JP2001259781A - 圧縮機用中空ピストンの製造方法 - Google Patents

圧縮機用中空ピストンの製造方法

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hollow
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Abstract

(57)【要約】 【課題】鍛造により製造されるピストン素材の形状の自
由度を向上させる。 【解決手段】本体部材162の冷間鍛造工程では、鍛造
素材380を鍛造型220の第2型224に載置し、第
1型222を保持する第1型保持板の第2型224を保
持する第2型保持板への接近運動を、カム装置によりサ
イドパンチ226,228の接近運動に変換し、素材3
80を両側から挟んで軸方向に位置決めする。位置決め
した素材380に第1型222の型面246の最突出部
が当接し、素材380の塑性変形を開始する。第1型2
22,第2型224の型面246,248で係合部16
6を成形した後、サイドパンチ226,228が係合部
166の成形された中間製品382内に突入し、有底円
筒状部170を成形する。サイドパンチ226,228
の外周面366が有底円筒状部170の内周面176を
成形し、突部364が有底円筒状部170の底面178
の連結部184側へ偏心した位置に凹部180を成形す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は圧縮機用中空ピスト
ンの製造方法に関するものであり、特に、鍛造によるピ
ストン素材の製造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】圧縮機用のピストンは往復動するもので
あるため、軽量化の要求が強く、従来から中空化による
重量軽減(質量軽減)が図られていた。圧縮機用ピスト
ンは、シリンダボアに嵌合される頭部と、その頭部を往
復動させる往復駆動装置と係合させられる係合部とを一
体に備えたものとされることが多い。この種のピストン
においては、頭部が中空とされるのが普通である。底壁
と中空円筒部とを備えた有底円筒状部の開口を、閉塞部
材により閉塞することによって、中空頭部が形成される
のである。この場合、特開平11−294320号公報
に記載のように、係合部が有底円筒状部と一体に形成さ
れる場合と、特開平11−303747号公報に記載の
ように、係合部が閉塞部材と一体に形成される場合とが
ある。
【0003】従来、上記中空ピストンを製造するための
素材を、鋳造により製造する方法と鍛造による方法とが
知られていた。そして、鋳造による場合には、係合部が
有底円筒状部材と一体に形成されたピストン素材を製造
することが可能であったが、鍛造による場合には不可能
であった。また、係合部が閉塞部材と一体に形成される
場合でも、閉塞部材の係合部側と反対側の面に凹部を備
えたピストン素材を鍛造することは不可能であった。上
記凹部を形成することは、閉塞部材を軽量化するために
有効な手段なのであるが、それを鍛造で実現することは
不可能であったのである。
【0004】一般に、鍛造によって製造されたピストン
素材は、鋳造によって製造されたものより強度が大き
い。材料自体の強度が大きい上、巣,引け等が発生する
ことがないからである。また、冷間鍛造による場合は、
鋳造による場合に比較してピストン素材の抜き勾配を小
さくし得る。そのため、鍛造素材を使用する方が中空ピ
ストンの軽量化が容易となる。さらに、アルミニウム合
金によりピストン素材を鋳造する場合には、材料内に気
体が閉じ込められ易く、有底円筒状部材と閉塞部材とを
溶接により接合する場合に、閉じ込められた気体が膨張
して溶接部周辺に突部や穴が生じ、接合強度を低下させ
たり外観を害したりするのであるが、鍛造すればこの問
題を良好に回避し得る。このように、ピストン素材は鍛
造によって製造することが望ましいにもかかわらず、鍛
造により製造し得るピストン素材の形状に制限があった
のである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題,課題解決手段および効
果】本発明は、以上の事情を背景とし、鍛造により製造
し得るピストン素材の形状の自由度を増すことを課題と
してなされたものであり、本発明によって、下記各態様
の圧縮機用中空ピストンの製造方法,ピストン素材の製
造方法,ピストン素材の製造装置等が得られる。各態様
は請求項と同様に、項に区分し、各項に番号を付し、必
要に応じて他の項の番号を引用する形式で記載する。こ
れは、あくまでも本発明の理解を容易にするためであ
り、本明細書に記載の技術的特徴およびそれらの組合わ
せが以下の各項に記載のものに限定されると解釈される
べきではない。また、一つの項に複数の事項が記載され
ている場合、それら複数の事項を常に一緒に採用しなけ
ればならないわけではない。一部の事項のみを選択して
採用することも可能なのである。
【0006】(1)シリンダボアに嵌合される頭部と、
往復駆動装置と係合させられる係合部とを備え、少なく
とも頭部が中空である圧縮機用中空ピストンの製造方法
であって、前記係合部となるべき部分と、前記頭部の少
なくとも一部となるべき部分とを一体に備えたピストン
素材を、互いに交差する2軸の方向にそれぞれ移動可能
な複数の型部材を備えた鍛造型により鍛造する2軸鍛造
工程を含むことを特徴とする圧縮機用中空ピストンの製
造方法(請求項1)。本項の方法によれば、1軸方向に
のみ移動可能な型部材を備えた鍛造型によりピストン素
材を鍛造していた従来の方法に比較して、製造可能なピ
ストン素材の形状の自由度が向上し、軽い中空ピストン
の製造が容易となる。 (2)前記鍛造型を、前記中空ピストンの直径方向に接
近,離間する第1型および第2型と、中空ピストンの軸
方向に移動するサイドパンチとを前記複数の型部材とし
て備えたものを使用する (1)項に記載の圧縮機用中空ピ
ストンの製造方法(請求項2)。本項の方法は、互いに
直交する2方向に凹凸を備えるピストン素材を成形する
のに好適であり、製造し得るピストン素材の形状の自由
度が大きくなる。また、軽量で丈夫なピストン素材を製
造することが容易となる。ただし、鍛造すべきピストン
素材の形状によっては、第1型と第2型とを、中空ピス
トンの軸方向に接近,離間させ、サイドパンチを中空ピ
ストンの直径方向に移動させることも可能である。 (3)前記第1型および第2型による前記係合部となる
べき部分の鍛造が終了した後、それによって形成された
素材内に前記サイドパンチを突入させることにより、前
記頭部の少なくとも一部となるべき部分を鍛造する (2)
項に記載の圧縮機用中空ピストンの製造方法(請求項
3)。第1,第2型の接近,離間とサイドパンチの移動
とが同時に行われるようにすることも可能である。しか
し、本項の方法による方が、鍛造が容易であり、形状お
よび寸法の優れたピストン素材を得ることができる場合
が多い。 (4)前記サイドパンチとして、円柱状部と、その円柱
状部の先端から軸方向に突出し、かつ、横断面形状が非
円形である突部とを備えたものを使用する (2)項または
(3)項に記載の圧縮機用中空ピストンの製造方法(請求
項4)。凹部を形成すれば、それだけ中空ピストンを軽
量化し得る。切削加工によって凹部を形成することも可
能であるが、本項によれば切削加工を省略し得る。しか
も、横断面形状が非円形である凹部を切削加工により形
成することは面倒あるいは不可能であるが、サイドパン
チに非円形断面の突部を形成しておけば、容易に非円形
