JP5981877B2 - 液圧回転機が備えるピストン及び液圧回転機 - Google Patents

液圧回転機が備えるピストン及び液圧回転機 Download PDF

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Description

本発明は、アキシャルピストンモータ又はアキシャルピストンポンプとして使用される液圧回転機が備えるピストン及び液圧回転機に関する。
上記アキシャルピストンモータ又はポンプの一例として図17に示す液圧回転機がある。この液圧回転機1は、シリンダブロック9の複数のピストン室9aにピストン10が装着され、これら複数のピストン10は、シリンダブロック9と共に回転する構成となっている。このとき、ピストン10は、斜板12に沿って回転すると共に往復移動し、ピストン10とピストン室9aとで囲まれた空間の体積が変化する。このように構成された液圧回転機1は、モータ又はポンプとして動作する。そして、このようなモータ又はポンプの性能として、最高回転速度とエネルギ変換効率は、重要であり、ピストン10は、その性能を決める重要な部品である。
この液圧回転機1を高速回転させるためには、ピストン10の質量を軽くする必要があり、図17に示すように、中空部10bを有するピストン10が使用される。
しかし、このような中空部10bを有するピストン10では、中空部10bに作動液が流入するため、ピストン10が図17の上側に示す上死点に移動しているときでも、ピストン10とピストン室9aで囲まれた空間の体積(デッドボリューム)が大きくなり、作動液を吸込み又は吐出する際に、作動液の圧縮性により生じる圧縮性損失が大きくなる。
そこで、軽量化と低デッドボリュームを実現するために、図18及び図19に示すピストン48が使用される(例えば特許文献1参照)。このピストン48は、図18に示すように、周壁本体部49と蓋部50とを備えるものである。
周壁本体部49は、中空部10bを有する円筒状部材であり、この中空部10bと連通する開口部51が一端に形成されている。
蓋部50は、中心孔52を有する円板状部材であり、周壁本体部49の一端に形成された開口部51の内周面に溶接されて中空部10bを密封し、外面が液圧を受ける受圧面50aとして形成されている。
そして、図18に示すように、ピストン48の中心線を通る位置に、当該ピストン48の両方の各端部の外面を互いに連通するための筒状の液通路部53が設けられている。
この図18に示すピストン48によると、中空部10bを有する構造であるので、ピストン48の軽量化を図ることができる。そして、この中空部10bは、蓋部50によって密封されているので、デッドボリュームを小さくすることができる。
米国特許3,319,575号明細書
しかし、上記従来のピストン48では、図19の部分拡大断面図に示すように、蓋部50の内面50bと周壁本体部49の内周面49aとによって形成される隅部が略直角の隅角部54となる。そのため、この隅角部54に形成されている溶接部55の中空部10b側の端部55aに応力が集中することになり、溶接部55の当該端部55aの疲労強度が低下する。その結果、ピストン48の寿命が短縮される。
なお、この溶接部55の当該端部55aに集中する応力は、例えばピストン48の受圧面50a及び外周面49bに働く力による応力、並びに、溶接部55の残留応力に基づくものである。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、ピストンの軽量化及び強度の向上を図ることができると共に、ピストンが設けられる液圧回転機のエネルギ変換効率及び最高回転速度の向上を図ることができる液圧回転機が備えるピストン及び液圧回転機を提供することを目的としている。
本発明に係る液圧回転機が備えるピストンは、回転軸と共に回転するシリンダブロックに複数のピストンがその周方向に配置され、ポンプ又はモータとして使用される液圧回転機が備えるピストンにおいて、中空部を有し、当該中空部と連通する開口部が一端に形成された円筒状の周壁本体部と、前記開口部の内周面に溶接されて前記中空部を密封し、外面が液圧を受ける受圧面として形成された蓋部と、前記開口部と前記蓋部との間に形成された溶接部の前記中空部側の端部に隣接又は接近する前記周壁本体部の内周面又は前記蓋部の内面に設けられ、前記溶接部の端部に働く応力を低減するための応力低減部とを備えることを特徴とするものである。
この発明に係る液圧回転機が備えるピストンによると、ピストンを構成する円筒状の周壁本体部は、中空部を有し、その中空部が蓋部によって密封され、中空部に作動液が流入しないので、ピストンを軽量にすることができる。
そして、ピストンと、このピストンが装着されるピストン室で囲まれた空間の体積(デッドボリューム)を小さくすることができるので、作動液の圧縮性により生じる圧縮性損失を低減することができる。
また、周壁本体部の開口部と蓋部との間に形成された溶接部には、ピストンの受圧面及び外周面に働く力による応力、並びに、残留応力が作用するが、応力低減部によって強度の比較的小さい溶接部の中空部側の端部に作用する応力を低減することができる。これによって、溶接部の当該端部の疲労強度の向上を図ることができ、ひいては、ピストンの強度を高めることができる。
この発明に係る液圧回転機が備えるピストンにおいて、前記応力低減部は、前記周壁本体部の内周面に設けられ、前記周壁本体部の中心線を通る断面が円弧状又は多角形状を含む任意の形状の環状凹部であるものとするとよい。
