さらに浸透を促進し、
或いは浸透を十分ならしめるために回転ロールで木質薄
単板3表面を押圧して低粘度合成樹脂液4を木質薄単板
3に浸透させることもできる。上記低粘度合成樹脂液4
の木質薄単板3への浸透を回転ロールで木質薄単板3表
面を押圧することにより行うのは、基板1に接着した木
質薄単板3に一層良好に低粘度合成樹脂液4を浸透させ
るとともに、木質薄単板3表面上に低粘度合成樹脂液4
が残存することによる歩留まり低下を低減させ、生産性
を向上させるようにするためである。特に、回転ロール
として表面凹凸付き回転ロールを採用すれば、低粘度合
成樹脂液4の木質薄単板3への浸透をさらに良好に行う
ことができて好ましい。
【0040】その後、残存樹脂液除去工程103で、上
記木質薄単板3表面上に残存している低粘度合成樹脂液
4を除去する。
【0041】このように、残存樹脂液除去工程103を
経るのは、塗布した低粘度合成樹脂液4が木質薄単板3
内にすべて浸透されるのであれば本工程は不要である
が、低粘度合成樹脂液4を木質薄単板3に過剰気味に塗
布することで、樹脂液不足による木質薄単板3の浸透ム
ラを防止するためである。したがって、木質薄単板3上
に余剰の低粘度合成樹脂液4が残存することになり、こ
のままでは、次工程で高粘度合成樹脂液5を塗布して加
熱加圧すると、上記余剰の低粘度合成樹脂液4ばかりで
なく高粘度合成樹脂液5の一部までもが流出し、かつ高
粘度合成樹脂液5の木質薄単板3内への浸透が阻害され
てしまい、生産性を悪くするとともに、木質薄単板3の
高粘度合成樹脂液5による強化も不十分なものとなる。
このため、リバースロールによる押圧又はへら板による
掻き取り等で、残存樹脂液除去工程103で生じた余剰
の低粘度合成樹脂液4を除去するようにしている。これ
により、木質薄単板3表面に残存する低粘度合成樹脂液
4を効率良く確実に除去することができ、次工程におけ
る加熱加圧による高粘度合成樹脂液5の流出を良好に防
止することができる。
【0042】しかる後、高粘度合成樹脂液塗布工程10
4で、上記木質薄単板3に浸透させた低粘度合成樹脂液
4が未硬化の状態で、木質薄単板3表面に上記低粘度合
成樹脂液4よりも高粘度の高粘度合成樹脂液5を塗布す
る。
【0043】これにより、上記残存樹脂液除去工程10
3では、木質薄単板3の細胞内腔等の空隙内に低粘度合
成樹脂液4が完全には浸透されずに残っている空隙があ
るが、高粘度合成樹脂液5の塗布によってその表面がコ
ートされた状態になる。
【0044】上記高粘度合成樹脂液5としては、たとえ
ば、不飽和ポリエステル系樹脂液、ビニルエステル系樹
脂液、エポキシ系樹脂液等である。このような高粘度合
成樹脂液5は、粘度が500〜30000mPa・s、
分子量が1000〜30000程度のものであり、特
に、粘度が1000mPa・s〜30000mPa・
s、分子量が1000〜5000の不飽和ポリエステル
樹脂液は、次工程で行われる木質薄単板3に対する低粘
度合成樹脂液4の加熱加圧による適度な浸透、木質薄単
板3に浸透した低粘度合成樹脂液4の流出阻止、及び硬
化後の樹脂の物性に優れているので好ましい。
【0045】高粘度合成樹脂液5の塗布は、フローコー
ター、ロールコ一ター、スプレーコ一ター等により行う
ことができる。
【0046】次に、樹脂液硬化工程105で、上記木質
薄単板3表面の高粘度合成樹脂液5塗布面を加熱加圧し
て高粘度合成樹脂液5を木質薄単板3内に圧入させ、低
粘度合成樹脂液4と高粘度合成樹脂液5とを硬化させ
る。
【0047】加熱加圧に際しては、高粘度合成樹脂液5
塗布面にPET(polyethylene terephthalate)フィル
ム等の離型材6を載置してホットプレスにより行うこと
ができるが、ロールプレスやベルトプレス等で行っても
よい。この加熱加圧によって高粘度合成樹脂液5を一部
木質薄単板3内に浸透させるとともに、低粘度合成樹脂
液4と高粘度合成樹脂液5との密着性を高め、両樹脂を
一体的に硬化させることができる。また、この加熱加圧
時に、従来では低粘度合成樹脂液の一部が木質薄単板内
から流出しようとするが、本願発明ではその上にコート
された高粘度合成樹脂液5によってその流出が抑制され
る。これにより、両樹脂によって良好に強化され、表面
に含浸ムラ等のない良好な外観と耐摩耗性、耐クラック
性等の諸性能に優れた樹脂強化化粧板Aを最終的に得る
ことができる。
【0048】その後、サンディング工程106で、木質
薄単板3表面をサンドペーパーでサンディングし、さら
に、透明合成樹脂層形成工程107で、上記サンディン
グ面に透明合成樹脂塗料を塗布乾燥させて透明合成樹脂
層7を形成し、最終製品である樹脂強化化粧板Aを得
る。
【0049】上記サンディングは、1回に限らず複数回
繰り返して行うこともできる。
【0050】上記透明トップ塗装も、中塗り、上塗りと
2回に分けたり、あるいはそれ以上の複数回に分けて行
ってもよい。この透明トップ塗装に使用する透明合成樹
脂塗料は特に限定されず、目的・用途に応じて適宜のも
のを選択すればよく、また、着色剤や減摩剤等を加えて
おくこともできる。
【0051】次に、本発明例を比較例と共に具体的に示
す。
【0052】(本発明例1)厚さ12mmの合板からな
る基板の表面にメラミン樹脂系接着剤を塗布し、さらに
その上に厚さ0.43mmの未乾燥ナラ材化粧突き板
(木質薄単板)を載置して、ホットプレスにより加熱加
圧して化粧突き板貼り基板を製造した。
【0053】次いで、この基板の表面温度を約60℃に
調整し、その表面にアルキルα−ヒドロキシメチルアク
リレートモノマー50重量部と、エポキシアクリレート
50重量部とを混合した液温25℃、樹脂粘度230m
Pa・sの低粘度合成樹脂液をフローコーターにて11
0g/m2塗布し、約30秒放置して低粘度合成樹脂液
を基板上の化粧突き板に浸透させた。
【0054】その後、リバースコーターにて突き板表面