断面の凹部を形成し得る。 (5)前記サイドパンチとして、円柱状部と、その円柱
状部の先端の偏心位置から突出した突部とを備えたもの
を使用する (2)項ないし (4)項のいずれか1つに記載の
圧縮機用中空ピストンの製造方法(請求項5)。本項の
方法によっても、上記軽量化および切削加工省略の効果
が得られる。しかも、切削加工によって、偏心位置に凹
部を形成することは面倒であるが、サイドパンチに突部
を形成しておけば、容易に偏心位置に凹部を形成し得
る。 (6)前記頭部の少なくとも一部となるべき部分が、中
空円筒部とその中空円筒部の一方の開口を閉塞する底壁
部とを備えた有底円筒状部を含み、前記サイドパンチと
して、前記有底円筒状部の内周面を成形する外周面を有
する円柱状部と、その円柱状部の基端から半径方向外向
きに延び、前記中空円筒部の前記底壁部側とは反対側の
端面を成形する肩面とを備えたものを使用する (2)項な
いし (5)項のいずれか1つに記載の圧縮機用中空ピスト
ンの製造方法(請求項6)。有底円筒状部の内周面のみ
ならず、中空円筒部の底壁部側とは反対側の端面もサイ
ドパンチにより成形されるようにすれば、端面にはばり
が生じず、ばり除去を省略することが可能となる。有底
円筒状部の開口が閉塞部材により閉塞される際、閉塞部
材の当接面が有底円筒状部の端面に当接させられた状態
で、溶接,接着,摩擦圧接等により接合されることが多
いが、端面にばりが存在すれば、閉塞部材の当接面を端
面に密着させることができない。端面を機械加工してば
りを除去した上で閉塞部材を接合する場合もあるが、本
態様によれば、このばり除去を行うことなく閉塞部材と
当接させても、両者の間に隙間が生じることはない。し
たがって、端面の機械加工を省略し、あるいは、少なく
とも端面のばり除去を省略することが可能となる。 (7)前記サイドパンチとして、前記肩面が、前記中空
円筒部の前記底壁部側とは反対側の端面の外径より大き
い外径を有するものを使用する (6)項に記載の圧縮機用
中空ピストンの製造方法。サイドパンチの肩面の外周縁
の直径が、中空円筒部の端面の外周縁の直径と同じであ
る場合には、端面の外周縁から有底円筒状部の軸線に平
行な方向に突出し、あるいは少なくとも軸線に平行な方
向の成分を有する方向に突出するばりが生じる。この場
合でも、有底円筒状部の開口を閉塞する閉塞部材の当接
面の外周縁の直径を、開口側端面の外周縁の直径よりや
や小さくしておけば、上記端面の外周縁に沿って形成さ
れる上記ばりを除去することなく、閉塞部材を端面に密
着させることができ、この態様も本発明の実施形態の一
つである。それに対し、本項の態様によれば、端面の外
周縁に沿って生じるばりは、端面に平行な方向に突出す
ることとなるため、閉塞部材の当接面の外周縁の直径
を、端面の外周縁の直径より小さくする必要がなくな
る。例えば、両直径を等しくすることもできるのであ
る。 (8)前記係合部が、前記往復駆動装置の斜板の外周部
を一対のシューを介して両側から挟むべく、互いに平行
に延びる一対のアーム部とそれらアーム部を基端側にお
いて連結する連結部とを備えたものであり、前記第1型
と前記第2型とを、前記一対のアーム部の延びる方向と
平行な方向に接近,離間させる (2)項ないし (7)項のい
ずれか1つに記載の圧縮機用中空ピストンの製造方法。 (9)前記第1型を前記一対のアーム部を形成する型面
を有し、固定型である前記第2型に対して接近,離間す
る可動型とする (8)項に記載の圧縮機用中空ピストンの
製造方法。 (10)前記頭部の少なくとも一部となるべき部分を、
前記頭部の主要部分を構成する有底円筒状部となるべき
部分として鍛造する (1)項ないし (9)項のいずれか1つ
に記載の圧縮機用中空ピストンの製造方法。 (11)前記頭部の少なくとも一部となるべき部分を、
前記頭部の主要部分を構成する有底円筒状部の開口を閉
塞する閉塞部材となるべき部分として鍛造する (1)項な
いし (9)項のいずれか1つに記載の圧縮機用中空ピスト
ンの製造方法。 (12)シリンダボアに嵌合される頭部と、往復駆動装
置と係合させられる係合部とを備え、少なくとも頭部が
中空である圧縮機用中空ピストンを製造するためのピス
トン素材を製造する方法であって、前記係合部となるべ
き部分と、前記頭部の少なくとも一部となるべき部分と
を一体に備えたピストン素材を、互いに交差する2軸の
方向にそれぞれ移動可能な複数の型部材を備えた鍛造型
により2軸鍛造することを特徴とするピストン素材の製
造方法。前記 (2)項ないし(11)項のいずれかに記載の特
徴は、本項のピストン素材の製造方法にも適用可能であ
る。 (13)シリンダボアに嵌合される頭部と、往復駆動装
置と係合させられる係合部とを備え、少なくとも頭部が
中空である圧縮機用中空ピストンを製造するためのピス
トン素材を製造する装置であって、互いに交差する2軸
の方向にそれぞれ移動可能な複数の型部材を備えた鍛造
型を含むことを特徴とするピストン素材の製造装置。 (14)前記鍛造型が、前記中空ピストンの直径方向に
接近,離間する第1型および第2型と、中空ピストンの
軸方向に移動するサイドパンチとを前記複数の型部材と
して備える(13)項に記載の圧縮機用中空ピストンの製造
装置。前記 (3)項ないし(11)項のいずれか1つに記載の
特徴は、本項のピストン素材の製造装置にも適用可能で
ある。 (15)前記鍛造型が、前記第1型と第2型との接近離
間運動を、前記サイドパンチの軸方向の移動に変換する
運動変換装置を含む(14)項に記載のピストン素材の製造
装置。 (16)前記運動変換装置が、駆動カムと被駆動カムと
を備えたカム装置を含む(15)項に記載のピストン素材の
製造装置。 (17)前記鍛造型が、前記第1型を保持する第1型保
持板と、前記第2型を保持する第2型保持板との少なく
とも一方を備え、その少なくとも一方とそれに対応する
型との間に、それら両者を、前記第1型と第2型との接
近離間運動の方向と平行な方向に相対移動させる油圧シ
リンダを含む(15)項または(16)項に記載のピストン素材
の製造装置。 (18)前記鍛造型が、前記第1型および前記第2型を
それぞれ保持する第1型保持板および第2型保持板と、
それら第1型保持板と第2型保持板との接近運動を、ま
ず、前記サイドパンチを前記ピストン素材となるべき鍛
造素材を変形させない大きさの力で作動させて、鍛造素
材の軸方向の位置決めする運動に、次に、位置決めされ
た鍛造素材を前記第1型と前記第2型とにより鍛造する
運動に、次に、第1型と第2型とにより鍛造された中間
製品に前記サイドパンチを突入させて前記ピストン素材
とする運動に順次変換する運動変換機構とを含む(14)項
ないし(17)項のいずれか1つに記載のピストン素材の製
造装置。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態である車
両用空調装置に用いられる斜板式圧縮機用ピストンの製
造を例に取り、図面に基づいて詳細に説明する。図1に
本実施形態における斜板式圧縮機を示す。図1におい
て、10はシリンダブロックであり、シリンダブロック
10の中心軸線回りの一円周上には、軸方向に延びる複
数のシリンダボア12が形成されている。シリンダボア
12の各々には、片頭ピストン14(以下、ピストン1
4と略称する)が往復運動可能に配設されている。シリ
ンダブロック10の軸方向の一端面(図1の左側の端面
であり、前端面と称する)には、フロントハウジング1
6が取り付けられ、他方の端面(図1の右側の端面であ