この応力低減部は、環状凹部として形成されているので、蓋部の内面と当該応力低減部の内周面とが互いに結合する部分が隅角部とならないように略平坦部として形成することが可能である。よって、応力低減部は、この略平坦部に形成された溶接部の中空部側の端部に応力が集中することを防止できる。また、溶接時に溶接部を拘束する中空部の剛性が環状凹部により小さくなるため、溶接部の残留応力が低減される。これらの結果、溶接部の当該端部の疲労強度の向上を図ることができる。これによって、ピストンの寿命を延ばすことができる。
この発明に係る液圧回転機が備えるピストンにおいて、前記応力低減部は、前記蓋部の前記中空部側の内面の外周部から前記中空部側に、前記外周部よりも内側の前記内面よりも突出する環状の薄肉部であり、この薄肉部を含む前記蓋部の外周面と前記周壁本体部の内周面と間に前記溶接部が形成されているものとするとよい。
この応力低減部によると、周壁本体部の外面に押圧力が掛かると、溶接部は、周壁本体部の内周面と、蓋部に形成された薄肉部の外周面との間に挟まれて圧縮力を受けるが、これら周壁本体部、溶接部の中空部側の端部、及び蓋部に形成された薄肉部が前記押圧力によって半径方向内側に撓むことができる。これによって、溶接部の中空部側の端部に働く圧縮力を低減することができる。溶接時に溶接部を拘束する蓋部の剛性が蓋部に形成された薄肉部により小さくなるため、溶接部の残留応力が低減される。これらの結果、溶接部の当該端部の疲労強度の向上を図ることができる。これによって、ピストンの寿命を延ばすことができる。
この発明に係る液圧回転機が備えるピストンにおいて、前記応力低減部としての前記薄肉部は、前記蓋部の前記中空部側の内面に設けられ、前記蓋部の中心線を通る断面が円弧状又は多角形状を含む任意の形状の環状凹部によって形成されているものとするとよい。
このようにして薄肉部を形成すると、蓋部自体の厚みを適切な寸法にすることができ、蓋部に必要とされる剛性を確保することができる。
この発明に係る液圧回転機が備えるピストンにおいて、前記周壁本体部の内周面に突出して設けられ、前記周壁本体部の中心線方向において前記溶接部の前記中空部側の端部と対向する環状の段部を備え、前記段部と前記溶接部の前記中空部側の端部との間隔は、前記蓋部を前記開口部に溶接するときに、前記溶接部の前記中空部側の端部が延長溶接部を介して前記段部に繋がらない寸法に設定されているものとするとよい。
このようにすると、蓋部を開口部に溶接するときに、溶接部の中空部側の端部が延長溶接部を介して段部に繋がらないようにすることができる。
つまり、溶接部が、蓋部の外周面と周壁本体部の内周面とが互いに嵌合する部分を超えて周壁本体部の中空部側に露出する状態で延びる延長溶接部が形成され、この延長溶接部が段部と繋がってしまうと、この延長溶接部が円筒壁部となり、この円筒壁部の内周面と蓋部の内面とによって形成される隅部が隅角部となる。これによって、この隅角部に形成されている溶接部の中空部側の端部に応力が集中することになり、溶接部の当該端部の疲労強度が低下する。
ただし、溶接部の当該端部が段部に繋がらず、例えば延長溶接部が円筒周壁部とならずに環状の突起として形成される場合は、溶接部の当該端部が形成されている部分は、隅角部とならないので、当該端部に応力が集中しない。
このように、本発明では、溶接部の中空部側の端部が延長溶接部を介して段部に繋がらないようにすることができるので、溶接部の当該端部の疲労強度が低下することを防止できる。
この発明に係る液圧回転機が備えるピストンにおいて、前記ピストンの中心線を通る位置に、当該ピストンの両方の各端部の外面を互いに連通するための筒状の液通路部が設けられているものとするとよい。
このようにすると、ピストンの一端部に溶接されている蓋部の受圧面側の作動液を、この液通路部を介してピストンの他端部の外面に導くことができる。これによって、例えばこの他端部と、当該他端部に揺動自在に嵌合するシューとの間の接触部を作動液で潤滑してその接触部の摩擦抵抗を低減することができる。
この発明に係る液圧回転機が備えるピストンにおいて、前記周壁本体部の内面に作動液が接触するように設けられ、前記ピストンの両方の各端部の外面を互いに連通するための液通路部を備えるものとするとよい。
このようにすると、上記と同様に、ピストンの他端部と、当該他端部に揺動自在に嵌合するシューとの間の摩擦抵抗を作動液によって低減することができる。そして、液通路部を流れる作動液は、周壁本体部の内面に接触するので、この作動油が、ピストンとピストン室との摺動によって発生する摩擦熱を効率的に奪うことができる。これによって、ピストンのピストン室との摺動面(外周面)の冷却性能を向上させることができ、液圧回転機の回転速度の向上を図ることができる。
本発明に係る液圧回転機は、本発明に係る液圧回転機が備えるピストンを備え、ポンプ又はモータとして使用されることを特徴とするものである。
本発明に係る液圧回転機は、本発明に係る液圧回転機が備えるピストンを備えており、このピストンは、上記と同様の作用を奏する。
