JP2001256897A - カラー陰極線管 - Google Patents

カラー陰極線管

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JP2001256897A JP2000068376A JP2000068376A JP2001256897A JP 2001256897 A JP2001256897 A JP 2001256897A JP 2000068376 A JP2000068376 A JP 2000068376A JP 2000068376 A JP2000068376 A JP 2000068376A JP 2001256897 A JP2001256897 A JP 2001256897A
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Yuichi Inoue
勇一 井上
Katsuyuki Kawamura
克之 川村
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  • Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ティントパネルにプレスマスクを組み合わせて
高品質のフラットフェース型のカラー陰極線管を実現す
る。 【解決手段】カラー陰極線管のパネルの外面を平坦に近
づけ、内面を凹面状に湾曲させ、その内面に近接して配
置するプレスマスク1の有孔領域2に形成したスロット
の長手方向ピッチと、このスロットを連結するブリッジ
の連結方向幅とを、当該プレスマスク1の有効領域2の
中央部(A)と周辺部(B)とで異ならせ、単位面積当
たりのブリッジの比率を周辺部(B)より中央部(A)
で大とするか、または単位面積当たりのスロット開孔比
率を中央部(A)より周辺部(B)で大とした。これに
より、プレスマスクの中央部(A)の機械的強度が大と
なり、中央部(A)の曲率半径を大きくしたことによ
る、外部衝撃の印加、温度上昇に起因する所謂ドーミン
グ現象によるプレスマスク1の不所望な変形の発生を抑
制でき、画面全域での明るさの均一化が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー陰極線管に
係り、特に大画面のフラットフェースに対応したシャド
ウマスクを具備したカラー陰極線管に関する。
【0002】
【従来の技術】情報端末機やテレビ受像機の表示デバイ
スとして広く採用されているカラー陰極線管は、その画
面サイズが大となる傾向にある。さらに、画面を形成す
るパネル部を平坦化した、所謂フラットフェース型が普
及して来た。
【0003】現在普及しているカラー陰極線管は、3色
の蛍光体画素を形成したパネルの内面に近接させて色選
択電極を設置してあり、電子銃から出射された3本の電
子ビームを色選択電極でそれぞれの蛍光体画素に対して
個別に射突させるように構成されている。
【0004】色選択電極としては、丸孔(ドット孔)あ
るいは細長孔(スロット)などの多数の孔(電子ビーム
通過孔)を穿孔形成した薄板部材をパネル部内面の曲率
に倣った形状にプレス成形して湾曲させた、所謂プレス
マスクと称するもの、多数の孔を形成した薄板部材を枠
状部材(フレーム)に架張したテンションマスク、ある
いはすだれ状に並べた多数の細条を枠状部材の対辺間に
架張したアパーチャ・グリルと称するものが用いられて
いる。なお、上記のプレスマスク、テンションマスクを
特にシャドウマスクとも称する。
【0005】この種のカラー陰極線管は、蛍光面を構成
するパネルと電子銃を収容するネック、およびパネルと
ネックとを連接する漏斗状のファンネルとを一体化して
真空外囲器を形成している。
【0006】なお、シャドウマスクの電子ビーム通過孔
が配置された有孔領域の構造に関するものとしては、例
えば特開平9−82234号公報等が挙げられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】フラットフェース型の
カラー陰極線管のパネル部は、内外表面を平坦に近づけ
ていると共に、耐爆縮などの機械的強度を確保するため
ラウンドフェース型のカラー陰極線管のパネル部に比べ
てガラス肉厚が厚い。このようなフラットフェース型陰
極線管に設置されるシャドウマスクとしては、上記のテ
ンションマスクが一般的である。
【0008】また、この他にフラットフェース型のカラ
ー陰極線管のパネル部としては、外表面を平坦に近づけ
ていると共に、内表面をガラス肉厚が中央部より周辺部
で厚肉となるように上記外表面側に凹となる如く湾曲さ
せている。このようなフラットフェース型陰極線管に設
置されるシャドウマスクとしては、パネル部内表面の湾
曲に略倣った形状にプレス成形されたプレスマスクが多
く採用される。
【0009】カラー陰極線管の真空外囲器を構成するパ
ネルは、高コントラスト画像表示に適しているティント
生地を用いたパネル(ティントパネル)が多く用いられ
ている。現在、陰極線管用パネルの市場において、この
ティントパネルが主流であり、コスト面でも比較的安価
で、調達し易い。また、ティントパネルは、クリアー生
地やグレー生地を用いたパネル(クリアーパネルやグレ
ーパネル)に比べて光透過率が低いので、陰極線管にお
ける画像のコントラストが優れている。
【0010】一方、曲率半径を内表面よりも外表面で極
端に大きくし外表面をフラットに近づけたパネルの場
合、パネルの厚みが中央部よりも周辺部でかなり厚く、
その周辺部の光透過度(透過量)が中央部のそれよりも
かなり低い。全体的に光透過率の低いティントパネルを
上記フラットに近づけたパネルに適用すると、特に周辺
部の光透過度の低下が目立ち、陰極線管の画面全域にお
ける輝度の均一性が損なわれる。
【0011】したがって、蛍光体の発光量がパネル全域
で同一なら、すなわち、色選択電極の電子ビーム通過量
が全域で同一なら、周辺部の明るさが低下したものとな
る。この光透過度の相違は色選択電極の電子ビーム透過
量を変えることで補正できる。
【0012】また、内外表面を平坦に近づけたパネルを
用いたフラットフェース型のカラー陰極線管では、特に
その画面サイズが大きいものでは、色選択電極の電子ビ
ーム衝突時の熱膨張による変形が起こり難いテンション
マスクやアパーチャ・グリルが適している。
【0013】しかし、テンションマスクやアパーチャグ
リルは、そのフレームに色選択電極を架張する際に材料