り、後端面と称する)には、リヤハウジング18がバル
ブプレート20を介して取り付けられている。フロント
ハウジング16,リヤハウジング18,シリンダブロッ
ク10等により斜板式圧縮機の本体が構成される。リヤ
ハウジング18とバルブプレート20との間には、吸気
室22,吐出室24が形成され、それぞれ、吸入ポート
26,供給ポート28を経て、図示しない冷凍回路に接
続される。バルブプレート20には、吸入孔32,吸入
バルブ34,吐出孔36,吐出バルブ38等が設けられ
ている。
【0008】シリンダブロック10の中心軸線上には、
回転軸50が回転可能に設けられている。回転軸50
は、両端部においてそれぞれベアリングを介してフロン
トハウジング16,シリンダブロック10に支持されて
いる。シリンダブロック10の中心部には、中心支持穴
56が形成されており、その中心支持穴56において支
持されているのである。回転軸50のフロントハウジン
グ16側の端部は、図示しない駆動源の一種である外部
駆動源としての車両エンジンに、電磁クラッチ等のクラ
ッチ機構を介して連結されている。したがって、車両エ
ンジンの作動時に、クラッチ機構によって回転軸50が
車両エンジンに接続されれば、回転軸50が自身の軸線
まわりに回転させられる。
【0009】回転軸50には、斜板60が軸方向に相対
移動可能かつ傾動可能に取り付けられている。斜板60
には、中心線を通る中心穴61が形成され、この中心穴
61を回転軸50が貫通している。中心穴61は、両端
開口側ほど径が漸増させられている。回転軸50には、
また、回転伝達部材としての回転板62が固定され、ス
ラストベアリング64を介してフロントハウジング16
に係合させられている。斜板60は、ヒンジ機構66に
より、回転軸50と一体的に回転させられるとともに、
軸方向の移動を伴う傾動を許される。ヒンジ機構66
は、回転板62に固定的に設けられた支持アーム67
と、斜板60に固定的に設けられ、支持アーム67のガ
イド穴68にスライド可能に嵌合されたガイドピン69
と、斜板60の中心穴61と、回転軸50の外周面とを
含むものである。本実施形態においては、駆動部材とし
ての斜板60,回転軸50,回転伝達装置を構成するヒ
ンジ機構66等がピストン14を往復運動させる往復駆
動装置を構成している。
【0010】前記ピストン14は、中空ピストンの一種
であり、斜板60と係合させられる係合部70と、係合
部70と一体に設けられ、シリンダボア12に嵌合され
る中空円筒状の中空頭部としての頭部72とを備えてい
る。係合部70に形成された溝74に球冠状の一対のシ
ュー76を介して斜板60が係合させられている。シュ
ー76は、球面部において係合部70に摺動可能に保持
され、平面部において斜板60の両側面に当接し、斜板
60の外周部を両側から摺動可能に挟持している。ピス
トン14の形状についての詳細な説明は後に行う。
【0011】斜板60の回転運動は、シュー76を介し
てピストン14の往復直線運動に変換される。ピストン
14が上死点から下死点へ移動する吸入行程において、
吸気室22内の冷媒ガスが吸入孔32,吸入バルブ34
を経てシリンダボア12内に吸入される。ピストン14
が下死点から上死点へ移動する圧縮行程において、シリ
ンダボア12内の冷媒ガスが圧縮され、吐出孔36,吐
出バルブ38を経て吐出室24に吐出される。冷媒ガス
の圧縮に伴ってピストン14には、軸方向の圧縮反力が
作用する。圧縮反力は、ピストン14,斜板60,回転
板62およびスラストベアリング64を介してフロント
ハウジング16に受けられる。ピストン14の係合部7
0には、回転規制部(図示省略)が一体的に設けられて
いる。回転規制部は、フロントハウジング16の内周面
に接触する状態とされ、ピストン14の中心軸線回りの
回転を規制し、ピストン14と斜板60との衝突を回避
する。
【0012】シリンダブロック10を貫通して給気通路
80が設けられている。この給気通路80により、吐出
室24と、フロントハウジング16とシリンダブロック
10との間に形成された斜板室86とが接続されてい
る。給気通路80の途中には、容量制御弁90が設けら
れている。容量制御弁90は、電磁弁であり、ソレノイ
ド92はコンピュータを主体とする制御装置(図示省
略)により励磁,消磁され、冷房負荷等の情報に応じて
供給電流量が制御されて容量制御弁90の開度が調節さ
れる。
【0013】回転軸50の内部には、排出通路100が
設けられている。排出通路100は、一端において前記
中心支持穴56に開口させられるとともに、他端におい
て斜板室86に開口させられている。中心支持穴56は
排出ポート104を経て吸気室22に連通させられてい
る。
【0014】本斜板式圧縮機は可変容量型であり、高圧
源としての吐出室24と低圧源としての吸気室22との
圧力差を利用して斜板室86内の圧力が制御されること
により、ピストン14の前後に作用するシリンダボア1
2内の圧縮室の圧力と斜板室86の圧力との差が調節さ
れ、斜板60の傾斜角度が変更されてピストン14のス
トロークが変更され、圧縮機の吐出容量が調節される。
具体的には、容量制御弁90の制御により、斜板室86
が吐出室24に連通させられたり、遮断されたりするこ
とによって、斜板室86の圧力が制御される。ソレノイ
ド92の消磁状態では、容量制御弁90が全開させられ
て給気通路80が連通させられた状態となり、吐出室2
4の高圧の冷媒ガスが斜板室86に供給され、斜板室8
6内の圧力が高くなり、斜板60の傾斜角が最小とな
る。ピストン14は、斜板60の回転に伴って往復移動
させられるが、斜板60の傾斜角が最小となると、ピス
トン14の容積変化率が小さくなり、圧縮機の吐出容量
が最小となる。ソレノイド92の励磁状態では、供給電
流量を多くして容量制御弁90の開度が小さくなる(開
度0も含む)ほど、吐出室24の高圧の冷媒ガスの斜板
室86への供給量が減り、斜板室86内の冷媒ガスは、
排出通路100,排出ポート104を経て吸気室22に
放出されるため、斜板室86内の圧力が低くなる。それ
に伴って斜板60の傾斜角が大きくなり、ピストン14
の容積変化率が大きくなって圧縮機の吐出容量が大きく
なる。ソレノイド92の励磁により給気通路80が遮断
された状態では、吐出室24の高圧の冷媒ガスが斜板室
86に供給されない状態となって斜板60の傾斜角が最
大となり、圧縮機の吐出容量が最大となる。斜板60の
最大傾斜角は、斜板60に設けられたストッパ106の
回転板62への当接によって規定され、最小傾斜角は、
斜板60の回転軸50上のストッパ107への当接によ
って規定される。給気通路80,斜板室86,容量制御
弁90,排出通路100,排出ポート104,制御装置
等により、斜板傾斜角制御装置ないし吐出容量制御装置
が構成されている。
【0015】シリンダブロック10およびピストン14
は、金属の一種であるアルミニウム合金製のものとさ
れ、ピストン14の外周面には、フッ素樹脂のコーティ
ングが施されている。フッ素樹脂でコーティングすれ
ば、同種金属との直接接触を回避して焼付きを防止しつ
つシリンダボア12との嵌合隙間を可及的に狭くするこ
とができる。なお、シリンダブロック10およびピスト
ン14は、アルミニウム珪素系合金製のもの等とするこ
とが望ましい。ただし、シリンダブロック10やピスト
ン14の材料、コーティング層の材料等は、上述の材料
に限らず、他の材料であってもよい。
【0016】ピストン14をさらに詳細に説明する。ピ
ストン14の係合部70の頭部72から遠い側の端部
は、図2に示すように、前記溝74の形成により概して