この発明に係る液圧回転機が備えるピストンによると、中空部を設けたことによって軽量化を図ることができると共に、中空部に作動液が流入しないようにしたことによって、このピストンが設けられている液圧回転機をポンプ又はモータとして使用する場合のエネルギ変換効率及び最高回転速度の向上を図ることができる。更に、ピストンに応力低減部を設けたことによって、ピストンの強度を高めることができ、その寿命を延ばすことができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る液圧回転機が備えるピストンの縦断面図である。 図1のA部を示す部分拡大断面図である。 図1に示すピストンが液圧回転機に取り付けられている状態を示す部分拡大断面図である。 同発明の第2実施形態に係る液圧回転機が備えるピストンの図1のA部に相当する部分の部分拡大断面図である。 同発明の第3実施形態に係る液圧回転機が備えるピストンの図1のA部に相当する部分の部分拡大断面図である。 同発明の第4実施形態に係る液圧回転機が備えるピストンの図1のA部に相当する部分の部分拡大断面図である。 同発明の第5実施形態に係る液圧回転機が備えるピストンの図1のA部に相当する部分の部分拡大断面図である。 同発明の第6実施形態に係る液圧回転機が備えるピストンの図1のA部に相当する部分の部分拡大断面図である。 同発明の第7実施形態に係る液圧回転機が備えるピストンの図1のA部に相当する部分の部分拡大断面図である。 同発明の第8実施形態に係る液圧回転機が備えるピストンの図1のA部に相当する部分の部分拡大断面図である。 同発明の第9実施形態に係る液圧回転機が備えるピストンの図1のA部に相当する部分の部分拡大断面図である。 同発明の第10実施形態に係る液圧回転機が備えるピストンの図1のA部に相当する部分の部分拡大断面図である。 同発明の第11実施形態に係る液圧回転機が備えるピストンの図1のA部に相当する部分の部分拡大断面図である。 同発明の第12実施形態に係る液圧回転機が備えるピストンの縦断面図である。 図14に示すピストンの図1のA部に相当する部分の部分拡大断面図である。 同発明の第13実施形態に係る液圧回転機が備えるピストンの図1のA部に相当する部分の部分拡大断面図である。 従来の液圧回転機を示す縦断面図である。 従来の液圧回転機に使用されるピストンの縦断面図である。 図18に示すピストンの溶接部を示す部分拡大断面図である。
以下、本発明に係る液圧回転機が備えるピストン及び液圧回転機の第1実施形態を、図1〜図3及び図17を参照して説明する。この実施形態のピストン61は、図17に示す液圧回転機1のシリンダブロック9に形成されている複数の各ピストン室9aに装着されて使用される。
図17に示す液圧回転機1は、例えば斜板式液圧回転機であり、この斜板式液圧回転機は、アキシャルピストンモータ(液圧モータ)として使用できるし、アキシャルピストンポンプ(液圧ポンプ)として使用できるものである。ただし、第1実施形態では、斜板式液圧回転機1を、油圧モータとして使用するときを例にして説明する。
ただし、第1実施形態では、本発明の液圧回転機の形式を、斜板式液圧回転機を例に挙げて説明するが、これに代えて、斜軸形液圧回転機(斜軸形アキシャルピストンモータ又はポンプ)に適用することができる。そして、作動液として、例えば作動油を使用することができる。
この図17に示す斜板式液圧回転機1は、略筒状のケーシング本体2を備えている。このケーシング本体2の右側の開口は、バルブカバー3によって閉じられており、このバルブカバー3には、供給路3a及び排出路(図示せず)が形成されている。そして、ケーシング本体2の左側の開口は、斜板支持部4によって閉じられている。
ケーシング本体2内には、回転軸(駆動軸)5が左右方向に略水平に配置され、この回転軸5は、軸受6、7を介して回動自在にバルブカバー3及び斜板支持部4に設けられている。そして、軸受7は、斜板支持部4に内嵌され、この軸受7の外側にはシールカバー8が取り付けられている。
回転軸5には、シリンダブロック9がスプライン結合され、このシリンダブロック9は、回転軸5と共に一体的に回転するようになっている。
シリンダブロック9には、回転軸5の回動軸線Mを中心として周方向に等間隔を隔てて複数のピストン室9aが凹設されている。各ピストン室9aは、回動軸線Mに平行しており、それぞれの内側にピストン61が収納されている。
そして、ピストン室9aから突出する各ピストン61の先端部10aは、球状に形成され、それぞれがシュー13に形成された嵌合凹部13aに回動自在に装着されている。
また、シュー13の嵌合凹部13aと反対側の当接面13bには、シュープレート41を介して斜板12が配置され、シュー13に対してシリンダブロック9側から押え板14を嵌め込むことで、シュー13を斜板12側に押し付けている。
シュープレート41は、シュー13の当接面13bと当接する滑面26aを有し、シリンダブロック9が回転すると、シュー13は滑面26aに沿って案内されて回転し、ピストン61が回動軸線M方向に往復運動する。
斜板12のシュープレート41と反対側の面には、円弧状の凸面32が設けられており、その凸面32は、斜板支持部4に形成された円弧状の凹面22に摺動自在に支持されている。
更に、図17に示すように、バルブカバー3の内面側には、シリンダブロック9と摺動接触するバルブプレート25が取り付けられている。バルブプレート25には、供給ポート25aと排出ポート25bが形成され、シリンダブロック9の回転角度位置に応じて、シリンダブロック9のピストン室9aに連通する油通路9bが、供給ポート25a或いは排出ポート25bに連通される。バルブカバー3には、バルブプレート25の供給ポート25aに連通して外側面に開口する供給路3aが形成されていると共に、排出ポート25bに連通して外側面に開口する排出路(図示せず)が形成されている。