強度や温度変化による弛緩量などを考慮した適正なテン
ション付与作業を要し、またフレームとして機械的に強
固な構造体を必要とすることから、製造コストが大であ
る。
【0014】これに対し、プレスマスクは、パネルの内
面の湾曲に略倣った形状にプレス成形して製造するもの
であるため、それ自体の製造は容易である。しかし、そ
の反面、パネル内面の中央部の湾曲はパネルサイズが
大、例えば画面有効領域の対角長が76センチ以上と大
きくなる程、その中央部の湾曲の程度が少なくなる(曲
率半径が大になる)。また、このプレスマスクを外表面
をフラットに近づけたパネルに適用する場合、陰極線管
の画面全域における輝度の均一性を向上するためには、
出来るだけパネル中央部と周辺部の肉厚差を小さくする
必要がある。すなわち、パネル内面及びプレスマスクの
湾曲の程度を出来るだけ小さくし、パネル内面及びプレ
スマスクの曲率半径を所定値以上とする必要がある。一
般に、薄板で構成するプレスマスクでは、その湾曲の程
度が大きい程、形状保持能力が大で、逆に湾曲の程度が
小さい程機械的な強度が低下し、形状保持能力が小さく
なる。
【0015】特に、上記のような超大型画面サイズでフ
ラットフェース型のカラー陰極線管にプレスマスクを用
いると、曲率半径が大きい中央部のプレスマスク強度は
小さくなって、その機械的強度(曲面形状保持能力)が
低下し易く、製造工程や輸送途上での外部衝撃で、ある
いは動作中の加熱に起因して形状変形が発生し、色再現
性の低下をもたらす程度が大きく、画質の低下を招く恐
れがある。
【0016】この種のプレスマスクでの湾曲は、中央部
で小、周辺部で大とし、周辺最外郭でカラー陰極線管の
管軸と平行な方向に屈曲させて枠状部材に固定してい
る。
【0017】上記の中央部の範囲は、プレスマスクの曲
率半径が最も大なる部分を含む領域である有孔領域の長
軸方向中央の略1/3〜2/3程度の幅に存在する。そ
のため、周辺部は形状保持に必要な機械的強度を獲得で
きるが、中央部では充分な当該強度を得ることが難し
い。
【0018】このようなことから、ティントパネルを用
いたフラットフェース型のカラー陰極線管にプレスマス
クを用いる場合は、その中央部の機械的強度を確保する
ことが課題となっていた。
【0019】本発明の目的は、上記従来技術の課題を解
決し、ティントパネルにプレスマスクを組み合わせて高
品質のフラットフェース型のカラー陰極線管を実現する
ことにある。そして、本発明は特に、ティントパネルを
用いた大型、超大型サイズのフラットフェース型のカラ
ー陰極線管における上記プレスマスク特有の問題を解消
し、耐変形強度の大きいシャドウマスクを得ることにあ
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、カラー陰極線管のパネルの外面を略フラ
ットにし、内面を当該外面側に凹となるごとく湾曲さ
せ、その内面に近接して配置するプレスマスクに形成し
たスロットの長手方向ピッチと、このスロットを長手方
向に連結するブリッジの連結方向幅の少なくとも一方
を、当該プレスマスクの有孔領域の中央部と周辺部とで
異ならせることにより、単位面積当たりのブリッジの比
率を周辺部より中央部で大とするか、または単位面積当
たりのスロット開孔比率を中央部より周辺部で大とし
た。
【0021】これにより、プレスマスクの中央部の機械
的強度が大きくなり、中央部の曲率半径を大きくしたこ
とによる外部衝撃の印加や温度上昇に起因する所謂ドー
ミング現象で中央部のパネル内面との間の間隔が変化す
る不所望な変形の発生を抑制でき、かつ画面全域での明
るさの均一化が可能となる。
【0022】上記中央部はパネルの長軸方向の中央略1
/3〜2/3程度の範囲、短軸方向の中央略1/3〜2
/3程度の範囲、あるいはこれらの組み合わせとするこ
とができる。さらに、上記中央部と周辺部の間に両者の
中間の値のスロットの長手方向ピッチと、このスロット
を連結するブリッジの連結方向幅を有する中間部(遷移
部)を設けることができる。また、上記中央部と周辺部
の少なくとも一方で、有孔領域の中央から離れるに従っ
て上記スロットピッチとブリッジ幅を徐々に変化させる
こともできる。このような構成で、当該スロットピッチ
とブリッジ幅の急激な変化を抑制し、機械的な強度を周
辺部から中央部へスムーズに変化させることができる。
【0023】その結果、有効表示領域の対角サイズが7
6センチを越えるような超大型のフラットフェース型の
カラー陰極線管でも、ティントパネルとプレスマスクの
組み合わせが可能となり、低コストかつ高品質のカラー
陰極線管を実現することができる。
【0024】なお、本発明は、大型、超大型画面サイズ
でフラットフェース型のカラー陰極線管に限るものでは
なく、比較的小画面サイズでフラットフェース型のカラ
ー陰極線管であっても、そのプレスマスクとして極薄の
板体を用いる場合には同様に適用できる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、実施例の図面を参照して詳細に説明する。
【0026】図1は本発明によるカラー陰極線管の第1
実施例を説明するプレスマスクの平面図であり、カラー
陰極線管のパネル内面に近接して配置するプレスマスク
の中央部と周辺部の配置領域を模式的に説明するもので
ある。
【0027】また、図2は図1における中央部と周辺部
の各スロットとスロットを長手方向に連結するブリッジ
を模式的に説明する要部平面図である。
【0028】図1において、プレスマスク1は横方向
(図1のX−X軸(長軸)と平行方向)を長辺とし、縦
方向(図1のY−Y軸(短軸)と平行方向)を短辺とし
た略矩形状をなし、その内側に表示領域を形成する有孔
領域2を有している。この有孔領域2の横方向中央の略
1/3程度の幅Wを有する範囲が中央部(A)であり、
その左右両側を周辺部(B)としている。中央部(A)
とした上記略1/3の範囲は、プレスマスクの曲率半径
が最も大なる部分を含む領域である。
【0029】図2の(a)は図1の中央部(A)の中心
点O(X−X軸とY−Y軸の交点)近傍におけるスロッ
トの長手方向ピッチとブリッジの連結方向幅を、同
(b)は周辺部(B)の任意の点におけるスロットの長
手方向ピッチとブリッジの連結方向幅を示す。中央部
(A)および周辺部(B)にそれぞれ形成するスロット
SL1及びSL2は、プレスマスク1の短軸(Y−Y
軸)と平行な方向に長手方向を有して該長手方向にそれ