の低粘度合成樹脂液を掻き取り、その上に液温25℃、
樹脂粘度1300mPa・Sの不飽和ポリエステル樹脂
を142g/m2塗布した。
【0055】しかる後、この表面に離型フィルムである
PETフィルムを載置し、ホットプレスにより温度13
0℃、圧力1.47MPaで、4分間加熱加圧した。
【0056】その後、さらにこの表面をサンドペーパー
で約0.1mmサンディングした後、ウレタンアクリレ
ート系透明合成樹脂塗料を塗布して樹脂強化化粧板を得
た。
【0057】(本発明例2)上記本発明例1において、
低粘度合成樹脂液に混合したアルキルα−ヒドロキシメ
チルアクリレート50重量部に代えて、ヒドロキシエチ
ルメタクリレート50重量部とした以外は本発明例1と
同条件で樹脂強化化粧板を得た。
【0058】(比較例1)本発明例1と同一条件で得た
化粧突き板貼り基板の表面に、液温25℃、樹脂粘度1
300mPa・Sの不飽和ポリエステル樹脂を252g
/m2塗布し、以下本発明例1と同条件でホットプレス
並びにトップ塗装を行い、比較例1の樹脂強化化粧板を
得た。
【0059】(比較例2)0.6mm厚のナラ材乾燥化
粧突き板を減圧釜に入れ、減圧釜内を2.67kPaに
まで減圧した後、この減圧釜内に不飽和ポリエステル樹
脂液を注入し、さらに、減圧釜内を960kPaに加圧
して樹脂液を単板内に減圧加圧注入した。
【0060】このようにして得られた合成樹脂注入処理
突き板を、ホットプレスで加熱加圧して樹脂を硬化させ
て樹脂強化化粧突き板とし、この樹脂強化化粧突き板を
12mm厚さの合板からなる基板表面にメラミン樹脂系
接着剤を使用して接着した。
【0061】次いで、この表層をサンドペーパーで約
0.28mmサンディングし、その後に本発明例1と同
様にウレタンアクリレート系透明塗料でトップ塗装を行
い、比較例2の樹脂強化化粧板を得た。
【0062】本発明例1,2及び比較例1,2につい
て、鉛筆引っ掻き試験(JISK 5400に準拠)と
寒熱繰り返しB試験(JAS特殊合板に準拠)を行い、
その結果を以下の表1に示す。
【0063】
【表1】
【0064】以上から、本発明例1の製造方法は、塗布
浸透という生産性が高く、しかも、得られた樹脂強化化
粧板は、比較例2の従来の耐圧釜による注入処理により
得られたものとほぼ同等の引っ掻き硬度と耐クラック性
を有するものであった。
【0065】また、本発明例2の製造方法により得られ
た樹脂強化化粧板は、寒熱繰り返しによる耐クラック性
が若干本発明例1や比較例2に較べて劣るものの、塗布
浸透による比較例1の従来方法により得られたものに較
べると、硬度や耐クラック性は優れるものであった。
【0066】なお、比較例2の方法は、減圧釜を用いた
樹脂強化方法であり、生産に多くの手間を要するもので
あった。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、この発明方法によ
れば、木質薄単板表面に所定の低粘度合成樹脂液を浸透
させ、表面に残存する余剰の低粘度合成樹脂液を除去し
た後、高粘度合成樹脂液を塗布して加熱加圧し、低粘度
合成樹脂液が浸透している木質薄単板内に高粘度合成樹
脂液を圧入させるとともに、両合成樹脂液を硬化させる
という手法を採っているので、低粘度合成樹脂液を木質
薄単板に速やかに浸透させることができ、かつ、含浸さ
せた低粘度合成樹脂液の流出をその後に塗布した高粘度
合成樹脂液によって抑制することができるとともに、木
質薄単板内に高粘度合成樹脂液を圧入させて両樹脂を木
質薄単板内において複合硬化させることができる。これ
により、表面硬度、耐傷性、耐摩耗性、耐クラック等に
優れた樹脂強化化粧板を連続的に効率良く製造すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】樹脂強化化粧板の製造工程図である。
【符号の説明】
A 樹脂強化化粧板 1 基板 3 木質薄単板 4 低粘度合成樹脂液 5 高粘度合成樹脂液 7 透明合成樹脂層 101 単板接着工程 102 低粘度合成樹脂液浸透工程 103 残存樹脂液除去工程 104 高粘度合成樹脂液塗布工程 105 樹脂液硬化工程 106 サンディング工程 107 透明合成樹脂層形成工程
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B32B 33/00 B32B 33/00 4J027 C08F 2/00 C08F 2/00 C // C08F 290/06 290/06 (72)発明者 森下 滋 富山県東砺波郡井波町井波1番地の1 大 建工業株式会社内 Fターム(参考) 2B200 AA07 BA01 BA16 BB06 CA09 DA04 EA06 EC18 EE13 EF11 FA24 FA31 HB03 HB08 HB09 HB12 2B230 AA13 AA15 AA16 BA01 BA03 BA04 BA18 CB25 DA02 EA20 EB03 EB04 EB05 EB12 EB13 EB25 EB28 EB29 2B250 AA05 BA03 BA04 BA05 CA11 DA04 EA02 EA13 FA21 FA26 FA28 FA31 FA33 FA37 FA46 GA03 HA01 4F100 AK01B AK01C AK01D AK21B AK21J AK25B AK25J AK36G AK44 AL01B AP01B AP02 AT00A BA03 BA04 BA07 BA10A BA10C BA10D CB02 EC181 EH461 EH462 EJ082 EJ191 EJ202 EJ341 EJ401 EJ422 EJ821 EJ822 EJ911 GB08 JA06B JA06C JK09 JK12 JK16 JL02 JN01D YY00B 4J011 CA04 CB02 CC03 CC09 4J027 AE01 BA08