また、図17に示すように、ケーシング本体2の上部には、傾転調節用駆動部47が設けられている。この傾転調節用駆動部47によると、傾転調節用大径ピストン44及び小径ピストン45を左右の所望の方向に、所望の距離だけスライドさせることができる。このようにして、斜板12の回動軸線Mに対する傾転角度θを変更することができる。このとき、斜板12の凸面32が斜板支持部4の凹面22に案内されて、斜板12が所定の軸心を中心にして、図17に示す仰角方向Gに回動する。これによって、ピストン61のストローク量を変更することができ、回転軸5の回転速度を調整することができる。
次に、図1〜図3を参照して、第1実施形態のピストン61を説明する。この図1に示すピストン61は、周壁本体部62と、蓋部63とを備えている。
周壁本体部62は、中空部62bを有し、当該中空部62bと連通する開口部64が一端に形成された円筒状部材である。そして、ピストン61の他端部(先端部)62aは、球状に形成され、シュー13に形成された嵌合凹部13aに回動自在に装着される。
蓋部63は、周壁本体部62の開口部64の内周面に溶接されて中空部62bを密封するものであり、その外面が液圧を受ける受圧面63aとして形成されている。この溶接方法として、例えば電子ビーム溶接(EBW)、レーザ溶接を使用する。
そして、図2に示すように、周壁本体部62の内周面には、蓋部63側の位置からこの蓋部63から離れる方向に順に応力低減部65、大径凹部66及び小径部67が形成されている。
この応力低減部65は、溶接部68の中空部62b側の端部68aに働く応力を低減するためのものであり、周壁本体部62の開口部64の内周面と、蓋部63の外周面との間に形成された溶接部68の中空部62b側の端部68aに隣接又は接近する位置に設けられている。なお、溶接前の周壁本体部62の開口部64の内径及び蓋部63の外径、つまり、環状の溶接部68の中心の半径は、それぞれR1(図2参照)である。
また、応力低減部65は、図2に示すように、周壁本体部62の中心線Oを通る断面が円弧状(例えば半円状)であり、その幅がL2、半径がR2の環状凹部として形成されている。
大径凹部66は、図2に示すように、幅がL3、半径がR3に形成された円筒状の凹部であり、応力低減部65よりも周壁本体部62の奥側位置に当該応力低減部65と隣接して形成されている。そして、小径部67は、大径凹部66よりも内径が小さく半径がR4であり、大径凹部66よりも周壁本体部62の奥側位置に当該大径凹部66と隣接して形成されている。
因みに、この実施形態では、R2>R3>R1>R4の関係にある。
また、図2に示すように、この小径部67の大径凹部66側の端面が円環状の段部69として形成されている。つまり、円環状の段部69は、周壁本体部62の内周面に突出して設けられている小径部67の蓋部63側の端部に形成され、周壁本体部62の中心線O方向において、溶接部68の中空部62b側の端部68aと、間隔L4を隔てて対向するように設けられている。
そして、この間隔L4は、後述するように、蓋部63を開口部64に溶接するときに、溶接部68の中空部62b側の端部68aが延長溶接部(図示せず)を介して段部69に繋がらない寸法に設定されている。
更に、図1に示すように、ピストン61の中心線Oを通る位置に、当該ピストン61の両方の各端部の外面、即ち、蓋部63の受圧面63aと、ピストン61の先端部(他端部)62aの外面とを互いに連通するための筒状の液通路部70が設けられている。
この液通路部70は、細長い円筒状部であり、内部に液通路が形成されている。図1に示す液通路部70の右端部は、蓋部63の中心に形成された中心孔63bに溶接され、蓋部63の受圧面63aから外側に開口している。図1及び図2に示す71は、溶接部である。そして、液通路部70の左端部は、ピストン61の先端部62aの中空部62b側の内面に結合し、当該先端部62aに形成されている連通孔62cを介して先端部62aの外面から外側に開口している。
この液通路部70によると、ピストン61の一端部に溶接されている蓋部63の受圧面63a側の作動液を、この液通路部70を介してピストン61の先端部62aの外面に導くことができる。これによって、例えばこの先端部62aと、当該先端部62aに揺動自在に嵌合するシュー13との間の接触部(嵌合凹部13a)を作動液で潤滑してその接触部の摩擦抵抗を低減することができる。
次に、上記のように構成された液圧回転機が備えるピストン61及び液圧回転機72の作用を説明する。図1及び図2に示すピストン61によると、ピストン61を構成する円筒状の周壁本体部62は、中空部62bを有し、その中空部62bが蓋部63によって密封され、中空部62bに作動液が流入しないので、ピストン61を軽量にすることができる。
そして、ピストン61とピストン室9aで囲まれた空間の体積(デッドボリューム)を小さくすることができるので、作動液の圧縮性により生じる圧縮性損失を低減することができる。
また、周壁本体部62の開口部64と蓋部63との間に形成された溶接部68には、その残留応力、並びに、ピストン61の受圧面63a及び外周面62dに働く力Fx、KFy(反力)が掛かるが(図3参照)、これらの応力や力Fx、KFyが強度の比較的小さい溶接部68の中空部62b側の端部68aに集中しないように応力低減部65によって低減することができる。これによって、溶接部68の当該端部68aの疲労強度の向上を図ることができ、ひいては、ピストン61の強度を高めることができる。
従って、図1に示すピストン61によると、当該ピストン61が設けられている液圧回転機72をポンプ又はモータとして使用する場合のエネルギ変換効率及び最高回転速度の向上を図ることができる。更に、ピストン61に応力低減部65を設けたことによって、当該ピストン61の強度を高めることができ、その寿命を延ばすことができる。