ぞれブリッジBR1及びBR2で連結されて配置してい
る。なお、スロットを長手方向に連結するブリッジと
は、プレスマスク有孔領域の縦方向(Y−Y軸(短軸)
と平行方向)のスロットの列におけるスロット間領域で
ある。すなわち、ブリッジとは、スロットの短軸方向
(長手方向に直交する方向)の幅におけるスロット間領
域である。
【0030】そして、中央部(A)の中心点O近傍にお
けるスロットSL1の連結方向ピッチをP1、周辺部
(B)の任意の点におけるスロットSL2の連結方向ピ
ッチをP2とし、中央部(A)の中心点O近傍でのスロ
ットSL1間を連結するブリッジBR1の連結スロット
間幅をB1、周辺部(B)の任意の点でのスロットSL
2間を連結するブリッジBR2の連結スロット間幅をB
2としたとき、P1<P2、かつB1=B2とした。な
お、スロットの長手方向配列ピッチ(上記連結方向ピッ
チ)は、スロットの長手方向開口径と上記ブリッジの連
結スロット間隔の和に相当する。
【0031】この実施例の構成により、中央部(A)の
単位面積当たりのブリッジの面積が周辺部(B)のそれ
よりも大きくなる。したがって、プレスマスクの中央部
(A)の機械的な強度を周辺部(B)のそれよりも大き
くすることができ、曲率半径が大きくなった場合でもそ
の湾曲形状を保持できることになる。
【0032】その結果、外部衝撃の印加や温度上昇によ
るプレスマスクの不所望な変形が抑制され、フラットフ
ェース型のパネルにプレスマスクを組み合わせても安定
した色選別機能を発揮させ、カラー陰極線管の色ずれや
色むらの発生を抑制することが可能となる。さらに、周
辺部(B)でのスロットSL2の開口率が中央部(A)
のそれより高くなることで、周辺部の明るさを向上させ
ることができる。そして、高コントラスト画像表示に適
しているティントパネルを用いた場合、周辺部の低透過
率を補正して画面全体で高輝度の画像表示が可能とな
り、高品質の画像を表示できるカラー陰極線管を提供で
きる。
【0033】本実施例では、その中央部(A)をプレス
マスクの曲率半径が最も大なる部分を含む領域である有
孔領域2の横方向中央の略1/3程度の幅を有する範囲
とした。しかし、この中央部(A)の範囲は、上記略1
/3程度の幅を含む比較的曲率半径が大なる領域である
有孔領域2の横方向中央の略2/3程度の幅としても、
同様の効果を奏する。
【0034】本実施例の具体的な数値例を記述すれば、
次のとおりである。板厚が0.25mmの鉄系素材を用
いたプレスマスク1の外形寸法における長軸沿いと短軸
沿いの各長さがそれぞれ約735mm、562mm、対
角長が約870mmの場合、中央部(A)の中心点O近
傍のスロットSL1の連結方向ピッチP1は0.84±
0.005mm、周辺部(B)のコーナー近傍のスロッ
トSL2の連結方向ピッチP2は1.40±0.005
mm、中央部(A)でのスロットSL1間を連結するブ
リッジBR1の連結スロット間幅B1及び周辺部(B)
でのスロットSL2間を連結するブリッジBR2の連結
スロット間幅B2は共に0.1500±0.005mm
である。なお、上記スロットの連結方向ピッチは、汎用
のテレビ受像機用カラー陰極線管に用いられるシャドウ
マスクにおける数値例である。例えば、ハイビジョン、
デジタル放送用のテレビ受像機用カラー陰極線管に用い
られるシャドウマスクでは、中央部(A)のスロットS
L1の連結方向ピッチP1を0.60±0.005m
m、周辺部(B)のスロットSL2の連結方向ピッチP
2を0.84±0.005mmとして、画像の表示密度
を高くしている。
【0035】また、スロットの連結方向ピッチの中央部
(A)に対する周辺部(B)の比率P2/P1は1.0
5〜1.85が好ましい。ブリッジの連結スロット間隔
が中央部(A)と周辺部(B)で同じ場合、P2/P1
が1.05を下るフラットフェース型陰極線管の画面周
辺部における輝度向上の効果が小さい。一方、P2/P
1が1.85を超えると陰極線管の画面周辺部における
表示画像の垂直解像度が劣化する。
【0036】また、上記数値例ではスロットの連結方向
ピッチを中央部(A)と周辺部(B)で各1種類(計2
種類)としているが、上記P2/P1が1.85を超え
ない範囲で中心点Oから長軸端、短軸端及びコーナーの
少なくとも1つの方向に向かって徐々に増加させても、
同様の効果を奏する。特に、横縦比が16:9等のワイ
ド画面のカラー陰極線管においては、少なくとも中心点
Oから偏向角の大きい長軸端またはコーナーの方向に向
かって上記P2/P1を徐々に増加させると、効果的に
画面全域における輝度均一性が向上する。また、スロッ
トの連結方向ピッチを周辺部(B)でのみ上記のように
P2/P1を徐々に増加させても、同様の効果を奏す
る。
【0037】図3は本発明によるカラー陰極線管の第2
実施例を説明する図2と同様の要部平面図である。本実
施例では、中央部(A)のスロットSL1の連結方向ピ
ッチP1、周辺部(B)のスロットSL2の連結方向ピ
ッチP2、中央部(A)でのスロットSL1間を連結す
るブリッジBR1の連結スロット間幅B1、周辺部
(B)でのスロットSL2間を連結するブリッジBR2
の連結スロット間幅B2の関係を、P1<P2、かつB
1>B2としたものである。
【0038】この実施例の構成によって、第1実施例に
比べて中央部(A)の単位面積当たりのブリッジBR1
の面積が周辺部(B)のそれよりも更に大きくなる。し
たがって、プレスマスクの中央部(A)の機械的な強度
を周辺部(B)のそれよりも更に大きくすることがで
き、曲率半径が大きくなった場合でもその湾曲形状を充
分に保持できることになる。
【0039】その結果、第1実施例と同様にプレスマス
クの不所望な変形が抑制され、カラー陰極線管の色ずれ
や色むらを抑制することが可能となる。また、第1実施
例に比べて、周辺部(B)でのスロットSL2の開口率
が中央部(A)のそれより更に高くなることで、周辺部
の明るさを更に向上させることができる。そして、光透
過率の低いティントパネルを用いた場合でも周辺部の低
透過率を効率良く補正して画面全体で高輝度の画像表示
が可能となり、高品質の画像を表示できるカラー陰極線
管を提供できる。また、第2実施例では、陰極線管のパ
ネル周辺部の輝度が効果的に向上するので、ティントパ
ネルより更に光透過率の低いダークティント生地を用い
たパネル(ダークティントパネル)を適用できる。そし
て、更にコントラストの高い画像を表示できるカラー陰
