JP3631344B2 - 斜板式コンプレッサ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、斜板式コンプレッサに用いられるピストンの改良に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
自動車用空気調和装置に使用される斜板式コンプレッサには、駆動軸に対する斜板の傾斜角度が一定とされた固定斜板式コンプレッサや、同傾斜角度が可変とされた容量可変斜板式コンプレッサがある。
【0003】
これら斜板式コンプレッサは、駆動軸と同期回転される円板状の斜板を有し、駆動軸を回転させると、傾斜状態の斜板が、いわゆるみそすり回転運動してシリンダ室内のピストンを往復動させるようにしたものである。
【0004】
例えば、容量可変斜板式コンプレッサには、シューを介してピストンと斜板とを直接連結したものがある(特公昭64−1668号公報参照)。この直結式の容量可変斜板式コンプレッサは、図10に示すように、各ピストン22が、シリンダブロック12に形成されたシリンダ室12a内を往復動するピストン本体部22aと、斜板43と係合する断面略U字形状を有する凹所が形成されたピストン基端部22bとからなり、ピストン基端部22bの両側内面の対向する位置に形成された2つの球面凹部に略半球状のシュー23,23が配置され、両シュー23,23により斜板43外周部の表裏両平坦面が摺動自在に挟持され、駆動軸11の回転による斜板43のみそすり運動がピストン22の往復運動に変換されるようになっている。
【0005】
そして、コンプレッサには、ピストン22の外周面とシリンダ室12aの内周面との摺動部に十分な潤滑油が供給されるようにし、ピストンの円滑な往復動を確保すると共に摺動部の磨耗を抑えて耐久性を高める要請が強い。
【0006】
本発明は、かかる要請を満足するためになされたものであり、簡便な構造でかつ安価に、ピストンの円滑な往復動を確保し得る斜板式コンプレッサを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明は、駆動軸を回転自在に支持すると共にピストンを往復動自在に収容するシリンダ室が形成されたシリンダブロックと、前記駆動軸の回転に伴って回転する斜板と、を備え、前記ピストンの基端部に形成した凹所内に配置したシューを介して前記斜板の外周部を摺動自在に挟持し、駆動軸の回転により前記斜板を回転させてピストンの本体部を前記シリンダ室内で往復動させる斜板式コンプレッサにおいて、前記ピストン本体部に、前記斜板の回転方向に沿って貫通する貫通部を形成し、前記斜板の回転力の影響を受けてシリンダ室内周面に押し付けられる側の前記ピストンの摺動部分の面積を大きくしたことを特徴とする斜板式コンプレッサである。
【0008】
このように構成した本発明によれば、貫通部を設けることで、斜板の回転方向を基準として、当該回転方向に沿う上流側および下流側に向かって開口する開口部が形成されることになる。潤滑油は、斜板に付着し、シューに衝突して剥離し、さらに貫通部を経て、斜板回転方向に沿う上流側および下流側の両方の開口部からシリンダ室の内壁面に向けて供給される。このためシリンダ室の内壁面は十分かつ均一に潤滑油で濡らされることになり、シリンダ室の内壁面の磨耗、ピストンのコーティングの磨耗や剥離が防止され、ピストンの円滑な往復動が長期間に亘って確保される。さらに、斜板の回転力の影響を受けてシリンダ室内周面に強く押し付けられる側の摺動部分の面積を大きく取ることにより、ピストンの円滑な往復動が達成される。
【0009】
また、前記ピストンは鋳造又は鍛造により形成すると共に、前記貫通部を中子を使用せず、かつ、当該貫通部が開口する方向に沿って離反自在な型を用いて形成するのが好ましい。
【0010】
このようにすれば、分割型を利用した鋳造又は鍛造により本体部と基端部とを有するピストンを一体的に製作し得るので、中子を利用した鋳造又は鍛造により一体的に製作するピストンや、別体となったピストン本体部と基端部とを溶接により一体的に結合して製作するピストンに比べて、比較的簡便かつ安価にピストンを製造できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る斜板式コンプレッサを図面に基づいて説明する。
【0013】
《実施の形態1》
図1は、本発明の実施の形態1に係る容量可変斜板式コンプレッサを示す概略断面図、図2は、図1に示されるピストンを示す外観斜視図、図3(A)〜(D)は、それぞれ、同ピストンの正面図、平面図、底面図および左側面図、図4(A)〜(C)は、それぞれ、図3(A)の4A−4A線に沿う断面図、図3(A)の4B−4B線に沿う断面図および図3(D)の4C−4C線に沿う断面図であり、図10に示す部材と共通する部材には同一符号を付している。
【0014】
図1に示す本実施の形態の容量可変斜板式コンプレッサ10は、駆動軸11を回転自在に支持すると共にピストン32を往復動自在に収容するシリンダ室12aが形成されたシリンダブロック12と、駆動軸11の回転に伴って回転する斜板43とを有している。そして、ピストン32の基端部32bに形成された凹所33内に配置したシュー23を介して斜板43の外周部を摺動自在に挟持し、駆動軸11の回転により斜板43を回転させてピストン32をシリンダ室12a内で往復動させるようになっている。
【0015】
さらに詳述すれば、シリンダブロック12は、駆動軸11の周りに円周方向等間隔に複数個のシリンダ室12aが形成されている。このシリンダブロック12は、耐摩耗性のある材料、例えば、高シリコン材含有アルミニウム合金をダイキャスト成形したものであり、潤滑油の保持に優れ、ピストン32を円滑に摺動し得る。
【0016】
シリンダブロック12の図中左手側には、内部にクランク室13が形成されたフロントハウジング14が設けられ、図中右手側には、内部に帰還冷媒が流入する吸入室15や、圧縮された冷媒が導かれる吐出室16が形成されたリヤーハウジング17がバルブシート18を介して設けられ、図示しないボルトにより3者一体的に連結されている。バルブシート18の両面には、弁形成プレートがそれぞれ設けられ、吐出室16側には、吐出弁用のリテーナ49が取り付けられている。なお、図中符号「47」および「48」は、バルブシート18に形成した吸入口および吐出口を示している。
【0017】
クランク室13内には、駆動軸11に対して傾斜角(駆動軸11の軸線に直交する面に対する傾斜角をいう)が可変に斜板43が設けられ、この斜板43にピストン32が半球状のシュー23,23を介して連結されている。
【0018】
駆動軸11の図中左側部位は、フロントハウジング14に軸受40を介して支持され、軸受40の内方には駆動軸11により回転される回転駆動部材41が設けられている。この回転駆動部材41の内端側には軸線方向摺動可能に嵌挿されたスリーブ42が設けられ、このスリーブ42の外周面は、球状とされ、この球状外面には揺動可能に斜板43が当接している。斜板43側からは、支持リンク44が突設され、回転駆動部材41に形成された長孔45とピン部材46とにより連結され、回転駆動部材41の回転によって斜板43が回転されるようになっている。したがって、この斜板43は、スリーブ42の軸方向移動に伴ってピン部材46を支点として傾斜角が調節されるようになっている。
【0019】
なお、スリーブ42に図示しないピンを設け、このピンと斜板43とを連結して、スリーブ42の球状外面と斜板とが当接しないようにしたピンブッシュタイプの形態でもよい。
【0020】
この容量可変斜板式コンプレッサ10には、吸入室15とクランク室13とを連通する連通路Rを開閉する公知のコントロールバルブCv が設けられ、吸入室15に帰還する冷媒の吸込圧に応じてクランク室13内の圧力を調整して斜板43の角度を変化させて、吐出される冷媒量を調節し、コンプレッサ10の吸入圧が一定になるようにコントロールしている。
【0021】
ピストンは、図2〜図4にも示すように、シリンダ室12a内を往復動するピストン本体部32aと、斜板43の外周部がシュー23,23を介して連結されるピストン基端部32bと、前記ピストン本体部32aに軸部34を介して連結されたピストン頭部32cとを有する。
【0022】
ピストン基端部32bには、断面略U字形状を有する凹所33が形成され、さらに、ピストン基端部32bの両側内面には、シュー23,23を支持する球面凹部35が設けられている。この球面凹部35に配置したシュー23,23の平面部が斜板43の表裏両平坦面に接触し、斜板43の外周部を摺動自在に挟持している。
【0023】
ピストン32が往復動する場合、斜板43の外縁平担部は、ピストン32の圧縮反力が作用している状態で両シュー23,23間を高速で移動することになるので、ピストン32がピストン軸の回りで回転しようとする力が作用する。ケーシング室内壁と協働してこのような回転を規制しピストン32を円滑に往復運動させるために、回り止め部材36がピストン基端部32bに設けられている。この回り止め部材36bは、図3(D)に示すように、ピストン基端部32bの径方向外方位置に形成された略円弧状のブロックから構成されている。
【0024】
ピストン頭部32cには、ピストンリングを取り付けるための管状溝37を形成してある。なお、ピストン頭部32cとピストン本体部32aとを一体化させてもよい。また、ピストンリングを取り付けない形態であってもよい。
【0025】
ピストン本体部32aには、図3(A)、図4(B)(C)に示すように、斜板43の回転方向に沿って貫通する貫通部39を形成してある。
【0026】
貫通部39を設けることで、斜板43の回転方向を基準として、当該回転方向に沿う上流側および下流側に向かって開口する開口部51,51が形成されることになる。これにより、図4(B)に示すように、各ピストン32の本体部32aには、駆動軸11の径方向を基準として、当該径方向外方位置および径方向内方位置のそれぞれに、シリンダ室12a内面に摺動する摺動面52a,52bが形成される。ピストン本体部32aのうち前記摺動面52a,52bが形成される部位をスカート部とも称する。
【0027】
貫通部39の前端側(フロントハウジング14側)は、クランク室13に向けて開放している。したがって、冷媒中に含まれるミスト状の潤滑油は、斜板43に付着し、シュー23,23に衝突して剥離し、クランク室13から貫通部39を経て、斜板回転方向に沿う上流側および下流側の両方の開口部51,51からシリンダ室12aの内壁面に向けて供給される。このためシリンダ室12aの内壁面は十分かつ均一に潤滑油で濡らされることになり、シリンダ室12aの内壁面の磨耗、ピストン32のコーティングの磨耗や剥離が防止され、ピストンの円滑な往復動を長期間に亘って確保できる。
【0028】
また、貫通部39の後端側(リヤーハウジング17側)は円盤状の壁部53となっている。図3(D)、図4(B)に示すように、円盤状壁部53の一部に切り欠き54が形成され、この切り欠き54を通って、ピストン本体部32aとピストン頭部32cとの間の隙間Sにも潤滑油が供給される。切り欠き54を形成した位置は、斜板43の回転力の影響を受けてシリンダ室12a内周面に強く押し付けられる側とは反対側、つまり荷重のかかり難い部位である。
【0029】
一方の摺動面52bと球面凹部35との間は、リブ59を介して連結されており、斜板43からピストン基端部32bに加えられた力は、摺動面52a側と摺動面52b側とに分かれてピストン頭部32cにまで伝達される。また、ピストン頭部32cに加えられた力も同様に、摺動面52a側と摺動面52b側とに分かれてピストン基端部32bに伝達され、当該ピストン基端部32bを経て斜板43に伝達される。したがって、力を伝達する部材がピストン32の中心軸線C0 上に位置しなくとも、上記の力の伝達は何ら支障なく行われる。
【0030】
当該ピストン32は、アルミニウム合金からなり、鋳造により形成されるが、貫通部39を中子を使用せず、かつ、当該貫通部39が開口する方向に沿って離反自在な2分割された型50(図4(B)参照)を用いて形成してある。
【0031】
このように構成されるピストン32によれば、分割型50を利用した鋳造により一体的に製作し得るので、中子を利用した鋳造により一体的に製作するピストンや、別体となったピストン本体部と基端部とを溶接により一体的に結合して製作するピストンに比べて、比較的簡便かつ安価にピストン32を製造することができる。
【0032】
また、貫通部39を形成した結果、ピストン32の軽量化を達成することもできる。
【0033】
図4(C)に示すように、圧縮工程や吸入工程でピストン32は曲げモーメントを受けるが、ピストン32は、前記モーメントを図中c1 とc2 の箇所にて受ける。スカート部における摺動面52a,52bの軸方向長さL1 、L2 は、許容される範囲内で、摺動性やピストン重量などの観点から決定される。また、軸方向長さL1 、L2 は、等しい長さでも、異なる長さでもよい。
【0034】
《実施の形態2》
図5は、本発明の実施の形態2におけるピストンを示す外観斜視図、図6(A)(B)は、それぞれ、同ピストンの正面図および同図(A)の6B−6B線に沿う断面図である。
【0035】
この実施の形態2では、図6(B)に明らかなように、摺動面52a,52bの周方向両端部のうち斜板回転方向に沿う端部を、すなわち斜板回転方向下流側の端部を、前述した実施の形態1に比較して周方向に伸ばし、延伸部60を形成してある。このように延伸部60を設ければ、斜板43の回転力の影響を受けてシリンダ室12a内周面に強く押し付けられる側の摺動部分の面積を大きく取ることができ、ピストンの円滑な往復動が一層確実になる。
【0036】
なお、貫通部39をテーパ状にし、ピストン32の重量が増加しないようにしてある。
【0037】
《実施の形態3》
図7は、本発明の実施の形態3におけるピストンを示す外観斜視図、図8(A)(B)は、それぞれ、同ピストンの正面図および同図(A)の8B−8B線に沿う断面図である。
【0038】
この実施の形態3は、実施の形態2と同様に、斜板43の回転によりピストンに掛かる力を受ける面積を増したものであり、壁部53からフロントハウジング14側に向かって突出する凸部61を設けたものである。凸部61の外周面は壁部53の外周面に連なり、シリンダ室12a内周面に対して摺動する摺動面を形成している。これにより、斜板43の回転力の影響を受けてシリンダ室12a内周面に強く押し付けられる側の摺動部分の面積が大きくなり、ピストンの円滑な往復動が一層確実になる。
【0039】
なお、図8(B)に示されるように、型抜き作業およびピストン32の軽量化を考慮して、凸部61の上下面はテーパ状にしてある。
【0040】
《実施の形態4》
図9(A)(B)は、本発明の実施の形態4におけるピストンの要部断面図であり、図8(B)に相当する断面図である。
【0041】
上述した実施の形態3の凸部61は径方向に沿って対称形状を有しているのに対して、実施の形態4では、斜板43の回転によりピストン32にラジアル力が掛かる側にのみ凸部62を設けた点で、実施の形態3と相違している。つまり、図9(A)は、図中右方向にラジアル力が掛かる場合に設けられる凸部62を示し、同図(B)は、図中左方向にラジアル力が掛かる場合に設けられる凸部62を示している。この凸部62の外周面も壁部53の外周面に連なり、シリンダ室12a内周面に対して摺動する摺動面を形成している。これにより、斜板43の回転力の影響を受けてシリンダ室12a内周面に強く押し付けられる側の摺動部分の面積が大きくなり、ピストンの円滑な往復動が一層確実になる。
【0042】
また、型抜き作業およびピストン32の軽量化を考慮して、ピストン本体部32aの内面はテーパ状にしてある。
【0043】
なお、本発明を容量可変斜板式コンプレッサに適用した実施の形態1〜4について説明したが、本発明は固定斜板式のコンプレッサにも適用できる。また、片頭ピストンに限定されず、両頭ピストンとすることもできる。さらに、ピストン32の製造法は鋳造に限られず、鍛造により製造することもできる。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の本発明によれば、ピストン本体部に、斜板の回転方向に沿って貫通する貫通部を形成したので、斜板の回転方向を基準として、当該回転方向に沿う上流側および下流側に向かって開口する両方の開口部から、シリンダ室の内壁面に向けて潤滑油が供給されるため、シリンダ室の内壁面は十分かつ均一に潤滑油で濡らされることになり、シリンダ室の内壁面の磨耗、ピストンのコーティングの磨耗や剥離が防止され、ピストンの円滑な往復動を長期間に亘って確保することが可能となる。さらに、斜板の回転力の影響を受けてシリンダ室内周面に強く押し付けられる側の摺動部分の面積を大きく取ったので、ピストンの円滑な往復動が一層確実になる。
【0045】
また、請求項2に記載の本発明によれば、分割型を利用した鋳造又は鍛造により本体部と基端部とを有するピストンを一体的に製作し得るので、中子を利用した鋳造又は鍛造により一体的に製作するピストンや、別体となったピストン本体部と基端部とを溶接により一体的に結合して製作するピストンに比べて、比較的簡便かつ安価にピストンの軽量化を達成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る容量可変斜板式コンプレッサを示す概略断面図である。
【図2】図1に示されるピストンを示す外観斜視図である。
【図3】図3(A)〜(D)は、それぞれ、同ピストンの正面図、平面図、底面図および左側面図である。
【図4】図4(A)〜(C)は、それぞれ、図3(A)の4A−4A線に沿う断面図、図3(A)の4B−4B線に沿う断面図および図3(D)の4C−4C線に沿う断面図である。
【図5】本発明の実施の形態2におけるピストンを示す外観斜視図である。
【図6】図6(A)(B)は、それぞれ、同ピストンの正面図および同図(A)の6B−6B線に沿う断面図である。
【図7】本発明の実施の形態3におけるピストンを示す外観斜視図である。
【図8】図8(A)(B)は、それぞれ、同ピストンの正面図および同図(A)の8B−8B線に沿う断面図である。
【図9】図9(A)(B)は、本発明の実施の形態4におけるピストンの要部断面図である。
【図10】従来の一般的な容量可変斜板式コンプレッサを示す概略断面図である。
【符号の説明】
11…駆動軸
12…シリンダブロック
12a…シリンダ室
13…クランク室
23…シュー
32…ピストン
32a…ピストン本体部
32b…ピストン基端部
33…凹所
39…貫通部
43…斜板
50…型
51…開口部
59…リブ
60…延伸部
61,62…凸部
Claims (2)
- 駆動軸(11)を回転自在に支持すると共にピストン(32)を往復動自在に収容するシリンダ室(12a)が形成されたシリンダブロック(12)と、
前記駆動軸(11)の回転に伴って回転する斜板(43)と、を備え、
前記ピストン(32)の基端部(32a)に形成した凹所(33)内に配置したシュー(23)を介して前記斜板(43)の外周部を摺動自在に挟持し、駆動軸(11)の回転により前記斜板(43)を回転させてピストン(32)の本体部(32a)を前記シリンダ室(12a)内で往復動させる斜板式コンプレッサにおいて、
前記ピストン本体部(32a)に、前記斜板(43)の回転方向に沿って貫通する貫通部(39)を形成し、
前記斜板(43)の回転力の影響を受けてシリンダ室(12a)内周面に押し付けられる側の前記ピストン(32)の摺動部分の面積を大きくしたことを特徴とする斜板式コンプレッサ。 - 前記ピストン(32)は鋳造又は鍛造により形成すると共に、前記貫通部(39)を中子を使用せず、かつ、当該貫通部(39)が開口する方向に沿って離反自在な型(50)を用いて形成することを特徴とする請求項1記載の斜板式コンプレッサ。
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|---|---|---|---|
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| JP30613695 | 1995-11-24 | ||
| JP7-306136 | 1995-11-24 | ||
| JP30493996A JP3631344B2 (ja) | 1995-11-24 | 1996-11-15 | 斜板式コンプレッサ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
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