次に、図3を参照して、ピストン61に働く力Fx、KFyについて説明をする。図3は、図1に示すピストン61を図17に示す液圧回転機1の複数の各ピストン室9aに装着した状態を示す部分拡大断面図である。
図3に示すように、ピストン61の受圧面63aには、ピストン室9a内の圧液の圧力に基づく水平方向の押圧力Fxが掛かっており、そして、この押圧力Fxは、ピストン61の先端部62aの外面がシュー13の嵌合凹部13aを同方向に押圧する。また、押圧力Fxの反力が−Fxである。そして、斜板12の回動軸線Mに対する傾転角度がθであるので、ピストン61の先端部62aには、斜板12の板面に対して垂直方向の抗力FRが働き、この抗力FRのy方向(図3において、回転軸線Mに直交する方向)成分がFyである。そして、このy方向成分Fyによって、ピストン61が図3に示すピストン室9aの角部Sを支点にして反時計方向に回転するモーメントが生じ、このモーメントによって、ピストン61の蓋部63側の端部の上面がピストン室9aの内面をKFyの力で押圧する。従って、押圧力KFyの反力がピストン61の蓋部63側の端部の上面に掛かる。
このように、周壁本体部62の開口部64と蓋部63との間に形成された溶接部68には、その残留応力、並びに、ピストン61の受圧面63a及び外周面62dに働く力Fx、KFyが掛かるが、こられの応力や力Fx、KFyが強度の比較的小さい溶接部68の中空部62b側の端部68aに集中しないように応力低減部65によって低減することができる。
また、図2に示すように、応力低減部65は、周壁本体部62の中心線Oを通る断面が円弧状(例えば半円状)の環状凹部であるので、この応力低減部65によると、蓋部63の内面63cと当該応力低減部65の内周面65aとが互いに結合する部分Kが隅角部とならないように略平坦部として形成することができる。よって、応力低減部65は、この略平坦部に形成された溶接部68の中空部62b側の端部68aに応力が集中することを防止でき、その結果、溶接部68の当該端部68aの疲労強度の向上を図ることができる。これによって、ピストン61の寿命を延ばすことができる。
更に、図2に示す段部69と溶接部68の中空部62b側の端部68aとの間隔L4は、蓋部63を開口部64に溶接するときに、溶接部68の中空部62b側の端部68aが延長溶接部(図示せず)を介して段部69に繋がらない寸法に設定されている。
このようにすると、蓋部63を開口部64に溶接するときに、溶接部68の中空部62b側の端部68aが延長溶接部を介して段部69に繋がらないようにすることができる。
つまり、溶接部68が、蓋部63の外周面と周壁本体部62の内周面とが互いに嵌合する部分を超えて周壁本体部62の中空部62b側に露出する状態で延びる延長溶接部(図示せず)が形成され、この延長溶接部が段部69と繋がってしまうと、この延長溶接部が円筒壁部となり、この円筒壁部の内周面と蓋部63の内面63cとによって形成される隅部が隅角部となる。これによって、この隅角部に形成されている溶接部68の端部68aに応力が集中することになり、溶接部68の当該端部68aの疲労強度が低下する。
これに対してこの実施形態では、溶接部68の中空部62b側の端部68aが延長溶接部を介して段部69に繋がらず、例えば延長溶接部が円筒壁部とならずに環状の突起として形成される場合は、溶接部68の当該端部68aが形成されている部分は、隅角部とならないので、当該端部68aに応力が集中しないようにすることができる。
よって、溶接部68の当該端部68aが延長溶接部を介して段部69に繋がらないようにすることができるので、溶接部68の当該端部68aの疲労強度が低下することを防止できる。
また、周壁本体部62の内周面に段部69が形成される理由は、周壁本体部62の内周面において、応力低減部65よりも中空部62bの奥側位置に、溶接部68の端部68aよりも内径が大きい大径凹部66を形成し、この大径凹部66よりも奥側に小径部67を形成するからである。この大径凹部66と小径部67との間に段部69が形成される。そして、大径凹部66を形成することによって、延長溶接部が周壁本体部62の応力低減部65よりも奥側の内周面に繋がらないようにすることができる。
更に、このように、周壁本体部62の内周面において、応力低減部65よりも中空部62bの奥側位置に、溶接部68の端部68aよりも内径が大きい大径凹部66を形成することによって、周壁本体部62の開口部64の内径R1を、周壁本体部62の小径部67の内径R4よりも大きい寸法に設計することができる。これによって、周壁本体部62を鍛造によって製作することが可能であり、小径部67全体を中ぐり加工(切削加工)で形成せずに済むので、製造コストを低減することができる。ただし、図2に示す周壁本体部62の開口部64の内周面及び大径凹部66の内周面は、溶接のための表面加工のために中ぐり加工される。
次に、本発明に係る液圧回転機が備えるピストンの第2〜第4実施形態を、図4〜図6を参照して説明する。図4〜図6に示す第2〜第4実施形態のピストン74、75、76と、図1及び図2に示す第1実施形態のピストン61とが相違するところは、応力低減部の断面形状が相違するところである。
これ以外は、図1に示す第1実施形態のピストン61と同等の構成であり、同様に作用するので、同等部分を同一の図面符号で示し、同等部分の説明を省略する。
