JP2001257551A - ノイズ対策回路 - Google Patents
ノイズ対策回路Info
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- 230000001629 suppression Effects 0.000 claims description 36
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 abstract description 15
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 4
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- 230000002238 attenuated effect Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 239000000969 carrier Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 信号線から入り込んだノイズに対し、信号線
のみでなく、電源ライン及びGNDラインに接続された
周辺回路ともにノイズによる影響を防止する。 【解決手段】 信号線2と電源ライン3間もしくは信号
線2とGNDライン4間に、コンデンサ5とダイオード
6とを並列に接続し、コンデンサ5とダイオード6との
列回路の両端に抵抗7a,7bをそれぞれ入力するよう
にしている。
のみでなく、電源ライン及びGNDラインに接続された
周辺回路ともにノイズによる影響を防止する。 【解決手段】 信号線2と電源ライン3間もしくは信号
線2とGNDライン4間に、コンデンサ5とダイオード
6とを並列に接続し、コンデンサ5とダイオード6との
列回路の両端に抵抗7a,7bをそれぞれ入力するよう
にしている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気回路に関す
る。さらに詳述すると、本発明は静電気等のノイズから
回路を保護するためのノイズ対策回路に関するものであ
る。
る。さらに詳述すると、本発明は静電気等のノイズから
回路を保護するためのノイズ対策回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図3に従来のノイズ対策回路の構成例を
示す。
示す。
【0003】従来のノイズ対策回路の構成の第一の例と
して、ノイズ対策回路101のように、信号線108と
電源ライン109との間、もしくは信号線108とGN
Dライン110との間に、ダイオードを接続するものが
ある。また、第二の例として、ノイズ対策回路102の
ように、信号線108とGNDライン110との間に、
ツェナーダイオードを接続するものがある。また、第三
の例として、ノイズ対策回路103のように、信号線1
08と電源ライン109との間、もしくは信号線108
とGNDライン110との間に、バリスタを接続するも
のがある。
して、ノイズ対策回路101のように、信号線108と
電源ライン109との間、もしくは信号線108とGN
Dライン110との間に、ダイオードを接続するものが
ある。また、第二の例として、ノイズ対策回路102の
ように、信号線108とGNDライン110との間に、
ツェナーダイオードを接続するものがある。また、第三
の例として、ノイズ対策回路103のように、信号線1
08と電源ライン109との間、もしくは信号線108
とGNDライン110との間に、バリスタを接続するも
のがある。
【0004】これらの構成により、ノイズ対策回路10
1,102,103では、静電気等によるノイズが信号
線108に入り込んだ場合は、ダイオード等を通して電
源ライン109あるいはGNDライン110に速やかに
ノイズを逃がすようにして、ノイズ対策を行なってい
る。
1,102,103では、静電気等によるノイズが信号
線108に入り込んだ場合は、ダイオード等を通して電
源ライン109あるいはGNDライン110に速やかに
ノイズを逃がすようにして、ノイズ対策を行なってい
る。
【0005】また、第四の例として、ノイズ対策回路1
04のように、信号線108と電源ライン109との
間、もしくは信号線108とGNDライン110との間
に、コンデンサを接続するものがある。ノイズ対策回路
104では、ノイズをコンデンサにより電気的に振動さ
せ減衰させるようにして、ノイズ対策を行なっている。
04のように、信号線108と電源ライン109との
間、もしくは信号線108とGNDライン110との間
に、コンデンサを接続するものがある。ノイズ対策回路
104では、ノイズをコンデンサにより電気的に振動さ
せ減衰させるようにして、ノイズ対策を行なっている。
【0006】また、第五の例として、ノイズ対策回路1
05のように、信号線108と電源ライン109との
間、もしくは信号線108とGNDライン110との間
に、抵抗を接続するものがある。ノイズ対策回路105
では、ノイズの一部を抵抗により熱に変化させ減衰させ
た後に電源ライン109あるいはGNDライン110に
逃がすようにして、ノイズ対策を行なっている。
05のように、信号線108と電源ライン109との
間、もしくは信号線108とGNDライン110との間
に、抵抗を接続するものがある。ノイズ対策回路105
では、ノイズの一部を抵抗により熱に変化させ減衰させ
た後に電源ライン109あるいはGNDライン110に
逃がすようにして、ノイズ対策を行なっている。
【0007】また、第六の例として、ノイズ対策回路1
06のように、信号線108と電源ライン109との
間、もしくは信号線108とGNDライン110との間
に、抵抗とコンデンサとを並列に接続するものがある。
06のように、信号線108と電源ライン109との
間、もしくは信号線108とGNDライン110との間
に、抵抗とコンデンサとを並列に接続するものがある。
【0008】また、第七の例として、ノイズ対策回路1
07のように、信号線108と電源ライン109との
間、もしくは信号線108とGNDライン110との間
に、抵抗とコンデンサを直列に接続するものがある。
07のように、信号線108と電源ライン109との
間、もしくは信号線108とGNDライン110との間
に、抵抗とコンデンサを直列に接続するものがある。
【0009】これらの構成により、ノイズ対策回路10
6、107では、ノイズをコンデンサにより電気的に振
動させ減衰させ、かつ、ノイズの一部を抵抗により熱に
変化させ減衰させて、ノイズ対策を行なっている。
6、107では、ノイズをコンデンサにより電気的に振
動させ減衰させ、かつ、ノイズの一部を抵抗により熱に
変化させ減衰させて、ノイズ対策を行なっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
静電気対策回路では、以下のような問題がある。
静電気対策回路では、以下のような問題がある。
【0011】上述のノイズ対策回路101,102,1
03では、信号線108に入り込んだノイズは、ダイオ
ード等から電源ライン109もしくはGNDライン11
0に抜けて、信号線108に接続されている回路は保護
される。しかし、ノイズが抜けた先である電源ライン1
09、あるいはGNDライン110上で新たなノイズと
なってしまう。この為、周辺回路に影響を与える問題が
ある。
03では、信号線108に入り込んだノイズは、ダイオ
ード等から電源ライン109もしくはGNDライン11
0に抜けて、信号線108に接続されている回路は保護
される。しかし、ノイズが抜けた先である電源ライン1
09、あるいはGNDライン110上で新たなノイズと
なってしまう。この為、周辺回路に影響を与える問題が
ある。
【0012】また、ノイズ対策回路104では、信号線
108に入り込んだ直流波ノイズはコンデンサに蓄電さ
れ、信号線108の電圧の変動が抑制される。しかし、
直流波ノイズが信号線108から抜け出さないために、
ノイズが侵入した信号線108と接続されている回路に
負荷がかかる問題がある。さらに、信号線108に入り
込んだ交流波ノイズはコンデンサを電気的に振動させ、
電源ライン109、あるいはGNDライン110も電気
的に振動させる。このため、周辺回路に影響を与える問
題がある。
108に入り込んだ直流波ノイズはコンデンサに蓄電さ
れ、信号線108の電圧の変動が抑制される。しかし、
直流波ノイズが信号線108から抜け出さないために、
ノイズが侵入した信号線108と接続されている回路に
負荷がかかる問題がある。さらに、信号線108に入り
込んだ交流波ノイズはコンデンサを電気的に振動させ、
電源ライン109、あるいはGNDライン110も電気
的に振動させる。このため、周辺回路に影響を与える問
題がある。
【0013】また、ノイズ対策回路105では、抵抗値
の低い抵抗を使用した場合では、信号線108に入り込
んだノイズは抵抗から抜け、信号線108に接続されて
いる回路は保護される。しかし、ノイズが抜けた先であ
る電源ライン109、あるいはGNDライン110上で
新たなノイズとなり、周辺回路に影響を与える問題があ
る。一方、抵抗値の高い抵抗を使用した場合では、ノイ
ズが電源ライン109、あるいはGNDライン110へ
抜け難くくなり、電源ライン109、あるいはGNDラ
イン110上で新たなノイズとなり難い反面、ノイズが
侵入した信号線108と接続されている回路に負荷がか
かってしまう。
の低い抵抗を使用した場合では、信号線108に入り込
んだノイズは抵抗から抜け、信号線108に接続されて
いる回路は保護される。しかし、ノイズが抜けた先であ
る電源ライン109、あるいはGNDライン110上で
新たなノイズとなり、周辺回路に影響を与える問題があ
る。一方、抵抗値の高い抵抗を使用した場合では、ノイ
ズが電源ライン109、あるいはGNDライン110へ
抜け難くくなり、電源ライン109、あるいはGNDラ
イン110上で新たなノイズとなり難い反面、ノイズが
侵入した信号線108と接続されている回路に負荷がか
かってしまう。
【0014】また、ノイズ対策回路106においても、
交流波ノイズに対しては、ノイズ対策回路104と同様
に、電源ライン109あるいはGNDライン110も電
気的に振動させ、周辺回路に影響を与える問題がある。
直流波ノイズに対しては、回路105と同様に、抵抗値
が小さいと電源ライン109あるいはGNDライン11
0上で新たなノイズとなり周辺回路に影響を与え、逆に
抵抗値が大きいとノイズが信号線108から抜け難くな
り信号線108と接続されている回路に負荷がかかって
しまう。
交流波ノイズに対しては、ノイズ対策回路104と同様
に、電源ライン109あるいはGNDライン110も電
気的に振動させ、周辺回路に影響を与える問題がある。
直流波ノイズに対しては、回路105と同様に、抵抗値
が小さいと電源ライン109あるいはGNDライン11
0上で新たなノイズとなり周辺回路に影響を与え、逆に
抵抗値が大きいとノイズが信号線108から抜け難くな
り信号線108と接続されている回路に負荷がかかって
しまう。
【0015】また、ノイズ対策回路107においても、
直流波ノイズに対しては、回路104と同様に、直流波
ノイズが信号線108から抜け出さないために、ノイズ
が侵入した信号線108と接続されている回路に負荷が
かかる問題がある。交流波ノイズに対しては、回路10
5と同様に、回路105と同様に、抵抗値が小さいと電
源ライン109あるいはGNDライン110上で新たな
ノイズとなり周辺回路に影響を与え、逆に抵抗値が大き
いとノイズが信号線108から抜け難くなり信号線10
8と接続されている回路に負荷がかかってしまう。
直流波ノイズに対しては、回路104と同様に、直流波
ノイズが信号線108から抜け出さないために、ノイズ
が侵入した信号線108と接続されている回路に負荷が
かかる問題がある。交流波ノイズに対しては、回路10
5と同様に、回路105と同様に、抵抗値が小さいと電
源ライン109あるいはGNDライン110上で新たな
ノイズとなり周辺回路に影響を与え、逆に抵抗値が大き
いとノイズが信号線108から抜け難くなり信号線10
8と接続されている回路に負荷がかかってしまう。
【0016】このように、従来のノイズ対策回路では、
直流波ノイズ及び交流波ノイズの双方に対し、ノイズに
よる影響を防止することが困難である。また、信号線か
ら抜けたノイズが、電源ライン及びGNDライン上で新
たなノイズとなる場合があり周辺回路に影響を与える問
題がある。
直流波ノイズ及び交流波ノイズの双方に対し、ノイズに
よる影響を防止することが困難である。また、信号線か
ら抜けたノイズが、電源ライン及びGNDライン上で新
たなノイズとなる場合があり周辺回路に影響を与える問
題がある。
【0017】そこで、本発明は、信号線から入り込んだ
直流波ノイズ及び交流波ノイズの双方に対し、信号線の
みでなく、電源ライン及びGNDラインに接続された周
辺回路ともにノイズによる影響を防止するノイズ対策回
路を提供することを目的とする。
直流波ノイズ及び交流波ノイズの双方に対し、信号線の
みでなく、電源ライン及びGNDラインに接続された周
辺回路ともにノイズによる影響を防止するノイズ対策回
路を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、信号線と電源ライン間もし
くは信号線とGNDライン間に、コンデンサとダイオー
ドとを並列に接続し、コンデンサとダイオードとの並列
回路の両端に抵抗をそれぞれ入力するようにしている。
め、請求項1記載の発明は、信号線と電源ライン間もし
くは信号線とGNDライン間に、コンデンサとダイオー
ドとを並列に接続し、コンデンサとダイオードとの並列
回路の両端に抵抗をそれぞれ入力するようにしている。
【0019】したがって、信号線から入り込んだ直流波
ノイズは、信号線側に接続された抵抗を通り、ダイオー
ドから抜ける。また、ノイズの一部はコンデンサに蓄電
される。この蓄電時に電圧の変動が抑制され、信号線に
接続されている周辺回路は保護される。また、信号線か
ら入り込んだ交流波ノイズは、信号線側に接続された抵
抗を通り、ダイオードを正方向電荷のみが通過し、一方
コンデンサを振動させる。この時、ダイオードにより電
気的振動が抑制され、信号線、電源ライン、GNDライ
ンに接続された周辺回路への電気的振動による影響が抑
制される。さらに、コンデンサに蓄電されたノイズは電
源ラインもしくはGNDライン側に接続された抵抗を通
過し、電源ラインもしくはGNDラインに抜ける。この
時、抵抗によりノイズの一部が熱に変化して減衰し、ノ
イズとしてのエネルギが抑えられ、電源ライン、GND
ラインに影響を与えることが防止される。したがって、
信号線、電源ライン、GNDラインに接続された周辺回
路ともにノイズによる影響を防止することができる。
ノイズは、信号線側に接続された抵抗を通り、ダイオー
ドから抜ける。また、ノイズの一部はコンデンサに蓄電
される。この蓄電時に電圧の変動が抑制され、信号線に
接続されている周辺回路は保護される。また、信号線か
ら入り込んだ交流波ノイズは、信号線側に接続された抵
抗を通り、ダイオードを正方向電荷のみが通過し、一方
コンデンサを振動させる。この時、ダイオードにより電
気的振動が抑制され、信号線、電源ライン、GNDライ
ンに接続された周辺回路への電気的振動による影響が抑
制される。さらに、コンデンサに蓄電されたノイズは電
源ラインもしくはGNDライン側に接続された抵抗を通
過し、電源ラインもしくはGNDラインに抜ける。この
時、抵抗によりノイズの一部が熱に変化して減衰し、ノ
イズとしてのエネルギが抑えられ、電源ライン、GND
ラインに影響を与えることが防止される。したがって、
信号線、電源ライン、GNDラインに接続された周辺回
路ともにノイズによる影響を防止することができる。
【0020】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
記載のノイズ対策回路において、信号線と電源ライン間
にプルアップ抵抗を接続している。
記載のノイズ対策回路において、信号線と電源ライン間
にプルアップ抵抗を接続している。
【0021】したがって、ノイズに対するマージンを向
上させることができる。
上させることができる。
【0022】また、請求項3に記載の発明は、信号線と
電源ライン間に、コンデンサ、ダイオード及びプルアッ
プ抵抗を並列に接続し、コンデンサ、ダイオード及びプ
ルアップ抵抗とからなる並列回路の両端に抵抗をそれぞ
れ入力するとともに、信号線とGNDライン間に、コン
デンサとダイオードとを並列に接続し、コンデンサとダ
イオードとの並列回路の両端に抵抗をそれぞれ入力する
ようにしている。
電源ライン間に、コンデンサ、ダイオード及びプルアッ
プ抵抗を並列に接続し、コンデンサ、ダイオード及びプ
ルアップ抵抗とからなる並列回路の両端に抵抗をそれぞ
れ入力するとともに、信号線とGNDライン間に、コン
デンサとダイオードとを並列に接続し、コンデンサとダ
イオードとの並列回路の両端に抵抗をそれぞれ入力する
ようにしている。
【0023】したがって、コンデンサ及びダイオードと
並列に接続されたプルアップ抵抗と、信号線側に接続さ
れた抵抗と、電源ライン側に接続された抵抗とで、信号
線と電源ライン間にプルアップ抵抗が構成される。これ
により、別途プルアップ抵抗を信号線に接続することな
く、ノイズ対策回路においてノイズ対策とプルアップの
双方を行なうことができる。
並列に接続されたプルアップ抵抗と、信号線側に接続さ
れた抵抗と、電源ライン側に接続された抵抗とで、信号
線と電源ライン間にプルアップ抵抗が構成される。これ
により、別途プルアップ抵抗を信号線に接続することな
く、ノイズ対策回路においてノイズ対策とプルアップの
双方を行なうことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図面に示す
実施の形態の一例に基づいて詳細に説明する。
実施の形態の一例に基づいて詳細に説明する。
【0025】図1に、本発明のノイズ対策回路の実施の
一形態を示す。このノイズ対策回路1は、信号線2と電
源ライン3間もしくは信号線2とGNDライン4間に、
コンデンサ5とダイオード6とを並列に接続し、コンデ
ンサ5とダイオード6との並列回路の両端に抵抗7をそ
れぞれ入力するようにしている。
一形態を示す。このノイズ対策回路1は、信号線2と電
源ライン3間もしくは信号線2とGNDライン4間に、
コンデンサ5とダイオード6とを並列に接続し、コンデ
ンサ5とダイオード6との並列回路の両端に抵抗7をそ
れぞれ入力するようにしている。
【0026】ノイズ対策回路1は、例えば、CPU8と
外部装置9と接続する信号線2に適用することができ
る。本実施形態では、CPU8と外部装置9と接続する
六本の信号線2の各々にノイズ対策回路1を接続してい
る。さらに、各信号線2ごとに電源ライン3との間及び
GNDライン4との間の双方にノイズ対策回路1を接続
している。
外部装置9と接続する信号線2に適用することができ
る。本実施形態では、CPU8と外部装置9と接続する
六本の信号線2の各々にノイズ対策回路1を接続してい
る。さらに、各信号線2ごとに電源ライン3との間及び
GNDライン4との間の双方にノイズ対策回路1を接続
している。
【0027】本実施形態での抵抗7は、信号線2側に接
続される抵抗7aに抵抗値の低いものを用いて、一方、
電源ライン3もしくはGNDライン4側に接続される抵
抗7bに抵抗値の高いものを用いている。
続される抵抗7aに抵抗値の低いものを用いて、一方、
電源ライン3もしくはGNDライン4側に接続される抵
抗7bに抵抗値の高いものを用いている。
【0028】信号線2と電源ライン3との間に接続され
るダイオード6では、アノードが信号線2側に接続さ
れ、一方、信号線2とGNDライン4との間に接続され
るダイオード6では、カソードが信号線2側に接続され
る。これにより、信号線2に帯電した電荷の極性にかか
わらず、ノイズがダイオード6から抜けるように構成す
ることができる。
るダイオード6では、アノードが信号線2側に接続さ
れ、一方、信号線2とGNDライン4との間に接続され
るダイオード6では、カソードが信号線2側に接続され
る。これにより、信号線2に帯電した電荷の極性にかか
わらず、ノイズがダイオード6から抜けるように構成す
ることができる。
【0029】また、信号線2と電源ライン3との間に、
プルアップ抵抗10が接続されている。これにより、ノ
イズに対するマージンを向上させることができる。本実
施形態では、信号線2のうち外部装置9からCPU8へ
の信号線2に、プルアップ抵抗10が接続される。
プルアップ抵抗10が接続されている。これにより、ノ
イズに対するマージンを向上させることができる。本実
施形態では、信号線2のうち外部装置9からCPU8へ
の信号線2に、プルアップ抵抗10が接続される。
【0030】このように構成されたノイズ対策回路1に
よれば、以下のようにして信号線2に入り込んだノイズ
の影響を防ぎ得る。
よれば、以下のようにして信号線2に入り込んだノイズ
の影響を防ぎ得る。
【0031】信号線2から入り込んだ直流波ノイズは、
抵抗値の低い抵抗7aを通りダイオード6に達する。ダ
イオードの特性としてある一定の電圧になると内部抵抗
により電流を一定以上流さなくなる(抑制される)。ダ
イオード6により抑制される一定の直流波ノイズはコン
デンサ5に蓄電される。コンデンサ5に蓄電された直流
波ノイズは徐々にダイオード6を抜けて行く。この事に
より、信号線2に接続されている外部装置9、CPU8
の回路は保護される。
抵抗値の低い抵抗7aを通りダイオード6に達する。ダ
イオードの特性としてある一定の電圧になると内部抵抗
により電流を一定以上流さなくなる(抑制される)。ダ
イオード6により抑制される一定の直流波ノイズはコン
デンサ5に蓄電される。コンデンサ5に蓄電された直流
波ノイズは徐々にダイオード6を抜けて行く。この事に
より、信号線2に接続されている外部装置9、CPU8
の回路は保護される。
【0032】また、信号線2から入り込んだ交流波ノイ
ズは、抵抗値の低い抵抗7aを通り、ダイオード6を正
方向電荷のみが通過し、一方でコンデンサ5を振動させ
る。この時、ダイオード6の整流作用により電気的振動
が抑制される。また交流波の逆方向電荷は、コンデンサ
5の蓄電された電荷と、ダイオード6を抜ける電荷が正
から逆方向に変化したときの内部のキャリアによる逆電
流により抑制される。したがって、信号線2、電源ライ
ン3、GNDライン4に接続された周辺回路への電気的
振動による影響が抑制される。
ズは、抵抗値の低い抵抗7aを通り、ダイオード6を正
方向電荷のみが通過し、一方でコンデンサ5を振動させ
る。この時、ダイオード6の整流作用により電気的振動
が抑制される。また交流波の逆方向電荷は、コンデンサ
5の蓄電された電荷と、ダイオード6を抜ける電荷が正
から逆方向に変化したときの内部のキャリアによる逆電
流により抑制される。したがって、信号線2、電源ライ
ン3、GNDライン4に接続された周辺回路への電気的
振動による影響が抑制される。
【0033】更に、コンデンサ5に蓄電されたノイズ
は、ダイオード6を通り逆方向に戻ることなく、抵抗値
の高い抵抗7bを通過し、電源ライン3もしくはGND
ライン4に抜ける。この時、ダイオード6により抜ける
電荷が抑制され、抵抗値の高い抵抗7bによりノイズの
一部が熱に変化して減衰し、ノイズとしてのエネルギが
抑えられる。したがって、電源ライン3、GNDライン
4に影響を与えることが防止される。
は、ダイオード6を通り逆方向に戻ることなく、抵抗値
の高い抵抗7bを通過し、電源ライン3もしくはGND
ライン4に抜ける。この時、ダイオード6により抜ける
電荷が抑制され、抵抗値の高い抵抗7bによりノイズの
一部が熱に変化して減衰し、ノイズとしてのエネルギが
抑えられる。したがって、電源ライン3、GNDライン
4に影響を与えることが防止される。
【0034】以上のように、ノイズ対策回路1によれ
ば、信号線2から入り込んだ直流波ノイズ及び交流波ノ
イズの双方に対し、信号線2はもちろんのこと、電源ラ
イン3及びGNDライン4に接続された周辺回路ともに
ノイズによる影響を防止することができる。さらに、信
号線2と電源ライン3間には、プルアップ抵抗10が接
続されているので、ノイズに対するマージンを向上させ
ることができる。
ば、信号線2から入り込んだ直流波ノイズ及び交流波ノ
イズの双方に対し、信号線2はもちろんのこと、電源ラ
イン3及びGNDライン4に接続された周辺回路ともに
ノイズによる影響を防止することができる。さらに、信
号線2と電源ライン3間には、プルアップ抵抗10が接
続されているので、ノイズに対するマージンを向上させ
ることができる。
【0035】なお、上述の実施形態は本発明の好適な実
施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能
である。
施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能
である。
【0036】例えば、図2に示すように、信号線2と電
源ライン3間に、コンデンサ5、ダイオード6及びプル
アップ抵抗11を並列に接続し、コンデンサ5、ダイオ
ード6及びプルアップ抵抗11とからなる並列回路の両
端に抵抗7a,7bをそれぞれ入力するとともに、信号
線2とGNDライン3間に、コンデンサ5とダイオード
6とを並列に接続し、コンデンサ5とダイオード6との
並列回路の両端に抵抗7a,7bをそれぞれ入力するよ
うにしても良い。
源ライン3間に、コンデンサ5、ダイオード6及びプル
アップ抵抗11を並列に接続し、コンデンサ5、ダイオ
ード6及びプルアップ抵抗11とからなる並列回路の両
端に抵抗7a,7bをそれぞれ入力するとともに、信号
線2とGNDライン3間に、コンデンサ5とダイオード
6とを並列に接続し、コンデンサ5とダイオード6との
並列回路の両端に抵抗7a,7bをそれぞれ入力するよ
うにしても良い。
【0037】この場合、プルアップ抵抗11と、信号線
2側に接続された抵抗7aと、電源ライン3側に接続さ
れた抵抗7bとで、信号線2と電源ライン3間にプルア
ップ抵抗が構成される。これにより、別途プルアップ抵
抗10を信号線に接続することなく、ノイズ対策回路1
においてノイズ対策とプルアップの双方を行なうことが
できる。なお、図2に示す実施形態では、信号線2のう
ち外部装置9からCPU8への信号線2に、プルアップ
抵抗11が接続されている。
2側に接続された抵抗7aと、電源ライン3側に接続さ
れた抵抗7bとで、信号線2と電源ライン3間にプルア
ップ抵抗が構成される。これにより、別途プルアップ抵
抗10を信号線に接続することなく、ノイズ対策回路1
においてノイズ対策とプルアップの双方を行なうことが
できる。なお、図2に示す実施形態では、信号線2のう
ち外部装置9からCPU8への信号線2に、プルアップ
抵抗11が接続されている。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載のノイズ対策回路では、信号線と電源ライン間も
しくは信号線とGNDライン間に、コンデンサとダイオ
ードとを並列に接続し、コンデンサとダイオードとの並
列回路の両端に抵抗をそれぞれ入力するようにしている
ので、信号線から入り込んだ静電気等の直流波ノイズ及
び交流波ノイズの双方に対し、信号線もちろんのこと、
電源ライン及びGNDラインに接続された周辺回路とも
にノイズによる影響を防止することができる。
1記載のノイズ対策回路では、信号線と電源ライン間も
しくは信号線とGNDライン間に、コンデンサとダイオ
ードとを並列に接続し、コンデンサとダイオードとの並
列回路の両端に抵抗をそれぞれ入力するようにしている
ので、信号線から入り込んだ静電気等の直流波ノイズ及
び交流波ノイズの双方に対し、信号線もちろんのこと、
電源ライン及びGNDラインに接続された周辺回路とも
にノイズによる影響を防止することができる。
【0039】さらに、請求項2記載のノイズ対策回路で
は、信号線と電源ライン間にプルアップ抵抗を接続して
いるので、ノイズに対するマージンを向上させることが
できる。
は、信号線と電源ライン間にプルアップ抵抗を接続して
いるので、ノイズに対するマージンを向上させることが
できる。
【0040】また、請求項3に記載のノイズ対策回路で
は、信号線と電源ライン間に、コンデンサ、ダイオード
及びプルアップ抵抗を並列に接続し、コンデンサ、ダイ
オード及びプルアップ抵抗とからなる並列回路の両端に
抵抗をそれぞれ入力するとともに、信号線とGNDライ
ン間に、コンデンサとダイオードとを並列に接続し、コ
ンデンサとダイオードとの並列回路の両端に抵抗をそれ
ぞれ入力するようにしているので、別途プルアップ抵抗
を信号線に接続することなく、ノイズ対策回路において
ノイズ対策とプルアップの双方を行なうことができる。
は、信号線と電源ライン間に、コンデンサ、ダイオード
及びプルアップ抵抗を並列に接続し、コンデンサ、ダイ
オード及びプルアップ抵抗とからなる並列回路の両端に
抵抗をそれぞれ入力するとともに、信号線とGNDライ
ン間に、コンデンサとダイオードとを並列に接続し、コ
ンデンサとダイオードとの並列回路の両端に抵抗をそれ
ぞれ入力するようにしているので、別途プルアップ抵抗
を信号線に接続することなく、ノイズ対策回路において
ノイズ対策とプルアップの双方を行なうことができる。
【図1】本発明を適用したノイズ対策回路の実施形態の
一例を示す概略回路図である。
一例を示す概略回路図である。
【図2】本発明を適用したノイズ対策回路の他の実施形
態の一例を示す概略回路図である。
態の一例を示す概略回路図である。
【図3】従来のノイズ対策回路を示す概略回路図であ
る。
る。
【符号の説明】 1 ノイズ対策回路 2 信号線 3 電源ライン 4 GNDライン 5 コンデンサ 6 ダイオード 7 抵抗 10 プルアップ抵抗 11 プルアップ抵抗(コンデンサとダイオードと並列
に接続されたもの)
に接続されたもの)
Claims (3)
- 【請求項1】 信号線と電源ライン間もしくは上記信号
線とGNDライン間に、コンデンサとダイオードとを並
列に接続し、上記コンデンサと上記ダイオードとの並列
回路の両端に抵抗をそれぞれ入力することを特徴とする
ノイズ対策回路。 - 【請求項2】 上記信号線と上記電源ライン間にプルア
ップ抵抗を接続してなることを特徴とする請求項1記載
のノイズ対策回路。 - 【請求項3】 信号線と電源ライン間に、コンデンサ、
ダイオード及びプルアップ抵抗を並列に接続し、上記コ
ンデンサ、上記ダイオード及び上記プルアップ抵抗とか
らなる並列回路の両端に抵抗をそれぞれ入力するととも
に、上記信号線とGNDライン間に、コンデンサとダイ
オードとを並列に接続し、上記コンデンサと上記ダイオ
ードとの並列回路の両端に抵抗をそれぞれ入力すること
を特徴とするノイズ対策回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000066290A JP2001257551A (ja) | 2000-03-10 | 2000-03-10 | ノイズ対策回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000066290A JP2001257551A (ja) | 2000-03-10 | 2000-03-10 | ノイズ対策回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001257551A true JP2001257551A (ja) | 2001-09-21 |
Family
ID=18585668
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000066290A Pending JP2001257551A (ja) | 2000-03-10 | 2000-03-10 | ノイズ対策回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001257551A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101546988B (zh) * | 2008-03-28 | 2011-04-06 | 三洋电机株式会社 | 噪声滤波器以及噪声滤波器内置放大器电路 |
-
2000
- 2000-03-10 JP JP2000066290A patent/JP2001257551A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101546988B (zh) * | 2008-03-28 | 2011-04-06 | 三洋电机株式会社 | 噪声滤波器以及噪声滤波器内置放大器电路 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040825 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050720 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051130 |