U字形をなし、ピストン14の軸線と直交する方向に延
び出す一対のアーム部110,112と、アーム部11
0,112を基端側で連結する連結部108とを備えて
いる。アーム部110,112の互いに対向する側面に
は、それぞれ凹部114が形成されている。これら凹部
114の内面は凹球面状をなし、2つの凹球面が一球面
上に位置している。前記一対のシュー76は、斜板60
の外周部の表裏両面に接触し、斜板60を挟持するとと
もに凹部114に保持されている。
【0017】ピストン14の頭部72は、一端が開口
し、他端が閉塞された有底円筒状をなす有底円筒状部1
20と、有底円筒状部120に固定され、有底円筒状部
120の開口を閉塞する閉塞部材としてのキャップ12
2とを備えている。有底円筒状部120は、底壁124
において係合部70のアーム部112側と一体に形成さ
れている。有底円筒状部120は、底壁124の外周部
から軸方向に延び出す中空円筒部126を備えている。
有底円筒状部120の内周面128は、単純な円筒面と
されている。有底円筒状部120の底面130は、有底
円筒状部120の中心線に対して非軸対称の3次元形状
を成している。具体的には、有底円筒状部120の底面
130において有底円筒状部120の中心線より係合部
70の連結部108側へ偏心した位置に、有底円筒状部
120の中心線に平行な方向に底面130のその他の部
分よりアーム部112側へくぼまされた非円形断面の凹
部132が形成されている。凹部132の、有底円筒状
部120の中心線に直交する方向であり、かつ、アーム
部110,112の延び出す方向に直交する方向の大き
さである幅は、アーム部112の幅より小さくされてお
り、底壁124に連なるアーム部112の重量が軽減さ
れている。
【0018】キャップ122は、円板状の底壁134
と、底壁134の外周部から軸方向に延びる中空円筒部
136と、中空円筒部136の端面138の内周部から
軸方向に延びる中空円筒状の嵌合部140とを備えて有
底の段付円筒状をなしている。嵌合部140,中空円筒
部136の内周面と底壁134の内側の端面とによりキ
ャップ122内部には嵌合部140の端面144に開口
する凹部146が形成され、重量が軽減されている。凹
部146の中空円筒部136の内周面と底壁134の内
面とが交差する隅には、丸みが付けられて中空円筒部1
36と底壁134との境界部の剛性が高められている。
なお、図2においては、理解を容易にするために、中空
円筒部126の周壁の厚さ,中空円筒部136の周壁の
厚さおよび底壁134の厚さ等が誇大に示されている。
【0019】キャップ122の嵌合部140の外周面1
48が有底円筒状部120の内周面128に、端面13
8が有底円筒状部120の開口側端面152と当接する
深さまで嵌合させられ、開口側端面152と端面138
とが溶接面として溶接されることにより、キャップ12
2と有底円筒状部120とが接合されている。ピストン
14の圧縮行程において頭部72の頂面154に作用す
る冷媒ガスの圧縮反力は、端面138と開口側端面15
2との溶接部によって受けられる。
【0020】上記のように構成されたピストン14は、
本実施形態においては1個のピストン素材から2個製造
される。そのため、図3に示すように、ピストン14を
製造するための片頭ピストン製造用素材160(以下、
素材160と略称する)は、ピストン本体部材162
(以下、本体部材162と略称する)と閉塞部材として
のキャップ164とを備えている。本体部材162は、
係合部166と、係合部166とは反対向きに開口した
有底円筒状部材としての有底円筒状部170とを備えて
いる。2つの本体部材162は、有底円筒状部170が
互いに同心となるように、係合部166側が互いに隣接
して一体に形成されている。本実施形態におけるピスト
ン素材は2連素材なのである。
【0021】有底円筒状部170は、底壁172と、底
壁172の外周部から軸方向に延び出す中空円筒部17
4とを備え、底壁172において係合部166と一体に
形成されている。中空円筒部174の内周面176は、
単純な円筒面とされている。内周面176は、製品たる
ピストン14になった場合に内周面128となる。有底
円筒状部170の底面178も製品たるピストン14に
なった場合に底面130となり、有底円筒状部170の
中心線に対して非軸対称の3次元形状を成している。具
体的には、有底円筒状部170の中心線に対して偏心し
た位置に底面178の他の部分よりも係合部166側に
くぼまされた凹部180が形成されている。各係合部1
66に設けられたブリッジ部182は、図3に示すよう
に連結部108およびアーム部110,112を構成す
ることになる部分(それぞれ連結部184,アーム部1
86,188と称する)の内側面同士を連結して、加工
時の挟持作用に対して係合部166を補強するものであ
り、本体部材162の剛性を高め、あるいは熱による歪
みを抑制するための補強部として設けられている。本体
部材162は、本実施形態においては、金属の一種であ
るアルミニウム合金製であって、鍛造により製造され
る。本体部材162の製造方法については、後に説明す
る。
【0022】2個のキャップ164は同様に構成されて
おり、一方を代表的に説明する。図3に示すように、キ
ャップ164は、円板状の底壁192と、底壁192の
外周部から軸方向に延びる中空円筒部194と、中空円
筒部194の端面196の内周部から軸方向に延びる中
空円筒状の嵌合部198とを備えて有底の段付円筒状を
なしている。嵌合部198,中空円筒部194の内周面
と底壁192の内面とによりキャップ164内部には嵌
合部198の端面200に開口する凹部202が形成さ
れ、重量が軽減されている。凹部202は、製品たるピ
ストン14となった場合に凹部146となる。嵌合部1
98の外周面204の直径は中空円筒部194の外径よ
り小さくされ、有底円筒状部170の内周面176に嵌
合可能である。キャップ164の嵌合部198側の端面
200とは反対側の端面210の中心には、図示の例で
は円形断面の保持部212が突設されている。このよう
に構成されるキャップ164は、本実施形態において
は、金属の一種であるアルミニウム合金製であって、鍛
造により製造される。
【0023】本実施形態における本体部材162の製造
に使用される鍛造装置の主要部である鍛造型の一例を図
4に示す。この鍛造型220は、互いに接近,離間させ
られることにより開閉される第1型222および第2型
224と、一対のサイドパンチ226,228とを備え
ている。第1型222は、第1型保持板230に保持さ
れ、可動盤232に着脱可能に取り付けられている。第
2型224は、第2型保持板234に保持され、固定盤
236に着脱可能に取り付けられている。可動盤232
は、駆動装置たる図示しない昇降装置により固定盤23
6に対して接近,離間させられる。つまり、第1型22
2が可動型であり、第2型224が固定型なのである。
【0024】第1型222および第2型224は、互い
に対向する側の面であるパーティング面240,242
において互いに当接可能である。各パーティング面24
0,242の互いに対応する位置に型面246,248
がそれぞれ形成され、これら型面246,248により
本体部材162の外形に対応する形状のキャビティが画
定される。パーティング面240,242は、本体部材
162の有底円筒状部170を形成すべき部分において
は、有底円筒状部170の中心線を含む水平面をなし、
係合部166を形成すべき部分においては、一対のアー