図4に示す第2実施形態の応力低減部77の断面形状は、図2に示す第1実施形態の応力低減部65の半円状の断面形状において、段部69に向かう側の略1/3の部分を直線の斜面部77aとして形成したものである。この応力低減部77の幅は、L1(>L2)である。
このように、応力低減部77の段部69側の略1/3の部分を直線の斜面部77aとして形成すると、溶接部68の中空部62b側の端部68aから段部69に向かって延びて形成されることがある延長溶接部(図示せず)が、大径凹部66の内周面に繋がる可能性を更に低くすることができる。
図5に示す第3実施形態の応力低減部78の断面形状は、その底部が周壁本体部62の中心線Oと平行する略矩形であり、その底部の半径は、例えば第1実施形態と同一でありR2である。このように、応力低減部78の断面形状を矩形とすることによって、応力低減部78を例えば中ぐり加工するときに、その作業性の向上を図ることができる。
図6に示す第4実施形態の応力低減部79の断面形状は、略直角三角形であり、その底部は、段部69に向かうに従って内径が小さくなる直線の斜面部として形成されている。
このように、応力低減部79の底部全体を直線の斜面部として形成すると、図4に示すものと同様に、溶接部68の中空部62b側の端部68aから段部69に向かって延びて形成されることがある延長溶接部(図示せず)が、大径凹部66の内周面に繋がる可能性を低くすることができる。
次に、本発明に係る液圧回転機が備えるピストンの第5〜第9実施形態を、図7〜図11を参照して説明する。図7〜図11に示す第5〜第9実施形態のピストン81、82、83、84、85と、図1及び図2に示す第1実施形態のピストン61とが相違するところは、図1に示す第1実施形態では、応力低減部65を周壁本体部62の内周面に設けたのに対して、図7〜図11に示す第5〜第9実施形態では、応力低減部86、87、88、89、90を蓋部63の中空部62b側の内面63cに設けたところである。
この図7〜図11に示す第5〜第9実施形態の応力低減部86、87、88、89、90は、周壁本体部62の開口部64と蓋部63との間に形成された溶接部68の中空部62b側の端部68aに隣接する蓋部63の内面63cに設けられ、溶接部68の端部68aに働く応力を低減することができるものである。
そして、図7〜図11に示すように、第5〜第9実施形態の周壁本体部62の内周面には、大径凹部66及び段部69が形成されていない。その理由は、周壁本体部62の内周面には、環状凹部としての応力低減部65等が形成されていないからである。つまり、溶接部68の中空部62b側の端部68aから中空部62bの奥側に向かって延長溶接部が延びて形成されることがあったとしても、その延長溶接部が閉塞するのを防止する環状凹部(応力低減部65等)自体が存在しないからである。
よって、周壁本体部62は、開口部64の内周面及びこれよりも中空部62bの奥側の内周面(小径部67)の半径がR1の円筒形に形成されている。
これ以外は、図1に示す第1実施形態のピストン61と同等の構成であり、同様に作用するので、同等部分を同一の図面符号で示し、同等部分の説明を省略する。
図7〜図11に示す第5〜第9実施形態の応力低減部86、87、88、89、90は、蓋部63の中空部62b側の内面63cの外周部から中空部62b側に突出する円環状の薄肉部として形成されている。そして、この薄肉部を含む蓋部63の外周面と、周壁本体部62の開口部64の内周面と間に溶接部68が形成されている。
そして、図7〜図11に示すそれぞれの第5〜第9実施形態の応力低減部86、87、88、89、90が互いに相違するところは、応力低減部86等である薄肉部を形成する環状凹部91、92、93、94、95の断面形状が相違するところである。この環状凹部91等は、蓋部63の中空部62b側の内面63cに設けられている。
図7に示す第5実施形態の環状凹部91の断面形状は、半円状であり、その半径は、L5である。そして、応力低減部86としての円環状の薄肉部の先端部の厚みがD5、蓋部63の厚みがW5である。
この図7に示す応力低減部86によると、周壁本体部62の外面に図3に示すように押圧力KFyの反力が掛かると、溶接部68は、周壁本体部62の内周面と、蓋部63に形成された薄肉部の外周面との間に挟まれて圧縮力KFyを受けるが、これら周壁本体部62、溶接部68の中空部62b側の端部68a、及び蓋部63に形成された応力低減部86(薄肉部)が押圧力KFyによって半径方向内側に撓むことができる。これによって、溶接部68の中空部62b側の端部68aに働く圧縮力KFyによる応力を低減することができ、その結果、溶接部68の当該端部68aの疲労強度の向上を図ることができる。これによって、ピストン81の寿命を延ばすことができる。
そして、図7に示すように、環状の応力低減部86(薄肉部)を、蓋部63の中空部62b側の内面63cに設けられた断面が半円状の環状凹部91によって形成すると、蓋部63自体の厚みW5を適切な寸法にすることができ、蓋部63に必要とされる剛性を確保することができる。
図8に示す第6実施形態の環状凹部92の断面形状は、底部が周壁本体部62の中心線Oと直交する略矩形である。このように、環状凹部92の断面形状を矩形とすることによって、環状凹部92を例えば中ぐり加工するときに、その作業性の向上を図ることができる。そして、図8に示すように、環状凹部92の断面は、その底部の深さがL6、幅がH6である。また、円環状の応力低減部87(薄肉部)の先端部の厚みがD6、蓋部63の厚みがW6である。
図9に示す第7実施形態の環状凹部93の断面形状は、略二等辺三角形であり、その底部は、互いに等しい傾斜角度の2つの直線の斜面部によって形成されている。