極線管を提供できる。
【0040】本実施例でも、第1実施例と同様に、中央
部(A)の範囲を有孔領域2の横方向中央の2/3程度
の幅に拡大しても、同様の効果を奏する。
【0041】本実施例の具体的な数値例は次の通りであ
る。プレスマスク1の中心点O(X−X軸とY−Y軸と
の交点又はその近傍)でのスロットSL1間を連結する
ブリッジBR1の連結スロット間幅B1は0.1500
mm、プレスマスク1のコーナー近傍及び長軸端近傍で
のスロットSL2間を連結するブリッジBR2の連結ス
ロット間幅B2は各々0.1379mm及び0.141
2mmである。また、中心点Oから長軸方向端部及びコ
ーナーに向かって各々ブリッジの連結スロット間幅が徐
々に減少している。その他の数値例は上記第1実施例と
同様である。
【0042】図4は本発明によるカラー陰極線管の第3
実施例を説明する図2および図3と同様の要部平面図で
ある。本実施例では、中央部(A)のスロットSL1の
連結方向ピッチP1、周辺部(B)のスロットSL2の
連結方向ピッチP2、中央部(A)でのスロットSL1
間を連結するブリッジBR1の連結スロット間幅B1、
周辺部(B)でのスロットSL2間を連結するブリッジ
BR2の連結スロット間幅B2の関係を、P1=P2、
かつB1>B2としたものである。
【0043】この実施例の構成によっても、第1実施例
と同様の作用、効果を奏し、高品質の画像を表示できる
カラー陰極線管を提供できる。また、第3実施例では、
スロットの長手方向ピッチが中央部と周辺部で等しいの
で、陰極線管の画面周辺部における表示画像の垂直解像
度の劣化が軽減される。そして、高精細の画像を表示で
きるカラー陰極線管を提供できる。
【0044】本実施例でも、第1及び第2実施例と同様
に中央部(A)の範囲を有孔領域2の横方向中央の略2
/3程度の幅としても、同様の効果を奏する。
【0045】本実施例の具体的な数値例は次の通りであ
る。中央部(A)のスロットSL1の連結方向ピッチP
1及び周辺部(B)のスロットSL2の連結方向ピッチ
P2は共に0.84mmである。その他の数値例は上記
第2実施例と同様である。
【0046】図5は本発明によるカラー陰極線管の第4
実施例を説明するプレスマスクの平面図であり、図1と
同様の模式的な説明図である。
【0047】図5において、プレスマスク1の有孔領域
2の縦方向中央の略1/3程度の幅Hを有する範囲が中
央部(A)であり、その上下両側を周辺部(B)として
いる。中央部(A)とした上記略1/3の範囲は、プレ
スマスクの曲率半径が最も大なる部分を含む領域であ
る。
【0048】この中央部(A)および周辺部(B)に形
成するスロットの連結方向ピッチとスロット間を連結す
るブリッジの連結スロット間幅を前記の図2〜図4で説
明した第1実施例〜第3実施例の何れかと同様の関係で
形成した。
【0049】本実施例でも、前記各実施例と同様の作
用、効果を奏し、高品質の画像を表示できるカラー陰極
線管を提供できる。
【0050】また、本実施例でも、中央部(A)の範囲
をプレスマスクの曲率半径が最も大なる部分を含む領域
である有孔領域2の縦方向中央の略1/3程度の幅に限
らず、この略1/3程度の幅を含む比較的曲率半径が大
なる領域である有孔領域2の縦方向中央の略2/3程度
の幅としても、同様の効果を奏する。
【0051】図6は本発明によるカラー陰極線管の第5
実施例を説明するプレスマスクの平面図であり、図5と
同様の模式的な説明図である。
【0052】本実施例では、プレスマスク1の有孔領域
2の横方向中央の略1/3程度の幅Wと縦方向中央の略
1/3程度の幅Hを有する範囲が中央部(A)であり、
その周囲を周辺部(B)としている。中央部(A)とし
た上記横方向と縦方向の各略1/3の範囲は、プレスマ
スクの曲率半径が最も大なる部分を含む領域である。
【0053】この中央部(A)および周辺部(B)に形
成するスロットの連結方向ピッチとスロット間を連結す
るブリッジの連結スロット間幅を前記の図2〜図4で説
明した第1実施例〜第3実施例の何れかと同様の関係で
形成した。
【0054】本実施例でも、前記各実施例と同様の作
用、効果を奏し、高品質の画像を表示できるカラー陰極
線管を提供できる。
【0055】また、本実施例でも、中央部(A)の範囲
をプレスマスクの曲率半径が最も大なる部分を含む領域
である有孔領域2の横方向と縦方向の各中央の略1/3
程度の幅で囲まれる範囲(W×H)に限らず、この各略
1/3程度の幅を含む比較的曲率半径が大なる領域であ
る有孔領域2の横方向と縦方向の各中央の一方またはそ
れぞれの略2/3程度の幅で囲まれる領域としても、同
様の効果を奏する。さらに、中央部(A)の範囲は、上
記有孔領域の横方向と縦方向の各中央の略1/3〜2/
3程度の径を有する円形、長円形または楕円形としても
同様の効果を奏する。
【0056】図7は本発明によるカラー陰極線管の第6
実施例を説明するプレスマスクの平面図であり、図5お
よび図6と同様の模式的な説明図である。
【0057】本実施例では、プレスマスク1の有孔領域
2の横方向の中央の略1/3程度の幅Wを有する範囲が
中央部(A)であり、その左右両側の中間部(C)を介
した領域を周辺部(B)としている。中央部(A)とし
た上記横方向の略1/3の範囲は、プレスマスクの曲率
半径が最も大なる部分を含む領域である。
【0058】この中央部(A)および周辺部(B)に形
成するスロットの連結方向ピッチとスロット間を連結す
るブリッジの連結スロット間幅を前記の図2〜図4で説
明した第1実施例〜第3実施例の何れかと同様の関係で
形成した。そして、中間部(C)に形成するスロットの
長手方向ピッチおよびスロットを長手方向に連結するブ
リッジの連結方向幅は、中央部(A)と周辺部(B)の
中間の値のピッチおよび幅としてある。
【0059】本実施例により、中央部(A)の単位面積
当たりのブリッジBR1の面積が周辺部(B)のそれよ
りも大きくなる。したがって、プレスマスクの中央部
(A)の機械的な強度を周辺部(B)のそれよりも大き
くすることができる。また、中央部(A)から周辺部
(B)への機械的な強度を中間部(C)を介在させるこ
とで徐々に変化させることができ、曲率半径が大きくな
った場合でもその湾曲形状を無理なく保持できることに
なる。
【0060】その結果、前記各実施例と同様にプレスマ
スクの変形が抑制され、カラー陰極線管の色ずれや色む
らを抑制することが可能となると共に、周辺部(B)で