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板表面に木質薄単板を接着する単板接
    着工程と、 上記木質薄単板表面に1000mPa・sを超えない低
    粘度に調整した低粘度合成樹脂液を塗布して木質薄単板
    に浸透させる低粘度合成樹脂液浸透工程と、 上記木質薄単板表面に残存している低粘度合成樹脂液を
    除去する残存樹脂液除去工程と、 上記木質薄単板に浸透させた低粘度合成樹脂液が未硬化
    の状態で、木質薄単板表面に上記低粘度合成樹脂液より
    も高粘度の高粘度合成樹脂液を塗布する高粘度合成樹脂
    液塗布工程と、 上記木質薄単板表面の高粘度合成樹脂液塗布面を加熱加
    圧して高粘度合成樹脂液を木質薄単板内に圧入させ、低
    粘度合成樹脂液と高粘度合成樹脂液とを硬化させる樹脂
    液硬化工程とを備えていることを特徴とする樹脂強化化
    粧板の製造方法。
  2. 【請求項2】 木質薄単板が厚さ0.15mm〜1mm
    の未乾燥単板であることを特徴とする請求項1に記載の
    樹脂強化化粧板の製造方法。
  3. 【請求項3】 低粘度合成樹脂液を塗布する前におい
    て、木質薄単板の表面温度が40℃から80℃であり、
    低粘度合成樹脂液の温度が40℃未満であることを特徴
    とする請求項1に記載の樹脂強化化粧板の製造方法。
  4. 【請求項4】 低粘度合成樹脂液がアクリレートモノマ
    ーとビニルエステルとの混合樹脂液からなることを特徴
    とする請求項1に記載の樹脂強化化粧板の製造方法。
  5. 【請求項5】 アクリレートモノマーがアルキルα−ヒ
    ドロキシメチルアクリレート又はアルキルα−ヒドロキ
    シエチルアクリレートであり、ビニルエステルがエポキ
    シアクリレートであることを特徴とする請求項4に記載
    の樹脂強化化粧板の製造方法。
  6. 【請求項6】 低粘度合成樹脂液の木質薄単板への浸透
    を回転ロールで木質薄単板表面を押圧することにより行
    うことを特徴とする請求項1に記載の樹脂強化化粧板の
    製造方法。
  7. 【請求項7】 回転ロールが表面凹凸付き回転ロールで
    あることを特徴とする請求項6に記載の樹脂強化化粧板
    の製造方法。
  8. 【請求項8】 木質薄単板表面に残存している低粘度合
    成樹脂液をリバースロールによる押圧又はヘラ板による
    掻き取りにより除去することを特徴とする請求項1に記
    載の樹脂強化化粧板の製造方法。
  9. 【請求項9】 樹脂液硬化工程に続いて、木質薄単板表
    面をサンディングし、サンディング面に透明合成樹脂塗
    料を塗布乾燥させて透明合成樹脂層を形成する透明合成
    樹脂層形成工程を備えていることを特徴とする請求項1
    に記載の樹脂強化化粧板の製造方法。
JP2000071472A 2000-03-15 2000-03-15 樹脂強化化粧板の製造方法 Expired - Fee Related JP3781605B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000071472A JP3781605B2 (ja) 2000-03-15 2000-03-15 樹脂強化化粧板の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000071472A JP3781605B2 (ja) 2000-03-15 2000-03-15 樹脂強化化粧板の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001260103A true JP2001260103A (ja) 2001-09-25
JP3781605B2 JP3781605B2 (ja) 2006-05-31