このように、環状凹部93の断面形状を略二等辺三角形としても、応力低減部88(薄肉部)を形成することができる。そして、図9に示すように、環状凹部93の断面は、その底部の深さがL7、幅がH7である。また、円環状の応力低減部88(薄肉部)の先端部の厚みがD7、蓋部63の厚みがW7である。
図10に示す第8実施形態の環状凹部94の断面形状は、略台形であり、底部に向かうに従って幅Hが狭くなる形状である。
このように、環状凹部94の断面形状を略台形としても、環状の応力低減部89(薄肉部)を形成することができる。そして、図10に示すように、環状凹部94の断面は、その底部の深さがL8、開口部の幅がH8である。また、円環状の応力低減部89(薄肉部)の先端部の厚みがD8、蓋部63の厚みがW8である。
図11に示す第9実施形態の環状凹部95の断面形状は、略直角三角形であり、その底部は、蓋部63の中心に向かうに従ってその深さLが深くなる直線の斜面部として形成されている。
このように、環状凹部95の断面形状を略直角三角形としても、環状の応力低減部90(薄肉部)を形成することができる。そして、図11に示すように、環状凹部95の断面は、その底部の最大深さがL9、凹部の幅がH9である。また、円環状の応力低減部90(薄肉部)の先端部は、中空部62b側に向かって突出する角部として形成されている。そして、蓋部63の厚みがW9である。
図12は、同発明の第10実施形態に係る液圧回転機が備えるピストン96の図1のA部に相当する部分の部分拡大断面図である。この図12に示す第10実施形態は、図2に示す第1実施形態において、図7に示す第5実施形態の環状凹部91を蓋部63の中空部62b側の内面63cに形成して、応力低減部86(薄肉部)を設けたものである。この第10実施形態は、第1及び第5実施形態と同様の作用を奏することができる。
図13は、同発明の第11実施形態に係る液圧回転機が備えるピストン97の図1のA部に相当する部分の部分拡大断面図である。この図13に示す第11実施形態は、図2に示す第1実施形態において、図10に示す第8実施形態の環状凹部94を蓋部63の中空部62b側の内面63cに形成して、応力低減部89(薄肉部)を設けたものである。この第11実施形態は、第1及び第8実施形態と同様の作用を奏することができる。
ただし、上記第10、第11実施形態以外にも、これと同様に、第1〜第4の各実施形態の応力低減部と、第5〜第9実施形態の応力低減部を組み合わせた構成としてもよい。
図14は、同発明の第12実施形態に係る液圧回転機が備えるピストン98の縦断面図であり、図15は、図14に示すピストン98の図1のA部に相当する部分の部分拡大断面図である。図14、図15に示す第12実施形態のピストン98と、図1に示す第1実施形態のピストン61とが相違するところは、液通路部99と70とが相違するところである。
これ以外は、第1実施形態と同等の構成であり同様に作用するので、同等部分を同一の図面符号で示し、それらの説明を省略する。
図14に示す第12実施形態のピストン98が備えている液通路部99は、周壁本体部62の内面に作動液が接触するように設けられ、ピストン98の両方の各端部の外面、即ち、蓋部63の受圧面63aと、ピストン10の先端部(他端部)10aの外面とを互いに連通するように構成されている。
つまり、図14、図15に示すように、液通路部99は、周壁本体部62の中空部62bに筒状の密封された中空部材100を有し、この中空部材100の右端部が蓋部63の内面63cと結合している。そして、周壁本体部62の内周面と、中空部材100の外周面との間に筒状の液通路が形成され、この液通路の右端部が、蓋部63に形成された貫通孔101を介して外部と連通している。そして、液通路の左端部が、連通孔62cを介してピストン98の先端部10aの外部と連通している。
この図14に示すピストン98によると、図1に示すピストン61と同様に、ピストン98の先端部10aと、当該先端部10aに揺動自在に嵌合するシュー13との間の摩擦抵抗を作動液によって低減することができる。そして、液通路部99を流れる作動液は、周壁本体部62の内面に接触するので、この作動液が、ピストン98とピストン室9aとの摺動によって発生する摩擦熱を効率的に奪うことができる。これによって、ピストン98のピストン室9aとの摺動面(外周面)の冷却性能を向上させることができ、液圧回転機72の回転速度の向上を図ることができる。
図16は、同発明の第13実施形態に係る液圧回転機が備えるピストン103の図1のA部に相当する部分の部分拡大断面図である。図16に示す第13実施形態のピストン103と、図2に示す第1実施形態のピストン61とが相違するところは、図2に示す第1実施形態では、段部69が形成されているが、図16に示す第13実施形態では、段部69が形成されていないところと、図2に示す第1実施形態では、周壁本体部62の開口部64の半径R1を小径部67の半径R4よりも大きく形成したが、図16に示す第13実施形態では、周壁本体部62の開口部64の半径R5を小径部67の半径R4よりも小さく形成したところである。
これ以外は、第1実施形態と同等の構成であり同様に作用するので、同等部分を同一の図面符号で示し、それらの説明を省略する。
図16に示す第13実施形態のピストン103は、周壁本体部62の開口部64の半径R5を小径部67の半径R4よりも小さく形成したものであり、この周壁本体部62を鍛造で製作すると、費用と手間が掛かるが、中ぐり加工によれば、それよりも安い費用と手間で製作することが可能である。