のスロットSL2の開口率が中央部(A)のそれよりも
徐々に高くなり、周辺部の明るさをより均一となるよう
に向上させることができる。そして、光透過率の低いテ
ィントパネルを用いた場合でも周辺部の低透過率を補正
して画面全体で高輝度の画像表示が可能となり、高品質
の画像を表示できるカラー陰極線管を提供できる。
【0061】また、本実施例でも、中央部(A)の範囲
をプレスマスクの曲率半径が最も大なる部分を含む領域
である有孔領域2の横方向中央の略1/3程度の幅に限
らず、略2/3程度の幅とし、周辺部(B)との間に若
干の中間部(C)を介在させても同様の効果を奏する。
この中間部(C)の幅は有孔領域の大きさ、すなわちプ
レスマスクのサイズに応じて適宜設定する。
【0062】図8は本発明によるカラー陰極線管の第7
実施例を説明するプレスマスクの平面図であり、図5〜
図7と同様の模式的な説明図である。
【0063】本実施例は図5で説明した本発明の第4実
施例における中央部(A)と周辺部(B)の間に中間部
(C)を介在させたものであり、その効果は当該第4実
施例と前記図7で説明した中間部(C)の効果を組合せ
たものとなる。この中間部(C)の幅も第6実施例と同
様に有孔領域の大きさ、すなわちプレスマスクのサイズ
に応じて適宜設定する。
【0064】本実施例によっても、前記第6実施例と同
様の作用、効果を奏し、高品質の画像を表示できるカラ
ー陰極線管を提供できる。
【0065】図9は本発明によるカラー陰極線管の第8
実施例を説明するプレスマスクの平面図であり、図5〜
図8と同様の模式的な説明図である。
【0066】本実施例は図6で説明した本発明の第5実
施例における中央部(A)と周辺部(B)の間に中間部
(C)を介在させたものであり、その効果は当該第5実
施例と前記図7および図8で説明した中間部(C)の効
果を組合せたものとなる。この中間部(C)の幅も第6
及び第7実施例と同様に有孔領域の大きさ、すなわちプ
レスマスクのサイズに応じて適宜設定する。
【0067】本実施例によっても、前記第6及び第7実
施例と同様の作用、効果を奏し、高品質の画像を表示で
きるカラー陰極線管を提供できる。
【0068】次に、上記した本発明のカラー陰極線管に
用いるプレスマスクの詳細と、このプレスマスクを用い
たカラー陰極線管の全体構成を説明する。
【0069】図10はプレスマスクの整形前の中間部材
の形状を説明する平面図である。この中間部材1’は鉄
系金属の薄板の有孔領域2に多数のスロットSL(SL
1、SL2)をエッチング処理で形成してある。中央部
のスロットSL1と周辺部のスロットSL2は、前記の
各実施例の何れかで説明した形状で配置されている。
【0070】図11は図10に示した中間部材を湾曲形
状にプレス整形してマスクフレームに固定したプレスマ
スク組立構体の説明図であり、(a)は蛍光面と対向す
る側から見た平面図、(b)は(a)の短辺側側面図、
(c)は(a)の長辺側側面図を示す。
【0071】プレスマスク1はプレス加工により、その
有孔領域に蛍光面側に凸となる如く湾曲する形状とさ
れ、かつ周縁をカラー陰極線管の管軸と平行する方向に
屈曲して成形されている。
【0072】屈曲された周縁を枠状部材であるマスクフ
レーム3の内壁に溶接され、そのコーナー部の外壁にカ
ラー陰極線管のパネル内に装着するための懸架スプリン
グ4が溶接固定されている。なお、マスクフレーム3に
は、当該マスクフレームの機械的強度を補強するための
凹溝4a、4bが適宜付与されている。なお、上記の機
械的強度の補強手段は、図11に示したものに限るもの
ではなく、既知の補強手段を適用できる。
【0073】図12は図11に示したプレスマスク組立
構体の要部構造の説明図であり、(a)は図11の
(a)におけるX’−X”あるいはY’−Y”に沿った
断面図、(b)は図11のコーナー部におけるプレスマ
スクとマスクフレームの組合せ構造を説明する部分図で
ある。
【0074】図12の(a)において、プレスマスク1
はマスクフレーム3の内壁に嵌入されて図中に×で示し
た溶接点で溶接される。この溶接点はマスクフレームを
周回する複数箇所にあり、その点数と位置はプレスマス
ク組立構体のサイズ、湾曲の曲率半径、その他の条件で
設定される。
【0075】プレスマスク組立構体のコーナー部には、
図12の(b)に示したような壁面3aを有し、この壁
面3aに懸架スプリング4(図11参照)を溶接する。
【0076】このように組立てられたプレスマスク組立
構体はカラー陰極線管のパネル内面に塗布されている蛍
光面に近接して設置される。パネルへのプレスマスク組
立構体の設置は、当該パネルの側壁内面に植立したスタ
ッドピンに図11に示した懸架スプリングを係合させる
ことで行う。
【0077】図13は本発明のカラー陰極線管の全体構
成例を模式的に説明する断面図である。このカラー陰極
線管は、表示面が略矩形状のティントガラスからなるパ
ネル6と3本の電子ビームBを出射する電子銃10を収
容するネック8、およびパネル6とネック8を連接する
略漏斗状のファンネル7とで構成した真空外囲器を有す
る。
【0078】上記ティントガラスからなるパネル6の光
透過率の標準値は57%で、これは波長546nmでガ
ラス肉厚10.16mmに対する値である。このティン
トパネルは上記標準値±2%の範囲で定義される。上記
光透過率として略60%以下のパネルを用いると、カラ
ー陰極線管における高コントラスト画像が得られる。ま
た、上記ティントパネルより更に高コントラスト画像表
示に適しているダークティントパネルは、光透過率の標
準値が46%で、この標準値±2%の範囲で定義され
る。
【0079】この真空外囲器を構成するパネル6の外面
すなわち表示面は平坦面、または非常に大きな曲率半径
を有してごく僅かに湾曲している、所謂フラットフェー
スタイプである。
【0080】図14はパネルの対角方向の詳細形状を説
明する部分断面図である。湾曲しているパネルの外面が
非球面形状の場合、パネル外面の任意の位置によってそ
の曲率半径が異なる。そこで、このパネル外面の曲率を
等価曲率半径Rd(mm)として次のように定義するこ
とができる。
【0081】Rd=(Zd2 +Dd2 )/2Zd 但し、Ddはパネル外面の中央から蛍光面有効領域端部
までの管軸と直交する方向の距離(mm)、Zdは上記
蛍光面有効領域端部におけるパネル外面の中央から管軸
方向の落ち込み量(mm)である。なお、上記パネル外
面を、パネル内面またはシャドウマスク(プレスマス
ク)に置き換えても同様に定義できる。また、上記対角
方向を、長軸方向または端軸方向に置き換えても同様に
定義できる。
【0082】陰極線管の画面サイズの大小によっては、
パネル外面の曲率半径が同じであってもフラット感が異
なる。そこで、このフラット感の評価として、画面サイ
ズに関係なく標準化したパネルの外面曲率半径Ro(m
m)及び内面曲率半径Ri(mm)を各々次のように定
義する。
【0083】Ro=42.5V+45.0 Ri=40.0V+40.0 但し、Vは画面の対角方向の有効径(インチ)である。
そして、上記標準化したパネルの外面曲率半径Roまた
は内面曲率半径Riの倍数でパネルのフラットさの程度
を表現することができる。なお、上記の有効径を表す
“インチ”は、陰極線管の画面サイズを表現するために
慣用的に使用されている用語であって、一般には「○○
インチ型陰極線管」などのように用いられる数値であ
る。
【0084】本発明では、パネル外面の等価曲率半径を
10Ro以上とすることによって、画面を略フラットに
見せている。また、同20Roとすると、画面はほとん
ど完全なフラットに見える。
【0085】また、本発明では、シャドウマスクとして
有孔領域を凸状に湾曲させたプレスマスク1を用いるた
め、パネル6の内面については上記外面のようにフラッ
トフェースタイプとすることができず、この外面よりも
相当大きな曲率で湾曲させている。そして、その内面
は、パネル6の有効画面コーナー(対角方向端)の管軸
方向肉厚Tdが中央の管軸方向肉厚Tcより相当厚肉と
なるように曲面を有し、外面側に凹となっている。
【0086】陰極線管の画面中央と周辺における明るさ
むら低減と画像のコントラスト向上を両立させるために
は、パネル有効画面コーナー(対角方向端)と中央にお
ける肉厚差Td−Tc(対角方向ウェッジ量Wd)を出
来るだけ小さくして、出来るだけ光透過率の低いガラス
生地を用いることが望ましい。
【0087】本発明では、上記対角方向ウェッジ量Wd
とパネル中央肉厚Tcとの比Wd/Tcを0.8以下と
することにより、光透過率が60%以下のティントパネ
ルを適用できる。また、上記比Wd/Tcを0.7以下
とすることにより、光透過率が50%以下のダークティ
ントパネルを適用できる。上記対角方向ウェッジ量Wd
としては、ティントパネルを用いる場合12mm以下、
ダークティントパネルを用いる場合10mm以下が好ま
しい。そして、このときのパネル6の内面の等価曲率半
径としては、対角方向で6000mm以上が好ましい。
【0088】プレスマスク1の有孔領域の曲面は、蛍光
面13に電子ビームBを容易にランディングさせるため
に、なるべくパネル6の内面に倣うように形成されてい
ることが望ましい。
【0089】本発明では、プレスマスク1の等価曲率半
径を有孔領域の対角方向で4000mm以上としてい
る。これは従来のラウンドフェース型のカラー陰極線管
のプレスマスクに比べてかなり大きな曲率半径であり、
プレスマスク中央部の機械的強度が低下する方向であ
る。しかし、上記本発明による各実施例の何れかのプレ
スマスクを採用することにより、機械的強度の問題を対
策している。
【0090】パネル6の内面には3色の蛍光体画素を所
定の配列で塗布した蛍光面13が形成されている。
【0091】プレスマスク1をマスクフレーム3に溶接
したプレスマスク組立構体30は、そのコーナー部に溶
接した懸架スプリング4をパネル6の側壁内面に植立し
たスタッドピン9に係合させて取り付けられている。ま
た、このプレスマスク組立構体30の電子銃側には、地
磁気などの外部磁界から電子ビームBを遮蔽するための
磁気シールド5が取り付けてある。
【0092】ファンネル7のネック8側には、電子銃1
0から出射した3本の電子ビームBを水平方向(X−X
方向、横方向)と垂直方向(Y−Y方向、縦方向)に偏
向するための偏向ヨーク11が装架されている。ネック
8の外周には、電子ビームの間隔や相互位置、進路方向
に作用して色純度やビーム集中ずれ(ミスコンバーゼン
ス)を補正するための補助磁気装置12が装着されてい
る。
【0093】電子銃8には図示しない外部回路から画像
信号が供給される。この画像信号で3本の電子ビームを
変調し、変調された電子ビームBは蛍光面13方向に出
射され、その途上で偏向ヨークで発生される水平磁界と
垂直磁界により偏向され、蛍光面13上に2次元画像を
再生する。
【0094】上記した本発明のカラー陰極線管は、前記
各実施例の何れかで説明したプレスマスクを備えたこと
により、外部衝撃の印加や動作温度の影響で当該プレス
マスクに変形が発生し難く、したがって色ずれや色むら
の発生を著しく低減した高品質の画像を表示できる。
【0095】なお、本発明は、上記の実施例に限定され
るものではなく、特許請求の範囲に記述した本発明の技
術思想を逸脱することなく種々の変形が可能であること
は言うまでもない。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
色選択電極としてのシャドウマスクの変形が抑制される
ため、また有孔領域の周辺部の電子ビーム透過率を向上
できるため、大型、超大型でフラットフェース型のカラ
ー陰極線管でも、ティントパネルとプレスマスクの組み
合わせが可能となり、色ずれや色むらのない高品質のカ
ラー陰極線管を低コストで実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカラー陰極線管の第1実施例を説
明するプレスマスクの平面図である。
【図2】図1における中央部と周辺部の各スロットとブ
リッジを模式的に説明する要部平面図である。
【図3】本発明によるカラー陰極線管の第2実施例を説
明する図2と同様の要部平面図である。
【図4】本発明によるカラー陰極線管の第3実施例を説
明する図2および図3と同様の要部平面図である。
【図5】本発明によるカラー陰極線管の第4実施例を説
明するプレスマスクの平面図である。
【図6】本発明によるカラー陰極線管の第5実施例を説
明するプレスマスクの平面図である。
【図7】本発明によるカラー陰極線管の第6実施例を説
明するプレスマスクの平面図である。
【図8】本発明によるカラー陰極線管の第7実施例を説
明するプレスマスクの平面図である。
【図9】本発明によるカラー陰極線管の第8実施例を説
明するプレスマスクの平面図である。
【図10】プレスマスクの整形前のプレス抜きした中間