ム部186,188の延び出す方向に直角でかつ連結部
184の厚さ方向の中間位置を通る水平面をなす段付き
の平面とされている。第1型222の型面246は、一
対のアーム部186,188と連結部184のアーム部
186,188側の部分とを形成する型面を有する。第
2型224の型面248は、連結部184のアーム部1
86,188側とは反対側の部分を形成する型面を有す
る。第1型222は、第2型224に対して、本体部材
162の一対のアーム部186,188の延び出す方向
であり、有底円筒状部170の直径方向である方向に接
近,離間させられる。
【0025】図4に示すように、第1型保持板230と
第1型222との間には、液圧シリンダ250が設けら
れている。図示の例では、液圧シリンダ250のシリン
ダハウジング252が、第1型保持板230の一部と、
それに固定の中空円筒状部材254とにより構成されて
いる。ピストン256がシリンダハウジング252に液
密かつ摺動可能に嵌合されて液圧室258が形成される
とともに、ピストンロッド260がシリンダハウジング
252から突出し、その先端(下端)に第1型222が
固定されている。ピストン256の後退限度は、液圧室
258を画定する第1型保持板230に形成された凹部
の底面264によって規定され、前進限度は、中空円筒
状部材254の肩面266により規定される。
【0026】液圧シリンダ250の液圧室258は、液
通路270を経てタンク272に接続されている。液通
路270は、途中で二股に分岐させられ、一方の液通路
276が供給通路として機能し、他方の液通路278が
排出通路として機能する。液通路270と液通路27
6,278との間には、制御弁装置としての電磁方向切
換弁280が設けられ、電磁方向切換弁280のソレノ
イドの消磁,励磁により、液通路270が液通路276
に連通させられる供給状態と、液通路270が液通路2
78に連通させられる排出状態とに選択的に切り換えら
れる。液通路276の途中には、ポンプ286およびポ
ンプ286を駆動するモータ288が設けられている。
電磁方向切換弁280の消磁状態において、モータ28
8が駆動されれば、ポンプ286によりタンク272か
ら汲み上げられた液が液通路276,270を経て液圧
室258に供給される。ポンプ286には図示は省略す
るがリリーフ弁が並列に設けられ、ポンプ286の吐出
圧が規制されている。液通路278の途中にもリリーフ
弁290が設けられている。電磁方向切換弁280の励
磁状態において、液圧室258の液圧が設定値以上とな
れば、リリーフ弁290が開かれ、液圧室270の作動
液が液通路270,278を経てタンク272に排出さ
れる。
【0027】サイドパンチ226,228は、第2型2
24の両側面296,298に近接して互いに接近,離
間可能に設けられている。サイドパンチ226,228
は、第2型保持板234に保持されている。第2型22
4は、中間板300を介して間接的に第2型保持板23
4に保持されており、サイドパンチ226,228は、
第2型保持板234上に設けられた一対ずつのガイドレ
ール302にそれぞれ案内されて第1型222の移動方
向と直交する方向であり、本体部材162の有底円筒状
部170の軸方向に移動させられる。
【0028】サイドパンチ226,228は、運動変換
装置の一種であるカム装置306により、可動盤232
の固定盤236への接近,離間がサイドパンチ226,
228の軸方向の運動に変換されることにより、互いに
接近,離間させられる。カム装置306は、駆動カム3
08と被駆動カム310とを備えている。駆動カム30
8は、嵌合凹部320を有して概して筒状をなし、ロッ
ド部材322に摺動可能かつ相対回転不能に嵌合されて
いる。ロッド部材322は、第1型222の両側面31
6,318から一定間隔隔たった位置において、第1型
保持板230から第2型保持板234に向かって延び出
させられており、先端に他の部分より太い頭部324が
設けられて、駆動カム308のロッド部材322に対す
る相対移動限度が規定されている。ロッド部材322と
駆動カム308との間には、付勢装置の一種である弾性
部材としての圧縮コイルスプリング330が配設されて
いる。スプリング330の一端が、ロッド部材322の
頭部324の先端面332に開口する軸方向穴334の
底面に支持され、他端が駆動カム308の嵌合凹部32
0の底面336に支持されている。スプリング336の
予荷重により、頭部324の先端面332とは反対側の
肩面340と、駆動カム308の嵌合凹部320の開口
部近傍に形成された肩面342とが当接させられてお
り、上記予荷重より大きい力が駆動カム308に作用す
るまでは駆動カム308とロッド部材322とが一体の
部材として機能する。駆動カム308の先端面は、第2
型保持板234に接近するにつれて第2型保持板234
の中央部から遠ざかる向きに傾斜させられた傾斜面34
6とされている。
【0029】駆動カム308の下方には前記被駆動カム
310が設けられ、その被駆動カム310に前記サイド
パンチ226,228が保持されている。被駆動カム3
10のサイドパンチ226,228が設けられた前端面
350とは反対側の後端部には、傾斜面346に対応す
る向きに傾斜させられた傾斜面352が形成され、傾斜
面352と傾斜面346とは近接または接触させられて
いる。したがって、駆動カム308が第2型保持板23
4に接近する向きに移動(下降)させられるにつれて、
被駆動カム310がガイドレール302に案内されて移
動し、サイドパンチ226,228を軸方向に移動させ
る。被駆動カム310は、非作動状態においては、付勢
装置の一種である弾性部材としてのスプリング(図示省
略)の付勢により後退方向に付勢されており、後退端位
置をストッパ356により規定されている。上記スプリ
ングがサイドパンチ後退装置を構成しており、このスプ
リングの予荷重は、前記圧縮コイルスプリング330の
予荷重より小さく設定されている。なお、液圧シリンダ
等の流体圧シリンダを被駆動カム310と第2型保持板
234との間に配設して、サイドパンチ後退装置として
もよい。
【0030】サイドパンチ226,228は、図5に拡
大して示すように、円柱状部360と、円柱状部360
の先端面362の軸方向に偏心した位置に設けられた非
円形断面の突部364とを備え、有底円筒状部170の
内部空間の形状に対応して、自身の軸線に対して非軸対
称な形状を有している。円柱状部360の外周面366
が有底円筒状部170の内周面176に対応する直径を
有しており、突部364は、有底円筒状部170の中心
線より連結部184側へ寄った位置に、有底円筒状部1
70の中心線に平行な方向に突出して設けられている。
【0031】以上のように構成された鍛造型220を使
用して本体部材162の冷間鍛造が行われる。まず、図
5に示すように、第2型224の型面248上にアルミ
ニウム合金の鍛造素材380が載置される。また、液圧
シリンダ250に液圧が供給され、ピストン256が中
空円筒状部材254に当接する前進端位置にされる。こ
の状態で、昇降装置の作動により可動盤232が固定盤
236に接近させられることにより、第1型222が第
2型224に接近させられる。この時、ロッド部材32
2と駆動カム308とが一体の部材として第2型保持部
材234に接近させられ、サイドパンチ226,228
が互いに接近させられて、鍛造素材380を両側から挟
んで軸方向の位置決めを行う。
【0032】サイドパンチ226,228が鍛造素材3
80を両側から挟んだ後は、圧縮コイルスプリング33