Family

ID=18590053

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000071472A Expired - Fee Related JP3781605B2 (ja) 2000-03-15 2000-03-15 樹脂強化化粧板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3781605B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003103703A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Daiken Trade & Ind Co Ltd 木質化粧単板張り床材の製造方法
JP2007168138A (ja) * 2005-12-20 2007-07-05 Yamaha Livingtec Corp 化粧板及びその製造方法
JP2010173194A (ja) * 2009-01-29 2010-08-12 National Institute Of Advanced Industrial Science & Technology 木質パネルおよび当該木質パネルの製造方法
JP2019042978A (ja) * 2017-08-31 2019-03-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 化粧材、建材および化粧材の製造方法
JP2019042977A (ja) * 2017-08-31 2019-03-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 表面化粧材、建材および表面化粧材の製造方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003103703A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Daiken Trade & Ind Co Ltd 木質化粧単板張り床材の製造方法
JP2007168138A (ja) * 2005-12-20 2007-07-05 Yamaha Livingtec Corp 化粧板及びその製造方法
JP2010173194A (ja) * 2009-01-29 2010-08-12 National Institute Of Advanced Industrial Science & Technology 木質パネルおよび当該木質パネルの製造方法
JP2019042978A (ja) * 2017-08-31 2019-03-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 化粧材、建材および化粧材の製造方法
JP2019042977A (ja) * 2017-08-31 2019-03-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 表面化粧材、建材および表面化粧材の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3781605B2 (ja) 2006-05-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4185940B2 (ja) 床基材の製造方法及び床材の製造方法
JP3781605B2 (ja) 樹脂強化化粧板の製造方法
JP2006263977A (ja) 化粧板及びその製造方法
JPWO2003011478A1 (ja) 表面の改質及び塗装方法、それを適用した基板材料と製造方法並びに装置
JP7041765B1 (ja) 化粧基材用含浸紙の製造方法、化粧基材の製造方法、及び化粧板の製造方法
JP3836317B2 (ja) 強化化粧板の製造方法
JP2931133B2 (ja) 木質系化粧板の製造方法
JP4996534B2 (ja) 化粧板の製造方法
JP4482255B2 (ja) 電子線硬化樹脂含浸床材及びその製造方法
JP2002178311A (ja) 樹脂強化木質化粧板の製造方法
JP4947468B2 (ja) 化粧板及び化粧板の製造方法
JP3017598B2 (ja) 化粧板の製造方法
JPS5814975A (ja) 化粧板の製造方法
JP2699142B2 (ja) 木質化粧板の製造方法
JP3886330B2 (ja) 多孔質基板の表面強化方法
JP5681909B2 (ja) 木質化粧板及びその製造方法
JP4441074B2 (ja) 化粧板の製造方法
JPS63205201A (ja) 化粧合板およびその製造方法
JP2003103703A (ja) 木質化粧単板張り床材の製造方法
JP3067867B2 (ja) 化粧板の製造方法
JP2004066464A (ja) 表面の含浸塗装方法とその装置
JP3606958B2 (ja) 建築用化粧板の製造方法
JP2004066798A (ja) 木質材料の強化方法
JP5452946B2 (ja) 化粧板及び化粧板の製造方法
JP4947466B2 (ja) 化粧板及び化粧板の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060307

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090317

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120317

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150317

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees