JP2001065451A - 斜板式圧縮機用ピストンの中空頭部形成方法 - Google Patents

斜板式圧縮機用ピストンの中空頭部形成方法

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JP2001065451A
JP2001065451A JP23854799A JP23854799A JP2001065451A JP 2001065451 A JP2001065451 A JP 2001065451A JP 23854799 A JP23854799 A JP 23854799A JP 23854799 A JP23854799 A JP 23854799A JP 2001065451 A JP2001065451 A JP 2001065451A
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piston
welding
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English (en)
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Takayuki Kato
崇行 加藤
Seiji Katayama
誠二 片山
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B27/00Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
    • F04B27/08Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
    • F04B27/0873Component parts, e.g. sealings; Manufacturing or assembly thereof
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Abstract

(57)【要約】 【課題】中空円筒状部材と閉塞部材との溶接面の方向の
設定の自由度を高める。 【解決手段】片頭ピストンの中空頭部を構成することに
なる部分を形成するに当たって、片頭ピストン製造用素
材の閉塞部材154を本体部材152の頭部本体部15
8に嵌合させ、頭部本体部158の大径穴部162の内
周面と閉塞部材本体部174の外周面とを溶接面として
電子ビームにより溶接する。溶接面を本体部材152の
中心線に平行とし、電子ビームをその溶接面と交差する
直線に沿って照射する。したがって、電子ビーム照射装
置を、保持部180において片頭ピストン製造用素材を
保持する治具186と干渉しない位置に設置することが
容易となる。また、電子ビームの照射点が半径方向にず
れた場合の溶接強度のばらつきを抑制できる。溶接面の
方向および電子ビームの照射方向は、種々の方向に設定
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は斜板式圧縮機用ピス
トンの中空頭部を形成する方法に関するものであり、特
に、少なくとも一端に開口を有する中空円筒状部材とそ
の中空円筒状部材の開口を閉塞する閉塞部材とを溶接す
ることにより、ピストンの中空頭部を形成する方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】斜板式圧縮機は、斜板が回転軸と共に回
転させられることによりピストンが軸方向に往復運動さ
せられる形式の圧縮機である。ピストンは往復運動させ
られるものであるため軽量化が望まれる。斜板の回転軸
に対する傾斜角が固定であるものにおいても軽量化は望
ましいことであるが、傾斜角が可変である可変容量型に
おいては一層軽量化が望まれる。ピストン軽量化の一対
策として、シリンダボアに嵌合される頭部を中空円筒状
にすることが行われており、その一種に、少なくとも一
端に開口を有する中空円筒状部材とその中空円筒状部材
の開口を閉塞する閉塞部材とを溶接することにより中空
円筒状の中空頭部を形成する方法がある。この際の溶接
方法としては、電子ビーム溶接,レーザ溶接等のビーム
溶接が好適である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題,課題解決手段および効
果】中空円筒状部材とそれの開口を閉塞する閉塞部材と
を溶接することにより中空頭部を形成する場合、従来は
溶接すべき2部材の互いに接触または近接する溶接面に
平行な方向から溶接ビームが照射されていた。しかし、
そのために、周辺の状況から溶接面の方向が限定され
て、ピストンの強度,製造コストの低減等の観点から望
ましい方向に溶接面を設定できなくなったり、溶接強度
のばらつきが大きくなったりする問題が生じることがあ
った。
【0004】本発明は、以上の事情を背景として、中空
頭部形成時の溶接面の方向の設定の自由度を向上させ、
あるいは溶接強度のばらつきを抑制することを課題とし
てなされたものであり、本発明によって、下記各態様の
斜板式圧縮機用ピストンの中空頭部形成方法が得られ
る。各態様は請求項と同様に、項に区分し、各項に番号
を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で記
載する。これは、あくまでも本発明の理解を容易にする
ためであり、本明細書に記載の技術的特徴およびそれら
の組合わせが以下の各項に記載のものに限定されると解
釈されるべきではない。また、1つの項に複数の事項が
記載されている場合、それら複数の事項を常に一緒に採
用しなければならないわけではなく、一部の事項のみを
取り出して採用することも可能である。 (1)少なくとも一端に開口を有する中空円筒状部材
と、その中空円筒状部材の前記開口を閉塞する閉塞部材
とを、それら両部材の互いに接触または近接する溶接面
に溶接ビームを照射してそれら溶接面同士を溶接するこ
とにより、斜板式圧縮機用ピストンの中空頭部を形成す
る方法であって、前記溶接ビームを前記溶接面にそれら
溶接面と交差する方向から照射することを特徴とする斜
板式圧縮機用ピストンの中空頭部形成方法(請求項
1)。中空円筒状部材は、両端が開口したものでも、一
端のみが開口したものでもよいが、溶接箇所を少なくす
るために一端のみ開口したものとすることが望ましい。
その場合、開口側端は、ピストンの頂面側でも反対側で
もよい。例えば、ピストンが、シリンダボアに嵌合され
る頭部と、一対のシューを介して斜板の外周部を両側か
ら挟む状態で斜板と係合させられる首部とを備えたもの
である場合、中空円筒状部材を首部と一体に製造し、首
部とは反対側である頂面側の開口を閉塞部材としてのカ
バーで閉塞してもよく、閉塞部材を首部と一体に製造
し、その閉塞部材により有底中空円筒状部材の開口を閉
塞してもよいのである。溶接すべき2部材の互いに接触
または近接する溶接面を溶接ビームにより溶接する場合
には、従来、溶接ビームが溶接面に平行な方向から照射
されていた。しかし、後に実施形態の項において具体的
に説明するように、周辺の状況から溶接面に平行な方向
から溶接ビームを照射することが困難である場合や、溶
接強度のばらつきが大きくなる場合がある。それに対
し、本発明に従って、溶接ビームを溶接面と交差する方
向から照射することにより、それらの問題を解決するこ
とができる。 (2)前記中空円筒状部材の前記開口に前記閉塞部材が
嵌合され、開口内周面と閉塞部材外周面とが前記溶接面
とされた (1)項に記載の斜板式圧縮機用ピストンの中空
頭部形成方法。 (3)前記中空円筒状部材の内周面の前記開口側の端部
に、他の部分より直径を大きくした拡径穴部が形成され
る一方、前記閉塞部材が前記拡径穴部と嵌合する大径部
と前記他の部分と嵌合する小径部とを有するものとさ
れ、拡径穴部の内周面と大径部の外周面とが前記溶接面
とされた (1)項に記載の斜板式圧縮機用ピストンの中空
頭部形成方法(請求項2)。拡径穴部の内周面はテーパ
面でも、次項に記載するように円筒面でもよい。閉塞部
材の大径部の外周面は拡径穴部の内周面に対応した形状
とされる。テーパ面とする場合は、テーパ面同士の当接
により閉塞部材の中空円筒状部材内への嵌合深さが規定
されるようにしても、テーパ面とは別に形成された肩面
同士の当接、あるいは肩面と端面との当接により規定さ
れるようにしてもよい。 (4)前記拡径穴部の内周面と前記大径部の外周面とが
共に円筒面である (3)項に記載の斜板式圧縮機用ピスト
ンの中空頭部形成方法。 (5)前記拡径穴部と前記他の部分との間と、前記大径
部と小径部との間とにそれぞれ肩面が形成され、前記閉
塞部材が前記円筒状部材に前記肩面同士が当接するまで
嵌合された状態で、拡径穴部の内周面と大径部の外周面
とが溶接される (4)項に記載の斜板式圧縮機用ピストン
の中空頭部形成方法。肩面同士を当接させれば、閉塞部
材の中空円筒状部材内への嵌合深さを精度良く規定する
ことができ、また、溶接時における両部材の相対位置決
めを容易に行うことができる。さらに、閉塞部材がピス
トンの頂部を形成するカバーである場合には、斜板式圧
縮機の作動時にピストン頂面に作用する被圧縮気体の圧
力が肩面同士の当接により受けられるため、中空頭部の
頂部の強度を向上させることができる。 (6)前記溶接ビームが前記中空円筒状部材の中心線と
交差する直線に沿って照射される (4)項または (5)項に
記載の斜板式圧縮機用ピストンの中空頭部形成方法。溶
接ビームは、中空円筒状部材の中心線と立体交差する直
線に沿って照射することも可能であるが、中空円筒状部
材の中心線と交差する直線に沿って照射すれば、同じ溶
接強度を得るための溶込み深さが浅くてよい利点があ
る。 (7)前記閉塞部材が大径部と小径部とそれら両部の間
の肩面とを備え、小径部が前記円筒状部材の開口内に嵌
合し、大径部が肩面において円筒部材の開口側端面に当
接し、それら肩面と開口側端面とが前記溶接面とされた
(1)項に記載の斜板式圧縮機用ピストンの中空頭部形成
方法(請求項3)。閉塞部材がピストンの頂面を形成す
る場合に、被圧縮気体の圧力が肩面と開口側端面との当
接により受けられるため、中空ピストン頭部の頂部の強
度を向上させることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1において、10はシリ
ンダブロックであり、シリンダブロック10の中心軸線
回りの一円周上には、軸方向に延びる複数のシリンダボ
ア12が形成されている。シリンダボア12の各々に
は、片頭ピストン14(以下、ピストン14と略称す
る)が往復運動可能に配設されている。シリンダブロッ
ク10の軸方向の一端面(図1の左側の端面であり、前
端面と称する)には、フロントハウジング16が取り付
けられ、他方の端面(図1の右側の端面であり、後端面
と称する)には、リヤハウジング18がバルブプレート
20を介して取り付けられている。フロントハウジング
16,リヤハウジング18,シリンダブロック10等に
より斜板式圧縮機の本体が構成される。リヤハウジング
18とバルブプレート20との間には、吸気室22,吐
出室24が形成され、それぞれ、吸入ポート26,供給
ポート28を経て、図示しない冷凍回路に接続される。
バルブプレート20には、吸入孔32,吸入バルブ3
4,吐出孔36,吐出バルブ38等が設けられている。
【0006】シリンダブロック10の中心軸線上には、
回転軸50が回転可能に設けられている。回転軸50
は、両端部においてそれぞれベアリングを介してフロン
トハウジング16,シリンダブロック10に支持されて
いる。シリンダブロック10の中心部には、中心支持穴
56が形成されており、その中心支持穴56において支
持されているのである。回転軸50のフロントハウジン
グ16側の端部は、フロントハウジング16の中心部を
貫通して外部に突出しており、この突出端において図示
しない駆動源に接続される。回転軸50には、斜板60
が軸方向に相対移動可能かつ傾動可能に取り付けられて
いる。斜板60には、中心線を通る中心穴61が形成さ
れ、この中心穴61を回転軸50が貫通して設けられて
いる。中心穴61は、両端開口側ほど径が漸増させられ
ている。回転軸50には、また、回転板62が固定さ
れ、スラストベアリング66を介してフロントハウジン
グ16に係合させられている。斜板60は、ヒンジ機構
64により回転軸50と一体的に回転させられるととも
に、軸方向の移動を伴う傾動を許される。ヒンジ機構6
4は、回転板62に固定的に設けられた支持アーム67
と、斜板60に固定的に設けられ、支持アーム67のガ
イド穴68にスライド可能に嵌入されたガイドピン69
と、斜板60の中心穴61と、回転軸50の外周面とを
含むものである。
【0007】前記ピストン14は、斜板60と係合させ
られる首部70と、首部70と一体的に設けられ、シリ
ンダボア12に嵌合される頭部72とを備えている。首
部70に形成された溝74に一対の球冠状のシュー76
を介して斜板60が係合させられている。シュー76
は、球面部において首部70に摺動可能に保持され、平
面部において斜板60の両側面に当接し、斜板の外周部
を両側から摺動可能に挟持している。ピストン14の形
状についての詳細な説明は後に行う。
【0008】斜板60の回転運動は、シュー76を介し
てピストン14の往復直線運動に変換される。ピストン
14が上死点から下死点へ移動する吸入行程において、
吸気室22内の冷媒ガスが吸入孔32,吸入バルブ34
を経てシリンダボア12内に吸入される。ピストン14
が下死点から上死点へ移動する圧縮行程において、シリ
ンダボア12内の冷媒ガスが圧縮され、吐出孔36,吐
出バルブ38を経て吐出室24に吐出される。冷媒ガス
の圧縮に伴ってピストン14には、軸方向の圧縮反力が
作用する。圧縮反力は、ピストン14,斜板60,回転
板62およびスラストベアリング66を介してフロント
ハウジング16に受けられる。
【0009】シリンダブロック10を貫通して給気通路
80が設けられている。この給気通路80により、吐出
室24と、フロントハウジング16とシリンダブロック
10との間に形成された斜板室86とが接続されてい
る。給気通路80の途中には、電磁制御弁90が設けら
れ、斜板室86の圧力が制御される。電磁制御弁90
は、ソレノイド92と、ソレノイド92の励磁状態に基
づいて開閉させられる開閉弁94とを含むものであり、
ソレノイド92が励磁されると開閉弁94が閉状態とさ
れ、消磁されると開状態とされる。
【0010】回転軸50の内部には、排出通路100が
設けられている。排出通路100は、一端において前記
中心支持穴56に開口させられるとともに、他端におい
て斜板室86に開口させられている。中心支持穴56は
排出ポート104を経て吸気室22に連通させられてい
る。
【0011】電磁制御弁90の制御により、斜板室86
が吐出室24に連通させられたり、遮断されたりするこ
とによって、斜板室86の圧力が制御される。斜板室8
6の圧力の変化に伴って斜板60の傾斜角が変化させら
れ、圧縮機の吐出容量が制御される。本斜板式圧縮機は
可変容量型なのである。電磁制御弁90においてソレノ
イド92が励磁されると、給気通路80が遮断され、吐
出室24の高圧の冷媒ガスが斜板室86に供給されない
状態となる。斜板室86内の冷媒ガスは、排出通路10
0,排出ポート104を経て吸気室22に放出されるた
め、斜板室86内の圧力が低くなり、斜板60の傾斜角
が大きくなる。ピストン14は、斜板60の回転に伴っ
て往復移動させられるが、斜板60の傾斜角が大きくな
ると、ピストン14の容積変化率が大きくなり、圧縮機
の吐出容量が大きくなる。ソレノイド92の消磁により
給気通路80が連通させられた状態においては、吐出室
24の高圧の冷媒ガスが斜板室86に供給され、斜板室
86内の圧力が高くなる。それに伴って斜板60の傾斜
角度が小さくなり、圧縮機の吐出容量が小さくなる。電
磁制御弁90のソレノイド92の励磁状態は、冷房負荷
等の情報に応じて、図示しないコンピュータを主体とす
る制御装置によって制御される。
【0012】シリンダブロック10およびピストン14
は、金属の一種であるアルミニウム合金製のものとさ
れ、ピストン14の外周面には、フッ素樹脂のコーティ
ングが施されている。フッ素樹脂でコーティングすれ
ば、同種金属との直接接触を回避して焼付きを防止しつ
つシリンダボア12との嵌合隙間を可及的に狭くするこ
とができる。なお、シリンダブロック10およびピスト
ン14は、過共晶アルミニウム珪素合金製のもの等とす
ることが望ましい。ただし、シリンダブロック10やピ
ストン14の材料、コーティング層の材料等は、上述の
材料に限らず、他の材料であってもよい。
【0013】ピストン14をさらに詳細に説明する。ピ
ストン14の首部70の頭部72から遠い側の端部は、
図2に概略的に示すように、前記溝74の形成により概
してU字形をなし、Uの字の一対の側壁にそれぞれ、凹
部110が互いに対向して形成されている。これら凹部
110の内面は凹球面状をなし、前記一対のシュー76
は、斜板60の外周部の表裏両面に接触し、斜板60を
挟持するとともに凹部110に保持されている。首部7
0がシュー76を介して斜板60と係合しているのであ
り、本実施形態においては、首部70が駆動部材と係合
する係合部を構成している。
【0014】また、ピストン14の頭部72は、首部7
0と一体に形成されており、首部70側とは反対側に開
口する有底円筒状の頭部本体部114と、頭部本体部1
14に固定され、頭部本体部114の開口を閉塞する閉
塞部材116とを含む。頭部本体部114の内周面12
0は段付きの円筒面とされ、開口側であり大径である大
径穴部122と、大径穴部122より小径である小径穴
部124とを備えている。大径穴部122と小径穴部1
24との間には肩面126が形成されている。閉塞部材
116は、概して円板状をなす閉塞部材本体部130を
備え、閉塞部材本体部130の一方の端面に断面形状が
円形かつ小径の嵌合突部132が突設されている。本体
部130を大径部、嵌合突部132を小径部と称するこ
とも可能である。閉塞部材本体部130と嵌合突部13
2との間には肩面134が形成されている。また、閉塞
部材116内には、嵌合突部132の突出端面に開口す
る凹部136が形成され、重量が軽減されている。閉塞
部材116は、肩面134が肩面126と当接する深さ
まで頭部本体部114の内周面120に嵌合されてお
り、この状態では閉塞部材本体部130の外周面が頭部
本体部114の大径穴部122の内周面に嵌合させら
れ、嵌合突部132の外周面が小径穴部124に嵌合さ
せられている。そして両部材が溶接により固定されてい
る。ピストン14の圧縮行程において頭部72の頂面に
作用する冷媒ガスの圧縮反力は、溶接部においてのみな
らず、これら肩面126,134同士の当接によっても
受けられる。
【0015】上記のように構成されたピストン14は、
一個の素材から2個製造される。そのため、図3に示す
ように、ピストン14を製造するための片頭ピストン製
造用素材150は、本体部材152および2個の閉塞部
材154を備えている。本体部材152は、片頭ピスト
ン2個分の首部が互に隣接して一体形成された二連首部
156と、その二連首部156の両端に連なってそれぞ
れ一体形成され、二連首部156とは反対向きに開口し
た有底円筒状の2個の頭部本体部158とを備えてい
る。
【0016】頭部本体部158の内周面は、段付円筒面
とされており、開口側の大径穴部162と、奥側の小径
穴部164とを備えている。大径穴部162と小径穴部
164との間には肩面166が形成されている。肩面1
66は、製品たるピストン14になった場合に肩面12
6となる。本体部材152は、本実施形態においては、
金属の一種であるアルミニウム合金製であって、ダイカ
ストにより鋳造される。この鋳造工程が本体部材152
の製造工程である。なお、ブリッジ部168は本体部材
152の剛性を高め、あるいは熱による歪みを抑制する
ための補強部として設けられている。
【0017】2個の閉塞部材154は同様に構成されて
おり、一方を代表的に説明する。閉塞部材154は、閉
塞部材本体部174および嵌合突部176を有し、閉塞
部材本体部174と嵌合突部176との間には肩面17
7が形成されている。閉塞部材154にはまた、凹部1
78が設けられている。肩面177は、前記閉塞部材1
16の肩面134であり、凹部178は、閉塞部材11
6の凹部136である。
【0018】閉塞部材154の閉塞部材本体部174の
嵌合突部176が突設された側とは反対側の端面の中心
には、図示の例では円形断面の保持部180が突設さ
れ、保持部180にはセンタ穴182が形成されてい
る。閉塞部材154は、本実施形態においては、金属の
一種であるアルミニウム合金製であって、ダイカストに
より鋳造される。この鋳造が行われる工程が閉塞部材1
54の製造工程である。なお、閉塞部材本体部174と
嵌合突部176との寸法関係は、閉塞部材本体部130
と嵌合突部132との寸法関係と同じであり、説明は省
略する。
【0019】図4に示すように、閉塞部材154が頭部
本体部158の開口側から挿入され、頭部本体部158
の大径穴部162に閉塞部材本体部174が嵌合される
とともに、小径穴部164に嵌合突部176が嵌合され
る。このとき肩面166,177が互いに当接し、閉塞
部材154の嵌合深さを規定する。閉塞部材154が本
体部材152に嵌合された状態では、大径穴部162の
内周面と閉塞部材本体部174の外周面とが互いに近接
または接触し、ビーム溶接の一種である電子ビーム溶接
により接合される。この溶接工程については後に詳しく
説明する。本実施形態においては、本体部材152およ
び閉塞部材154はいずれもダイカストにより製造さ
れ、寸法精度が高いため、切削や研削等の機械加工を施
すことなく嵌合することができ、片頭ピストン製造用素
材150を安価に製造することができる。
【0020】本体部材152に2個の閉塞部材154が
固定された後、頭部72を構成することになる部分、す
なわち本体部材152の頭部本体部158および閉塞部
材154の外周面を始めとする複数の部分の切削加工が
行われる。この際、2個の閉塞部材154にそれぞれ設
けられた保持部180のセンタ穴182にセンタが嵌合
され、心出しがなされるとともに、2個の保持部180
がそれぞれチャックにより把持され、回転駆動装置の回
転が閉塞部材154および本体部材152に伝達され
る。本体部材152と閉塞部材154とは溶接により固
定されているため両者の間に相対回転が生じる恐れはな
く、片頭式ピストン製造用素材150全体が確実に回転
させられて加工が良好に行われる。
【0021】次に、本体部材152の頭部本体部158
および閉塞部材154の外周面を始めとする部分に塗装
が行われ、例えば、ポリテトラフルオロエチレンのコー
ティング層が形成される。そして、閉塞部材154の端
面が削られて保持部180が除去された後、コーティン
グ層が形成された頭部本体部158および閉塞部材15
4の外周面にセンタレス研削が行われ、頭部72が完成
する。続いて、二連首部156に機械加工が施され、ブ
リッジ部168が除去されるとともに、ピストン14と
なった際にシュー76を保持する凹部110が加工さ
れ、首部70が完成する。そして、片頭式ピストン製造
用素材150が2つに切り離され、2個のピストン14
が得られる。
【0022】閉塞部材154と本体部材152との溶接
工程について詳細に説明する。前述のように閉塞部材1
54が本体部材152に嵌合された状態で、電子ビーム
溶接機の電子ビーム照射装置から電子ビームが照射され
て、大径穴部162の内周面と閉塞部材本体部174の
外周面とが溶接面として溶接される。この際、図4に示
すように、保持部180と嵌合する嵌合穴を有する治具
186が閉塞部材154に押しつけられ、閉塞部材15
4が頭部本体部158に押しつけられることによって、
本体部材152および閉塞部材154が一対の治具18
6により両側から挟まれた状態で保持される。この状態
で、回転駆動装置により治具186を介して閉塞部材1
54および本体部材152が共に回転させられつつ、電
子ビームが照射されることにより、共に円筒面である溶
接面同士が溶接される。この際、閉塞部材154の本体
部材152からの浮き上がりが治具186により防止さ
れているため、溶接が良好に行われる。本溶接は、真空
状態で行われるため、加熱による空気の膨張がなく、閉
塞部材154により開口が閉じられた本体部材152内
の空気を逃がす必要がない。そのため、ピストン14を
空気逃がし孔のないものとすることができる。回転駆動
装置および電子ビーム照射装置は、一般に知られたもの
であるため、図示および説明を省略する。本実施形態に
おいては、片頭ピストン製造用素材150が回転させら
れることにより、電子ビームの照射点が周方向に移動さ
せられるのであるが、電子ビーム照射装置または電子ビ
ーム照射点が回転させられるようにしてもよい。
【0023】電子ビーム照射装置から片頭ピストン製造
用素材150に電子ビームが照射される方向は、図5に
矢印で示すように、本体部材152の中心線に対して、
頭部本体部158の大径穴部162側から小径穴部16
4側に向かうにつれて本体部材152の中心線に接近す
る向きに傾斜した直線に沿った方向である。電子ビーム
の照射方向を通常通り、図6に矢印で示すように溶接面
に平行な直線に沿った方向とする場合には、電子ビーム
が正確に溶接面の位置へ照射されれば、材料の溶融部が
頭部本体部158と閉塞部材本体部174とで均等とな
るのであるが、電子ビームの照射点が溶接面から本体部
材152の外周側あるいは内周側にずれると、材料の溶
融部が両部材で不均一となって溶接面積が減少し、溶接
強度が低下する。例えば、図6の上側の矢印で示すよう
に、外周側へ僅かにずれた場合でも、頭部本体部158
側の溶融部が大きく、閉塞部材本体部174側の溶融部
が小さくなって、溶接面積(両部材が実際に溶接される
面積)が減少してしまうのである。すなわち、複数の製
品の間で溶接強度がばらつくという問題が生じるのであ
るが、本実施形態においては、図5に示すように、電子
ビームの照射位置が図6に示す例と同方向に同程度ずれ
ても、溶接面積が大きく変化することがなく、溶接強度
のばらつきを抑制することができる。
【0024】また、図6の例では、電子ビーム照射方向
が溶接面と平行であるため、閉塞部材154の保持部1
80が形成された端面側から本体部材152の中心線と
平行な方向に電子ビームを照射する必要がある。そのた
め、電子ビーム照射装置が治具186に接近し、両者の
干渉を回避しつつ装置を構成することが困難である。そ
れに対し、図5に示す実施形態においては、電子ビーム
を治具186の回転軸線に対して傾斜した方向から照射
させればよいため、治具186と電子ビーム照射装置と
の干渉を回避することが容易となる。
【0025】本実施形態においては、頭部本体部158
が中空円筒状部材に当たり、頭部72が中空頭部に当た
る。また、頭部本体部158の大径穴部162が拡径穴
部に当たり、閉塞部材154の閉塞部材本体部174が
大径部に、嵌合突部176が小径部にそれぞれ相当す
る。
【0026】電子ビームの照射方向は、溶接面に対して
交差する方向であればよく、種々の方向とすることがで
きる。例えば、図7に示すように、頭部本体部158の
小径穴部164側から大径穴部162側に向かうにつれ
て本体部材152の中心線に接近する向きに傾斜した直
線に沿った方向としてもよい。このようにしても、電子
ビーム照射装置と治具186との干渉を回避することが
できるのである。また、図8に示すように、電子ビーム
の照射方向を、本体部材152の中心線に対して直角な
方向とすることも可能である。このようにすれば、電子
ビーム照射装置と治具186との干渉を回避することが
特に容易となる。また、本実施形態においては、同じ溶
接強度を得るために必要な溶込み深さが他の方向からビ
ームを照射する場合と比較して浅くて済む。
【0027】溶接面の方向についても、上記各実施形態
におけるように、本体部材152の中心線に平行な面と
する以外に、種々の方向に設定できる。その一例を、図
9および図10にそれぞれ示す。なお、図9および図1
0においては、図1〜図8に示す実施形態と異なる部分
のみ図示し、また、図1〜図8に示す実施形態と同じ部
分については同一符号を付して説明を省略する。
【0028】図9に示す実施形態においては、本体部材
152の頭部本体部200は嵌合穴202を有する有底
円筒状とされている。閉塞部材174は、頭部本体部2
00の開口側から閉塞部材174の肩面177が頭部本
体部200の開口側端面204に当接するまで挿入さ
れ、嵌合突部176が嵌合穴202と嵌合される。頭部
本体部200は単純な中空円筒を成し薄肉化が容易であ
る。本実施形態においては、互いに接触する頭部本体部
200の開口側端面204と閉塞部材154の肩面17
7、ならびに嵌合穴202の内周面の一部と嵌合突部1
76の外周面の一部がそれぞれ溶接面とされている。電
子ビーム照射装置による電子ビームの照射方向は、図示
のように、頭部本体部200側から閉塞部材154側に
向かうにつれて本体部材152の中心線に接近する向き
に傾斜した方向でもよいし、あるいは、図5に示す実施
形態における電子ビームの照射方向と同様に、閉塞部材
154側から頭部本体部200側に向かうにつれて本体
部材152の中心線に接近する向きに傾斜した方向でも
よい。本実施形態によれば、溶接面を本体部材152の
中心線に平行な方向と直角な方向とに形成することがで
きる(ただし、溶接面は頭部本体部200の開口側端面
204と閉塞部材154の肩面177とのみにすること
も可能である)。本実施形態によれば、電子ビーム照射
装置と治具186との干渉を回避することが特に容易と
なる。また、閉塞部材154が本体部材152の中心線
に平行な方向と直角な方向とにおいて接合され、本体部
材152に強固に固定される。本実施形態においては、
閉塞部材154の閉塞部材本体部174が大径部に、嵌
合突部176が小径部にそれぞれ相当する。
【0029】図10に示す実施形態においては、本体部
材152の頭部本体部300の嵌合穴302の開口側内
周面が開口端に近づくにつれて本体部材152の中心線
から遠ざかる向きに傾斜させられたテーパ面304とさ
れるとともに、閉塞部材310の閉塞部材本体部174
の外周面がこのテーパ面304に対応した傾斜のテーパ
面312とされている。溶接は、これらテーパ面30
4,312を溶接面として行われる。本実施形態におい
ては、電子ビームの照射方向が本体部材152の中心線
に直角な方向であるが、溶接面と交差する。電子ビーム
の照射方向を、通常通り、溶接面に平行とする場合に
は、テーパ面304,312同士の嵌合によって形成さ
れる角部が溶融してだれてしまい、ピストン14の圧縮
行程の終端における圧縮室の最小容積が大きくなって、
圧縮機の効率が低下するという問題が生じるのである
が、本実施形態においては電子ビームの照射方向が溶接
面に交差する方向であるため、この問題を回避すること
ができる。また、本実施形態においても、電子ビーム照
射装置と治具186との干渉を回避することがきわめて
容易である。電子ビームの照射方向は、溶接面に交差す
る方向であれば種々の方向に設定可能であるため、本実
施形態のように溶接面を本体部材152の中心線に対し
て傾斜した方向に設定しても溶接を容易に行うことがで
きる。本実施形態においては、テーパ面304が拡径穴
部の内周面に相当する。
【0030】ピストンの分割形態は、上記各実施形態の
ものに限定されるわけではなく、例えば、二連首部と閉
塞部材とをダイカストにより一体に形成し、中空円筒状
部材を別にダイカストにより形成し、この中空円筒状部
材の二連首部側の開口を閉塞部材で閉塞して両部材を溶
接して一体化してもよい。また、中空円筒状部材と閉塞
部材とは鍛造により製造されたものとしてもよい。さら
に、ピストンは、上記各実施形態のように可変容量型斜
板式圧縮機用のピストンとしてもよく、固定容量型斜板
式圧縮機用のピストンや両頭ピストンとしてもよい。
【0031】以上、本発明のいくつかの実施形態を説明
したが、これらは例示に過ぎず、本発明は、前記〔発明
が解決しようとする課題,課題解決手段および効果〕の
項に記載された態様を始めとして、当業者の知識に基づ
いて種々の変更、改良を施した態様で実施することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である中空頭部形成方法に
より得られたピストンを備えた斜板式圧縮機を示す正面
断面図である。
【図2】上記ピストンの正面断面図である。
【図3】上記ピストンを製造するためのピストン製造用
素材の閉塞部材が本体部材に固定される前の状態を示す
正面図(一部断面)である。
【図4】上記中空頭部形成方法を説明するための図であ
る。
【図5】上記中空頭部形成方法を説明するための別の図
である。
【図6】通常通りの溶接によるピストンの中空頭部形成
方法を説明するための図である。
【図7】本発明の別の実施形態である中空頭部形成方法
を説明するための図である。
【図8】本発明のさらに別の実施形態である中空頭部形
成方法を説明するための図である。
【図9】本発明のさらに別の実施形態である中空頭部形
成方法を説明するための図である。
【図10】本発明のさらに別の実施形態である中空頭部
形成方法を説明するための図である。
【符号の説明】
14:片頭ピストン 72:頭部 114:頭部本
体部 116:閉塞部材 122:大径穴部 1
24:小径穴部 130:閉塞部材本体部 132:嵌合突部 152:本体部材 154:閉
塞部材 158:頭部本体部 162:大径穴部
164:小径穴部 166:肩面 174:閉塞
部材本体部 176:嵌合突部 177:肩面
200:頭部本体部 202:嵌合穴 204:開
口側端面 300:頭部本体部 302:嵌合穴
304:テーパ面 310:閉塞部材 312:
テーパ面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一端に開口を有する中空円筒
    状部材と、その中空円筒状部材の前記開口を閉塞する閉
    塞部材とを、それら両部材の互いに接触または近接する
    溶接面に溶接ビームを照射してそれら溶接面同士を溶接
    することにより、斜板式圧縮機用ピストンの中空頭部を
    形成する方法であって、 前記溶接ビームを前記溶接面にそれら溶接面と交差する
    方向から照射することを特徴とする斜板式圧縮機用ピス
    トンの中空頭部形成方法。
  2. 【請求項2】 前記中空円筒状部材の内周面の前記開口
    側の端部に、他の部分より直径を大きくした拡径穴部が
    形成される一方、前記閉塞部材が前記拡径穴部と嵌合す
    る大径部と前記他の部分と嵌合する小径部とを有するも
    のとされ、拡径穴部の内周面と大径部の外周面とが前記
    溶接面とされた請求項1に記載の斜板式圧縮機用ピスト
    ンの中空頭部形成方法。
  3. 【請求項3】 前記閉塞部材が大径部と小径部とそれら
    両部の間の肩面とを備え、小径部が前記円筒部材の開口
    内に嵌合し、大径部が肩面において円筒部材の開口側端
    面に当接し、それら肩面と開口側端面とが前記溶接面と
    された請求項1に記載の斜板式圧縮機用ピストンの中空
    頭部形成方法。
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