0が弾性変形を開始し、ロッド部材322の被駆動カム
310に対する相対移動を許容する。この際、サイドパ
ンチ226,228が鍛造素材380に向かって押され
る力は、駆動カム308の傾斜面346の傾斜角度が4
5度であるとすれば、圧縮コイルスプリング330の付
勢力から被駆動カム310を後退方向に付勢するスプリ
ングの付勢力を引いた大きさとなるが、この大きさが鍛
造素材380を塑性変形させない大きさに設定されてい
る。なお、サイドパンチ226,228が鍛造素材38
0に当接する直前に、被駆動カム310が、予荷重を与
えられた弾性部材を含むストッパ装置に当接して停止
し、その状態で、鍛造素材380の移動を両側から規制
して、軸方向の位置決めを行うようにしてもよい。上記
ストッパ装置は、上記予荷重より大きい力が加えられれ
ば、後退して被駆動カム310の前進を許容するもので
あることが必要である。
【0033】上記のようにサイドパンチ226,228
が鍛造素材380を位置決めした後に、第1型222の
型面246の最も突出した部分が素材380に当接させ
られ、鍛造素材380の塑性変形が開始される。第1型
222と第2型224とにより係合部166が成形され
るのに伴って鍛造素材380の軸方向寸法が増大する
が、この増大は、被駆動カム310およびサイドパンチ
226,228の後退により許容される。係合部166
の成形が終了し、第1型222と第2型224とのパー
ティング面240,242が当接する。この状態におい
ては、図6(a)に示すように、両型面246,248
によるアーム部186,188,連結部184を含む係
合部166が成形が終了している。
【0034】この係合部166の成形終了の後に、ロッ
ド部材322の先端面332が駆動カム308の底面3
36に当接する。したがって、これ以後は駆動カム30
8が可動盤232と一体的に移動し、被駆動カム310
を強制的に前進させるため、サイドパンチ226,22
8が、第1型222と第2型224とにより拘束されて
いる係合部166が成形された中間製品382中に突入
し、有底円筒状部170が成形される。この際、可動盤
232が固定盤236に接近するのに対し、第1型22
2は第2型224に当接していて移動不能であるため、
第1型222の固定盤236に対する相対移動が許容さ
れる必要がある。そのため、電磁方向切換弁280が励
磁されて液圧室258からの作動液の排出が許容される
ことにより、ピストン256および第1型222の第1
型保持板230に対する相対移動が許容される。ただ
し、液圧室258からの作動液の排出はリリーフ弁29
0を経て行われ、液圧室258の液圧は、第1型222
と第2型224とに十分な力で中間製品382を拘束し
続けさせるに足る大きさに保たれる。なお、上記電磁方
向切換弁280の切換えは、第1型222と第2型22
4との当接後に行われても、当接前に行われてもよい。
【0035】上記作動に伴って、サイドパンチ226,
228が図6(b)に示すように中間製品382内に突
入させられ、型面246,248とサイドパンチ22
6,228とにより有底円筒状部170が成形される。
有底円筒状部170の内周面176および底面178
が、サイドパンチ226,228の円柱状部360の外
周面366および突部364により成形されるのであ
る。この成形の終了位置は、ピストン256が液圧室2
58の底面264に当接することによって規定される。
ただし、ピストン256のストロークを、サイドパンチ
226,228が中間製品382内に突入して有底円筒
状部170を成形することを許容するのに十分なストロ
ークとし、可動盤232が下降端位置で停止させられる
ことにより、サイドパンチ226,228による有底円
筒状部170の成形の終了位置が規定されるようにして
もよい。
【0036】上記有底円筒状部170の成形終了によっ
て本体部材162全体の成形が終了し、電磁方向切換弁
280が消磁され、再び液圧室258に作動液が供給さ
れる状態とされる。続いて、可動盤232が固定盤23
6から離間させられるが、液圧室258に作動液が供給
され続けているため、第1型222は第2型224と共
同して本体部材162を拘束し続ける。一方、カム装置
306においては、まずロッド部材322の先端面33
2が駆動カム308の底面336から離間させられ、続
いて、駆動カム308がロッド部材322と共に移動
(上昇)する状態となる。その結果、図示しないスプリ
ングの付勢力により、被駆動カム310と共にサイドパ
ンチ226,228が後退させられ、有底円筒状部17
0から離脱させられる。この際、本体部材162は第1
型222と第2型224とにより拘束されているため、
本体部材162がサイドパンチ226,228のいずれ
かと共に移動することはなく、両サイドパンチ226,
228が確実に有底円筒状部170から離脱する。最後
に第1型222が第2型224から離間させられ、本体
部材162が取り出される。
【0037】次に、本体部材162に2個のキャップ1
64を固定する工程について説明する。本体部材162
の内周面176および底面178は、上記冷間鍛造工程
において寸法精度良く製造されているため、切削や研削
等の機械加工を施すことなく嵌合することができる。キ
ャップ164の嵌合部198側が先端部とされ、有底円
筒状部170の開口へ、同軸に位置決めされた状態で挿
入され、嵌合部198の外周面204が内周面176と
嵌合される。内周面176と外周面204との嵌合によ
りキャップ164が有底円筒状部170内で半径方向に
位置決めされた状態でさらに嵌合が進行し、キャップ1
64の端面196と中空円筒部174の開口側端面38
8との当接によりキャップ164の嵌合深さが規定され
る。その状態で端面388,196がそれぞれ溶接面と
して電子ビーム,レーザビーム等のビーム溶接により結
合される。
【0038】このようにして本体部材162にキャップ
164が固定された後、頭部72を構成することになる
部分、すなわち本体部材162の中空円筒状部174お
よびキャップ164の外周面を始めとする複数の部分の
切削加工が行われる。まず、2個のキャップ164にそ
れぞれ設けられた保持部212の中央部にセンタ穴39
2(図3に二点鎖線で図示)が形成される。その後、図
示は省略するが、センタ穴392にセンタが嵌合されて
心出しがなされるとともに、2個の保持部212がそれ
ぞれチャックにより把持された状態で、回転駆動装置の
回転がキャップ164および本体部材162に伝達され
て中空円筒状部174およびキャップ164の外周面等
の加工が行われる。
【0039】上記加工の後、少なくとも本体部材162
の有底円筒状部170およびキャップ164の外周面に
塗装が行われ、例えば、ポリテトラフルオロエチレンを
主材料とするコーティング層が形成される。そして、キ
ャップ164の保持部212が除去されるとともに端面
210が切削加工された後、コーティング層が形成され
た有底円筒状部170等の外周面にセンタレス研削が行
われ、頭部72が完成する。続いて、係合部166にそ
れぞれ機械加工が施され、ブリッジ部182が除去され
るとともに、ピストン14となった際にシュー76を保
持する凹部114(図3に二点鎖線で図示)が形成さ
れ、係合部70が完成する。最後に、素材160が2つ
に切り離され、2個のピストン14が得られる。
【0040】以上の説明から明らかなように、本実施形
態においては、本体部材162が係合部70となるべき
部分(係合部166)と、頭部72の少なくとも一部と
なる部分(有底円筒状部170)とを一体に備えたピス