部材の形状を説明する平面図である。
【図11】図10に示した中間部材を湾曲形状にプレス
整形してマスクフレームに固定したプレスマスク組立構
体の説明図である。
【図12】図11に示したプレスマスク組立構体の要部
構造の説明図である。
【図13】本発明のカラー陰極線管の全体構成例を模式
的に説明する断面図である。
【図14】パネルの詳細形状を説明する部分断面図であ
る。
【符号の説明】
1 プレスマスク 1’ プレスマスクの中間部材 2 有孔領域 3 マスクフレーム 4 懸架スプリング 5 磁気シールド 6 パネル 7 ファンネル 8 ネック 9 スタッドピン 10 電子銃 11 偏向ヨーク 12 補助磁気装置 13 蛍光面 30 プレスマスク組立構体。 SL(SL1、SL2) スロット BR(BR1、BR2) ブリッジ P1,P2 スロットピッチ BR1,BR2 ブリッジの連結スロット間幅。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年1月16日(2001.1.1
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】図2の(a)は図1の中央部(A)の中心
点O(X−X軸とY−Y軸の交点)近傍におけるスロッ
トの長手方向ピッチとブリッジの連結方向幅を、同
(b)は周辺部(B)の任意の点におけるスロットの長
手方向ピッチとブリッジの連結方向幅を示す。中央部
(A)および周辺部(B)にそれぞれ形成するスロット
SL1及びSL2は、プレスマスク1の短軸(Y−Y
軸)と平行な方向に長手方向を有して該長手方向にそれ
ぞれブリッジBR1及びBR2で連結されて配置してい
る。なお、スロットを長手方向に連結するブリッジと
は、プレスマスク有孔領域の縦方向(Y−Y軸(短軸)
と平行方向)のスロットの列におけるスロット間領域で
ある。すなわち、ブリッジとは、スロットの短方向
(長手方向に直交する方向)の幅におけるスロット間領
域である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】また、スロットの連結方向ピッチの中央部
(A)に対する周辺部(B)の比率P2/P1は1.0
5〜1.85が好ましい。ブリッジの連結スロット間隔
が中央部(A)と周辺部(B)で同じ場合、P2/P1
が1.05を下るフラットフェース型陰極線管の画面
周辺部における輝度向上の効果が小さい。一方、P2/
P1が1.85を超えると陰極線管の画面周辺部におけ
る表示画像の垂直解像度が劣化する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0073
【補正方法】変更
【補正内容】
【0073】図12は図11に示したプレスマスク組立
構体の要部構造の説明図であり、(a)は図11の
(a)におけるC’−C”、X’−X”あるいはY’−
Y”に沿った断面図、(b)は図11のコーナー部にお
けるプレスマスクとマスクフレームの組合せ構造を説明
する部分図である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカラー陰極線管の第1実施例を説
明するプレスマスクの平面図である。
【図2】図1における中央部と周辺部の各スロットとブ
リッジを模式的に説明する要部平面図である。
【図3】本発明によるカラー陰極線管の第2実施例を説
明する図2と同様の要部平面図である。
【図4】本発明によるカラー陰極線管の第3実施例を説
明する図2および図3と同様の要部平面図である。
【図5】本発明によるカラー陰極線管の第4実施例を説
明するプレスマスクの平面図である。
【図6】本発明によるカラー陰極線管の第5実施例を説
明するプレスマスクの平面図である。
【図7】本発明によるカラー陰極線管の第6実施例を説
明するプレスマスクの平面図である。
【図8】本発明によるカラー陰極線管の第7実施例を説
明するプレスマスクの平面図である。
【図9】本発明によるカラー陰極線管の第8実施例を説
明するプレスマスクの平面図である。
【図10】プレスマスクの整形前の中間部材の形状を説
明する平面図である。
【図11】図10に示した中間部材を湾曲形状にプレス
整形してマスクフレームニに固定したプレスマスク組立
構体の説明図である。
【図12】図11に示したプレスマスク組立構体の要部
構造の説明図である。
【図13】本発明のカラー陰極線管の全体構成例を模式
的に説明する断面図である。
【図14】パネルの詳細形状を説明する部分断面図であ
る。
【符号の説明】 1 プレスマスク 1’ プレスマスクの中間部材 2 有孔領域 3 マスクフレーム 4 懸架スプリング 5 磁気シールド 6 パネル 7 ファンネル 8 ネック 9 スタッドピン 10 電子銃 11 偏向ヨーク 12 補助磁気装置 13 蛍光面 30 プレスマスク組立構体 SL(SL1、SL2) スロット BR(BR1、BR2) ブリッジ P1,P2 スロットピッチ BR1,BR2 ブリッジの連結スロット間幅。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長辺と短辺で構成される略矩形形状で、等
    価曲率半径が外面より小となるごとく湾曲した内面を有
    して該内面に蛍光面を形成したパネルと、電子銃を収容
    したネックと、上記パネルと上記ネックを連接するファ
    ンネルとで真空外囲器を構成し、上記パネルの内面に近
    接して上記蛍光面側に凸となるごとく湾曲した曲率を有
    すると共に長手方向をブリッジで連結した多数のスロッ
    トを形成した有孔領域を有するプレスマスクを配置した
    カラー陰極線管であって、 上記蛍光面の有効領域における上記パネル外面の対角方
    向の等価曲率半径をRd(mm)、該蛍光面の対角方向
    の有効径をV(インチ)としたとき、Rd≧10(4
    2.5V+45.0)であり、 上記パネルの光透過率が60%以下であり、 上記プレスマスクのスロットの単位面積当たりの開口比
    率が上記有孔領域の中央より対角方向端部で大きいこと
    を特徴とするカラー陰極線管。
  2. 【請求項2】上記プレスマスクの有孔領域における、中
    央でのスロットの連結方向ピッチをP1、対角方向端部
    でのスロットの連結方向ピッチをP2としたとき、P1
    <P2であることを特徴とする請求項1記載のカラー陰