ただし、上記実施形態では、本発明の液圧回転機の形式を、図17に示す斜板式アキシャルピストンモータ又はポンプを例に挙げて説明したが、これに代えて、本発明を斜軸形アキシャルピストンモータ又はポンプに適用することができる。
そして、上記各実施形態では、液通路部を備えるピストンに本発明を適用した例に挙げて説明したが、この液通路部を備えていないピストンに本発明を適用することができる。
また、上記各実施形態では、周壁本体部62の内周面に形成した応力低減部65等の断面形状、及び蓋部63の内面63cに形成した環状凹部91等の断面形状を、半円状、斜面部を有する半円状、略矩形、略直角三角形、又は略台形としたが、これ以外の円弧状、略多角形、半楕円状等の任意の形状としてもよい。
以上のように、本発明に係る液圧回転機が備えるピストン及び液圧回転機は、ピストンの軽量化及び強度の向上を図ることができると共に、ピストンが設けられる液圧回転機のエネルギ変換効率及び最高回転速度の向上を図ることができる優れた効果を有し、このような液圧回転機が備えるピストン及び液圧回転機に適用するのに適している。
1 斜板式液圧回転機
2 ケーシング本体
3 バルブカバー
3a 供給路
4 斜板支持部
5 回転軸
6、7 軸受
8 シールカバー
9 シリンダブロック
9a ピストン室
9b 油通路
10 ピストン
10a 先端部
10b 中空部
12 斜板
13 シュー
13a 嵌合凹部
13b 当接面
14 押え板
22 凹面
25 バルブプレート
25a 供給ポート
25b 排出ポート
26a 滑面
32 凸面
41 シュープレート
44 傾転調節用大径ピストン
45 傾転調節用小径ピストン
47 傾転調節用駆動部
61、74、75、76,81、82、83、84,85 ピストン
96、97、98、103 ピストン
62 周壁本体部
62a 先端部
62b 中空部
62c 連通孔
62d 外周面
63 蓋部
63a 受圧面
63b 中心孔
63c 内面
64 開口部
65、77、78、79、86、87、88、89、90 応力低減部
65a 内周面
66 大径凹部
67 小径部
68、71 溶接部
68a 溶接部の端部
69 段部
70、99 液通路部
72 液圧回転機
91、92、93、94、95 環状凹部
100 中空部材
101 蓋部の貫通孔
G 仰角方向
M 回転軸線
K 結合する部分

Claims (8)

  1. 回転軸と共に回転するシリンダブロックに複数のピストンがその周方向に配置され、ポンプ又はモータとして使用される液圧回転機が備えるピストンにおいて、
    中空部を有し、当該中空部と連通する開口部が一端に形成された円筒状の周壁本体部と、
    前記開口部の内周面に溶接部を介して設けられて前記中空部を密封し、外面が液圧を受ける受圧面として形成された蓋部と、
    前記開口部と前記蓋部との間に形成された前記溶接部の前記中空部側の端部に隣接又は接近する前記周壁本体部の内周面又は前記蓋部の内面に設けられ、前記溶接部の端部に働く応力を低減するための応力低減部とを備えることを特徴とする液圧回転機が備えるピストン。
  2. 前記応力低減部は、前記周壁本体部の内周面に設けられ、前記周壁本体部の中心線を通る断面が円弧状又は多角形状を含む任意の形状の環状凹部であることを特徴とする請求項1に記載の液圧回転機が備えるピストン。
  3. 前記応力低減部は、前記蓋部の前記中空部側の内面の外周部から前記中空部側に、前記外周部よりも内側の前記内面よりも突出する環状の薄肉部であり、この薄肉部を含む前記蓋部の外周面と前記周壁本体部の内周面と間に前記溶接部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の液圧回転機が備えるピストン。
  4. 前記応力低減部としての前記薄肉部は、前記蓋部の前記中空部側の内面に設けられ、前記蓋部の中心線を通る断面が円弧状又は多角形状を含む任意の形状の環状凹部によって形成されていることを特徴とする請求項3に記載の液圧回転機が備えるピストン。
  5. 前記周壁本体部の内周面に突出して設けられ、前記周壁本体部の中心線方向において前記溶接部の前記中空部側の端部と対向する環状の段部を備え、
    前記段部と前記溶接部の前記中空部側の端部との間隔は、前記蓋部を前記開口部に溶接するときに、前記溶接部の前記中空部側の端部が延長溶接部を介して前記段部に繋がらない寸法に設定されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の液圧回転機が備えるピストン。
  6. 前記ピストンの中心線を通る位置に、当該ピストンの両方の各端部の外面を互いに連通するための筒状の液通路部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の液圧回転機が備えるピストン。
  7. 前記周壁本体部の内面に作動液が接触するように設けられ、前記ピストンの両方の各端部の外面を互いに連通するための液通路部を備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の液圧回転機が備えるピストン。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載の液圧回転機が備えるピストンを備え、ポンプ又はモータとして使用されることを特徴とする液圧回転機。
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