トン素材を構成している。また、第1型222,第2型
224およびサイドパンチ226,228が互いに交差
する2軸の方向にそれぞれ移動可能な複数の型部材を構
成している。
【0041】本実施形態によれば、サイドパンチ22
6,228によりピストン素材の有底円筒状部170の
内周面176および底面178を成形することができ、
内周面176および底面178の後の機械加工を省略
し、あるいは工数を減少させることができるため、ピス
トン14の製造が容易となり、製造コストが低減され
る。また、前述のように、鍛造によって製造されたピス
トン素材は、鋳造と比較して強度が大きいため、ピスト
ン14の要求強度を満たしつつ中空円筒状部174の周
壁を薄肉化でき、ピストン14を軽量化を図ることがで
きる。さらに、サイドパンチ226,228の突部36
4により、ピストン素材の底面178の連結部184に
寄った側に凹部180が形成され、加工工具による加工
では困難であった部分に重量軽減のためのくぼみを設け
ることができ、ピストン14の軽量化を容易に行うこと
ができる。
【0042】サイドパンチの形状は種々の形状とするこ
とができる。例えば、サイドパンチの円柱状部を先端側
が小径の段付状にすれば、図7に示す形態の片頭ピスト
ン400のように、頭部402の主要部分を構成する有
底円筒状部410の内周面を、開口側が大径で、内周面
420と内周面422とを備えた段付円筒面とすること
ができる。また、有底円筒状部410の底面426に、
凹部180と同様、有底円筒状部410の中心線に対し
て連結部108側に偏心した位置に凹部428を形成す
れば、重量を軽減することができる。本実施形態におい
ても、内周面420,422,底面426に機械加工を
施すことなく、あるいは、加工工数を減少させて、内周
面420に有底円筒状のキャップ430の外周面432
に嵌合させることができる。キャップ430は、先端面
434が内周面420,422の間に形成された肩面4
38に当接する深さまで嵌合させられる。内周面420
と外周面432とを溶接面として溶接により接合しても
よいし、接着により接合してもよい。
【0043】有底円筒状部170の内周面176および
底面178のみならず、開口側端面388もサイドパン
チにより成形されるようにしてもよい。その一実施形態
を図8に示す。本実施形態におけるサイドパンチ600
は、円柱状部602と、円柱状部602の先端面604
の軸方向に偏心した位置に設けられた非円形断面の突部
610とを備えている。円柱状部602は、先端部62
0が基端部622より小径の段付円柱状をなし、先端部
620と基端部622との間には、先端部620の外周
面626より半径方向外向きに延びる肩面628が形成
されている。肩面628の外周縁の直径は、有底円筒状
部170の開口側端面388の外周縁の直径より大きく
されている。肩面628と先端部620の外周面626
との境界には、丸み部(図示省略)が形成されてこの境
界部への応力集中の軽減が図られることが望ましい。第
1型222,第2型224の側面296,316および
側面298,318(図8には一方の側面298,31
8のみ図示)とサイドパンチ600の肩面628との当
接により、サイドパンチ600の前進端位置(有底円筒
状部170の成形終了位置)が規定される。
【0044】本実施形態においても、図1〜図6に示す
実施形態と同様に、第1型222と第2型224とによ
り係合部166が成形された後、係合部166が成形さ
れた中間製品が第1型222と第2型224とにより拘
束された状態で、サイドパンチ600が突入し、有底円
筒状部170を成形する。サイドパンチ600の先端部
620の外周面626と先端面604とにより有底円筒
状部170の内周面176と底面178とが成形される
とともに、突部610により、有底円筒状部170の底
面178に凹部180が成形される。また、肩面628
の側面298,318との当接部より内周側の部分によ
り開口側端面388が成形される。
【0045】本実施形態によれば、サイドパンチ600
により有底円筒状部170の内周面176および底面1
78を成形して後の機械加工を省略、あるいは工数を減
少することができるとともに、開口側端面388もサイ
ドパンチ600の肩面636により成形することがで
き、開口側端面388の後の機械加工を省略するか、あ
るいは少なくとも開口側端面388に生じるばりを除去
する工程を省略することができる。ばりが生じるとして
も、開口側端面388の外周縁から開口側端面388に
平行に延びることとなるため、機械加工を施すことなく
端面388とキャップ164の端面196とを密着させ
ることができ、製造コストが低減される。開口側端面3
88の外周縁から開口側端面388に平行に延びるばり
は、キャップ164の固定後に、キャップ164および
有底円筒状部170の外周面の機械加工時に除去でき
る。
【0046】なお、図8には、肩面628と側面29
8,318とが直接当接した状態が示されているが、実
際には、両者の間に薄いばりが挟まれた状態となること
が多い。また、第1型222,第2型224の側面29
6,298,316,318とサイドパンチ600の肩
面628との当接により、サイドパンチ600の前進端
位置を規定する代わりに、専用のストッパによりサイド
パンチ600の前進を阻止し、側面296,298,3
16,318とサイドパンチ600の肩面628との間
に小さい隙間が残るようにすることも可能であり、その
場合には、両者の間に上記隙間に対応する厚さのばりが
生じることになる。さらに付言すれば、第1型222,
第2型224による係合部166の成形と並行して、サ
イドパンチ600を鍛造素材に突入させてもよい。ま
た、上記各実施形態において、サイドパンチの突部の横
断面形状を円形とすることも可能である。
【0047】上記各実施形態においては、頭部の主要部
分を構成する有底円筒状部と係合部とが一体に形成され
る場合について説明したが、閉塞部材と係合部とを一体
に備える場合にも本発明を適用できる。その一実施形態
を図9に示す。図9に示す中空ピストンとしての片頭ピ
ストン500は、前記係合部70と同様に構成される係
合部502と、シリンダボア12に嵌合させられる頭部
504とを備えている。頭部504の主要部分は、有底
円筒状部材510により構成され、有底円筒状部材51
0の開口が閉塞部材としての閉塞部512により閉塞さ
れる。この閉塞部材512が係合部502と一体のもの
として前記各実施形態と同様にして鍛造により製造され
る。また、有底円筒状部材510も同じく鍛造によって
ではあるが、別個に製造される。閉塞部512は、底壁
516と、底壁516の端面518の内周部から軸方向
に延びる中空円筒部520とを備え、中空円筒部520
の外周面522が有底円筒状部材510の内周面524
に、端面518が有底円筒状部材510の開口側端面5
28に当接する深さまで嵌合され、端面518,528
同士が溶接面として溶接される。閉塞部512の係合部
502側とは反対側の端面530に非円形断面の凹部5
32が形成されることにより、機械加工を施すことな
く、しかも機械加工による場合より効果的に重量を軽減
することができる。
【0048】本発明を、中空ピストンが頭部の軸方向の
中央部で分割されて係合部を備えた側と備えない側とを
有する場合にも適用することができる。
【0049】有底円筒状部材と閉塞部材との固定方法
は、前述のビーム溶接に限らず種々の方法を採用可能で
あり、例えば、接着剤による接着や、圧入、有底円筒状
部材,閉塞部材より融点の低い低融点合金、例えば、半
田,ろう材等により接合してもよく、かしめによる固着
や、ねじによる固定でもよい。また、摩擦圧接または塑
性流動によって接合してもよい。あるいは、これら固定
方法の任意の組み合わせにより固定してもよい。
【0050】図1〜図6に示す実施形態における片頭ピ
ストン製造用素材160は、係合部同士が連結された2
連素材とされていたが、これ以外にも、頭部同士が連結
された2連素材とすることも可能である。また、ピスト
ン製造用素材を、ピストン本体部材と閉塞部材とをそれ
ぞれ1つずつ備えるピストン1個分の素材としてもよ
い。
【0051】有底円筒状部と閉塞部材との少なくとも一
方を、アルミニウム合金以外の金属材料、例えばマグネ
シウム合金により形成してもよい。有底円筒状部材と閉
塞部材とを接着,かしめにより結合する場合には、閉塞
部材はそれらの結合方法に好適な樹脂により形成しても
よい。
【0052】閉塞部材は円板等単純な形状であれば、市
販の棒材等汎用素材の機械加工により製造してもよい。
また、閉塞部材を鋳造により製造することも可能であ
る。閉塞部材内部に凹部を形成することは、軽量化の点
から望ましいが、不可欠ではない。
【0053】斜板式圧縮機の構造は、上記実施形態にお
けるそれに限らず、他の構造のものとすることもでき
る。例えば、容量制御弁90は不可欠ではなく、吐出室
24の圧力と斜板室86の圧力との差圧に基づいて機械
的に開閉させられる開閉弁を設けることもできる。ま
た、容量制御弁90に代えて、あるいはそれとともに、
排出通路100の途中に、容量制御弁90と同様な電磁
制御弁を設けてもよいし、あるいは斜板室86の圧力と
吸気室22の圧力との差圧に基づいて機械的に開閉させ
られる開閉弁を設けてもよい。
【0054】本発明を、斜板との係合部の両側に頭部を
有する両頭ピストンに適用してもよいし、固定容量型斜
板式圧縮機用のピストン等種々の圧縮機用ピストンに適
用することも可能である。
【0055】以上、本発明のいくつかの実施形態を詳細
に説明したが、これは例示に過ぎず、本発明は、前記
〔発明が解決しようとする課題,課題解決手段および効
果〕の項に記載された態様を始めとして、当業者の知識
に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である圧縮機用中空ピスト
ンの製造方法により製造された中空ピストンを備える斜
板式圧縮機を示す正面断面図である。
【図2】上記ピストンを示す正面断面図である。
【図3】上記中空ピストンを製造するためのピストン製
造用素材を示す正面図(一部断面)である。
【図4】上記中空ピストンの製造方法に使用される鍛造
型を示す正面断面図である。
【図5】上記製造方法を説明するための図である。
【図6】上記製造方法を説明するための別の図である。
【図7】本発明の別の実施形態である圧縮機用中空ピス
トンの製造方法により製造された中空ピストンを示す正
面断面図である。
【図8】本発明のさらに別の実施形態である圧縮機用中
空ピストンの製造方法を説明するための図である。
【図9】本発明のさらに別の実施形態である圧縮機用中
空ピストンの製造方法により製造された中空ピストンを
示す正面断面図である。
【符号の説明】
12:シリンダボア 14:片頭ピストン 50:
回転軸 60:斜板 66:ヒンジ機構 70:係合部 72:頭部
108:連結部 110,112:アーム部 12
0:有底円筒状部 124,172:底壁 126,174:中空円筒部 128,176:内周
面 152,388:開口側端面 160:片頭ピ
ストン製造用素材 162:ピストン本体部材 1
66:係合部 170:有底円筒状部 184:連
結部 186,188:アーム部 220:鍛造型
222:第1型 224:第2型 226,228:サイドパンチ 230:第1型保持
板 234:第2型保持板 250:液圧シリンダ
306:カム装置 308:駆動カム 310:被駆動カム 380:鍛造素材 400,
500:片頭ピストン 402,504:頭部 4
10:有底円筒状部 502: 係合部 510:有底円筒状部材 600:サイドパンチ
602:円柱状部 610:突部 626:外周面
628:肩面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 崇行 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 Fターム(参考) 3H003 AA03 AB07 AC03 AD03 CB04 CB07 CE04 3H076 AA06 BB26 BB38 CC20 CC34 4E087 CA27 EC15 EC24 HA62

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダボアに嵌合される頭部と、往復
    駆動装置と係合させられる係合部とを備え、少なくとも
    頭部が中空である圧縮機用中空ピストンの製造方法であ
    って、 前記係合部となるべき部分と、前記頭部の少なくとも一
    部となるべき部分とを一体に備えたピストン素材を、互
    いに交差する2軸の方向にそれぞれ移動可能な複数の型
    部材を備えた鍛造型により鍛造する2軸鍛造工程を含む
    ことを特徴とする圧縮機用中空ピストンの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記鍛造型を、前記中空ピストンの直径
    方向に接近,離間する第1型および第2型と、中空ピス
    トンの軸方向に移動するサイドパンチとを前記複数の型
    部材として備えたものを使用する請求項1に記載の圧縮
    機用中空ピストンの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第1型および第2型による前記係合
    部となるべき部分の鍛造が終了した後、それによって形
    成された素材内に前記サイドパンチを突入させることに
    より、前記頭部の少なくとも一部となるべき部分を鍛造
    する請求項2に記載の圧縮機用中空ピストンの製造方
    法。
  4. 【請求項4】 前記サイドパンチとして、円柱状部と、
    その円柱状部の先端から軸方向に突出し、かつ、横断面
    形状が非円形である突部とを備えたものを使用する請求
    項3に記載の圧縮機用中空ピストンの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記サイドパンチとして、円柱状部と、
    その円柱状部の先端の偏心位置から突出した突部とを備
    えたものを使用する請求項3または4に記載の圧縮機用
    中空ピストンの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記頭部の少なくとも一部となるべき部
    分が、中空円筒部とその中空円筒部の一方の開口を閉塞
    する底壁部とを備えた有底円筒状部を含み、前記サイド
    パンチとして、前記有底円筒状部の内周面を成形する外
    周面を有する円柱状部と、その円柱状部の基端から半径
    方向外向きに延び、前記中空円筒部の前記底壁部側とは
    反対側の端面を成形する肩面とを備えたものを使用する
    請求項2ないし5のいずれか1つに記載の圧縮機用中空
    ピストンの製造方法。
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