    極線管。
  3. 【請求項3】上記プレスマスクの有孔領域における、中
    央でのスロットの連結方向ピッチをP1、対角方向端部
    でのスロットの連結方向ピッチをP2とし、上記中央で
    のブリッジの連結スロット間幅をB1、対角方向端部で
    のブリッジの連結スロット間幅をB2としたとき、P1
    <P2、かつB1>B2であることを特徴とする請求項
    1記載のカラー陰極線管。
  4. 【請求項4】上記プレスマスクの有孔領域における、中
    央でのブリッジの連結スロット間幅をB1、対角方向端
    部でのブリッジの連結スロット間幅をB2としたとき、
    B1>B2であることを特徴とする請求項1記載のカラ
    ー陰極線管。
  5. 【請求項5】上記パネルの光透過率が50%以下である
    ことを特徴とする請求項1記載のカラー陰極線管。
  6. 【請求項6】長辺と短辺で構成される略矩形形状で、等
    価曲率半径が外面より小となるごとく湾曲した内面を有
    し、該内面に蛍光面を形成したパネルと、電子銃を収容
    したネックと、上記パネルと上記ネックを連接するファ
    ンネルとで真空外囲器を構成し、上記パネルの内面に近
    接して上記蛍光面側に凸となるごとく湾曲した曲率を有
    すると共に長手方向をブリッジで連結した多数のスロッ
    トを形成した有孔領域を有するプレスマスクを配置した
    カラー陰極線管であって、 上記蛍光面の有効領域における上記パネル外面の対角方
    向の等価曲率半径をRd(mm)、該蛍光面の対角方向
    の有効径をV(インチ)としたとき、Rd≧10(4
    2.5V+45.0)であり、 上記蛍光面の有効領域における上記パネルの対角方向端
    部の管軸方向厚さをTd、中央の管軸方向厚さをTcと
    したとき、(Td−Tc)/Tc≦0.8であり、 上記プレスマスクのブリッジの単位面積当りの比率が上
    記有孔領域の対角方向端部より中央で大きいことを特徴
    とするカラー陰極線管。
  7. 【請求項7】上記プレスマスクの有孔領域における、中
    央でのスロットの連結方向ピッチをP1、対角方向端部
    でのスロットの連結方向ピッチをP2としたとき、P1
    <P2であることを特徴とする請求項6記載のカラー陰
    極線管。
  8. 【請求項8】上記プレスマスクの有孔領域における、中
    央でのスロットの連結方向ピッチをP1、対角方向端部
    でのスロットの連結方向ピッチをP2とし、上記中央で
    のブリッジの連結スロット間幅をB1、対角方向端部で
    のブリッジの連結スロット間幅をB2としたとき、P1
    <P2、かつB1>B2であることを特徴とする請求項
    6記載のカラー陰極線管。
  9. 【請求項9】上記プレスマスクの有孔領域における、中
    央でのブリッジの連結スロット間幅をB1、対角方向端
    部でのブリッジの連結スロット間幅をB2としたとき、
    B1>B2であることを特徴とする請求項6記載のカラ
    ー陰極線管。
  10. 【請求項10】Td−Tc≦12mmであることを特徴
    とする請求項6記載のカラー陰極線管。
  11. 【請求項11】上記パネルの光透過率が60%以下であ
    ることを特徴とする請求項6記載のカラー陰極線管。
  12. 【請求項12】(Td−Tc)/Tc≦0.7mmであ
    ることを特徴とする請求項6記載のカラー陰極線管。
  13. 【請求項13】Td−Tc≦10mmであることを特徴
    とする請求項12記載のカラー陰極線管。
  14. 【請求項14】上記パネルの光透過率が50%以下であ
    ることを特徴とする請求項12記載のカラー陰極線管。
  15. 【請求項15】上記蛍光面の対角方向の有効径が76c
    m以上であることを特徴とする請求項6記載のカラー陰
    極線管。
  16. 【請求項16】長辺と短辺で構成される略矩形形状で、
    等価曲率半径が外面より小となるごとく湾曲した内面を
    有し、該内面に蛍光面を形成したパネルと、電子銃を収
    容したネックと、上記パネルと上記ネックを連接するフ
    ァンネルとで真空外囲器を構成し、上記パネルの内面に
    近接して上記蛍光面側に凸となるごとく湾曲した曲率を
    有すると共に長手方向をブリッジで連結した多数のスロ
    ットを形成した有孔領域を有するプレスマスクを配置し
    たカラー陰極線管であって、上記蛍光面の有効領域にお
    ける上記パネル外面の対角方向の等価曲率半径をRd
    (mm)、該蛍光面の対角方向の有効径をV(インチ)
    としたとき、Rd≧10(42.5V+45.0)であ
    り、 上記プレスマスクのスロットの単位面積当りの開口比率
    が上記有孔領域の中央より対角方向端部で大きく、 上記プレスマスクのブリッジの単位面積当りの比率が上
    記有孔領域の対角方向端部より中央で大きいことを特徴
    とするカラー陰極線管。
  17. 【請求項17】上記プレスマスクの有孔領域における、
    中央でのスロットの連結方向ピッチをP1、対角方向端
    部でのスロットの連結方向ピッチをP2とたとき、P1
    <P2であることを特徴とする請求項16記載のカラー
    陰極線管。
  18. 【請求項18】上記プレスマスクの有孔領域における、
    中央でのスロットの連結方向ピッチをP1、対角方向端
    部でのスロットの連結方向ピッチをP2とし、上記中央
    でのブリッジの連結スロット間幅をB1、対角方向端部
    でのブリッジの連結スロット間幅をB2としたとき、P
    1<P2、かつB1>B2であることを特徴とする請求
    項16記載のカラー陰極線管。
  19. 【請求項19】上記プレスマスクの有孔領域における、
    中央でのブリッジの連結スロット間幅をB1、対角方向
    端部でのブリッジの連結スロット間幅をB2としたと
    き、B1>B2であることを特徴とする請求項16記載
    のカラー陰極線管。
  20. 【請求項20】上記蛍光面の対角方向の有効径が76c
    m以上であることを特徴とする請求項16記載のカラー
    陰極線管。
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